JPS6320026A - 高周波混合方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、高周波電流で振動する（辰動子を用いて液体
と他の物質を混合する高周波混合方法及びその装置に関
するものである。

（従来の技術） 従来、このような分野の技術としては、例えば第２図の
ようなものがあった。以下、その構成を説明する。

第２図は従来の混合装置の一構成例を示す構造図である
。

この混合装置は、液体等を収納する容器１と、この容器
１内に取付けられたプロペラ２と、このプロペラ２を駆
動するモータ３とで構成されている。この装置では、溶
媒となるべき液体４と溶質となるべき液体、粉体等の物
質５とを混合する場合、所定量の液体４及び物質５を容
器１に入れ、モータ３でプロペラ２を回転させて機械的
に攪拌し、液体４と物質５を混合する。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上記構成の混合方法及び混合菰置では、
機械的に攪拌して液体４と物質５を混合するため、混合
に時間がかかるばかりか、混合が完全でない場合が多か
った。また、混合すべき液体４と物質５を容器１内に入
れて攪拌するため、液体４及び物質５がポリエチレン袋
等に密着されている場合、それら液体４と物質５をポリ
エチレン袋等から容器１へ移し替えて混合しなければな
らず、不利不便であった。ざらに、機械的に攪拌するた
め、その機構上混合装置が大型化するという問題点もあ
った。

、本発明は前記従来技術が持っていた問題点として、混
合に時間がかかる点、混合作用が充分でない点、密封し
た液体４と物質５を密封したまま混合できない点、およ
び装置が大型化する点について解決した高周波混合方法
及びその装置を提供するものである。

（問題点を解決するための手段） 前記問題点を解決するために、本発明の高周波混合方法
は、溶媒となるべき液体と溶質となるべき物質を収容し
たファイル状の容器の外側と、電気エネルギーを機械エ
ネルギーに変換する（辰動子とを離接可能に接触させ、
子の振動子を高周波電流振動させてその振動を前記容器
を介して前記液体に伝播するようにしたものである。

また、本発明の高周波混合装置は、溶媒となるべき液体
と溶質となるべき物質を収納するフィルム状の容器と、
この容器の外側に媒体を介して離接可能に密着させる振
動子と、この振動子を振動させるための高周波電流を供
給する高周波電源とで、少なくとも構成したものでおる
。

（作　用） 本発明によれば、以上のように高周波混合方法及びその
装置を構成したので、振動子は高周波電流によって高い
周波数で振動し、その振動による超音波エネルギーを容
器を通して液体に伝播する。

すると、容器中の液体は超音波エネルギーにより振動し
、物質と混合させる。これにより、混合時間の短縮化や
、混合度合の向上化が計れる。振動子は容器と離接可能
になっているため、その容器に既に液体と物質が収容さ
れていても、そのままの状態で該容器の外側から超音波
エネルギーを与えて混合が行える。また、振動子による
高周波振動で混合を行うため、装置の小型化が計れる。

従って前記問題点を除去できるのである。

（実施例） 第１図は本発明における高周波混合方法の実施例を示す
説明図である。

先ず、ポリエチレン、塩化ビニール等の超音波の伝播可
能な材料で作られた密封されたあるいは解放されたフィ
ルム状容器１０を用怠し、この器１０内に、溶媒となる
べき液体１１と液体、粉体等の溶質となるべき物質１２
とを収納しておく。そして、容器１０の外側の下面ある
いは側面等の面と、送波用の振動子１３とを、離接可能
な状態で密着させる。

送波用の振動子１３は電気エネルギーを機械エネルギー
に変換するもので、それにはセラミック振動子等の圧電
形Ｊ騒動子ヤ、フェライト振動子等の磁歪形娠動子が必
る。本実施例では、例えば１．４）１１−１７程度の振
動をするセラミック振動子を使用する。この際、振動子
１３と容器１０との密着性を良くしてそれら両者間の振
動伝達効率を向上させるために、それら両者に水、グリ
ス、ウレタンゴム等の媒体を介在させることが望ましい
。

次に、振動子１３に高周波電流１４を供給し、該振動子
１３を例えば１．４８Ｈ２程度で振動させる。すると、
この機械的な振動エネルギーである超音波エネルギーは
、容器１０を通して液体１１に伝播し、その液体１１を
振動させて物質１２との混合を行なわせる。

本実施例の利点は、次のようである。

■　振動子１３を用いた超音波エネルギーによる混合な
ので、非常に短時間で混合が完了するばかりか、混合度
合にむらがなく、均一に混合できる。

■　振動子１３と容器１０とを離接可能に密着させて混
合を行なうため、混合作業前や作業後において、液体１
１及び物質１２の他の容器から容器１０への、あるいは
その逆の移し替え作業を省略できる。その、ため、化学
薬品の混合、コーヒー等のインスタント食品の混合等、
種々の分野に適用できる。また、液体１１及び物質１２
を容器１０に密封したまま混合できるという利点もある
。

第３図は本発明にあける高周波混合装置の実施例を示す
概略構ｊ六図であり、第１図中の要素と同一の要素には
同一の符号が付されている。

この装置は、容器１０を支持する支持台２０を具え、そ
の支持台２０には振動子１３が取付けられ、さらに容器
搭載位置に水、グリス、ウレタンゴム等の媒体２１が塗
布、あるいは設けられている。振動子１３には、それに
高周波電流１４を供給する高周波電源２２が接続されて
いる。

次に、混合動作を説明する。

先ず、液体１２及び物質１３が収容された容器１０を支
持台２０の媒体２１上に載せる。すると、容器１０の下
面が媒体２１を介して振動子１３に密着される。次に、
高周波電源２２から高周波電流１４を出力して振動子１
３に与えると、該振動子１３が（騒動して超音波エネル
ギーが媒体２１及び容器１０を通して液体１１に伝播す
る。これにより、液体１１が振動して物質１２との混合
が行なわれる。

この実施例の高周波混合装置では、上記混合方法の利点
■、■と同一の利点を有するばかりか、容器１０と振動
子１３とを媒体２１により離接可能な状態で密着してい
るため、該容器１０と振動子１３の密着性が良くなり、
振動伝達効率が向上して良好な混合物が得られる。ざら
に、超音波エネルギーを発生する振動子１３は、小型化
が可能であるため、装置仝休を小型化できる。また、容
器１０をポリエチレン袋等で構成すれば、非常に手軽で
、低コスト化が計れる。

なお、本発明の高周波混合方法及びその装置は、図示の
実施例に限定されず、種々の変形が可能である。例えば
、容器１０は図示のような形状に限らず、箱形等でもよ
く、また振動子１３の取付は位置は第３図のように容器
１０の下面に限定されず、容器１０の形状等に応じてそ
の側面等の他の箇所に接触するように取付けてもよい。

（発明の効果） 以上詳細に説明したように、本発明の高周波混合方法及
びその装置によれば、高周波電流により超音波エネルギ
ーを発生する振動子を、容器の外面接触させてその容器
中の液体と物質を混合するようにしたので、短時間で効
率よい混合が行えるばかりか、液体と物質を密封した容
器の外側からでも混合が可能となる。さらに、振動子の
小型化により装置全体の小型化が可能になる等、簡易、
的確な混合方法とその装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明における高周波混合方法の実施例を示す
説明図、第２図は従来の混合装置の構造図、第３図は本
発明における高周波混合装置の実施例を示す概略構造図
である。 １０・・・・・・容器、１１・・・・・・液体、１２・
・・・・・物質、１３・・・・・・振動子、１４・・・
・・・高周波電流、２１・・・・・・媒体、２２・・・
・・・高周波電源。 出願人代理人　　柿　　本　　恭　　成本発明の方法 第１図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、溶媒となるべき液体と溶質となるべき物質を収納し
   たファイル状の容器の外側と、電気エネルギーを機械エ
   ネルギーに変換する振動子とを離接可能に接触させ、前
   記振動子を高周波電流で振動させてその振動を前記容器
   を介して前記液体に伝播することを特徴とする高周波混
   合方法。 ２、溶媒となるべき液体と溶質となるべき物質を収容す
   るファイル状の容器と、この容器の外側に媒体を介して
   離接可能に密着される振動子と、この振動子を振動させ
   るための高周波電流を供給する高周波電源とを、備えた
   ことを特徴とする高周波混合装置。