JPS63190283A - 誘導加熱調理器用の被加熱体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は非磁性体材料で形成された被加熱体の底面に励
磁して加熱される加熱体を設けた誘導加熱調理器用の被
加熱体に関する。

従来の技術 従来、誘導加熱調理器で調理を行う場合、第５図で示す
ように、主として磁性材料で作った鍋１を誘導加熱調理
器２の天板３の上にのせ、通電の「入」、「切」および
出力の調節を、誘導加熱調理器２の調節ツマミ４の操作
で行っていた。

発明が解決しようとする問題点 しかし、従来のような構造では、調節ツマミ４は誘導加
熱調理器２の一面にのみ設けられているため、すき焼や
水だき等の団らん料理に使用する場合、火力調節が一面
からしかできないという不便さがあった。

そこで、本発明は鍋に火力調節機能を設けることにより
、複数の面からの火力調節を可能にし、使い勝手を向上
しようとするものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決する本発明の技術的な手段は、非磁性
材料により形成された被加熱体の底面に励磁して加熱さ
れる加熱体を設け、この加熱体は被加熱体に取付けたス
イッチと電気的に接続するものである。

作用 この技術的手段による作用は次のようになる。

すなわち、スイッチが「入」になっている場合は、被加
熱体の底面に設けた加熱体は、サークル状に閉ループの
構成になるため゛、誘導電流が励起され発熱するが、ス
イッチが「切」の場合は、閉ループにならないため、誘
導電流はほとんど励起されない。

したがって、スイッチの「入」、「切」操作により、火
力調節が可能になり、誘導加熱調理器の操作面の方向に
関係なく、火力調節操作が可能となる。

実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。

第１図および第２図において、５はセラミック等の絶縁
材料で作った被加熱体で、この被加熱体６の底面６には
、銀、アルミ等の導電材料の加熱体７が溶射等の方法で
被着されている。加熱体７には、はぼ中央部より外周に
向って開放となる分割溝８が設けである。分割溝８の両
側部の被加熱体の端部９．１０は、被加熱体５の側面１
１に取付たスイッチ１２に各々電気的に接続されている
。

スイッチ１２はシャフト１３を介して、操作ツマミ１４
が取付けられている。

次に、この一実施例の構成における作用を説明する。上
記構成の加熱器具１６を第２図に示すように誘導加熱調
理器２の天板３上にのせ、調節ツマミ４を操作し、誘導
加熱調理器２を通電状態にするとともに、加熱器具１５
のスイッチ１２を「入」にすると、加熱体７は電気的に
閉ループの構成になる。しだがって、誘導加熱調理器２
の加熱コイル１６から発振された、磁力線により、加熱
体７に誘導電流が励起され、加熱を開始する。

また加熱器具１５のスイッチ１２を「切」にすると、加
熱体７は電気的に閉ループが解除されるため、誘導電流
はほとんど励起されない。しだが′って加熱がほとんど
されない状態になる。

上記の構成においては、厳密にいえば、スイッチ１２の
「入」、「切」による操作により、加熱が強弱に調節さ
れるのみであるが、一般的な誘導加熱調理器には、安全
装置として、小物検知機能が組込まれている。すなわち
、励起される誘導電流が一定の容量以下の場合、磁力線
の発振を停止する機能である。したがって、本実施例の
加熱器具１６のスイッチ１２が「切」状態での、誘導電
流の容量を、小物検知の容量以下に設定することにより
、「切」状態では、誘導加熱調理器２の発振が停止され
る。したがって完全に加熱を停止することができる。

次に本発明の他の実施例について説明する。

第４図は他の実施例を示しておシ、この実施例　。

では、加熱体１６が、同心円状に分割しており、その各
々が複数の接点を有するスイッチ（図示せず）に電気的
に接続されており、切換ツマミ１７により、各々の加熱
体１６の「入」、「切」の選択が可能に”なる。

したがって、切換ツマミ１７の操作により、発熱量の段
階的な切換が可能になり５、また、第１の実施例と同様
に誘導加熱調理器の小物検知機能との併用により、完全
な加熱停止もできる。

なお、上記実施例では、被加熱体を鍋などの容器とした
が、これに限定されるものでなく平板状のプレートでも
よい。また容器底面の加熱体は薄膜状としたが、金属板
などの肉厚でもよい。

発明の効果 本発明は、被加熱体自体に、「入」、「切」のスイッチ
機能、または、火力調節機能を有するスイッチを設けた
ものであり、それらの操作が、誘導加熱調理器本体とは
無関係で行えるものである。

したがって、誘導加熱調理器の操作面とは異った面での
操作が可能であり、この機能は、団らん料理等の複数の
人が、複数の面から使用する場合、使い勝手を向上する
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における加熱器具の斜視図、
第２図は同加熱器具を誘導加熱調理器上に載置した状態
を示す断面図、第３図は同斜視図、第４図は本発明の他
の実施例における加熱器具の斜視図、第５図は従来例の
加熱器具を誘導加熱調理器上に載置した状態を示す斜視
図である。 ５・・・・・・加熱容器、７，１６・・・・・・加熱体
、８・・・・・分割溝、９，１ｏ・・・・・・被加熱体
の端部、１２・・・・・・スイッチ。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名６°
−一一枝力ロタヘイオ（ ７−力Ｏ熱体 δ−分割溝 １５−−一方ロタさ、老（具 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 非磁性体材料により形成された被加熱体の底面に励磁し
   て加熱される加熱体を設け、この加熱体は被加熱体に取
   付けたスイッチと電気的に接続した誘導加熱調理器用の
   被加熱体。