JPS63203089A - カラ−テレビジヨン信号のレベル差測定方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〕 １本発明は、カラーテレビジョンの輝度信号および２つ
の色信号からなるコンポーネント伝送系において、輝度
信号のレベルに対する色信号の規正レベルを管理するカ
ラーテレビジョン信号のレベル差測定方法、および本発
明方法の実施に使用するカラーテレビジョン信号のレベ
ル差測定装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、輝度信号と２つの色信号からなるコンポーネント
伝送系で各信号間のレベル差を映像表示装置（ディスプ
レイ）の表示画面上で高精度に正しく管理することので
きる測定信号はなく、従来は映像モニタによる調整用の
カラーバー信号で・　代用していた。

（発明が解決しようとする問題点） 輝度信号Ｙと２つの色信号ｃＲおよびＣＢからなるコン
ポーネント伝送系におけるコンポーネント信号レベル管
理に、テレビジョン標準方式で用いられるカラーモニタ
調整用カラーパー信号と同等の信号を使用するとした場
合、ディスプレイに表示された三原色の赤（Ｒ）、青（
Ｂ）、緑（Ｇ）の信号のレベル比がＲ：Ｂ：Ｇ−１：Ｏ
：１の黄色に注目して２つのコンポーネント色信号ｃＲ
およびＣＢの各レベル調整を行なう。この時、各色成分
ＣＲおよびＣＢは黄色の所では両方とも零にはならず、
２つの色成分を同時に調整する必要があり、調整の精度
も悪く、調整に要する時間も長くなる。

そこで、本発明の第１の目的は、カラーテレビジョンの
コンポーネント信号伝送系における各コンポーネント信
号のレベルを短時間で容易に精度良く測定し、調整する
ことのできるカラーテレビジョン信号のレベル差測定方
法を提供することにある。

本発明の第２の目的は、カラーテレビジョンのコンポー
ネント信号伝送系における各コンポーネント信号のレベ
ルを短時間で容易に精度良く測定し、調整することので
きるカラーテレビジョン信号のレベル差測定装置を提供
することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

このような目的を達成するために、本発明カラーテレビ
ジョン信号のレベル差測定方法では、色信号の一方が零
となるような信号を用いて測定することにより、色信号
のレベル測定および調整を個別に行なうことができるよ
うにする。すなわち、本発明方法は、カラーテレビジョ
ン信号を輝度信号と、２つの色信号とにより、伝送する
コンポーネント伝送系で、輝度信号と、２つの色信号と
の間に生ずるレベル差を、３原色のカラー映像で表示さ
れる色パターンにより測定し、調整するカラーテレビジ
ョン信号のレベル差測定方法において、１フレーム期間
内で、第１の所定期間にわたり、２つの色信号が零であ
る無彩色輝度信号を発生し、当該フレーム期間内で第２
の所定期間にわたり、当該無彩色輝度信号に含まれる三
原色信号のうちの１つの原色信号のレベルと同一レベル
の１つの原色信号を含み、２つの色信号のうち一方の色
信号が零となる他方の色信号と、輝度信号とを組合せた
有彩色信号を発生し、第１および第２の発生手段により
発生された輝度信号と他方の色信号とをコンポーネント
伝送系で伝送し、コンポーネント伝送系の出力端で１つ
の原色信号のみにより、カラー映像を表示することを特
徴とする。

上記、本発明方法の実施に使用する本発明カラーテレビ
ジョン信号のレベル差測定装置は、カラーテレビジョン
信号を輝度信号と、２つの色４８号とにより、伝送する
コンポーネント伝送系で、輝度信号と、２つの色信号と
の間に生ずるレベル差を、３原色のカラー映像モニタで
表示される色パターンにより測定し、調整するカラーテ
レビジョン信号のレベル差測定装置において、１フレー
ム期間内で、第１の所定期間にわたり、２つの色信号が
零である無彩色輝度信号を発生する第１の発生手段と、
当該フレーム期間内で第２の所定期間にわたり、当該無
彩色輝度信号に含まれる三原色信号のうちの１つの原色
信号のレベルと同一のレベルの１つの原色信号を含み、
２つの色信号のうち一方の色信号が零となる他方の色信
号と、輝度信号とを組合せた有彩色信号を発生する第２
の発生手段とを具えたことを特徴とする。

（作　用） 本発明によれば、伝送されてくる測定信号をカラー映像
モニタに赤または青の単原色で表示することにより、輝
度・成分信号と各色成分信号とのレベル差を別個に測定
し、調整を行うことができる。

（実施例〕 以下に図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図（八）および（Ｂ）は Ｙ　＝　０．２９９Ｒ＋０．５８７Ｇ＋　０．１１４Ｂ
Ｃｗ　＝　０．６２９８−０．４７２Ｇ−０，１５７Ｂ
Ｃ’Ｎ　＝−０，０３１８−０，３８０Ｇ　＋０．４１
１Ｂおよび Ｙ　＝　０．２９９Ｒ＋　０．５８７Ｇ＋０．１１４Ｂ
（Ｒ−Ｙ）　＝０．７０１Ｒ−０，５８７Ｇ−０，１１
４Ｂ（Ｂ−Ｙ）　＝−０，２９９Ｒ−０，５８７Ｇ　＋
０．８８８Ｂで示される伝送系用の、本発明の測定信号
の第１の構成例を示すパターン図である。

第１図（Ａ）において、１および３は白信号部であり、
３原色信号Ｒ，ＧおよびＢのレベル比が同一　（Ｒ：Ｇ
：Ｂ−１：１：１）の信号からなる。

２は赤紫信号部であり、Ｒ：Ｇ：Ｂ−１：０：０．７５
の信号からなる。４は青紫信号部であり、Ｒ：Ｇ：Ｂ−
０，２５：０：ｌの信号からなる。

また市信号部１と赤紫信号部２の部分のＲのレベルおよ
び白信号部３と青紫信号部４の部分のＢのレベルは同一
である。

本実施例において２つの色信号成分ＣｗおよびＣＮのマ
トリクスによれば、赤紫信号部２は一方の色信号成分Ｃ
Ｎが零であり、青紫信号部４は他方の色信号成分Ｃｗが
零である。

また、第１図（Ｂ）において、１および３は第１図（八
）と同様に、白信号部であり、Ｒ，ＧおよびＢのレベル
比がＲ：Ｇ：Ｂ−１：１：１の信号からなる。２Ｂは赤
紫信号部であり、Ｒ，ＧおよびＢのレベル比がＲ：Ｇ：
Ｂ−１：０：０．３３７の信号からなる。４Ｂは青紫信
号部であり、Ｒ，ＧおよびＢのレベル比がＲ：Ｇ：Ｂ−
０，１６３：Ｏ：１の信号からなる。また、白信号部１
と赤紫信号部２Ｂの部分のＲのレベル、および、白信号
部３と青紫信号部４Ｂの部分のＢのレベルは同一である
。

この場合の２つの色信号成分は、赤紫信号部２Ｂは一方
の色信号成分Ｂ　−Ｙ　ｈｉ平であり、青紫信号部４Ｂ
は他方の色信号成分Ｒ−Ｙが零である。

次に、第１図（八）およびＣＢ）のいづれの信号パター
ンを用いても同じであるが、２つの色信号成分を以下Ｃ
１およびＣ２で表わすこととしてそのレベル差の測定（
調整）について説明する。

第２図（八）および（Ｂ）は本発明のコンポーネント伝
送系測定（調整）例の説明図である。

第２図（八）はカラー映像モニタのブロック図である。

同図において、　２０１はデコードマトリックス、２０
２，２０３および２０４は駆動増幅器（ドライブアンプ
）　、２０５はＣＲＴである。ｓｗＲ，ｓｗ、およびＳ
Ｗ３はスイッチであり、デコードマトリックス２０１に
よりコンポーネント信号Ｙ、ｃ、およびＣ２がデコード
されたＲ、ＧおよびＢの３原色信号をオン・オフする。

第２図（Ｂ）において、　２０６は信号発生装置であり
、例えば第１図で説明したパターンのコンポーネント信
号を発生する。

２０７は被測定（調整）系、２０８は上述の第２図（Ａ
）で示したカラー映像モニタである。

信号発生装置２０６により、発生される３つのコンポー
ネント信号からなる測定信号Ｙ、ｃ１゜Ｃ２は被測定伝
送系２０７に加えられて伝送され、その出力端で、カラ
ー映像モニタ２０８に接続されて単原色により表示され
る図形を観測して測定（調整）することができる。

まず、カラー映像モニタ２０８のデコードマトリックス
２０１からの色信号ＧとＢをスイッチＳＷ、。

ＳＷａによりオフとし、第１図（Ａ）の白信号部１と赤
紫信号部２の部分がＣＲＴ２０５の表示画面で同一の色
レベルとなるように被測定系２０７の出力信号Ｃ１のレ
ベルを調整する。

カラー映像モニタ２０８のＣＲＴ２０５に表示される画
面では、白信号部１と赤紫信号部２とは同一色同一レベ
ルとなり境目の線が見えなくなる。

今度は、デコートマトリックス２０１の出力信号ＲとＧ
の信号をスイッチＳＷＲ，ｓｗ＋、によりオフとし、第
１図（八）の白信号部シと青紫信号部４の部分がＣＲＴ
２０５の表示画面で同一の色レベルとなるように被測定
系２０７の出力信号Ｃ２のレベルを調整する。

カラー映像モニタ２０８のＣＲＴ２０５に表示される画
面では白信号部３と青紫信号部４とは同一色同一レベル
となり境目の線が見えなくなる。

第３図は本発明の一実施例による測定信号発生の構成を
示す回路系統図である。

本実施例では、ハイビジョンといわれる高品位テレビジ
ョンに用いる場合を例にとり説明する。

図において、３０１は発振器であり、所要の発信周波数
（１７，２８ＭＨ２）のクロック信号を発振する。

３０２はＨカウンタであり、１水平走査線のクロック（
１７，２８ＭＩ（Ｚ　／　３３．７５に＋（２＝　５１
２）をカウントする。

３０３はＶカウンタであり、水平走査線数（１１２５本
）をカウントする。３０４はＶ　−ＲＯＭであり、信号
の種類を選択するための水平走査線のアドレス（番号）
を格納している。３０５．３０６および３０７はＹ−Ｒ
ＯＭ、Ｃ，−ＲＯＭおよびＣ２−ＲＯＭであり、それぞ
れＹ、Ｃ１およびＣ２の発生信号の波形を記憶し、Ｈカ
ウンタ３０２からのアドレス（下位）とＶ　−ＲＯＭ３
０４からのアドレス（上位）とにより、所望の信号波形
データを出力する。３０８，３１１および３１４は口／
Ａ変換器、３０９，３１２および３１５はＬＰＦ（低域
ろ波器）　、３１０，３１３および３１６は同期付加回
路であり、Ｙ　−ＲＯＭ３０５からのＹ信号データをＤ
／Ａ変換器３０８でＩ）／Ａ変換し、ＬＰＦ３０９で所
要の帯域の信号波形にして、さらに同期付加回路３１０
で同期信号が付加されてＹ信号が出力される。

同様に、Ｃ１−ＲＯＭ３０６からのＣ１信号データおよ
びＣ２−ＲＯＭ３０７からのＣ２信号データはそれぞれ
Ｄ／Ａ変換器３１１および３１４によりＤ／Ａ変換され
、ＬＰＦ３１２および３１５により低域ろ波され、さら
に同期付加回路３１３および３１６により同期信号が付
加されて、Ｃ１信号およびＣ２信号がそれぞれ出力され
る。

３１７は同期信号発生回路であり、発振器３０１の発振
周波数に基いて同期信号を発生し、同期付加回路３１０
．３１３および３１８にそれぞれ供給する。

本実施例において発生される３つのコンポーネント信号
Ｙ、Ｃ１およびＣ２により、Ｃ１＝＝Ｃ２＝Ｏとなる白
色部信号とＣ１≠０、Ｃ２＝Ｏである赤紫色部信号およ
びｃ１＝ｏ、Ｃ２≠０である青紫色部信号が形成される
。

つぎに、上述した測定信号ＹとｃｌおよびＹとＣ２のう
ち、一方の信号Ｃ工あるいはＣ２のレベルを所定の値だ
け変化させて発生させることにより、伝送路の利得差を
直読できるパターンを作ることができる。

第４図　（Ａ）〜（Ｅ）は伝送路の利得差を直読で測定
することのできるようにした、本発明の一実施例による
測定信号の第２の構成例の波形図である。

第４図（Ａ）は白色信号に対応するコンボーネント信号
Ｙ、”Ｃ１およびＣ２の１走査線内の波形であり、２つ
の色信号Ｃ□およびＣ２は零レベルである無彩色輝度信
号Ｙが発生される。

第４図ＣＢ）は赤紫色信号に対応するコンポーネント信
号Ｙ、Ｃ□およびＣ２の１走査線内の波形であり、色信
号Ｃ２は零レベルとし、Ｙと０１は相互に±ｌＯ％の利
得差を持たせるように、Ｃ１のレベルを傾斜させた波形
の信号が発生される。

第４図（Ｃ）は青紫色信号に対応するコンポーネント信
号Ｙ、ｃ１およびＣ２の１走査線内の波形であり、色信
号Ｃ１は零レベルとし、Ｙと０２は相互に±ｌＯ％の利
得差を持たせるように０２のレベルを傾斜させた波形の
信号が発生される。

第４図（Ｄ）は目盛の信号に対応するコンポーネント信
号Ｙ、ｃ１およびＣ２の１走査線内の波形であり、色信
号Ｃ１およびＣ２は零レベルとし目盛波形のＹ信号が発
生される。

第４図（Ｅ）は黒信号に対応する波形であり、測定用パ
ターン以外の部分を表示する信号が発生される。

第５図は本発明の測定信号の第２の構成例を示すパター
ン図である。

ＩＡおよび３Ａは第４図（Ａ）　　に対応する白色信号
Ｙ（色信号Ｃ１＝ｃ２＝ｏ）により表示される領域であ
る。２Ａは第４図（Ｂ）に対応する赤紫色信号Ｙおよび
Ｃ１（色信号Ｃ２＝Ｏ）により表示される領域である。

４Ａは第４図（Ｃ）　に対応する青紫色信号ＹおよびＣ
２（色信号Ｃ，＝０）により表示される領域である。５
，６．７および８は第４図（Ｄ）に対応する目盛信号Ｙ
（色信号Ｃ１＝０２＝０）により表示される目盛部であ
る。９は第４図（Ｅ）に対応する黒色信号（Ｙ＝Ｃ１＝
Ｃ２＝Ｏ）により表示される領域である。

本発明による利得差測定を第５図の実施例により説明す
る。

本構成例による測定信号を第２図（＾）に示したカラー
映像モニタ２０８で表示する。まず、領域１＾および２
Ａについて、Ｒ，Ｇ、Ｂ信号にデコードした場合、カラ
ー映像モニタ画像のパターン上１八と下２ＡでのＲ輝度
が目盛部５および６の太線で示した中央部分で一定とな
るような値をＹ信号がとっている。Ｙと０１のレベルを
０１信号が表示画面の左側はど大きく、目盛部５の１目
盛り毎に右側方向に０１信号の利得が１％ずづ小さくな
るように±ｌＯ％の範囲に変化させである。このパター
ンをカラー映像モニタ２０８により赤単色で表示すると
目盛部５および６の中央部分でパターンの上下境界が見
えなくなる。

このＹ、Ｃ□信号が第２図（Ｂ）　に示したように被測
定系２０７の伝送路を経て、出力端でｙ、Ｃ。

信号間に利得差を生ずると、それに応じてカラー映像モ
ニタ２０８の画像で境界線の見えなくなる位置が目盛部
５および６の中央から左・右に８動する。

目盛り１つ毎に０１信号のレベルを１％ずづ変えである
ため、パターン上下の境が見えなくなる位置の目盛りの
値で伝送路の利得差を観測して測定することができる。

同様に、領域３八および４Ａについて、伝送路でＹと０
２との信号間に利得差を生ずると、それに応１　日 してパターンの上３八と下４Ａとの境界線の見えなくな
る位置を目盛部７および８により観測して測定すること
ができる。

〔発明の効果〕

以上から明らかなように、本発明によれば、カラーテレ
ビジョン信号のコンポーネント伝送系におけるコンポー
ネント色信号のレベルをそれぞれ個別に測定し調整する
ことができる。さらに、測定および調整に要する時間が
大幅に短縮され、またＲ（赤）とＢ（青）の単色で個別
に測定および調整することができるため、操作も容易で
、精度も向上する。

【図面の簡単な説明】

第１因Ｊ／１（＾）および（’Ｂ）は、木発明の測定信
号の第１の構成例を示すパターン図、 第２図（八）および（Ｂ）は、本発明のコンポーネント
伝送系測定（調整）例の説明図、 第３図は木発明の一実施例による測定信号発生の構成を
示す回路系統図、 第４図は本発明の一実施例による測定信号の第２の構成
例の波形図、 第５図は本発明の測定信号の第２の構成例を示すパター
ン図である。 １、ＩＡ、３，３八・・・白信号部、 ２．２Ａ、２Ｂ・・・赤紫信号部、 ４．４＾、４Ｂ・・・青紫信号部、 ５．８，７．８・・・目盛部、 ９・・・黒信号部、 ２０１・・・デコードマトリクス、 ２０２．２０３，２０４・・・ドライブアンプ、２０５
・・・ＣＲＴ　。 ２０６・・・信号発生装置、 ２０７・・・被測定伝送系、 ２０８・・・カラー映像モニタ、 ３０１・・・発振器、 ３０２・・・Ｈカウンタ、 ３０３・−Ｖカウンタ、 ３０４　・Ｖ−ＲＯＭ　。 ３０５・・・Ｙ−ＲＯＭ　。 ３０６・・・ｃ、　−ＲＯＭ。 ３０７　・・・Ｃ２−ＲＯＭ。 ３０８．３１１，３１４・・・Ｄ／Ａ変換器、３０９．
３１２，３１５　　・・・ＬＰＦ　　。 ３１０．３１３，３１６・・・同期付加回路、３１７・
・・同期発生回路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）カラーテレビジョン信号を輝度信号と、２つの色信
   号とにより、伝送するコンポーネント伝送系で、前記輝
   度信号と、前記２つの色信号との間に生ずるレベル差を
   、３原色のカラー映像で表示される色パターンにより測
   定し、調整するカラーテレビジョン信号のレベル差測定
   方法において、 １フレーム期間内で、第１の所定期間にわたり、前記２
   つの色信号が零である無彩色輝度信号を発生し、 当該フレーム期間内で第２の所定期間にわたり、当該無
   彩色輝度信号に含まれる三原色信号のうちの１つの原色
   信号のレベルと同一レベルの前記１つの原色信号を含み
   、前記２つの色信号のうち一方の色信号が零となる他方
   の色信号と、前記輝度信号とを組合せた有彩色信号を発
   生し、 前記第１および第２の発生手段により発生された前記輝
   度信号と前記他方の色信号とを前記コンポーネント伝送
   系で伝送し、 該コンポーネント伝送系の出力端で前記１つの原色信号
   のみにより、カラー映像を表示する ことを特徴とするカラーテレビジョン信号のレベル差測
   定方法。 ２）カラーテレビジョン信号を輝度信号と、２つの色信
   号とにより、伝送するコンポーネント伝送系で、前記輝
   度信号と、前記２つの色信号との間に生ずるレベル差を
   、３原色のカラー映像モニタで表示される色パターンに
   より測定し、調整するカラーテレビジョン信号のレベル
   差測定装置において、 １フレーム期間内で、第１の所定期間にわたり、前記２
   つの色信号が零である無彩色輝度信号を発生する第１の
   発生手段と、 当該フレーム期間内で第２の所定期間にわたり、当該無
   彩色輝度信号に含まれる三原色信号のうちの１つの原色
   信号のレベルと同一のレベルの前記１つの原色信号を含
   み、前記２つの色信号のうち一方の色信号が零となる他
   方の色信号と、前記輝度信号とを組合せた有彩色信号を
   発生する第２の発生手段と を具えたことを特徴とするカラーテレビジョン信号のレ
   ベル差測定装置。 ３）特許請求の範囲第２項記載のカラーテレビジョン信
   号のレベル差測定装置において、前記他方の色信号が含
   む、前記１つの原色信号のレベルの値を、１水平走査線
   の期間にわたり、前記同一レベルを中心に増減させた値
   とすることを特徴とするカラーテレビジョン信号のレベ
   ル差測定装置。