JPS6318616Y2 - - Google Patents

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JPS6318616Y2
JPS6318616Y2 JP1982065809U JP6580982U JPS6318616Y2 JP S6318616 Y2 JPS6318616 Y2 JP S6318616Y2 JP 1982065809 U JP1982065809 U JP 1982065809U JP 6580982 U JP6580982 U JP 6580982U JP S6318616 Y2 JPS6318616 Y2 JP S6318616Y2
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JP
Japan
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pipe
oil
plate
bodies
sleeve
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JP1982065809U
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English (en)
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JPS58169096U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、雨水等の異物を排出するためのパイ
プ等を、油貯蔵タンクの横側方を囲む防油堤に、
貫通状態で取付ける構造に関する。
さらに詳しくは、防油堤に油密状に取付けたス
リーブと、そのスリーブを貫通するパイプとの間
に、弾性及び油密性の板状体を、内周面が前記パ
イプの外面全周にかつ外周面が前記スリーブの内
面全周に圧接する状態で設けた防油堤におけるパ
イプ取付構造の改良に関する。
従来、例えば実開昭55−22528号公報に示され
るように、シールのための板状体を1枚だけ設
け、防塵のための遮蔽板と板状体の間に、不燃性
付与のための石綿を配置していた。
しかし、板状体が1枚であるために油の漏れ防
止の信頼性が不十分であり、また、防油堤内の漏
れた油の圧力が石綿側から加わると、変形しやす
い板状体が支持構造が無いために撓んで、油が漏
れやすく、反対側から油圧が加わつても、石綿が
剛性や弾性に欠けるために、やはり板状体が撓
み、全体としては油密維持機能が不十分であつ
た。
本考案の目的は、防油堤のパイプ貫通部におけ
る油の漏れを信頼性の高い状態で防止できるよう
に、かつ、防油堤内の漏れた油による圧力に十分
に耐えるものに改良する点にある。
本考案の特徴構成は、パイプと防油堤に取付け
たスリーブの間をシールするための板状体をシリ
コーンゴムで形成し、そのシリコーンゴム製板状
体の複数を前記パイプの長手方向に並べて配置
し、前記板状体どうしの間に、その板状体の撓み
変形を抑制するためのゴム製充填材を充填配置し
たことにあり、その作用効果は次の通りである。
つまり、シリコーンゴムは耐油性及び弾性のい
ずれにおいても優れた特性を有するため、板状体
をパイプとスリーブとに圧接しての油に対するシ
ールを良好に行える。
その上、シリコーンゴム製の板状体の複数枚を
パイプ長手方向に並置してあるから、複数段のシ
ール構造でもつて信頼性の高い油漏れ防止を図れ
る。
さらに、撓みやすいシリコーンゴム製板状体ど
うしの間に、板状体を支持するための弾性を有す
るゴム製の充填材を配置してあるから、パイプ長
手方向のいずれの方向から油圧が加わつても、油
圧が加わつた側の第1の板状体が充填材と別の板
状体の協働作用で支持されて、その第1の板状体
により油圧に十分耐えて確実に油漏れを防止でき
る。
その結果、万一大量の油が防油堤内に漏出して
も、防油堤のパイプ貫通部からの油の漏出しを確
実に防止でき、安全性向上を十分に達成できた。
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図に示すように、コンクリート製防油堤1
を、油貯蔵タンク2の横側方に、それを囲む状態
で立設し、異物排出用パイプ3を、防油堤1を貫
通させる状態で、且つ、端部が下水路4に臨む状
態を設け、さらに、前記パイプ3を開閉するバル
ブ5を設け、もつて、タンク2から油が漏出して
も、それが外部に流出することを抑制できるよう
に構成し、しかも、雨水等の異物をパイプ3を通
して外部に排出できるように構成してある。
第2図に示すように、弾性及び油密性に優れた
シリコーンゴムで板状体2を形成し、板状体2の
2枚を、夫々において内周面がパイプ3の外面全
周にかつ外周面がスリーブ7Aの内面全周に圧接
する状態で、パイプ3の長手方向に並べて配置
し、スリーブ7Aを防油堤1の貫通孔に油密状に
内嵌させて取付け、さらに、シリコーンゴムより
かなり安価なゴムからなる充填材8を、前記両板
状体6,6の間に装入し、もつて、パイプ外面と
パイプ挿通孔内面との間を油密性及び耐圧性良く
シールする状態で、異物排出用パイプ3を取付け
ることができるようにしてある。
前記両板状体6,6の横外側部に、SS系炭素
鋼製の保形材9を防油堤1にボルト止着する状態
で位置させ、もつて、耐熱性、耐火性、及び耐候
性を向上させるようにするとともに、板状体6
が、石等の異物接当によつて損傷されることを抑
制させるようにしてある。
前記パイプ3の防油堤貫通部分を覆うポリエチ
レンシート10を、両端部をデンゾー等によつて
取付けてある。
本考案を実施するに、3枚以上の板状体6をパ
イプ長手方向に並設してもよい。
又、本案は、第1図のように、タンク2内に油
を供給するパイプ11又は油を取出すためのパイ
プ12又はタンク2内に空気を供給するパイプ1
3等の各種パイプの取付構造に適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は防油堤の一部切欠き側面図、第2図は
パイプ取付構造の縦断側面図である。 1……防油堤、3……パイプ、6……板状体、
7A……スリーブ、8……充填材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 防油堤1に油密状に取付けたスリーブ7Aと、
    そのスリーブ7Aを貫通するパイプ3との間に、
    弾性及び油密性の板状体6を、内周面が前記パイ
    プ3の外面全周にかつ外周面が前記スリーブ7A
    の内面全周に圧接する状態で設けた防油堤におけ
    るパイプ取付構造であつて、前記板状体6をシリ
    コーンゴムで形成し、そのシリコーンゴム製板状
    体6の複数を前記パイプ3の長手方向に並べて配
    置し、前記板状体6どうしの間に、その板状体6
    の撓み変形を抑制するためのゴム製充填材8を充
    填配置してある防油堤におけるパイプ取付構造。
JP6580982U 1982-05-04 1982-05-04 防油堤におけるパイプ取付構造 Granted JPS58169096U (ja)

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JP6580982U JPS58169096U (ja) 1982-05-04 1982-05-04 防油堤におけるパイプ取付構造

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JPS58169096U JPS58169096U (ja) 1983-11-11
JPS6318616Y2 true JPS6318616Y2 (ja) 1988-05-25

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012037036A (ja) * 2010-08-12 2012-02-23 Furukawa Electric Co Ltd:The 配管の壁部貫通構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5522528B2 (ja) * 1974-02-23 1980-06-17

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5522528U (ja) * 1978-07-29 1980-02-13

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JP2012037036A (ja) * 2010-08-12 2012-02-23 Furukawa Electric Co Ltd:The 配管の壁部貫通構造

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JPS58169096U (ja) 1983-11-11

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