JPS63197773A - 駐艇装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明はボートを水面上に観覧車式に格納する、駐艇
装置に関するものである。

（発明が解決しようとする問題点） 従来の駐艇場は単にボートを杭等に係留して水面上に停
泊させておくのが一般的で、特別の格納手段が採られな
いのが実情である。従ってボルトは常に水に晒される状
態にあるため従来の方法ではボートの耐久性が低下する
恐れがあり、また波浪、風に対する配慮が必要になる等
の問題を抱えている。

この発明は従来の駐艇場の実情を基になされたもので、
水面上にボートを吊り下げる手段を採用することにより
ボートを安全、確実に格納しようとするものである。

（問題点を解決するための手段） 本発明では駐艇場の骨組をなすフレームを水面上に組み
立て、これに循環するチェーンを架け渡してボートを観
覧車式に格納することによって安全に２合理的にボート
を駐艇することを可能とする。

フレームには軸の両端にスプロケットを固定してなる３
個のスプロケット車が取り付けられ、このスプロケット
車にチェーンが並列して架け渡される。

並列するチェーン間に所要間隔をおいてハンギングロッ
ドが架設され、ハンギングロッド下にボートを載置する
ハンガが吊り下げられる。

フレームは水平方向に、もしくは鉛直方向に対向して組
み立てられ、３個のスプロケット車のうちの１個はフレ
ームの一端に固定され、他の２個は移動自在に取り付け
られる。

前者の水平方向にフレームを組み立てる場合、移動自在
とされるスプロケット車の一方はフレームの他端に水平
方向に移動自在に取り付けられ、他方はフレームの一部
に鉛直方向に立設されるガイドフレームに、フレーム他
端のスプロケット車の水平動に従づて上下動自在に取り
付けられる。

また後者の鉛直方向にフレームを組み立てる場合、その
上方に１個のスプロケット車を固定し、下方にもう１個
のスプロケット車を上下動自在に取り付け、残る１個を
フレームの側方に配置する。この側方のスプロケット車
と下方のスプロケット車とはリフトアームで連結され、
前者は後者の上下動に従って揺動自在とされる。

（実　施　例） 以下本発明を一実施例を示す図面に基づいて説明する。

初めに第一の発明を第１図乃至第３図により説明する。

この発明の駐艇装置ＡはボートＢを水平方向に循環させ
ながら格納するもので、全体を示す第１図、第２図のよ
うに対向して水平方向に架設されるメインフレーム１．
１とメインフレーム１，１の一部に鉛直方向に立設さる
ガイドフレーム２，２を骨組とし、３　（［のスプロケ
ット車３と、スプロケット車３に架け渡されるチェーン
４と、対向するチェーン４，４間に架設されるハンギン
グロッド５と、ハンギングロッド５下に吊り下げられる
ハンガ６とから構成されるものである。

スプロケット車３は軸３ａの両端にスプロケット３ｂを
固定してなるもので、図示するように３個のうちの１個
（３−１とする）がメインフレーム１の一端に軸３ａに
おいて固定され、他端に他の１個（３−２とする）が水
平方向に移動自在に取り付けられる。図示した実施例で
は上下に並列するメインフレーム１．１間を摺動するス
ライドブロック７に水平動自在のスプロケット車３−２
の軸３ａを固定している。

また残る１個（３−３とする）のスプロケット車３−３
はガイドフレーム２に鉛直方向に移動自在に取り付けら
れる。このスプロケット車３−３もまた並列するガイド
フレーム２，２間を上下に摺動するスライドブロック７
′に固定される。

スライドブロック７にはメインフレーム１の外側に向け
てワイア８が接続され、シーブ９を通してワイア８の他
端にカウンタウェイト１０が接続される。

スプロケット車３−２はカウンタウェイト１０を上下動
させることにより水平動し、それに従ってスプロケット
車３−３が上下動することになる。

各スプロケット車３−１．３−２．３−３のスプロケッ
ト３ｂ間には水平方向に循環するチェーン４．４が対向
して架け渡され、このチェーン４．４間に所要間隔をお
いてハンギングロッド５が架設される。

更にハンギングロッド５にボートＢを駐艇するハンガ６
が吊り下げられている。

第１図はスプロケット車３−３を降下させた状態、すな
わちボートＢを着水させた、または駐艇した状態を、第
２図はスプロケット車３−３を上昇させた状態、すなわ
ちボートＢを格納した状態をそれぞれ示している。

ここでボートＢを着水、駐艇する場合には、第２図にお
いて目標のハンガ６をガイドフレーム２まで駆動モータ
１１で移動させた後、第３図に示すカウンタウェイトＩ
Ｏの引込ワイア１２を緩めることによってスプロケット
車３−３をその自重で降下させて第１図の状態にし、ハ
ンガ６を着水させる。このときスプロケット車３−２は
チェーン４に引かれてスプロケット車３−１側へ移動す
ることになる。

逆にボートＢを格納するには引込ワイア１２を引張るこ
とによりカウンタウェイト１０を降下させ、スプロケッ
ト車３−２をメインフレーム１の外側へ移動させ、チェ
ーン４の張力によってスプロケット車３−３を上昇させ
る。

なおメインフレーム１にはチェーン４の軌道に沿ってこ
れを支持する支持ローラ１３が、またガイドフレーム２
の両側にはチェーン４を屈曲させる屈曲スプロケット１
４がそれぞれ取り付けられる。

次に第４図乃至第６図により第二の発明を説明する。

この発明の駐艇装置ＡはボートＢを鉛直方向に循環させ
ながら格納するもので、第４図に示すように対向して鉛
直方向に立設されるフレーム１’、１’を骨組とし、第
一の発明と同様に３個のスプロケット車３と、チェーン
４．ハンギングロツド５．ハンガ６とから構成されるも
のである。フレーム１′は例えば駐艇場の建屋から吊り
下げる等により立設される。

１　（ＩＩのスプロケット車３−１はフレーム１′の上
方に固定され、もう１個のスプロケット車３−２は下方
に鉛直方向に移動自在に取り付けられる。

残る１個のスプロケット車３−３は図示するようにフレ
ーム１′の側方に配置され、このスプロケット車３−３
はスプロケット車３−２とリフトアーム１５で連結され
てスプロケット車３−２の上下動に従って揺動すること
になる。

図示した実施例ではフレーム１′の下方にガイドフレー
ム２′を形成し、このガイドフレーム２′内をスプロケ
ット車３−２が上下動する構成としている。スプロケッ
ト車３−２はガイドフレーム２′内を摺動するスライド
ブロック７に固定される。

リフトアーム１５にはそれを揺動させるリフトシリンダ
１６が接続され、その他端はスライドブロック７下のス
ライドブロック７′に接続される。双方のスライドブロ
ック７．７′はスライドアーム１７で連結されて連動す
る仕組みになっている。

スプロケット車３−２の上下動はリフトシリンダ１６を
駆動することにより行われる。

各スプロケット車３−１．３−２．３−３のスプロケッ
ト３ｂには鉛直方向に循環するチェーン４，４が架けら
れ、このチェーン４．４にハンギングロッド５．ハンギ
ングロッド５にハンガ６がそれぞれ取り付けられる。

第５図はスプロケット車３−２を降下させ、ハンガ６を
着水させた状態を、第６図は上昇させてハンガ６を格納
した状態をそれぞれ示している。

第６図の状態から第５図の状態へ移行する場合は、リフ
トシリンダ１６のピストンを伸長させることによってリ
フトアーム１５及びスプロケット車３−３をフレーム１
′側へ揺動させ、スプロケット車３−２を降下させる。

逆の場合は、ピストンを収縮させることによりリフトア
ーム１５及びスプロケット車３−３をフレーム１′の外
側へ揺動させ、スプロケット車３−２を上昇させる。

（発明の効果） この発明は以上の通りであり、ボートを水面上に観覧車
式に格納するものであり、ボートを載せるハンガをスプ
ロケット車の上下動によって水面上を昇降させる構造と
されているためボートを着水状態から格納状態へ、また
その逆に容易に移行させることができ、ボートを安全。

確実に、そして効率的に駐艇することが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は第一の発明を示したもので、第１図
、第２図はそれぞれボートの着水状態、格納状態を示し
た斜視図、第３図は着水状態の側面図である。 第４図乃至第６図は第二の発明を示したもので、第４図
はボートの格納状態を示した斜視図、第５図はその側面
図、第６図はボートの着水状態を示した側面図である。 Ａ・・駐艇装置、１・・メインフレーム、２・・ガイド
フレーム、３−１．３−２．３−３　・・スプロケット
車、３ａ・・軸、３ｂ・・スプロケット、４・・チェー
ン、５・・ハンギングロッド、６・・ハンガ、７，７′
・・スライドブロック、８・・ワイア、９・・シーブ、
１０・・カウンタウェイト、１１・・駆動モータ、１２
・・引込ワイア、１３・・支持ローラ、１４・・屈曲ス
プロケット、１′・・フレーム、２′・・ガイドフレー
ム、１５・・リフトアーム、１６・・リフトシリンダ、
１７・・スライドアーム、Ｂ　・　・ボート。 第３図 Δ 琳：４図 第６図 第５図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）対向して水平方向に架設されるメインフレームと
   メインフレームの一部に鉛直方向に立設されるガイドフ
   レームとを骨組とし、軸の両端にスプロケットを固定し
   てなる３個のスプロケット車と、各スプロケット車のス
   プロケット間に架け渡され、水平方向に循環するチェー
   ンと、対向するチェーン間に所要間隔をおいて架設され
   るハンギングロッドと、ハンギングロッド下に吊り下げ
   られ、ボートを載置するハンガとから構成され、３個の
   スプロケット車のうち１個をメインフレームの一端に固
   定するとともに、他の１個をメインフレームの他端に水
   平方向に移動自在に取り付け、残る１個のスプロケット
   車をガイドフレームに、前記他端のスプロケット車の水
   平動に従って鉛直方向に移動自在に取り付けてあること
   を特徴とする駐艇装置。
2. （２）対向して鉛直方向に立設されるフレームを骨組と
   し、軸の両端にスプロケットを固定してなる３個のスプ
   ロケット車と、各スプロケット車のスプロケット間に架
   け渡され、鉛直方向に循環するチェーンと、対向するチ
   ェーン間に所要間隔をおいて架設されるハンギングロッ
   ドと、ハンギングロッド下に吊り下げられ、ボートを載
   置するハンガとから構成され、３個のスプロケット車の
   うち１個をフレームの上方に固定するとともに、他の１
   個をフレームの下方に鉛直方向に移動自在に取り付け、
   残る１個のスプロケット車をフレームの側方に配置して
   このスプロケット車と下方のスプロケット車とをリフト
   アームで連結し、外方のスプロケット車が下方のスプロ
   ケット車の上下動に従って揺動自在とされてあることを
   特徴とする駐艇装置。