JPS63193834A - ゴム状積層体の製造方法 - Google Patents

ゴム状積層体の製造方法

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JPS63193834A
JPS63193834A JP2605287A JP2605287A JPS63193834A JP S63193834 A JPS63193834 A JP S63193834A JP 2605287 A JP2605287 A JP 2605287A JP 2605287 A JP2605287 A JP 2605287A JP S63193834 A JPS63193834 A JP S63193834A
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JP
Japan
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rubber
air
stitching
straight groove
laminate
Prior art date
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Pending
Application number
JP2605287A
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English (en)
Inventor
森田 易之
千葉 重志
財津 成美
前田 東一郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、空気入りタイヤ等の基本栄位であるゴム状
部材の積層体を製造する方法に関する。 良スJと艮藷 一般に、空気入りタイヤは多数層のゴム状部材、例えば
インナーライナー、カーカスプライ、ベルトブライ、ト
レッド等を積層した積層体から構成されている。しかし
ながら、このようなゴム状部材の積層体を製造する過程
においては、一方のゴム状部材に他方のゴム状部材を重
ね合わせた後ステッチングを施して圧着するようにして
いるが、このようなステッチングだけではこれらゴム部
材間に介在したエアを確実に抜き出すことができなかっ
た。このため、従来にあっては、前述した重ね合わせ作
業以前に、圧着すべき2層のゴム状部材の対向面に複数
の互いに平行な直線溝を形成し、前記ステッチングの際
のエアの抜けを助長していた。 −1が  しよう  るnrlへ しかしながら、症来にあってL士化升夫が杯騎に頼って
前記直線溝の配置位置および形状、角度、深さ等の諸元
を決定していたため、エア抜きを助長する効果がまちま
ちで、特にゴム状部材に段差が形成されているような場
合にはエア抜きの助長効果が殆どみられないときもあっ
た。 1、 占     ための このような問題点は、一面に段差を有する一方のゴム状
部材の該一面に他方のゴム状部材を重ね合わせた後、ス
テッチングを施して両ゴム部材を圧着しゴム状積層体を
製造するようにしたゴム状積層体の製造方法において、
前記一方または他方のゴム状部材の少なくともいずれか
一方の、重ね合わせ時において互いに接触する面領域に
、前記段差を跨いで延在しエア抜きを助長する互いに平
行な複数本の直線溝を前記重ね合わせ作業以前に設け1
かつ、各直線溝の深さを0.2mmから0.9mmまで
の範囲内となすとともに、各直線溝の延在方向と前記ス
テッチング方向に直交する方向との交差角を10度から
50度までの範囲内となすことにより解決することがで
きる。 作り田 この発明においては1重ね合わせ時に互いに接触するゴ
ム状部材の面領域に段差を跨いで延在する直線溝を設け
たので、段差部に残留し易いエアがステッチングにより
押されて直線溝を通じて外部に導出され、エア抜き助長
効果が向上するのである。しかも、前記直線溝の深さを
0.2Inmから0.9mmまでの範囲としたので、直
線溝の痕跡を製品となった段階まで残すことなく確実に
エアの抜けを助長させることができる。さらに、前記直
線溝の延在方向と前記ステッチング方向に直交する方向
との交差角を10度から50度の範囲内としたので、ス
テッチング時のエアの流出方向と直線溝の延在方向とが
ほぼf行となり、エアの抜けが確実となる。 実jE例 以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。 第1図は空気入りタイヤを構成する任意の2層のゴム状
部材を取り出して示した図である。同図において、 l
は一方のゴム状部材であり、このゴム状部材1には他方
のゴム状部材2が重ね合わされている。そして、これら
ゴム状部材 1および2は前述のように重ね合わされた
後、矢印B方向に進行するステッチングローラ 3によ
って圧着され互いに接合される。このとき、該ステッチ
ングローラ 3によりこれらゴム状部材1、2間のエア
は押し出されるが、前述のように完全には抜は切れない
のである。このため、少なくともいずれが一方のゴム状
部材 l、 2、この実施例ではゴム状部材1.のゴム
状部材2に対向する対向面4に予め多数本の互いに平行
な直線溝5を形成している。このように接合前にゴム状
部材lの対向面4にエアの逃げ道となる直線溝5を形成
しておけば、ステッチング時にこれらゴム状部材 l、
 2間に介在したエアがこれら直線溝5を通じて流れ、
エアが確実容易に外部に排出されてエア抜きが助長され
る。しかしながら、このエア抜きの助長効果は前述した
ように直線溝5の諸元によって太きノリJす一−イ1\
2小呵嘔邊
【フ このため、本発明者は鋭意研究を行ない、まず、直線溝
5の深さDとエア抜き助長効果との関係を探究した。そ
の結果が第2図に示されている。同図はゴム状部材1.
2間に強制的に所定量のエアを封入した後ステッチング
を行ない、該ステッチング後のエア残留量を測定したも
ので、縦軸にエア残留量を%で、横軸に直線溝5の深さ
Dを1Il111で示している。この第2図かられかる
ように、直線溝5の深さDが0.2m+++未満である
とエア抜き助長効果が小さくなってエアが残留するため
、直線溝5の深さDは0.2mIa以上でなければなら
ない、−・方、直線溝5の深さDが0.9mmを超える
と、後工程で加硫を行なっても直線溝5の痕跡が製品に
残留するため、直線溝5の深さDは0.8mm以下でな
ければならない。このように、直線溝5の深さDは0,
2■から0.9mmまでの範囲でなければならない。 また、本発明者は、直線溝5の延在方向とエア抜き助長
効果との関係についても研究を行なっ六−ごごマ +信
m円庇箇I不τ丁71斗Nh軒丼甫請Cかなり大きい(
0,17st)ため、粘性流体として取り扱う必要があ
る。このため、高動粘性率(330st)のポリブテン
を用いてステッチング時の流体の動きを流動方程式によ
り求めた0次に、この結果をエアの動きに換算してエア
の流れ方向を求めたが、この換算に際してはエアにおけ
る 300 rpmのドラム回転がポリブテンにおける
Q、15rpmのドラム回転に相当するとして計算した
。第3.4図にこの結果、即ちエアの流れ方向を示す、
この第3.4図かられかるように、エアの流れ方向Aは
ドラム回転数(変形スピード)に関係なく、ステッチン
グ方向Bに直交する方向Cに対して30度を中心に±2
0度、即ち10度から50度の交差角0の範囲にほぼ収
まっている。したがって、前記角度範囲に直線溝5の延
在方向E(第1図参照)を入れてやれば、エアは直線溝
5内を円滑に流れて外部に排出され、エア抜き助長効果
が増大する。このため、直線溝5の延在方向Eとステッ
チング方向Bに直交する方向Cとの交差角θは、10度
から50度の範囲内でなければならない。 また、直線溝5は第5図(a)(b) (c)に示すよ
うな種々の断面形状のものを使用することができるが、
々fましくは第5図(a)に示すような逆台形型のもの
である。 また、本発明者は直線溝5間のピッチPについても検1
付を行なった。この研究においては、まず、深さ、延在
方向、形状を前述した範囲内にするとともに、ピッチP
を12.5mmとした直線溝5およびピンチPを7.5
1とした直線溝5をゴム状部材にそれぞれ形成した後、
両ゴム状部材間にエアを強制的に所定量封入した状態で
ステッチングし、ステッチング後の残留エア量を測定し
た。その結果を第6図に示す、第6図からピッチPが1
0mm以下であるとエアは残留しないと考えられ、この
結果、前記直線溝5のピッチPは10mm以下であるこ
とが好ましい。 次に、ゴム状部材に前述したような直線溝を形成した後
、互いに重ね合わせタイヤ用の積層体を製造する場合に
ついて説明する。この場合には、第7図に示すよ・うに
、成形ドラム上に第1インナーライナー21を貼り付け
、該第1インナーライナー21の中央部でその半径方向
外側に第2インナーランナー22を、また、該第1イン
ナーライナー2Iの両端部でその半径方向外側にチェー
ファ−23を重ね合わせて貼り付ける。このとき、前記
第2インナーランナー22とチェーファ−23とは互い
に離れているため、これらの間に段差24.25を有す
る凹所26が形成される。そして、このような凹所26
はステッチングを行なってもエアが残留し易い場所であ
る。前述した第1インナーライナー21、第2インナー
ランナー22、チェーファ−23は全体として一方のゴ
ム状部材27を構成し、この一方のゴム状部材27は一
面に前記段差24.25を有することになる。31は他
方のゴム状部材としてのスキージ−であり、このスキー
ジ−31は第1カーカスプライ32の内面に貼り付けら
れている。 これらスキージ−31、第1カーカスプライ32は前述
した一方のゴム状部材27に重ね合わされるが、この重
ね合わせ作業以前に、前記スキージ−31の九+1!−
QA  QCけ糾占漆1山ぶ)デ2工蛸O固1ヂニ↓μ
二に、互いに平行な複数本の直線溝33が形成されてい
る。そして、これら直線溝33の深さ、延在方向、溝ピ
ッチ、断面形状は前述したような範囲内のものである。 これらの直線溝33は、前記スキージ−31が一力のゴ
ム状部材27に重ね合わされた11ν、該一方のゴム状
部材27に接触するスキージ−31の面領域に設けるこ
とが必要であるが、接触しない面領域1例えば凹所26
に対向する面領域には必ずしも形成する必要はない、し
かしながら、この接触しない面接触に対する直線溝33
の形成を省略することは作業工程の増加を招くため、こ
の実施例では該面領域に対しても直線溝33を形成して
いる。また、これら直線溝33は前述した段差24.2
5を跨いで延在しており、この実施例ではスキージ−3
1の全幅に亘って設けられている。そして、このような
スキージ−31,第1カーカスプライ32を一方のゴム
状部材27に爪ね合わせた後、ステッチングローラによ
りステッチングを施しスキージ−31と一方のゴム状部
材27とを圧着させる。このとき、これらスキージ−3
1と一方のゴム状部材27との間に介在したエアはステ
ッチングローラによって押されながら直線溝33を伝っ
て流れ外部に排出されるのである。しかも、これら直線
溝33は段差24.25を跨いで延在しているので、エ
アは段差24.25近傍、即ち凹所2θに残留すること
なく確実に押し出されるのである。なお、この実施例に
おいては、第2インナーライナー22の外面にも直線溝
33と同様の直線溝が設けられているが、この直線溝は
段差24.25を跨ぐものではないので、凹所26のエ
ア溜りを阻止する効果は小さい。 第9図は前述したような積層体の凹所26における残留
エア量を測定した結果を示すグラフである。同図におい
て、直線溝が「無」のものは、段差24.25を跨ぐこ
とのない第2インナーライナー32にのみ直線溝が設け
られ、一方、直線溝が「有」のものは、第2インナーラ
イナー22のみならずスキージ−31にも直線溝33が
設けられている。ここで、前記直線溝はその深さDが0
.3mm、ステッチング方向に直交する方向との交差角
θが30度、溝ピッチPが 8■であった。第9図から
明らかなように、段差24.25を跨ぎ所定の数値範囲
にある直線溝33をスキージ−31に設けることにより
、残留エア量を0.5ccからQ、31ccに、即ち1
150に低下させることができた。また、第2インナー
ライナー22のみに直線溝が形成されている積層体を使
用したタイヤに比較して、前述のような直線溝33をス
キージ−31にさらに設けた積層体を使用したタイヤは
、エア残留率が70%低下した。 なお、前述の実施例においては、他方のゴム状部材、即
ちスキージ−31の内面に段差24.25を跨ぐ直線溝
33を形成したが、この発明においては、一方のゴム状
部材27の重ね合わせ時にスキージ−31に接触する面
領域、即ち第2インナーライナー22およびチェーファ
−23の外面双方に段差24.25を跨ぐ直線溝を形成
するようにしてもよい。この場合、凹所26の底面に直
線溝を設ける必要はないが、場合によっては直線溝を設
けてもよい、また、この発明においては、一方および他
方のゴム状部材双方に直線溝を形成するようにしてもよ
い、さらに、この発明においては、段差40は第10図
に示すように2層のゴム状部材41.42をオーバーラ
ツプジヨイントすることにより形成したものでもよい。 また、他方のゴム状部材にもこのような段差が形成され
ていてもよい。 色且立亘】 以ヒ説明したように、この発明によれば、段差近傍のエ
アの排出を効果的に助長することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す一部破断斜視図、第
2図はエア残留率と直線溝深さとの関係を示すグラフ、
第3図はステッチング方向とエアの流れ方向とを示すグ
ラフ、第4図は交差角θとドラム回転数(変形スピード
)との関係を示すグラフ、第5図(a)(b) (c)
は直線溝の断面図、第6図はエア残留率と直線溝間ピッ
チとの関係を示すグラフ、第7図はこの発明をタイヤの
製造に適用したときの該タイヤの要部断面図、第8図は
第7図のI−I矢視図、第9図は残留エア量と段差0図
は第7図と同様の他の実施例を示す断面図である。 24.25・・・段差 27・・・一方のゴム状部材 31・・・他方のゴム状部材 33・・・直線溝     B・・・ステッチング方向
C・・・直交する方向  D・・・深さE・・・延在方
向 特許出願人  株式会社ブリデストン 代理人  弁理士  多 1)敏 雄 第 2図 残8o1 留 正 60ト0 (係)  : 20ト 第3図 1交する方向C 第5図 (0)    (b)   (c) 第6図 工80[ ↑ ア    − 7,512,5 直線傳ピッチ(1)→ 第7図 27・・・一方のゴム状部材 第9図 第10図 I

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 一面に段差を有する一方のゴム状部材の該一面に他方の
    ゴム状部材を重ね合わせた後、ステッチングを施して両
    ゴム部材を圧着しゴム状積層体を製造するようにしたゴ
    ム状積層体の製造方法において、前記一方または他方の
    ゴム状部材の少なくともいずれか一方の、重ね合わせ時
    において互いに接触する面領域に、前記段差を跨いで延
    在しエア抜きを助長する互いに平行な複数本の直線溝を
    前記重ね合わせ作業以前に設け、かつ、各直線溝の深さ
    を0.2mmから0.9mmまでの範囲内となすととも
    に、各直線溝の延在方向と前記ステッチング方向に直交
    する方向との交差角を10度から50度までの範囲内と
    なしたことを特徴するゴム状積層体の製造方法。
JP2605287A 1987-02-06 1987-02-06 ゴム状積層体の製造方法 Pending JPS63193834A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007504025A (ja) * 2003-09-05 2007-03-01 コンテイネンタル・アクチエンゲゼルシヤフト タイヤカーカスを形成する方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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