JPS63203612A - シ−ト状軟膏剤 - Google Patents
シ−ト状軟膏剤Info
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Landscapes
- Medicinal Preparation (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は各袖皮膚炎等の外部疾患の治療に有用である軟
膏剤に関し、更に詳しくは、使用に便利であり且つ治療
効果に優れたシート状軟膏剤に関する。
膏剤に関し、更に詳しくは、使用に便利であり且つ治療
効果に優れたシート状軟膏剤に関する。
(従来の技術)
従来、各種皮膚炎等の疾患の治療には各種の軟膏剤が広
く使用されている。
く使用されている。
(発明が解決しようとしている間層点)上記従来の軟膏
剤は常温では殆ど流動性の無い高粘度の薬剤であり、そ
の使用に際しては、容器内に保存された軟膏剤を指先や
ヘラ等を用いてすくい採り、患部に塗布し、必要に応じ
てその上にガーゼや包帯等を施して使用しているが、次
のような欠点がある。
剤は常温では殆ど流動性の無い高粘度の薬剤であり、そ
の使用に際しては、容器内に保存された軟膏剤を指先や
ヘラ等を用いてすくい採り、患部に塗布し、必要に応じ
てその上にガーゼや包帯等を施して使用しているが、次
のような欠点がある。
(1)使用に際しては指先等を十分に消毒するとともに
、使用後は使用した指先に軟膏剤が付着しているのでガ
ーゼ等で拭ったり、水洗したりする必要があり、使用上
面倒である。
、使用後は使用した指先に軟膏剤が付着しているのでガ
ーゼ等で拭ったり、水洗したりする必要があり、使用上
面倒である。
(2)指先等で患部に塗布するため、治療に適当な量に
対して塗布量において過不足が生じ、従って十分な治療
効果が得られない場合が多い。
対して塗布量において過不足が生じ、従って十分な治療
効果が得られない場合が多い。
(3)更に軟膏剤の場合には、患部を十分に治療するた
めには%患部を軟膏剤膜によって外気から遮断するのが
望ましいが、指先等で軟膏剤を塗布する場合には厚く塗
布するのが困難で又均−な厚さに塗布するのは更に困難
であるため、患部を十分に外気から遮断することができ
ず、そのため十分な治療効果が挙げられない。
めには%患部を軟膏剤膜によって外気から遮断するのが
望ましいが、指先等で軟膏剤を塗布する場合には厚く塗
布するのが困難で又均−な厚さに塗布するのは更に困難
であるため、患部を十分に外気から遮断することができ
ず、そのため十分な治療効果が挙げられない。
従って以上の如き軟膏剤に関する従来技術の問題点を解
決する新たな技術の開発が要望されている。
決する新たな技術の開発が要望されている。
(問題点を解決するための手段)
本発明者は上記の問題点を解決すべく鋭意研究の結果本
発明を完成した。
発明を完成した。
すなわち、本発明は、繊維基材と軟膏剤とからなり、該
軟膏剤が繊維基材の繊維間に充填されていることを特徴
とするシート状軟膏剤である。
軟膏剤が繊維基材の繊維間に充填されていることを特徴
とするシート状軟膏剤である。
(好ましい実施態様)
次に本発明を、本発明の好ましい実施態様の一例を例示
する添付図面を参照して更に詳しく説明する。
する添付図面を参照して更に詳しく説明する。
第1図は本発明の一例のシート状軟膏剤10を示す斜視
図であり、第2図は第1図の一部の断面を図解的に示す
図であり、更に第3図は別の好ましい例の断面図を示す
図である(第2図及び第3図において交差している太線
斜線が繊維基材の繊維1を示し、それらの空隙中に軟膏
剤2が充填されている)。
図であり、第2図は第1図の一部の断面を図解的に示す
図であり、更に第3図は別の好ましい例の断面図を示す
図である(第2図及び第3図において交差している太線
斜線が繊維基材の繊維1を示し、それらの空隙中に軟膏
剤2が充填されている)。
本発明のシート状軟膏剤10は、図示の様に繊維基材1
と軟膏剤2とからなり、該軟膏剤2が繊維基材の繊維1
間に充填されていることを特徴とする。上記軟膏剤2は
第2図のように繊維基材の厚み全体にわたって充填され
てもよいし、又第3図のように繊維基材の一方の面の近
くは軟膏剤が充填されていなくてもよい。
と軟膏剤2とからなり、該軟膏剤2が繊維基材の繊維1
間に充填されていることを特徴とする。上記軟膏剤2は
第2図のように繊維基材の厚み全体にわたって充填され
てもよいし、又第3図のように繊維基材の一方の面の近
くは軟膏剤が充填されていなくてもよい。
上記本発明で使用する繊維基材は、脱脂綿の様なバラ繊
維、或いは各種糸片等でもよいし、又、リント布、ガー
ゼ等の各種織布又は不織布でもよく、いずれの繊維基材
でもよい。
維、或いは各種糸片等でもよいし、又、リント布、ガー
ゼ等の各種織布又は不織布でもよく、いずれの繊維基材
でもよい。
例えば、繊維基材がバラ繊維やバラ糸片等である場合に
は、軟膏剤を必要に応じて加熱して流動性を高め、この
中に上記の繊維基材を高濃度且つ均一に充填分散させた
ものを押出成形方法やカレンダー成形方法等によってシ
ート状に成形すればよい。
は、軟膏剤を必要に応じて加熱して流動性を高め、この
中に上記の繊維基材を高濃度且つ均一に充填分散させた
ものを押出成形方法やカレンダー成形方法等によってシ
ート状に成形すればよい。
又、繊維基材が織布又は不織布等である場合には、これ
らの繊維基材に、必要に応じて加熱して流動性を高めた
軟膏剤を塗布して十分に繊維間隙中に含浸或いは押込め
ればよい。
らの繊維基材に、必要に応じて加熱して流動性を高めた
軟膏剤を塗布して十分に繊維間隙中に含浸或いは押込め
ればよい。
含浸量は繊維間隙を充分に充填する量であれば何れの量
でもよく、繊維基材層の繊維密度(空隙率)及び厚さに
よって変化するが、一般的には1crrI″当り約0.
1乃至2g程度が好適である。又含浸した状態でのシー
トの厚さは、0.2乃至21m11程度が好適である。
でもよく、繊維基材層の繊維密度(空隙率)及び厚さに
よって変化するが、一般的には1crrI″当り約0.
1乃至2g程度が好適である。又含浸した状態でのシー
トの厚さは、0.2乃至21m11程度が好適である。
又、含浸はすべての繊維間隙に充填してもよいし、一部
の間隙は未充填のまま残しておいてもよい。
の間隙は未充填のまま残しておいてもよい。
上記で使用する軟膏剤は、いずれも従来公知の軟膏剤で
もよく特に限定されない。例えば、脂肪、脂肪油、ラノ
リン、ワセリン、パラフィン、蝋、硬膏剤、樹脂、プラ
スチック、高級アルコール、グリセリン、水又は界面活
性剤等を原料とした疎水性或いは親木性基材に、更に必
要に応じて疾患の性質及び種類に対応した他の医薬品を
混合したものであり、例えば、疎水性基材をベースとし
たもの、親水性基材をベースとしたもの等いずれの軟膏
剤でもよく、これらの軟膏剤はいずれも市場から容易に
入手して本発明において使用できるものである。
もよく特に限定されない。例えば、脂肪、脂肪油、ラノ
リン、ワセリン、パラフィン、蝋、硬膏剤、樹脂、プラ
スチック、高級アルコール、グリセリン、水又は界面活
性剤等を原料とした疎水性或いは親木性基材に、更に必
要に応じて疾患の性質及び種類に対応した他の医薬品を
混合したものであり、例えば、疎水性基材をベースとし
たもの、親水性基材をベースとしたもの等いずれの軟膏
剤でもよく、これらの軟膏剤はいずれも市場から容易に
入手して本発明において使用できるものである。
以上の如くして本発明のシート状軟膏剤10が得られる
が、これらのシート状軟膏剤は、そのサイズは特に限定
されず、大面積であって、使用に際して必要なサイズに
裁断して使用する形態でもよく、又予め裁断し易いよう
にミシン目等が入った状態でもよいし、又、予め直ちに
使用できるように第1図示の如く小サイズ(例えば5X
5cm)に裁断されたものでもよい。
が、これらのシート状軟膏剤は、そのサイズは特に限定
されず、大面積であって、使用に際して必要なサイズに
裁断して使用する形態でもよく、又予め裁断し易いよう
にミシン目等が入った状態でもよいし、又、予め直ちに
使用できるように第1図示の如く小サイズ(例えば5X
5cm)に裁断されたものでもよい。
第1図及第2図示の例は、本発明の好ましい態様を示す
もので、本発明のシート状軟膏剤10の両面にセロハン
、ポリエチレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニ
トリル、テフロン等の如きフィルムからなる表面層3及
び4を設けた例であり、このようにすれば、製造、保管
及び使用に際してシート10同士が互いに粘着すること
がなく取扱上有利であるばかりでなく、軟膏剤中に配合
した各種医薬品の揮散や変質を防止できる利点がある。
もので、本発明のシート状軟膏剤10の両面にセロハン
、ポリエチレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニ
トリル、テフロン等の如きフィルムからなる表面層3及
び4を設けた例であり、このようにすれば、製造、保管
及び使用に際してシート10同士が互いに粘着すること
がなく取扱上有利であるばかりでなく、軟膏剤中に配合
した各種医薬品の揮散や変質を防止できる利点がある。
又、使用に際してはその一方例えば3を剥離してその面
を患部に被覆すればよく、一方、反対面には別の層4が
積層されているので、体の他の部分、衣類或いはその上
にまく包帯等に粘着したり汚したりすることが無く有利
である。勿論、このようなセロハンフィルム等の表面層
3又は4はシート10の両面に設けず一方の面にのみ設
けてもよい。
を患部に被覆すればよく、一方、反対面には別の層4が
積層されているので、体の他の部分、衣類或いはその上
にまく包帯等に粘着したり汚したりすることが無く有利
である。勿論、このようなセロハンフィルム等の表面層
3又は4はシート10の両面に設けず一方の面にのみ設
けてもよい。
又、第3図示の例は本発明の別の好ましい1例を示すも
のであり、使用する繊維基材1が例えば、厚みの大な゛
リント布等の場合には、布の厚み全体に軟膏剤を含浸さ
せず、リント布の起毛部Aに軟膏剤2を十分に含浸させ
、裏面の織布部Bは未充填のままでもよい。本発明のシ
ート状軟膏剤は、その両面を使用することは少ないから
、むしろこの第3図示の例が好ましい。勿論、この例に
おいても表面層3を軟膏剤含浸側に設けることもでき、
更に裏面にも設けることができる。
のであり、使用する繊維基材1が例えば、厚みの大な゛
リント布等の場合には、布の厚み全体に軟膏剤を含浸さ
せず、リント布の起毛部Aに軟膏剤2を十分に含浸させ
、裏面の織布部Bは未充填のままでもよい。本発明のシ
ート状軟膏剤は、その両面を使用することは少ないから
、むしろこの第3図示の例が好ましい。勿論、この例に
おいても表面層3を軟膏剤含浸側に設けることもでき、
更に裏面にも設けることができる。
又、第1図示の例では、シート10の各頂点部の付近に
切込部5が入っているが、このような切込をシート10
の何れかに設けておくことによって、両面に設けた表面
層3又は4の剥離が容易になるとともに、シート10を
患部に貼るときに、該患部が平面でなく複雑の形状面で
あっても切込部5の拡張調整作用によってシート10が
患部の形状に追従できて患部に対して十分に密着した貼
合が可能になるという利点がある。勿論これらの切込5
は一ケ所でも数カ所でもよい。
切込部5が入っているが、このような切込をシート10
の何れかに設けておくことによって、両面に設けた表面
層3又は4の剥離が容易になるとともに、シート10を
患部に貼るときに、該患部が平面でなく複雑の形状面で
あっても切込部5の拡張調整作用によってシート10が
患部の形状に追従できて患部に対して十分に密着した貼
合が可能になるという利点がある。勿論これらの切込5
は一ケ所でも数カ所でもよい。
(作用・効果)
以上の如き本発明によれば、軟膏剤を繊維基材中に充填
して比較的厚いシート状にしたことによって、従来技術
における様に使用毎に指先等で軟膏剤を患部に塗布する
ときの指先等の消毒、汚れ、塗布量の不均一、厚み不足
等による煩雑性及び治療効果の低さという従来の軟膏剤
の問題点が十分に解決され、使用性及び治療効果が著し
く改善された新規な軟膏剤が提供される。
して比較的厚いシート状にしたことによって、従来技術
における様に使用毎に指先等で軟膏剤を患部に塗布する
ときの指先等の消毒、汚れ、塗布量の不均一、厚み不足
等による煩雑性及び治療効果の低さという従来の軟膏剤
の問題点が十分に解決され、使用性及び治療効果が著し
く改善された新規な軟膏剤が提供される。
又、従来の鎮痛用張薬等の場合と異なり、本発明のシー
ト状軟膏剤の場合には、軟膏剤を繊維基材表面に単に塗
工して塗工層を形成したのではなく、繊維基材の繊維間
隙全部或いは1部中に軟膏剤を充填したので、該シート
状軟膏剤を屈曲させても軟膏層にヒビ割れ等が生じるこ
となく、従って患部を外気から十分に遮断することがで
きるので、十分な治療効果を挙げることができる。
ト状軟膏剤の場合には、軟膏剤を繊維基材表面に単に塗
工して塗工層を形成したのではなく、繊維基材の繊維間
隙全部或いは1部中に軟膏剤を充填したので、該シート
状軟膏剤を屈曲させても軟膏層にヒビ割れ等が生じるこ
となく、従って患部を外気から十分に遮断することがで
きるので、十分な治療効果を挙げることができる。
又、好ましい実施態様では、シート10の一方の面又は
両方に表面層を積層することによって、使用性が更に改
善されるとともに、軟膏剤を瓶等の中に密閉保存しなく
ても軟膏剤中の医薬品の揮散や変質が充分に防止される
。
両方に表面層を積層することによって、使用性が更に改
善されるとともに、軟膏剤を瓶等の中に密閉保存しなく
ても軟膏剤中の医薬品の揮散や変質が充分に防止される
。
又別の好ましい例では周囲の何れかの箇所に切込を設け
ることにより、更に使用性が改善される。
ることにより、更に使用性が改善される。
次に実施例を挙げて更に本発明を具体的に説明する。尚
、文中、部又は%とあるのは特に断りの無い限りffl
量基準である。
、文中、部又は%とあるのは特に断りの無い限りffl
量基準である。
実施例1
ガラス容器内に蜜蝋23部及び植物油57部を入れて水
浴上で加温して溶解させ、これにグリセリン6部を攪拌
しながら混合し、更に酸化亜鉛粉末14部を少量づつ添
加混合し十分に均質化する。その後冷却して三本ロール
で三回混練して亜鉛!〜軟膏基材を調製した。この軟膏
基材95部に対し、グリテール5部を加えて十分に混練
してグリ−チル亜鉛華軟膏剤を調製した。
浴上で加温して溶解させ、これにグリセリン6部を攪拌
しながら混合し、更に酸化亜鉛粉末14部を少量づつ添
加混合し十分に均質化する。その後冷却して三本ロール
で三回混練して亜鉛!〜軟膏基材を調製した。この軟膏
基材95部に対し、グリテール5部を加えて十分に混練
してグリ−チル亜鉛華軟膏剤を調製した。
上記軟膏剤を加温して流動性を高めて、この中にガーゼ
3枚を重ねた布をいれて十分に含浸させ、二本ロールで
厚み0.9mmにしごいて成形し、冷却して本発明のシ
ート状軟膏剤を得た。次にこのシート状軟膏剤の両面に
厚さ15μmのポリ塩化ビニリデンフィルムを貼り合わ
せた。これを5crn”のサイズに裁断してコーナ一部
の両側にそれぞれ長さ1cmの切込を入れた。
3枚を重ねた布をいれて十分に含浸させ、二本ロールで
厚み0.9mmにしごいて成形し、冷却して本発明のシ
ート状軟膏剤を得た。次にこのシート状軟膏剤の両面に
厚さ15μmのポリ塩化ビニリデンフィルムを貼り合わ
せた。これを5crn”のサイズに裁断してコーナ一部
の両側にそれぞれ長さ1cmの切込を入れた。
上記本発明のシート状軟膏剤の一方の面のポリ塩化ビニ
リデンフィルムを剥離して、その剥離面を人体の腕部の
湿疹部(直径約3cm)に貼合し、その上から包帯を巻
いて固定した。3日後シート状軟膏を剥離したところ、
充分な治療効果が得られた。
リデンフィルムを剥離して、その剥離面を人体の腕部の
湿疹部(直径約3cm)に貼合し、その上から包帯を巻
いて固定した。3日後シート状軟膏を剥離したところ、
充分な治療効果が得られた。
尚、両面にフィルムを貼合しなかった本発明のシート状
軟膏も同様に優れた治療効果を示したが、放置すること
によって表面が酸化着色し、保存性が十分とは云えなか
った。
軟膏も同様に優れた治療効果を示したが、放置すること
によって表面が酸化着色し、保存性が十分とは云えなか
った。
又、比較のために、シート状にしなかった軟膏剤をその
まま指先で患部に塗布した場合には、塗!5量が不均一
であり又厚く且つ均一に塗布することが困難であり、同
様に3日後の治療効果を本発明に場合と比較したところ
、本発明による場合よりも明らかに劣っていた。
まま指先で患部に塗布した場合には、塗!5量が不均一
であり又厚く且つ均一に塗布することが困難であり、同
様に3日後の治療効果を本発明に場合と比較したところ
、本発明による場合よりも明らかに劣っていた。
実施例2
ガラス容器内にポリエチレングリコール(平均分子量約
4,000 ) 50部及びポリエチレングリコール(
平均分子量約400)50部を入れて水浴上で65℃で
加温して溶解させ十分に均質化してポリエチレングリコ
ール軟膏基材を調製した。この軟膏基材99.9部に対
し、アクリノール粉末0.1部を加えて十分に混練して
アクリノールポリエチレングリコール軟膏剤を調製した
。
4,000 ) 50部及びポリエチレングリコール(
平均分子量約400)50部を入れて水浴上で65℃で
加温して溶解させ十分に均質化してポリエチレングリコ
ール軟膏基材を調製した。この軟膏基材99.9部に対
し、アクリノール粉末0.1部を加えて十分に混練して
アクリノールポリエチレングリコール軟膏剤を調製した
。
上記軟・音列をリント布の起毛面上に適当に配置し、ヘ
ラを用いて充分に軟膏剤を起毛部中に押込んだ後、二本
ロールで厚み0.7mmに抑圧成形し、本発明のシート
状軟膏剤を得た。次にこのシート状軟膏剤の軟膏剤面に
厚さ20μmのポリアクリロニトリルフィルムを貼り合
わせた。これを50rr11のサイズに裁断してコーナ
一部の両側にそれぞれ長さ1cmの切込を入れた。
ラを用いて充分に軟膏剤を起毛部中に押込んだ後、二本
ロールで厚み0.7mmに抑圧成形し、本発明のシート
状軟膏剤を得た。次にこのシート状軟膏剤の軟膏剤面に
厚さ20μmのポリアクリロニトリルフィルムを貼り合
わせた。これを50rr11のサイズに裁断してコーナ
一部の両側にそれぞれ長さ1cmの切込を入れた。
上記本発明のシート状軟膏剤のポリアクリロニトリルフ
ィルムを剥離して、その剥離面を人体の腕部の火傷部(
直径約30■)に貼合し、その上から包帯を巻いて固定
した。約5日後シート状軟膏を剥離したところ、充分な
治療効果が得られた。
ィルムを剥離して、その剥離面を人体の腕部の火傷部(
直径約30■)に貼合し、その上から包帯を巻いて固定
した。約5日後シート状軟膏を剥離したところ、充分な
治療効果が得られた。
尚、フィルムを貼合しなかった本発明のシート状軟膏も
同様に優れた治療効果を示したが、放置することによっ
て表面が吸湿してベタつくと共に酸化着色し、保存性が
十分とは云えなかった。
同様に優れた治療効果を示したが、放置することによっ
て表面が吸湿してベタつくと共に酸化着色し、保存性が
十分とは云えなかった。
又、比較のために、シート状にしなかった軟膏剤をその
まま指先で患部に塗布した場合には、塗布量が不均一で
あり又厚く且つ均一に塗布することが困難であり、同様
に5日後の治療効果を本発明の場合と比較したところ、
本発明による場合よりも明らかに劣っていた。
まま指先で患部に塗布した場合には、塗布量が不均一で
あり又厚く且つ均一に塗布することが困難であり、同様
に5日後の治療効果を本発明の場合と比較したところ、
本発明による場合よりも明らかに劣っていた。
実施例3
実施例1の軟膏剤100部中に10部の木綿単繊維を入
れ充分に混練して繊維を均一に分散させた後、2枚の平
板間で押し圧して厚み0.5a+mに成形し、本発明の
シート状軟膏剤を得た。次にこのシート状軟膏剤の両面
に厚さ30μmのセロハンフィルムを貼り合わせた。こ
れを5c♂のサイズに裁断してコーナ一部の両側にそれ
ぞれ長さ1cmの切込を入れた。
れ充分に混練して繊維を均一に分散させた後、2枚の平
板間で押し圧して厚み0.5a+mに成形し、本発明の
シート状軟膏剤を得た。次にこのシート状軟膏剤の両面
に厚さ30μmのセロハンフィルムを貼り合わせた。こ
れを5c♂のサイズに裁断してコーナ一部の両側にそれ
ぞれ長さ1cmの切込を入れた。
上記本発明のシート状軟膏剤の一方の面のセロハンフィ
ルムを剥離して、その剥離面を人体の腕部の湿疹部(直
径約3cm)に貼合し、その上から包帯を巻いて固定し
た。約3日後シート状軟膏を剥離したところ、充分な治
療効果が得られた。
ルムを剥離して、その剥離面を人体の腕部の湿疹部(直
径約3cm)に貼合し、その上から包帯を巻いて固定し
た。約3日後シート状軟膏を剥離したところ、充分な治
療効果が得られた。
尚、両面にフィルムを貼合しなかった本発明のシート状
軟膏も同様に優れた治療効果を示したが、放置すること
によって表面が酸化着色し、保存性が十分とは云えなか
った。
軟膏も同様に優れた治療効果を示したが、放置すること
によって表面が酸化着色し、保存性が十分とは云えなか
った。
又、比較のために、シート状にしなかった軟膏剤をその
まま指先で患部に塗布した場合には、塗布量が不均一で
あり又厚く且つ均一に塗布することが困難であり、同様
に3日後の治療効果を本発明に場合と比較したところ、
本発明による場合よりも明らかに劣っていた。
まま指先で患部に塗布した場合には、塗布量が不均一で
あり又厚く且つ均一に塗布することが困難であり、同様
に3日後の治療効果を本発明に場合と比較したところ、
本発明による場合よりも明らかに劣っていた。
第1図は本発明のシート状軟膏剤の一例の斜視図であり
、第2図はその一部の断面を図解的に示す図であり、第
3図は他の例の断面を図解的に示す図である。 1:繊維基材 2:軟膏剤 3.4:表面層 5:切込み A:起毛部 B:織布部 10ニシ一ト状軟膏 第1図 第3図
、第2図はその一部の断面を図解的に示す図であり、第
3図は他の例の断面を図解的に示す図である。 1:繊維基材 2:軟膏剤 3.4:表面層 5:切込み A:起毛部 B:織布部 10ニシ一ト状軟膏 第1図 第3図
Claims (3)
- (1)繊維基材と軟膏剤とからなり、該軟膏剤が繊維基
材の繊維間に充填されていることを特徴とするシート状
軟膏剤。 - (2)シートの一方の面又は両方の面に表面層が貼合さ
れている特許請求の範囲第(1)項に記載のシート状軟
膏材。 - (3)各辺の少なくとも一ケ所に切込が設けられている
特許請求の範囲第(1)項又は第(2)項に記載のシー
ト状軟膏剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3456287A JPS63203612A (ja) | 1987-02-19 | 1987-02-19 | シ−ト状軟膏剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3456287A JPS63203612A (ja) | 1987-02-19 | 1987-02-19 | シ−ト状軟膏剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63203612A true JPS63203612A (ja) | 1988-08-23 |
Family
ID=12417754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3456287A Pending JPS63203612A (ja) | 1987-02-19 | 1987-02-19 | シ−ト状軟膏剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63203612A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008504869A (ja) * | 2004-06-30 | 2008-02-21 | キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド | 身体に治療をもたらすためのシステム及び方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4948233A (ja) * | 1972-09-14 | 1974-05-10 |
-
1987
- 1987-02-19 JP JP3456287A patent/JPS63203612A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4948233A (ja) * | 1972-09-14 | 1974-05-10 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008504869A (ja) * | 2004-06-30 | 2008-02-21 | キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド | 身体に治療をもたらすためのシステム及び方法 |
JP4909892B2 (ja) * | 2004-06-30 | 2012-04-04 | キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド | 身体に治療をもたらすためのシステム及び方法 |
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