JPS63189561A

JPS63189561A - 表面化粧用石板

Info

Publication number: JPS63189561A
Application number: JP1817987A
Authority: JP
Inventors: 臣二関家
Original assignee: Disco Abrasive Systems Ltd
Current assignee: Disco Corp
Priority date: 1987-01-30
Filing date: 1987-01-30
Publication date: 1988-08-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】く技術分野〉本発明は、建築物の内外壁、柱及び床等の表面化粧材と
して使用される石板に関する。

〈従来技術及びその問題点〉周知の如く、建築物、特に高級建築物の内外壁、柱及び
床等の表面化粧材として、大理石、御影石、石炭岩及び
堆積岩等の石板が広く使用されている。

かような石板の施工においては、通常、外壁等の下地表
面と石板裏面との双方に張り付はモルタル或いは接着剤
（例えば石板用エポキシ系接着剤）を塗付し、次いで下
地表面に石板を圧着張りする。

然るに、従来、施工時には石板が充分強固に保持される
が、経時変化によって石板保持力が低下し、石板の脱落
を招来することが少な（なかった。

石板保持力が低下する原因としては、（イ）下地等に浸
透した水分が氷結して体積が増大し、石板を押離す力を
生成する、（ロ）下地、張り付はモルタル又は接着剤、
及び石材の熱膨張率が異なるので、温度変化による伸縮
に起因して張り付はモルタル又は接着剤が疲労する、等
が挙げられる。

〈発明の技術的課題〉本発明は、上記事実に鑑みてなされたものであり、石材
の形状に改良を加えて、長期間に渡って充分な石板保持
力が確保されるようになすことを、その技術的課題とす
る。

〈発明の解決手段〉本発明の解決手段は、石板の周縁下部に係止フラングを
形成することである。

〈発明の作用〉本発明の石板によれば、張り付はモルタル等によって上
記係止フランジを埋設する、或いは下地に打込んだ係止
金具によって上記係止フランジを機械的に係止する等が
可能になり、それ故に、長期間に渡って充分な石板保持
力を確保することができる。

〈発明の具体例〉以下、添付図面を参照して、本発明に従って構成された
石板の好適具体例について詳述する。

第１図を参照して説明すると、適宜の大きさの正方形又
は長方形でよい石板２は、周縁下部に形成された係止フ
ランジ４を有することが重要である。第１図に図示する
具体例においては、石板２の対向する２側縁に連続して
延在する係止フランジ４が形成されている。所望ならば
、対向する２側縁のみならず、第２図に図示する如く、
４側縁の全てに係止フランジ４を形成することもできる
。

また、各側縁に形成される係止フランジ４は、連続して
延在するものに限られず、間隔を置いて複数個の係止フ
ランジを各側縁に形成することもできる。

第１図と共に第３図を参照して説明すると、係止フラン
ジ４は、周縁下部（表面側）ではなくて周縁下部（裏面
側）に配設されていることが重要であり、係止フランジ
４の厚さむは、石板２の全厚（通常は５乃至１０１程度
）の１／３乃至１／２程度、例えば１．７乃至５龍程度
でよい。係止フランジ４の突出幅Ｗは、２乃至１０１程
度でよい。

更に、図示の石板２においては、従来の石板と同様に、
４側縁の上端稜（即ち表面と側面との境界角部）に糸面
取り加工が施されて糸面６が形成されている。

係止フランジ４を有する石板２は、次の通りにして好都
合に製作することができる。即ち、第４図に図示する通
り、天然石から周知の切断方式によって切出されたもの
でよい比較的大きな石材素材８に、比較的幅広の回転切
断砥石１０によって、所定間隔を置いて平行に延びる複
数本の幅広溝１２を刻設する。また、石板素材８の対向
する両側縁においては、上記回転切断砥石１０の幅方向
略半分を使用して片側面が開放された半幅溝１４を刻設
する。次いで、第５図に図示する如く、上記幅広溝１２
の各々の中央に沿って、比較的幅狭の回転切断砥石１６
によって、石板素材８を切断する。

しかる後に所要糸面取り加工を施すと、上記幅広溝１２
又は半幅溝１４の底壁によって規定された係止フランジ
４を有する、第１図に図示する通りの複数個の石板２が
製作される。

第６図は、建築物の外壁等の壁面に第１図に図示する石
板２を施す施工方法の一例を図示している。この施工例
においては、最初に、従来の石板を使用する場合と同様
に、壁面下地１８の表面と石板２の裏面とに張り付はモ
ルタル２０（或いは適宜の接着剤）を塗付して下地１８
の表面に石板２を圧着張りする。この際、隣接する石板
２の係止フランジ４間に例えば５乃至Ｉｏｎ程度の間隔
を残留せしめる。次いで、上記間隔及び石板２の係止フ
ランジ４上面の空間に、横断面が略丁字形状になるよう
に付加張り付はモルタル２２（或いは適宜の接着剤〉を
充填する。しかる後に、上記付加張り付はモルタル２２
の表面に、化粧目地モルタル２４を施す。

第６図を参照することによって容易に理解される如く、
上記の通りにして壁面下地１８に施された石板２は、壁
面下地１８に施された張り付はモルタル２０に一体的に
接合される張り付はモルタル２２によって、その係止フ
ランジ４が埋設される。かくして、石板２の保持力が大
幅に強化され、長期間に渡って充分な保持力が確保され
る。

第７図は、建築物の外壁等の壁面に第１図に図示する石
板２を施す施工方法の他の例を図示している。この施工
例においても、最初に、従来の石板を使用する場合と同
様に、壁面下地１８の表面と石板２の裏面とに張り付は
モルタル２０　（或いは適宜の接着剤）を塗付して下地
１８の表面に石板２を圧着張りする。この際には、隣接
する石板２の係止フランジ４間に幾分かの間隔を残留せ
しめる９次いで、断面が略丁字形状の係止金具２６の脚
を上記間隔を通して下地１８に打込み、係止金具２６の
頭を石板２の係止フランジ４に当接乃至近接せしめる。

目地方向寸法が比較的小さい係止金具２６を目地方向に
間隔を置いて複数個打込むことができる。或いは、目地
方向に連続して延びる細長い係止金具２６を打込むこと
もできる。

また、所望ならば、石板２の圧着張りに先立って係止金
具２６を下地１８に打込み、しかる後に石板２を下地１
８の表面に圧着張りすることもできる。この場合には、
石板２の係止フランジ４を上方又は下方等から、下地１
８と係止金具２６の頭′との間に挿入することができる
。しかる後に、化粧目地モルタル２４を施す。

かような施工例においては、壁面下地１８に施された石
板２の係止フランジ４が壁面下地１８に打込まれた係止
金具２６によって機俵的に係止され、かくして、石板２
の保持力が大幅に強化され、長期間に渡って充分な保持
力が確保される。

而して、第６図及び第７図を参照して説明した施工例に
おいては、建築物の外壁等の壁面に石板２を直接的に施
しているが、所望ならば、耐久性に優れたアルミニウム
又はステンレススチール或いは適宜の合成樹脂から形成
された比較的大きな板材に、第６図又は第７図を参照し
て説明した如き方法によって複数枚の石板２を張り付け
、しかる後に上記板材を適宜の方法によって建築物の外
壁等の壁面に固定することもできる。

第８図及び第９図は、本発明に従って構成された石板の
他の具体例を図示している。この具体例においては、石
板２の対向する２側縁面と厚さ方向中央部に、例えば、
比較的幅狭の回転切断砥石２８を使用することによって
、溝３０が刻設され、かくして、２側縁には、その下部
に位置する係止フランジ４が形成されていると共に、そ
の上部に位置する露呈表面フランジ３２が形成されてい
る。

かような石板２においても、第１図に図示する石板２の
場合と同様に、係止フランジ４を利用して石板２の保持
力を大幅に強化することができる。

第１０図及び第１１図は、本発明に従って構成された石
板の更に他の具体例を図示している。この具体例におい
ては、石板２の裏面に細長い帯状板３４が間隔を置いて
接着されている。帯状板３４の両端部は、石板２を越え
て突出しており、かかる突出端部が係止フランジ４を構
成している。帯状板３４は石板２と同一の材料でもよい
が、帯状板３４は建築物の表面に露呈することがない故
に、耐久性に優れた他の比較的安価な材料、例えばエポ
キシ樹脂の如き適宜の合成樹脂でよい。帯状板３４は、
図示の如くの中実平板に限られるものではなく、例えば
網状平板でもよい。帯状板３４は、例えばエポキシ系接
着剤等の接着剤によって、壁面下地に対する石板２の圧
着張り強度よりも充分に強力な接着力によって石板２の
裏面に接着することができる。かような石板２も、第１
図に図示する石板２の場合と同様に、係止フランジ４を
利用して石板２の保持力を大幅に強化することができる
。

４、図面の単な説明第１図は、本発明に従って構成された石板の一具体例を
示す斜面図。

第２図は、第１図に示す石板の変形例を示す斜面図。

第３図は、第１図に示す石板の側面図。

第４図及び第５図は、第１図に示す石板の製作方法を説
明するための側面図。

第６図は、第１図に示す石板を壁面下地に施す施工例を
示す断面図。

第７図は、第１図に示す石板を壁面下地に施す施工例を
示す断面図。

第８図は、本発明に従って構成された石板の他の具体例
を示す斜面図。

第９図は、第８図の石板の側面図。

第１０図は、本発明に従って構成された石板の更に他の
具体例を示す斜面図。

第１１図は、第１０図の石板の側面図。

２・・・・・・石板４・・・・・・係止フランジ特許出願人　　株式会社　デ　ィ　ス　コ　　−、・、
；（１λ・ｐ代　理　人　弁理士　小　　野　　尚　　純１．−＋、
　Ｊ、ＬＨ”セ同ｇ同　　　弁理士　岸　　本　　忠　　昭、町−、’　１
１′−＋：

Claims

【特許請求の範囲】

１、周縁下部に係止フランジが形成されている、ことを
特徴とする表面化粧用石板。