JPS63199523A - 作業用通話ヘルメツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は送電線鉄塔上、電柱上、変電所内等において電
気工事を行う場合等に用いられる作業用通話ヘルメット
に関するものである。

（従来の技術） 例えば送電線鉄塔上で電気工事を行う作業員が地上の作
業員や他の鉄塔上の作業員と通話するには携帯式の無線
通信機を使用するのが普通であるが、その操作の為に片
手を取られるので作業を継続しながら通話することがで
きないうえに、そのアンテナ等が高圧電線等に接触する
危険があるために取扱いに細心の注意が求められている
。そこで本発明者等はヘルメット帽体の耳当部と前縁部
の内面に受話器と送話器とを設けるとともに、胸ポケッ
ト等に収納される携帯用送受信器との間を絶縁性の通話
ケーブルにより接続するようにした作業用通話ヘルメッ
トを先に考案し、既に実開昭６１−２０２９４３号とし
て提案した。この先行の考案のものは作業中に手を使う
ことなく通話を行えるうえ、安全性にも優れると言う利
点を持つものであるかく送話器がヘルメット帽体の口縁
部に設けられているので集音を確実に行うためには送話
器の感度を上げねばならず、スピーカとの間でハウリン
グを生じ易く、また外来雑音をひろい昌い欠点を持つこ
とが判明した。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は上記したような従来の問題点を解決して、作業
中の通話を容易に行えるうえに安全性にも優れ、しかも
ハウリングや外来雑音を抑えることができる作業用通話
ヘルメットを目的として完成されたものである。

（問題点を解決するための手段） 本発明は絶縁耐圧性に優れたヘルメ７）帽体の内側と衝
撃吸収体の複数のくぼみとの間及び耳当部に送信器と電
池と受信器とを個別に分離して収納するとともに、その
耳当部の内部には受話器を収納し、更に耳当部には先端
がヘルメット着用者の口元まで延びる高絶縁性の送話管
を取り付けたことを特徴とするものである。

（実施例） 次に本発明を図示の実施例について更に詳細に説明する
と、第１図に示す第１の実施例において＋１）は絶縁耐
圧性に優れた合成樹脂製のヘルメット帽体、（２）はそ
の内面に設けられた衝撃吸収体、（３）は頭部にヘルメ
ット帽体（１）を固定するためのハンモック、（４）は
耳当部である。ヘルメット帽体（１，１の頭頂部の内面
と衝撃吸収体（２）のくぼみ（１６）との間には送信器
（５）が内蔵され、衝撃吸収体（２）の側頭部のくぼみ
（１６）内には電池（６）が収納されている。また本発
明においては、耳当部（４）の内部に受信器（１７）と
受話器（７）を収納するとともに、この耳当部（４）に
は先端がヘルメット着用者の口元まで延びる高絶縁性の
送話管（８）が取付けられている。

第１の実施例では送話管（８）は第２図及び第３図に示
すようにセミフレキシブルプラスチック管（９）の外表
面をゴム外被αのにより覆った高絶縁性の中空管であり
、その先端を集音口（１））とするとともにその基部に
小型のマイクロフォン（１２）を収納しである。このよ
うな送話管（８）は第２図のように耳当部（４）に対し
て所要角度内で回動できるように枢着し、使用しないと
きにはヘルメット帽体（１）の上縁部付近まではね上げ
られる構造としてお（ことが好ましい。更にまた送話管
（８）の枢着部分には送話管（８）の角度に応じて作動
するスイッチ（１３）を取付けておき、送話管（８）の
先端を着用者の口元まで下げたときに送信器又はマイク
ロフォン（１２）をオンとすることができるようにして
おくことが好ましい、なお、送信１ｍ　（５１の電波送
信時間に制限がある場合には、スイッチ（１３）は自己
復帰型とし、着用者が手で口元まで送話管（８）を下げ
たときに送信スイッチがオンとなり、手を離すことによ
ってヘルメット前縁部まで送話管（８）が跳上がるとと
もに送信スイッチがオフとなる構成とする。これによっ
てブレストーク通話が容易に実現できることとなる。上
記のようなゴム外被により覆われた送話管（８）は絶縁
性に優れるので電気工事に使用しても安全であり、また
耐候性にも優れるので屋外の電気工事に使用するにも適
したものである。

次に第４図に示す第２の実施例のように、送話管（８）
はゴム外被頭付きのセミフレキシブルプラスチック管（
９）の内部に光ファイバヶ、−プル（１４）を通すとと
もに、その先端の集音口（１））内に光マイクロフォン
（１５）を収納したものとすることもできる、光マイク
ロフォン（１５）は音声信号により振動する振動板によ
って入射光を変調し、その反射光の位相のずれを利用し
て信号伝達を行わせるもので、信号伝達に絶縁性に優れ
た光ファイバケーブル（１４）を用いることができるの
で絶縁性に優れたものとなる。第４図に示されるような
光ファイバケーブル（１４）を内蔵させた送話管（８）
もまた耳当部（４）に枢着し、先端を口元まで下げたと
きに送信器又はマイクロフォンをオンとするようなスイ
ッチ（１３）を枢着部に設けておくことが好ましい。

（作用） このように構成された本発明の作業用通話ヘルメットは
通常の作業用ヘルメットと同様に頭部に着用して使用さ
れるものであるが、ヘルメット帽体（１）の内部と衝撃
吸収体（２）の複数のくぼみ（１６）との間には送信器
（５）及び電池（６）が個別に内蔵され、耳当部（４）
には受信器（９）と受話器（７）が収納しであるうえ、
耳当部（４）には送話管（８）が取付けられているので
ヘルメット全体の重量バランスが良く、また手で通信装
置を持つ必要がなく作業を行いながら通話を行うことが
できる。また本発明の作業用通話ヘルメットは、耳当部
（４）から前方に突出させた送話管（８）が従来品とは
異なり金属部分を含まない高絶縁性のものであるので、
作業中に誤って高圧部と接触しても感電事故を招くおそ
れはなく、送電線等から生ずる電波による障害を受ける
こともない、更にまた、本発明においては先端がヘルメ
ット着用者の口元まで延びる送話管（８）が行いられて
おり、集音を口元の部分で行うことができるのでマイク
ロフォンの感度を低くすることができる。この結果、ス
ピーカとの間にハウリングが生ずることがなくなり、ま
た外来雑音を抑えることもできる。

なお実施例のように送話管（８）の枢着部分にスイッチ
（１３）を設けて先端を口元まで下げたときにのみ送信
器が作動するようにしておけば、送信不要時には送信器
を容易にオフにできるので外来雑音が入りにくいこと、
無線通話を行う必要のない近くの人との密話ができるこ
と、送信不要時に電波の発信が停止できるので電池の消
耗が防止されるうえ他の無線局への影響が抑えられるこ
と、送信状態にあるか否かの確認が行い易いこと、ブレ
ストーク方式の送受信切換スイッチとして使用できるこ
と等の利点がある。またこのスイッチ（１３）によりマ
イクロフォンのオンオフを行わせるようにした場合には
、通話不要時にマイクロフォンをオフとすることができ
るので風切音や近傍の雑音が他のヘルメット着用者の耳
に届くことがなく、煩わしさのないこと、近くの人との
密話が容易にできること等の利点がある。

（発明の効果） 本発明は以上の説明からも明らかなように、通常の作業
用ヘルメットとして使用できることば勿論、作業を中断
することなく通話が行え、電気作業に用いても安全であ
るうえにハウリングや外来雑音を抑えることができるも
のである。よって本発明は従来の問題点を一掃した作業
用通話ヘルメットとして、産業の発展に寄与するところ
は極めて大きいものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例を示す一部切欠正面図、
第２図は要部を拡大した一部切欠正面図、第３図は送話
管のみを示す一部切欠斜視図、第４図は第２の実施例の
送話管を示す一部切欠斜視図である。 （１）：ヘルメット帽体、（４）：耳当部、（５）：送
信器、〔７）；受話器、（８）：送話管、（１３）　：
　スイッチ、（１４）　：光ファイバケーブル、（１５
）　；　光マイクロフォン、（１６）：　　＜ぼみ、（
１７）　？　受信器。 第２図 ｊＩ３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、絶縁耐圧性に優れたヘルメット帽体（１）の内側と
   衝撃吸収体（２）の複数のくぼみ（１６）との間及び耳
   当部（４）に送信器（５）と電池（９）と受信器（１７
   ）とを個別に分離して収納するとともに、その耳当部（
   ４）の内部には受話器（７）を収納し、更に耳当部（４
   ）には先端がヘルメット着用者の口元まで延びる高絶縁
   性の送話管（８）を取り付けたことを特徴とする作業用
   通話ヘルメット。 ２、送話管（８）が光ファイバケーブル（１４）と光マ
   イクロフォン（１５）とを内蔵した高絶縁性の中空管で
   ある特許請求の範囲第１項記載の作業用通話ヘルメット
   。 ３、送話管（８）が外表面をゴム外被（１０）により覆
   われたセミフレキシブルプラスチック管である特許請求
   の範囲第１項記載の作業用通話ヘルメット。 ４、送話管（８）が耳当部（４）に枢着されるとともに
   、その枢着部分には先端を口元まで下げたときに送信器
   又はマイクロフォンを作動させるスイッチ（１３）を備
   えたものである特許請求の範囲第１項記載の作業用通話
   ヘルメット。