JPS63191658A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPS63191658A
JPS63191658A JP2349887A JP2349887A JPS63191658A JP S63191658 A JPS63191658 A JP S63191658A JP 2349887 A JP2349887 A JP 2349887A JP 2349887 A JP2349887 A JP 2349887A JP S63191658 A JPS63191658 A JP S63191658A
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transfer recording
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JP2349887A
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English (en)
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Toshiji Inui
利治 乾
Noriyoshi Ishikawa
典良 石川
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Canon Inc
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Canon Inc
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for

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  • Electronic Switches (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はプリンターや複写機、或いはファクシミリ等に
利用出来る記録装置に関する。
〈従来の技術〉 近年、情報産業の急速な発展に伴って種々の情報処理シ
ステムが開発され、またそれぞれの情報処理システムに
適した記録装置が開発されている。
上記記録装置の一つとして感熱転写記録装置がある。こ
れは熱溶融性バインダー中に着色剤を分散させてなる熱
溶融性インクをリボン状の支持体に塗布してなるインク
リボンを用いて、記録紙に記録を行うものである。
即ち、前記インクリボンをその熱溶融性インク層が記録
紙に接するように重ね合わすと共に、該インクリボン及
び記録紙を熱ヘッドとプラテンとの間へ搬送し、前記イ
ンクリボンの支持体側から熱ヘッドによって画信号に応
じたパルス伏の熱を印加すると共に、両者を圧接して溶
融したインクを記録紙に転写することにより、記録紙上
に熱印加に応じたインク像を記録してなるものである。
上記記録装置は使用する装置が小型軽量にして騒音がな
く、更に普通紙に記録を行なうことが出来るので、近年
広く使用されている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、従来の感熱転写記録装置にも問題点がな
い訳ではない。
例えば、従来の感熱転写記録装置は転写記録性能、即ち
画像品位が記録紙の表面平滑度により大きく影響され、
平滑性の高い記録紙には良好な画像記録が行なわれるも
のの、平滑性の低い記録紙の場合には画像記録品位が低
下する恐れがある。
また従来の感熱転写記録装置では多色の画像を得ようと
した場合、転写を繰り返して色を重ね合わす必要がある
。その為に複数の熱ヘッドを設けたり、或いは記録紙に
停止、逆送等複雑な動きをさせなければならず、色ずれ
が避けられないばかりでなく、装置全体が大きく複雑に
なってしまう等の問題点がある。
〈問題点を解決するための手段〉 そこで本件出願人は光熱感応性の材料を用い、熱エネル
ギーと光エネルギーとを与えたとき、その材料の反応が
急激に進んで転写特性が不可逆的に変化する転写記録媒
体を使用し、画信号に応じた前記特性の違いによる像を
形成し、それを被記録媒体に転写する記録装置を提案し
た(特願昭60−150597号)。
この記録装置によれば、表面平滑度の低い被記録媒体に
も高品位の画像を記録することが可能であり、また多色
記録に応用した場合には、被記録媒体に複雑な動きをさ
せることなく多色の画像が得られるものである。
本発明の目的は前記記録装置を更に発展させたものであ
って、転写記録媒体の転写特性の違いが小さくとも、高
品位の画像を得られると共に、高速記録を図ることが出
来る記録装置を提供することにある。
その為の手段は、複数種のエネルギーが付与されること
によって転写特性が変化する転写記録層を有する転写記
録媒体を用い、被記録媒体に画像を記録する装置であっ
て、転写記録媒体を搬送する搬送手段と;該搬送手段に
よって搬送される前記転写記録媒体の搬送経路に沿って
設けられ、転写記録媒体に前記複数種のエネルギーを付
与するためのエネルギー付与手段を有する記録部と;該
記録部で転写記録媒体に形成された像を被記録媒体に転
写するための加圧手段及び加熱手段を有する転写部と;
転写後の転写記録媒体と被記録媒体とを剥離するための
剥離部材及び該剥離部材を前記転写部の温度以上に加熱
する加熱手段を有する剥離部とを有することを特徴とし
ている。
〈作用〉 上記手段によれば転写記録媒体と被記録媒体を装置にセ
ットして記録をすると、記録部に於いて転写記録媒体に
複数種のエネルギーが付与されて像が形成され、該像が
転写部に於いて被記録媒体に転写される。
また転写部に於いて転写記録媒体を加熱することにより
被記録媒体へ転写すべき転写記録層と被記録媒体との付
着性を高め、更に剥離部で前記加熱以上の熱を印加して
前記転写記録層とその支持体との付着性を弱めることに
よって、被記録媒体上に記録像を確実に転写する。
〈実施例〉 次に上記手段を適用した本発明の一実施例を説明する。
第1図(A)は記録装置の断面概略説明図であり、第1
図(B)は斜視説明図である。
図に於いて、1は長尺シート状の転写記録媒体であって
、ロール状に巻き回して供給ロール2として装置本体M
に着脱可能に組み込まれている。
即ち、この供給ロール2は、装置本体Mに設けられた回
転自在の軸2aに着脱可能に装填される。
そこで先ずこの転写記録媒体lの先端を供給ロール2、
ガイドローラ12a、記録ヘッド3a及びガイドローラ
12bを経由し、転写ローラ4a−と加圧ローラ4bの
間から剥離ローラ5a、ガイドローラ12cによって変
向して巻取りロール6へ至らせ、その先端を巻取りロー
ル6にグリッパ−(図示せず)等の手段により係止する
。その後は巻取りロール6を公知の駆動手段によって駆
動回転させることによって、転写記録媒体1が矢印a方
向に繰り出され、巻取りロール6の周面に順次巻き取ら
れていくものである。
尚、前記巻き取りの際に供給ロール2には例えばヒステ
リシスブレーキ(図示せず)によって一定のバックテン
ションが与えられ、このテンション及び前記ガイドロー
ラ12a、12bによって、転写記録媒体1は記録ヘッ
ド3aに対して一定の圧力で、且つ一定の角度で圧接し
つつ搬送されるように構成されている。
次に前記各部の構成について個々説明する。
先ず転写記録媒体1は、第2図に示す如くシート状の支
持体la上に熱エネルギーと光エネルギーとが共に付与
された場合に像を形成し得る性質を有する転写記録層l
bを付着してなる。
その−例を説明すると、第2図に示す如く前記転写記録
層1bはコアlc、ldとして第1表及び第2表に示す
成分を用い、次に示す方法によりマイクロカプセル状の
画像形成素体を形成してなる。
第1表 第2表 即ち、第1表及び第2表に示す成分10gを先ず塩化メ
チレン20重量部に混合したものを、カチオン又はノニ
オン等HLB値の少なくとも10以上の界面活性剤とゼ
ラチン1gを溶解した水200mに混合し、60℃加温
下ホモミキサーによってs、oo。
〜10.OOOrpmで撹拌して乳化し、平均粒径26
Qの油滴を得る。
更に60°C下で撹拌を30分間続は塩化メチレンを留
去することにより平均粒径を1Onにする。これにアラ
ビ、アゴム1gを溶かした水20−を加え、ゆっくり冷
却しながらNH,OH(アンモニア)水を添加しpH1
1以上にすることによってマイクロカプセルスラリーを
得、グルタルアルデヒド20%水溶液i、oMlをゆっ
くり加えてカプセル壁を硬化する。
その後ヌッチェ濾過器で固液分離し、真空乾燥器で35
°C110時間乾燥してマイクロカプセル状の画像形成
素体を得る。
この画像形成素体は、第1表及び第2表のコアlc、l
dがシェル1eで被覆されたマイクロカプセルで、粒径
7〜157/11、平均粒径Ionに形成される。この
画像形成素体を支持体1a上に付着させて転写記録媒体
1を構成する。
これを更に詳しく説明すれば、例えば日本合成化学工業
側社製のポリエステル系付着剤ポリエスタ−Lp−ol
l (固形分50%)leeにトルエン3ccの割合で
溶解してなる熱可塑性付着剤1fを厚さ6−のポリエチ
レンテレフタレートフィルムよりなる支持体la上に塗
布する。その後、溶剤を乾燥除去し、厚みを測定したと
ころ約1nであった。
この付着剤1fはガラス転位点が4°Cであるため、室
温でも微妙なタックが残っており、前記の如く形成した
画像形成素体を容易に支持体1aに付着させることが可
能となる。
次に上記の如く得られた第1表及び第2表に示すものを
コア材としたマイクロカプセル状の画像形成素体を1:
1の割合で混合し、これを振り掛けて付着させる。その
後、余分な画像形成素体を払い落とすと、画像形成素体
は略1層且つ90%の割合で付着層上に配置された状態
となる。
その後、約1kg/−の圧力と、約80℃の熱エネルギ
ーを与えて画像形成素体を支持体la上に強固に固定さ
せて転写記録媒体1を構成する。
上記第1表で示す画像形成素体中の光開始剤は、第3図
の吸光特性に於いて、グラフAの帯域の光を吸収して反
応を開始し、画像形成時にはマゼンタ色となり、また第
2表で示す画像形成素体中の光開始剤は、第3図のグラ
フBに示した帯域の光を吸収して反応を開始し、画像形
成時には青色となる。
上記画像形成素体は被記録媒体となる記録紙8或いは付
着剤Ifに対し、所定の加圧条件下で、第4図のグラフ
に示すような付着力を有する。
ここで第4図のグラフaは未反応の画像形成素体と記録
紙8との付着力を示したもので、この場合の転写開始温
度は60℃である。また第4図のグラフbは反応した画
像形成素体と記録紙8との付着力を示したもので、この
場合の転写開始温度は80℃である。また第4図のグラ
フCは画像形成素体と付着剤1fとの付着力を示してい
る。即ち、画像形成素体と記録紙8は所定温度以上にな
ると付着力が増大し、また画像形成素体と付着剤1fは
温度上昇に伴って付着力が減少する。
尚、転写記録媒体1の保存性や装置内の温度変化等を考
慮して60’C以下では画像形成素体が付着剤Ifによ
って支持体1aに強固に固着されている必要がある。そ
こで本実施例に於ける付着剤1fは第4図に於いて60
°Cのときの画像形成素体との付着力L2は、画像形成
素体と付着剤l「の必要最小付着力であり、12以上の
付着力に於いては両者は強固に付着する。また加熱され
ると画像形成素体と付着剤1fの付着力は暫時弱くなる
が、付着力が必要最大付着力む、以下になると、画像形
成素体が付着剤1fから容易に離れるようになる。
次に記録部3について説明する。記録部3は加熱手段と
光照射手段とから構成されている。
加熱手段は記録ヘッド3aの表面に画信号に応じて発熱
する輻0.2鶴であって8ドツト/龍のA−4サイズ、
ラインタイプの発熱素子列3bが配列されてなり、前述
した通り転写記録媒体1の支持体1a側が搬送の際のバ
ックテンシランによりて前記発熱素子列3bに所定圧力
をもって圧接するように構成されている。尚、前記画信
号は用途に応じて、例えばファクシミリ、イメージスキ
ャナ、或いは電子黒板等の制御部(図示せず)から発せ
られる。
一方記録ヘッド3aと対向した転写記録層lb側には第
5図に示すような分光特性をもった2OWタイプの光照
射手段たる2本の蛍光灯3c、3dが転写記録媒体1よ
りも約15〜35m離れて配設されている。
更に記録ヘッド3aに圧接している転写記録媒体1の発
熱素子列直上の領域にのみ蛍光灯3c。
3dの直接光が照射されるようにハウジング3eが転写
記録媒体1より約0.5日の距離を保って、開口幅が1
.2mとなるように設けられている。
尚、本実施例に於いては前記第5図のグラフAに示す分
光特性を持った一方の蛍光灯3Cとして一東芝製の20
W健康線用蛍光ランプPL205Eを使用し、グラフB
に示す分光特性を持った他方の蛍光灯3dとしては一東
芝製の20W蛍光灯Fl、10A70E39を使用して
いる。
次に転写部4について説明する。該転写部4は前記記録
部3よりも転写記録媒体1の搬送方向下流側に配設され
、第1図に示す如く矢印す方向に駆動回転する転写ロー
ラ4aと該転写ローラ4aに圧接した加圧ローラ4bと
によって構成されている。前記転写ローラ4aは、表面
がl w厚で硬度70度のシリコンゴムによって被覆さ
れたアルミローラで構成され、且つ加熱手段として80
0Wのハロゲンヒータ4cが内蔵されている。
上記加熱手段は温度調節回路14によって、転写ローラ
4aの表面温度を70〜80°Cに保持するように構成
されている。この温度調節回路14は第6図に示すよう
に転写ローラ4aの表面付近に取り付けたサーミスタ1
4aと3個の抵抗R,,R,,R3とでブリフジを構成
し、該ブリッジに於けるサーミスタ14aの出力と基準
電圧とをコンパレータ14bで比較し、転写ローラ4a
が設定温度よりも低いときはハイレベル信号を、また高
いときは口−レベル信号を出力する。そして基準タイミ
ング信号Sに応じてスイッチング回路14cが、前記コ
ンパレータ14bの出力がハイレベルのときはヒータ4
cをONL、ローレベルのときはOFFして設定温度に
なるように温度調節するように構成している。
また加圧ローラ4bは、硬度70度のシリコンゴムによ
って1n厚被覆されたアルミローラからなり、バネ等の
加圧手段(図示せず)によって転写ローラ4aとの押圧
力が6〜7kgf/cmに設定されている。
更にカセット7内に積載された記録紙8は、給送ローラ
9.レジスタローラ対10a、10bによって、転写記
録媒体1の像領域と重なるように同期して転写部4へ給
送される如く構成されている。
尚、前記レジストローラ対のうち駆動回転するレジスト
ローラ10aの軸には該ローラ10aが転写部4方向に
回転自由となるようにワンウェイクラッチ(図示せず)
が設けられている。
III離部5を構成する剥離ローラ5aは直径150の
アルミローラで構成され、その内部には加熱手段となる
500Wのハロゲンヒータ5bが内蔵されている。この
加熱手段は第6図に示した回路と同様の温度調節回路に
よって剥離ローラ5aの表面温度を90〜100’Cに
保持するように構成している。
次に上記の如く構成された記録装置によって記録を行な
った場合の作用について説明する。
尚、次に述べる実施例では、熱を両信号に応じて付与し
、光は一様に付与する例を示す。
図示しないモーターを駆動させて転写記録媒体1を供給
ロール2から順次繰り出し、記録部3に於いて転写記録
媒体1の転写記録層1bに光と熱とを両信号に応じて付
与すると像が形成される。
即ち、転写記録層lbは所定波長の光と熱とが付与され
ると軟化点温度が上昇し、記録紙8に転写されなくなる
性質を有している為に第7図のタイミングチャートに示
すように、マゼンタ色記録に際しては発熱素子列3bの
うち画信号のマゼンタに相当する発熱素子に通電せず、
画信号の白(記録紙8は白色とする)に相当する部分に
9ruの通電を行なうと同時に蛍光灯3Cを一様に照射
する。このときの照射時間は8聞とする。
次に青色記録に際しては、前記照射終了後17m5経過
してから、即ち前記通電開始時間より25謡後に、今度
は発熱素子列3bのうち画信号の青に相当する発熱素子
には通電せずに、両信号の白に相当する部分に8+as
の通電を行うと同時に蛍光灯3dを一様に照射する。こ
のときの照射時間も前記と同様に8mである。
以上のような要領で青、マゼンタ、白の画信号に応じて
、記録ヘッド3aを制御して転写記録層1bにネガ像を
形成し、50m5/1ineの繰り返し周期で同期して
転写記録媒体lを搬送する。
上記の如くして像が形成された転写記録層1bは記録紙
8と重なって転写ローラ4a及び加圧ローラ4b間を通
ることによって所定の圧力及び熱が印加され、青、マゼ
ンタ2色の転写像を記録紙8に転写し、その後剥離ロー
ラ5aによって転写記録媒体1と記録紙8とを剥離する
上記転写工程をより詳細に説明すると、本実施例では転
写部4に於いては転写記録層1bを約80℃に加熱し、
剥離部に於いては前記転写部4よりも高い温度90℃に
加熱することにより未反応の画像形成素体のみを記録紙
8に完全に転写する。
その理由を説明すると、転写記録層1bを形成する画像
形成素体は第4図のグラフに示す付着特性を有している
ので、仮に転写部4及び剥離部5の加熱温度を共に80
℃に設定すると、未反応の画像形成素体は記録紙8に良
好に付着し、反応した画像形成素体は記録紙8に付着し
ない。しかし、このとき画像形成素体と付着剤1fの付
着力(第4図グラフC)は必要最大付着力L+以上であ
るために、付着Btrの付着力が強く、転写されるべき
未反応の画像形成素体の一部が支持体1aから離れず、
転写ムラを生じてしまう。
また仮に転写部4及び剥離部5の加熱温度を共に90℃
に設定すると、画像形成素体と付着剤1fの付着力が前
記t、以下になるために両者は容易に離れるようになる
。しかし、この場合は反応した画像形成素体の記録紙8
に対する付着力(第4図グラフb)も強くなる。従って
、転写されるべきでない反応した画像形成素体の一部も
記録紙8に転写されてしまう。
本実施例では上記点を考慮し、先ず転写部4では80℃
に加熱すると共に、所定圧力を印加することによって、
未反応の画像形成素体のみが記録紙8に確実に付着する
0次に剥離部5に於いて90°Cに加熱して、画像形成
素体と付着剤1rの付着力を弱くする。このとき反応し
た画像形成素体の記録紙8に対する付着性も高くなるが
、剥離部5では圧力印加がないために、反応した画像形
成素体は記録紙8には付着しない、従って記録紙8には
画像を形成する未反応の画像形成素体のみが確実に転写
される。
上記の如く転写部4と剥離部5とで加熱温度を変えるこ
とで、未反応の画像形成素体と、反応した画像形成素体
との転写特性の違いが小さくても、これを容易に分離し
て未反応の画像形成素体のみを記録紙8に正確、且つ高
速で転写することが出来る。
次に所望の画像が転写記録された記録紙8は転写記録媒
体1と剥離して排出ローラ対13a、13bによって排
出トレー11に排出され、転写記録媒体lは巻取りロー
ル6に巻き取られる。
上記の如くして2色記録がワンシッットで完了する。
く他の実施例〉 記録部3の他の実施例について説明すると、前述の実施
例では記録部3に於いて、転写記録媒体lの転写記録層
1b側から所望の色に応じた所定波長の光を一様に照射
すると共に、支持体1a側から画信号に応じた熱を印加
する構成であったが、他の実施例として熱を一様に印加
すると共に、所定の光を画信号に応じて照射する構成に
しても良い。
また支持体1aを透光性の材質で構成すれば、支持体1
a側から光を照射すると共に、転写記録層1b側から熱
を印加する構成にしても良い。
更に前記実施例では支持体1aを挟んで光照射と熱印加
を行なったが、これとは別に支持体1aの片側から光照
射と熱印加の双方を行うようにしても像形成は可能であ
る。
また加熱手段としては、前述の記録ヘッド3aを用いる
方法の他に、YAGレーザーとポリゴンミラーを用いて
選択的に加熱する方法等を使用しても良い。
また光照射手段としては、前述の蛍光灯3c。
3dを用いる方法の他、例えばLEDアレイを用いる方
法、或いはキセノンランプと材料の吸光特性に合ったフ
ィルターを用いる方法等が使用出来る。
尚、前述の実施例では転写記録層1bに光エネルギーと
熱エネルギーとを同時に付与するようにしたが、光エネ
ルギーと熱エネルギーとは別々に付与する構成であって
も、結果的に両エネルギーが付与される構成であれば良
い。
更に前述の実施例では2色記録の例で説明したが、本件
出願人が特願昭61−128814号で明らかにしたよ
うに、画像形成素体を構成する着色剤及び光開始剤の種
類を適宜選定すると共に、前記光開始剤を反応させる波
長の光源を選定し、前記出願に係るプロセスを用いるこ
とによって単色、3色以上の多色或いはフルカラーの記
録画像を得ることも出来る。
更に前述の実施例に於いては、光エネルギーと熱エネル
ギーによりて着色剤を含んだ材料の転写記録層1bの軟
化点温度の変化によって、記録紙へ像を転写記録する例
を示したが、記録紙への付着特性、或いは昇華特性の違
いによって像を転写記録するようにしても良い、或いは
記録紙に発色性をもたせて、該記録紙の発色特性を変化
させるような層を転写記録媒体に設け、該転写記録媒体
に形成した像を記録紙へ転写することによって、画像の
記録を得るように構成しても良い。
また転写記録層1bに付与する複数種のエネルギーは前
述の熱及び光エネルギーに限定されるものでなく、例え
ば圧力エネルギー等信のエネルギーにより像を形成する
ようにしても良い。
次に転写記録媒体の他の実施例について説明すると、支
持体1aの材料としては、前述のポリエチレンテレフタ
レートの他に、例えばポリアミド、或いはポリイミド、
コンデンサー紙、セロハン紙等も使用出来る。
付着剤1fは前述したポリエステル系の付着剤に限定さ
れるものでなく、例えばポリアミド系、ポリオレフィン
系、スチレン−ブタジェンゴム系、エチレン−酢酸ビニ
ルエボリマー等を使用しても良い。
また転写記録層1bとしては熱溶融性、熱軟化性、或い
は熱昇華性等の性質を有するものを適宜選択して用いる
ことが可能である。
更に被記録媒体としては、前述の記録紙に限定されるも
のでなく、例えばオーバーヘッドプロジェクタ−(OH
P)用のプラスチックシート等も当然に使用することが
出来る。
更に転写部4は転写ローラ4a及び加圧ローラ4bのよ
うにローラ状のものに限定されるものでなく、例えば回
転ベルトの如きもの等所望の圧が得られる構成であれば
良い。これは剥離部5についても同様であり、剥離部材
として角型の部材でも良い。
また転写部4及び剥離部5を加熱する加熱手段は、前述
の実施例に示したハロゲンヒータに限定されるものでな
く、また内蔵するものでなくても良い。
更に転写部4及び剥離部5での加熱温度も、画像形成素
体と被記録媒体との付着特性、及び画像形成素体と付着
剤1fとの付着特性によって変わるものであり、前述の
実施例の値に限定されるものでない。
〈発明の効果〉 本発明は上述の如く、転写記録媒体への像の形成と、こ
の像の被記録媒体への転写とを順次行うので、表面平滑
度の比較的低い被記録媒体にも画像の記録を良好に行う
ことが出来る。また本発明を多色記録に応用した場合に
は、被記録媒体に複雑な動きをさせることなく多色の画
像を得ることが出来る。
また転写部と剥離とで加熱温度を異ならせることによっ
て、転写記録層の転写特性の小さな変化を正確に分離す
ることが出来、転写ムラのない高品位の画像を得ること
が出来る。更に転写記録層の反応量を少なくすることに
よって高速記録を達成することも出来る等の効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第111J(A)、 (B)は本発明の一実施例の全体
模式説明図、第2図は転写記録媒体の構成説明図、第3
図は転写記録媒体中の光開始剤の吸光特性を示す説明図
、第4図は画像形成素体と記録紙及び付着剤に対する付
着力を示すグラフ、第5図は光照射手段の分光特性を示
す説明図、第6図は温度調節回路の説明図、第7図は熱
及び光を付与するタイミングチャートである。 1は転写記録媒体、1aは支持体、lbは転写記録層、
lc、ldはコア、leはシェル、1fは付着剤、2は
供給ロール、2aは供給ロール軸、3は記録部、3aは
記録ヘッド、3bは発熱素子列、3c、3dは蛍光灯、
3eはハウジング、4は転写部、4aは転写ローラ、4
bは加圧ローラ、4cはヒータ、5は剥離部、5aは剥
離ローラ、5bはヒータ、6は巻取りロール、7はカセ
ット、8は記録紙、9は給送ローラ、loa、10bは
レジスタローラ、11は排出トレー、12a、12b、
12cはガイドローラ、13a、13bは排出ローラ、
14は温度調節回路、14aはサーミスタ、14bはコ
ンパレータ、14cはスインチング回路である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数種のエネルギーが付与されることによって転
    写特性が変化する転写記録層を有する転写記録媒体を用
    い、被記録媒体に画像を記録する装置であって、転写記
    録媒体を搬送する搬送手段と;該搬送手段によって搬送
    される前記転写記録媒体の搬送経路に沿って設けられ、
    転写記録媒体に前記複数種のエネルギーを付与するため
    のエネルギー付与手段を有する記録部と;該記録部で転
    写記録媒体に形成された像を被記録媒体に転写するため
    の加圧手段及び加熱手段を有する転写部と;転写後の転
    写記録媒体と被記録媒体とを剥離するための剥離部材及
    び該剥離部材を前記転写部の温度以上に加熱する加熱手
    段を有する剥離部とを有することを特徴とした記録装置
  2. (2)前記複数種のエネルギーを熱エネルギーと光エネ
    ルギーとで構成してなる特許請求の範囲第1項記載の記
    録装置。
JP2349887A 1987-02-05 1987-02-05 記録装置 Pending JPS63191658A (ja)

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