JPS63192496A - 洗濯機等の洗剤供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は洗濯機等の洗剤受部に洗剤特に粉末洗剤をモー
タの動力により供給する構成の洗濯機等の洗剤供給装置
に関する。

（従来の技術） 従来より、この種粉末洗剤の供給に用いる洗濯機等の洗
剤供給装置としては、一般的にホッパ状の洗剤貯留部に
収容され貯留された粉末洗剤を、モータにより駆動され
るスクリュー等の洗剤出し部材により出して、洗剤受部
である洗濯槽内等に供給するようにしたものが存在する
。

（発明が解決しようとする問題点） 然しなから上述のものでは、粉末洗剤が供給される前の
段階で洗濯機など水を扱う機器に時角゛の水気や湿気で
固まり易く、又、洗剤出し部材により圧せられることに
より固められ易くて、それらにより洗剤出し部材がその
作動途中に拘束され即ちロックされ易いという事情を有
しているのに対し、モータとその洗剤出し部材は普通の
動力伝達構造で連結されるようになっているため、洗剤
出し部材がロックされると、それに伴いモータまでがロ
ックされ、故障を生じ易いという問題点を有していた。

本発明は上述の問題点を解決すべくなされたものであり
、従ってその目的は、洗剤出し部材がロックされてもモ
ータはロックされず、以てそれを因とした故障の発生を
防止し得る優れた洗濯機等の洗剤供給装置を提供するに
ある。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 本発明の洗濯機等の洗剤供給装置は、粉末洗剤を収容し
貯留する洗剤貯留部を具備すると共に、この洗剤貯留部
に洗剤受部に臨ませて設けられた洗剤出し部材、及びこ
の洗剤出し部材を駆動するモータとを具備するものであ
って、そのモータと洗剤出し部材とを、一定量下の負荷
状態で動力的連結を継続し一定以上の負荷状態でその動
力的連結を解除するクラッチにより連結したところに特
徴を有するものである。

（作用） 上記手段によれば、洗剤出し部材がロックされたときに
は、クラッチがそれとモータとの動力的連結を解除し、
ロックがモータに及ばないように機能する。

（実施例） 以下本発明を洗濯機の洗剤供給装置に適用した一実施例
につき図面を参照して説明する。

先ず第２図に全容を示す洗躍機本体１は、外箱２に上カ
バー３を肢管することによって外殻を構成しており、そ
の上カバー３には蓋４を開閉可能に枢設する他、この蓋
４前方の前縁部に位置して操作パネル５を設け、後縁部
に台状部６を設けている。台状部６には図中右側の端部
に水位設定用の操作摘み７を設けており、その左隣部に
洗剤二設定用の操作摘み８を設けている。そして台状部
６にあって操作摘み８の左隣部から左端部にかけては、
ホッパセット口９を形成すると共に、このホッパセット
口９に連ねてその下方に第３図に示す如く側面Ｖ字状を
成し両側端が第１図に示す如く開放するホッパ受部１０
を形成している。ホッパ受部１０には、下部をホッパ受
部１０に合わせて側面逆三角形状に形成すると共に両側
面をも斜状に形成した洗剤貯留部であるホッパ１１を、
ホッパセット口９を通して収容しており、同時にホッパ
１１の第１図中左側部に形成した爪部１２をホッパセッ
ト口９の左側縁部に係合させ、右側部に形成した操作突
片１３を有する弾性爪部１４をホンパセットロ９の右側
縁部に弾性係合させて、ホッパ１１の着脱可能な固定を
している。

一方、ホッパ１１の上面開放口には蓋１５を第３図に示
す後端の輔１６によって開閉可能に枢設しており、又、
ホッパ１１の内部には第１図に示すように前後方向に突
出する突起部１７を複数有すると共に周囲外方に突出す
る突起部１８を多数有し更に孔１９をも複数有する撹拌
部材２ｏを、軸２１をホッパ１１の前後間にわたして回
転可能に支承配設しており、更にホッパ１１の下端部に
はホッパ１１内から専ら第１図中右側外方へ突出した筒
状部にかけて洗剤送出部２２を形成し、その先端の出口
２３を前記台状部６の内方に配設した受板２４の上面な
かでもその略中央部の洗剤受部２５に臨ませている。受
板２４は第３図に示すように上面が給水路を兼ねるもの
であり、前記外箱２内の図示しない洗濯槽に臨む先端の
供給口２６に向かい漸次下降傾斜するように設けられて
いて、その最り部である後端部上には給水弁２７を配設
している。

又、上記洗剤送出部２２内には、第１図に示すようにコ
イル状を成す洗剤出し部材２８をその全長にわたって回
転可能に収容配設しており、前記撹拌部材２０はその突
起部１８の一つを該洗剤出し部材２８に係合させている
。２９は洗剤出し部材２８の基端部を係着して洗剤送出
部２２の出口２３とは反対側の端部に挿設した従動輪で
ある。

これに対して３０は前記台状部６の第１図中左側部内面
に取着したモータで、これの駆動軸である回転軸３１に
は伝動ビン３２を直角交差状に設け、該伝動ピン３２を
コネクタ３３に取外し可能に係合させている。３４はコ
ネクタ３３を取着した中間軸で、これと前記従動軸２９
とを後に詳述する如く機能するクラッチとしてのコイル
スプリング３５により囲繞して連結しており、従って上
記モータ３０と洗剤出し部材２８もそのコイルスプリン
グ３５により連結している。

さて、上述の如く構成したものの場合、その使用に当た
っては、先ずホッパ１１の蓋１５を開け、この状態でホ
ッパ１１内に粉末洗剤３６を容れ、その後に蓋１５を閉
じて、上記粉末洗剤３６がホッパ１１内に貯留された状
態として置く。そして洗濯をすべく操作パネル５の必要
なスイッチを操作すると、洗濯が開始されることに先ん
じてモータ３０が通電され、通電されたモータ３０は起
動するから、その回転力が回転軸３１から伝動ピン３２
−コネクタ３３−中間軸３４−コイルスプリング３５の
順に伝達され、更にそのコイルスプリング３５から例え
ばその締まり方向にて従動軸２９及び洗剤出し部材２８
の順に伝達される。斯くして洗剤出し部材２８が回転特
にいわゆる螺進方向に回転駆動されるもので、斯様に回
転駆動された洗剤出し部材２８は前記ホッパ１１内の粉
末洗剤３６と接触しつつ動いて該粉末洗剤３６を細かく
しながら洗剤送出部２２内を出口２３に向かって進め、
そしてその出口２３から第１図及び第、３図中矢印Ａで
示すように出す。而して出された粉末洗剤３６は、特に
本実施例の場合、受は板２４上の洗剤受部２５に落ちる
もので、この洗剤受部２５に於いて給水弁２７を通じ第
３図に矢印Ｂで示すように供給される水により流され、
その水と共に供給口２６から図示しない洗濯槽内へと供
給される。更に本実施例の場合、洗剤送出部材２８が上
述の如く回転駆動されるとき、該洗剤送出部材２８に突
起部１８の一つを係合させた撹拌部月２０はその突起部
１８を順次洗剤送出部材２８に係合させるようにして回
転し、これによってホッパ１１内の粉末洗剤３６を撹拌
し、該粉末洗剤３６の固まりがあればそれをほぐすと共
に洗剤送出部２２への導入が円滑に行なわれるようにな
っている。

そして、上述のような作動の途中に洗剤出し部材２８が
ロックされたとき、コイルスプリング３５についてはこ
れまでの一定以下の負荷状態から一定以上の負荷状態と
なるため、該コイルスプリング３５もロックされる。然
しなから中間軸３４はそのコイルスプリング３５に対し
すべって回転を続けるものであり、即ち、コイルスプリ
ング３５はこれまでの動力的連結を継続した状態からそ
の動力的連結を解除する状態へと転じ、これによってモ
ータ３０までがロックされることが防止される。従って
本実施例の場合、そのモータ３０までがロックされるこ
とによる故障も発生はしない。

尚、上述のモータ３０のロックを防止するクラッチとし
てはコイルスプリング３５以外例えばゴム筒や或いは他
の機械的構成を有するものとしても良い。又、コイルス
プリング３５を使用するにしても、その動力の伝達は締
まり方向でなく反対の緩み方向で行なうようにしても良
い。

そしてその他、例えば撹拌部材２０の有無等の点につい
ては適宜選定して実施できるものであり、又、洗剤出し
部材２８もコイル状を成すものには限られずスクリュー
状等を成すものであっても良く、史に洗剤受部は受板２
４上の洗剤受部２５に限られず洗濯槽内であっても良い
もので、即ち、粉末洗剤３６は洗濯槽内に直接供給する
ようにしても良い。そして全体としても洗濯機には限ら
れず、食器洗浄機など粉末洗剤３６を使用して機能する
機器のすべてに同様に適用して実施できる。

［発明の効果］ 以上の記述にて明らかなように本発明の洗濯機等の洗剤
供給装置は、粉末洗剤を収容し貯留する洗剤貯留部を具
備すると共に、この洗剤貯留部に洗剤受部に臨ませて設
けられた洗剤出し部十」、及びこの洗剤出し部材を駆動
するモータとを具備するものであって、そのモータと洗
剤出し部材とを、一定量下の負荷状態で動力的連結を継
続し一定以」−の負荷状態でその動力的連結を解除する
クラッチにより連結したところに特徴を有するものであ
り、それによって洗剤出し部材がロックされてもモータ
はロックされず、以てそれを因とした故障の発生を防止
し得るという優れた効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示したものにて、第１図は主
要部分の縦断正面図、第２図は洗濯機に於ける全体の外
観斜視図、第３図は主要部分の縦断側面図である。 図面中、１１はホッパ（洗剤貯留部）、２５は洗剤受部
、２８は洗剤出し部材、３ｏはモータ、３５はコイルス
プリング（クラッチ）、３６は粉末洗剤を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、洗濯機等の洗剤受部に粉末洗剤を供給するためのも
   のであって、その粉末洗剤を収容し貯留する洗剤貯留部
   と、この洗剤貯留部に前記洗剤受部に臨ませて設けられ
   た洗剤出し部材と、この洗剤出し部材を駆動するモータ
   とを具備し、そのモータと洗剤出し部材とを、一定以下
   の負荷状態で動力的連結を継続し一定以上の負荷状態で
   その動力的連結を解除するクラッチにより連結したこと
   を特徴とする洗濯機等の洗剤供給装置。