JPS63188569A

JPS63188569A - 全油圧式パワ−ステアリング装置

Info

Publication number: JPS63188569A
Application number: JP62021380A
Authority: JP
Inventors: Tetsuaki Kushibe; 櫛部　哲明; Kenji Sakamoto; 研二坂本
Original assignee: Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Current assignee: Toyota Industries Corp
Priority date: 1987-01-31
Filing date: 1987-01-31
Publication date: 1988-08-04

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、フォークリフトのような産業車両に、使用さ
れる全油圧式パワーステアリング装置に関する。

（従来の技術）一般に、全油圧式パワーステアリング装置は、ハンドル
によって操作されるステアリングバルブユニット（ロー
タリパルプ及びメータリング装置が一体的に組付けられ
たもの）と、操舵輪を操舵させるパワーシリンダと、ス
テアリングバルブユニットとパワーシリンダとを連結す
る油圧ラインとから構成され、ハンドルの回転角に比例
する量の作動油をステアリングバルブユニットを経てパ
ワーシリンダに供給することによって操舵輪を操舵さけ
るようになっている。ところが、上述の全油圧式パワー
ステアリング装置は、機械的なつながりを有しない関係
で、前記ステアリングバルブユニット内の作動油のリー
クに原因してハンドルの回転角と操舵輪の切角との間に
位置ずれが生じ、特にフォークリフトのようにハンドル
にノブを備えたものにあっては車両の直進時におけるハ
ンドル中立位置が狂って運転者に違和感を与えたり操作
性を悪くしたりするという問題がある。

そのため、上記問題を解決すべく、位置ずれ補圧用とし
てステアリングバルブユニットとは別系統の補正油圧供
給ラインを設け、この補正油圧供給ラインを通してパワ
ーシリンダにリーク分としての作動油を自動的に補給す
ることにより操舵幅の位置ずれを補ｉＦするようにした
ものが提案されている（例えば、特開昭６０−２６１７
７８号公報参照）。これは、具体的には補助油Ｂ源と、
この補助油圧源からの作動油の経路を切換える３位置形
の電磁切換弁とを備えた補正油圧供給ラインを、前記ス
テアリングバルブユニット系とは別系統でパワーシリン
ダに連結し、ハンドルの中立時又はハンドルの同転操作
時において、コントローラからの指示に基づいて前記電
磁切換弁を切換えることによりパワーシリンダに位置ず
れ補正用の油圧を作用させるようにしたものである。

（発明が解決しようとする問題点）ところが、上述した従来の位置ずれ補正機能付き全油圧
式パワーステアリング装置の場合は、補助油圧源を使用
する方式であること、３位置形の電磁切換弁を使用する
関係で２つのソレノイドが必要であること、さらには別
系統の複数の配管ならびにチェックバルブが必要である
こと等に原因して構造が複雑化し、かつコスト高となる
問題がある。

そこで本発明は、上述した従来の問題を除去し得る全油
ＪＥ式パワースデアリング装置を提供することを、その
目的どする。

（問題点を解決するための手段）上記問題を解決するための本発明は、ハンドルにより操
作されるステアリングバルブユニットと、操舵輪を操舵
させるパワーシリンダと、前記ステアリングバルブユニ
ットとパワーシリンダとを連結する油圧ラインとを備え
、前記ハンドルの操作に対応して前記操舵輪を油圧操舵
する全油圧式パワーステアリング装置において、パワー
ステアリング用の油圧ポンプと前記パワーシリンダとを
補正油圧供給ラインにより直に接続するとともに、この
補正油圧供給ラインには通路開閉用の電磁開閉弁を設け
たことを要旨とする。

（作用）従って、ハンドルの同転操作時において、ステアリング
バルブユニット内における油のリークに原因してパワー
シリンダに送られる油最が不足し、ハンドルの回転角と
操舵輪の切角とが一致しない場合には、電磁開閉弁が通
路開き側に切換えられ、パワーステアリング用の油几ポ
ンプから吐出された作・動油が前記ステアリングバルブ
ユニットとは別系統の補正油圧供給ラインを軒でパワー
シリンダに供゛給されることによってハンドルに対する
操舵輪の位置ずれが補正される。

（実施例）以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明す
る。第１図に示した油圧回路図において、１は操作性を
よくするためのノブ２を有したハンドル、３はハンドル
１によって操作されるステアリングバルブユニットであ
り、このステアリング　′バルブユニット３はその具体
的構成については図示を省略するが、ハンドル１によっ
て直接操作されるロータリバルブと、このロータリバル
ブと機械的に連動し、パワーステシリング用の油圧ポン
プ４から送り込まれた作動油を油圧ライン５，６を通し
てハンドル１の回転角に対応する油量でパワーシリンダ
７の左室又は右！に供給するメータリング装置（一般的
にはジロータと呼称されている）とから構成されている
。なお、８はオイルタンクである。

しかして、上述の如き油圧回路において′、前記パワー
ステアリング用の油圧ポンプ４とパワーシリンダ７の雨
空とは、前記ステアリングバルブユニット３を経由しな
い補正油圧供給ライン９によって直に連通されている。

ずなりも、この補正油圧供給うイン９は、油圧ポンプ４
の吐出管路１２と前記両油圧ライン５．６を接続してお
り、通路開閉用の電磁開開弁１０と、パワーシリンダ７
に対する作動油の供給方向を選択するシャトル弁１１と
を備えている。

一方、前記ハンドル１のステアリングシャフト１ａには
回転角検出器１３が設けられ、ハンドル１の回転角を検
出して角度信号θＳを出力する。

また、操舵輪１４の１ニングピン１５には切角検出器１
６が設けられ、１）ａ記パワーシリンダ７によって操舵
される操舵輪１４の切角信号θｔを出力する。そして、
コントローラ１７は前記回転角検出器１３及び切角検出
器１６から出力される各検出信号を人力し、前記電磁開
閉弁１０のソレノイドＳＱＬに対して制御信号を出力す
るようになっている。

本実施例は上述のように構成したものであり、従ってハ
ンドル１が右回り又は左回りに回転操作されると、油圧
ポンプ４から吐出された作動油がステアリングバルブユ
ニット３によりハンドル１の同転角に対応する油量で油
圧ライン５又は６を経てパワーシリンダ７に送られ、操
舵輪１４が右又は左に操舵される。

そして、上記ステアリング操作時において、位置ずれ補
正作用が行なわれるものであり、以下その作用を第２図
に示すフローチャートに基づいて説明する。まず、ステ
ップ１において回転角検出器１３によってハンドル１の
回転角θＳが検出され、そしてステップ２においてこの
回転角θＳに基づいて操舵輪１４の目標切角θＵが算出
される。

次いで、ステップ３において切角検出器１６によって操
舵輪１４の実際の切角θｔが検出される。

次いで、スフ−ツブ４においてハンドル１の回転角θＳ
を時間で微分してステアリング操作中であるか否かを検
出し、ステアリング操作が行なわれている場合には角度
補正を行ない、停止している場合には角度補正を行なわ
ないようにする。具体的には、その値がＯか否かを判断
し、Ｏであればステップ５に進み、電磁開閉弁１０のソ
レノイド８０１は停止のままとなり、０でない場合はス
テップ６に進み、目標切角θＵと実際の切角θしとの差
を棹出する。次いで、ステップ７においてその算出値θ
がＯ又はＯより大きいか否かを比較する。

そして、算出値θがＯ又は０より大きい場合（実際の切
角θｔがハンドル１の回転角θＳより進んでいる場合〉
にはステップ５に進み、ソレノイドＳＱＬは停止したま
まとなるが、０より小さい場合には実際の切角θｔがハ
ンドル１の回転角θＳより遅れていると判断し、ステッ
プ８に進みソレノイドＳＱＬが駆動される。

しかして、ソレノイドＳＱＬの駆動により電磁開閉弁１
０が開き側に切換えられると、油圧ポンプ４からの作動
油は補正油圧供給ライン９を通ってパワーシリンダ７に
供給されるが、このときシャトル弁１１はハンドルの回
転方向により決まる油圧ライン５又は６のいずれか低圧
側（作動油の戻り側）に押付けられているため、作動油
は高「側の油圧ライン５又は６を経てパワーシリンダ７
に供給され、操舵輪１４の遅れを取戻す。すなわら、操
舵輪１４がハンドル１の回転角θＳに応じた切角となる
ように補正される。

すなわち、本実施例のパワーステアリング装置は、パワ
ースデアリング用油斤ポンプ４の作動油をステアリング
バルブユニット３とは別系統の補正油圧供給ライン９を
通して直にパワーシリンダ７に供給Ｊることによって、
ハンドル１の回転終了時点における操舵輪１４の切角の
ずれを補正し得るものである。

（発明の効果）以上詳述したように、本発明によれば、ステアリング操
作中において、作動油のリークによるハンドル回転角と
操舵輪切角との間にずれが生じたときは、油圧ポンプか
らの作動油を補正油圧供給ラインを通してパワーシリン
ダに供給することに−よりそのずれを補正し、操作性を
良化向上し得るものであって、特に本発明は油圧ポンプ
とパワーシリンダとを電磁開閉弁を有した補正油圧供給
ラインにより直に接続したことにより、従来装置のよう
に補助油圧源からの作動油を補正油圧供給ラインを経で
パワーシリンダに供給する方式のものと異なり、補助油
Ｌ［源が不要となり、また電磁弁としても従来の３位置
形の切換弁に比較して構造の簡単な開閉弁で済み、さら
には配管あるいはチェックバルブ等が不要となる等、油
圧回路の簡素化を図る上ですこぶる有効となる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図は油圧回路図、第
２図は作動フローチャート図である。１・・・ハンドル３ステアリングバルブユニツト４・・・油圧ポンプ　　　５．６・・・油圧ライン７・
・・パワーシリンダ　９・・・補任油圧供給ライン１０
・・パ市磁開閉弁　　　１１・・・シャトル弁１３・・
・回転角検出器　　１４・・・操舵輪１６・・・切角検
出器出願人　　株式会社　リ田自助織ｅｌｆ！１１作所代理
人　　弁理士　　岡田英彦　（外３名）１・・・ハンド
ル３ステアリングバルブユニツト４・・・油圧ポンプ　　　５．６・・・油圧ライン７・
・・パワーシリンダ　９・・・補正油圧供給ライン１０
・・・電磁量閉弁　　　１１・・・シャトル弁１゛・３
・・・回転角検出器　　１４・・・操舵輪１６・・・切
角検出器ズ面その１第１図

Claims

【特許請求の範囲】

ハンドルにより操作されるステアリングバルブユニット
と、操舵輪を操舵させるパワーシリンダと、前記ステア
リングバルブユニットとパワーシリンダとを連結する油
圧ラインとを備え、前記ハンドルの操作に対応して前記
操舵輪を油圧操舵する全油圧式パワーステアリング装置
において、パワーステアリング用の油圧ポンプと前記パ
ワーシリンダとを補正油圧供給ラインにより直に接続す
るとともに、この補正油圧供給ラインには通路開閉用の
電磁開閉弁を設けた全油圧式パワーステアリング装置。