JPS6318123Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6318123Y2
JPS6318123Y2 JP1977004450U JP445077U JPS6318123Y2 JP S6318123 Y2 JPS6318123 Y2 JP S6318123Y2 JP 1977004450 U JP1977004450 U JP 1977004450U JP 445077 U JP445077 U JP 445077U JP S6318123 Y2 JPS6318123 Y2 JP S6318123Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal
metal member
mercury
capsule
crushed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1977004450U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS53100766U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1977004450U priority Critical patent/JPS6318123Y2/ja
Publication of JPS53100766U publication Critical patent/JPS53100766U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6318123Y2 publication Critical patent/JPS6318123Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本案は放電灯の改良に関するものである。
一般に放電灯は排気工程において、排気ヘツド
より排気管を通してバルブ内に一定量の水銀が封
入されているのであるが、バルブの温度が高いた
めに、バルブ内に封入された直後にかなりの量の
水銀が蒸発する。そしてこの水銀蒸気は真空系に
逸散し、大部分はトラツプに凝縮されるが、一部
は真空ポンプより外部に放出され、作業環境を汚
染する傾向にある。
又、バルブ内への水銀封入量は真空系への逸散
を考慮して必要量の3〜5倍程度も多く封入され
ており、資源の有効利用の点からも好ましくない
ものである。
従つて、本出願人は先に、バルブ端部のステム
より延びる2本の支柱線の先端間に電極を接続
し、この電極の近辺にリング状の金属部材を配設
すると共に、この金属部材に所要量の水銀を内蔵
した金属パイプの開口部を圧潰封止してなる金属
カプセルを少くとも一方の圧潰部を利用して固定
した放電灯を提案した。
この放電灯によれば、排気操作完了後に金属部
材、金属カプセルを高周波加熱することによつて
金属カプセル内の水銀をバルブ内空間に供給して
いるので、水銀蒸気が排気系より外部に放出され
ることはなく、従つて作業環境の汚染は皆無にで
きる上、金属カプセル内には予め、放電灯として
必要最小限の水銀が内蔵されているので、資源の
有効利用が可能になるなどの優れた効果が得られ
る。
しかし乍ら、この金属カプセルは例えば巾が2
〜3mm、全長が5mm、圧潰部の長さが2mm程度と
極めて小形であるために、金属部材への固定には
細心の注意を要する。特に、溶接による固定手段
を採用する場合には金属カプセル自身の肉厚が小
さいこともあつて、溶接条件によつては圧潰部が
溶断したり、さらには溶断部が未圧潰部にまで延
び水銀が漏出したりするという欠点がある。
本案はこのような点に鑑み、金属カプセルの金
属部材への固定を容易化し、かつ未圧潰部の損傷
による水銀の漏出を皆無になしうる放電灯を提供
するもので、以下実施例について説明する。
第1図〜第4図において、1はバルブで、その
内面には蛍光体2が被着されている。3はバルブ
1の端部に封止されたステムで、4,4はステム
3に植設されかつバルブ内空間に延びる支柱線、
5は支柱線4,4の先端間に接続されたフイラメ
ントコイルなどの電極である。6は電極5を囲繞
するように配設されたリング状の金属部材で、7
はその内面に被着された例えばジルコニウムーア
ルミニウム系の不揮発性ゲツター、8は金属部材
6の端部6a,6b間に形成された空間部であ
る。尚、不揮発性ゲツター7は金属部材6の内面
に被着する他、それの外面、支柱線4に被着する
こともできるし、又省略することもできる。9は
金属部材6を支柱線4,4を電気的に絶縁して支
持する支柱線で、ステム3に植設されている。
尚、金属部材6は電極5より非放電空間側に離隔
するように配設することもでき、特にこの場合、
支柱線4,4のいずれか一方に接続して支持する
こともできる。10は金属部材6のバルブ内面と
対向する部分に固定された金属カプセルで、図示
例では金属部材6の端部6a,6bに空間部8が
橋絡されるように溶接されている。この金属カプ
セル10は圧潰部11,12間に未圧潰部13を
形成し、この未圧潰部13の内部に所要量の水銀
14を収納して構成されており、例えば第5図に
示すようにして製作される。即ち、同図aに示す
ように例えば肉厚が0.03〜0.04mm、直径が1.35mm
の長尺状のステンレスパイプ10′の一端を真空
系に、他端を水銀供給系にそれぞれ接続する。そ
してパイプ10′内が所望の真空度に達した時に
水銀供給系のバルブを開放すると、水銀14はパ
イプ10′内に充填される。次に同図bに示すよ
うに金属パイプ10′を一定間隔毎にプレスして
圧潰部11′と未圧潰部13を形成する。そして
圧潰部11′を一点鎖線で示すように、圧潰部1
1が圧潰部12より充分に長くなるように切断し
て製作を完了する。尚、圧潰部の切断部分を溶接
してもよい。
次に金属カプセル10の金属部材6への固定方
法並びにバルブ内空間への水銀14の供給方法に
ついて説明する。まず、電極5を金属部材6にて
囲繞すると共に、その一部に支柱線9を溶接す
る。そして、金属カプセル10を、圧潰部12が
放電空間側に、圧潰部11が非放電空間側に向き
かつバルブ1の軸方向にほぼ合致させた上で、金
属部材6の端部6a,6bに圧潰部11を空間部
8が橋絡されるように位置させて溶接する。次
に、この放電灯を排気装置(図示せず)に接続
し、バルブ内の不純ガスを排出する。そして、バ
ルブ1内に一定量の不活性ガスを充填し、排気管
(図示せず)をバーナーなどにて封止する。然る
後、バルブ1の外周部に高周波加熱装置(図示せ
ず)を配置し、金属部材6を高周波加熱すると、
加熱電流は金属部材6及び金属カプセル10から
なる閉回路に流れる。そして、特に金属カプセル
10は金属部材6のバルブ内面と対向する部分、
即ち外面に溶接されている上、小形であることも
あつて、集中的に加熱される。尚、この際、金属
部材6の温度上昇は金属カプセル10に比して少
ない。このために、未圧潰部13内に収納されて
いる水銀14は急速に温度上昇し、未圧潰部13
内の水銀蒸気圧が著しく高くなる。そして、その
内圧が圧潰部12の密封力より高くなると、圧潰
部12にはバルブ1の軸方向にほぼ合致する開口
部が形成され、未圧潰部13の水銀14がバルブ
内空間に放出される。特に、圧潰部12は圧潰長
さが短く設定されているので、未圧潰部13の内
圧上昇時における開口部の形成が容易化される。
尚、金属カプセル10の加熱は主として圧潰部1
1にループ電流が集中することによつて行われる
関係で、加熱状態によつて圧潰部11の密封力が
圧潰部12の密封力より弱くなつた場合には水銀
放出用の開口部は圧潰部11に形成されることと
なる。そして、金属部材6、金属カプセル10の
高周波加熱時に放出される不純ガスは金属部材6
の内面に被着されている不揮発性ゲツター7にて
速やかに吸着され、バルブ内空間は清浄に保たれ
る。
このように金属カプセル10は金属パイプ1
0′に水銀14を充填した状態で、所望間隔で圧
潰し、かつ圧潰部11が圧潰部12より長くなる
ように切断して構成されているので、圧潰部11
を金属部材6の端部6a,6bに溶接する際の溶
接しろを充分にとることができる。このために、
圧潰部11の金属部材6への溶接時に、溶接部所
を未圧潰部13より充分に離隔することができる
ので、溶接操作に起因する未圧潰部13の損傷を
皆無にでき、かつ水銀14の漏出も全くない。
又、金属カプセル10はその圧潰部11が空間
部8を橋絡するように金属部材6の端部6a,6
bに溶接されているので、金属部材6、金属カプ
セル10を高周波加熱した場合、金属カプセル1
0が金属部材6に比して小形であり、かつ金属部
材6の外面に位置していることもあつて集中的に
加熱されて未圧潰部13の水銀14は急速に温度
上昇する。従つて、未圧潰部13の内圧は短時間
で圧潰部12を開口するに充分な圧力に高められ
るので、水銀14のバルブ内空間への供給を確実
に行うことができる。特に圧潰部12は圧潰部1
1より圧潰長さが短く設定されているので、高周
波加熱時における未圧潰部13の内圧の上昇によ
つて容易に開口部を形成でき、バルブ内空間への
水銀14の供給を能率的に行うことができる。
さらには金属カプセル10は金属部材6にバル
ブ1の軸方向とほぼ一致するように固定されてい
るので、高周波加熱時における水銀14は圧潰部
12に形成される開口部よりバルブ1の軸とほぼ
合致するバルブ内空間に放出される。このため
に、放出水銀はバルブ内面に衝突しないので、蛍
光体2の剥離を確実に防止できる。
第6図〜第7図は本案の他の実施例を示すもの
で、支柱線4,4の先端に継線された電極5は無
端状に構成されるリング状の金属部材6にて囲繞
されており、それのバルブ内面と対向する部分に
は金属カプセル10が溶接されている。この金属
カプセル10は圧潰部12が放電空間側に、圧潰
部11が非放電空間側に向くように配置した上
で、圧潰部11が金属部材6に溶接されている。
尚、本案は何ら上記実施例にのみ制約されるこ
となく、例えば金属カプセルは金属部材の外面に
固定する他、内面に固定することもできるし、そ
れの固定手段も溶接による他、かしめなどを利用
できる。又、金属部材は無端状、有端状のリング
状に構成できるが、特に有端状のものにあつては
金属カプセルをその空間部に橋絡状に固定する
他、単なる壁面部に固定することもできる。
以上のように本案によれば、金属カプセルにお
ける一方の圧潰部を他方の圧潰部より長く設定す
ると共に、金属カプセルを金属部材にバルブの軸
方向とほぼ一致するように固定することによつ
て、金属カプセルの金属部材への固定を、未圧潰
部を損傷させることなく容易に行うことができる
上、水銀の放出方向をバルブの軸方向にほぼ合致
できるために、製造工程中における水銀の漏出を
防止できる上、蛍光体の剥離も皆無にできるとい
う優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案の一実施例を示す要部破断側面
図、第2図は第1図の−断面図、第3図は第
2図の−断面図、第4図は第2図の−断
面拡大図、第5図は本案に係る金属カプセルの製
造方法を説明するための側断面図、第6図は本案
の他の実施例を示す要部破断側面図、第7図は第
6図の−断面図である。 図中は、1はバルブ、3はステム、4は支柱
線、5は電極、6は金属部材、10は金属カプセ
ル、10′は金属パイプ、11,12は圧潰部、
13は未圧潰部、14は水銀である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内面に蛍光体を被着したバルブの端部のステム
    より延びる2本の支柱線の先端間に電極を接続
    し、この電極の近辺にリング状の金属部材を配設
    すると共に、この金属部材に所要量の水銀を内蔵
    した金属パイプの開口部を圧潰封止してなる金属
    カプセルを固定したものにおいて、上記金属カプ
    セルの未圧潰部の両端に連続して延びる圧潰部の
    一方を他方より長くし、その長い方の圧潰部を金
    属カプセルがバルブの軸方向とほぼ一致するよう
    に金属部材に固定したことを特徴とする放電灯。
JP1977004450U 1977-01-18 1977-01-18 Expired JPS6318123Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977004450U JPS6318123Y2 (ja) 1977-01-18 1977-01-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977004450U JPS6318123Y2 (ja) 1977-01-18 1977-01-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS53100766U JPS53100766U (ja) 1978-08-15
JPS6318123Y2 true JPS6318123Y2 (ja) 1988-05-23

Family

ID=28691311

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1977004450U Expired JPS6318123Y2 (ja) 1977-01-18 1977-01-18

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6318123Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5016475A (ja) * 1973-04-27 1975-02-21

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5016475A (ja) * 1973-04-27 1975-02-21

Also Published As

Publication number Publication date
JPS53100766U (ja) 1978-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3228073B2 (ja) 放電ランプ
US4463281A (en) High-pressure electric discharge lamp with electrode support
JPH0586027B2 (ja)
JPS6318123Y2 (ja)
US2716584A (en) Double hermetic seal for gaseous discharge lamps
US4335326A (en) Mercury dispenser for discharge lamps
JP2002523871A (ja) 保護スリーブを備えるランプ
US3351803A (en) Seal and lead-in conductor assembly for gaseous discharge lamps
US5731662A (en) Metal halide lamp with getter
JPS6013173Y2 (ja) 放電灯
JPS6222061Y2 (ja)
JPS5841643Y2 (ja) 金属蒸気放電灯
JPS6019325Y2 (ja) 放電灯
US6369503B1 (en) Mercury capsule for use in a fluorescent lamp
JPS6111886Y2 (ja)
US4451725A (en) Electrical heating unit for sealing vacuum electron tubes
KR970005770B1 (ko) 저압 수은 증기 방전등
GB1561919A (en) High pressure vapour discharge lamp
JPH10283990A (ja) 高圧放電ランプ
JPH06111793A (ja) 二重管形管球
JPH0589839A (ja) 管球用ウエルズ
JPH0877975A (ja) 放電ランプ
JP2596889Y2 (ja) 放電ランプ
JPS5836465B2 (ja) 封止された高圧ナトリウム放電灯ア−ク管
JPH0721988A (ja) 高圧放電灯およびこれを含む半導体露光装置ならびに映写装置