JPS63194072A - 展示会または博覧会のためのスペースをととのえる方法およびシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 どの内部に展示会または博覧会のためのスペースをとと
のえる方法およびシステムに関する。

展示会などは一般に大きな小屋構造またはこれに類似す
る構造の大規模建物内で行なわれるのが普通である。こ
の建物の中にスタンド、通路、共通スペース部分、サー
ビス施設が用意される。スタンドはそれぞれの出品者ご
とでととのえられるが、スタンド間の通路、共通スペー
ス、サービス施設は普通やフェアプロモータすなわち主
催者によってととのえられるものである。サービス施設
は通常恒久的な構造物であるが、共通スペースおよび通
路はその配置ばかりでなくその外見まで、視感的および
実際的な要求から展示会ごとに変更しなければならない
。事実、展示会ごとに、たとえば案内標識や照明装置の
形、配置など、それぞれ異なった要求に応じ異なった形
式のものとならざるを得ない。これと反対に、フェアプ
ロモータが天井を建物の屋根の下に設けるとすると、こ
れは前述の美観の問題および実際的な問題を解決するが
、それぞれの展示会ごとにそれに最もふされしい天井を
作りこれをはずしたりすることはコストが高くなるばか
りでなく、重労働を必要とする。

このような天井はスタンド用材および展示物を運ぶ車両
の通行に要する高さより低い高さ位置に装架され、この
天井の組立、分解の作業はそれぞれスタンドをととのえ
た後、およびスタンドをはずす前に行なわれなければな
らない。従ってこれには実質的な時間のロスとやりにく
さとをすべての出品者に強いることとなるのである二 従って本発明の目的は、令名の展示会場の準備について
の上述の欠点を克服する新規な方法とシステムとを提供
するにある。本発明によれば、所要の審美的な外観と、
案内標識と照明施設の所要の配置と形状との双方を、簡
単で低コストかつ時間を節約したやり方で得ることが可
能となる。この審美的な外観と設備の形状および配置と
は、何の実際的な制約なく、また不当な仕事量、時間、
コストの過度の変更なく、各展示会の要求に応じて、す
早く変更することができるのである。

すなわち本発明は、それぞれケーブルまたはロープによ
って屋根から独立に吊り下げられ昇降装置によって昇降
制御される複数個の支持フレームを共通スペースまたは
スタンド間通路またはその両方に対応して予じめ配置し
、これらの支持フレ−ムを前記屋根に近い待機位置から
床面から所定の距離にある使用位置まで下げ、少なくと
も或る数の前記支持フレーム、天井材、案内標識、照明
器具を取り外し可能に固定する工程を包含することを特
徴とする、建物内すなわち屋根またはその類似構造の下
に展示会または博覧会のためのスペースをととのえる方
法にある。

また本発明は、スタンド間の通路または共通スペースま
たはその両方において配設した複数個の支持フレームを
包含し、これら支持フレームのそれぞれをケーブルまた
はロープによって屋根から格別に吊り下げたこと、およ
び各支持フレームを昇降制御する装置を設けたことを特
徴とする、屋根またはその類似物の下で展示会場または
博覧会場をととのえるためのシステムにある。

以下本発明を、添付図面に例示したその好適な実施例に
ついて詳述する。

第１図ないし第３図において支持フレーム１０が示され
ている。この支持フレームは好適には異形材、たとえば
引き抜きによるアルミニウムの異形材、で作った梁また
はトラスとする。これは、長手方向の異形材１１と横方
向の異形材１２とで四辺形の平面状の基部を形成すると
共に、斜交する異形材１４で形成され、上方の長手方向
の異形材１５で連結されたピラミッド素子１３を画成す
るものである。

好適には少なくとも基部の横方向の異形材１２と、また
おそらくは基部の長手方向の異形材１１とは、第５図に
おいて符号１６で示すような断面を有するものとし、他
の異形材は第４図において符号１７で示すような断面を
有するものとする。どちらの断面の異形材でも長手方向
のＷＩｔ１８があり、この中に天井材、案内標識、照明
器具を取外し可能に引止めることができる。これらの部
材の種類、固定法などは当業界において周知である。

本発明の好適な実施例によれば、前述の異形材１１．１
２．１４および１５は、たとえば第６図に示すような形
状の継手によって組立てられる。この継手２７はふたつ
の同形の半部材２８および２９から形成されており、こ
れらふたつの半部材２８．２９は符号３０で示すスナッ
プピンとその座の組合せにより合体せしめられている。

フレーム１０の端部において、半部材２８または２９が
異形材を固定するのに用いられる。各継手２７は４つの
二重舌片３１を有し、この中に異形材の端部を保持する
ようにしである。これにはたとえばボルトを用いねじな
どにより固定する。また、複数の貫通孔または開口３２
および３３を用いてねじ、ボルトなどによってこの継手
自体を支持フレームたとえば基部の異形材１１または１
２に固定する。

第１図に示すように、支持フレーム１０には必要に応じ
て側方に突出する張出し部分１９が形成してあり、スタ
ンド間の通路の一部を覆うようにしである。通路の全体
は、好適にはそれぞれ独立して配置した一連の支持フレ
ーム１０で覆われるようにするのである。

支持フレームの基部の４つの外隅部は建物の屋根にケー
ブルまたはロープ２０−２３で吊り下げられる。このケ
ーブルまたはロープは、屋根に符号２５で示すように固
定されたプーリ２４にかけられ、たとえばモータ２６な
どのような昇降装置によって各個または一諸に制御され
る。この昇降装置はロープ２０を制御し、前述の支持フ
レームを上げたり下げたり、さらには意のごとく傾斜さ
せたり♂イ戸”通常、展示会が開催されていない期間は
支持フレームｌＯは屋根のプーリ２４に近い上方待機位
置にもち上げておき、たとえばスタンドの準備、展示物
の搬入に必要なすべての作業のような任意の作業が屋根
近くの高さまで行えるようにするのである。このような
諸作業には運搬車両の走行を必要とするが、上述のよう
にすれば、諸作業は通常屋根は充分に高いので運搬車両
の車高に問題を生ずることなく行なうことができる。

諸作業をする間、ことに運搬車両を入れる前または運搬
車両による運搬がすんだ後は、支持フレーム１０を低く
することもできる。これは支持フレームの全部について
一度に行なってもよいし、また一度にひとつの支持フレ
ームずつ行なってもよい。このようにして支持フレーム
に天井材、案内標識、照明器具を取付ける作業を容易に
行なうこ°とができる。ことに、ロープ２０−２３およ
び昇降装置２６を使って各支持フレーム１０を第１図に
符号１０′で示す人の身長に見合う高さまで下げると、
上述の作業を最も容易に行なうことが可能となる。

こうすれば脚立などを使う必要がなくなる。必要な全部
の天井材、案内標識）照明器具などを取付けた後、支持
フレームを再びその待機位置まで吊り上げ、展示場の準
備が完了したならば第１０図に符号１０で示す所望の高
さ位置まで下し、会期中この位置に止どめておく。会期
が終ると上述の場合と全く逆の手順で撤去を行なう。

前述のように、支持フレーム１２は各種の異なった天井
材を取外し可能に担持せしめることができるので、通路
に様々の外観を得ることができる。

この天井材は剛性のある板材でもよいが、好適にはたわ
み性のあるもの、たとえばプラスチック板または布切れ
とし、側部の張出し部分１９を同様に有する第７図の実
施例の符号３４で示すようなスパン状の外観となるよう
に支持フレームの斜交側部を覆って配置する。第Ｓ図に
おいては、天井材３５はピラミッド突出部分１３のそれ
ぞれの壁を覆っている。一方策１０図の場合は平らな天
井材３６を交互に支持フレーム１０に配置しである。曲
った天井材３７を使って丸天井に似た感じ（第１１図）
を得ることも可能であり、また三角形の天井材３８を垂
直に配置することによって三角形の外観（第１１図）を
得ることも可能である。第１２図の場合には支持フレー
ムｌＯの基部は平らな天井材３９によって完全に覆われ
ており、第１３図の場合には支持フレームは逆に配置さ
れている。

上述の諸実施例から明らかなように、天井材の形状、寸
法および固定手段は任意に変更することができ、実際上
無数の外観の変更か可能である。

第１４図は通路の交叉するところを下から見上げた状態
を示す。ピラミッド状の天井材３５が見えており、交叉
点のところの天井部分４０は特別の形状をしている。

第１５図は三角形状の天井材３８を有する支持フレーム
１０の斜視図であって、これはスタンドの間の通路面４
１の上方に配置されている。スタンドのひとつを符号４
２で示しである。スタンド４２は通路壁４３を有し、こ
の通路壁４３の上端部は支持フレーム基部の長手方向異
形材１１に取外し可能に固定しである。この通路壁４３
は、他方のスタンド壁４４との連結によって、または支
持フレーム基部への連結によって、垂直姿勢を維持する
ことができるのである。スタンド壁の代りにスタンドア
ップライトを設けることができる。このスタンドアップ
ライトは支持フレーム基部に連結してもよいし、連結し
なくともよい。

第１６図ないし第１９図は本発明によって支持フレーム
１０に案内標識および照明器具を配置する場合の各種の
例を示すものである。第１６図の場合には、中央の表示
板４５を、好適にはこれに関係する照明器具４６と共に
横方向異形材１２に装架している。第１７図は側方に装
架した表示板４７を示している。最後に、第１８図およ
び第１９図は同じ天井材を符号４８および４９で示すよ
うに案内標識として用いた例を示す。

上述のように、どんな照明器具でも異形材の溝１８を利
用して支持フレームｌＯに装架することができる。この
照明器具には、異形材中にかくして配設したケーブルに
より、またはひとつまたはそれ以上の異形材に固定でき
る、またはそれ自体異形材を形成する金属被覆のバスダ
クト（図示しない）により、所要の電力を供給するので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例の斜視図、第２図および
第３図はそれぞれ第１の実施例の一部の平面図および側
面図、第４図および第５図は第１図ないし第３図に示す
トラスを形成するのに用いる梁材の可能な断面形状を示
す横断面図、第６図は第４図および第５図に示す横断面
形状の梁材間を連結する継手の好適な１実施例の底面図
、第７図ないし第１３図は第１図に示すトラスに取外し
可能に固定した天井の各種実施例を示す略図的な斜視図
、第１４図は本発明によりととのえたふたつの通路の交
叉点を示す平面図、第１５図は展示スタンドについて本
発明を実施した実施例の略図的斜視図、第１６図ないし
第１９図は案内標識および照明施設の形状、配置の各種
例を示す略図的斜視図である。 ｌＯ・・支持フレーム、１１．１２．１４．１５・・異
形材、１３・・ピラミッド素子、１８・・溝、１９・・
張り出し部分、２０−２３・・ケーブルまたはロープ、
４８、４９・・天井材、４０・・天井部分、４３・・通
路壁、４４・・スタンド壁、４５．４７・・表示板、４
６・（ほか１名）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　それぞれケーブルまたはロープによって屋根から独
   立に吊り下げられ昇降装置によって昇降制御される複数
   個の支持フレームを共通スペースまたはスタンド間通路
   またはその両方に対応して予じめ配置し、これらの支持
   フレームを前記屋根に近い待機位置から床面から所定の
   距離にある使用位置まで下げ、少なくとも或る数の前記
   支持フレーム、天井材、案内標識、照明器具を取り外し
   可能に固定する工程を包含することを特徴とする、建物
   内すなわち屋根またはその類似構造の下に展示会または
   博覧会のためのスペースをととのえる方法。 ２　請求項１記載の方法において、少なくとも或る数の
   支持フレームをスタンド壁、直立柱またはその類似物に
   取外し可能に連結する工程をさらに包含することを特徴
   とする方法。 ３　請求項１または２記載の方法において、前記天井材
   、案内標識、照明器具をつけた、またはつけない前記支
   持フレームを、スタンド用部材および展示物を運搬する
   運搬車両の走行が終了した後に低くすることを特徴とす
   る方法。 ４　請求項１、２または３記載の方法において、天井材
   、案内標識、照明器具を取外し可能に固定する工程を、
   前記支持フレームを一時的に床面から人間の身長に見合
   った高さ位置に保持せしめた状態で実行することを特徴
   とする方法。 ５　スタンド間の通路または共通スペースまたはその両
   方において配設した複数個の支持フレームを包含し、こ
   れら支持フレームのそれぞれをケーブルまたはロープに
   よって屋根から各別に吊り下げたこと、および各支持フ
   レームを昇降制御する装置を設けたことを特徴とする、
   屋根またはその類似物の下で展示会場または博覧会場を
   ととのえるためのシステム。 ６　請求項５記載のシステムにおいて、前記支持フレー
   ムの異なった隅部がそれぞれケーブルまたはロープの一
   端で吊り下げられ、このケーブルまたはロープが前記屋
   根に固定したプーリを通り、他端が各別にまたは他のケ
   ーブルまたはロープの他端と一諸に昇降制御装置に接続
   され、前記支持フレームまたはその一部分を昇降するよ
   うにしたことを特徴とするシステム。 ７　請求項５または６記載のシステムにおいて、前記支
   持フレームのそれぞれが、天井材、案内標識、照明器具
   を取外し可能に固定する装置を有することを特徴とする
   システム。 ８　請求項７記載のシステムにおいて、前記支持フレー
   ムのそれぞれが異形材を連結して形成した三次元トラス
   の形状をしていること、およびこの三次元トラスが水平
   投影において四角形をなしていることを特徴とするシス
   テム。 ９　請求項８記載のシステムにおいて、前記異形材の少
   なくともひとつがその外面に少なくともひとつの溝を有
   し、ここで天井材、案内標識、照明器具を固定するよう
   にしたことを特徴とするシステム。 １０　請求項８または９記載のシステムにおいて、前記
   異形材の少なくともひとつが金属被覆バスダクトの形で
   あることを特徴とするシステム。 １１　請求項８または９記載のシステムにおいて、前記
   異形材の少なくともひとつがこれをスタンド壁または直
   立柱に取外し可能に連結する装置を有することを特徴と
   するシステム。 １２　請求項９記載のシステムにおいて、前記異形材が
   ふたつの部分よりなる継手により連結されており、各継
   手は異形材連結用の舌片を有すると共に、この継手を前
   記異形材の溝のひとつに連結するように作用する固定装
   置用の座を有することを特徴とするシステム。