JPS63202712A - レ−ザ記録方法および装置 - Google Patents

レ−ザ記録方法および装置

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Publication number
JPS63202712A
JPS63202712A JP62036586A JP3658687A JPS63202712A JP S63202712 A JPS63202712 A JP S63202712A JP 62036586 A JP62036586 A JP 62036586A JP 3658687 A JP3658687 A JP 3658687A JP S63202712 A JPS63202712 A JP S63202712A
Authority
JP
Japan
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light
semiconductor laser
signal
intensity
laser
Prior art date
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Pending
Application number
JP62036586A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Ohara
大原 祐二
Hideo Watanabe
英夫 渡辺
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE3750013T priority patent/DE3750013T2/de
Priority to EP87115280A priority patent/EP0264886B1/en
Priority to US07/110,403 priority patent/US4814791A/en
Publication of JPS63202712A publication Critical patent/JPS63202712A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、画像信号に基づいて変調されたレーザビーム
を感光材料上に走査させて連続調画像を記録するレーザ
記録装置、特に詳細にはレーザビームの光強度をアナロ
グ的に変調して高階調の画像を記録できるようにしたレ
ーザ記録装置に関するものである。
(従来の技術) 従来より、光ビームを光偏向器により偏向して感光材料
上に走査させ、該感光材料に画像を記録する光走査記録
装置が広く実用に供されている。
このような光走査記録装置において光ビームを発生する
手段の1つとして、半導体レーザが従来から用いられて
いる。この半導体レーザは、ガスレーザ等に比べれば小
型、安価で消費電力も少なく、また駆動電流を変えるこ
とによって直接変調が可能である等、数々の長所を有し
ている。
しかしながら、その反面この半導体レーザは、第2図に
示すように駆動電流に対する光出力特性が、LED領域
(自然発光領域)とレーザ発振領域とで極端に変わるの
で、連続調画像の記録には適用困難であるという問題が
有る。すなわち上記の駆動電流対光出力特性が線形であ
るレーザ発振領域のみを利用して強度変調を行なうと、
光出力のダイナミックレンジがたかだか2桁程度しかと
れない。周知のように、この程度のダイナミックレンジ
では高品位の連続調画像を得ることは不可能である。
そこで例えば特開昭56−115077号、同56−1
52372号等に示されるように、半導体レーザの光出
力は一定とするとともに、該半導体レーザを連続的に0
N−OFFさせて走査ビームをパルス光とし、このパル
スの数あるいは幅を各画素毎に制御して走査光量を変化
させることにより連続調画像を記録する試みもなされて
いる。
ところが上記のようなパルス数変調あるいはパルス幅変
調を行なう場合には、例えば画素クロック周波数がIM
Hzのとき、濃度スケールすなわち走査光量の分解能を
10bit(約3桁)確保しようとすると、パルスの周
波数は少なくとも1GHzと極めて高く設定しな【すれ
ばならない。半導体レーザ自体はこの程度の周波数で0
N−OFFすることも可能であるが、パルス数制御ある
いはパルス幅制御のためのパルスカウント回路等はこの
ような高周波数に対応して作動し得す、結局は画素りO
ツク周波数を上記の値よりも大幅に下げなければならな
(1゜従って装置の記録速度を大幅に下げざるをえない
さらに上記の方法にあっては、各画素の記録期間中に出
力されるパルスの数あるいは幅に依存して半導体レーザ
チップのRMmが変化し、そのために半導体レーザの駆
動電流対光出力特性が変化し、1パルス当りの露光量が
変動してしまうこともある。こうなると記録画像の階調
にズレが生じ、高品位の連続調画像を得ることは不可能
となる。
一方、例えば特開昭56−71374号に示されるよう
に、上記パルス数変調あるいはパルス幅変調と、前述し
た光強度変調とを組み合わせて高階調画像を記録する方
法も提案されている。しかしこめ場合にも、上記のよう
にパルスの数あるいは幅に依存して半導体レーザビーム
の発熱量が変化し、その結果1パルス当りの露光量が変
動してしまうという問題が同様に生じる。
上記のことを鑑みると、例えば濃度スケール1obit
つまり1024階調程度の高階調画像を記録するには、
前述の第2図に示したLED領域とレーザ発振領域とに
亘って光強度変調を行なって、光出力のダイナミックレ
ンジを3桁程度確保可能とすることが望まれる。しかし
上記2つの領域に亘ると、半導体レーザの駆動電流対先
出力特性は当然線形ではなくなるので、高階調画像を容
易かつ精度良く記録できるように画像信号の一定量変化
に対して等濃度間隔で画像濃度を制御可能とするために
は、上記の特性を何らかの方法で補償して半導体レーザ
の発光レベル指令信号と光出力との関係を線形に変える
必要がある。
上記半導体レーザの発光レベル指令信号と光出力との関
係を線形にする回路として従来より、レーザビームの光
強度を検出し、この検出された光強度に対応す、る帰還
信号を半導体レーザの発光レベル指令信号にフィードバ
ックさせる光出力安定化回路(以下、APC回路と称す
る)が知られている。第3図はこのAPC回路の一例を
示すものであり、以下、この第3図を参照してAPC回
路について説明する。半導体レーザ1の発光強度を指令
する発光レベル指令信号Vrefは、加算点2を通して
電圧−電流変換アンプ3に入力され、該アンプ3はこの
指令信号V refに比例した駆動電流を半導体レーザ
1に供給する。半導体レーザ1から前方に出射された光
ビーム4は、図示しない走査光学系を通して感光材料走
査に利用される。
−万事導体レーザ1の後方側に出射された光ビーム5の
強度は、例えば半導体レーザのケース内に設置された光
量モニタ用のピンフォトダイオード6によって検出され
る。こうして検出される光ビーム5の強度は、実際に画
像記録に利用される上記光ビーム4の強度と比例関係に
ある。該光ビーム5の強度、すなわち光ビーム4の強度
を示すフォトダイオード6の出力電流は、電流−電圧変
換アンプ7によって帰還信号(N圧信号)Vpdに変換
され、該帰還信号Vpdは前述の加算点2に入力される
。この加算点2からは、上記発光レベル指令信号V r
efと帰還信号Vpdεのa差を示す偏差信号Veが出
力され、該偏差信号Veは前記電圧−1流変換アンプ3
によって電流に変換され、半導体レーザ1を駆動する。
上記のAPC回路において、理想的な線形補償がなされ
れば、光ビーム5の強度は発光レベル指令信号y re
tに比例する。つまり画像記録に利用される光ビーム4
の強度(半導体レーザ1の光出力)Pfが、発光レベル
指令信号V refに比例することになる。第4図の実
線は、この理想的な関係を示している。
(発明が解決しようとする問題点)    。
上述の、ようなAPC回路を用いて、光強度Ptが常に
一定レベルとなるように半導体レーザを駆動制御する゛
ことは比較的容易であるが、前述のように連続調両会を
記録するために発光レベル指令信号V refを高速で
アナログ的に変化させて半導体レーザを駆動する際に、
第4図の実線で示すような特性を得ることは困難である
。特に、先に述べたように画素り029周波数をIMH
2程度に設定した上で、10bit程度の濃度スケール
の高階調画像を記録する場合には、非常に困難である。
以下、その理由について説明する。第3図の系に挿入さ
れた半導体レーザ1の駆動電流対光出力特性は、第2図
に示すように極端に非線形なものとなっている。つまり
半導体レーザ単体のゲインとなる微分童子効率は、対数
で表わして第5図に示すように、LED領域とレーザ発
振領域とで大きく変化するので、第4図の実線のような
特性を得るためには、第3図の系のループゲインを非常
に大きくとる必要がある。第4図の破線で示す曲線は、
上記ループゲインに応じて変化する半導体レーザの発光
レベル指令信号対光出力特性の例を示しており、図示さ
れるように実線で示す理想特性に近い特性を厚るために
は、60dB程度の高ゲインが必要となる。
また第4図に示した特性は、発光レベル指令信号V r
efが直流に近い非常に低周波の信号である場合のもの
であるが、該指令信号Vrefが高周波信号である場合
には、さらに別の問題が生じる。
以下、この点について説明する。第6図は、第2図に示
した半導体レーザの駆動電流対光出力特性のケース温度
依存性を示している。図示されるように半導体レーザの
光出力は、駆動電流が一定ならばケース温度が高い程低
下する。一般に半導体レーザをレーザ記録装置等に適用
する場合には、そのケース温度を一定に維持するための
制御がなされるが、半導体レーザに駆動電流を印加した
場合に生じるレーザダイオードチップの過渡的温度変化
までも抑制することは側底不可能である。すなわち第7
図の(1)に示すように半導体レーザにステッ、プ状に
駆動電流が印加された際、レーザダイオードチップの温
度は第7図(2)に示すように、上記ケース温度一定化
制御により定常状態になるまで過渡的に変化し、その結
果第6図の特性に従って半導体レーザの光出力が第7図
(3)に示すように変動する。これは半導体レーザのド
ループ特性として知られている。第3図のAPC回路に
おいて、このドループ特性によるレーザ駆動電流対光出
力特性の過渡特性を補正するには、前述のループゲイン
が10dB程度必要であることが分かっており、したが
って、発光レベル指令信号V refとして低周波から
高周波(例えば1MHz)に至る信号が用いられる際に
、高い応答性を維持した上で第4図の実線に近い発光レ
ベル指令信号対光出力特性(直線性)を得るには、レー
ザ発振領域において前述の60dBと合わせて計70d
B程度のループゲインが高周波領域、例えばIMHzに
て必要となる。現状では、このような高速、高ゲインの
APC回路を実現するのはほとんど不可能である。
また、半導体レーザをそのLED領域からレーザ発振領
域に亘って強度変調して利用する場合には、駆動電流対
光出力特性が非線形になるという問題に加え、走査ビー
ムの集束性が損なわれるという問題も生じる。すなわち
半導体レーザから発せられた自然発光光は、レーザ発振
光に比べ種々の放射角度成分が混在しているので、また
例えば縦マルチモードの半導体レーザの場合でレーザ発
振光のスペクトル成分が約2nmの範囲であるのに対し
、約40nmに亘るスペクトル成分を有しているので、
集束レンズによって集束した際に、レーザ発振光はど小
さなスポット径に集束させることができない。このため
、レーザ発振光が支配的な高出力領域の光とともに、自
然発光光が支配的(LED領域では勿論100%である
)な低出力領域の光も用いた場合には、走査の空間的分
解能が損われてしまうことになる。
この走査ビームの集束性を改善するため、例えば本出願
人による特願昭61−075077号明細書に示される
ような偏光フィルタや、同61−150227号明li
t皇に示されるような干渉フィルタ、さらには同81−
196352号明りIl書に示されるような開口制限板
等を利用することが考えられる。
すなわち半導体レーザから発せられる光のうち、レーザ
発振光はレーザダイオードチップの接合面に平行な方向
に直線偏光しており、これに対して自然発光光はランダ
ム偏光となっているので、半導体レーザから出射された
光ビームを、レーザダイオードチップの接合面に平行な
方向に偏光した光のみを透過させる偏光フィルタに通す
と、レーザ発振光はほぼすべて透過するのに対し、自然
発光光は約1/2程度しか透過しない。したがって、半
導体レーザのしきい値付近、すなわちレーザ発振とLE
Dの性質を両方含む領域において半導体レーザから発せ
られた光ビームを上記偏光フィルタに通せば、走査ビー
ム中のレーザ発振光の比率がより一段と高くなるので、
走査ビームの集束性が向上する。
また半導体レーザから発せられた光ビームを、レーザ発
振光の波長領域近辺の波長の光のみを透過さぜる干渉フ
ィルタに通せば、勿論レーザ発振光はカットすることな
く、走査ビームを、レーザ発振光と同様の極めて狭いス
ペクトル成分からなるものとすることができる。そうな
れば、ビーム走査系に配される集束レンズ等のレンズが
特に高精度に色収差補正されていなくても、走査ビーム
の集束性が向上する。
さらに、半導体レーザとコリメータレンズとの間、コリ
メータレンズと集束レンズとの間等の位置に、光ビーム
の一部のみを通す小さな開口を有する開口制限板を配置
すると、走査ビームの集束性が向上することが分かつて
いる。
以上述べたような偏光フィルタ、干渉フィルタあるいは
開口制限板によれば、走査ビームをより小さなスポット
に絞って、鮮鋭度の高い画像を記録可能となる。
ところが、以上述べた偏光フィルタ、干渉フィルタや開
口制限板は、半導体レーザを光源としたときに入射光の
強度に対して光透過率が非線形に変化するという問題を
有している。このことを、)偏光フィルタの場合を例に
第10図を参照して説明する。この第10図中、曲s 
P oが半導体レーザから発せられた光ビームの強度を
示すものとする。
そしてこの光ビームを上記偏光フィルタに通すと、その
出射ビームの強度は、図中曲線Pで示すように変化する
。すなわちしED領領域おいては自然発光光のみが発せ
られ、前述のようにその約1/2が偏光フィルタを透過
する(つまり光透過率は約50%である)。一方レーザ
発振領域においても、自然発光光は上記と同様にその約
1/2が偏光フィルタを透過するが、この領域の発光光
において自然発光光よりも非常に大きい比率を占めるレ
ーザ発振光は、はとんどすべてが偏光フィルタを透過す
る。したがってこのレーザ発振領域で発せられた光ビー
ムの偏光フィルタ透過率は、上記的50%よりも著しく
高くなる。しかもこの光透過率は、光ビームの強度が高
くなってそこに占めるレーザ発振光の比率が高くなる程
高くなる。以上述べたことは、前述の干渉フィルタを用
いる場合も同様に生じる。
一方周知の通り、半導体レーザから発せられる放射ビー
ムの拡がり角は、その光出力変化に伴なって変動する。
したがって前述した開口11i1J限板を設けた場合、
この開口制限板によって遮られる光量の比率、換言すれ
ば光透過率は、半導体レーザの光出力すなわち該開口制
限板に入射する光の強度に応じて変化する。
以上述べたように、偏光フィルタ等の光学素子の入射光
強度灯光透過率特性が非線形であると、例え前述のAP
C回路等によって第4図の実線で示す理想的な特性が得
られたとしても、実際に感光材料上を走査する光ビーム
の強度と発光レベル指令信号との関係は線形とならず、
高階調画像を容易かつ精度良く記録することは不可能と
なる。
そこで本発明は、前述のような高ゲインのAPC回路を
用いなくても、またビーム走査系に上記偏光フィルタ、
干渉フィルタあるいは開口制限板等の光学素子が配置さ
れていても、半導体レーザの発光レベル指令信号対走査
ビーム強度特性をそのLEDi!!i域からレーザ発振
領域に亘って線形にすることができ、よって光強度変調
により高階調画像を高速で記録することができるレーザ
記録方法およびその方法を実施する装置を提供すること
を目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明のレーザ記録方法は、半導体レーザから発せられ
た光ビームをビーム走査系によって感光材料上に走査さ
せるとともに、 画像信号に対応した発光レベル指令信号に基づいて、レ
ーザ動作制御回路により上記半導体レーザの駆動電流を
制御して上記光ビームの強度を変調することにより、上
記感光材料に連続調画像を記録するレーザ記録方法にお
いて、 上記光ビームの強度を検出し、この検出された光強度に
対応する9!I3!!信号を上記発光レベル指令信号に
フィードバックさせるとともに、上記発光レベル指令信
号を、半導体レーザの駆動電流対光出力特性の非線形性
、および/またはビーム走査系の光学素子の入射光強度
対光透過率特性の非線形性を補償するように補正テーブ
ルによって補正して、該補正後の信号に基づく光ビーム
の強度と、補正前の発光レベル指令信号の関係を線形に
し、 レベルが変化するテスト信号を上記レーザ動作制御回路
に入力し、その際の光ビームの強度と該テスト信号との
関係に基づいて上記補正テーブルを作成する際に、半導
体レーザをそのドループ特性による光出力変動期間より
も十分短い点灯周期で、かつ画像記録時よりも低いデユ
ーティ比でパルス点灯し、半導体レーザ光出力がほぼ定
常状態に収束した時点で上記光ビームの強度を測定する
ことを特徴とするものである。
また上記方法を実施する本発明のレーザ記録装置は、半
導体レーザと、この半導体レーザから射出された光ビー
ムを感光材料上に走査させるビーム走査系と、画像信号
に対応した発光レベル指令信号を生成し、該信号に基づ
いて前記半導体レーザの駆動電流を制御してレーザビー
ムの光強度を変調するレーザ動作制御回路とを備えたレ
ーザ記録装置において、 レーザ動作制御回路が前述したAPC回路を有するとと
も製、 半導体レーザの駆動電流対光出力特性の非線形性、およ
び/または上記ビーム走査系における前記偏光フィルタ
等の光学素子の入射光強度対光透過率特性の非線形性を
補償するように発光レベル指令信号を補正して、該補正
後の信号に基づく光ビームの強度と、補正前の発光レベ
ル指令信号の関係を線形にする補正テーブルを備え、レ
ベルが変化するテスト信号をレーザ動作制御回路に入力
し、その際の光ビーム強度とテスト信号との関係に基づ
いて上記補正テーブルを作成するテーブル作成手段と、 上記補正テーブルを作成する際に半導体レーザを、その
ドループ特性による光出力変動期間よりも十分短い点灯
周期で、かつ画像記録時よりも低いデユーティ比でパル
ス点灯させるパルス駆動回路とが設けられ。
そして上記テーブル作成手段が、半導体レーザ光出力が
ほぼ定常状態に収束した時点で上記光ビームの強度を測
定するように形成されたことを特徴とするものである。
なお補正テーブルの作成に当たっては、半導体レーザの
駆動電流対光出力特性およびビーム走査系の光学素子の
入射光強度対光透過率特性の双方を線形に補正する場合
には、上記光学素子を通過した優の光ビームの強度を測
定しその結果に基づいて補正テーブルを作成すればよい
し、一方上記のような光学素子が設けられず、半導体レ
ーザの駆動MF1対光出力特性のみを線形に補正するの
であれば、光(−ム強度測定は、ビーム走査系に入射す
る前の光ビームについて行なってもよいし、あるいはビ
ーム走査系に入射した後の光ビームについて行なっても
よい。
(作  用) 上記のような補正テーブルによって半導体レーザの発光
レベル指令信号を補正すれば、APC回路のゲインが低
くても、補正前の発光レベル指令信号と半導体レーザ光
出力に関しては、第4図の実線で不す理想特性に近い光
出力特性を得ることができる。また前述した偏光フィル
タ、干渉フィルタ、開口制限板等の光学素子の入射光強
度対光透過率特性が非線形であっても、それも上記補正
テーブルによって補償して、結局発光レベル指令信号の
一定量変化に対して等濃度間隔で画aS度を制御できる
ようになる。
そして上記の補正テーブルを作成する手段が設けられて
いれば、随時補正テーブルを新たに作成し直すことがで
きるから、例えば半導体レーザの性能が経時変化する等
しても、そのような変化を補償して常に補正テーブルを
適正なものにしておくことができる。
また上記補正テーブルを作成する際に、半導体レーザを
前記のような十分短い点灯周期でパルス点灯し、半導体
レーザ光出力がほぼ定常状態に収束した時点で光ビーム
強度を測定すれば、この補正テーブルは、上記非線形性
の補償を特に精度良く行ない得るものとなる。以下、こ
の点について詳しく説明する。補正テーブルを作成する
ためにテスト信号をレーザ動作制御回路に入力したとき
、各テスト信号の値に対応した光ビーム強度が得られる
訳であるが、半導体レーザは先に第7図で説明したよう
なドループ特性を有するので、光ビーム強度は定常状態
に落ち着くまで過渡的に変化する。このような過渡的変
化が存在する以上、前述の補正テーブルを作成する際の
走査ビーム強度の測定タイミングは、画像記録時の1画
素記録タイミングと一致していることが望まれる。つま
り上記のようなテスト信号を用いた補正テーブルの作成
は、該テーブルによる補正がなされない場合にはある値
の発光レベル指令信号に対してどのような光ビーム強度
が得られるか、ということに基づいてなされるのである
から、上記補正無しに1例えばVXなる値の発光レベル
指令信号を与えて画像記録を行なう際にPxなる光ビー
ム強度が得られるのであれば、テーブル作成時にもVX
なるテスト信号に対してpxなる光ビーム強度が得られ
なければならない。
しかしながら上記2つのタイミングを一致させるのは、
現状ではほとんど不可能である。そこで、例えば連続点
灯される(この場合はデユーティ比100%)画像記録
時に半導体レーザの光出力すなわち光ビーム強度が第1
1図の実線のように変化するのに対して、補正テーブル
作成時前述のように半導体レーザをパルス点灯すれば、
半導体レーザのチップ温度は画像記録時よりも低下する
。このように半導体レーザのチップ温度が下がれば、こ
のときの光出力は第11図に破線で示すように変わるこ
とになる。したがって、この際に半導体レーザ光出力が
ほぼ定常状態に収束した時点で光ビーム強度を測定すれ
ば、その測定ビーム強度は第11図の矢印Aで示すよう
に、補正無しの画像記録時に過渡的に変化している途中
で光ビーム強度を測定したものと同等となる。
このようにしておけば、1画素記録のタイミングが第1
1図中Tまで示すように過渡的変化期間中の早い時点と
なっても、また反対に光出力が定常状態に達するかある
いはそれに近い時点T3となっても、補正無しの画像記
録時と補正テーブル作成時とで、同一の発光レベル指令
信号に対して得られる光ビーム強度が大きくかけ離れて
しまうことが無くなる。また1画素記録のタイミングが
第11図中T2で示すような時点となれば、この場合は
補正無しの画像記録時と補正テーブル作成時とで、同一
の発光レベル指令信号に対して得られる光ビーム強度が
ほぼ一致することになる。
上述のような効果をより確実に得るためには当然ながら
、1画素記録時の光ビーム強度の過渡的変化量が全体の
1/2に達する時点で、補正テーブル作成時の光ビーム
強度測定がなされるようにするのが望ましい。
(実 施 例) 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。
第1図は本発明の第1実施例によるレーザ記録装置を示
すものである。画像信号発生器10は、連続調画像を担
持する画像信号S1を発生する。この画像信号S1は一
例として1Qbitのm度スケールの連続調画像を示す
デジタル信号である。
画像信号発生器10は後述するラインクロックS2に基
づいて1主走査ライン分の信号を切り換え、また画素ク
ロックS3に基づいて各画素毎の画像信号S1を出力す
る。本例において画素クロック周波数はIMH2,換言
すれば1画素記録時間は1μsec  <秒)に設定さ
れる。
上述の画像信号S1はマルチプレクサ11を通し、RA
Mからなる補正テーブル40において後述する補正を受
けて、例えば16bitの発光レベル指令信号S5に変
換される。この発光レベル指令信号S5はD/A変換器
16に入力され、ここでアナログの電圧信号からなる発
光レベル指令信号Vrefに変換される。この発光レベ
ル指令信号yretは、後述する信号切換スイッチ15
を介してAPC回路8の加算点2に入力される。APC
回路8の加算点2、電圧−電流変換アンプ3、半導体レ
ーザ1、フォトダイオード6、電流−電圧変換アンプ7
は、先に説明した第3図の回路におけるものと同等のも
のであり、したがって半導体レーザ1からは発光レベル
指令信号V rf3fに対応した(つまり画像信号S1
に対応した)強度の光ビーム4が発せられる。この光ビ
ーム4はコリメータレンズ17に通されて平行ビームと
され、次に例えばポリゴンミラー等の光偏向器18に入
射してそこで反射偏向される。こうして偏向された光ビ
ーム4は、通常fθレンズからなる集束レンズ19に通
されて感光材料20上において微小なスポットに集束し
、該感光材料20上をX方向に走査(主走査)する。
感光材料20は図示しない移送手段により、上記主走査
方向Xと略直角なY方向に移送され、それによって光ビ
ーム4のIII走査がなされる。こうして感光材料20
は光ビーム4によって2次元的に走査され、感光する。
前述したように光ビーム4は画像信号S1に基づいて強
度変調されているので、この感光材料20上には、画像
信号S1が担持する連続調画像が写真潜像として記録さ
れる。
なお上記のように光ビーム4が感光材料20上を走査す
るとき、主走査の始点を該ビーム4が通過したことが光
検出器21によって検出され、該光検出器21が出力す
る始点検出信号$6がクロックジェネレータ36に入力
される。クロックジェネレータ36はこの始点検出信号
S6の入力タイミングに同期させて、前述のラインクロ
ックS2および画素りOツクSを出力する。
次に感光材料20は現像R22に通されて、そこで現像
処理を受ける。それにより感光材料20上には、上記連
続調画像が可視像として記録される。
ここで、前述の補正テーブル40における画像信号S1
の補正について説明する。該補正テーブル40は階調補
正テーブル12、逆1oq変換テーブル13、および半
導体レーザ1の発光レベル指令信号対光出力特性を線形
に補正する補正テーブル(以下、V−P特性補正テーブ
ルと称する)14かうなる。
上記階調補正テーブル12は、感光材料20およびその
現像処理系の階調特性を補正する公知のものである。こ
の階調補正テーブル12は、補正特性が固定のものが用
いられてもよいが、本実施例においては、感光材料20
の階調特性がロフト毎に変化したり、あるいは現像機2
2中の現像液特性が経時変化すること等を考慮して、実
際の階調特性に対応して補正特性を適宜修正可能に構成
されている。
すなわちテストパターン発生回路26からは、感光材!
420上における何段階か(例えば16段階)の画像濃
度を担持するテストパターン信号S4が出力され、該信
号S4はマルチプレクサ11に入力される。この際マル
チプレクサ11は、前述のように画像信号S1を補正テ
ーブル40に入力させる画像記録時の状態から切り換え
られて、上記テストパターン信号S4を補正テーブル4
0に入力させる状態とされる。半導体レーザ1はこのテ
ストパターン信号S4に基づいて前述のように駆動され
、したがって光ビーム4が強度変調される。それにより
感光材料20上には、段階的に濃度が変化する例えば1
6個のステップウェッジ(テストパターン)が写真潜像
として記録される。この感光材料20は現像機22に送
られ、上記ステップウェッジが現像される。現像後この
感光材料2Gは1度肝23にセットされ、上記ステップ
ウェッジの各々の光学濃度が測定される。こうして測定
された光学濃度は、各ステップウェッジと対応付けて濃
度値入力手段24に入力され、該濃度値入力手段24か
らは各ステップウェッジの光学濃度を示す濃度信号S7
が出力される。“この濃度信号S7はテーブル作成手段
37に入力され、該テーブル作成手段37はこの濃度信
号S7と前記テストパターン信号S4とに基づいて、所
定の画像信号S1の値によって所定の画像濃度が得られ
る階調補正テーブルを作成する。
この階調補正テーブルは前述のように16段階程度の画
像信号値をそれぞれ所定の画a11度値に対応させるも
のである。この階調補正テーブルを示すデータ$8はデ
ータ補間手段38に入力され、ここで補間処理がなされ
て、1024段階(=10bit)の画像信号S1に対
応できる階調補正テーブルが得られる。この階調補正テ
ーブルを示すデータS9に基づいて、前述の階調補正テ
ーブル12が形成される。
画像信号S1に基づく画体記録時には、マルチプレクサ
11を介してVjI3調補正手補正テーブル12された
画像信号S1が、この階調補正テーブル12によって信
号81’に変換され、次いで逆log変換テーブル13
により発光レベル指令信号81″に変換される。
次にV−P特性補正テーブル14について説明する。前
述の通り、APC回路8において、帰還信号Vpdを加
算点2にフィードバックさせても、発光レベル指令信号
と光ビーム4の強度との関係を理想的なもの(第4図の
実線表示の関係〉とすることは困難である。上記■−P
特性補正テーブル14は、上記の理想的な関係を得るた
めに設けられている。すなわち、発光レベル指令信号V
 refと半導体レーザ1の光出力Pfどの理想的な関
係を第8図にaで示す直線とし、実際の関係を同じく第
8図にbで示す曲線とすると、V−P特性補正テーブル
14は、発光レベル指令信号S1”がそのままD/A変
換された場合の電圧値がVinであったと仮定すると、
この電圧値Vinを■なる値に変換するように形成され
ている。つまり発光レベル指令信号■retの値がVi
nであったとすると、P′の光強度しか得られないが、
上記の変換がなされていれば、電圧値Vinに対してP
aの光強度が得られる。すなわち発光レベル指令信号S
1”に対応する電圧値Vinと光出力Pfとの関係は、
線形なものとなる。
このようになっていれば、両縁信号S1を所定量変化さ
せることにより、感光材料20における濃度を等間隔で
制御できる。また第8図の特性曲線すは、前述したよう
に半導体レーザ1をそのLED領域とレーザ発振領域に
亘って駆動さぜた場合のものであり、このよう、にすれ
ば3桁程度の光出力ダイナミックレンジが確保されるか
ら、前述のように1024段階程度の高階調画像を、容
易にかつ高m度で記録できるようになる。
以上述べたように、半導体レーザ1の駆動電流対光出力
特性が非線形であることに起因する発光レベル指令信号
対レーザ光出力特性の非線形性を、V−P特性補正テー
ブル14によって線形に補正すれば、APC回路8の加
算点2、電圧−電流変換アンプ3、半導体レーザ1、フ
ォトダイオード6、電流−電圧変換アンプ7から加卿点
2に戻る系のループゲインには、上記非線形性を補正す
るのに必要なゲインを含まなくて済むようになる。すな
わちこのループゲインは、半導体レーザ1の動作中に生
じる過渡的温度変化、あるいは半導体レーザ1のケース
温度一定化制御の誤差による半導体レーザ1の駆動電流
対光出力特性からのズレを補正するため、さらにはアン
プ等のドリフトを補正するために必要なだけ確保されて
いればよい。具体的には、例えば画素クロック周波数が
IM)IZで、半導体レーザ1が光出力3mWで作動し
ている状態において、上記ループゲインは30dB程度
確保されていれば十分である。この程度のループゲイン
は、現在の技術水準で容易に確保可能である。
次に上記V−P特性補正テーブル14の作成について説
明する。第1図の装置にはテーブル作成手段70が設け
られ、該テーブル作成手段70が発するテスト信号81
0が信号切換スイッチ15を介して加算点2に入力され
、またAPC回路8の!lI還信号Vpdがテーブル作
成手段70に入力されるようになっている。補正テーブ
ル作成時に信号切換スイッチ15は、前述のように発光
レベル指令信号V refを加算点2に送る画像記録時
の状態から切り換えて、上記テスト信号310を加算点
2に送る状態とされる。またこのとき、帰還信号Vpd
のフィードバック経路に設けられたスイッチ71は、信
号切換スイッチ15の切換えと連動して、あるいはマニ
ュアル操作により開かれる。
上記テスト信号810は、時間経過に従ってレベルが段
階的に増大するようになっている。すなわちPROM7
2には、対数軸上で等差向となる数列が記憶されており
、これらの数列がクロックCLKにより順次アクセスさ
れる。それによりPROM72から読み出されたデジタ
ル値をD/A変換器73においてアナログ化し、パルス
振幅制御信号としてパルス発振器74に入力すると、第
9図に示すように上記クロックCLKの数、つまり時間
経過にともなって電圧値■(振幅)が段階的に増大する
パルスからなるテスト信号S10が得られる。このテス
ト信号310は信号切換スイッチ15を介して、発光レ
ベル指令信号Vrefに代わるものとして加算点2に入
力される。なお上記PROM72は、前述の濃度スケー
ル(つまり半導体レーザ1の発光レベル分解能)の10
b i tよりも十分に高い例えば14b i tの数
列を記憶したものが使用される。
加算点2に上記テスト信号810が入力されることによ
り、半導体レーザ1が光ビーム4を発し、その光出力に
対応した帰還信号Vpdがコンパレータ77に入力され
る。このコンパレータ77には、CP U 78から発
せられD/A変換器76によってアナログ化された基準
信号V9が入力され、帰還信号Vpdと該基準信号Vg
とが比較されるようになっている。この際CP U 7
Bは、最初に半導体レーザ1の最低発光レベルに対応す
る基準信号Vq(1)を出力し、コンパレータ77はこ
の基準信号V(+(1)と帰還信号Vpdとが一致した
とき一致信号S11を出力する。この一致信号811は
ラッチ75に入力される。ラッチ75はPROM72か
らの出力を受けており、上記一致信号311が入力され
た時点のPROM72の出力をラッチする。このラッチ
された信号812は、第8図で説明すれば、基準信号V
aの値がVinであったときのΔVの値を示す(以下、
基準信号Vg (n>に対応する電圧値ΔVをΔV(n
)と示す)、CPU78は電圧値ΔV(1)を示す信号
312を受け、該信号312と基準信号VG(1)とに
基づいて、 V(1)=V(+  <1>  +ΔV (1〉なる値
■(1)を求める。モしてCP U 78は、基準信号
Vo(1>を電圧値V(1)の信号に変換するテーブル
をRA M 79に形成する0゜前記一致信号811は
CP U 78にも入力され、CP U 78はこの一
致信号311を受けると、基準信号Vg (1)をV(
](2)すなわち半導体レーザ1の下から2番目の発光
レベルに対応するものに切り換え、それとともにコンパ
レータ77をリセットする。そしてこの場合にもCP 
U 78はV(2)=Va  (2)+Δ■(2)なる
値V(2)を求め、基準信号V(]<2)を電圧値■(
2)の信号に変換するテーブルをRAM79に形成する
以上の操作は基準信号VC+  (1024) 、つま
り半導体レーザ1の最大発光レベルに対応する基準信号
についてまで順次行なわれ、その結果RA M 79に
は、1024通りの信号値Vin(n)をそれぞれV 
(n)に変換するテーブルが作成される。このテーブル
は、データライン80を介して補正テーブル40を構成
するRAMに送られ、■−P特性補正テーブル14とし
て設定される。以上述べた通りこの補正テーブル14は
、第8図における電圧値VinをVに変換するように形
成されているから、該テーブル14を通す前の発光レベ
ル指令信号81″と半導体レーザ1の光出力Pfとの関
係は線形となる。
上述のようにして補正テーブル14を作成した後、信号
切換スイッチ15Gよ画像記録時の状態に切り換えられ
、またスイッチ71は閉じられる。
次に補正テーブル14を、半導体レーザ1の発光レベル
指令信号対光出力特性を特に精度良く線形に補正できる
ように形成する点について説明する。
本発明の特徴部分の一つとして、各レベルのテスト信号
810は前述の通り、パルス信号として出力される。そ
れにより補正テーブル14の作成時には、半導体レーザ
1はパルス状に点灯される。このパルス点灯の周期は、
半導体レーザ1のドループ特性による光出力変動期間よ
りも十分に短く設定されている。またこのパルス点灯の
デユーティ比は、−例として40%に設定されている。
一方面像記録時には、半導体レーザ1は各画素記録毎に
39!続的に(つまりデユーティ比100%で)点灯さ
れる。またこの半導体レーザ1のケース温度は、従来か
ら一般に用いられている手段により、48℃に制御され
るようになっている。
一方テーブル作成手段70のコンパレータ77における
帰還信号Vpdと基準信号Vgとの比較タイミングは、
半導体レーザ1の光出力が第7図(3)に示す過渡的変
化を経て定常状態に落ち看いた後の時点に設定されてい
る。
第7図(21にも示したように、半導体レーザ1にステ
ップ状に電流が印加されたときのレーザダイオードチッ
プ温度の上昇は、通常の半導体レーザにおいて約10°
C程度であることが分かっている。
また第11図に1点鎖線で示すように、半導体レーザ1
の光出力が定常状態に落ち着いた後、印加電流がステッ
プ状に遮断されると、該光出力はアンダーシュートする
。このアンダーシュートによる光出力低下は、レーザダ
イオードチップの温度が約2℃上昇した場合の値に相当
することが分かっているので、結局半導体レーザ1の光
出力は、画像記録時ケース温度を48℃に維持する制御
を行なっていても、それよりケース温度が12℃高い場
合の出力まで落ち込む可能性がある。したがって補正テ
ーブル14の作成時、ケース温度が上記変化幅の半分だ
け変化したとき、つまり60− (60−48)/2=
54℃のときの光ビーム強度を求めれば、画像記録時の
1画素記録タイミングが変動しても、前述のように精密
な補正を行ないつる補正テーブル14が得られることに
なる。
前述のように半導体レーザ1をデユーティ比40%でパ
ルス点灯させれば、その温度上昇は、半導体レーザ1を
連続点灯させる場合の40%となる。つまり補正テーブ
ル作成時ケース濡度は、第11図に破線で示すように、
あたかもケース温度を44 (=48− (58−48
)Xo、4)’Cに設定する制御を行なっているように
変化する。こうしておいて、半導体レーザ1の光出力が
定常状態に落ち看いた状態で光ビーム4の強度を測定す
れば、第11図に矢印Aで示すように、結局ケース温度
54℃のときの光ビーム強度を測定することになる。し
たがって本装置においては、精密な補正を行ないつる補
正テーブル14が作成されるようになる。
なお以上説明したように、すべての画像11度に対応す
る電圧値Vinと■との関係を逐−求める他、先に説明
した階調補正テーブル12の作成の場合と同様に、電圧
値VinとVとの関係を主要ないくつかの場合のみにつ
いて求め、そのデータを補間してV−P特性補正テーブ
ル14を作成するようにしてもよい。また階調補正テー
ブル12、逆log変換テーブル13、および上記V−
P特性補正テーブル14はそれぞれの変換特性をすべて
含ませて1個の補正テーブルとして形成されてもよいし
、あるいはそれぞれ別個の形に構成されてもよい。
また上記実施例においては、時間経過に従ってレベルが
段階的に増大するテスト信号810が用いられているが
、これとは反対に、時間経過に従ってレベルが段階的あ
るいは連続的に低下するテスト信号を用いることもでき
る。
次に本発明の第2実施例について、第12図を参照して
説明する。なおこの第12図において、前記第1図中の
要素と同等の要素には同番号を付し。
それらについての説明は省略する。以上述べた第1実施
例の装置においては、半導体レーザ1の駆vJ7H流対
光出力特性の非線形性を補正するようにしているが、こ
の第2実施例においてはそれに加えて、ビーム走査系に
設けられる光学素子の入射光強度対光透過率特性の非線
形性も補正するようにしている。
該第2実施例の装置においては、半導体レーザ1から発
せられた光ビーム4はコリメータレンズ17に通されて
平行ビームとされ、前述したような開口制限板50、偏
光フィルタ51に通されて光ビーム4′とされる。この
光ビーム4′はハーフミラ−52に通され、次に例えば
ポリゴンミラー等の光偏向器18に入射してそこで反射
偏向される。上記偏光フィルタ51は、半導体レーザ1
のレーザダイオードチップの接合面に平行な方向に偏光
した光のみを透過させるものである。光ビーム4をこの
ような偏光フィルタ51および間口制限板50に通すこ
とにより、これらを通過した光ビーム(走査ビーム)4
′は前述の通り極めて微小なスポットに集束しうるよう
になる。このように集束された走査ビーム4′によって
感光材料20を走査すれば、鮮鋭度の高い画像を記録で
きるようになる。
次にV−P特性補正テーブル84について説明する。先
に述べた通り、フォトダイオード6と電流−電圧変換ア
ンプ7とからなるAPC回路8を設けて、帰還信号Vp
dを加算点2にフィードバックさせても、発光レベル指
令信号と光ビーム4の強度との関係を理想的なもの(第
4図の実線表示の関係)とすることは困難である。その
ことに加え、開口制限板50と偏光フィルタ51の入射
光強度対光透過率特性も、先に述べたように非線形であ
るので、発光レベル指令信号と走査ビーム4′の光強度
との関係を線形にすることは一層困難である。
上記■−P特性補正テーブル84は、走査ビーム強度と
発光レベル指令信号との関係を線形にするために設けら
れている。すなわち、発光レベル指令信号y retと
走査ビーム4′の光強度psとの理想的な関係を第13
図にaで示す直線とし、実際の関係を同じく第13図に
bで示す曲線とすると、V−P特性補正テーブル84は
、発光レベル指令信号S1”がそのままD/A変換され
た場合の電圧値がVinであったと仮定すると、この電
圧値■inを■なる値に変換するように形成されている
。つまり発光レベル指令信号■refの値がVinであ
ったとすると、P′の光強度しか得られないが、上記の
変換がなされていれば、電圧値Vinに対してPOの光
強度が得られる。すなわち発光レベル指令信号81″に
対応する電圧値Vinと走査ビーム強度psとの関係は
、線形なものとなる。
次に上記■−P特性補正テーブル84の作成について説
明する。第12図の装置にはテーブル作成手段85が設
けられ、該テーブル作成手段85が発するテスト信号S
10が信号切換スイッチ15を介して加算点2に入力さ
れるようになっている。また光ビーム4′の一部を分岐
させるハーフミラ−52が反射した光ビーム4”は、フ
ォトダイオード等の光検出器53によって受光されるよ
うになっている。
この光検出器53の出力を電圧信号に変換する電流−電
圧変換アンプ54が出力する走査ビーム強度信号Vsは
、テーブル作成手段85に入力される。補正テーブル作
成時に信号切換スイッチ15は、前述のように発光レベ
ル指令信号■refを加算点2に送る画像記録時の状態
から切り換えて、上記テスト@@810を加算点2に送
る状態とされる。このテスト信@S10は、前述の第1
実施例におけるものと同じである。
加算点2に上記のようなテスト信号310が入力される
ことにより、半導体レーザ1が光ビーム4を発し、その
際の走査ビーム4′の強度を示す信号Vsがコンパレー
タ77に入力される。このコンパレータ77には、CP
 U TBから発せられ[)/A変換器76によってア
ナログ化された基準信号Vpが入力され、走査ビーム強
度信号ysと該基準信号Vgとが比較されるようになっ
ている。この際CP U 78は、最初に半導体レーザ
1の最低光光レベルに対応する基準信号V(It(’l
)を出力し、コンパレータ77はこの基準信号V!If
(1)と走査ビーム強度信号VSとが一致したとき一致
信号811を出力する。この一致信号811はラッチ7
5に入力される。ラッチ75はPROM72からの出力
を受けており、上記一致信号811が入力された時点の
PROM72の出力をラッチする。このラッチされた信
号312は、第13図で説明すれば、基準信号Vgの値
がVinであったときの■の値を示す(以下1、基準信
号vq<n>に対応する電圧値■をV (n)と示す)
。CP U 78は、基準信号Vg (1)を電圧値V
(1)の信号に変換するテーブルをRAM79に形成す
る。
前記一致信号811はCP U 78にも入力され、C
P U 78はこの一致信号811を受けると、基準信
号Vo(1)をVo(2)すなわち半導体レーザ1の下
から2番目の発光レベルに対応するものに切り換え、そ
れとともにコンパレータ77をリセットする。そしてこ
の場合にもCP U 78は、基準信号V(](2)を
電圧値■(2)の信号に変換するテ−プルをRAM79
に形成する。
以上の操作は基準信号VF  (1024> 、つまり
半導体レーザ1の最大発光レベルに対応する基準信号に
ついてまで順次行なわれ、その結果RA M 79には
、1024通りの信号値Vin(n)をそれぞれV(n
)に変換するテーブルが作成される。このテーブルは、
データライン80を介して補正テーブル40を構成する
RAMに送られ、V−P特性補正テーブル84として設
定される。以上述べた通りこの補正テーブル84は、第
13図における電圧値■inをVに変換するように形成
されているから、該テーブル14を通す前の発光レベル
指令信号S1”と走査ビーム強度psとの関係は線形と
なる。
この第2実施例においても、第1実施例におけるのと同
様に、半導体レーザ1は前述のような短い点灯周期でパ
ルス点灯され、また補正テーブル作成時の走査ビーム強
度信号ysと基準信号V。
との比較タイミングも、第1実施例の場合と同様、半導
体レーザ1の光出力が第7図(aに示す過渡的変化を経
て定常状態に落ち着いた後の時点に設定されている。
上記のようにすることにより、この場合もV−P補正テ
ーブル84は、精密な補正を行ないうるものとなる。
以上説明した第1、第2実施例においては、先に述べた
アンダーシュートの影響も考慮して半導体レーザ1のパ
ルス点灯デユーティ比を設定しているが、このアンダー
シュートの影響は特に考慮しなくても構わない。
また以上説明した第2実施例においては、走査ビーム4
′の集束性を高めるために、開口制限板50および偏光
フィルタ51が設けられているが、これらのうちの一方
のみを使用してもよいし、あるいはこれらの光学素子に
代えて前述の干渉フィルタを使用してもよいし、さらに
はこれら3つの光学素子のうちの2つあるいはすべてを
適当に組み合わせて使用してもよい。
(発明の効果) 以上詳細に説明した通り本発明においては、半導体レー
ザの駆動電流対光出力特性が非線形であること、および
/または走査ビームの集束性向上のために設けられる偏
光フィルタ等の光学素子の入射光強度対光透過率特性が
非線形であることに起因する発光レベル指令信号対走査
ビーム強度特性の非線形性を、半導体レーザ光出力安定
化回路とは別に設けた補正テーブルによって補正するよ
うにしているので、上記光出力安定化回路により構成さ
れる閉ループのループゲインを現在の技術水準で十分実
現可能な低い値に設定しても、高い応答性を確保した上
で発光レベル指令信号と走査ビーム強度との関係を、そ
のLED領域とし呻ザ発振領域に亘って線形にすること
ができる。したがって本発明によれば、画像信号を所定
量変化させることにより等濃度間隔で画像濃度を制御で
き、また半導体レーザの光出力ダイナミックレンジつま
り感光材料の露光量を3桁程度の広範囲に亘って確保で
きるので、例えば濃度分解能が10bit程度の極めて
高階調の連続調画像を高速かつ精密に記録可能となる。
また、本発明のレーザ記録装置は上記の補正テーブルを
作成する手段を備えているので、随時補正テーブルを作
成し直すことができる。したがって本発明装置において
は、例えば半導体レーザの性能が経時変化する等しても
、そのような変化を補償して常に補正テーブルを適正な
ものとしておくことができ、精密記録が可能な状態を長
期に亘って維持可能となる。
さらに本発明においては、補正テーブル作成時に、補正
無しの画像記録時に半導体レーザのドループ特性で変化
している途中の光ビーム強度に相当する光ビーム強度に
基づいて補正テーブルを作成するようにしたことにより
、補正テーブルは前述の非線形性を精密に補正しうるも
のとなり、記録精度が十分に高められるようになる。
また本発明においては、上述の通り画[111度制御上
何ら問題なく偏光フィルタや干渉フィルタ、開口制限板
等の光学素子をビーム走査系に配置可能であるの・で、
このような光学素子によって走査ビームを微小なスポッ
トに集束させ、鮮鋭度の高い画像を記録可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のレーザ記録装置の第1実施例を示す概
略図、 第2図は半導体レーザの駆動電流対光出力特性を示すグ
ラフ、 第3図は半導体レーザ光出力安定化回路の一例を示すブ
ロック図、 第4図は発光レベル指令信号と半導体レーザ光出力との
関係を示すグラフ、 第5図は半導体レーザの光出力と微分量子効率との関係
を示すグラフ、 第6図は半導体レーザの駆動電流対光出力特性の温度依
存性を示すグラフ、 第7図は半導体レーザのドループ特性を説明するグラフ
、 第8図は上記第1実施例装置におけるV−P特性補正テ
ーブルの作用を説明するグラフ、第9図は上記実施例の
装置のテーブル作成手段が発するテスト信号の波形を示
すグラフ。 第10図は本発明に係る偏光フィルタの作用を説明する
グラフ、 第11図は本発明の詳細な説明するための説明図、第1
2図は本発明のレーザ記録装置の第2実施例を示す概略
図、 第13図は上記第2実施例装置におけるV−P特性補正
テーブルの作用を説明するグラフである。 1・・・半導体レーザ    2・・・加算点3・・・
電圧−電流変換アンプ 4.4′、4″、5・・・光ビーム 6・・・フォトダイオード 7.54・・・電流−電圧変換アンプ 8・・・APC回路     10・・・画像信号発生
器14.84・・・V7−P特性補正テーブル16.7
3.76・・・D/A変換器 17・・・コリメータレンズ  18・・・光偏向器1
9・・・集束レンズ     20・・・感光材料40
・・・補正テーブル    50・・・開口制限板51
・・・偏光フィルタ    52・・・ハーフミラ−5
3・・・光検出器    70.85・・・テーブル作
成手段72・・・PROM       75・・・ラ
ッチ77・・・コンパレータ    78・・・CPU
79・・・RAM        81・・・画像信号
81″・・・補正前の発光レベル指令信号■ref・・
・発光レベル指令、信号 Vpd・・・帰還信号     Ve・・・偏差信号V
s・・・走査ビーム強度信号 第2図 第4図 Vref : G’tvy−レFiml(f号第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 FL?r聞 第11図 第13図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)半導体レーザから発せられた光ビームをビーム走
    査系によって感光材料上に走査させるとともに、 画像信号に対応した発光レベル指令信号に基づいて、レ
    ーザ動作制御回路により前記半導体レーザの駆動電流を
    制御して前記光ビームの強度を変調することにより、前
    記感光材料に連続調画像を記録するレーザ記録方法にお
    いて、 前記光ビームの強度を検出し、この検出された光強度に
    対応する帰還信号を前記発光レベル指令信号にフィード
    バックさせるとともに、 前記発光レベル指令信号を、前記半導体レーザの駆動電
    流対光出力特性の非線形性、および/または前記ビーム
    走査系の光学素子の入射光強度対光透過率特性の非線形
    性を補償するように補正テーブルによって補正して、該
    補正後の信号に基づく光ビームの強度と、補正前の発光
    レベル指令信号の関係を線形にし、 レベルが変化するテスト信号を前記レーザ動作制御回路
    に入力し、その際の前記光ビームの強度と該テスト信号
    との関係に基づいて前記補正テーブルを作成する際に、
    前記半導体レーザをそのドループ特性による光出力変動
    期間よりも十分短い点灯周期で、かつ画像記録時よりも
    低いデューティ比でパルス点灯し、半導体レーザ光出力
    がほぼ定常状態に収束した時点で前記光ビームの強度を
    測定することを特徴とするレーザ記録方法。
  2. (2)前記半導体レーザを、画像記録時は各画素毎に連
    続点灯し、前記補正テーブルの作成時はデューティ比4
    0%でパルス点灯することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載のレーザ記録方法。
  3. (3)光ビームを発する半導体レーザと、 前記光ビームを感光材料上に走査させるビーム走査系と
    、 画像信号に対応した発光レベル指令信号を生成し、該信
    号に基づいて前記半導体レーザの駆動電流を制御して前
    記光ビームの強度を変調するレーザ動作制御回路とを有
    するレーザ記録装置において、 前記レーザ動作制御回路が、前記光ビームの強度を検出
    し、この検出された光強度に対応する帰還信号を前記発
    光レベル指令信号にフィードバックさせる光出力安定化
    回路と、 前記半導体レーザの駆動電流対光出力特性の非線形性、
    および/または前記ビーム走査系の光学素子の入射光強
    度対光透過率特性の非線形性を補償するように前記発光
    レベル指令信号を補正して、該補正後の信号に基づく光
    ビームの強度と、補正前の発光レベル指令信号の関係を
    線形にする補正テーブルとを有するとともに、 レベルが変化するテスト信号を前記レーザ動作制御回路
    に入力し、その際の前記光ビームの強度と該テスト信号
    との関係に基づいて前記補正テーブルを作成するテーブ
    ル作成手段と、 前記補正テーブルを作成する際に前記半導体レーザを、
    そのドループ特性による光出力変動期間よりも十分短い
    点灯周期でパルス点灯させるパルス駆動回路とが設けら
    れ、 前記テーブル作成手段が、半導体レーザ光出力がほぼ定
    常状態に収束した時点で前記光ビームの強度を測定する
    ように形成されていることを特徴とするレーザ記録装置
JP62036586A 1986-10-20 1987-02-19 レ−ザ記録方法および装置 Pending JPS63202712A (ja)

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