JPS63180322A - 帯状板材のコイル巻戻し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、圧延鋼板等の帯状板材のコイルのうち、主と
して、コイ／し外径に（らべて比較的に狭幅のコイルの
巻戻し装置に関するものである。

［従来の技術］ 従来のコイル外径にくらべて比較的狭幅のコイルの巻戻
し装置の一例として、電縫管製造ライン等に使用するコ
イルを処理するラインの巻戻し装置を第５図及び第６図
に示す。

本装置は、コイル１を保持するマンドレル１０をそなえ
た巻戻し機（アンコイラ）２と、コイルｌの先端を起こ
してライン入側のピンチロール３へ通板させるためのウ
ェッジ式コイルオープナ４、上・下部スレッディングガ
イド５，６、スナバロール７及び支持架構８からなるス
レッディング装置９の主要部材で構成されている。

以上の構成からなる巻戻し装置の作用について述べれば
、まず、マンドレル１０のドラム拡縮装置１６により、
拡縮自在のセグメント１７よりなるドラム１５を収縮さ
せておき、クレーン、あるいは、コイルカー（図示せず
）等を使用してコイル１をドラム１５に装着した後、セ
グメントＩ７を拡張し、コイル１をドラム１５に圧着保
持する、この状態でコイル１外周のバンド（図示せず）
を手動、又はバンドカッタ（図示せず）で切断除去する
。つぎに、支持架構８に上、下に傾動自在に支持された
スナバロール７をコイル１外周に圧着してマンドレル１
０駆動モータ１１を低速で始動し、コイル１を矢印ａと
反対向きに回転させながらスナバロール７に近接してア
ーム２２に取付けた位置センサ（図示せず）でコイル１
先端位置を検出し、この信号に基いてモータ１１を停止
せしめた後、シリンダ２０を介してコイルオープナ４を
前進させコイル１先端位置にセットする。

つぎに、モータ１１を低速で始動し、コイル１を矢印ａ
方向へ回転させると、コイル１先端はコイルオープナ４
で起こされて、スレッディングガイド６．５に沿ってラ
イン入側ピンチロール３へ通板される。ここで、帯鋼１
はピンチロール３で挟着されて後続のレベラ（図示せず
）へ自動的に通板される。ピンチロール３による通板を
開始すると、コイルオープナ４をシリンダ２０を介して
後退させると共に、支持架構８に固定されたシリンダ２
１．２３を作動させて下部スレッディングガイド６を降
下、スナバロール７を上昇退避させる。かくて、アンコ
イラ２の回転を所定のライン速度に上昇し運転を続行す
る。

つぎに、１−コイルの処理を終了し、次のコイルを供給
する場合は、アンコイラ２を停止し、ドラム１５を収縮
させた後、前記手順に従ってコイルを装着し、巻戻しを
再開することができる。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、前記アンコイラへのコイル装入から、コ
イル先端部をライン入側のピンチロール３へ通板する間
の諸作業は、通板速度がライン速度にくらべて極めて低
速であり、長時間を要するため、生産能率向上を阻害す
る要因の一つであった。

本発明は、かかる問題に着目して提案されたものであっ
て、コイルの装入、巻戻し作業時間を大幅に短縮可能な
巻戻し装置を提供せんとするものである。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、前記問題を解決するために、軸線を共有し、
同一の外径をもち、互いに軸方向に脱着自在にかみあう
ことができるよう複数のドラムセグメントで構成された
マンドレルをそなえ、かつ少なくとも一方が軸方向に往
復動可能な２台のアンコイラと、前記マンドレル軸線に
平行に往復動可能、かつ前記両コイラに共用可能なスレ
ッディング装置とを具備させることにより、一方のアン
コイラでラインへむかってコイルを巻戻し供給する間に
他方のアンコイラとスレッディング装置を用いて、後続
のコイルをマンドレルに装着し、コイル先端がスレッデ
ィング装置の下流レベラ近くまで引伸ばしておき、先行
コイルの巻戻終了次第、短時間に巻戻しが再開できるよ
うに待機させるようにした。

［実施例］ 以下、図面によって具体的に説明する。

第１図は本考案の一実施例に係る平面図、第２図は第４
図中Ｃ−Ｃ矢視図、第３図は禎アンコイラのマンドレル
の断面で第４図中Ｃ−Ｃ矢視図、第４図は補マンドレル
のドラム部分の縦断面で第４図中Ｃ−Ｃ矢視図を示すが
、第５．６図に示す従来装置と同一、又は相当部材は同
一符号を付し詳ｍ構成の重複説明は省略する。

本発明装置は、図示の如く、ライン中心Ｘをはさんで、
主アンコイラ２と補アンコイラ２ａを、それぞれのマン
ドレル１０，１０ａが軸線Ｙを共有するよう対向して設
置すると共に、従来装置（第５，６図参照）の定置式ス
レッディング装置９と同じ構成のものに補助ピンチロー
ル２５を追設し、且つ前記マンドレル軸線Ｙに対し平行
に往復動可能としたスレッディング装置２６を配置した
ことが従来装置との主な相違点である。

主・補アンコイラ２．２ａのドラム１５．１５ａは、第
３図に示す如く、同一外径をなし、それぞれのセグメン
）１７．１７ａは互いに軸方向に脱着自在にかみあうよ
うに円周方向に等分割（例示の場合は合計８等分）され
ると共に、補アンコイラ２ａのセグメント１７ａは、そ
のドラムシャフト１４ａに片持ち支持されている。セグ
メント１７ａの主アンコイラ側のセグメント１７とかみ
あう長さは、最大板幅のコイルを保持できる寸法とする
。

上記以外の両アンコイラ２，２ａの構成は、すべて同じ
であるため、補アンコイラ２ａの相当部材は主アンコイ
ラ２と同一符号に符号ａを付記した。

つぎに、ドラム１５．１５ａ、すなわち、セグメン）１
７．１７ａの拡縮機構に関しては、従来公知のものであ
るため、ここでは簡単に述べることとする。

すなわち、第３．４図に示す如く、各セグメント１７．
１７ａのドラムシャフト１４．１４ａ側は、それぞれテ
ーパ溝２７を介してスプレッダ２８の反ドラムシャフト
１４．１４ａ側のウェッジ部２８ａに摺動自在に係合し
、スプレッダ２８のドラムシャフト１４．１４ａ側はそ
れぞれのドラムシャフト１４ａ又は１４の外周の案内溝
２９に摺動自在に係合し、十字状のシフティングヨーク
３０を介してドラムシャフト１４ａ１又は１４の中空部
に設けたウェッジロッド３１に連結され、ウェッジロッ
ド３１は、それぞれのドラム拡縮シリンダ１６．１６ａ
に連結されている。従ってシリンダ１６．１６ａの作動
により、スプレッダ２８のウェッジ作用でセグメント１
７．１７ａを自在に半径方向へ拡縮できる。

一方、スレッディング装置２６は、シリンダ３２を介し
てガイドレール３３上を、マンドレル軸線Ｙに平行に、
かつライン中心Ｘと補アンコイラのドラム中心Ｘ”間を
往復可能に装着されている。

また、スレッディング装置２６のスレッディングガイド
５，６出側の架構８に補助ピンチロール２５を取付け、
該ピンチロール２５の一方のロール（例示の場合は上ロ
ール）は、前記架構８に取付けたシリンダ３４で昇降で
きると共に、帯鋼１．１゛がピンチロール２５に対し、
軸方向に自在に離説可能な如く構成されている。

［作用］ まず、第１図の実線で示す如く、主アンコイラ２上のコ
イルｌを巻戻し処理中に、スレッディング装置２６を移
動し、コイルオープナ４中心を補アンコイラ２ａのドラ
ム中心線Ｘ′位置にセットすると共に、補助ピンチロー
ル２５を開放状態としておく。次に、従来公知の手順に
より、後続コイル１′をクレーン、又はコイルカーくい
ずれも図示せず）等で補アンコイラ２ａのドラム１５ａ
に装着し、拡縮シリンダ１６ａでセグメント１７を拡張
し、コイル１゛を圧着保持した後、従来公知の手順でコ
イルバンドの切断、除去を行う０次に、前記従来装置（
第５図及び第６図）の場合と同一手順に準じてモータｌ
ｌａを低速で始動し、コイル１゛の先端位置にコイルオ
ープナ４をセットし、コイル先端を起こしながら、補助
ピンチロール２５へ通板し、その先端がピンチロール２
５を若干通過した位置で、補アンコイラ２ａを停止する
と共に、補助ピンチロール２５を閉として帯鋼１°を決
着保持せしめ、この状態で待機させておく。つぎに、先
行コイル１の巻戻しが完了すると、主アンコイラ２のド
ラム１５を収縮させると共に、シリンダ１８を作動して
、主アンコイラ２を補アンコイラ２ａ側へ移動させ、両
ドラム１５．１５ａ中心を同一線Ｘ゛上に合致せしめる
ようかみあわせる。つぎに、主アンコイラのドラム１５
を拡張し、補ドラム１５ａを収縮させ、コイル１′を主
ドラム１５で保持せしめた後、両シリンダ１８．３２を
同期速度で駆動し、主アンコイラ２とスレッディング装
置２６をラインセンタＸ上へ移動させる。つぎに、主ア
ンコイラ２と補助ピンチロール２５を始動して、コイル
先端を、ライン入側のピンチロール３へ通板した後、前
記従来装置の場合の手順に従ってコイルオープナ４及び
下部スレッディングガイド６を傾動退避させると共に、
補助ピンチロール２５を開放させ、シリンダ３２を作動
させて、スレッディング装置２６を補アンコイラ２ａの
ドラム中心Ｘ゛上に移動させて次のコイルの巻戻し準備
作業に入る。以下、コイル毎に前記手順を繰り返す。

［発明の効果］ 以上、詳細に説明したように、本発明ではライン中心の
両側に、同一ドラム径を有するマンドレル拡縮形の主・
補２台のアンコイラ２，２ａを、両マンドレル軸心が同
一線になる如く対向して設置し、かつ両ドラム１５．１
５ａが互いに軸方向に肌着自在にかみあうことができる
ように構成すると共に、スレッディング装置２６を移動
形式とし、主・補アンコイラ２，２ａに対して共用可能
としたため、ラインの運転中にスレッディング装置２６
を使用して、補アンコイラ２ａ上の後続コイルの巻戻し
を行い、コイル先端部をライン入側のピンチロール３の
入側近辺まで引き出した状態で待機することができるた
め、ライン入側におけるアンコイラへのコイルの装入か
らライン入側のピンチロール３までの通板時間を、従来
装置の場合にくらべて著しく短縮可能となり、生産性向
上に寄与すること極めて多大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る平面図、第２図は第１
図中Ａ　−Ａ矢視図、第３図はマンドレルの断面で第４
図中Ｃ−Ｃ矢視、第４図は補アンコイラのマンドレルの
要部断面で第３図中８．７−Ｂ矢視図、第５図は従来の
巻戻し装置の概略平面図、第６図はその正面図を示す。 １．１゛　　　　　コイル ２　　　　　主アンコイラ ２ａ　　　　　　補アンコイラ １０、１０ａ　　　　マンドレル １５、１５ａ　　　　ドラム ９．２６　　　　　スレッディング装置１７．１７ａ　
　　　ドラムセグメント特許出願人　菱船エンジニアリ
ング　株式会社代　理　人　弁理士　　古　　１）　剛
　　啓第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 拡縮機能を持つコイル保持ドラムをそなえたマンドレル
   拡縮式アンコイラと、該アンコイラの下流に設置された
   スレッディング装置をそなえた、直径にくらべて比較的
   に狭幅の帯状板材のコイル巻戻し装置において、軸線を
   共有し、同一の外径をもち、互いに軸方向に脱着自在に
   かみあうことができるよう複数のドラムセグメントで構
   成されたマンドレルをそなえ、かつ少なくとも一方が軸
   方向に往復動可能な２台のアンコイラと、前記マンドレ
   ル軸線に平行に往復動可能、かつ前記両コイラに共用可
   能なスレッディング装置とをそなえたことを特徴とする
   帯状板材のコイル巻戻し装置。