JPS63198842A - 不釣合修正装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電動機の回転子のような回転体の不釣合測定
を行った後に、その不釣合を修正するための不釣合修正
装置に関する。

〔従来の技術〕

従来の不釣合修正装置は、バランスウェイトを収納した
ディスペンサー内に圧力を印加して修正量に対応する量
のバランスウェイト片を吐出させ、切取器で切断して被
修正物の修正個所に運び、圧着器で修正個所に圧着させ
、整形器でバランスウェイト片の表面を整形するように
構成されていた。

〔解決しようとする問題点〕

従来の前述のような不釣合修正装置では、ディスペンサ
ーから吐出されたバランスウェイト片を切断するための
切取器と、切断されたバランスウェイト片を運ぶための
手段と、運ばれたバランスウェイト片を修正個所に圧着
させるための圧着装置と、圧着されたバランスウェイト
片の表面を所定形状に整形するための整形器とを必要と
するので、不釣合修正作業が煩雑且つ時間がかかるとと
もに、不釣合修正装置が複雑且つ高価になるという問題
点がある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点を解決するために、本発明にかかる不釣合修
正装置では、ディスペンサー吐出口に整形器を設け、該
整形器の先端部に所定形状の整形部を形成し、該整形部
を前記ディスペンサー吐出口に摺接させて往復動させる
手段を設けるという手段を講じた。

〔作　用〕

上述のように、本発明にかかる不釣合修正装置では、整
形器の先端に設けた整形部を前記ディスペンサー吐出口
に摺接して往復動させる手段を設けたので、前記整形部
を前進させると前記ディスペンサー吐出口から押し出さ
れた所定量のバランスウェイト片が切取されて、前記整
形部先端に付着する。

前記整形部を更に前進させると、前記整形部は修正個所
に当接し、押圧されるので、前記バランスウェイト片は
前記修正個所に接着される。

そして、前記整形部の先端を所定形状に成形したので、
更に押圧すると前記所定形状の整形部にて前記バランス
ウェイト片の表面が整形される。

即ち、前記整形器の整形部を１回往復動させるだけで一
連の修正作業を行うことができるのである。

〔実施例〕

以下に、本発明にかかる不釣合修正装置を図面に基づい
て詳細に説明する。

第１図は、本発明にかかる不釣合修正装置の一実施例の
縦断側面図、第２図は、同実施例の整形器先端の整形部
の斜視図である。

第１図および第２図に基づいて説明すると、２は、バラ
ンスウェイト１を収納したディスペンサーであり、該デ
ィスペンサー２を左右に移動させるとともに、その長軸
まわりに回転させることができる移動装置３に設けられ
ている。

制御回路１６で制御されるサーボ・モータ４は、ピスト
ン５が取りつけられたボールネジ６を回転させて前記デ
ィスペンサー２内のバランスウェイト１を不釣合測定装
置１２で得られた左右の不釣合量に対応する所定の量吐
出させる。

整形器７は、非弾性体からなる杆１９とその先端部に取
りつけられたバランスウェイト整形用の四部が所定形状
に形成された弾性体からなる整形部８と、前記杆１９を
前後に移動させる往復動手段としてのシリンダー９とか
ら構成され、バランスウェイト片を切り取り、運び、修
正個所に接着させ、更に整形する。

なお、この制御回路１６は、前記不釣合測定装置１２、
前記移動装置３、前記サーボ・モータ４、前記整形器７
のシリンダー９、残圧吸収装置１４を制御する。

実際の不釣合修正作業は、前記不釣合測定装置１２にて
被修正物１０の不釣合測定を行い、修正すべき左右の不
釣合点に対する左右修正個所１１ａ、ｌｌｂと左右面修
正量を得た後、本発明にかかる不釣合修正装置によって
修正作業を行う。

初めに、右面の修正を行うときは、前記被修正物１０を
前記不釣合測定装置１２にて回転させ右修正個所１１ｂ
を前記整形器７に対向させて、前記不釣合修正装置を前
記被修正物１０の右面に移動させ、前記整形器７を右修
正個所ｉｔｂに向ける。

次に、前記ディスペンサー２のピストン５をサーボ・モ
ータ４とボール・ネジ６による吐出容積制御式吐出装置
にて前進させ、前記右面修正量に応じた量のバランスウ
ェイト片１５ｂをディスペンサーの吐出口から吐出させ
る。

このとき前記吐出口は開放されているので、前記ディス
ペンサー２内の残圧により、内部のバランスウェイト１
が所定量より少量でも余分に吐出されるのを防止するた
めに、残圧吸収器１４を設けた。即ち、前記整形部が後
退し、前記吐出装置により所定量のバランスウェイト片
が吐出された後、前記サーボ・モータ４を若干逆回転さ
せるとともに、前記残圧吸収器１４を作動させて小ピス
トン１８を引き込むと、該小ピストン１８が引き込まれ
た容積骨だけバランスウェイト１が占めるべき容積が増
加するので、前記ディスペンサー２内の残圧が吸収され
て、余分なバランスウェイトが吐出されることを防止す
るのである。

次に、前記整形器７のシリンダー９を作動させて前記整
形部８を前進させると、前述の吐出された所定量のバラ
ンスウェイト片１５ｂは、はじめに前記整形部８の端部
にて掻き取られ、更に前記シリンダー９を作動させると
前記バランスウェイト片１５ｂは被修正物ｌＯの右修正
面１１ｂに押圧接着され、同時に前記整形部８の先端の
凹部で整形される。

その後、前記シリンダー９を逆作動させて前記整形部８
を後退させると、前記右修正面１１ｂには所定量のバラ
ンスウェイト片１５ｂが接着されて残され、更に後退さ
せると前記整形器の側面に付着しているはみ出したりし
た余分なバランスウェイトは、前記吐出口先端に突設さ
れた切刃１３にて取り除かれる。

そして、引き続いて左面の不釣合修正を行う場合は、前
記被修正物１０を前記不釣合測定装置１２にて回転させ
左修正個所１１ａを上方に持ってきて、前記移動装置３
にて前記不釣合修正装置を前記被修正物１０の左面に移
動させるとともに回転軸１７を軸として半回転させ、前
記整形器７の前記整形部８を前記左修正個所１１ａに向
ける。

次に、前記吐出装置にて前記左面修正量に応じた量のバ
ランスウェイト片を前記ディスペンサー２の吐出口から
吐出させる。

以下前述の右面修正と同様にして左面修正を行う。

このようにして、不釣合修正を単純な工程で短時間で行
うことができる。

なお、長時間にわたって本装置を使用しないときは、バ
ランスウェイトが出たり変質したりしないように、前記
整形器７の前記杆Ｉ９を前進させて該杆１９の側面で前
記ディスペンサー２の吐出口を塞ぐようにした。

以上に、サーボ・モータ４とボール・ネジ６による吐出
容積制御式吐出装置を例示したが、吐出量がフィードバ
ック制御されたエアシリンダー等で構成しても良く、こ
のときは、空気圧を振動させながら吐出させると適切に
吐出させることができる。何れにしても、吐出容積を制
御できる吐出装置であれば、温度による前記バランスウ
ェイトの粘度変化の影響によって吐出量に誤差が生じる
のを防止できるのである。

また、前記往復動手段としては、シリンダーに代えてラ
ックとビニオンの組み合わせ等で構成してもよく、前記
整形部を前記吐出口から前記修正個所までを往復動させ
れば良いのである。

更には、前記整形部の往復動は直線運動でなくても良く
、先端に前記整形部が形成された杆の後端を軸として円
弧状に動かすようにしても良いのは当然である。

〔効果〕

本発明に係る不釣合修正装置によれば、整形器の先端部
に所定形状の整形部を形成し、該整形部を前記ディスペ
ンサー吐出口に摺接して往復動させる手段とを設けて、
バランスウェイトの切取、切取したバランスウェイトの
修正面への接着および接着したバランスウェイトの前記
所定形状への整形という一連の修正作業を、前記整形部
を１回往復動させるだけでできるように構成したので、
不釣合の修正作業が短時間でできるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明にかかる不釣合修正装置の一実施例の
縦断側面図、第２図は、同実施例の整形器先端の整形部
の斜視図である。 １・・・バランスウェイト、２・・・ディスペンサー、
　７・・・整形器、　８・・・整形部、９・・・シリン
ダー、　１０・・・被修正物、１１３．１１ｂ・・・修
正個所、　１３・・・切刃、　　１４・・・残圧吸収装
置、　１５ｂ・・・バランスウェイト片。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ディスペンサーの吐出口から押し出されたバランスウェ
   イトを被修正物の修正個所に接着させて不釣合修正を行
   う不釣合修正装置において、前記ディスペンサー吐出口
   に整形器を設け、該整形器の先端部に所定形状の整形部
   を形成し、該整形部を前記ディスペンサー吐出口に摺接
   させて往復動させる手段を設けた不釣合修正装置。