JPS6319699B2 - - Google Patents
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- JPS6319699B2 JPS6319699B2 JP58044287A JP4428783A JPS6319699B2 JP S6319699 B2 JPS6319699 B2 JP S6319699B2 JP 58044287 A JP58044287 A JP 58044287A JP 4428783 A JP4428783 A JP 4428783A JP S6319699 B2 JPS6319699 B2 JP S6319699B2
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- valve member
- float chamber
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- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 55
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 17
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 claims description 12
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M5/00—Float-controlled apparatus for maintaining a constant fuel level
- F02M5/12—Other details, e.g. floats, valves, setting devices or tools
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Float Valves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、内燃機関に混合気を供給するための
気化器に設けられるフロートバルブ装置に関す
る。
気化器に設けられるフロートバルブ装置に関す
る。
気化器には、一般に、燃料源から供給される燃
料を安定して燃料ノズルに案内するためのフロー
トバルブ装置が設けられている。このフロートバ
ルブ装置は、気化器本体に形成されたフロート室
と、該フロート室の壁に設けられた燃料流入口を
開閉するための弁部材と、フロート室内の燃料液
面レベルの昇降に応じて上下運動するフロートと
を備える。
料を安定して燃料ノズルに案内するためのフロー
トバルブ装置が設けられている。このフロートバ
ルブ装置は、気化器本体に形成されたフロート室
と、該フロート室の壁に設けられた燃料流入口を
開閉するための弁部材と、フロート室内の燃料液
面レベルの昇降に応じて上下運動するフロートと
を備える。
従来の前記フロートバルブ装置では、前記フロ
ートはその上下運動を許すように該フロートから
伸びるフロートアームの先端でフロート室の壁に
枢着されており、前記フロートアームに前記弁部
材が支持されている。従つて、フロート室内の液
面の上下変動に応じたフロートの運動が一定の力
拡大率で以てフロートアームを介して前記弁部材
に伝えられ、これにより前記弁部材はフロート室
内の液面レベルが規定レベルを越えることがなく
適正に維持されるように前記燃料流入口を開閉す
る。
ートはその上下運動を許すように該フロートから
伸びるフロートアームの先端でフロート室の壁に
枢着されており、前記フロートアームに前記弁部
材が支持されている。従つて、フロート室内の液
面の上下変動に応じたフロートの運動が一定の力
拡大率で以てフロートアームを介して前記弁部材
に伝えられ、これにより前記弁部材はフロート室
内の液面レベルが規定レベルを越えることがなく
適正に維持されるように前記燃料流入口を開閉す
る。
ところで、前記弁部材がその閉鎖位置にあると
き前記燃料流入口を確実に閉じることができれ
ば、前記弁部材の開閉動作によつて、前記液面レ
ベルが規定レベルを越えることはなく、これによ
り、前記フロート室内の燃料を安定して燃料ノズ
ルに案内することができる。しかしながら、従来
の前記フロートバルブ装置では、前記弁部材は前
記アームを介してほぼ一定の作用力を受けるに過
ぎず、前記弁部材がその閉鎖位置にあるとき、強
い振動を受けると前記燃料流入口を確実に閉じる
ことができないことがあり、該流入口から前記フ
ロート室内に燃料が漏れることがある。そのた
め、従来の前記フロートバルブ装置では、前記フ
ロート室内の液面レベルがその規定値を大きく越
えることがあり、前記燃料ノズルへの安定した燃
料供給が困難であつた。
き前記燃料流入口を確実に閉じることができれ
ば、前記弁部材の開閉動作によつて、前記液面レ
ベルが規定レベルを越えることはなく、これによ
り、前記フロート室内の燃料を安定して燃料ノズ
ルに案内することができる。しかしながら、従来
の前記フロートバルブ装置では、前記弁部材は前
記アームを介してほぼ一定の作用力を受けるに過
ぎず、前記弁部材がその閉鎖位置にあるとき、強
い振動を受けると前記燃料流入口を確実に閉じる
ことができないことがあり、該流入口から前記フ
ロート室内に燃料が漏れることがある。そのた
め、従来の前記フロートバルブ装置では、前記フ
ロート室内の液面レベルがその規定値を大きく越
えることがあり、前記燃料ノズルへの安定した燃
料供給が困難であつた。
従来の前記フロートバルブ装置において、前記
弁部材がその閉鎖位置にあるとき前記燃料流入口
を確実に閉じるためには、前記弁部材が前記流入
口へ向けて受ける作用力を大きく設定すればよ
い。前記弁部材が受けるこの作用力は、フロート
が受ける浮力と、フロートアームのアーム比との
積であることから、前記弁部材が閉鎖位置にある
とき前記流入口からの燃料の漏れを確実に防止す
べく前記弁部材が受ける前記作用力を大きくする
には、前記アーム比を大きくすることが考えられ
る。このアーム比を大きくするには、前記アーム
における支点から作用点である弁部材取付位置迄
の距離を小さくすることまたは前記アームの前記
作用点から力点であるフロートまでの距離を大き
くすることが考えられる。ところが、前者の方法
によれば、設計スペース上、弁部材を充分に前記
アームの支点に近接して配置することができない
ことから、これによれば、前記弁部材に作用する
前記力を、前記流入口からの燃料の漏れを確実に
防止する程に充分に大きな値に設定することはで
きない。また、後者の方法によれば、前記フロー
ト室内の前記フロートアームの長さ寸法が増大す
ることから、前記フロート室の幅寸法の増大を招
き、その結果、気化器の大型化を招いてしまう。
弁部材がその閉鎖位置にあるとき前記燃料流入口
を確実に閉じるためには、前記弁部材が前記流入
口へ向けて受ける作用力を大きく設定すればよ
い。前記弁部材が受けるこの作用力は、フロート
が受ける浮力と、フロートアームのアーム比との
積であることから、前記弁部材が閉鎖位置にある
とき前記流入口からの燃料の漏れを確実に防止す
べく前記弁部材が受ける前記作用力を大きくする
には、前記アーム比を大きくすることが考えられ
る。このアーム比を大きくするには、前記アーム
における支点から作用点である弁部材取付位置迄
の距離を小さくすることまたは前記アームの前記
作用点から力点であるフロートまでの距離を大き
くすることが考えられる。ところが、前者の方法
によれば、設計スペース上、弁部材を充分に前記
アームの支点に近接して配置することができない
ことから、これによれば、前記弁部材に作用する
前記力を、前記流入口からの燃料の漏れを確実に
防止する程に充分に大きな値に設定することはで
きない。また、後者の方法によれば、前記フロー
ト室内の前記フロートアームの長さ寸法が増大す
ることから、前記フロート室の幅寸法の増大を招
き、その結果、気化器の大型化を招いてしまう。
また、従来の前記フロートバルブ装置では、前
記フロート内の規定液面レベルを容易に調整する
ことはできず、この規定液面レベルの調整によつ
て燃料供給特性を変えることはできなかつた。
記フロート内の規定液面レベルを容易に調整する
ことはできず、この規定液面レベルの調整によつ
て燃料供給特性を変えることはできなかつた。
従つて、本発明の目的は、気化器のフロート室
内の燃料液面レベルを規定値に保持すべく前記気
化器の大型化を招くことなく前記フロート室内へ
の燃料の不慮の漏れを確実に防止し得るフロート
バルブ装置を提供することにある。
内の燃料液面レベルを規定値に保持すべく前記気
化器の大型化を招くことなく前記フロート室内へ
の燃料の不慮の漏れを確実に防止し得るフロート
バルブ装置を提供することにある。
さらに、本発明の他の目的は、前記気化器のフ
ロート室内の燃料液面レベルの規定値を所望の値
に調整し得るフロートバルブ装置を提供すること
にある。
ロート室内の燃料液面レベルの規定値を所望の値
に調整し得るフロートバルブ装置を提供すること
にある。
本発明は、フロート室内の燃料液面の変化に応
じて上下運動するフロートの運動を前記フロート
室の燃料流入口を開閉するための弁部材の開閉運
動に変換して該弁部材に伝える伝達機構として、
比較的小さなスペースで力を拡大できるトグル機
構を用い、該トグル機構の一部を構成する第1の
アーム部材における前記フロート室の壁への枢着
点を該壁に対して調整可能としたことを特徴とす
る。
じて上下運動するフロートの運動を前記フロート
室の燃料流入口を開閉するための弁部材の開閉運
動に変換して該弁部材に伝える伝達機構として、
比較的小さなスペースで力を拡大できるトグル機
構を用い、該トグル機構の一部を構成する第1の
アーム部材における前記フロート室の壁への枢着
点を該壁に対して調整可能としたことを特徴とす
る。
本発明によれば、前記トグル機構は、従来のよ
うな大きなスペースを必要とすることなく前記フ
ロートが受ける作用力を拡大して前記弁部材に伝
えしかも該弁部材が前記流入口に近づくに従つて
前記作用力の拡大率を曲線的に増大させることか
ら、前記弁部材はその閉鎖位置で前記流入口を確
実に閉鎖し、該弁部材の確実な開閉動作によつて
前記フロート室内の燃料液面レベルが規定レベル
を越えることを確実に防止することができる。
うな大きなスペースを必要とすることなく前記フ
ロートが受ける作用力を拡大して前記弁部材に伝
えしかも該弁部材が前記流入口に近づくに従つて
前記作用力の拡大率を曲線的に増大させることか
ら、前記弁部材はその閉鎖位置で前記流入口を確
実に閉鎖し、該弁部材の確実な開閉動作によつて
前記フロート室内の燃料液面レベルが規定レベル
を越えることを確実に防止することができる。
また、本発明によれば、前記第1のアーム部材
の前記枢着点を調整することにより、前記弁部材
のストロークを変えることができ、これによつて
前記規定レベルを機関の特性に最適となるように
調整することができる。
の前記枢着点を調整することにより、前記弁部材
のストロークを変えることができ、これによつて
前記規定レベルを機関の特性に最適となるように
調整することができる。
本発明が特徴とするところは、図示の実施例に
沿つての以下の説明により、さらに明らかとなろ
う。
沿つての以下の説明により、さらに明らかとなろ
う。
本発明に係るフロートバルブ装置10は、第1
図に示されているように、ハウジング12によつ
て規定されるフロート室14と、該フロート室内
に配置されるフロート16、弁部材18およびト
グル機構20とを含む。
図に示されているように、ハウジング12によつ
て規定されるフロート室14と、該フロート室内
に配置されるフロート16、弁部材18およびト
グル機構20とを含む。
ハウジング12は、内燃機関のための図示しな
いが従来よく知られた気化器の本体に固定されて
おり、該気化器本体と一体に形成することができ
る。フロート室14の壁を規定する前記ハウジン
グ12は、例えば従来よく知られた燃料ポンプ
(図示せず)に接続される口金22を備え、該口
金の燃料流入口24を経て燃料がフロート室14
内に導入される。前記ハウジング12には従来と
同様なエアーベント孔26が設けられている。フ
ロート室14内の燃料は、従来よく知られている
ように、該フロート室の底部から前記気化器の燃
料ノズルに伸びる従来よく知られた燃料案内路
(図示せず)を経て前記機関にその運転状況に応
じて供給される。前記口金22には、フロート室
14内に配置された弁部材18を前記流入口24
に向けまたこれから離れる方向へ運動可能に受入
れる案内部28が設けられている。前記弁部材1
8の先端が前記流入口24の開口縁部から離反し
ているとき弁部材18の側方を経てフロート室1
4内への燃料の流入が許される。
いが従来よく知られた気化器の本体に固定されて
おり、該気化器本体と一体に形成することができ
る。フロート室14の壁を規定する前記ハウジン
グ12は、例えば従来よく知られた燃料ポンプ
(図示せず)に接続される口金22を備え、該口
金の燃料流入口24を経て燃料がフロート室14
内に導入される。前記ハウジング12には従来と
同様なエアーベント孔26が設けられている。フ
ロート室14内の燃料は、従来よく知られている
ように、該フロート室の底部から前記気化器の燃
料ノズルに伸びる従来よく知られた燃料案内路
(図示せず)を経て前記機関にその運転状況に応
じて供給される。前記口金22には、フロート室
14内に配置された弁部材18を前記流入口24
に向けまたこれから離れる方向へ運動可能に受入
れる案内部28が設けられている。前記弁部材1
8の先端が前記流入口24の開口縁部から離反し
ているとき弁部材18の側方を経てフロート室1
4内への燃料の流入が許される。
前記トグル機構20は、フロート16と弁部材
18との間に設けられている。トグル機構20は
第1のアーム部材30と、該第1のアーム部材に
連結される第2のアーム部材32とを備え、両ア
ーム部材30および32はフロート16上でほぼ
直線状に配置されている。第1のアーム部材30
における第2のアーム部材32から隔たつた位置
にある一端30aは、前記フロート室の壁である
ハウジング12に固定されかつ横方向へ伸びる枢
軸34に連結されており、これにより前記アーム
部材30は枢軸34の回りに上下方向へ揺動可能
である。第1のアーム部材の他端30bは、枢軸
34に平行な枢軸36を介して第2のアーム部材
の一端32aに連結されており、両アーム部材3
0,32の連結部たる端部30b,32aはフロ
ート16の上面中央部分に当接可能である。
18との間に設けられている。トグル機構20は
第1のアーム部材30と、該第1のアーム部材に
連結される第2のアーム部材32とを備え、両ア
ーム部材30および32はフロート16上でほぼ
直線状に配置されている。第1のアーム部材30
における第2のアーム部材32から隔たつた位置
にある一端30aは、前記フロート室の壁である
ハウジング12に固定されかつ横方向へ伸びる枢
軸34に連結されており、これにより前記アーム
部材30は枢軸34の回りに上下方向へ揺動可能
である。第1のアーム部材の他端30bは、枢軸
34に平行な枢軸36を介して第2のアーム部材
の一端32aに連結されており、両アーム部材3
0,32の連結部たる端部30b,32aはフロ
ート16の上面中央部分に当接可能である。
第2のアーム部材の他端32bは、連結部材3
8を介して前記弁部材18に連結されている。連
結部材38は、一側部38aと該一側部にほぼ直
角な他側部38bとを備えるL字状部材からな
る。両側部38a,38bが出会う中間部には、
枢軸36と平行な枢軸40を受入れる軸受け部3
8cが設けられており、これにより連結部材38
は枢軸40の回りに回転可能となるようにハウジ
ング12に支承されている。連結部材38の一側
部38aの先端は、前記枢軸40と平行な枢軸4
2を介して前記第2のアーム部材の前記他端32
bに枢着されている。また、前記連結部材の他側
部38bは、前記枢軸40の回りの連結部材38
の揺動によつて前記弁部材18を前記流入口24
に向けあるいはこれから離れる方向へ運動させる
べく、その先端部近傍で前記弁部材18に係合す
る。
8を介して前記弁部材18に連結されている。連
結部材38は、一側部38aと該一側部にほぼ直
角な他側部38bとを備えるL字状部材からな
る。両側部38a,38bが出会う中間部には、
枢軸36と平行な枢軸40を受入れる軸受け部3
8cが設けられており、これにより連結部材38
は枢軸40の回りに回転可能となるようにハウジ
ング12に支承されている。連結部材38の一側
部38aの先端は、前記枢軸40と平行な枢軸4
2を介して前記第2のアーム部材の前記他端32
bに枢着されている。また、前記連結部材の他側
部38bは、前記枢軸40の回りの連結部材38
の揺動によつて前記弁部材18を前記流入口24
に向けあるいはこれから離れる方向へ運動させる
べく、その先端部近傍で前記弁部材18に係合す
る。
前記トグル機構20においては、第1のアーム
部材30の前記一端30aが枢軸34を介してハ
ウジング12に支承されていることから、第1図
に示されているような前記機関の作動時であつて
前記フロート室14内の燃料液面レベル44が図
示のとおりの規定レベルに保持されている状態で
は、フロート16が受る浮力は両アーム部材の前
記連結部30b,32aに押上げ力として作用す
る。この押上げ力は、第2のアーム部材の前記他
端32bに枢軸42を介して連結された前記連結
部材38に、枢軸40の回りの図中時計方向への
回転力として作用する。その結果、前記液面レベ
ル44が規定値に保持されている状態では、図示
のとおり、前記弁部材18は前記連結部材38を
介して前記流入口24を閉鎖する全閉位置に保持
される。
部材30の前記一端30aが枢軸34を介してハ
ウジング12に支承されていることから、第1図
に示されているような前記機関の作動時であつて
前記フロート室14内の燃料液面レベル44が図
示のとおりの規定レベルに保持されている状態で
は、フロート16が受る浮力は両アーム部材の前
記連結部30b,32aに押上げ力として作用す
る。この押上げ力は、第2のアーム部材の前記他
端32bに枢軸42を介して連結された前記連結
部材38に、枢軸40の回りの図中時計方向への
回転力として作用する。その結果、前記液面レベ
ル44が規定値に保持されている状態では、図示
のとおり、前記弁部材18は前記連結部材38を
介して前記流入口24を閉鎖する全閉位置に保持
される。
また、前記フロート室14から前記機関への燃
料供給によつて前記燃料レベルが第2図に示され
ているような最低レベルへ向けて低下すると、フ
ロート16の低下に伴なつて、両アーム部材の前
記連結部30b,32aは枢軸34および40を
介してハウジング12に支承されたトグル機構2
0の自重および弁部材18に作用する燃料の液圧
で下方に移動し、前記連結部材38は前記枢軸4
0の回りに図中反時計方向に回動される。その結
果、前記弁部材18は前記流入口24を開放すべ
くその全開位置へ移動され、該流入口を経てフロ
ート室14内への燃料導入が許される。
料供給によつて前記燃料レベルが第2図に示され
ているような最低レベルへ向けて低下すると、フ
ロート16の低下に伴なつて、両アーム部材の前
記連結部30b,32aは枢軸34および40を
介してハウジング12に支承されたトグル機構2
0の自重および弁部材18に作用する燃料の液圧
で下方に移動し、前記連結部材38は前記枢軸4
0の回りに図中反時計方向に回動される。その結
果、前記弁部材18は前記流入口24を開放すべ
くその全開位置へ移動され、該流入口を経てフロ
ート室14内への燃料導入が許される。
第3図は、第1および第2図に示したトグル機
構20の力拡大率特性を表わすグラフであり、横
軸は前記枢軸34の中心軸線を含む水平面hと第
1のアーム部材とがなす角度(θ)を示し、縦軸
はトグル機構20の力拡大率すなわちトグルアー
ム比(K)を示す。前記横軸におけるθaは、前記弁
部材18が第1図に示した全閉位置にあるときの
前記角度であり、またθbは、前記弁部材18が
第2図に示した全開位置にあるときの前記角度で
ある。このグラフの特性線から明らかなように、
前記トグル機構20の力拡大率(K)は、従来の前記
したフロートアームにおけるような直線特性すな
わち一定値を示すことはなく、前記角度の減少に
伴ない二次関数的に増大し、しかも前記全閉位置
でのそれは従来に比較して極めて大きい値とな
る。
構20の力拡大率特性を表わすグラフであり、横
軸は前記枢軸34の中心軸線を含む水平面hと第
1のアーム部材とがなす角度(θ)を示し、縦軸
はトグル機構20の力拡大率すなわちトグルアー
ム比(K)を示す。前記横軸におけるθaは、前記弁
部材18が第1図に示した全閉位置にあるときの
前記角度であり、またθbは、前記弁部材18が
第2図に示した全開位置にあるときの前記角度で
ある。このグラフの特性線から明らかなように、
前記トグル機構20の力拡大率(K)は、従来の前記
したフロートアームにおけるような直線特性すな
わち一定値を示すことはなく、前記角度の減少に
伴ない二次関数的に増大し、しかも前記全閉位置
でのそれは従来に比較して極めて大きい値とな
る。
従つて、前記フロートバルブ装置によれば、従
来のような大型のフロートアームを用いることな
く前記弁部材18の前記全閉位置で前記流入口2
4を確実に閉じることができ、前記弁部材18の
確実な開閉動作によつて、前記フロート室内の燃
料液面レベルを適正に保持することができる。
来のような大型のフロートアームを用いることな
く前記弁部材18の前記全閉位置で前記流入口2
4を確実に閉じることができ、前記弁部材18の
確実な開閉動作によつて、前記フロート室内の燃
料液面レベルを適正に保持することができる。
また、前記フロートバルブ装置によれば、第3
図に示したグラフの二次関数的特性から明らかな
ように、前記弁部材18が前記全開位置へ向けて
移動するに従い力拡大率(K)が減少することから、
この力拡大率とは逆に、フロート16の移動量に
対する前記弁部材18の移動量の比が大きくな
り、前記弁部材18が前記全開位置へ向けて移動
するに従い前記流入口の実効開口面積が二次関数
的に増大する。そのため、前記液面レベルの低下
に従つて燃料流入量が二次関数的に増大すること
から、前記フロート室内での前記液面変化を従来
のフロートバルブ装置に比較して抑制することが
でき、従つて、前記機関の運転の安定化を図る上
で有利である。
図に示したグラフの二次関数的特性から明らかな
ように、前記弁部材18が前記全開位置へ向けて
移動するに従い力拡大率(K)が減少することから、
この力拡大率とは逆に、フロート16の移動量に
対する前記弁部材18の移動量の比が大きくな
り、前記弁部材18が前記全開位置へ向けて移動
するに従い前記流入口の実効開口面積が二次関数
的に増大する。そのため、前記液面レベルの低下
に従つて燃料流入量が二次関数的に増大すること
から、前記フロート室内での前記液面変化を従来
のフロートバルブ装置に比較して抑制することが
でき、従つて、前記機関の運転の安定化を図る上
で有利である。
前記両アーム部材30,32の連結部30bお
よび32aを前記フロート16の上面に当接可能
に配置することに換え、図示しないが、前記枢軸
36の両端を受るための軸受け部をフロート16
の上面に形成することができる。
よび32aを前記フロート16の上面に当接可能
に配置することに換え、図示しないが、前記枢軸
36の両端を受るための軸受け部をフロート16
の上面に形成することができる。
第4図および第5図は、本発明の実施例を示
し、第1および第2図に示したと同様な作用をな
す構成部分はこれと同一の参照符号が付されてい
る。
し、第1および第2図に示したと同様な作用をな
す構成部分はこれと同一の参照符号が付されてい
る。
第4図および第5図に示すフロートバルブ装置
10では、フロート16として中空部16aを有
するドーナツ状のフロートが用いられており、フ
ロート室14内の中央部にはフロート16の中空
部16aを貫通して案内部46が設けられてい
る。この案内部46には、該案内部の上部でフロ
ート室14の上部に開放しかつ該案内部の下端で
外部に開放するエアーベント通路26′が設けら
れ、さらに、前記案内部の下部で前記フロート室
14の底部に一端が開放する燃料案内路48が設
けられている。燃料案内路48は、その他端が前
記気化器の前記燃料ノズルに連通するように前記
ハウジング12の上面で開放する。また、前記流
入口24が設けられかつ前記弁部材18の案内部
28を規定する前記口金22は、ハウジング12
の側部に設けられており、弁部材18は水平面上
で前記流入口24へ向けおよびこれから離れる方
向へ移動可能である。
10では、フロート16として中空部16aを有
するドーナツ状のフロートが用いられており、フ
ロート室14内の中央部にはフロート16の中空
部16aを貫通して案内部46が設けられてい
る。この案内部46には、該案内部の上部でフロ
ート室14の上部に開放しかつ該案内部の下端で
外部に開放するエアーベント通路26′が設けら
れ、さらに、前記案内部の下部で前記フロート室
14の底部に一端が開放する燃料案内路48が設
けられている。燃料案内路48は、その他端が前
記気化器の前記燃料ノズルに連通するように前記
ハウジング12の上面で開放する。また、前記流
入口24が設けられかつ前記弁部材18の案内部
28を規定する前記口金22は、ハウジング12
の側部に設けられており、弁部材18は水平面上
で前記流入口24へ向けおよびこれから離れる方
向へ移動可能である。
前記トグル機構20の第1のアーム部材30の
前記一端30aを支持する枢軸34は、第5図に
明確に示されているように、一端34aが前記ハ
ウジング12に回転可能に支承されるクランクピ
ンからなり、その偏心軸部34bが前記一端30
aを回転可能に受け入れている。前記ハウジング
12には、フロート室14の外部から該室内に突
出するねじ部材50が螺合されており、該ねじ部
材の先端は前記第1のアーム部材の前記一端30
aに当接可能である。前記第1のアーム部材に枢
軸36を介して一端32aがこれに連結された第
2のアーム部材32と、前記弁部材18との間に
は、前記したL字状の連結部材38に代えて、直
線状の連結部材38′が用いられており、第5図
に明確に示されているように、該連結部材はその
上端に一体的に形成された枢軸部42を介して前
記第2のアーム部材の他端32bに連結されてい
る。連結部材38′の下端は、該端部に形成され
た軸受け部38′aを貫通する枢軸40を介して
前記ハウジング12に枢着されている。
前記一端30aを支持する枢軸34は、第5図に
明確に示されているように、一端34aが前記ハ
ウジング12に回転可能に支承されるクランクピ
ンからなり、その偏心軸部34bが前記一端30
aを回転可能に受け入れている。前記ハウジング
12には、フロート室14の外部から該室内に突
出するねじ部材50が螺合されており、該ねじ部
材の先端は前記第1のアーム部材の前記一端30
aに当接可能である。前記第1のアーム部材に枢
軸36を介して一端32aがこれに連結された第
2のアーム部材32と、前記弁部材18との間に
は、前記したL字状の連結部材38に代えて、直
線状の連結部材38′が用いられており、第5図
に明確に示されているように、該連結部材はその
上端に一体的に形成された枢軸部42を介して前
記第2のアーム部材の他端32bに連結されてい
る。連結部材38′の下端は、該端部に形成され
た軸受け部38′aを貫通する枢軸40を介して
前記ハウジング12に枢着されている。
従つて、第4図および第5図に示した前記フロ
ートバルブ装置では、フロート16の上下運動に
伴なつて、前記連結部材38′が枢軸40の回り
に揺動することから、前記トグル機構におけると
同様にフロート16の上下運動に従つて前記弁部
材18が前記流入口24を開閉すべく作動され
る。また、前記フロートバルブ装置では、前記第
1のアーム部材をハウジング12に支持する枢軸
34における前記第1のアーム部材への連結部と
なる前記偏心軸部34bが該偏心軸部の軸線とほ
ぼ直角な横方向へ移動可能であり、しかも前記ね
じ部材50によつて第4図で見て反時計方向の運
動が調整可能に規制されていることから、規制手
段たる前記ねじ部材50の操作によつて、前記弁
部材18が前記全閉位置にあるときの前記角度
θaの調整が可能となる。この角度θaの調整によ
つて前記弁部材18が前記全閉位置にあるときの
フロート16のレベルすなわち規定液面レベル値
を調整することができることから、従つて、前記
ねじ部材50の調整によつて前記規定値を前記機
関に最も適した値に調整することができる。
ートバルブ装置では、フロート16の上下運動に
伴なつて、前記連結部材38′が枢軸40の回り
に揺動することから、前記トグル機構におけると
同様にフロート16の上下運動に従つて前記弁部
材18が前記流入口24を開閉すべく作動され
る。また、前記フロートバルブ装置では、前記第
1のアーム部材をハウジング12に支持する枢軸
34における前記第1のアーム部材への連結部と
なる前記偏心軸部34bが該偏心軸部の軸線とほ
ぼ直角な横方向へ移動可能であり、しかも前記ね
じ部材50によつて第4図で見て反時計方向の運
動が調整可能に規制されていることから、規制手
段たる前記ねじ部材50の操作によつて、前記弁
部材18が前記全閉位置にあるときの前記角度
θaの調整が可能となる。この角度θaの調整によ
つて前記弁部材18が前記全閉位置にあるときの
フロート16のレベルすなわち規定液面レベル値
を調整することができることから、従つて、前記
ねじ部材50の調整によつて前記規定値を前記機
関に最も適した値に調整することができる。
さらに、第4図および第5図に示した前記フロ
ートバルブ装置では、前記燃料案内路48は前記
フロート室14にそのほぼ底部中央部分で関放す
ることから、前記気化器がいずれの方向に傾斜し
ても、より確実にフロート室14内の燃料を前記
燃料ノズルに案内することができ、これにより前
記機関の安定した作動を得ることができる。
ートバルブ装置では、前記燃料案内路48は前記
フロート室14にそのほぼ底部中央部分で関放す
ることから、前記気化器がいずれの方向に傾斜し
ても、より確実にフロート室14内の燃料を前記
燃料ノズルに案内することができ、これにより前
記機関の安定した作動を得ることができる。
第5図に示されるように、第1および第2のア
ーム部材30,32を対称的な形状を有する線状
部材で形成し、また前記連結部材38′を一対の
対称な形状の線状部材で成形することが製作上有
利である。
ーム部材30,32を対称的な形状を有する線状
部材で形成し、また前記連結部材38′を一対の
対称な形状の線状部材で成形することが製作上有
利である。
前記した液面規定レベルを可変とするために、
前記クランクピン34およびねじ部材50に代え
て、例えば、第1図および第2図に示した枢軸3
4の両端を受け入れるための横方向に伸るスリツ
トを前記ハウジング12に設け、前記枢軸34の
ハウジング12から突出する両端に螺合するナツ
トの締付け力によつて前記枢軸34の前記スリツ
トの長手方向における運動を規制することができ
る。
前記クランクピン34およびねじ部材50に代え
て、例えば、第1図および第2図に示した枢軸3
4の両端を受け入れるための横方向に伸るスリツ
トを前記ハウジング12に設け、前記枢軸34の
ハウジング12から突出する両端に螺合するナツ
トの締付け力によつて前記枢軸34の前記スリツ
トの長手方向における運動を規制することができ
る。
本発明によれば、前記したように、トグル機構
を用いることにより、気化器の大型化を招くこと
なく前記燃料流入口を確実に閉じることができる
ことから、フロート室の燃料液面レベルが規定値
を越えることを防止できると共に、前記弁部材が
受ける作用力は二次関数的に変化することから、
前記フロート室内の燃料液面レベルの従来のよう
な大きい変動を防止することができる。従つて、
前記フロート室内の燃料液面レベルを好適に制御
して前記機関の一層安定した運転が可能となる。
を用いることにより、気化器の大型化を招くこと
なく前記燃料流入口を確実に閉じることができる
ことから、フロート室の燃料液面レベルが規定値
を越えることを防止できると共に、前記弁部材が
受ける作用力は二次関数的に変化することから、
前記フロート室内の燃料液面レベルの従来のよう
な大きい変動を防止することができる。従つて、
前記フロート室内の燃料液面レベルを好適に制御
して前記機関の一層安定した運転が可能となる。
また、本発明によれば、前記第1のアーム部材
の前記枢着点を調整することにより、前記弁部材
のストロークを変えることができ、これによつて
前記規定レベルを前記機関およびその運転状況等
に応じて最適となるように調整することができ
る。
の前記枢着点を調整することにより、前記弁部材
のストロークを変えることができ、これによつて
前記規定レベルを前記機関およびその運転状況等
に応じて最適となるように調整することができ
る。
第1図は本発明に係るフロートバルブ装置の縦
断面図であり、第2図は第1図に示した弁部材が
全開位置にある状態を示す第1図と同様な図面で
あり、第3図は本発明に係るトグル機構の力拡大
率を示すグラフであり、第4図は本発明の実施例
を示す、第1図と同様な断図面であり、第5図は
第4図に示したフロートバルブ装置を分解して示
す斜視図である。 12:ハウジング(壁面)、14:フロート室、
16:フロート、18:弁部材、20:トグル機
構、24:燃料流入口、30:第1のアーム部
材、32:第2のアーム部材、34:枢軸、3
8,38′:連結部材、44:燃料液面、50:
規制手段。
断面図であり、第2図は第1図に示した弁部材が
全開位置にある状態を示す第1図と同様な図面で
あり、第3図は本発明に係るトグル機構の力拡大
率を示すグラフであり、第4図は本発明の実施例
を示す、第1図と同様な断図面であり、第5図は
第4図に示したフロートバルブ装置を分解して示
す斜視図である。 12:ハウジング(壁面)、14:フロート室、
16:フロート、18:弁部材、20:トグル機
構、24:燃料流入口、30:第1のアーム部
材、32:第2のアーム部材、34:枢軸、3
8,38′:連結部材、44:燃料液面、50:
規制手段。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 気化器のフロート室内に配置され、該フロー
ト室の壁に設けられた燃料流入口を経て導入され
た燃料の液面の変化に応じて上下運動するフロー
トと、前記フロート室内に配置され、前記燃料流
入口を開閉する弁部材と、前記フロート室内に配
置され、前記フロートの上下運動によつて前記弁
部材を開閉動作させるべく該弁部材と前記フロー
トとの間に設けられたトグル機構とを含み、前記
トグル機構は前記フロートの上方にあつて上下方
向へ揺動可能に枢軸を介して一端が前記フロート
室の前記壁に支承される第1のアーム部材および
上下方向へ揺動可能に一端が前記第1のアーム部
材の他端に作動的に連結されかつその他端が前記
弁部材に作動的に連結される第2のアーム部材を
備え、前記第1のアーム部材の前記一端の前記枢
軸は前記フロート室内の規定液面レベルを調整可
能とすべく該枢軸の軸線方向とほぼ直角な横方向
へ運動可能に前記フロート室の前記壁に支承され
かつ規制手段によつて少なくともその一方向の運
動を規制されている、気化器のためのフロートバ
ルブ装置。 2 前記第1のアーム部材の前記一端の前記枢軸
は偏心軸部を有するクランクピンであり、前記規
制手段は先端を前記枢軸部に当接可能に前記フロ
ート室の外部より該フロート室の前記壁に螺合さ
れるねじ部材である特許請求の範囲第1項に記載
のフロートバルブ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4428783A JPS59170449A (ja) | 1983-03-18 | 1983-03-18 | 気化器のフロ−トバルブ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4428783A JPS59170449A (ja) | 1983-03-18 | 1983-03-18 | 気化器のフロ−トバルブ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59170449A JPS59170449A (ja) | 1984-09-26 |
JPS6319699B2 true JPS6319699B2 (ja) | 1988-04-25 |
Family
ID=12687286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4428783A Granted JPS59170449A (ja) | 1983-03-18 | 1983-03-18 | 気化器のフロ−トバルブ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59170449A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0243456U (ja) * | 1988-09-16 | 1990-03-26 |
-
1983
- 1983-03-18 JP JP4428783A patent/JPS59170449A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59170449A (ja) | 1984-09-26 |
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