JPS6318110Y2 - - Google Patents

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JPS6318110Y2
JPS6318110Y2 JP2974879U JP2974879U JPS6318110Y2 JP S6318110 Y2 JPS6318110 Y2 JP S6318110Y2 JP 2974879 U JP2974879 U JP 2974879U JP 2974879 U JP2974879 U JP 2974879U JP S6318110 Y2 JPS6318110 Y2 JP S6318110Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、時計の切換スイツチ構造に関するも
のである。
近年、液晶表示時計は急激に数を増し、針式水
晶時計と市場を二分するまでに至つている。
この液晶表示時計は多機能化にともないその操
作方法も複雑になりその反動として押しボタンに
よるスイツチ操作が殆んどで、ボタンの数も3
個、4個のものも少なくない。しかし、消費者に
とつてみると液晶表示時計は製品化されて日も浅
く、初めて使う人も少なくないし、今まで使つて
いた針式の時計と操作も全く異なるので、単機能
の液晶表示時計でも使い方がわからず、不安や戸
惑いを感じる人も少なくなかつた。
本考案は、液晶表示時計のスイツチ操作を押し
ボタン操作から針式時計と同じリユーズ操作にし
て、液晶表示時計を持ち慣れていない人、特に女
性や老人にも気軽に使えるようにし、しかも女持
時計のように小型な時計にも装着できるコンパク
トで簡単な切換スイツチ構造にしようとするもの
で以下図面に従つて詳細に説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示す図面で第1
−a図が平面図、第1−b図、第1−c図が断面
図である。
1は巻真で先端部に細い軸部1bで結合された
カム1aを有している。2はクリツクレバーでス
イツチバネ7とクリツク部2a,2bを有してい
る。4は回路ケースでクリツクピン3とバネ部4
c、サライによつて形成された突起部4a,4b
を有している。
5はスイツチレバーでバネ部5a,5bを有し
ている。6は回路基板でスイツチピン8a,8b
と電極パターン6a,6b,6cを有している。
10はパネル枠で突起10aを有している。
ここでクリツクレバー2は巻真1の軸部1aと
立上り部2cで係合し、回路ケース4のクリツク
ピン3とクリツク部2aの凹で平面的に位置決め
されている。又、クリツクレバー2は断面的に回
路ケースのバネ部4cにより押し上げられ巻真1
に立上り部2cで度決めされている。スイツチレ
バー5は、回路ケース4のクリツクピン3を揺動
軸に巻真1のカム1aと係合する係合部5cを有
している。スイツチレバー5のバネ部5a,5b
は回路ケース4の突起部4a,4bと係合しクリ
ツクピンとともに位置決めされている。
又、スイツチレバー5は、断面的にパネル枠1
0とクリツクレバー2の間に位置している。
クリツクレバー2のスイツチバネ7は回路基板
6の電極パターン6a,6bに接触している。
第1図は、巻真が1段目にある時計の通常携帯
状態を示す図で、第2図は、第1図から巻真が引
き出されている時計の修正状態を示す図で、部品
の構成は第1図と全く同様である。第2−a図が
平面図、第2−b図、第2−c図が断面図であ
る。
第1図の通常携帯状態では、第5図のように液
晶パネル11に「時・分」が表示されている。
ここで巻真1を右回転すると巻真1のカム1a
が回転し、カム1aに係合するスイツチレバー5
が回路ケース4に立てられたクリツクピン3を中
心に揺動し、スイツチレバー5のバネ部5aが回
路基板6のスイツチピン8aに接触し、スイツチ
が働らいて、液晶パネル11の表示が第5図に示
す「時・分」から第6図に示す「月・日」のカレ
ンダー表示に切替る。更に巻真1を右回転すると
カム1aとスイツチレバー5の係合が外れる。ス
イツチレバー5のバネ部5a,5bはバネでカム
1aとスイツチレバー5の係合が外れるまで揺動
されてもバネ部5aはスイツチピン8aに接触し
たままでたわみ、スイツチレバー5が破壊されな
いようになつている。又、スイツチレバー5の揺
動するストロークのバラツキを吸収するため、ス
イツチレバー5のバネ部5aでスイツチピン8a
と接触させ、接触後バネ5aをたわませてスイツ
チの信頼性を向上させている。カム1aとスイツ
チレバー5の係合が外れるとき回路ケース4の突
起部4bに係合しているスイツチレバー5のバネ
部5bはスイツチレバー5がカム1aにより揺動
された分たわめられているので、カム1aとスイ
ツチレバー5の係合が外れるとスイツチレバー5
は定位置まで戻される。第4図に示すように巻真
1のカム1aは2枚の歯を有していて、カム1a
が1回転するとスイツチレバー5がスイツチピン
8aと2回接触し、液晶パネル11の表示が第5
図の「時・分」の状態と第6図の「月・日」の状
態が繰り返し表示される。
又、巻真1を左回転したときも作動は巻真1を
右回転したときと同様で、巻真1のカム1aによ
りスイツチレバー5は回路ケース4に立てられた
クリツクピン3を中心に揺動され、スイツチピン
8bにスイツチレバー5のバネ部5bが接触しス
イツチが働き、液晶パネル11の表示が第5図の
「時・分」から第6図に示す「月・日」表示に切
替る。更に巻真1を左回転させるとカム1aとス
イツチレバー5の係合が外れスイツチレバー5の
バネ部5aにより定位置に戻される。更に巻真1
を左回転させるとスイツチレバー5は再びスイツ
チピン8bと接触し、液晶パネル11の表示が第
6図の「月・日」表示から第5図の「時・分」表
示に戻され、巻真1の左回転により第5図と第6
図の液晶パネル11の表示が交互に繰返される。
次に巻真1を引き出し、第2図に示す修正状態
にすると、巻真1に係合するクリツクレバー2が
巻真1と一緒に移動しクリツク部2bの凹部が回
路ケース4に立てられたクリツクピン3と係合し
巻真1が2段目に位置決めされる。この時、従来
の針式時計と同様にクリツクレバー2のクリツク
部がクリツクピン3を移動する時、クリツク感を
生ずる。クリツクレバー2はスイツチバネ7を有
していて、巻真が押し込まれている1段目の状態
ではスイツチバネ7は回路基板6の電極パターン
6a及び6bに接触している。6aはプラス端子
である。この状態は、スイツチバネ7が電極パタ
ーン6cに接触していないので時計は通常の携帯
モードである。巻真1が引き出されクリツクレバ
ー2が移動すると、スイツチバネ7も同時に移動
し、回路基板6の電極パターン6cに接触する。
スイツチバネ7が電極パターン6cに接触すると
電極パターン6aのプラス端子と電極パターン6
cがスイツチバネ7を介して接続され時計は修正
モードになる。この状態では第5図の「時・分」
のコロン11aが点滅から点灯になり時計は秒が
リセツトされ停止される。これも針式水晶時計の
巻真引き出し状態の現象と何ら変わりない。
ここで巻真1は2段目に引き出されるがカム1
aはスイツチレバー5と常時係合されている。
この状態で巻真1を回転させて「時・分」の修
正をする。巻真1を右回転すると巻真1のカム1
aが回転し、カム1aに係合するスイツチレバー
5が回路ケース4に立てられたクリツクピン3を
中心に揺動され、クリツクピン8aにバネ部5a
で接触し、スイツチが働き、液晶パネル11の表
示が第5図から第7図のように修正される。巻真
1の右回転による修正は加算修正で「分」が修正
され第8図に示すように「時」まで連動して修正
される。又、巻真1を左回転すると全くその逆で
スイツチが働くごとに「分」が減算修正され
「時」まで連動して修正される。
このときの作動は第1図の通常状態で巻真1を
回転させたときと全く同様である。
修正が完了したら、次に巻真1を押し込んで、
クリツクレバー2を1段目まで移動させスイツチ
バネ7と回路基板6の電極パターン6cの接触を
外して通常モードに戻す。このとき同時に時計は
動き出す。
「月・日」の修正を同様で1段目で巻真1を回
転させて表示を第5図の「時・分」から第6図に
示す「月・日」に切換えて巻真1を引き出し修正
する。
本考案の切換スイツチ構造は上述のとおりであ
るが、第1−b図のように巻真1が外装ケース9
だけで案内されているため時計体と断面的に位置
ずれしやすく巻真1のカム1aとスイツチレバー
5の喰み合い量がバラツキ、スイツチレバーの揺
動ストロークが変化してしまう危険性があるため
回路ケース4のバネ部4cによりクリツクレバー
2を押し上げクリツクレバー2の立上り部2cを
巻真1に当てている。
このときクリツクレバー2が回路ケース4のバ
ネ部4cにより押し上げられるとパネル枠10と
クリツクレバー2の間にあるスイツチレバー5は
アガキがなくなつてしまい作動不良となるので、
パネル枠10にスイツチレバー5の厚み以上の高
さの突起10aを設けてスイツチレバー5のアガ
キを確保している。
又、第3図に示すように、クリツクレバー2の
スイツチバネ7によりクリツクレバー2つ巻真1
を度決めすることもできる。更にクリツクレバー
2とスイツチレバー5の配置を変えた構造も可能
である。
本考案の構造によると、スイツチレバーとクリ
ツクレバーの組み合わせで巻真による切換スイツ
チ操作全てのスイツチ機能が成されるので構造も
簡単でしかもコンパクトである。又、構造が簡単
なため他の部品と組み合わせたりして個々の時計
に合つた切換スイツチ構造が創造できる。
更にスイツチレバーと巻真、クリツクレバーと
巻真の係合部がほぼ同一平面でしかも小スペース
のため巻真も短かくできるので第1図に示すよう
に液晶パネルと並べて配置しても時計体を大きく
してしまつたり、逆に液晶パネルの表示面積を小
さくしてしまうこともない。
スイツチレバーの揺動軸もクリツクレバーのク
リツクピンを共用しているため部品も増えずスペ
ースにも有効である。
更に、巻真のカムとスイツチレバーの喰合いを
安定させるための手段も回路ケースやパネル枠で
できるので部品も増えずしかもコストアツプにも
ならない。
巻真のカムの歯数もリユーズに取り付けたりす
る作業性の上からも特に2枚又は4枚がよく、ス
イツチの操作上からも望ましい。
本考案は上述のとおりで、本考案によれば、通
常の携帯状態においてクリツクレバーは回路基板
の電極パターンに接触し、外部操作部材の回転に
よりスイツチレバーがスイツチピンに接触して液
晶パネルのモード表示の切換のスイツチとして機
能し、外部操作部材を引出した修正状態において
は外部操作部材の回転により液晶パネルに表示さ
れた時刻もしくは曜日の修正スイツチとして機能
するので外部操作部材を操作することのみでモー
ド表示切換と表示の修正ができるし、又、スイツ
チレバーはクリツクレバーとパネル枠との間に隙
間を保つて挟持されているので外部操作部材との
係合位置も常に良好な係合状態を保つて安定した
確実なスイツチ機能を果すことができることによ
つて、液晶表示時計の複雑なボタン操作を消費者
が従来から使い慣れている針式時計と同様のリユ
ーズを引き出して回転させる方式にして特に女性
や老人にも容易に操作できる。
更に、外部操作部材の回転により揺動するスイ
ツチレバーのバネ部の一方がスイツチとして作動
するとき、他方のバネ部が戻しバネとして機能す
るのでスイツチ作動の係脱が確実に行うことがで
きるとともに部品の増加もなく大きなスペースも
必要としないために小型化することが可能である
ので、コンパクトで女持時計のような小型、薄型
な時計にも装置できる切換スイツチ構造を提供す
るものでその効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案の実施例を示す図面で
第1−a図、第2−a図が平面図、第1−b図、
第1−c図、第2−b図、第2−c図が断面図で
ある。第3図は本考案の他の実施例を示す断面図
である。第4図は、本考案の巻真カムとスイツチ
レバーの係合関係を示す図面である。第5図、第
6図、第7図、第8図は本考案の時計操作による
表示状態を示す図面である。 1……巻真、2……クリツクレバー、3……ク
リツクピン、4……回路ケース、5……スイツチ
レバー、6……回路基板、7……スイツチバネ、
8……スイツチピン、9……外装ケース、10…
…パネル枠、11……液晶パネル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 液晶表示装置を有するとともに外部操作部材の
    回転により前記液晶表示装置の表示の切換及び時
    刻の修正を行う時計の切換スイツチ構造におい
    て、細い軸部1bで結合された先端部にカム1a
    を有する外部操作部材1と、前記外部操作部材の
    軸方向の移動に連動するクリツクレバー2と、前
    記クリツクレバーに係合するクリツクピン3が固
    定された回路ケース4と、前記クリツクピンと穴
    係合し前記外部操作部材の回転により前記カムと
    係合し前記クリツクピンを中心に揺動するスイツ
    チレバー5と、前記回路ケース上に配設され、複
    数の電極パターン6a,6b,6c及び2個のス
    イツチピン8a,8bが形成されている回路基板
    6と、前記回路ケースと対向して配置され前記液
    晶表示装置を支持するパネル枠10とを有してな
    り、前記クリツクレバーは前記軸部に係合する立
    上り部2cと、前記外部操作部材の軸方向位置に
    応じて前記複数のパターンのいづれかと接触して
    前記液晶表示装置の表示の切換もしくは表示の修
    正のスイツチとして動作するスイツチバネ7と、
    前記クリツクピンと係合するクリツク部2a,2
    bとを有し、前記スイツチレバーは前記外部操作
    部材の前記カムと係合する係合部5cと、前記外
    部操作部材の両側で前記回路ケースに形成された
    2個の突起部4a,4bにそれぞれ弾圧するバネ
    部5a,5bとを有し、前記スイツチレバーのバ
    ネ部5a,5bは前記外部操作部材の回転により
    揺動し前記バネ部の一方が前記スイツチピンの一
    方に接触し時刻もしくは曜日の修正スイツチとし
    て動作させるバネ部と前記バネ部の他方が前記バ
    ネ部の一方の戻しバネとなるバネ部とで形成さ
    れ、且つ前記パネル枠は前記回路ケースと対向す
    る側に前記クリツクレバーに当接する突起10a
    を有し、前記回路ケースは前記パネル枠の方向に
    弾性を有するバネ部4cを有しており、前記クリ
    ツクレバーは前記突起10aと前記バネ部4cに
    より押圧挟持されて位置決めされ、前記スイツチ
    レバーは前記クリツクレバーと前記パネル枠との
    間に隙間を保つて挟持させてなることを特徴とす
    る時計の切換スイツチ構造。
JP2974879U 1979-03-08 1979-03-08 Expired JPS6318110Y2 (ja)

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JP2974879U JPS6318110Y2 (ja) 1979-03-08 1979-03-08

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JP2974879U JPS6318110Y2 (ja) 1979-03-08 1979-03-08

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JPS55129332U JPS55129332U (ja) 1980-09-12
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JP2974879U Expired JPS6318110Y2 (ja) 1979-03-08 1979-03-08

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JPS5879294U (ja) * 1981-11-24 1983-05-28 セイコーエプソン株式会社 電子時計

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