JPS63194185A - 溶融金属内張り面の位置測定方法 - Google Patents

溶融金属内張り面の位置測定方法

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JPS63194185A
JPS63194185A JP2606787A JP2606787A JPS63194185A JP S63194185 A JPS63194185 A JP S63194185A JP 2606787 A JP2606787 A JP 2606787A JP 2606787 A JP2606787 A JP 2606787A JP S63194185 A JPS63194185 A JP S63194185A
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molten
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悦央 森本
小山 朝良
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明弘 山田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高炉、転炉などの各種金属溶融炉や取鍋等の
溶融金属容器などにおける溶融金属の内張り面の位置の
測定方法に関し、これにより炉壁の厚みや炉壁溶損のプ
ロフィールなどを把握しようとするものである。
〔従来の技術〕
この種の溶融金属炉または容器の炉壁の厚みを把握する
ことは、溶融金属による溶損程度を知る上で、炉の運転
上および安全管理上きわめて重要である。
その方法としては、従来、(1)炉壁中にラジオ・アイ
ソトープを埋め込む方法、(2)特公昭58−2784
4号公報などがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、(1)の方法では、ラジオアイソトープの取扱
いが難しく、かつ埋設した壁中個所の一点の厚みだけし
か計測できない欠点がある。(2)の方法は、有効な方
法であるが、金属同軸線路の埋設に手間がかかるし溶損
限度ごと取替える必要がありコスト的に不利である。
そこで、本発明の目的は、取扱が容易で、取替の手間を
省ける測定方法を提供するものである。
また、他の目的は、羽口を十分保護でき、羽日周辺の煉
瓦を、羽口周囲にマツシュルームを最適に形成させるこ
とにより保護し、耐火物補修コストを低減できる測定方
法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
前記問題点を解決するための本発明は、溶融金属容器の
湯溜り部に相当する炉壁に羽目を設けるとともに、この
羽口にその開口先端の凝固金属を睨む1本以上の光ファ
イバー、ならびに羽目を通して前記凝固金属表面に当て
羽目部分において溶融金属の凝固を維持する冷却用ガス
供給手段をそれぞれ設け; 前記光ファイバーを介してレーザ光を前記凝固金属表面
に投射しそこから反射してくる反射光と投射光との位相
差に基いて溶融金属内張り面の位置を把えることを特徴
とするものである。
なお、溶融金属容器とは、高炉、トーピードカー、転炉
、取鍋、タンディシュ、R)(炉等を含む。
〔作 用〕
本発明では、光ファイバーを通して溶融金属の内張り面
、すなわち凝固金属表面にレーザ光を照射してその表面
から反射する反射光と投射光との位相差に基いて凝固金
属表面の位置を測定する。
これにより、溶融金属容器の羽口部分が溶損すれば、前
記位置は容器外面がわにずれてくるので、結果的に羽目
部分の容器厚を把握できるし、羽口開口断面内において
、複数本光ファイバーを配し、複数点の位置を測定すれ
ば、凝固金属表面のプロフィールを、結果的には羽目先
端の溶損プロフィールをも判断できる。
本発明においては、測定に際して、光ファイバーを用い
るレーザー距離計によるから、取扱にR1などの困難性
は伴わず、溶融金属と非接触状態で測定でき、測定用セ
ンサーが損耗することなく、取替が不要であり、経済的
である。
ところで、本発明法の実施に用いる装置自体は、特開昭
60−129628号公報などで公知であるが、同装置
は溶鋼温度を測定するものであって、測定対象物が全く
別異である。本発明では、基本的には公知の装置を、溶
融金属の内張り面の位置測定に用いることで、前記従来
法の問題点を一挙に解消したものである。
他方で、レーザー光を利用して前記の溶鋼温度を測定す
る場合、羽口部の先端の溶鋼は凝固していては溶融温度
を測定できないが、本発明では、全く逆の発想に基いて
、羽口部先端にいわゆるマツシュルームを積極的に生成
させるべく、羽口を通して冷却用ガスを供給している。
かかるマツシュルームの形成によって、羽口部の溶損状
況を把握できる。
一方、前記公報などにおいて、冷却用ガスを供給してい
るが、その目的は羽口や光ファイバー(レンズも含む)
の熱的保護を図るものであって、同公報が溶鋼温度の測
定を企図していることからも明らかなように、マツシュ
ルームの積極的な生成を図るものでない。そして、本発
明では、マツシュルームが生成されるほどの冷却能力を
もって冷却用ガスを供給するものであるから、羽口や光
ファイバーの熱からの保護を一層確実ならしめる利点が
ある。
また、溶融金属表面に、直接、すなわち本発明のように
、マツシュルームを生成させないで、レーザ光を投射し
て、溶融金属表面の位置を測定することも考えられるが
、Ar等の不活性ガスの吹込み等により溶融金属表面が
波打った状態では、照射レーザ光が散乱・反射し、さら
に溶融金属臼らの発光スペクトルの強度がきわめて強い
などの理由によって、たとえ狭帯域の受光素子を用いた
としても、S/N比が低く、測定が実質的に不可能であ
る。まして、上底吹複合吹錬転炉のように、底吹羽口よ
り不活性ガスを吹込む場合、羽目先端開口部におけるバ
ブル形状が球面となるため、上記の散乱・反射が一層大
きくなり、測定がさらに不可能となる。これに対して、
本発明では、マツシュルームを生成させるので、その表
面は安定し、かつバブル内面からの発光スペクトル強度
が弱く、上記問題はない。
また、マツシュルームの生成により、炉壁の羽口部分の
溶損量が少くなり、したがって耐火物の補修コストが低
減する。
〔発明の具体的構成〕
以下本発明を図面に基いてさらに詳説する。
第1図〜第3図は、溶融金属容器としての上底吹複合吹
錬転炉1における炉壁の溶損状態を把握するために、湯
溜り部に羽口2を設け、溶融金属、すなわち溶鋼Mの内
張り面の位置を測定する例を示したものである。
羽口2は、羽口ノズル耐火物3内に、図示例では5本の
耐熱管からなる導管り、〜L、を均等に配するとともに
、その入口の手前に、炉内を睨む発光・受光のレンズ4
.4・・・を導管L+−LsO数に応じて配置したもの
で、各レンズ4は光ファイバー5.5・・・の先端に取
付けられている。レンズ4および光ファイバー5は保護
箱6Aおよび冷却ガス路6Bにより覆われている。
各光ファイバー5は、レーザ測長装置7に接続され、そ
の出力は画像処理装置8に与えられるようになっている
。冷却ガス9は、流量調整弁10および圧力計11を通
り、冷却ガス路6Bから保護箱6A内に入り、各導管L
1〜L、を通って、炉1内に吹込まれるようになってい
る。第1図において、Sはスラグ、冷却ガスの吹込によ
り生成したMAはマツシュルームである。Lは酸素上吹
用ランスである。12は冷却ガス測量制御器である。
かかる設備においては、冷却ガス9が通常連続的に羽口
ぺ供給される。この冷却ガスとしては、精錬金属に影響
を与えないCO□ガスや不活性ガス(A r+ N z
等)が用いられ、好ましくはそのガス中に、冷材として
FezOx+ MgO等の金属酸化物の粉体を混入し、
冷却効果の増大を図るのがよい。冷却ガス9の吹込みに
より、羽口2部分の溶鋼は冷却されてマツシュルームM
Aが生成されるが、そのマツシュルームMAの生成制御
は、圧力計11からの圧力信号に基き、流量調整弁10
を調節することにより行われる。勿論、冷却ガス9は、
羽口2の導管、レンズ4および光ファイバー5を冷却し
て保護する。
このようにマツシュルームMAが生成した状態で、レー
ザ測長装置7からのレーザ光が光ファイバー5およびレ
ンズ4から、導管L1〜Ls丙を通って、マツシュルー
ムMA表面に照射され、そこでの反射光をレンズ4およ
び光ファイバー5を通して、レーザ測長装置7で把える
。このレーザ測長装置7では、発光と受光の光路を分離
して、それらの位相差に基きたとえば(1)式にて光路
の距離を算出し、既知のたとえばレンズ位置を基準とし
て、マツシュルームMAの羽口がね表面の位置を知り、
羽口や炉の耐火物の溶損状況の指標とする。
D= (S/2)+nt  (V/2)  ・=(1)
ここで、D:光路距離、S:位相差、n:t=1/f、
V:光速 ところで、レーザ光としては、溶鋼成分(Si。
C,Mn、S、P等)が酸化する際に発するスペクトル
を避けた8000人〜12000人の近赤外レーザ光を
用いるのが望まれる。また、前記ステンレス等の導管内
面は、不要な散乱、反射を生じさせないよう、黒色の焼
付は処理(アルマイト等)を行うことも望まれる。
〔実施例〕
次に実施例を示す。
第1図に示す170を上底吹複合吹錬転炉において、第
2図および第3図の羽口を取付け、溶鋼の内張り位置を
測定した。
まず、不活性ガスの元圧を7kgf/cIIIにし、冷
却ガスを供給したところ、当初は供給ガス圧が約1.5
〜2.5 kgf/−であったのに対し、その後、冷却
ガス供給圧力が5〜7kgf/cIAに上昇し、マツシ
ュルームが生長し、羽口先端開口を覆ったことが確認さ
れた。
この状態で、10000人の近赤外レーザ光を用いて、
測定を行った。この場合のS/N比は、10以上であり
、マツシュルームが無い場合のS/N比が1以下であっ
たことと、大巾な相異がみられた。
また、前記測定を各ファイバー(レンズ)位置にて行い
、これを吹錬回数ごと追跡したところ、第4図および第
5図の結果を得た。これによって、羽口もしくは炉壁の
溶損の経時変化および溶損プロフィール変化が明確に把
握できることを確認した。
さらに、本発明に従うマツシュルームの生成を行う場合
と、行わない場合とで、羽口部の損耗量の変化をみたと
ころ、第6図の結果が得られ、本発明法に従えば、羽口
の損耗速度が低いことが判った。
他方、操業経過ある時期ごと、羽口を抜き取った羽日長
の損耗実測値と、本発明法による損耗量測定値との相関
をもみたところ、第7図の結果が得られ、本発明法の測
定精度が高いことが判った。
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明によれば、取扱性に優れ、長期の使
用に耐え得ることができ、しかも測定精度が高くなるな
どの利点がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明法の上底吹複合吹錬転炉での適用例を示
す概要図、第2図は羽口部分の詳細断面図、第3図はm
−m線矢視図、第4図〜第7図は実施例での測定結果図
である。 1・・・転炉、2・・・羽口、4・・・発光・受光レン
ズ、5・・・光ファイバー、7・・・レーザ測長装置、
9・・・冷却カス、M・・・溶鋼、MA・・・マツシュ
ルーム、LI〜L、・・・導管。 特許出願人  住友金属工業株式会社 代理人 弁理士  永  井  義  久゛   。 第1図 第2図 第4図 第5図 (CLI    (b) 第6図 第7図 □ 7mlバ須11&1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)溶融金属容器の湯溜り部に相当する炉壁に羽口を
    設けるとともに、この羽口にその開口先端の凝固金属を
    睨む1本以上の光ファイバー、ならびに羽口を通して前
    記凝固金属表面に当て羽口部分において溶融金属の凝固
    を維持する冷却用ガス供給手段をそれぞれ設け; 前記光ファイバーを介してレーザ光を前記凝固金属表面
    に投射しそこから反射してくる反射光と投射光との位相
    差に基いて溶融金属内張り面の位置を把えることを特徴
    とする溶融金属内張り面の位置測定方法。
JP2606787A 1987-02-06 1987-02-06 溶融金属内張り面の位置測定方法 Expired - Lifetime JPH0631683B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0432507A (ja) * 1990-05-30 1992-02-04 Nippon Steel Corp 底吹羽口の溶損防止方法
JP2017179598A (ja) * 2016-03-29 2017-10-05 Jfeスチール株式会社 底吹き転炉の炉底羽口健全性評価方法、炉底羽口寿命延長方法及び底吹き転炉の操業方法

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