JPS6319192Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ａ 産業上の利用分野 本考案は、果実類特にリンゴの実を、その枝に
取付け観賞用とするもので、さらに果実のみなら
ず、草花類を任意の茎条に連結し、その連結部に
同一の賦色を行つて連結状態を隠し、全体として
観賞用又は飾り物とするに好適なる取付具に関す
るものである。

ｂ 従来技術 従来、果実の枝付き状態は天然のものを観賞用
とするのが一般であつて、もし各種果実の枝付き
状態を楽しむ場合は、金属線条の絡み付け等して
その要望を満たしていたが、取付操作が難しいの
は勿論、勢い取付けに不適のものもあり、取付け
部分が脆く、脱落し易い欠点があつた。

ｃ 考案の目的 本考案は前記の欠点を解消するもので、各種果
実と茎、枝との連結を可能とし、その連結のため
の操作を容易とするばかりでなく、一見して連結
状態が判らず、確実な連結で観賞用又は飾り物と
して好適なる果実取付け具の提供を、その目的と
するものである。

ｄ 考案の構成と作用 本案取付け具の構成を図面について説明する
と、前後の両抱合片１，２の中央部に繋片３を全
体が軽量で可撓性の資料によつて成形し、該抱合
片１，２の表面に滑り止め用の突起４をそれぞれ
起立せしめ、前抱合片１で果実６の萼茎７を、ま
た後抱合片２で、任意枝条５を各抱合して連結せ
しめる構成である。

本案の取付け具は、予め取付け枝条５、果実６
の萼茎７と同色とするか、取付け後に賦色して取
付け部分を同色とするほか、両抱合片１，２の突
起４は、滑り止め効果を奏するため、前後互に向
き合うよう起立させ、また繋片３は図示では円筒
形としたが、丸形でも平形でも抱合を支持するも
のであれば差支えない。

ｅ 考案の効果 本案の前後抱合片１，２で果実６と枝条５とを
連結し、恰も果実６が枝条５に自然に連結してい
る形態としたので、枝付き果実として観賞用又は
飾り物として興趣あるもので、取付け対象によつ
ては生花用にも使用し得る等の実用的効果を奏す
るものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本案実施態様を示し、第１図は平面図、
第２図は斜面図、第３図は第１図Ａ−Ａ線の拡大
断面図、第４図は実施例図である。 符号の説明、１……前抱合片、２……後抱合
片、３……繋片、４……突起、５……枝条、６…
…果実、７……萼茎。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 前後抱合片１，２の中央部を繋片３で一体に形
   成し、該前後抱合片１，２の表面に滑り止め突起
   ４を起立せしめてなる果実取付け具。