JPS63185555A - 工作機械モニタ用自動利得制御 - Google Patents

工作機械モニタ用自動利得制御

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JPS63185555A
JPS63185555A JP62315474A JP31547487A JPS63185555A JP S63185555 A JPS63185555 A JP S63185555A JP 62315474 A JP62315474 A JP 62315474A JP 31547487 A JP31547487 A JP 31547487A JP S63185555 A JPS63185555 A JP S63185555A
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JP
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gain
signal
tool breakage
breakage detection
tool
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JP62315474A
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ジェームズ・フレデリック・ベダード
ウォルター・ウィップル,サード
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General Electric Co
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General Electric Co
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    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/406Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by monitoring or safety
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    • GPHYSICS
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    • G01N29/00Investigating or analysing materials by the use of ultrasonic, sonic or infrasonic waves; Visualisation of the interior of objects by transmitting ultrasonic or sonic waves through the object
    • G01N29/14Investigating or analysing materials by the use of ultrasonic, sonic or infrasonic waves; Visualisation of the interior of objects by transmitting ultrasonic or sonic waves through the object using acoustic emission techniques
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
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  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は機械加工中に切削振動信号を監視することによ
って破損した工具を検出するとともに切削振動信号を所
望の平均値になるように自動的に調節するための音響式
1具破損検出システムと方法に関するものである。
切削工具と工作物との相互作用によって発生される振動
信号を解釈して、工具の接触と工具の破損の検出器とし
ての役目を果す工作機械モニタ(MTM)については、
ニス・アール・ハヤシ他による論文「旋盤における自動
工具接触及び破損検出J  (ICMA、IIanov
cr、Wc5t Gcrmany、Scptembcr
18−19 、1985)のような刊行された論文等に
述べられている。MTMは加速度計のような振動センサ
、増幅と信号予備処理を行なうアナログ・チャネル、ア
ナログ/ディジタル(A/D)変換器、およびディジタ
ル・ハードウェアをそなえたマイクロプロセッサで構成
されている。加速度計は典型的には広帯域の応答特性を
有しており、これはアナログ・チャネルの帯域フィルタ
により制限される。
利得段が信号をシステムのダイナミック・レンジ内に保
ち、また全波整流器と低域通過エイリアシング防止フィ
ルタで構成されたエネルギー検出器が設けられている。
1つのアナログ予備処理装置で、加速度計の出力がO乃
至10ポル!・の直流から50011zまでの信号とな
るように調整されて、ディジタル・プロセッサに人力さ
れる。この信号を解析して、信号レベルの急速な持続的
変化を探すことにより工具の破損が生じたか否かが判定
される。ダイナミック・レンジを考慮してA/D変換器
の平均入力レベルは約1ボルトに維持することが望まし
い。このことは、切削深さまたは工具と工作物との異な
る組合わせのような切削プロセスの変更により信号レベ
ルの変化が予想されるたび毎にアナログ増幅器の利得を
設定しなければならないということを意味する。
特願昭61−132936号(特開昭62−24945
号)に述べられているように、アナログ・チャネルの利
得制御は、ディジタル・ハードウェアからの信号により
2進入力を設定することによって利得が調節される可変
減衰器として使用される乗算型ディジタル/アナログ(
D/A)変換器で構成される。所望の利得はパートプロ
グラムから転送される機械加工パラメータを用いてMT
Mで計算することができる。そのかわりに所望の利得は
パートプログラムの一部としてプログラムされる。利得
の変更はパートプログラマ−によりパートプログラムに
追加することによって行なうか、または手動でスイッチ
を設定することによって行なうことができる。この操作
をなくせば、プログラマ−は余計なコード作成の負担か
ら解放される。また、切削プロセスが必ずしも一定の信
号レベルを生じないという聞届もある。動作の大部分に
対して平均が1ボルトとなるように利得を設定すると、
信号はプロセス中に10ボルトの範囲一杯にわたって変
り得る。工具の破損を表わす急速な持続したレベル変化
に悪影響を及ぼさずにこの変動を最小にすることが望ま
しい。
米国特許第4.514.797号には、切削工具摩損検
出器用のソフトウェア制御式自動利得制御(AGC)シ
ステムが開示されている。
発明の要約 本発明の1つの目的は急激に発生する破損を検出するた
めに工具破損信号パターン認識論理により必要とされる
時間の間、予備処理された振動信号がほぼ変らないよう
に、工作機械モニタのアナログ・チャネルの利得を動的
制御するハードウェア型ACCシステムを提供すること
である。
もう1つの目的は下記の機能の1つ以上を含む前記シス
テムを提供することである。すなわち、切削信号が生ず
るまで利得をプリセット値に保つこと、切削動作の間、
平均切削信号を選定されたレベルに維持すること、信号
がゼロに低下したとき、ランアウト(run−out 
)のようなある種の独特なプロセス状況の間、利得のリ
セットを防止し、しかも切削ゼロ・レベルの終りを認識
して利得をリセットできるようにすること、およびブリ
セラ!・利得の設定のための人間の相互作用を最小限に
し、広い範囲の切削条件に対して1つのブリセット利得
を設定できるように適切な応答を行うことである。
更にもう1つの目的は工具破損検出システムに於いてハ
ンチング(huntlng )を最小にするために所望
の平均アナログ・チャネル出力電圧レベルを中心として
不感帯を設けることである。
改良された工具破損検出システムは振動センサ、信号を
2整して限定された周波数範囲内の低い出力電圧となる
ようにし、また利得を制御するための可変減衰器をそな
えたアナログ・チャネル、および上述のディジタル・プ
ロセッサで構成される。
自動利得制御手段は可変減衰器の利得を動的に制御し、
直流アナログ出力電圧を指定された平均レベルに調節し
て、利得の変化速度が利得にかかわりなく一定になり、
また確認期間中は信号レベルの著しい変化がないように
して、切削雑音の急速な持続する変化を生じるような形
式の工具破損を検出するようにする。可変減衰器は乗算
型ディジタル/アナログ変換器(MDAC)としてもよ
く、この場合にはAGC回路にアップ/ダウン・カウン
タ設けて、その出力でMDACの利得を設定し、またこ
の出力を可変クロックにも供給して、可変クロックが任
意の時点における利得の関数である可変速度でカウンタ
に対してクロックパルスを発生するようにする。アナロ
グ・チャネル出力信号レベルが所望の平均レベルを中心
とした窓の中に入るか、またはカウンタが最大計数値ま
たは最小計数値に達するまで、クロック出力はカウンタ
を駆動する。
AGC回路の他の特徴は、検出されたアナログ出力電圧
が所望の平均レベルよりも低いまたは高いPめ選定され
たレベルにあるとき、カウント・アップまたはカウント
・ダウン信号を発生するレベル検出手段を設けることで
ある。これらの信号のうちの一方がカウンタに与えられ
て、カウンタを増数または減衰させるかどうかを決定す
る。検出された電圧が予め選定されたレベルの間の窓の
中にある場合に可変クロックを禁止する禁止手段が設け
られている。レベル検出器は更に入力信号を閾値電圧に
対して検査して、閾値電圧より低ければ信号をタイマに
送り、所定の遅延の後、カウンタをプリセットする手段
を作動してプリセット刊11?を発生させる。この閾値
は、切削と次の切削との間、プリセット拳レベルに利得
を保つ。閾値電圧は工作機械の背景雑音レベルより高く
、また利得をプリセットする前のタイムアウト期間に充
分に長くして、間欠的なゼロまたは閾値より低い切削信
号を発生する正常な切削動作の間はカウンタがプリセッ
トされないようにする。プリセット利得は一定値にする
かまたは切削条件に応じて切削毎に変えて、AGC動作
の必要性を減らしてもよい。
本発明では切削工具の破損を検出する方法も提供する。
この方法は振動信号を発生し、この信号をアナログ増幅
器と信号処理チャネルで予備処理することによりアナロ
グ切削雑音信号を発生することを含む。アナログ切削雑
音信号を解析することにより、確認期間の間、典型的に
は約1秒間持続する急速な大きな切削信号の変化を特徴
とする工具破損の音響的な識別特性(slgnatuw
 )が検出される。アナログ増幅器の利得は、アナログ
切削信号を窓の中の指定された信号レベルに調節するよ
うに制御され、また利得の変化速度がほぼ一定となり、
利得の変化が予め選定された比、たとえば2:1になる
には確認期間よりも長い時間、すなわち確認期間の数倍
までの時間がかかるようにする。
発明の詳細な説明 先ず第1図を参照して説明すると、工作機械モニタ(M
TM)は加速度計のような振動センサ10を含む。この
振動センサは旋盤またはフライス盤のような工作機械に
取付けられ、その位置は切削工具と工作物との相互作用
によって生じる振動が良好に結合される位置にされる。
1つの加速度計の出力は低レベルの交流アナログ信号で
あり、その周波数成分は約O乃至70kllzの間にあ
り、その振幅は切削プロセスによって生じる振動の強さ
とともに変る。入力ポテンショメータ11は電子回路の
ダイナミック・レンジを加速度計に整合させるものであ
る。アナログ信号処理チャネル12はこの信号を調整し
てアナログ/ディジタル変換のために必要な限定された
周波数範囲内の低い直流電圧にする。アナログ増幅器が
、固定利得増幅2g13、乗算型ディジタル/アーチロ
グ変換器のような可変減衰器14、および固定利得増幅
器15で構成される。帯域ろ波および包絡線検波すなわ
ちエネルギー検出が帯域フィルタおよびエネルギー検出
器16で行なわれる。30 kHzより低い低周波の機
械工作雑音がろ波される。工作機械モニタは100 k
llzより高い周波数は使わない。というのは、センサ
が工具ホルダに近接していなければ、I Q OkHz
より高い周波数は大きく減衰されるからである。エネル
ギー検出器は全波整流器と50011z以下の低域通過
エイリアシング防止フィルタで構成される。アナログ切
削雑音出力信号はバッファ17に与えられ、この信号は
典型的には0乃至10ボルトの、直流から5001!z
までの帯域幅の信号である。
ダイナミック・レンジを考慮して、既に述べた理由によ
り平均アナログ・チャネル出力電圧を約1ボルトに維持
することが望ましい。AGC回路18はこれを行なうと
ともに、工具破損検出アルゴリズムを変更なしに使える
ようにする。任意の時点における利得の変化速度が利得
の関数となるように、可変減衰器14の利得がAGC回
路によって調節される。
ディジタルプロセッサ19の第1の部分はアナログ/デ
ィジタル(A/D)変換器20であり、これはアナログ
・チャネル出力波形をサンプリングして、ディジタル化
する。ディジタル・パターン認識論理装置21は、工具
または工作物を損傷したり再切削しなければならないよ
うな著しい工具破損事象に特有の工具破損の音響的な識
別特性を検出するたび毎に、工具破損警報22を発生す
る。急激に生じる重大な工具破損を表わす1つの形式の
振動識別特性が第2図に示されている。切削雑音信号の
選定された数のサンプルの移動平均信号レベルが計算さ
れる。設定された確認期間より長く持続する平均信号レ
ベルの急速なかなり大きい持続した変化は(それが増加
であっても減少であっても)工具の破損を表わす。この
破損検出論理で無視される共通な1つの正常な切削信号
が第3図に示されている。これは、粗い表面の切削の際
に交互の金属切削および空気切削(工作物を切削しない
)が行われるときの切削開始時に発生されるランアウト
信号である。信号レベルは急速にかなり大きく変化する
が、高レベル信号の持続時間は工作物の一回転より短く
、確認試験を満足するほど充分長く持続しない。
アナログ・チャネル出力からの入力信号レベルの関数と
してAGC回路18の動作を第4図に示しである。種々
の動作点を表わす図の左端に示す電圧はMTMの1つの
用途に対するものであり、他の用途に対してはこれらの
電圧を変えることができる。図の右側に示すカウント・
ダウンの指令およびカウントφアップの指令は第5図の
アップ/ダウン拳カウンタ23に対するもので、カウン
ト・ダウンによりアナログ増幅器の利得を下げ、カウン
ト・アップにより利得を上げる。AGCを解放するため
の0.15Vの閾値電圧は工作機械の背景雑音レベルよ
り高い電圧である。0.15Vと0.7Vの間のアナロ
グ切削信号は所望のIVの平均レベルより低いので、A
GCにより利得が増大される。この範囲ではカウント・
アップが開始され、1vになったとき停止される。1.
75vとIOVとの間の信号レベルではAGCにより利
得が下げられる。カウント・ダウンは1.75Vより高
いレベルのとき開始され、1. 25Vになったとき停
止される。0.7Vと1.75Vとの間には不感帯すな
わち窓があり、ここの窓内ではAGCは何の動作も行な
わない。このため、2つのヒステリシス帯が0.7■と
1■との間、および1.75Vと1.25Vとの間に生
じる。
0.15Vと0.IVに於けるヒステリシスはAGCオ
ン・レベルとプリセット・タイムアウト信号レベルを制
御する。0.15VのAGC解放レベルは切削開始時の
ような上昇する信号に対して働く。0.1vのAGC保
持レベルは切削終了時のような低下する信号に対して作
用する。信号が0、IVのレベルより下った場合、AG
Cは禁止され、また信号がランアウト期間より長いプリ
セット遅延時間の間0.IVより低いレベルに留まって
いれば、利得は開始時に設定された初期値に自動的にプ
リセットされる。
第5図は自動利得制御回路18と第1図の工作機械モニ
タ(MTM)のアナログ増幅器部分のブロック図である
。こNで装置15′は固定利得の増幅と整流の両方の機
能を表わす。可変減衰器すなわちディジタル式にプログ
ラム可能な乗算型ディジタル/アナログ変換2Si (
MDAC)14の利得は、アナログ増幅チャネルの利得
を決定するアップ/ダウン・カウンタ23の並列出力か
らの信号によりMDACl4の2進入力を設定すること
によって調節される。MDACl4は、カウンタ23か
ら受けるディジタル制御信号に従って1から1023ま
での任意の整数の相対利得係数を発生することができる
。AGC回路18は低域通過フィルタ24、レベル検出
器25、カウンタ出力と現在のアナログ増幅チャネルの
利得によってきまる速度でクロック・パルスを発生する
可変クロック26、クロック禁止回路27、カウント禁
止回路28、最大/最小計数値検出器29、ブリセラ!
・可能なアップ/ダウン・カウンタ23、閾値タイマ3
0、およびカウンタ用の利得プリセット論理装置31で
構成される。アナログ増幅チャネルの直流から5001
1zまでの出力信号は初期信号平均化を行なう1001
1zの低域通過フィルタ24を介してAGC回路に入力
される。次にこの信号はレベル検出器25に与えられる
。レベル検出器25は3つの制御信号、すなわちカウン
トφアップ信号、カウント・ダウン信号および閾値信号
を発生する。閾値信号は、人力信号が選定されたレベル
より低いときにAGCをオフに保持するために用いられ
る。入力信号が、閾値タイマ30によって設定された時
間たとえば約1秒の間、閾値より低い場合、アップ/ダ
ウン・カウンタ23のプリセット作動人力に信号が送ら
れて、プリセット論理装置31からの所定のカウントに
カウンタが設定され、MDACl 4の利得がプリセッ
ト値に設定される。たとえば50のプリセット利得を選
択することができる。タイマ30による遅延時間はラン
アウト信号の閾値以下またはゼロ信号レベル部分(第3
図の矢印の間)の持続時間より長く設定される。他方、
切削ゼロ・レベルの終りが認識されると、利得をリセッ
トすることができる。
レベル検出器25の回路が第6図に更に詳しく示されて
いる。抵抗分圧器32により3つの基準電圧1.75V
、0,7Vおよび0.15Vが発生される。これらの基
準電圧は3個の比較器33゜34および35の反転入力
、非反転入力および反転入力にそれぞれ与えられる。比
較W33.34および35はすべてヒステリシス特性を
そなえている。ンP波されたアナログ・チャネル出力信
号は各比較器の他方の入力に与えられる。第1の比較器
33はアナログ切削信号レベルが1.75Vより高い場
合にカウント・ダウン信号を発生する。
第2の比較器34は入力電圧が0.7Vより低いときカ
ウント・アップ信号を発生する。第3の比較器35はア
ナログ切削信号が0.15Vの閾値電圧より高い場合に
閾値超過信号(高レベルの閾値信号)を発生する。カウ
ント・ダウン信号およびカウント・アップ信号のいずれ
かが存在する場合は、オア回路36が「真」の出力を発
生する。
オア回路36の出力はナンド回路37の一方の入力に接
続され、ナンド回路37の他方の入力は第3の比較器3
5の出力に接続される。したがって、AGC回路の入力
信号レベルが閾値より低い場合には、可変クロック26
は禁止される。カウント・アップ信号およびカウント・
ダウン信号のいずれか一方が発生され、かつ閾値超過信
号が発生された場合には、可変クロックは作動される。
閾値超過信号が発生されているが、カウント・アップ信
号およびカウント・ダウン信号のいずれもが発生されて
いない場合には、可変クロックは禁止される。これは、
入力信号が0.7vと1. 75Vとの間の窓の中にあ
る場合を表わす。カウント・アップ信号はカウンタ23
のアップ/ダウン入力に与えられて(第5図参照)、カ
ウンタがクロック・パルスを計数する方向を設定する。
MTM急激工具破損検出アルゴリズムがその最功の設計
を変更せずに動作し得るようにするために可変クロック
26は必須のものである。MTM急激工具破損検出アル
ゴリズムの詳細は米国特許第4.636,780号およ
び同第4,636゜779号に示されており、詳しくは
これらを参照されたい。移動平均と比較した瞬時信号レ
ベルの急速な変化が選択可能な基準を満足すること、本
例では信号レベルが0. 5に減少または2倍に増加す
ることが検出された場合、次にこの信号レベルを検査し
て、決定可能な確認期間の間、本例では0.625秒ま
での間、この変化が持続しているか調べる。そうであれ
ば、破損警報が発生される。したがって、確認期間内に
AGCの応答によってこの信号レベルが著しく変更され
ないようにして、破損認識のために上記の工具破損検出
アルゴリズムをなお使えるようにすることが必要である
。カウンタ23の駆動のために一定周波数のクロックを
使用した場合、1クロック周期は1カウントに相当する
ので、利得の変化速度が利得とともに変化することにな
る。したがって、低利得が0、 5のレベル変化の基鵡
を満足させるクロック周波数を定める。すなわち、0.
625秒以内に1から2への利得の変化または2から1
への利得の変化が生じてはならないという基準を満足さ
けるクロック周波数を定める。したがって、0.625
秒がクロック周期となる。しかし、高利得では、この変
化速度はAGCの動作を非常に遅くする。たとえば利得
が512のときに利得を同じ比に変化させるには、すな
わち利得を512から256に減少させるには、160
秒(256カウントと0.625秒/カウントの積)か
かることになる。これは遅すぎて使用できない。この問
題は、512から256への2=1の利得の変化に要す
る時間が24から12への変化に要する時間と同じにな
るように、AGCにより利得をほぼ一定の速度で変化さ
せるようにすることによって避けられる。すなわちAG
Cにより利得を変化させる速度を一定にして、利得とは
独立にする。この利得の変化速度は、2:1の利得変化
に要する時間が工具破損の確認期間より長くなるように
設定される。
これは第7図に示すように2進重み付け発振器を使うこ
とによって行なわれる。2進関係にあるカウンタ出力の
うち7個だけが使用され、最初の3ビツトは使用されな
い。可変クロックの出力は16カウントの離散ステップ
で変化する。アップ/ダウン・カウンタ23の2進出力
は隔離ダイオード38を介して、適当なタイマ39を使
用した無安定発振器のタイミング抵抗を駆動する。7個
のタイミング抵抗40はそれぞれ並列になっており、そ
の各々は抵抗41およびタイミング・コンデンサ42と
直列に接続されている。発振器周波数はタイミング抵抗
および抵抗41の和とコンデンサによって決定される。
抵抗41は出力クロック・パルス43の長さをタイミン
グ・サイクルの一部分に設定してタイミングに影響しな
いようにする。禁止回路27は、タイミング・コンデン
サ42を放電状態に保つことにより第1カウントが常に
完全な1サイクルの時間となるようにする。
クロック禁止信号がトランジスタ(図示しない)をター
ンオンし、このトランジスタがコンデンサを放電させる
。クロック出力パルス43はインバータ44で反転され
、カウント禁止回路28によって禁II:、されない限
りアップ/ダウン・カウンタ23のクロック計数入力に
与えられる。その速度がカウンタ出力によってきまるク
ロック出力はアナログ・チャネル出力の信号レベルが所
望の窓の中に入るか、またはカウンタが最大計数値また
は最小計数値に達するまでカウンタを駆動する。上記の
ことが起きたとき、クロックは禁止される。
−例として、可変クロックは次の構成部品をそなえてい
る。すなわちタイミング抵抗40は左から右へ1.5M
、680に、470に、240I(。
130I(,62I(および32 Kオームであり、抵
抗41は510オーム、タイミングコンデンサ42は0
.47μF(マイクロファラッド)である。
クロック・パルスの幅は166マイクロ秒である。
計算された1サイクルの時間はカウンタの2進出力“1
6″で228ミリ秒、“512″で11゜24ミリ秒、
 “256”で20.2ミリ秒である。
第8図はカウント期間t (ミリ秒単位)と利得(1か
ら1023)との関係を示す。7個の計算された点45
が示されており、曲線の傾斜はほぼ−1である。この曲
線から利得の2:1の変化、たとえば利得の500から
250への変化または200から100への変化を得る
ための平均時間は約3.6秒であることがわかる。ここ
で、この時間Δtは、2つの利得を01およびG2とも
、tを(G 1 +02) /2の点における時間とし
て、Δt−(Gl−02)tで計算される。この3゜6
秒の平均時間Δtは0.625秒の確認期間より数倍長
いが、効果的なAGC動作のためには充分短い。このよ
うにAGCは工具破損検出アルゴリズムの確認期間より
かなり長く維持され、急速な持続する信号レベル変化に
よる工具破損の識別特性には殆んど影響を及ぼさない。
コンデンサを適当に選択することにより、所望の値に時
間を設定することができる。
第9図は工作機械モニタ(MTM)によるプリセット利
得の制御を示す。このプリセット利得は別個に変化させ
て、MTMで現在使用されているのと同様に予想される
切削条件の関数として開始利得に初期設定することがで
きる。これについては前記特願昭61−132936号
に示されている。プリセット利得は同じ方法により設定
される。
すなわち、直列データ46が直列/並列変換器47に与
えられ、変換器47はMDAC14の並列入力に入力す
る。これらの装置の間にアップ/ダウン・カウンタ23
が配置される。データが入力されるまでカウンタを作動
するためにワンショット回路48が設けられる。切削の
終りに続いて、次の切削に対するプリセット利得値を指
定するMTMからのリセット・データ46が直列/並列
変換器47、したがってアップ/ダウン・カウンタ23
に与えられる。リセット・データの第1ビツトはワンシ
ョット回路48をトリガしてパルス49を発生させる。
パルス49はカウンタ23のプリセット作動入力に与え
られ、このパルス49の長さはリセット嗜データ流より
長い。操作者は利得を自分の希望する任意の値に設定す
ることができ、所定の切削についての自分の経験からそ
の切削についての平均利得がどの位であるか、たとえば
75か150かについて推定することができる。
その後、AGC回路が制御を受は持つ。プリセット利得
は切削毎に変るので、AGC動作による利得の変化は小
さくなる。
最後に、切削状態において急速な著しい変化を生じさせ
る工具破損の検出方法では、アナログ増幅器を含むアナ
ログ・チャネルで生の(未処理の)センサ信号を予備処
理して直流切削信号を発生し、この直流切削信号をディ
ジタル的に処理して、所定の確認期間の間続く平均信号
レベルの急速な持続した変化を検出する。自動利得制御
回路によりアナログ切削信号を調節して、窓の中の指定
されたレベルにすると共に、工具の重大な破損事象を検
出するための確認期間より長く、その数倍までの長さの
ほぼ一定の時間内の利得の変化を所定の比にする。
実施例を参照して本発明を図示し説明してきたが、本発
明の趣旨と範囲から逸脱することなく形式および細部に
ついて種々の変更を加え得ることは当業者には明らかで
あろう。
【図面の簡単な説明】
第1図はアナログ信号処理チャネルに自動利得制御を設
けた、切削工具の破損を検出する工作機械モニタのブロ
ック図である。第2図は工具破損の音響的な識別特性の
一例、すなわち処理した振動信号レベルの急速な大きな
持続した降下を示す時間線図である。第3図は工具破損
警報を発生しない場合の粗い表面の間欠的な切削による
振動信号を示す時間線図である。第4図はAGCの動作
を人力信号レベルの関数として例示する線図である。第
5図はディジタル自動利得制御回路とアナログ増幅器の
ブロック図である。第6図はレベル検出器の回路図であ
る。第7図は乗算型ディジタル/アナログ変換器を制御
するアップ/ダウン・カウンタの出力によって駆動され
る可変クロックの回路図である。第8図は両対数目盛で
利得と発生されたクロック・パルスの計数期間との関係
を示すグラフである。第9図はディジタル・プロセッサ
部分によるカウンタのプリセットを制御する1つの手法
を例示するブロック図である。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)振幅が切削プロセスによって生ずる振動の強さに
    応じて変るセンサ信号を発生する振動センサ、該センサ
    信号を調整して限定された周波数範囲の出力電圧にする
    アナログ・チャネルであって、利得制御するための可変
    減衰器を含むアナログ・チャネル、上記出力電圧をサン
    プリングしてディジタル化する手段、ならびに切削工具
    の破損を表わす、所定の確認期間の間持続する信号レベ
    ルの急速な変化を検出する手段を有する工具破損検出シ
    ステムに於いて、上記可変減衰器の利得を動的に制御し
    、かつ上記出力電圧を指定された平均レベルに調節する
    自動利得制御手段であって、利得を変化させる速度を利
    得に拘らず一定にすると共に、工具破損を検出するため
    の上記確認期間の間は信号レベルが著しく変化しないよ
    うにする自動利得制御手段を設けたことを特徴とする工
    具破損検出システム。
  2. (2)特許請求の範囲(1)項記載の工具破損検出シス
    テムに於いて、上記自動利得制御手段がカウンタを含み
    、上記カウンタの出力が上記可変減衰器の利得を定め、
    また上記カウンタの出力は可変クロックにも供給されて
    、該可変クロックにより任意の時点における利得の関数
    である可変速度で上記カウンタに対するクロック・パル
    スを発生させる工具破損検出システム。
  3. (3)特許請求の範囲第(2)項記載の工具破損検出シ
    ステムに於いて、上記可変クロックが、隔離手段を介し
    て上記カウンタの出力に接続された2進重み付け発振器
    、および上記クロック・パルスを発生するタイマで構成
    されている工具破損検出システム。
  4. (4)特許請求の範囲第(3)項記載の工具破損検出シ
    ステムに於いて、上記自動利得制御手段が更に、上記カ
    ウンタの計数値が所定の最大値より大きくなったときお
    よび所定の最小値より小さくなったときに、上記可変ク
    ロックを禁止する手段を含んでいる工具破損検出システ
    ム。
  5. (5)特許請求の範囲第(2)項記載の工具破損検出シ
    ステムに於いて、上記カウンタがアップ/ダウン・カウ
    ンタであり、上記自動利得制御手段が更に、上記出力電
    圧のレベルを検出して、上記カウンタをカウント・アッ
    プさせるかカウント・ダウンさせるか決定すると共に、
    上記可変クロックを禁止すべきか否かを決定するレベル
    検出手段を含んでいる工具破損検出システム。
  6. (6)特許請求の範囲第(5)項記載の工具破損検出シ
    ステムに於いて、上記レベル検出手段は、検出した電圧
    が所望の平均レベルよりもそれぞれ低いおよび高い2つ
    の予め選定されたレベルのいずれかになったときにカウ
    ント・アップ信号またはカウント・ダウン信号を発生し
    、発生した上記のカウント・アップ信号またはカウント
    ・ダウン信号を上記カウンタに供給して、上記カウンタ
    をカウント・アップまたはカウント・ダウンできるよう
    にする工具破損検出システム。
  7. (7)特許請求の範囲第(6)項記載の工具破損検出シ
    ステムに於いて、上記自動利得制御手段が更に、検出し
    た電圧が上記2つの予め選定されたレベルの間の窓の中
    にあるときは上記可変クロックを禁止する手段を含んで
    いる工具破損検出システム。
  8. (8)特許請求の範囲第(6)項記載の工具破損検出シ
    ステムに於いて、上記レベル検出手段が閾値電圧に対し
    て検査して、検出されたレベルが閾値電圧より低い場合
    はタイマに閾値信号を与えて、所定の遅延時間の後、上
    記カウンタをプリセットして選定されたプリセット利得
    を生じさせる利得プリセット手段を作動する工具破損検
    出システム。
  9. (9)特許請求の範囲第(8)項記載の工具破損検出シ
    ステムに於いて、上記閾値電圧が上記切削工具を取付け
    た工作機械の背景雑音レベルより高く、上記所定の遅延
    時間の長さが、間欠的に上記閾値電圧より低い電圧を発
    生するランアウトのような正常な切削動作の間は上記カ
    ウンタをプリセットしないようにする長さである工具破
    損検出システム。
  10. (10)特許請求の範囲第(8)項記載の工具破損検出
    システムに於いて、上記利得プリセット手段が切削条件
    に応じて切削毎に変る利得値を設定する工具破損検出シ
    ステム。
  11. (11)工具と工作物の界面における振動を監視するこ
    とにより工作機械の切削工具の破損を検出する方法に於
    いて、 発生した振動信号を、アナログ増幅器を含むアナログ・
    チャネルで予備処理して、単極性の切削雑音信号を形成
    し、 上記切削信号をディジタル式に処理して、所定の確認期
    間の間持続する信号レベルの急速なかなり大きな変化に
    より表わされる工具破損の音響的な識別特性を検出する
    ことを含み、更に、 上記アナログ増幅器の利得を自動制御して、上記アナロ
    グ切削信号を窓の中の指定された信号レベルになるよう
    に調節し、利得を変化させる速度をほぼ一定にし、利得
    を予め選定された比に変化させる時間が工具破損を検出
    するための上記確認期間より長い時間を要するようにす
    ることを特徴とする工具破損検出方法。
  12. (12)特許請求の範囲第(11)項記載の工具破損検
    出方法に於いて、上記アナログ増幅器の利得が自動利得
    制御回路に帰還され、また任意の時点における利得の変
    化速度が利得の関数である工具破損検出方法。
  13. (13)特許請求の範囲第(12)項記載の工具破損検
    出方法に於いて、閾値電圧より高く上記窓より低いアナ
    ログ切削雑音信号を検出したとき利得を大きくし、上記
    窓より高い切削信号を検出したとき利得を小さくする工
    具破損検出方法。
  14. (14)特許請求の範囲第(13)項記載の工具破損検
    出方法に於いて、上記閾値電圧が上記工作機械の背景雑
    音レベルより高い電圧であり、遅延期間を超える時間の
    間持続する上記閾値電圧より低い電圧が検知された場合
    には利得を割当てられた値にプリセットすることを含ん
    でいる工具破損検出方法。
JP62315474A 1986-12-19 1987-12-15 工作機械モニタ用自動利得制御 Pending JPS63185555A (ja)

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