JPS63187055A - 太陽熱集熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、太陽熱集熱装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、太陽光線を熱エネルギーに変換する太陽熱集熱装
置として最も一般的なものは、家庭において使用される
太陽熱温水器がある。

この温水器は、上面開口部にガラスなどの透明板を嵌め
込み、側面および底面を断熱材で囲んだ偏平状箱型の集
熱器内に、熱エネルギーを水などの熱媒に伝達する集熱
体および集熱体の一部を構成し、熱媒の経路となる集熱
管を設置したものである。

このような温水器を太陽光線を長時間にわたって受ける
方向に向けて屋根上に設置し、水を集熱管内に通すこと
により加熱し、風呂、シャワーなどに使用する温水を得
るようになっている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記のように従来の太陽熱集熱装置では、装置全体を大
型なものとしなければ充分な量の温水を得ることができ
ず、しかも太陽光線を熱エネルギーに変換するために集
熱体を必要とし、これに集熱管を設けなければならない
等構造が複雑なものとなる。

しかも上記の集熱装置は、所定の位置に定置する必要が
あり、温水を得る以外に使用することができない。更に
、太陽光線を受ける方向が限定さている、等々の問題点
を有していた。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、上記する従来の太陽熱集熱装置の種々の問題
点に鑑み、太陽光線の入射角度を限定することがなく水
を加熱することができ、しかも着脱可能として他の使用
目的、例えば温室の保温等にも使用できる太陽熱集熱装
置を提供することを目的とする。

この目的達成のため本発明は、透明なガラス、プラスチ
ック等を素材とし、上部に採光球面１ａを有する受光体
１の球面と同芯位置に、金属性の球状集熱体２を一体に
設け、この集熱体２には金属性の伝熱棒３を連結して成
ることを特徴としている。

〔実施例〕

以下、図面に従って、本発明の実施例を詳細に説明する
。

第１図は本発明太陽熱集熱装置の一実施例を示し、同図
において符合１は、耐熱性を有し透明なガラス、プラス
チック等を素材とし、採光球面１ａを有する中実球状の
受光体であり、この受光体１の採光球面１ａと同芯位置
に金属性の中実球状集熱体２を埋設状態で一体に設ける
。即ち、集熱体２は、受光体１の中心位置に、受光体１
と同芯状に設けである。

集熱体２の下部には、集熱体２に接して、金属性の伝熱
棒３を一体に連結する。

尚、符合４は連結部材である。

本発明集熱装置は上記構成であり、次ぎに使用状態につ
いて説明する。

屋外において、集熱板や集熱管を取り除いた前記従来の
箱型集熱器或いは公知のタンクに、本装置を連結部材４
を介して取りつける。そして、集熱器、タンク内に水を
充填し、受光体１から下方に突出する伝熱棒３を水中に
配設する。

太陽光線は、受光体１の採光球面１ａを通して集熱体２
に達し、集熱体２において太陽光線は熱エネルギーに変
換される。この熱エネルギーは伝熱棒３に伝達されて伝
熱棒３を加熱することになり、従って集熱器、タンク内
の水は加熱されることになる。

第２図は本発明集熱装置の他の実施例を示し、前記と同
一部分は同じ符合を使用している。

本実施例においては、受光体１の下部、少なくとも集熱
体２より下側から下部を平面状とし、上部のみを採光球
面１ａとしたことを特徴としている。

このような構成とすることにより、伝熱棒３は集熱体２
との連結基部近くから全体を有効に使用することができ
る。

連結部材４は、集熱器、タンクの取付部に単に差し込む
だけでもよく、また甥挿して取りつけるようにしてもよ
い。

集熱体２は前記のように太陽光線を熱エネルギーに変換
し、この熱を伝熱棒３に伝えて加熱するものであるが、
その大きさく直径）は、金属材質や受光体１との比率ま
た熱変換率等により選択される。

伝熱棒３の長さ、太さ等は、取りつけるべき集熱器、タ
ンクの大きさにより決定され、また集熱体２の熱変換率
により決定することができる。

前記説明において、伝熱棒３は集熱体２に一体に連結し
であるが、伝熱棒３の上端を集熱体２にネジ込み可能と
して着脱自在とすれば、太さ、長さ等を異にする伝熱棒
３を必要に応じて簡単に交換することができる。

更に、取りつけるべき集熱装置の数は、集熱器やタンク
の大きさ、水量等により任意に選択することができる。

〔発明の効果〕

上記する本発明によれば、受光体１の採光面１ａを球面
としたことにより、太陽光線はいかなる角度からも入射
可能であるから太陽光線の入射方向が限定されることは
ない。

特に、受光体ｌの採光球面１ａと同芯位置婦集熱体２を
設けたことにより、受光体ｌはレンズの作用によって入
射光線はすべて集熱体２に集中し集熱効率は良好であり
、従って伝熱棒３は極めて高い温度を水に伝達すること
になる。

第二実施例の如く、受光体１を上部のみ球面としても、
太陽光線は上方から入射するので、受光体１全体を球状
としなくとも集熱体２による熱変換は充分に可能である
。

また、本集熱装置は着脱可能であるから集熱器やタンク
の大きさ、水量等により適当に設置数を変えることがで
きる。

更に本発明は、受光体ｌにより集中する集熱体２により
伝熱棒３を加熱するものであるから、熱媒は水に限るこ
となく、例えば温室の屋根に設置し、伝熱棒３を室内に
露出させておけば伝熱棒３は空気を加熱し、温室内の保
温としても使用できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明集熱装置の一実施例を示す断面図、第２
図は他の実施例を示す断面図である。 １は受光体、１ａは採光球面、２は集熱体、３は伝熱棒
、４は連結部材である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 透明なガラス、プラスチック等を素材とし、上部に採光
   球面１ａを有する受光体１の球面と同芯位置に、金属性
   の球状集熱体２を一体に設け、この集熱体２には金属性
   の伝熱棒３を連結して成ることを特徴とする太陽熱集熱
   装置。