JPS63187733A - アンテナ整合装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、中波ラジオ放送用のアンテナとの整合を図り
つつ、帯域内での定在波比（ＶＳＷＲ）の値を改善する
アンテナ整合装置に関する。

（従来の技術） 従来この種のアンテナ整合装置は、第５図のブロック図
に示す様に、アンテナ９のインピーダンスの虚数部を打
消す打消回路１をアンテナ９に直列に接続して搬送波周
波数と同調をとり、次にインピーダンス整合図ＦＪ？１
６で図示しない送信機等のインピーダンスと整合をとっ
ていた。

またアンテナ９のインピーダンスの虚数部を改善するた
め第６図に示す整合装置が提案されている。

第６図に示す従来例は、第５図に示した従来例の打消回
路１とインピーダンス整合回路６との間に第１の位相変
換口Ｒ２と第１の位相補正回路３を挿入している。この
第１の位相変換回路２は、入力信号の搬送波周波数より
富いｌΔ１波数帯域でアンテナ系のインピーダンスの虚
数部を負に変えるとともに搬送波周波数より低い周波数
帯域でアンテナ系のインピーダンスの虚数部を正に変え
、且つ前記両帯域のインピータンス変化量を対称となる
ように変化させる。また、第１の位相補正回路３は前記
搬送波周波数に同調してアンテナ系のインピーダンスの
虚数部の符号を反転させる。

（発明が解決しようとする問題点） 上述した第５図の従来のアンテナ整合装置は、アンテナ
９のアンテナ長が搬送波の波長λの１／８（λ／′８）
以下である場合には、帯域内のＶＳＷＲ（定在波比）か
悪くなる欠点があった。

またアンテナ９のアンテナ長が１／１０λ以下のきわめ
て短い場合には、第６図の整合装置を使用しても十分な
効果が得られなかった。

本発明は上記問題点に鉛みてなされたもので、１殻送波
の波長λの１／１０以下の短いアンテナと整合をとり帯
域内のＶ　Ｓ　ＷＲを改善することのできるアンテナ整
合装置を提供することを目的とする。

（問題点を解決するための手段） 前述の問題点を解決し、上記目的を達成するために本発
明が提供する手段は、搬送波周波数より高い周波数帯域
でアンテナインピーダンスの虚数部を負に変えるととも
に搬送波周波数より低い周波数帯域でアンテナインピー
ダンスの虚数部を正に変え、且つ前記両帯域のインピー
ダンス変化特性が対称である第１の位相変換回路と、前
記搬送波周波数に同調して前記アンテナインピーダンス
の虚数部の符号を反転させるコイルとコンデンサの第１
の直列間び］回路とで成る第１の補正回路を備えたアン
テナ整合装置であって、前記第１の位相変換回路と等価
な第２の位相変換回路と、Ｎ記搬送波周波数に同調する
コイルとコンデンサの第２の直列同調回路とで成る第２
の補正回路とが前記第１の補正回路に直列に接続してあ
ることを特徴とする。

（実施例） 次に本発明について図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例を備えるアンテナ系を示した
ブロック図、第２図は搬送波の周波数を８５５ｋＨｚ、
アンテナ長を３０ａｌｌにしたときの第１図アンテナ系
の回路図である。打消回路１はコイルＬ１を備え、該コ
イルＬ１はアンテナ９に直列に接続されている。打消回
路１はアンテナ９のインピーダンスの虚数部を打消して
アンテナ系のインピーダンスを希望する電波、即ち前記
搬送波の周波数８５５ｋＨ２に同調させる。コイルＬ　
２　＋　Ｌ　３とコンデンサＣ１で形成される第１位相
変換回Ｆ＃ｔ２は、８５５ｋＨｚより高い上側波帯域で
アンテナ系のインピーダンスの虚数部を負に変えるとと
もに、８５５　ｋ　ｆｌ　ｚよつ低い下側波帯域でアン
テナ系のインピーダンスの虚数部を正に変え、且つ前記
各帯域のインピータンス変化量を対称となるように変化
させろ。

第１位相補正回路３は、コイルし４とコンデンサＣ２を
直列に接続して形成され、前記搬送波の周波数８５５ｋ
Ｈｚに同調して前記各帯域におけるアンテナ系のインピ
ーダンスの虚数部の符号を反転させる。第２位相変換回
路４は、コイルＬ　５　＋　Ｌ　６とコンデンサＣ３で
形成され、８５５ｋＨｚより高い上側波帯域でアンテナ
系のインピーダンスの虚数部を負に変えるとともに８５
５ｋＨｚより低い下側波帯域でアンテナ系のインピーダ
ンスの虚数部を正に変え、且つ前記各帯域のインピーダ
ンス変化量を対称となるように変化させる。第２位相補
正回路５は、コイルＬ７とコンデンサＣ４を直列に接続
して成り、アンテナ系のインピーダンスの虚数部だけを
補正して搬送波の周波数８５５ｋＨｚに同調させる。こ
の場合、アンテナ系のインピーダンスの虚数部の絶対値
はできる限り小さくなるように調整することが望ましい
。インピーダンス整合回路６は、図示しない放送機の出
力インピーダンス又はフィーダーのインピーダンスと第
２位相補正回路５側のインピーダンスとを整合させる。

次に作用を説明する。第２図において、第１位相補正回
路３と第２位相補正回路５の補正量を変化させることに
より帯域内でのＶＳＷＲの値が変化する。この場合の搬
送波の周波数８５５　ｋ　１１２を中心とした１４波数
ｍ差に対するアンテナ系のインビーダンスを次に示す。

−１０ｋｔｌｚ　　　　　　　　；　５．３−ｊ１３９
５　　ｋＨｚ　　　　　　　　；　５．３５−ｊ１３７
±Ｏｋ）ｌｚ　（８５５ｋＨｚ）　　　　；　５．４−
ｊ１３５＋　５　　ｋ）Ｉｚ　　　　　　　　；　５．
４５−ｊ１３３＋１０　ｋＨｚ　　　　　　　　；　５
．５−ｊ１３１次にこの第２図アンテナ系を用いた場合
のＶＳＷＲの値を第５図および第６図のアンテナ系と比
較して次に示す。

表　　１ 表１からも明らかなように本発明の実施例は、ＶＳＷＲ
を良好な値に設定することができ、且つ搬送波の波長大
の１／１０以下の思いアンテナとの整合をとることがで
きる。

第３図は本発明の他の実施例を示したブロック図である
。

第３図実施例は、インピーダンス整合回路６を打消回路
１と第１位相変換回路２との間に挿入し、打消回路１側
のインピーダンスと第１位相変換回１２側のインピーダ
ンスを整合させることを特徴とする。本実施例のその他
の構成は第１図実施例と同様である。

第４図は本発明のその他の実施例を示したブロック図で
ある。

第４図実施例は、第３図実施例に比較してインピーダン
ス整合回路７を第２位相補正回路５の後に接続し、図示
しない送信機側のインピーダンスと第２位相補正回路５
側のインピーダンスとを整合させることを特徴とする０
本実施例のその他の構成は第３図実施例と同様である。

また、本発明はインピーダンス整合回路を第１位相補正
回路３と第２位相変換回路４とのあいだに挿入して第１
位相補正回路３側と第２位相変換回路４側の各インピー
ダンスを整合させるようにしてもよい。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明を採用することにより費用
の安い１／１０λ以下の短いアンテナを放送用アンテナ
として使用出来るから装置全体のコストを低減すること
ができる。。

また、このような短いアンテナを用いた場合でもＶＳＷ
Ｒを良好な値に設定することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を備えるアンテナ系のブロッ
ク図、第２図は第１図のアンテナ系の回路図、第３図は
本発明の他の実施例を備えるアンテナ系のブロック図、
第４図は本発明のその他の実施例を備えるアンテナ系の
ブロック図、第５図は従来例を示したブロック図、第６
図は他の従来例を示したブロック図である。 １・・・打消回路、２・・・第１位相変換回路、３・・
・第１位相補正回路、４・・・第２位相変換回路、５・
・・第２位相補正回路、６，７・・・インピーダンス整
合回路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 搬送波周波数より高い周波数帯域でアンテナインピーダ
   ンスの虚数部を負に変えるとともに搬送波周波数より低
   い周波数帯域でアンテナインピーダンスの虚数部を正に
   変え、且つ前記両帯域のインピーダンス変化特性が対称
   である第１の位相変換回路と、前記搬送波周波数に同調
   して前記アンテナインピーダンスの虚数部の符号を反転
   させるコイルとコンデンサの第１の直列同調回路とで成
   る第１の補正回路を備えたアンテナ整合装置において、 前記第１の位相変換回路と等価な第２の位相変換回路と
   、前記搬送波周波数に同調するコイルとコンデンサの第
   ２の直列同調回路とで成る第２の補正回路とが前記第１
   の補正回路に直列に接続してあることを特徴とするアン
   テナ整合装置。