JPS6318560B2 - - Google Patents

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JPS6318560B2
JPS6318560B2 JP54500086A JP50008678A JPS6318560B2 JP S6318560 B2 JPS6318560 B2 JP S6318560B2 JP 54500086 A JP54500086 A JP 54500086A JP 50008678 A JP50008678 A JP 50008678A JP S6318560 B2 JPS6318560 B2 JP S6318560B2
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JP
Japan
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aircraft
fluid
discharge
runway
discharge means
Prior art date
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Application number
JP54500086A
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English (en)
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JPS54500097A (ja
Inventor
Utsura Magunutsuson
Cheru Eeriku Magunutsuson
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DEE IISHINGU SHISUTEMU KOO BEE
Original Assignee
DEE IISHINGU SHISUTEMU KOO BEE
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DEE IISHINGU SHISUTEMU KOO BEE filed Critical DEE IISHINGU SHISUTEMU KOO BEE
Publication of JPS54500097A publication Critical patent/JPS54500097A/ja
Publication of JPS6318560B2 publication Critical patent/JPS6318560B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64FGROUND OR AIRCRAFT-CARRIER-DECK INSTALLATIONS SPECIALLY ADAPTED FOR USE IN CONNECTION WITH AIRCRAFT; DESIGNING, MANUFACTURING, ASSEMBLING, CLEANING, MAINTAINING OR REPAIRING AIRCRAFT, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; HANDLING, TRANSPORTING, TESTING OR INSPECTING AIRCRAFT COMPONENTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B64F5/00Designing, manufacturing, assembling, cleaning, maintaining or repairing aircraft, not otherwise provided for; Handling, transporting, testing or inspecting aircraft components, not otherwise provided for
    • B64F5/20Ground installations for de-icing aircraft
    • B64F5/23Ground installations for de-icing aircraft by liquid application; Spraying installations therefor, e.g. fitted on vehicles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64FGROUND OR AIRCRAFT-CARRIER-DECK INSTALLATIONS SPECIALLY ADAPTED FOR USE IN CONNECTION WITH AIRCRAFT; DESIGNING, MANUFACTURING, ASSEMBLING, CLEANING, MAINTAINING OR REPAIRING AIRCRAFT, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; HANDLING, TRANSPORTING, TESTING OR INSPECTING AIRCRAFT COMPONENTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B64F5/00Designing, manufacturing, assembling, cleaning, maintaining or repairing aircraft, not otherwise provided for; Handling, transporting, testing or inspecting aircraft components, not otherwise provided for
    • B64F5/20Ground installations for de-icing aircraft

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
  • Spray Control Apparatus (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Special Spraying Apparatus (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 航空機の空気力学的特性を決定する要因は、1
つは翼表面の幾何学的形状であり、もう1つは翼
表面の平滑性である。粗い表面は、飛行性能をか
なりの程度まで低下させることになり、氷及び雪
の被膜は極めて粗い表面を生じさせるので飛行を
不可能にする。飛行中は航空機の機体に内蔵され
た除氷システムで十分であるが、好ましくない気
象条件のもとで出発しなければならない時には、
出発前に地上待機の状態で除氷を実施しなければ
ならない。
ある場合には、固まつていない雪を翼から掃去
することで十分かも知れないが、より多くの場
合、より有効な処理が必要である。通常は、水と
グリコールとの高熱混合物からなる除氷液を噴霧
するが、この場合、グリコールはある程度の予防
効果がある。この効果は、航空機が空中に昇つて
しまうまで維持されるべく予定されている。激し
い降雪の場合は、出発直前に処理が行なわれなけ
ればならない。
除氷液の噴霧は通常、噴霧機操作者と噴霧機を
備えたタンクトラツクを運転する運転者とから成
るチームによつて行なわれる。噴霧機操作者は昇
降台の上に立ち、噴霧機からのジエツトが到達し
得る航空機の部分を処理する。航空機の全部分が
処理され得るようにトラツクは航空機の回りを移
動する。
好ましい条件下では航空機は約5分間だけ処理
のために時間を取られるが、作業時間調査による
と、1つのチームが各航空機に対し平均で45分間
の作業を行うことが判明した。多数の飛行機が除
氷されるべく順番待ちをしている状態では航空機
の運行の遅れが生じることも稀ではない。従つて
除氷作業はしばしば、空港において航空機の発着
スケジユールを維持するのを阻害する原因にな
る。
過剰量のグリコールが地中に浸透し長い間に地
下水を荒廃させる可能性もあるので、前記の方法
は批判を受けており、これらの危険を少なくする
ために、パリとモントリオールとの新空港では、
除氷を実施するための特別な場所が設けられてい
る。そこでは排水システムを介して除氷液は回収
され再使用され得、除氷中航空機は、航空機自身
のエンジンによつて4〜6人の人間が乗つている
大きな2個の足場の間を通過する。作業員は航空
機が通過するときに手動操作ジエツトノズルを介
して航空機に除氷液を噴霧する。
スエーデンの当局は、この方法による関係スタ
ツフに対する健康上の危険に関心を示し、より厳
重な安全指令が出された。
米国特許第791024号には、航空機の両側部に1
対配置されており、航空機の前後方向に沿つて自
身で推進し得るタワーから成る集中式除氷装置が
開示されている。各タワーは枢着式ブームを備え
ており、該ブームは航空機の上方を内側に伸びて
いる。
ブームは複数個のヒンジを介して鉛直平面内で
回動自在であるブームは、除氷液又は圧縮空気を
噴霧するためのノズルを備えたパイプを担持して
いる。除氷装置は、タワーが駐機した航空機に沿
つて翼端の外側で対になつて駆動されるように構
成されている。内側に突出するブーム及びそれら
のヒンジは、パイプのノズルが除氷されるべき表
面に隣接して配置され且つ該表面に向けて方向づ
けられるような作動を行なう。それは航空機の必
要な表面への除氷液の噴射を迅速に行なうためで
ある。
カナダ特許第150370号は除氷液の回収及び再利
用装置並びに除氷液噴霧装置を開示している。
駐機路のダクトシステム内で航空機から流れ落
ちた除氷液は次に収集されて、パイプによつて浄
化装置に誘導される。希釈に関する分析を行なつ
た後に、グリコール含量が余りにも低いときは、
液が廃棄されるか又は凍結もしくは蒸留により処
理されてグリコール濃度を増加し得る。必要な場
合、溶液に新しいグリコールが添加され、該溶液
は最終的に加熱され、再び使用されるまで貯蔵タ
ンクに貯蔵される。このシステムの発明者は、ほ
ぼ等量の水とグリコールとの溶液から成る除氷液
が使用されるべきであると考えている。
除氷液を噴霧するために除氷が行なわれるべき
駐機路の適宜な位置に2個又は4個の車両が配置
されるべきことが指示されている。各車両は2分
割ブームを備えており、該ブームは駐機した航空
機に向つて内側に移動する。ブームはノズルを備
えたパイプを担持しており、該ノズルを介して除
氷液が航空機に噴霧される。
本発明の目的は、低コストで且つ安全に操作し
得、迅速且つ確実に、航空機の表面に液体を印加
する装置を提供することにある。
本発明によれば、前記目的は、航空機を滑走路
上で前進させる前進手段と、前記滑走路上を前進
する航空機が中を通過する門状構造物と、前記航
空機の表面に印加されるべき流体を貯蔵する流体
源と、前記門状構造物の全体に沿つて分散するよ
うに前記門状構造物に支持されており、前記流体
を前記航空機の表面に放出する複数の放出手段
と、一端が前記流体源に連結されていると共に他
端が前記放出手段の夫々に連結されており、前記
流体を前記流体源から前記放出手段の夫々に供給
するための供給手段と、前記門状構造物の近傍に
設けられており、前記航空機の位置を確認すると
共にこの確認された位置を示す位置信号を送出す
る確認手段と、前記門状構造物の近傍における風
の風向及び風速を計測すると共にこの計測された
風向及び風速を示す計測データを送出する計測手
段と、前記航空機の形状と前記航空機に対する前
記放出手段の夫々の相対位置とを示す情報を記憶
する記憶手段と、前記風の押し流しによつて前記
航空機の表面に到達しない流体を放出する放出手
段を、前記記憶された情報、前記位置信号及び前
記計測データに基づいて選択すると共に前記選択
された放出手段を示す選択信号を送出する選択手
段と、前記選択信号に基づいて選択された放出手
段の前記流体の放出を禁止する禁止手段とからな
る航空機の表面に流体を印加する第1の装置と、 航空機を滑走路上で前進させる前進手段と、前
記滑走路上を前進する航空機が中を通過する門状
構造物と、前記航空機の表面に付着した不要物を
除去するための流体を貯蔵する流体源と、前記門
状構造物の全体に沿つて分散するように前記門状
構造物に支持されており、前記流体を前記航空機
の表面に放出する複数の放出手段と、一端が前記
流体源に連結されていると共に他端が前記放出手
段の夫々に連結されており、前記流体を前記流体
源から前記放出手段の夫々に供給するための供給
手段と、前記門状構造物の近傍に設けられてお
り、前記航空機の位置を確認すると共にこの確認
された位置を示す位置信号を送出する確認手段
と、前記門状構造物の近傍における風の風向及び
風速を計測すると共にこの計測された風向及び風
速を示す計測データを送出する計測手段と、前記
航空機の形状と前記航空機に対する前記放出手段
の夫々の相対位置とを示す情報を記憶する記憶手
段と、前記風の押し流しによつて前記航空機の表
面に到達しない流体を放出する放出手段を、前記
記憶された情報、前記位置信号及び前記計測デー
タに基づいて選択すると共に前記選択された放出
手段を示す選択信号を送出する選択手段と、前記
選択信号に基づいて選択された放出手段の前記流
体の放出を禁止する禁止手段と、前記門状構造物
に支持されており、前記航空機の表面に付着した
不要物の除去を効果的に行うために適宜な周波数
の音を発生する発生手段とからなる航空機の表面
に流体を印加する第2の装置と、 航空機を滑走路上で前進させる前進手段と、前
記滑走路上を前進する航空機が中を通過する門状
構造物と、前記航空機の表面に付着した不要物を
除去するための流体を貯蔵する流体源と、前記門
状構造物の全体に沿つて分散するように前記門状
構造物に支持されており、前記流体を前記航空機
の表面に放出する複数の放出手段と、一端が前記
流体源に連結されていると共に他端が前記放出手
段の夫々に連結されており、前記流体を前記流体
源から前記放出手段の夫々に供給するための供給
手段と、前記門状構造物の近傍に設けられてお
り、前記航空機の位置を確認すると共にこの確認
された位置を示す位置信号を送出する確認手段
と、前記門状構造物の近傍における風の風向及び
風速を計測すると共にこの計測された風向及び風
速を示す計測データを送出する計測手段と、前記
航空機の形状と前記航空機に対する前記放出手段
の夫々の相対位置とを示す情報を記憶する記憶手
段と、前記風の押し流しによつて前記航空機の表
面に到達しない流体を放出する放出手段を、前記
記憶された情報、前記位置信号及び前記計測デー
タに基づいて選択すると共に前記選択された放出
手段を示す選択信号を送出する選択手段と、前記
選択信号に基づいて選択された放出手段の前記流
体の放出を禁止する禁止手段と、前記航空機の表
面に付着した不要物が除去された後、前記航空機
の表面から流れ落ちた流体を回収する回収手段
と、当該回収された流体を再使用するために当該
流体を再処理するために当該流体を再処理する再
処理手段とからなる航空機の表面に流体を印加す
る第3の装置と、 航空機を滑走路上で前進させる前進手段と、前
記滑走路上を前進する航空機が中を通過する門状
構造物と、前記航空機の表面に凍結防止の処理を
行なうためのグリコールからなる流体を貯蔵する
流体源と、前記門状構造物の全体に沿つて分散す
るように前記門状構造物に支持されており、前記
流体を前記航空機の表面に放出する複数の放出手
段と、一端が前記流体源に連結されていると共に
他端が前記放出手段の夫々に連結されており、前
記流体を前記流体源から前記放出手段の夫々に供
給するための供給手段と、前記門状構造物の近傍
に設けられており、前記航空機の位置を確認する
と共にこの確認された位置を示す位置信号を送出
する確認手段と、前記門状構造物の近傍における
風の風向及び風速を計測すると共にこの計測され
た風向及び風速を示す計測データを送出する計測
手段と、前記航空機の形状と前記航空機に対する
前記放出手段の夫々の相対位置とを示す情報を記
憶する記憶手段と、前記風の押し流しによつて前
記航空機の表面に到達しない流体を放出する放出
手段を、前記記憶された情報、前記位置信号及び
前記計測データに基づいて選択すると共に前記選
択された放出手段を示す選択信号を送出する選択
手段と、前記選択信号に基づいて選択された放出
手段の前記流体の放出を禁止する禁止手段と、前
記航空機の表面の凍結防止の処理が行なわれたの
ち、前記航空機の表面から流れ落ちた流体を回収
する回収手段と、当該回収された流体を再使用す
るために当該流体を浄化する浄化手段とからなる
航空機の表面に流体を印加する第4の除去装置
と、 によつて達成される。
本発明の第1の装置によれば、低コストで且つ
安全に操作し得、迅速且つ確実に、航空機の表面
に流体を印加し得る装置であつて、流体が風の向
きに沿つて押し流された量及び航空機の形状に応
じて、航空機の表面に到達しない流体を放出する
放出手段を選択すると共に、この選択された放出
手段の前記流体の放出を禁止し得、その結果、流
体を無駄なく有効に利用し得る。
本発明の第1の装置の好ましい特徴によれば、
流体が水蒸気からなると共に放出手段が水蒸気を
噴射する噴射手段からなつてもよく、流体が温水
からなると共に放出手段が温水を噴射する噴射手
段からなつてもよく、流体が水からなると共に放
出手段が水を噴射する噴射手段からなつてもよ
い。これによつて、低コストで且つ安全に操作し
得、迅速且つ確実に、航空機の表面に付着した不
要物を除去し得る。
本発明の第1の好ましい特徴における噴射手段
は、噴射用ノズルであつてもよい。
本発明の第1の装置の他の好ましい特徴によれ
ば、流体がグリコールからなると共に放出手段が
グリコールを噴霧する噴霧手段からなつてもよ
い。これによつて、航空機の表面の凍結防止の処
理を行ない得る。
本発明の第1の装置における他の好ましい特徴
における噴霧手段は、噴霧用ノズルであつてもよ
い。
本発明の第2の装置によれば、本発明の第1の
装置による作用効果を奏し得るのに加えて、放出
手段から放出される流体の他に発生手段が発生す
る適宜な音によつても航空機の表面に付着した不
要物を除去し得る。
本発明の第3の装置によれば、本発明の第1の
装置の作用効果を奏し得るのに加えて、航空機の
表面に付着した不要物が除去された後、航空機の
表面から流れ落ちた流体を回収手段によつて回収
し得、当該回収された流体を再使用するために再
処理手段によつて当該流体を再処理し得る。
なお、本発明の第1の装置から第3の装置にお
いて、航空機の表面に付着した除去されるべき不
要物とは、氷雪であつてもよく、汚れであつても
よい。すなわち、不要物の除去とは、除氷又は洗
浄を云う。
本発明の第4の装置によれば、本発明の第1の
装置の作用効果を奏し得るのに加えて、航空機の
表面の凍結防止の処理が行なわれた後、前記航空
機の表面から流れ落ちた流体を回収手段によつて
回収し得、当該回収された流体を再使用するため
に浄化手段によつて当該流体を浄化し得る。
本発明の装置の好ましい具体例を下記に記載す
る。図面は、本発明の装置の1具体例の正面図を
示す第1図と、本発明の装置の1具体例のプログ
ラミングアセンブリの概略図を示す第2図と、プ
ログラミングアセンブリの一部の回路図を示す第
3図と、本発明の装置の風補償装置の主な概略図
を示す第4図とから成る。
第1図によれば、除氷されるべき航空機は、1
個以上の固定された門状構造物1の中を通る。各
門状構造物1は、航空機10の方向に向けられた
放出手段としての複数個のノズル3を備えたパイ
プ2を支持する。ノズル3を介して流体としての
除氷液が航空機に噴射される。噴射は、各ノズル
用の遠隔制御弁によつて各個に調整される。
異なる複数種の航空機10を処理しなければな
らない場合、最大の航空機10が妨害されずに通
過し得るようにパイプ2が設計されていなければ
ならない。この場合小型の航空機が処理されると
きはパイプ2が航空機10から遠く離れており、
このことは、門状構造物10の近傍における風の
作用と噴射された除氷液の冷却とをかなりの程度
誘引する。この欠点を除去するために、門状構造
物1は複数個の異なるパイプ2を支持し、これら
のパイプ2は正面から見た航空機の輪郭に緊密に
一致するように設計され得る。これらのパイプ2
は門状構造部1内で上昇し得る。最大の航空機用
に設計されたパイプ2は固定的に装置されてお
り、これを使用すべきときには、別の全部のパイ
プ2は航空機10の通過を妨害しないように上方
に持上げられている。より小型の航空機が除氷さ
れるときは、そのために設計されたパイプ2が作
動位置まで降下する。除氷液はその場合に使用さ
れるパイプ2に装着されたノズル3のみを介して
噴射される。ここに、流体としての除氷液は、
水、温水、又は水蒸気も含む。
現在では2個の門状構造物1を使用し、1個を
温水噴射用及び1個を未希釈すなわち濃縮グリコ
ール噴霧用に使用するのが便利であると考えられ
る。第1の門状構造物1で全ての氷雪が噴射用ノ
ズル3から噴射される温水によつて洗浄除去され
る。十分な噴射は、水の加熱費を増加させる以外
の欠点を伴うことなく好結果を確保するであろ
う。
第2の門状構造物1で航空機10は噴霧用ノズ
ル3から噴霧される濃縮グリコールの噴霧を浴び
これによつて航空機10が飛行するまで雪及び氷
の被膜形成が阻止されるであろう。この場合は、
流体はグリコールからなる。窓にグリコールが噴
霧されないように、又はエンジン及び空調装置内
にグリコールが侵入しないように、正確に方向づ
けてグリコールを噴霧し、グリコールを節約する
のが望ましい。
本発明の装置の1具体例は、除氷液又はグリコ
ールのいずれか一方の噴射又は噴霧のために使用
されなければならないときは1個の門状構造物1
を備えるべく設計され、除氷液又はグリコールの
複数種を航空機10に噴射又は噴霧すべく予定さ
れるときは3個以上の門状構造物1を備えて設計
され得る。
門状構造物1は、このために用意された航空機
10用の滑走路上に配置される。滑走路は各門状
構造物1用の排水ダクト4,5を備える。排水ダ
クト4,5は航空機10に向かつて噴射又は噴霧
されたか又は航空機10から流れ落ちた除氷液又
はグリコールを収集する。除氷液又はグリコール
は回収タンク6に誘導され、そこから浄化手段と
しての浄化タンク7に誘導されて浄化される。次
に、流体源としての貯蔵タンク8内にポンプ輸送
される前にポンプ9の吸入側に設けられた図示し
ない加熱手段によつて除氷液又はグリコールは必
要に応じて加熱又は蒸留される。本発明の第3の
装置における再処理手段は、浄化タンク7と前記
加熱手段とからなる。次の航空機10が処理され
るときに除氷液又はグリコールは貯蔵タンク8か
ら再びポンプ9でパイプ2に供給される。ここ
に、供給手段はポンプ9とパイプ2とからなる。
また、回収手段は排水ダクト4,5と回収タンク
6とからなる。
門状構造物1間の距離は、風が、噴射又は噴霧
された除氷液又はグリコールを吹き飛ばす距離に
よつて決定される。種々の除氷液又はグリコール
が地上で混合されないように門状構造物1は相互
に離隔していなければならない。混合されず希釈
されない少リコールを使用する場合には、このグ
リコールが閉システム内を循環させることによつ
て除氷液とグリコールを互いに分離して維持し、
その結果、グリコールの回収方法を簡単化し得、
過剰量のグリコールが地中に浸透し地下水を荒廃
させる可能性を少なくし得る。
航空機10は前進手段としての航空機自身のエ
ンジンによつて滑走路に沿つて駆動される。さら
に、トラクタによつてけん引されるか又は航空機
10がそれ自身の重量によつて滑走路に沿つて滑
走するような傾斜を備えた滑走路によつて移動さ
せられてもよい。この場合、エンジンは作動して
いる必要がない。このように、本発明による前進
手段としては航空機自身のエンジンであつてもよ
く、トラクタであつてもよく、傾斜した滑走路で
あつてもよい。
逆に、航空機10が静止しており、他方、門状
構造物1が、例えばレール上を航空機10に沿つ
て移動自在であるようにシステムを設計すること
も可能である。
第2図において、確認手段としての複数個の位
置センサg,h,i(第3図)が第2図の滑走路
a―pに沿つて備えられている。位置センサg,
h,iは、滑走路に沿つて到達した航空機10の
位置を確認すると共にこの確認された位置を示す
位置信号を送出する。この位置信号によつて航空
機10が到達した弁を開き、航空機10が通過し
た弁を閉鎖する。位置センサg,h,iは、滑走
路内の圧力応答手段、又は、航空機10が滑走路
に横断方向の光線を遮断するときに反応する光電
セル、又は高周波交流が供給される例えばコイル
から成る型の滑走路内に埋込まれた金属検知手段
であつてもよい。金属物体、例えば航空機10の
車輪がコイルに十分に近接して現れると、そのイ
ンダクタンスが変化する。航空機10の位置の検
出は、更に前方又は後方の滑走路の延長上に配置
された距離計を介して行なわれ得る。各距離計
は、パイプ2内のノズル3への禁止手段としての
弁31〜49を開閉する継電器に対する励起電流
を制御する。航空機10の機首が門状構造物1の
下方に到達すると、第1の距離計がトリガされ、
この距離計は航空機10に機首の方向に向けられ
た弁を開く継電器に対する励起電流を閉鎖し、こ
れにより除氷液又はグリコールが航空機10の機
首に噴射又は噴霧される。航空機10が門状構造
物1の下方を通つているときに、位置センサg,
h,iが1個ずつトリガされ、航空機10の表面
がノズル3を通過するときに夫々のノズル3から
の噴射又は噴霧が開始且つ禁止される。従来の設
計の航空機の場合、機首先端が門状構造物1の下
方に到達する時点から最後尾先端が門状構造物1
の下方を通過してしまうまで中央ノズルは開かれ
て噴射又は噴霧する。他方、翼先端に噴射又は噴
霧する最も外側のノズル31,49は、翼先端の
前縁がノズル3を通過する時点から翼先端の後縁
がノズル3を通過するまでに限つて開かれる。
どの弁が開閉されるべきか、又は所定の位置セ
ンサが何時トリガされるかということは、処理さ
れるべき航空機の機種に適応した例えば記憶手段
としての電子プリント回路カード又は同様の素子
により決定される。種々の型の航空機が処理され
得るようにプリント回路カードは交換自在であ
る。
第3図は位置センサg,h,iが継電器g3
1′,g32′,g33′,g34′,h31′,h
32′,h33′,h34′,i31′,i32′,
i33′及びi34′を介して弁31,32,33
及び34を作動させる方法を示す回路図の断面図
である。
航空機10の機首車輪が位置センサhをトリガ
し、これにより制御回路が閉鎖され、励起電流が
電流源20から継電器h34′,h33′及びh3
2′を流れる。第3図の細線は励起電流用のリー
ド線を示し、太線は作動電流を示す。次に継電器
h32′,h33′及びh34′は作動電流源22
から弁32,33及び34への作動電流を流し、
これらの弁が開かれてその結果除氷液又はグリコ
ールがノズルから噴射又は噴霧される。
次の時点で航空機10は位置センサhを離れ、
それにより制御回路が開かれて次に継電器h3
2′,h33′及びh34′に電流が無くなり、弁
32,33及び34への作動電流を遮断する。従
つてこれらの弁は対応するノズルからの除氷液又
はグリコールの噴射又は噴霧を停止する。しかし
乍ら航空機は位置センサhを離れるときに位置セ
ンサiをトリガし、位置センサiは回路図に従つ
て、継電器i31′及びi32′を介して弁31及
び32を開く。
励起電流用リード線はプリント回路カードAの
上に集成されており、接触部材を介して、処理さ
れるべき航空機の機種に適応するパターンで位置
センサg,h,iと電流源20と継電器i31′
〜34′,h31′〜34′,g31′〜34′とに
接続されている。
第2図は、翼長59.64m及び長さ70.66mのボー
リング747―200用の電子プリント回路カードの全
体形状を示す。マクダネル―ダグラスDC9―21は
翼長28.45mを有する。その翼先端はB―747の内
側エンジンの直ぐ外側に到達し、従つてDC―9
―21用の電子プリント回路カードはいかなる場合
にも弁31,32,33,47,48及び49の
スイツチを入れないであろう。何故ならこれらの
弁は翼先端の外部に配置されているからである。
横風のときは、条件が後述する風補償手段によつ
て変更され得る。DC―9―21は長さ31.85mであ
り、従つて機首車輪が位置センサiを励起すると
きに除氷液又はグリコールの噴射又は噴霧が完全
に終了する。このときに航空機10が門状構造物
1を完全に通過するからである。しかし乍ら追い
風又は向い風のときは、風補償手段がこの条件を
変える。
風は、ノズル3と航空機10との間で除氷液又
はグリコールの押し流し、即ち横流れを生起す
る。好ましい処理結果を確保するために、各航空
機種に対して、種々の風向及び風速を補償すべく
変更された複数個のプリント回路が形成され得
る。位置センサ間の距離が1mであり、背後から
真直な強風が吹きつけて噴射又は噴霧された除氷
液又はグリコールの横流れが1mになるであろう
ときには所定の位置センサによつて開閉される弁
が次の位置センサによつて初めて励起されるよう
に変更されたプリント回路カードが使用される。
プリント回路カードの選択を制御するために風向
及び風速の測定計器が使用される。
最も単純な具体例では、計測した風向と風速と
に適応した航空機種用電子プリント回路カードを
選択する作業は除氷装置の操作者によつて行なわ
れる。更に自動化が進んだ具体例では、各航空機
種用に1セツトの電子プリント回路カードが準備
されており個々の各カードは所定の風速及び所定
の風向に適応している。風向計及び風速計は、実
際の風条件に適応するセツト内の特定の電子プリ
ント回路カードを選択し接続する。前記の装置
は、風向及び風速の急速な変化に反応し得る。前
記の如き風補償手段の構造の設計図が第4図に例
示されている。
第4図の右側に計測手段としての風向計B及び
風速計Cと、継電器支持プレートDとを含む風補
償手段が示されている。図の左側に、この実施例
に必要な合計13の電子プリント回路カードのうち
の2個の電子プリント回路カードOとNI及び継
電器h31′,h32′,h33′,h34′,g3
1′,g32′,g33′及びg34′を備えた継電
器プレートAが示されている図の下部に弁31,
32,33及び34が示されている。
風向計Bは中央に枢着された回転自在な接触ア
ーム50と、各風向に角1個の適当な数の接触プ
レート52,54,56,58に接触アーム50
を回転させる(図示しない)ベーン又は同効部材
とを含む。第4図では4種の風向N,E,S,W
の使用が示されているが、より多数又はより少数
の風向の使用が可能であることが理解される。接
触アーム50を介して励起電流(細い破線)が4
個の接触プレートの1個に供給され、そこから継
電器支持プレートDに供給される。
風速計Cは、可動の接触アーム60と、接触ア
ーム60を無風時の一端位置から最大風力の他端
位置まで移動させる(図示しない)遠心調整器又
は同効部材と、各風力階級に1個の割合の適当数
の中間接触プレートとを含む。図示の具体例で
は、無風をO及び最大風速をとし中間位置を
,とした4個の風速階級が使用されている
が、より多数又はより少数の階級を使用し得る。
接触アーム50を介して励起電流(細い実線)が
接触プレートの1個に供給され、そこから継電機
支持プレートDに供給される。
継電器支持プレートDの上で風向計Bと風速計
Cとからの2個の制御電流は、多数の接続ポイン
トに於いて組合せられる。全部の風向が全部の風
速と組合せられると4×4=16の接続ポイントが
必要であろうが、風速=0では風向は重要でない
から実施例では唯13個の接続ポイント、即ち、W
,S,E,N W,S,E,N W,S,E,N 及び 0 が必要である。
各接触ポイントに2個の直列接続継電器24,
26が備えられている。1個の継電器24は風向
計Bからの制御電流により励起され、第2の継電
器26は風速計Cにより制御される。作動電流
(濃い破線)を作動電流源28からの問題の接続
ポイントに通過させるために、両方の継電器が閉
鎖されることが必要である。接触ポイントNを
示す部分断面図では、風向計のセクタNからの制
御電流が2個の継電器の1個24を閉鎖し、他
方、風速計は位置でなく位置0にあるので第2
継電器26は作動電流を遮断する。ここに、選択
手段は、継電器24,26,i31′〜i34′,
h34′〜h34′,g31′〜g34′からなる。
継電器支持プレートD上の各接続又は接触ポイ
ント(即ちW,S,E,……N及びび
0)は1個の特定プリント回路カードに接続され
ている。従つて、このセツト内に13個のプリント
回路カードが存在しているがカード0及びNの
みが図示され、明瞭にするために残りの11個は省
略されている。
第4図ではシステムがいかに作用するかという
ことが小矢印によつて示されている。風向計Bは
N方向を指示しており、制御電流は接触ポイント
N,N及びNに供給される。しかし乍ら風
速計Cは0を示しており、これにより風向計Bの
向きは重要でない。接触ポイント0を介してプリ
ント回路カードが接続される。位置センサhがト
リガされるので、制御電流は継電器h34′,h
33′及びh32′を通過し、これらの継電器は禁
止手段としての弁34,33及び32を開くであ
ろう。
風が吹いて風速計Cの接触アーム60を位置
に移動させると、プリント回路カードNが接続
されるので、接触ポイントNの2個の直列接続
継電器24,26が閉鎖する。位置センサが位置
hにあるときにプリント回路カードNによつて
2個の弁31,32が接続される。従つて、翼先
端がまだノズル下方に到達していないにもかかわ
らず第2図の門状構造物1の最も遠隔の2個のノ
ズル31(及び49)が除氷液又はグリコールを
噴射又は噴霧する。しかし乍ら風が噴射又は噴霧
された除氷液又はグリコールを方向Sに吹き飛ば
し(航空機は方向Nに動いていると仮定される)、
これにより噴射又は噴霧された除氷液又はグリコ
ールは翼先端が門状構造物1下方に到達する前
に、翼先端に命中するであろう。
いかなるプログラミングアセンブリの補助も無
く、門状構造物1に対する航空機10の移動が、
ノズル3への弁を励起する複数個のセンサによる
噴射又は噴霧の開始及び停止を直接生起すること
も可能である。この方法で作動するシステムは、
多数の光源がノズル3の噴射又は噴霧方向に配置
されるように設計され得る。光源は好ましくは地
中に配置されるが別の位置の使用も可能である。
光源は、各ノズル3に隣接して配置された光電セ
ルに向つて幅の狭い光線を放出するように形成且
つ方向決めされている。光電セルはノズル3に所
属する電動弁を制御する。光源と光源セルとの間
の光線が遮断されない限り、弁は光電セルによつ
て閉鎖維持される。物体が光線を遮断するときに
光電セルが反応してノズル3への弁を開き、これ
により除氷液又はグリコールが航空機の表面に噴
射又は噴霧される。航空機が光源とノズルとを通
過すると、光線は再び光電セルを照射し、該セル
は次に、弁の閉鎖と噴射又は噴霧の終了とを生起
するであろう。使用される光電セルアセンブリは
また、相互に隣接して装着された光源と光電セル
とを有しており光電セルが光源から放射されて光
源の前方の物体から反射された光に反応する型で
あつてもよい。
航空機の位置を検出するために光を加えて音が
使用されることも可能である。この種の装置は、
音源と音受容部材とがノズル3の噴射又は噴霧方
向に一列に配置され一方が航空機の移動スペース
部の前方且つ他方がノズルに隣接して配置される
ように形成されるのが好ましい。音が音源と音受
容部材との間を妨害されずに通過し得る間はノズ
ル3への弁が閉鎖維持されているが、航空機がノ
ズルの前方に到達し、従つて音伝達を低下させる
と、弁が開かれて除氷液又はグリコールの噴射ま
たは噴霧が始まる。
プログラミングアセンブリを使用しないこの処
理制御方法は、例えば電子プリント回路カードの
製造又はプリント回路カードの選択の如きいかな
る準備も無く任意の航空機種の処理を可能にす
る。利点は、システムが誰かによつて監視される
必要がなく完全に自動化され得ること、プログラ
ミングアセンブリの費用がかからないこと、及
び、いかなる準備も無く全部の航空機種(及び他
の全部の物体)が処理され得ることである。この
システムでは除氷液又はグリコールがノズル3の
前方に配置された航空機10の全部の部分に到達
し、場合によつては処理を避けるのが望ましい部
分、例えば窓及び吸気口にも到達する。この欠点
は、航空機のそれらの部分に無害な除氷液例えば
温水が使用されるときは重要性が小さく、有害な
液体が使用されるときは、例えば航空機10の窓
が通過するであろう領域の方向にノズルを向けな
いことによつて欠点が除去され得る。
前記では、除氷液として1種以上の除氷液が使
用されるべきであると指示されている。しかし乍
ら、いくつかの条件下では例えば水蒸気又はグリ
コール蒸気の如き気体が有利に使用され得る。液
体に代る蒸気使用の利点は、蒸気では単位重量当
りの熱エネルギ含量がより高いことである。これ
により、より少重量の除氷液によつて所要量の氷
雪融解エネルギが航空機に伝達され得る。この場
合、排水装置はより小型に設計されるか又は場合
によつては完全に除去され得る。蒸気の噴射は更
に、その運動エネルギに比較して、液体の噴射又
は噴霧よりも多くの熱エネルギを有する。余りに
も多くの運動エネルギが航空機に伝達されると、
薄板金内にへこみ状の機械的破損が生じるであろ
う。従つて、蒸気の噴射によつて航空機の機械的
破損の恐れが少なくなる。変形としては、破損の
恐れが同程度でも航空機10により迅速に門状構
造物1を通過させ、しかも必要量の熱エネルギを
受容させることが可能である。
液体及び蒸気以外に、電磁波エネルギとしての
除氷用輻射エネルギ、例えば肉眼で見える波長範
囲内又は範囲外の光を媒体として使用することも
可能である。輻射エネルギの使用は、航空機に対
する機械的破損の恐れを除去するであろう。除氷
液、グリコール又は凝縮した除水用蒸気のドレイ
ンを回収且つ加熱等するための装置は全く不要で
ある。融解した氷雪の除去のみは必要であろう。
大気へのエネルギ損失は減少し、最少となる。
例えば加熱ランプ、所謂赤外線輻射体、レーザ
ー又はマイクロ波ジエネレータ又はマイクロ波オ
ーブンで使用される型のものが輻射源として使用
され得る。輻射は、上記による流体の噴射又は噴
霧に関する前記の記載と同様の方法でプログラミ
ングアセンブリを伴うか又は伴うことなく位置セ
ンサにより制御され得る。
以上の記載では航空機から氷雪を除去する装置
のみを取扱つた。しかし乍ら航空機10の表面に
は、面倒を引起す別種の被膜、即ち汚れが存在す
る。粉塵、煤煙、つぶれた昆虫、鳥のふん等の形
態の汚れが、飛行中及び地上待機中の双方の間に
航空機の全表面に付着する。この汚れ過程は通
常、かなりゆつくりと進行し、従つて飛行中の安
全に対する危険は全くない。しかし乍ら汚れは航
空機10の表面平滑性を低下させ、空気抵抗を増
加し、これにより燃料消費量を増加する。民間航
空機に関しては、汚れは航空機10の外観を悪く
する上に、すべての航空会社が目指している極美
の印象に逆効果を与える。
従つて、汚れの堆積が余りにも深刻になる前
に、航空機10が洗浄される。これは通常、洗浄
手段によつて航空機を手でブラシ洗いし、その
後、清浄水で航空機10を水洗する。この仕事を
行なう作業員は航空気10のすべての場所に近づ
くために移動階段又は別の折畳みサポートを使用
する。これらの折畳みサポートは頻繁に移動させ
られなければならない。この洗浄は旧式であると
共に、洗浄時間及び経費を多く必要とする。
本発明の装置の1具体例に、流体としての洗浄
液の噴射用に使用され得る。先ず第1の門状構造
物1内で航空機10の表面に汚れを溶解する適当
な洗浄液を噴射しておき、次に第2の門状構造物
1内で航空機10を流体としての清浄水で水洗す
るのが好ましい。
除氷液又は洗浄液は噴射によつて航空機10に
放出される。除氷液又は洗浄液の噴射の運動エネ
ルギは氷雪又は汚れの層を除去に寄与する。この
処理は、除氷液又は洗浄液の噴射を脈動又は振動
させ且つ氷雪又は汚れの層に適当な周波数の音を
発生する図示しない発生手段を作用させて該層を
振動させることによつて、効果的に行なわれる。
氷雪又は汚れの層に種々の自然振動周波数を有効
に作用させる目的で音の周波数は周期的に変更さ
れてもよい。音は除氷液又は洗浄液の噴射によつ
て空中に形成される液柱を介して航空機に伝達さ
れる。音の発生手段は、ノズル3に隣接して門状
構造物1内のパイプ2に装着されている。
手動による洗浄に比較して、本発明の装置の1
具体例による洗浄は、ブラシによる汚れ層の機械
的処理が除外されているのである程度効率が低下
すると考えられるが、手動による方法に必要な時
間の何分の1かの時間しか必要としないので、同
じ費用で洗浄をより頻繁に反復し、これにより等
しい総効果を達成するか又はある場合には、手動
による洗浄の時間間隔を延長することが可能であ
る。
滑走路又は走行路、門状構造物1、位置センサ
g,h,i、プログラミングアセンブリ、ポンプ
9、弁、ノズル3、パイプ2及び排水ダクト4,
5は、グリコール、除氷液、洗浄液に共通であつ
てもよいが、各種のグリコール、除氷液又は洗浄
液に対して別個の回収タンク6、浄化タンク7及
び貯蔵タンク9を配備するのが好ましい。
本発明の装置の1具体例は航空機の洗浄及び除
氷のために夫々に使用され得、別個の2つの目的
のために本発明の装置の1具体例を使用すること
によつて航空機の除氷及び洗浄の経済性が向上す
る。
以上の記載では、航空機10の除氷及び洗浄に
適用されたときの本発明の装置の具体例が説明さ
れている。しかし乍ら本発明の装置の具体例の作
動の原理は、物体が噴射、噴霧又は輻射の作用を
受ける型の任意のシステムに於いて使用され得
る。従つて本発明の装置の1具体例は、例えばサ
ンドブラスト掛け、亜鉛噴霧、下塗、仕上ラツカ
ー塗及び熱輻射による乾燥から成る順序で物体の
自動的表面処理を行なうべく設計され得る。列車
のボギー台車に堆積し、運航の中断を生起する恐
れのある氷雪を融解するために必要な時に自動的
に作動すべく鉄道網に沿つた重要地点に本発明の
装置の1具体例が配置され得る。
本発明の装置の詳細は、更に、本発明の装置の
1具体例に基づいて他の装置と比較しつつ下記に
記載される。より迅速な除氷は、航空機10が本
発明の装置の1具体例の近傍を通過することによ
つて達成され、そのときに航空機の全表面が処理
される。すなわち、時間的遅れを伴うことなく航
空機10の下方及び横方向を向く表面もまた除氷
される。
処理時間は本発明の装置の1具体例を通る航空
機の速度の関数であり、航空機が所要量の除氷液
で噴射されるのに必要な時間に依存する。従つ
て、噴射用ノズル、弁、ポンプ等の処理能力が処
理時間を決定するであろう。これに関して、必要
な処理能力を有するこれらの標準的な部分構成品
に対する費用は僅かであり、いかなる制約要因を
も殆んど形成しないであろう。航空機が速度6
Km/時(速歩速度)で装置内を進むと全長70mの
航空機の場合処理時間は42秒であろう。
米国特許第791024号による装置では、処理時間
は、航空機の全長に沿つた装置の移動又は操作者
による全部のブーム及び弁の操作のための所要最
大時間に等しいであろう。現行の最大の民間航空
機を処理し得るために、2個の運動タワーの地上
支持点間の距離は約65mであり内部有効高さは約
21mでなければならない。構造体が処理液貯蔵タ
ンクと駆動エンジンとポンプと作業員室と複数個
の大きい可動ブーム等をも担持しなければならな
いので、航空機の滑走と同じ速さで適当に移動し
得ない寸法を有することは明らかである。この装
置は複数個のブームを含んでおり、該ブームは、
数十個の弁の開閉と同時に鉛直方向に移動且つ回
動させられなければならなく、たつた30秒か又は
もう少し長い時間内で唯1人の操作者がこれらの
全部の作業の実行を管理することは殆んど不可能
である。
カナダ特許第150370号による装置では、比較的
規格通りの複数個の車両が使用され、噴射が手動
で制御される。その結果、処理時間は使用される
べき車両と作業員との数に従属する。この点でこ
の特許は、従来の方法に比較して殆んどいかなる
改良をも提供しない。
本発明の装置の1具体例によれば、除氷、洗浄
等の処理を自動化し得、更に、グリコールによる
予防的噴霧と氷雪の除去とを分離すれば、より有
効な除氷装置が提供される。自動化は、専門家が
絶対的に有効な流体の印加方法をプログラムの形
状で決定することを可能にさせ、従つて除氷、洗
浄等の各処理毎にこの流体の印加方法が同様に反
復される。氷雪の融解と濃縮グリコールの予防的
噴霧との分離によつて、出発前の最終処理時に飛
行機に濃縮グリコールを噴霧することが可能であ
る。濃縮グリコールは、現在使用されており且つ
引用した2個の特許でも使用されていると考えら
れる50%グリコール溶液より長い残留予防効果を
有する。
従つて、前記の如き2つの特徴と工程の迅速性
との両者によつて飛行中の安全が増加する。工程
の迅速性によつて、遅れを回避するために除氷を
制限する等の判断の難しい状況になることが避け
られるであろう。
この点に関するより安全な除氷の要件は、除氷
の方法が航空機とその積荷に対して危険であつて
はならないこと及び作動の信頼性が高いことであ
る。
本発明の装置の1具体例によれば、航空機に対
していかなる新規の危険をも導入しないであろ
う。門状構造物1が十分に広いときは、衝突の危
険が殆んどない。また、可動部の数が限られてい
るので、装置の作動信頼性が高くなる。グリコー
ルが閉システムで使用される場合は、グリコール
の回収手段を簡易化し得、かつこれにより簡単で
込み入らない手段が使用され得る。
米国特許第791024号による装置は、可動構造体
に支持されたかなりの大きさの複数個の可動ブー
ムを備える。除氷が出発直前に実施されなければ
ならないので、除氷されるときの航空機のタンク
及び積荷は満杯である。従つて、多数の可動部の
いずれかの機能不全又は不正確な作動が航空機の
破壊という結果を生じるかも知れない。更に、多
数の可動部は作動の信頼性に好ましくない影響を
与える。
カナダ特許第150370号は回収装置を開示してい
る。該特許の目的は流れ落ちたグリコールと水と
の混合液を分析し、グリコール濃度を所望の値ま
で回復することである。これにより生起される作
業中断を伴つた全ての点検及び調整の問題は、本
発明の装置の1具体例によれば閉システムのグリ
コールの使用によつて除去される。
除氷の総費用は、装置の設備資金と、人件費、
材料費及びその他の運転費用の形態の運転資金
と、処理される航空機の運転費用とに分割され得
る。
本発明の装置の1具体例は、発着量が少ない空
港を除く全部の空港について、現在使用されてい
る方法及び前記特許のシステムの両者により総費
用を低下させることが可能である。
本発明の装置の1具体例は、固定配置され且つ
単純な構造を有しているので、維持がより経済的
である。装置を航空機の洗浄にも使用し得ること
は、固定資本を複数の有効な業務に分配し得る。
更に、装置の自動化によつて人件費を最少に減少
し得る。
本発明の装置の1具体例によれば、除氷液の回
収は液の消費量と光熱量とを減少するであろう。
除氷されるべき航空機の運転費用は、待機又は除
氷によつて航空機の有効な輸送作業が阻害される
時間に直接左右されると考えられる。本発明の装
置の1具体例は能力を大きく設定し易いのでこれ
らの費用を安価に維持し得る。最終に、飛行の安
全性の改良は、経済的な面からも、かなりの価値
を付加する。一方、恐らくは装置の管理者以外の
全部の作業員を不要にする自動化及び他方で作業
員を屋内に置くことが可能であることによつて作
業員に対する健康上の危険が除去される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置の1具体例の正面図、第
2図は本発明の装置の1具体例のプログラミング
アセンブリの概略図、第3図はプログラミングア
センブリの一部の回路図、第4図は本発明の装置
の風補償手段の主な概略図である。 1…門状構造物、2…パイプ、3…ノズル、
4,5…排水ダクト、6…回収タンク、7…浄化
タンク、8…貯蔵タンク、9…ポンプ、20…電
流源、22…作動電流源、24,26…継電器、
31〜49…弁、i31′〜i34′…継電器、h
31′〜h34′…継電器、g31′〜g34′…継
電器、h,i,j,…位置センサ、B…風向計、
C…風速計。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 航空機を滑走路上で前進させる前進手段と、
    前記滑走路上を前進する航空機が中を通過する門
    状構造物と、前記航空機の表面に印加されるべき
    流体を貯蔵する流体源と、前記門状構造物の全体
    に沿つて分散するように前記門状構造物に支持さ
    れており、前記流体を前記航空機の表面に放出す
    る複数の放出手段と、一端が前記流体源に連結さ
    れていると共に他端が前記放出手段の夫々に連結
    されており、前記流体を前記流体源から前記放出
    手段の夫々に供給するための供給手段と、前記門
    状構造物の近傍に設けられており、前記航空機の
    位置を確認すると共にこの確認された位置を示す
    位置信号を送出する確認手段と、前記門状構造物
    の近傍における風の風向及び風速を計測すると共
    にこの計測された風向及び風速を示す計測データ
    を送出する計測手段と、前記航空機の形状と前記
    航空機に対する前記放出手段の夫々の相対位置と
    を示す情報を記憶する記憶手段と、前記風の押し
    流しによつて前記航空機の表面に到達しない流体
    を放出する放出手段を、前記記憶された情報、前
    記位置信号及び前記計測データに基づいて選択す
    ると共に前記選択された放出手段を示す選択信号
    を送出する選択手段と、前記選択信号に基づいて
    選択された放出手段の前記流体の放出を禁止する
    禁止手段とからなる航空機の表面に流体を印加す
    る装置。 2 前記航空機の表面の除氷又は洗浄の少なくと
    も一方を行なうために、前記流体が水蒸気からな
    り、前記放出手段が前記水蒸気を噴射する噴射手
    段からなる特許請求の範囲第1項に記載の装置。 3 前記航空機の表面の除氷又は洗浄の少なくと
    も一方を行なうために、前記流体が温水からな
    り、前記放出手段が前記温水を噴射する噴射手段
    からなる特許請求の範囲第1項に記載の装置。 4 前記航空機の表面の除氷又は洗浄の少なくと
    も一方を行なうために、前記流体が水からなり、
    前記放出手段が水を噴射する噴射手段からなる特
    許請求の範囲第1項に記載の装置。 5 前記噴射手段が噴射用ノズルからなる特許請
    求の範囲第2項から第4項のいずれか一項に記載
    の装置。 6 前記航空機の表面に凍結防止の処理を行なう
    ために前記流体がグリコールからなり、前記放出
    手段が当該グリコールを噴霧する噴霧手段からな
    る特許請求の範囲第1項に記載の装置。 7 前記噴霧手段が噴霧用ノズルからなる特許請
    求の範囲第6項に記載の装置。 8 前記放出手段と前記供給手段の一部とが前記
    門状構造物に対して移動自在に支持されており、
    前記放出手段と前記供給手段の一部とが、前記航
    空機と干渉しないように前記航空機の最大輪郭に
    応じて移動する特許請求の範囲第1項から第7項
    のいずれか一項に記載の装置。 9 前記前進手段が、傾斜した滑走路からなり、
    この傾斜した滑走路は、前記航空機がそれ自体の
    重量によつて前記滑走路に沿つて前進するような
    傾斜を有する特許請求の範囲第1項から第8項の
    いずれか一項に記載の装置。 10 航空機を滑走路上で前進させる前進手段
    と、前記滑走路上を前進する航空機が中を通過す
    る門状構造物と、前記航空機の表面に付着した不
    要物を除去するための流体を貯蔵する流体源と、
    前記門状構造物の全体に沿つて分散するように前
    記門状構造物に支持されており、前記流体を前記
    航空機の表面に放出する複数の放出手段と、一端
    が前記流体源に連結されていると共に他端が前記
    放出手段の夫々に連結されており、前記流体を前
    記流体源から前記放出手段の夫々に供給するため
    の供給手段と、前記門状構造物の近傍に設けられ
    ており、前記航空機の位置を確認すると共にこの
    確認された位置を示す位置信号を送出する確認手
    段と、前記門状構造物の近傍における風の風向及
    び風速を計測すると共にこの計測された風向及び
    風速を示す計測データを送出する計測手段と、前
    記航空機の形状と前記航空機に対する前記放出手
    段の夫々の相対位置とを示す情報を記憶する記憶
    手段と、前記風の押し流しによつて前記航空機の
    表面に到達しない流体を放出する放出手段を、前
    記記憶された情報、前記位置信号及び前記計測デ
    ータに基づいて選択すると共に前記選択された放
    出手段を示す選択信号を送出する選択手段と、前
    記選択信号に基づいて選択された放出手段の前記
    流体の放出を禁止する禁止手段と、前記門状構造
    物に支持されており、前記航空機の表面に付着し
    た不要物の除去を効果的に行なうために適宜な周
    波数の音を発生する発生手段とからなる航空機の
    表面に流体を印加する装置。 11 航空機を滑走路上で前進させる前進手段
    と、前記滑走路上を前進する航空機が中を通過す
    る門状構造物と、前記航空機の表面に付着した不
    要物を除去するための流体を貯蔵する流体源と、
    前記門状構造物の全体に沿つて分散するように前
    記門状構造物に支持されており、前記流体を前記
    航空機の表面に放出する複数の放出手段と、一端
    が前記流体源に連結されていると共に他端が前記
    放出手段の夫々に連結されており、前記流体を前
    記流体源から前記放出手段の夫々に供給するため
    の供給手段と、前記門状構造物の近傍に設けられ
    ており、前記航空機の位置を確認すると共にこの
    確認された位置を示す位置信号を送出する確認手
    段と、前記門状構造物の近傍における風の風向及
    び風速を計測すると共にこの計測された風向及び
    風速を示す計測データを送出する計測手段と、前
    記航空機の形状と前記航空機に対する前記放出手
    段の夫々の相対位置とを示す情報を記憶する記憶
    手段と、前記風の押し流しによつて前記航空機の
    表面に到達しない流体を放出する放出手段を、前
    記記憶された情報、前記位置信号及び前記計測デ
    ータに基づいて選択すると共に前記選択された放
    出手段を示す選択信号を送出する選択手段と、前
    記選択信号に基づいて選択された放出手段の前記
    流体の放出を禁止する禁止手段と、前記航空機の
    表面に付着した不要物が除去された後、前記航空
    機の表面から流れ落ちた流体を回収する回収手段
    と、当該回収された流体を再使用するために当該
    流体を再処理する再処理手段とからなる航空機の
    表面に流体を印加する装置。 12 航空機を滑走路上で前進させる前進手段
    と、前記滑走路上を前進する航空機が中を通過す
    る門状構造物と、前記航空機の表面に凍結防止の
    処理を行なうためのグリコールからなる流体を貯
    蔵する流体源と、前記門状構造物の全体に沿つて
    分散するように前記門状構造物に支持されてお
    り、前記流体を前記航空機の表面に放出する複数
    の放出手段と、一端が前記流体源に連結されてい
    ると共に他端が前記放出手段の夫々に連結されて
    おり、前記流体を前記流体源から前記放出手段の
    夫々に供給するための供給手段と、前記門状構造
    物の近傍に設けられており、前記航空機の位置を
    確認すると共にこの確認された位置を示す位置信
    号を送出する確認手段と、前記門状構造物の近傍
    における風の風向及び風速を計測すると共にこの
    計測された風向及び風速を示す計測データを送出
    する計測手段と、前記航空機の形状と前記航空機
    に対する前記放出手段の夫々の相対位置とを示す
    情報を記憶する記憶手段と、前記風の押し流しに
    よつて前記航空機の表面に到達しない流体を放出
    する放出手段を、前記記憶された情報、前記位置
    信号及び前記計測データに基づいて選択すると共
    に前記選択された放出手段を示す選択信号を送出
    する選択手段と、前記選択信号に基づいて選択さ
    れた放出手段の前記流体の放出を禁止する禁止手
    段と、前記航空機の表面の凍結防止の処理が行な
    われた後、前記航空機の表面から流れ落ちた流体
    を回収する回収手段と、当該回収された流体を再
    使用するために当該前記流体を浄化する浄化手段
    とからなる航空機の表面に流体を印加する装置。
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