JPS63196495A - 平衡荷役装置 - Google Patents

平衡荷役装置

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JPS63196495A
JPS63196495A JP2879287A JP2879287A JPS63196495A JP S63196495 A JPS63196495 A JP S63196495A JP 2879287 A JP2879287 A JP 2879287A JP 2879287 A JP2879287 A JP 2879287A JP S63196495 A JPS63196495 A JP S63196495A
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周 武田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 1       この発明は巻上げ式あるいは平行四辺
形リンク式などの平衡荷役装置に関し、特に同装置にお
いてアクチュエータにより平衡状態に静止させた吊り荷
に対し操作者が僅かな力を加えることにより吊り荷を上
昇あるいは下降させるバランスモードのための改良に関
する。
〔従来の技術〕
従来のこの種の装置としては、例えば特公昭52−26
015号公報に示される平衡運搬機がある。この従来装
置は、平行四辺形リンクtF1iIIJの一端に荷物を
吊下げ、他端にモータを設け、前記モータからリンク機
構を介して荷物に該荷物の重量に応じた力を加えること
により荷物の平衡状態を保持するようにしたものである
が、この装置においては、速度指令とそのフィードバッ
ク信号との偏差を記憶回路に記憶し、該記憶した速度指
令値を定電流回路の一方の入力端子に入力するとともに
、前記モータの回転子を流れた電流を検出し。
該検出した電流値に対応する電圧値を前記定電流回路の
他方の入力端子にフィードバックしている。
定電流回路は、これら入力信号の比較器として動作し、
その比較結果をトルク指令としてモータをトルク制御す
る。
かかる従来装置において、速度指令電圧を零にするとモ
ータの回転が停止するとともに前記記憶回路にはその状
態に対応づるトルク指令値が記憶されることになり、荷
物はその位置で停止する。
この後前記記憶回路は、平衡状態を維持するトルク指令
値を出力し続けるので、この状態で荷物に上下方向に僅
かな力を加えることにより荷物を上昇、下降づることが
できる。
第10図にかかる従来装置のブロック線図を示す。
第10図において、重量W、質吊mかうなる荷1はロー
ブ2、ドラム3を介してモータ4によって昇降される。
18はモータドライブ回路、19は加篩点であり、加粋
点19にはトルク指令電流ioが入力されるとともにモ
ータ電流iがフィードバックされる。かかる構成におい
て、モータ4の理論的引張力PMは次式で表わせる。
FM=Kf  (io−i) −cx    ・ (1
)上記(1)式において、Kfはドライバゲイン。
モータトルクゲインを1としたゲイン、C父はモータ粘
性力である。
また、モータ電流iは次式で表わすことができ、i=F
M−KM           ・・・(2)従って、
これら(1)(2)式より ・・・(3) が成立する。又、モータ4、ドラム3、減速n等で発生
する全ての摩擦力の合計摩擦力をFdとすると、モータ
の実引張力Tは T=FM−Fd                  
       ・・・ く 4 )となり、作業者が平
衡状態で加える操作力をfとすると以下のようなつり合
い条件式が成立する。
FM −Fd =m’x+W−t’        ・
 (5)そして、(3)式及び(5)式によりFMを澗
去すると C父 mx+□ 1+KfKH ・・・ (6) が成立する。
すなわちこの従来装置は、モータ電流とモータトルクが
略1対1に対応することを利用し、フィードバック値と
してモータ電流を用いたものであるが、モータ、吊り筒
機構等の摩擦によって実際に荷を吊っている部分の力が
目標値と大きく異った値となる。また、上記(6)式か
らトルク指令電流ioはio =W(1+Kf KM 
>/Kfであれば良いことが判るが、この従来装置にお
いては、荷mWをモータ電流によって間接的に検出して
いるため、モータ等の摩擦により検出値に誤差が生じ、
このため荷が完全に静止しない等の不都合が生じる。ま
たこの従来装置においては、上記(6)式からも明らか
なように、摩擦力Fdが直接操作力fに対する抵抗力と
して働くため、操作力fとして大きな力が必要となると
いう問題点が゛あった。
2      そこで、特公昭53−34378号公報
においては、かかる特公昭52−26015号公報に示
す構成に、動き始めの機械的摩擦力を補償する第1のr
9擦補償回路と、動き出しだ俊の摩擦力を補償する第2
の摩擦補償回路とを追加し、トルク伝達装置に発生する
動き出し始めと動き出し後の摩擦力の変化に対してモー
タトルクの変化を追従させるようにして、わずかの操作
力で荷物を直接上昇下降できるようにしている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、この従来装置において摩擦を完全に補償するた
めには、モータ、吊り筒機構等、義械の特性を全て完全
に把握することが不可欠であり、このように機械の各種
特性を完全に把握することは実際上無理である。したが
って、上記従来装置においては、摩擦を完全に補償しき
れず、この結束、荷が完全に静止しなかつたり、上下方
向の一方向の操作力が重くなってしまうことがある。
また、この従来装置においては、1↑擦補償回路を具え
た複雑な構成となっており、8置構成が複雑かつ高価に
なるという問題点がある。さらに、この従来装置では、
前記従来装置同様モータ電流に対応する電圧値をフィー
ドバックし、このフィードバック値を用いてトルク指令
を求めているため、モータ等のS*により荷の自重を正
確に検出することができず、このためトルク指令に誤差
が生じ、荷が完全に静止しない、精度良い運転ができな
い等の問題点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
そこでこの発明では、 吊下げた荷を昇降する吊り荷昇降機構と、この吊り荷昇
降機構を#A動するアクチュエータと、 このアクチュエータを駆動するドライブ回路と、前記吊
り荷昇V#機構の荷を吊る部位近傍に配される荷重セン
サと、 この荷重センサの検出値を取込むことにより前記荷の重
量を記憶し、該記憶値に対応する指令値を出力する記憶
演算手段と、 該記憶演算手段から出力される指令値と前記荷重センサ
の出力との偏差を求める演算手段と、前記アクチュエー
タの速度を求めるアクチュエータ速度検知手段と、 前記吊り荷の加速度を求める吊り荷加速度検知手段と、 前記演詐手段から出力される偏差に、前記アクチュエー
タ速度検知手段によって求めたアクチュエータ速度を加
算し、該加算結果に前記吊り荷加速度検知手段によって
求めた吊り荷加速度と前記記憶した荷の重量との乗埠値
を加算するフィードバック手段とを具え、 該フィードバック手段の出力を前記ドライブ回路に入力
するようにする。
〔作用〕
かかる構成において、荷が平衡状態になると、前記荷重
センサの検出値、即ち荷の自重Wが前記記憶演算手段に
取込まれ、記憶される。記憶演算手段はこの記憶値Wに
対応する指令1i W oを篩出し、これ以後、荷が吊
られている間はこの指令値Woを出力し続ける。
この状態において、作業者によって荷1に操作力fが加
えられると、拘重セン丈から検出値(W+f)が出力さ
れ、この検出値は前記演京手段に入力され、該演算手段
からは前記指令値Woとのa差Wo−(W+f)が出力
される。この偏差は前記フィードバック手段に入力され
る。フィードバック手段は該偏差Wo−W−fにアクチ
ュエータ1度Vを加算し、更に吊り荷加速度αと荷の重
ff1Wとの乗n値αWを加算することにより指令信号
Vf  (=Kf  (Wo −W −f ) +Kv
pv+にααW  :Kf 、 Kvp、 Kα・・・
ゲイン)を求め、この指令信号Vfを前記ドライブ回路
に入力する。
ドライブ回路は、この指令信号■fと前記アクチュエー
タ速度Vとの偏差に従って7クチユエータを駆動し、こ
の結果荷は操作力fに対応する速度で上下動する。
〔実施例〕
以下、添付図面に従って本発明の一実施例を説明する。
第1図は本発明の基本的原理を説明するためのもので、
平衡状態に静止させた吊り荷に対し操作者が僅かな力を
加えることにより吊り荷を上昇、下降できるバランスモ
ードについての構成例を示すものである。
第1図において、荷1はロープ2を介したドラム3の回
動により上昇又は下降する。ドラム3は図示しない減速
器を介してモータ4により駆動される。ロー12の吊り
両部近傍には、操作レバー5を備えた操作ボックス6と
、荷1の自重およびこの荷1に加えられる負荷等を検出
づるための荷重センサ7と、荷1の加速度αを検出する
加速度センナ8とが設けられている。操作レバー5はモ
ータ4に対する速度指令信号■、を与えるもので、この
レバー5の変位は操作ボックス内のポテンショメータ(
図示せず)によって検出される。この速度指令信号■□
は該速度指令に応じて吊り荷を昇降するレバーモードに
用いられるが、その詳細については後述する。モータ4
の回転速度Vは速度センサ12によって検出されている
。モータ4を駆動するドライブ回路50は、指令値Vf
とモータ速度Vとの偏差をとる加算点51と、駆動回路
51とで構成され、上記偏差Vf −vに従ってモータ
4を駆動する。荷重センサ7としては、例えば歪ゲージ
式のロードセルが用いられ、該センサ7の検出ITは加
算点9に入力される。
この加算点9の他方の入力端子には、力指令値演算部1
0からの力指令Woが入力される。
力指令値演算部10には、吊り荷の速度が零、すなわち
吊り荷が停止しているときの吊り荷の重ff1Wが記憶
されている。この記憶手順については後述する。力指令
1演詐部10は、該記憶している自重Wに定常偏差W/
Kf分のゲタをはかせることにより該自mWを力指令W
o  (=W(1+Kf >/Kf >に変換する。
すなわち、荷1の自重Wは荷1が静止状態のときに荷重
センサ7から力指令値演算部10に入力されるが、この
際、この自重値Wは加算点9にも同様に入力されるため
、力変換を行わないで自重値Wを加算点9に入力したの
では、加算点9から出力される偏差は零となり、この結
果、モータ4に入力する力指令がOとなり、モータ4は
トルクを発生しない。したがって、吊り荷1は自重によ
って下降し、荷1を静止させることができない。
このため、力指令値演算部10においては、入力された
自重値Wに所定の定数値(1+Kf >/Kfを掛ける
ことによって、自重値Wに定常偏差W/Kf分のゲタを
はかせ、加算点8から出力されるfA差が零にならない
ようにしている。
次に、加算点9は前記力指令値演算部10から入力され
る力指令Woと荷重センサ7の検出11Tとを比較し、
この偏差(Wo−T)を増幅器11に入力する。増幅器
11は入力された偏差(W 。
−T>に所定のゲイン定数Kfを乗じ、その出力を加速
度ポジティブフィードバック回路20の加算点21に入
力する。このフィードバック回路20は、加速度センサ
8の検出値αに記憶している荷の自重Wを乗じて出力す
る乗算回路22、増幅器23、加算点21を有し、加算
点21に入力される増幅器11の出力Kf(Wo−T)
に慣性力要素にα・α・Wを正フィードバックする。
加算点21の出力は速度ポジティブフィードバック回路
30に入力される。このフィードバック回路30は、速
度センサ(例えばタコジエネレータ)12によって検出
されたモータ回転速度■にゲインKvpを乗じて出力す
る増幅器32、加算点31を有し、加算点31において
前記加速度ポジティブフィードバック回路20の出力K
f (W。
−T)+にα・α・Wにモータ速度要素Kvp・■を正
フィードバックする。加算点・31の出力は加速度フィ
ードバック回路40の加算点41に入力される。
加速度フィードバック回路40は、速度センサ12から
出力されるモータ速度■を微分してモータ加速度aを求
める微分器42、増幅器43、加算点41を有し、加算
点41において前記速度ポジティブフィードバック回路
30の出力Kf  (Wo−T)十にα・α・W+KV
D・■にモータ加速度要素Ka−aをフィードバックし
、モータ指令信@Vf  (=Kf  (Wo−T)+
にα・α−W+KVD−V−Ka −a)を出力する。
1      加速度フィードバック回路40の出力は
ドライブ回路50の加算点51に入力され、加算点51
において、モータ指令Vfと回転速度検出器12の検出
信号■との偏差が求められ、この偏差は駆動回路52に
入力され、駆動回路52によってモータ4が駆動される
かかる構成において、荷1が静止しているときに、荷1
に対して作業者が上向きの操作力fを加えたとすると、
この時の荷重センサ6の検出値T(=W−f )が加算
点9に入力される。加算点9は力指令値演詐部10の出
力Woとこの検出値(W−f )を比較し、その偏差W
o−(W−f)を増幅器11、フィードバック回路20
.30゜40を介してドライブ回路50に入力する。こ
の場合、上向きの操作力fにより荷重センサ7の検出値
■は減少するので、加算点9から出力される偏差Wo−
(W−f>は静止時の偏差Wむ−Wに比べ操作力fだけ
増大し、よってモータトルクが増大し荷1は上方に移動
する。すなわち、平衡状態から荷に力を加え始める際に
、荷重センサ7がこの操作力fを感知さえすれば、加算
点9に荷を上下させる偏差が生じ、この為、ゲイン定数
Kfを十分大きくとれば、人は静止摩擦をほとんど感し
ることなく荷を昇降させることができる。
ところで、第1図に示す構成において、加速度ポジティ
ブフィードバック回路20、速度ポジティブフィードバ
ック回路30、加速度フィードバック回路40を除いた
構成を想定する。この場合、モータの論理的引張力F1
4は次式で表わせる。
FM −Kf  (Wo−T)−C父   ・(7)上
記(7)式において、Kfはドライバゲイン。
モータトルクゲインを1とした増幅器11のゲイン、W
oは力指令、■は荷重センサ7の検出値、C父はモータ
粘性力である。またモータの実引張力Tは、摩擦力をF
dとすると T=FM−Fd            ・・・(8)
となり、これら(7)(8)式より が成立する。また前記実引張力■は荷1の賀mをm、操
作力をfとすると T=m及+W−f           ・ (10)
のようにも表わせるため、これら(8) (9) (1
0)よりFdを消去すると ・・・(11) が成立する。
この(11)式と従来装置の構成から導かれる前記(6
)式とを比べてみた場合、前述したように従来装置は摩
擦力Fdがそのまま操作力fに対する抵抗力となるが、
本実施例構成によれば摩擦力Fdが見かけ上1/(1+
Kf)に減少する。したがってゲイン定数Kfを大きく
とれば、摩擦力をほとんど感じることなく荷を上下でき
る。
また、荷1を静止させるためには、前記(11)式%式
% 従って、前記力指令値演綽部10では荷重センサ7から
入力された荷の自重Wに所定の定数(1+Kf)/Kf
を掛けることにより力指令値Woを粋出する。
このように、上記3つのフィードバック回路20.30
、および40を除いたカフィードバックのみの回路構成
を考えた場合、操作力fを軽くしようとして増幅器11
のゲインKfを大きくとると、ワイヤ2の伸縮、アーム
のたわみ(平行四辺形方式の場合)、減速機のバックラ
ッシュ等の影響で系が不安定になってしまう問題があり
、このため、カフィードバックのみの回路構成では上記
ゲインKfを大きくとることはできない。したがってカ
フィードバックのみの構成では操作力fをそれ程軽くす
ることはできない。
そこで、この実施例では増幅器11のゲインKfは系が
安定になるまで下げ、その代わりに前記速度ポジティブ
フィードバック回路30を設け、同回路30によってド
ライバ速度フィードバック、機械的粘性等による粘性力
C父をキャンセルするようにしている。速度ポジティブ
フィードバック回路30は、例えば荷1を上向きに動か
しているときには、モータ4に更に上向きの指令電圧を
加える回路であり、速度に比例する性質をもつ粘性力C
xを減少することができる。このゲインKvpを適宜増
減することによって定常速度時の操作力を任意に与える
ことができる。
一方、ワークの慣性力を考えてみると、前記(11)式
から明らかなように、カフィードバックのみでは、入力
fに対する慣性力mχの比は従来装置と何ら変わってな
く、操作者は100/(yの荷1を持てば100Nyの
物体の慣性力を感じてしまう。
そこで本実施例では加速度ポジティブフィードバック回
路20を更に設け、同回路20によって加速度αの方向
に応じた指令電圧を加えるようにする。例えば上向きに
荷1を動かしているときに荷1を止めようとすると同回
路20によってモータの減速の方向に指令電圧が加えら
れ、よって操作者は小さな力で荷1を減速することがで
きる。一方、加速の時も同様に、加速の方向にモータ指
令電圧が加えられるため小さな力で加速でき、あたかも
軽い物体を加減速するかの如く操作できる。
尚、慣性力は荷の申ff1Wに比例するため、演算回路
22で荷の自重Wを記憶し、加速度αに該自重Wを乗す
るようにしている。更に増幅器23のゲインにαを増減
するようにすれば、任意の加減速操作力を与えることが
できる。
以上の速度ポジティブフィードバック回路30および加
速度ポジティブフィードバック回路20による構成で、
操作力を軽くすることができるが、前述したアームの柔
らかさ、ワイヤの伸縮、減速n等のバックラッシュ等の
影響で、系が不安定になることがあり、特に高い周波数
(10)−1z前後)の発振が起きることがある。この
現象はドライブ回路50によるモータの速度フィードバ
ックのみでは止まらず、更に高次のモータ加速度信号a
をフィードバック覆ることが効果的であることが分った
そこでこの実施例では、モータ加速度フィードバック回
路40を更に設け、モータ加速度aを指令値にフィード
バックするようにした。
第2図は本発明の一実施例装置の全体構成例を示すもの
で前述したバランスモードによる制御を行うバランスモ
ード制御回路60の他に、操作レバー5から入力された
速度指令■lに従って吊り荷を昇降させる制御を行うレ
バーモード制御回路70を具えている。
バランスモード制御回路60には、荷重センサ7の検出
値T、加速度センサ8の検出値α、モータ速度センサ1
2の検出値Vおよび力指令値演惇部10の出力Woが入
力され、バランスモード制御回路60はこれら入力情報
を用いて下式に従ったモータ指令Vfを演算し出力する
Vf =Kf  (Wo−T)+KVE)−v+にα−
a−W−Ka −a      −(12)レバーモー
ド制御回路70には、操作レバー5からの速度指令Vl
およびモータ速度センサ12の検出値vが入力され、レ
バーモード制御回路70はこれら入力信号を用いて下式
に従ったモータ指令■[を出力する。
VL  =KL  ・V   −Kv  −v    
 (KL、Kv  :l ゲイン)         ・・・(13)第3図はバ
ランスモード制御回路60をアナログ回路で構成した内
部構成例を示すしので、微分器61、増幅器62.63
,65,67、乗詐器64、減算器65、およびバッフ
ァ68により上記(12)式に従った演算を行いモーフ
指令■fを篩用する。
第4図はレバーモード制御回路70をアナログ回路で構
成した内部構成例を示づもので、増幅器71.72およ
び減算器73によって上記(13)式に従った演Qを実
行し、モータ指令■[を篩出する。
また、第2図において、操作ボックス6にはモード切替
スイッチ13が設けられており、操作者はこのスイッチ
13の切替えによってレバーモードとバランスモードと
を適宜に切替えることかでi     きる。すなわち
、切替回路80の接点はスイッチ13の投入態様に応じ
て切替えられるようになっており、スイッチ13の投入
態様に応じてレバーモード制御回路70からの指令信号
VLおよびバランスモード制御回路60からの指令上Q
 V fのいずれかをドライブ回路50に入力する。
また、第5図は力指令if1浪篩回路の記憶回路部分の
内部構成例を承りもので、この場合同記憶回路をサンプ
ルホールド回路で構成するようにした。
このサンプルホールド回路は、切替スイッチ13に連動
するスイッチ14をオンにすることにより、U J T
 (unijunction transistor>
 15をオンし、これにより入力端子に加わる何中セン
リアの検出値をコンデンサ16に保持するものである。
スイッチ14は切替スイッチ13がバランスモード側に
切替えられた時点にオンとなる。したがって、例えば操
作者が切替スイッチ13をレバーモード側に投入し、地
上に置かれた荷をレバー操作で持ち上げた後静止させ、
該静止状態のときに切替スイッチ13をバランスモード
側に切替えるようにすれば、該静止状態における荷1の
自重Wがサンプルホールドされる。また、切替スイッチ
13がバランスモード側に切替えられた時点で、切替回
路80の接点はバランスモード制御回路60側へ切替え
られるので、バランスモード制御回路60の指令信号V
fがドライブ回路50へ入力される。このため、吊り荷
は入力fが加えられない限り静止し、入力が加わると入
力に比例した速度で昇降する。
なお、上記実施例においては、力指令値演郷部10、レ
バーモード制61]回路70、バランスモード制御回路
60等をアナログ回路で構成するようにしたが、これら
を第6図に示すようなディジタル回路で構成するように
してもよい。この第6図に示す構成においては、速度指
令■4、加速度センサ8の出力α、荷重センサ7の出力
T1速度センサ12の出力■をA/D変換するA/D変
換回路91、A/D変換出力をパラレルに入力するI1
0回路92、上記センサの出力値に基づきバランスモー
ド時の指令Vfおよびレバーモード時の指令■[を演算
するディジタル演算部93、D/A変換回路94、上記
センサ出力のサンプリング周期を決定するためのタイマ
95等を具えるようにしている。第7図はかかる第6図
に示すディジタル演算部93の作用例を示すフローチャ
ートであり、この場合、モード切替スイッチ13がバラ
ンスモードに切替わった瞬間の荷重ぜンザ7の検出値T
を読取ることにより、静止時の荷1の自重Wを記憶し、
この記憶値に基づきバランスモード時の力指令値Woを
求めるようにしている。以俊、この指令値Woは再度モ
ード切替スイッチ13がバランスモード側に切替えられ
るまで保持されているので、バランスモードの際には荷
重センサ7の検出値が人力等により変化しない限り荷は
平衡状態を維持する。
また、第8図は荷の自重の記憶方法に関し他の方法を採
用したときの前記ディジタル演算部93の作用例を示す
フローチャートであり、この場合は操作レバー5から出
力される速度指令■lがOのときはバランスモードを選
択し、該速度指令■、がO以外のときはレバーモードを
選択するようにしている。更に、この場合前記速度指令
■。
が0になった瞬間の荷重センサ7の検出値即ち静止詩画
の自重Wを取り込み、これを記憶し、この記憶値に基づ
きバランスモード時の力指令1i W 。
を求めるようにしている。
更に、第9図は第1図に示した実施例の変形例を示すも
のである。この第9図に示した構成においては、力指令
値演篩部10の代わりに記憶回路96を設け、増幅器1
1の代わりに比例積分器97を設けるようにしている。
記憶回路96は前述した方法により静止時の荷の自重W
を記憶するもので、この自重W自体を指令値として出力
する。
この場合、比例積分器97により伝達関数Kf(1+1
/TI −8)によるPI動作が行われるために、カフ
ィードバックの定常偏差を無くすことができ、入力がな
いときはW=Tとなって荷を静止させることができる。
このように、これら実施例では、荷重センサ7を吊り荷
近傍に配設し、この荷重センサ7により直接荷1の重さ
を検出するため正確に荷1の自重Wを検出することがで
き、これにより力指令値Wo  (=W(1+Kf >
/Kf )の精度を格段に向上させることができる。囚
みに、従来装置ではWをモータ電流を用いて間接的に検
出しているため、摩擦等により正確なWを検出できない
更にこの実施例では、カフィードバックのゲインl(f
を安定になるまで小さくし、その分速度ポジティブフィ
ードバックにより粘性力C父を小さくし、さらに荷の加
速度を検出することにより絶対加速度ポジティブフィー
ドバックをかけて慣性力弁操作力を軽減するとともに、
モータの加速度を検出してモータ加速度フィードバック
をかけるようにして系の安定化を図るようにしたので、
吊り荷をごく僅かな操作力で安定に4降・停止させるこ
とができる。
(発明の効果〕 以上説明したように、この発明によれば、荷を吊る部分
に荷重センサを設け、荷が静止したときに前記荷重セン
サの検出値を取込むことにより荷の自重を記憶し、この
記憶した荷の自重に対応する力指令に前記荷重センサの
検出値をフィードバックするとともに、更にアクチュエ
ータ速度、荷の慣性力、アクチュエータ加速度、をフィ
ードバックし、該求めた指令値に従ってモータ制御を行
うようにしたので、m単かつ安価な構成で、摩擦等によ
る指令誤差の無い正確かつ安全な荷の昇降・停止をなし
得るとともに、系を安定に保った状態で粘性力、慣性力
を補償でき、人間がわずかの力で重量物を意のままに昇
降でき、高精度な位置決めと、高速搬送が容易に行える
ようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の要部について一実施例を示す制t[
l構成図、第2図は同実施例装置の全体的構成図、第3
図はバランスモード制御回路の一例を示す内部回路図、
第4図はレバーモード制御回路の一例を示す内部回路図
、第5図は記憶回路の一例を示す内部回路図、第6図は
この発明の他の実施例を示す全体的構成図、第7図は第
6図に示す構成例の作用例を示すフローチャート、第8
図は同構成例の他の作用例を示すフローチャート、第9
図はこの発明の他の実施例を示す制御構成図、110図
は従来装置の概念的構成を示すブロック図である。 1・・・荷、2・・・ローブ、3・・・ドラム、4・・
・モータ、5・・・操作レバー、6・・・操作ボックス
、7・・・荷重センサ、8・・・加速度センサ、9,2
1.31.41゜51・・・加算点、10・・・力指令
値演埠部、11゜23.32.43・・・増幅器、12
・・・速度センサ、13・・・モード切替スイッチ、2
0・・・加速度ポジティブフィードバック回路、30・
・・速度ポジティブフィードバック回路、40・・・加
速度フィードバック回路、50・・・ドライブ回路、6
0・・・バランスモード制御回路、70・・・レバーモ
ード制御回路、80・・・切替回路、93・・・ディジ
タル演算部、96・・・記憶回路、97・・・比例積分
器第3図 第4図 第9図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)吊下げた荷を昇降する吊り荷昇降機構と、この吊
    り荷昇降機構を駆動するアクチュエータと、このアクチ
    ュエータを駆動するドライブ回路と、前記吊り荷昇降機
    構の荷を吊る部位近傍に配される荷重センサと、この荷
    重センサの検出値を取込むことにより前記荷の重量を記
    憶し、該記憶値に対応する指令値を出力する記憶演算手
    段と、該記憶演算手段から出力される指令値と前記荷重
    センサの出力との偏差を求め、この偏差を前記ドライブ
    回路に入力する演算手段とを具える平衡荷役装置におい
    て、 前記アクチュエータの速度を求めるアクチュエータ速度
    検知手段と、 前記吊り荷の加速度を求める吊り荷加速度検知手段と、 前記演算手段から出力される偏差に、前記アクチュエー
    タ速度検知手段によって求めたアクチュエータ速度を加
    算し、該加算結果に前記吊り荷加速度検知手段によって
    求めた吊り荷加速度と前記記憶した荷の重量との乗算値
    を加算するフィードバック手段とを具え、 該フィードバック手段の出力を前記ドライブ回路に入力
    するようにした平衡荷役装置。
  2. (2)吊下げた荷を昇降する吊り荷昇降機構と、この吊
    り荷昇降機構を駆動するアクチュエータと、このアクチ
    ュエータを駆動するドライブ回路と、前記吊り荷昇降機
    構の荷を吊る部位近傍に配される荷重センサと、この荷
    重センサの検出値を取込むことにより前記荷の重量を記
    憶し、該記憶値に対応する指令値を出力する記憶演算手
    段と、該記憶演算手段から出力される指令値と前記荷重
    センサの出力との偏差を求め、この偏差を前記ドライブ
    回路に入力する演算手段とを具える平衡荷役装置におい
    て、 前記アクチュエータの速度を求めるアクチュエータ速度
    検知手段と、 該アクチュエータの加速度を求めるアクチュエータ加速
    度検知手段と、 前記吊り荷の加速度を求める吊り荷加速度検知手段と、 前記演算手段から出力される偏差に、前記アクチュエー
    タ速度検知手段によつて求めたアクチュエータ速度を加
    算し、該加算結果からアクチュエータ加速度検知手段に
    よつて求めたアクチュエータ加速度を減算し、更に該減
    算結果に前記吊り荷加速度検知手段によつて求めた吊り
    荷加速度と前記記憶した荷の重量との乗算値を加算する
    フィードバック手段とを具え、 該フィードバック手段の出力を前記ドライブ回路に入力
    するようにした平衡荷役装置。
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Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1990013507A1 (en) * 1989-05-11 1990-11-15 Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho Balanced cargo handling apparatus and its control method
WO1991017945A1 (en) * 1990-05-22 1991-11-28 Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho Control device for balancing cargo handling equipement
JP2018002361A (ja) * 2016-06-29 2018-01-11 株式会社ロボテック 荷重変換器及びこれを用いた荷役助力装置

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JPS5047353A (ja) * 1973-08-24 1975-04-26
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