JPS63200805A - 汚水清澄剤 - Google Patents

汚水清澄剤

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JPS63200805A
JPS63200805A JP3159187A JP3159187A JPS63200805A JP S63200805 A JPS63200805 A JP S63200805A JP 3159187 A JP3159187 A JP 3159187A JP 3159187 A JP3159187 A JP 3159187A JP S63200805 A JPS63200805 A JP S63200805A
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JP
Japan
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montmorillonite
clay mineral
sewage
water
dioctahedral
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JP3159187A
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English (en)
Inventor
Masahide Ogawa
小川 政英
Akio Oguma
小熊 昭夫
Yoshinobu Komatsu
善伸 小松
Kotaro Igarashi
五十嵐 小太郎
Kenichi Saito
健一 斎藤
Kazuo Ikeda
和雄 池田
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Mizusawa Industrial Chemicals Ltd
Original Assignee
Mizusawa Industrial Chemicals Ltd
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  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、汚水清澄剤に関するもので、より詳細には特
定の粘土鉱物また半合成粘土鉱物から成り、種々の汚水
、特に水産加工場や屠殺場から排出される血液分を含有
する汚水をも有効に清澄化処理し得る汚水清澄剤に関す
る。
(従来の技術) 水産加工場では、多量の立木が発生しているが、この立
木は汚濁度が非常に高いため、通常の排水処理技術では
処理できず、別途の処理が必要とされている。立木は凝
集処理の最も困難な汚水の一つであり、汚水中に含まれ
る血液分を完全に捕集し、凝集させて、汚水を清澄化さ
せることは、従来の排水処理技術では不可能に近かった
例えば、青森県水産加工研報告59年度第144〜14
6頁には、ポリアクリル酸ソーダ系高分子凝集剤を使用
したマイワシ立木の凝集処理試験の結果が報告されてい
るが、蛋白質として約60〜80%程度の凝集率が得ら
れているにすぎない。
(発明が解決しようとする問題点) 従って、本発明の目的は、汚水と混合接触させるという
簡便な操作で、汚水中に含有される血液分をも有効に捕
集して、汚水を有効に清澄化し得るような清澄剤を提供
するにある。
本発明者等は、以下′に述べる特性を有するジオクタヘ
ドラル型モンモリロナイトを主体とする粘土鉱物や、ジ
オクタヘドラル型モンモリロナイトとトリオクタヘドラ
ル型フィロケイ酸マグネシウムとを含有する半合成粘土
鉱物は、汚水中の血液等の有色成分やCOD成分を捕集
する特性に優れており、汚水を清澄化する能力に優れて
いることを見出した。
(問題点を解決するための手段) 本発明によれば、ジオクタヘドラル型モンモリロナイト
を主体とし、15+sl/2g以下のACC法膨潤度、
50乃至90meq/100gのカチオン交換容量、9
0乃至250d1gの比表面積及び4乃至8の水性懸濁
液pHを有する粘土鉱物から成ることを特徴とする汚水
清澄剤が提供される。
本発明によればまた、ジオクタヘドラル型モンモリロナ
オトとトリオクタヘドラル型フィロケイ酸ケイ酸マグネ
シウムとを物理的に分離不能な状態で含有し、15−1
/2g以下のACC法膨潤度、50乃至80meq/1
00gのカチオン交換容量%ioo乃至200rn’/
gの比表面積及び8乃至10の水性懸濁液pHを有する
半合成粘土鉱物から成ることを特徴とする汚水清澄剤が
提供される。
(作  用) モンモリロナイトは、Au!06の八面体層が2つのs
io、の四面体層でサンドイッチされた三層構造を基本
とし、この基本構造が更に積層された多層構造を有する
ものであり、その単位胞は理論上、式^j!2(Sho
s(OH) ) 2で表わされるものであって、ジオク
タヘドラル型粘土鉱物に属する。
天然に産出するモンモリロナイトにおいては、^7!0
6の八面体層中のA2原子の一部がマグネシウム原子や
鉄原子で置換されており、また5iOaの四面体層中の
St原子の一部がAl原子で置換されていることもあり
、これらの置換による価数の不足を補なう型で、カチオ
ンや水素イオンが眉間に存在している。この眉間カチオ
ンとしてナトリウムイオンが存在するものは、ベントナ
イトと呼ばれ水膨潤性である。層間に他のカチオンや水
素イオンが存在し、水に対して非膨潤性のものは酸性白
土と呼ばれている。
前者のタイプの水性膨潤性モンモリロナイト、即ちナト
リウムモンモリロナイト(ベントナイト)を水に分散し
た油滴の分離・凝集に用いることは、特公昭49−37
033号公報により既に知られているが、本発明は、後
者のタイプのモンモリロナイト、即ち水非膨潤性のモン
モリロナイトを汚水の清澄剤として使用するものである
天然に産出する酸性白土中には、石英、長石、方解石、
緑泥石、沸石、硫化鉄鉱等の不純物が含有されており、
これらの不純物は、石砂分離機、風簸、木簡等の手段で
分離できるが、分離後の粘土鉱物にはモンモリロナイト
以外にクリストバライトが含有されており、多くの場合
、モンモリロナイトとクリストバライトとは物理的に分
離不能な状態で混在している。
添付図面第1図は、本発明に用いる粘土鉱物のX−線回
折像であり、図中の記号Mはモンモリロナイトに特有の
X−線回折ピークであり、Crはクリストバライトに特
有のX−線回折ピークである。
本発明に用いる粘度鉱物は、モンモリロナイトを主体と
するものであり、一般に全体当り50重量%以上、特に
60重量%以上のモンモリロナイトを含有することが望
ましい。下記第1表は本発明に用いる粘土鉱物の化学組
成の一例を示す。
第1表 5102   45  〜75重量% ^hos  7〜25 Fe203 2〜9 Mg0 1〜5 Ca0 0.01〜4 に20 0.05〜0.3 Na20 0.01〜0.1 灼熱減量 5 〜12 本発明において、上述した構造のモンモリロナイトを主
体とする天然産の粘土鉱物を使用する代りに、ジオクタ
ヘドラル型モンモリロナイトとトリオクタヘドラル型フ
ィロケイ酸マグネシウムとを物理的に分離不能な状態で
含有する半合成粘土鉱物を用いることもできる モンモリロナイトの化学構造は、既に述べた通りである
が、この半合成粘土鉱物に含まれるフィロケイ酸マグネ
シウムは、MgO,の八面体層が2つの5in4の四面
体層でサンドイッチされた三層構造を基本とし、この基
本構造が多少タンダムに積層された多層構造を有し、そ
の単位胞は弐Mgs (5i20a(OH)) xであ
ることからトリオクタヘドラル型粘土鉱物に属する。
本発明に用いる半合成鉱物に、これら2種類の層状結晶
構造が存在する事実は、X−線回折像から確認される。
添付図面第2図は本発明に用いる合成鉱物のX−線回折
図である。ジオクタヘドラル型モンモリロナイトも、ト
リオクタヘドラル型フィロケイ酸マグネシウムも面指数
(020)(d−4,5人)及び面指数(Zoo)(d
−2,6人)の回折ピークが重複しており、両者の区別
はできないが、ジオクタヘドラル型では面指数(060
)(7)回折ピークが面間隔d−1,50人(2θ(C
u−にα)冨62°)に表われるのに対して、トリオク
タヘドラル型では面指数(060)の回折ピークが面間
隔d冨1.54人(2θ(Cu−にα)=60°)に表
われる点で、両者の混在を確認することができる。
本発明に用いる半合成鉱物におけるトリオ少々ヘドラル
型フィロケイ酸マグネシウムは、親油性を示す一方、ジ
オクタヘドラル型モンモリロナイトは親木性を示し、し
かもこれら両成分は物理的に分離不能な状態で存在する
ことから、この鉱物は油にも水にも親和性を示し、例え
ば水と流動パラフィンとを二層で含む系に投入すると、
両者の乳化液が安定に生成する(1:1の重量比では水
中油型乳化液となる)。
添付図面第3図は、本発明に用いる半合成鉱物の面指数
(060)のX線回折図である。
本発明に用いる半合成鉱物は、ジオクタヘドラル型モン
モリロナイトとトリオクタヘドラル型フィロケイ酸マグ
ネシウムとを、面指数(060)のX線回折ピーク強度
比、即ち R=1./I丁 式中、roは面間隔1.49〜1.51人におけるジオ
クタヘドラル型モンモリロナイトのピークの強度を表わ
し、I丁は面間隔1.53〜1.55八 におけるトリ
オクタヘドラル型フィロケイ酸マグネシウムのピークの
強度を表わす。
のピーク強度比(R)が、一般に0.5乃至5、特に0
.7乃至3の範囲にあることが望ましい。このピーク面
積比(R)は親木性と親油性とのバランス度に関係し、
この比(R)が大きくなると親水性の度合いが大きくな
り、この比(R)が小さくなると親油性の度合いが大き
くなる。
この半合成粘土鉱物は、モンモリロナイトとクリストバ
ライトとを物理的に分離不能な状態で含有する原料粘土
と、マグネシウムの酸化物、水酸化物或いは反応条件下
に酸化物或いは水酸化物を生成し得る化合物とを、水の
存在下に反応させることにより得られる。
マグネシウム原料としては、マグネシウムの酸化物、水
酸化物または反応条件下に前記酸化物乃至水酸化物を形
成し得る化合物を使用し得る。この後者の化合物として
は炭酸マグネシウムやマグネシウムのアルコキシド等を
挙げることができる。マグネシウムの酸化物、水酸化物
が適当な原料である。
マグネシウム化合物の量は、MgOとして、クリストバ
ライトの51021モル当り0.1乃至3.0モル、特
に0.5乃至2.0モルの量比となるような割合いで用
いるのがよい。
上述した両原料の反応は、水の存在下に行うべきであり
、水の非存在下ではクリストバライトのフィロケイ酸マ
グネシウムへの転化は生じない。
反応温度は、60℃以上の温度、特に80乃至100℃
の温度で、常圧乃至加圧下に行われる。
反応の方式としては、粘土をスラリー化し、酸化マグネ
シウム或いは水酸化マグネシウムを添加し、攪拌下に反
応を行わせる。或いは粘土とマグネシウム化合物を水の
存在下に十分均密に混練し、この混線造粒物を、水の不
揮発性条件下に、例えば密閉容器中で蒸し反応させる。
更に、上記組成のスラリー或いは混練物をオートクレー
ブに仕込み、加圧下に反応させる。この水熱合成法では
、マグネシウム成分として炭酸塩を用いることも可能で
ある0反応時間は方式及び温度によっても相違するが、
スラリー法で3乃至10時間、蒸し反応法で3乃至10
時間、オートクレーブ法で1乃至5時間である。
反応後の生成物は、必要により水洗し、反応方式によっ
て濾過、乾燥、粉砕等の後処理を行って製品とする。
本発明においては、天然産粘土鉱物や半合成粘土鉱物を
単独で使用することもでき、また任意の量比で両者の混
合物を用いることもできる。半合成粘土鉱物は油分を含
有する汚水の清澄化に特に有利であることから、目的に
応じて両者の組成比を適宜窓めればよい。以下に述べる
粘土鉱物はこれらの何れの使用態様を含む意味で用いる
ものとする。
本発明に用いる粘土鉱物は、15a+1/2g以下、特
に10ml/2g以下のACCCC法度潤度することが
特徴である。この粘土鉱物の膨潤度は、従来のナトリウ
ム型ベントナイトの膨潤度が一般に20乃至40履1/
2gの範囲にあるのに比べれば、著しく小さいものであ
ることがわかる。
粘土鉱物の膨潤度が上記範囲よりも大きい場合には、水
と接触したときの粘土鉱物のゲル化傾向により、汚水中
に均−且つ分散させることが困難であり、また粉体を汚
水中に投入したとき表面にゲル化皮膜等が形成されて、
汚水中の汚濁成分を粘土鉱物粒子に吸着・捕集せしめる
ことが困難となり易い、また、汚濁成分が吸着保持され
た粘土のスラッジの容積も、粘土自体の膨潤により著し
く大きなものとなり、小容積の汚濁成分凝集物として分
離するという目的に通しなくなると共に、凝集物のが通
や脱水も困難となるという問題もある。本発明において
は、水膨潤度の小さいモンモリロナイトも、清澄剤とし
て使用することにより、汚水に対する均一分散性、血液
等の汚濁成分に対する優れた吸着性、及び小容積の汚濁
成分凝集物の生成という効果が奏されるものである。
本発明に用いる粘度鉱物は、更に40乃至90meq 
 (ミリイクイバレント)7100g、特に50乃至8
0meg/100gのカチオン交換容量(CEC)を有
することも重要な特徴である。即ち、汚水中に含まれる
汚濁成分の補集能力は、粘土鉱物のカチオン交換容量と
溶接に関連することがわかった。即ち、用いる粘土鉱物
が水葬膨潤性のモンモリロナイトから成っていても、こ
のカチオン交換容量が上記範囲よりも小さい場合には、
汚水の清澄化効果は、本発明に比して劣るようになる。
この事実は、本発明に用いる粘土鉱物による汚濁着色成
分の捕集除去にイオン的作用も寄与していることを物語
っている。半合成粘土鉱物では、マグネシウム成分との
反応により、このカチオン交換容量は、上記範囲の内で
も比較的広い範囲にある。
更に、本発明に用いる粘土鉱物は、比表面積(BET)
が70乃至250ゴ/g、特に100乃至200d1g
の範囲内にある。即ち、粘土鉱物は、微細層状化合物と
しての特性上大きな比表面積を有することが特徴である
。この比表面積は、汚濁着色成分に対する吸着能力に関
連するものであり、比表面積が上記範囲内のものを用い
ることにより、比較的少ない使用量で処理水の清澄化が
可能となるものである。粘土鉱物を、その結晶構造が破
壊されない範囲内で酸処理して、比表面積を増大させ、
汚濁成分の吸着能力を増大させることも勿論可能である
本発明に用いる粘土鉱物は、ナトリウムモンモリロナイ
トに比してpHが低く、その5%水性懸濁液として測定
したpHは4乃至8の範囲内である。
半合成粘土鉱物ではマグネシウム分の存在により、pH
は若干高くなり、その値は一般に8乃至10の範囲内で
ある。
これらの粘土鉱物は、一般に粉末の形で汚水の清澄化処
理に用いられ、その平均粒子径は一般に1乃至90μm
l特に3乃至40μmの範囲内にあるのがよい。
本発明の汚水清澄剤は、種々の汚濁着色成分を含有する
汚水の処理に使用されるが、特に水産加工場等からの立
木や屠殺場からの排水の処理に有利に使用される。
この清澄剤の汚水に対する添加量は、汚濁の程度によっ
ても相違するが、一般的に言って、汚水当り0.1乃至
10重量%、特に0.5乃至5重量%の量であるのがよ
い、!A理に際しては、汚水に上記清澄剤を添加し、1
乃至10分間にわたって十分攪拌混合を行った後、必要
によりそれ自体公知の無機系及び/又は有機系の凝集剤
を添加し、1乃至10分間にわたワて混合した後静置し
て、凝集物を沈降させる0本発明によれば、80%以上
にも達する色度除去率が達成され、しかもCOD除去率
も50%以上に達するという予想外に優れた作用効果が
奏される。
無機系凝集剤としては、液体硫酸バンド、硫酸アルミニ
ウムー鉄凝集剤、塩基性塩化アルミニウム等が、また有
機系凝集剤としてはカチオン系、アニオン系、両性系及
びノニオン系の有機高分子系凝集剤等が使用される。
(発明の効果) 本発明によれば、汚水中の血等の汚濁着色成分の吸着・
捕集が有効に行われ、処理水の清澄化が可能となる。
区■1抹 本明細書における各項目の試験方法は下記によった。
1、ACCCC法度 潤度ベントナイト工業会標準試験方法JBAS−104
−77膨潤度の試験方法にて測定した。
試料2.0gを蒸留水100mlを入れた100mlの
共栓付メスシリンダーに約10回に分けて加える。ただ
し、さきに加えた試料がほとんど内壁に付着せず、スム
ーズにシリンダー底に沈着するように1回の加える量を
加減する。さきに加えた試料がほとんど沈着してのち次
の試料を加える。加え終ってから24時間放置し、容器
内に堆積した試料の見掛は容積を読みとった。膨潤度の
単位は(ml/2g)である。
2、カチオン交換容量(CEC) 日本ベントナイト工業会標準試験方法JBAS−106
−77カチオン交換容量(CEC)の測定方法にて測定
した。
測定装置は本屋製作所製の土壌置換容量測定装置(原田
吉田式)を使用し、JIS  KO102アンモニウム
イオン(N H4”)の前処理(蒸留法)と中和滴定法
を用いて、次式により算出した値をカチオン交換容量(
CEC”)とした。
ここに A:空試験に要した0、lN−Na01(’の
ml数Bり実際に要した0、lN−NaOHのml数f
 : 0.lN−NaOHのファクターS:試料採取量
(g) M:試料の水分(豹 3、比表面積 各粉体の比表面積は窒素ガスの吸着によるいわゆるBE
T法に従って測定した。詳しくは次の文献を参照するこ
と。
S、Brunauer、P、)1.E+e+aett、
E、Te1ler、J、^m、chem。
Sac、Vol、f30.309 (1938)なお、
本明細書における比表面積の測定はあらかじめ150℃
になるまで乾燥したものを0.5〜0.6g秤量びんに
とり、150℃の恒温乾燥器中で1時間乾燥し、直ちに
重量を精秤する。この試料を吸着試料管に入れ200℃
に加熱し、吸着試料管内の真空度が10−’*m)Ig
に到達するまで脱気し、放冷後約−196℃の液体窒素
中に吸着試料管を入れ、 pNa/po−0,05〜0.30 (pNa  :窒素ガス圧力、po−測定時の大気圧)
の間で4〜5点N2ガスの吸着量を測定する。それから
死容積を差し引いたN2ガスの吸着量を0℃、1気圧の
吸着量に変換しBET式に代入して、Vm (cc/g
)  (試料面に単分子層を形成するに必要な窒素ガス
吸着量を示す)を求めた。
比表面積 S、A+4.35xVm (rr?/g)4
、  pH a、水性懸濁液pH 本実施例における各粉体の水性懸濁液のpHは、以下の
様にして測定した。
定温乾燥器にて温度110℃、乾燥時間3時間乾燥させ
た粉末試料5gと蒸留水95gをtoomlのガラス製
ビーカーにはかり取り、電熱器を用いて5分間煮沸させ
た後、室温に至るまで冷却する。煮沸により減少した分
の蒸留水を補い、5%懸濁液とする。この5%懸濁液を
ガラス製pH電極を用い、IIHメーターにて測定した
b、土水原水及び処理水のpH 本実施例における土水原水及び処理水のp)iは、JI
S  KO102工場排水試験方法pHガラス電極法に
て測定した。
5、  X線回折 本実施例においては、理学電機■製X線回折装置(X線
発生装置4036A1.ゴニオメータ−2125D1.
計数装置5071)を用いた。
回折条件は下記のとおりである。
ターゲット    Cu フィルター    Ni 検出器  SC 電    圧     35にvp 電    流      15mA カウント・フルスケール       8 0 0 0
 c/s時定数  1 sec 走査速度   2°/win チャート速度   2c+s/sin 放射角  1゜ スリット巾    0.3  am 照    角      6゜ 測定回折角範囲  3°〜65° (2θ)6、面指数
(060)のX線回折ピークの強度比(R)測定方法 a、X線回折の条件 ターゲット    Cu フィルター    Ni 検出器  SC 電    圧      40にvp 電    流     20a+A カウント・フルスケール        8 0 0 
0 c/s時定数  1 sec 走査速度   1°/win チャート速度   1co+、/+in放射角  2゜ スリット巾    OJ  +ua 照    角      6゜ 測定回折角範囲 58°〜64° (2θ)尚、本実施
例においては、上記条件に限定されるものではなく、ベ
ースラインよりのピークの高さを1〜5cmの範囲にな
るように電圧・電流等の条件を設定すればよい。
58強度比(R)の算出方法 上記X線回折条件により得たX線回折スペクトルのトリ
オクタヘドラル型フィロケイ酸マグネシウムの回折の始
まる点(2θ=58°)とジオクタヘドラル型モンモリ
ロナイトの回折の終る点(2θ−63,5’ )を結ぶ
直線を基線とし、基線から面指数(OSO)のジオクタ
ヘドラル型モンモリロナイトのピークの頂点までの高さ
をIDt面指数(060)のトリオクタヘドラル型フィ
ロケイ酸マグネシウムのピークの頂点までの高さをIT
とする。次式より強度比(R)を求めた。
R諺1./I丁 7、平均粒子径 本実施例においては、コールタ−カウンター社製コール
タ−カウンターモデルT A −IT型を用いて測定し
た。
分散媒体として、コールタ−カウンター専用分散溶液で
あるl5OTONIIを用いた。
試料分散液の調整は、次のようにして行った。
200mlビーカーに蒸留水150a+1をとり、試料
約1gを加え、S K  Disperser (超音
波分散器)で約2分間分散させる。この際、攪拌器で同
時に攪拌する。
分散終了後、こまごめピペットにてこの分散液を採取し
、コールタ−カウンターに付属している攪拌機を作動さ
せながらコールタ−カウンターにあらかじめ設置してお
いたl5OTONII 200 ml入りの250ml
のビーカーに、濃度が5〜10%になるまで滴下する0
滴下が終了ししだい、コールタ−カウンターを作動して
、平均粒子径(メジアン径)を測定する。
8、色度 本実施例における土水原水及び処理水の色度は、JIS
  KOIOI工業用水試験方法、色度の測定法にて測
定した。
9、   COD 本実施例における立木原水及び処理水のCODは、JI
S  KO102工場排水試験方法100℃における過
マンガン酸カリウムによる酸素消費量(CODMrl)
にて測定した。
10.7S(全蒸発残留物) 本実施例におけるTS(全蒸発残留物)はJIS  K
O102工場排水試験方法全蒸発残留物の測定法にて測
定した。
実施例 1 山形県櫛引町産、酸性白土(水分35%、ジオクタヘド
ラル型モンモリロナイト含有量70%、クリストバライ
ト含有量30%)を乾燥、粉砕。
分級し、粉末状の粘土鉱物を得た。
また、上記酸性白土に蒸留水を加え、湿式粉砕し、固形
分濃度20%の粘土スラリーを得た。このスラリー50
0gを17!のビーカーにとり、試薬−吸水酸化マグネ
シウム0.75a+olを蒸留水250mlとともに加
え、95℃にて10時間攪拌し、反応スラリーを得、次
いでが通、乾燥、粉砕、分級し、R−1,05の粉末状
の半合成粘土鉱物を得た。
以上の本発明による粘土鉱物からなる汚水清澄剤を用い
て以下の実施例でフィシュミール加工場から排水される
赤褐色をおびた立木原水を、清澄化処理することについ
て説明する。
実施例 2 TS(全蒸発残留物)が3.2g/lの立木原水800
■jをII!のビーカーにそれぞれはかりとり、第2表
に示した本発明による処理剤Aの乾燥粉末を、それぞれ
O,S%、1.0%、1.5%加え、ジャーテスター(
杉山元医理器製)を用いて、室温にて150rpmX5
分間攪拌処理した後、静置5分後に凝集物の沈降性とス
カム(タンパク買。
油等の凝集浮遊物)の除去性を目視観察し、次いで、そ
の上澄液を採取して、処理水のpH,CoDl色度を測
定し、その結果を表3に示した。
実施例 3 TS(全蒸発残留物)が5.6g/lの立木原水と、第
2表に示した本発明による処理剤Bの乾燥粉末を立木原
水に対して1.5%、2.0%、2.5%用いた他は、
実施例2と同じ条件にて処理し、その結果を第3表に示
した。
実施例 4 実施例2において第2表に示した本発明による処理剤C
の乾燥粉末を用いた他は、実施例2と同じ条件にて処理
し、その結果を第3表に示した。
実施例 5 TS(全蒸発残留物)が5.8g/lの立木原水800
 ■lを11のビーカーにそれぞれはかりとり、第2表
に示した本発明による処理剤りの乾燥粉末をそれぞれ1
.5%、2,0%、2.5%加え、ジャーテスター(杉
山元医埋器製)を用いて、室温にて150rpmX5分
間攪拌処理し、次いで試薬硫酸アルミニウム(試薬−級
^12 (504) s分55%)の5%水溶液を11
00Ofi11注入し、150rpmx3分間攪拌処理
した後、静置5分後に凝集物の沈降性とスカムの除去性
を目視観察し、次いでその上澄液を採集して、処理水の
pH。
COD、色度を測定し、その結果を表3に示した。
実施例 6 TS(全蒸発残留物)が10.3g/lの立木原水80
0IIlを11のビーカーにそれぞれはかりとり、第2
表に示した本発明による処理剤Eの乾燥粉末をそれぞれ
1.5%、2.0%、2.5%加え、ジャーテスター(
杉山元医埋器製)を用いて、室温にて150rpmX5
分間攪拌処理し、次いで試薬硫酸アルミニウム(試薬−
級Al 2 (SO4) s分55%)の5%水溶液を
toooppm注入し、150rpmX3分間攪拌処理
し、次いで市販の高分子凝集剤(試料番号MF−1)を
6 ppm注入し、100100rp分間攪拌処理した
後、静置5分後に、凝集物の沈降性とスカムの除去性を
目視観察し、次いで、その上澄液を採取して、処理水の
pH,COD、色度を測定し、その結果を表3に示した
比較例 1 実施例2で用いたTS(全蒸発残留物)が3.2 ge
lの立木原水800 曽lを12のビーカーにそれぞれ
はかりとり、試薬硫酸アルミニウム(試薬−級AA z
 (504) s分55%)の5%水溶液を1000p
pm 、 1500ppm、2000ppm注入し、室
温にて150rpmx5分間攪拌処理した後、静置5分
後に、凝集物の沈降性とスカムの除去性を目視観察し、
次いで、その上澄液を採集して、処理水の91(、CO
D、色度を測定し、その結果を表3に示した。
比較例 2 実施例2で用いたTS(全蒸発残留物)が3.2 ge
tの立木原水と、試薬ベントナイト(5%懸濁液GIH
9,5、A CC注形潤度23ml/2g。
CEC87meq /100g、比表面積120rn”
7g、平均粒度25.8μ)の乾燥粉末を用いた他は、
実施例2と同じ条件にて処理し、その結果を第3表に示
した。
比較例 3 ′ 実施例2で用いたTS(全蒸発残留物)が3.2 ge
lの立木原水と、試薬酸性白土(5%懸濁液pH5,0
、A CC注形潤度4.5 ml728%CEC431
eq/100g、比表面積93rn”7g、平均粒度8
.7μ)の乾燥粉末を用いた他は、実施例2と同じ条件
にて処理し、その結果を第3表に示した。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明実施例2に用いた、ジオクタヘドラル
型モンモリロナイトを主体とする粘土鉱物のCu−にα
線によるX線回折スペクトルである。 第2図は、本発明実施例3に用いた、ジオクタヘドラル
型モンモリロナイトとトリオクタヘドラル型フィロケイ
酸マグネシウムとを物理的に分離不能な状態で含有する
半合成鉱物のCu−にα線によるX線回折スペクトルで
ある。 第3図は、第2図のX線回折スペクトルにおけるd=1
.50人から1.59人の間の回折ピークを拡大した線
図であり、強度比(R)の求め方を図示したものである
。 特許出願人  水澤化学工業株式会社 第31!f e 手続補正書(1引 昭和62年 4月20日 特許庁長官  黒 1)明 till!1、事件の表示 昭和62年特許願第31591号 2、発明の名称 汚水清澄剤 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 4、代理人〒105 5、補正命令の日付 な  し く1)明細書第3頁末行から第4頁第1行にかけて「ジ
オクタヘドラル型モンモリロナオト」とあるのを。 rジオクタヘドラル型モンモリロナイト」と訂正する。 (2)仝第5頁第7行に 「水性膨潤性モンモリロナイト」 とあるのを、 r*膨潤性モンモリロナイトJ と訂正する。 (3)仝第6頁第7行に r本発明に用いる粘度鉱物」 とあるのを、 r本発明に用いる粘土鉱物」 と訂正する。 (0仝第7頁第11行に 「基本構造が多少タンダム」 とあるのを。 r基本構造が多少ランダム」 と訂正する。 (5)仝第9頁下から7行目に 「ピーク面積比(R)」 とあるのを。 rビーク強度比(R) J と訂正する。 (6)仝第13頁第6行に r本発明に用いる粘度鉱物」 とあるのを、 r本発明に用いる粘土鉱物」 と訂正する。 (7)仝第13頁第1θ行に 「汚濁成分の補集能力」 とあるのを、 r汚濁成分の捕集能力1 と訂正する。 (8)仝第13頁第11行に 「カチオン交換容量と溶接に関連」 とあるのを。 rカチオン交換容量と密接に関連」 と訂正する。 (9)仝第16頁末行に 「はとんど沈着してのち次の試料を加える。」とあるの
を、 rはとんど沈着したのち次の試料を加える。Jと訂正す
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ジオクタヘドラル型モンモリロナイトを主体とし
    、15ml/2g以下のACC法膨潤度、50乃至90
    meq/100gのカチオン交換容量、90乃至250
    m^2/gの比表面積及び4乃至8の水性懸濁液pHを
    有する粘土鉱物から成ることを特徴とする汚水清澄剤。
  2. (2)ジオクタヘドラル型モンモリロナイトとトリオク
    タヘドラル型フイロケイ酸ケイ酸マグネシウムとを物理
    的に分離不能な状態で含有し、15ml/2g以下のA
    CC法膨潤度、40乃至80meq/100gのカチオ
    ン交換容量、100乃至200m^2/gの比表面積及
    び8乃至10の水性懸濁液pHを有する半合成粘土鉱物
    から成ることを特徴とする汚水清澄剤。
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