JPS63179250A - 液体クロマトグラフ用カラム - Google Patents

液体クロマトグラフ用カラム

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JPS63179250A
JPS63179250A JP986787A JP986787A JPS63179250A JP S63179250 A JPS63179250 A JP S63179250A JP 986787 A JP986787 A JP 986787A JP 986787 A JP986787 A JP 986787A JP S63179250 A JPS63179250 A JP S63179250A
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tube
filter
column
seal
chromato
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Mamoru Taki
滝 守
Junkichi Miura
順吉 三浦
Yoshio Watanabe
渡辺 吉雄
Masao Kamahori
政男 釜堀
Hiroyuki Miyagi
宮城 宏行
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/60Construction of the column
    • G01N30/6004Construction of the column end pieces
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    • G01N30/6004Construction of the column end pieces
    • G01N30/603Construction of the column end pieces retaining the stationary phase, e.g. Frits

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  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 !゛〔産業上の利用分野〕 本発明は、液体クロマトグラフ用カラムに係り、特に高
速に成分分離するクロマトグラフィーに適用するに好適
な液体クロマトグラフ用カラムに関する。
〔従来の技術〕
液体クロマトグラフ用カラムに関する第1の従来技術は
、特開昭59−222763号に記載されている。
この例では、充填剤を充填したクロマト管の端部に孔径
の小さな内側フィルタと孔径の大きな外側フィルタを設
け、外側フィルタに送液管を直結する構造となっている
また第2の従来技術は、「日本分析化学会関東支部編、
高速液体クロマトグラフィーハンドブック、第87頁、
(丸善)昭和60年11月15日発行」に記載されてい
る。この例では、クロマト管の端部にセラミックスフィ
ルタを設け、その外側に四弗化エチレンネットのリング
を配置し、これ;′に送液管を接続する構造となってい
る。
! ・′:(発明が解決しようとする問題点〕上述した従来
技術のいずれも、クロマト管内の充填剤の粒径が10μ
m以上であることを考慮して作られている。
本発明者らは、従来より一層の高速化をはかるために粒
径が3μm以下の充填剤を用いることを試みた。これに
伴い、液体クロマトグラフの送液管も内径が従来よりは
るかに小さい0.1 wnのものを用いる必要がある0
発明者らの実験によれば、送液管内径を小さくすること
によpて試料成分ピークの拡がりをある程度低減できた
が、従来の構成に基づく分離カラムをそのまま適用した
のでは。
充填剤粒径を小さいものに変更したことに基づく期待さ
れたほどの分離性能が得られなかった。
本発明の目的は、クロマト管内の充填剤として粒径が3
μm以下のものを用いた場合でも、試料成分の不適正な
拡がりを抑えて充填剤層に基づくカラム効率を効果的に
引き出すことができる液体クロマトグラフ用カラムを提
供することにある。
(問題点を解決するための手段〕 本発明の特徴は、充填剤を充填したクロマト管の端部に
充填剤流出防止用フィルタを設け、このクロマト管に向
けて漏斗状に開口した剛体座を上記フィルタの外側に設
け、これらフィルタおよび剛体座を被うように可塑性を
有するシールを配置し、この可塑性シールをクロマト管
の方へ押さえつける送液管接続用接続部材を設けたこと
にある。
〔作用〕
本発明では、クロマト管の端部を充填剤流出防止用フィ
ルタで閉じ、このフィルタを漏斗状に開口した剛体座で
抑圧可能とすることにより、フィルタの周縁部は押しつ
けるがフィルタにおける充填剤存在領域に対応する領域
は押しつけずに済むので、フィルタが膜状フィルタであ
ったとしてもフィルタを異常変形させることなく装着す
ることができ、また、送液管とクロマト管の接続部付近
における試料液がクロマト管から流出する状態に関し試
料成分バンドが不適正に拡散する状態となることを防止
できる。この構成は、接続部付近のデッドスペースを極
力小さくでき、微小内径の送液管とそれより大きな内径
を有するクロマト管をスムースにつなぎ、両者間で発生
する流体の乱れを低減し得る。換言すれば、剛体座の開
口形状を送液管からクロマト管に向かって開口する漏斗
状とすることにより、剛体座は成分バンドの拡がりを極
力小さくするように作用する。接続部付近の液漏れ防止
は、可塑性シールでもってフィルタと剛体座を被い、こ
れを送液管接続用接続部材で押しつけることによって達
成することができる。
〔実施例〕
本発明に基づく望ましい実施例では、クロマト管が大口
径のカラムホルダ内に挿入されており、送液管接続用の
コネクタがカラムホルダにネジ込み接続されているが、
このような構成は本発明の適用の一例にすぎず、カラム
ホルダがない場合でも、コネクタがクロマト管自体に接
続する態様であってもよい。
本発明の望ましい実施例では、可塑性シールが円筒状の
エンドシールから形成されており、そのエンドシール内
に、クロマト管の内径より大きな直径の円盤状フィルタ
と中央点を中心とした漏斗状開口を有する剛体の円盤状
座とを収容する構成となっている。この漏斗状開口の開
口角度は、クロマト管の内径が2.3mであって送液管
の内径が0.1 ttmである場合に、150〜176
度にするのが好適である。剛体座の漏斗状開口の端部直
径は、クロマト管の内径とほぼ等しいように形成される
剛体座は、漏斗状開口とそれに通じる貫通細孔を有する
が、この貫通細孔の直径は0.6 m以下であることが
好適である。また、剛体差の厚さは0.5−〜2.0閣
であることが試料成分の不均一拡散を防止するのに有効
である。剛体座の外周直径は、エンドシールの内径と等
しいか、それよりわずかに小さく形成され、クロマト管
の内径よりは大きく形成される。この剛体座の外周直径
は、円盤状フィルタの直径とほぼ等しい。
送液管として0.1 wa程度の細い管を使用し、粒径
が3μm以下の充填剤を用いる場合には、従来から考慮
されていたインジェクターと送液管とフローセルの容量
で決まるカラム外効果だけで試料成分バンドの拡がりを
低減することが困難であり、従来無視されていたカラム
の出入口の形状すなわち送液管とクロマト管の接続の状
態に基づく試料成分の拡がりを考慮しなければならなく
なる。
送液管の内径を従来の0.25 mから0.1 mに細
くすると、移動相の送液流量が従来と同じであれば、送
液管からの流出時の線速度は従来の約6倍になる。この
ため、送液管とクロマト管のつなぎの状態によって成分
バンドの拡がりが左右される。
本発明の望ましい実施例では、クロマト管の出口付近の
構造を中心に説明するが、出口側の成分バンドの拡がり
はクロマト管の入口付近の接続状態に基づく試料の拡が
りによっても影響される。
従って、入口側と出口側の両方に本発明を適用するのが
最も望ましい、しかし、これらの片方であっても拡がり
を減縮する効果は得られる。
クロマト管内には充填剤を充填する都合上、送゛、\ 竺管と同様の内径0.1 閣程度の内径のクロマト警を
採用することが困難であり1通常1〜5+ww+程度の
内径のクロマト管を用いることになる。ところが、送液
管からクロマト管へ試料を流入する場合には、仮に送液
管をクロマト管に直接的に接続し移動相を送液すると、
移動相は内径0.1+ll11の送液管から急激に内径
数■のクロマト管に拡がり。
送液中の試料は充填層の中心部に早く送り込まれ。
充填層の外周部付近はど試料の移動が遅くなる。
このため、試料のバンドの拡がりが大きくなり。
結果としてクロマト管から流出するときの分離された成
分バンド(ピーク)の対称性が悪化する。
本発明に基づけば、送液管とクロマト管の接続部におけ
る半径方向への試料の均一な分散が可能となる。
次に、第1図〜第3図を参照して1本発明の一実施例の
構成を説明する6図において、液体クロマトグラフ用カ
ラム29は、粒径が2μmの充填剤4を充填した金属製
円管状クロマト管1と、このクロマト管1を収納する円
筒状カラムホルダ7紀;′弾性変形し難いセラミックス
フィルタ(厚さ0.2mm)又はステンレス焼結フィル
タなどの硬質円板状フィルタ3と、厚さ0.5〜2.0
Iの耐蝕性金属例えばステンレス鋼からなる剛体座5と
、二弗化エチレンや四弗化エチレンなどの耐薬品性物質
からなる可塑性エンドシール2と、このエンドシール2
をクロマト管1の方向へ押し付けるようにカラムホルダ
7にネジ込み接続される送液管接続用コネクタ8とを備
えている。エンドシール2の内側には、3つの孔径の異
なる領域が形成されており、空孔径領域には台座5と充
填剤流出防止用フィルタ3とが収納され、大孔径領域す
なわち接続部15にはクロマト管1の端部が嵌合される
エンドシール2の底部付近に形成された空孔径領域であ
る開口部14は、クロマト管1の外径より小さくクロマ
ト管1の内径よりは大きくなっている。さらにエンドシ
ール2は端部中心部に小孔径領域である貫通孔13があ
けられている。また、中心部に貫通細孔6を有する台座
5とフィルタ3はエンドシール2の開口部14に内接す
るように開口部14とほぼ同じ直径を有し、それらはエ
ンドシール2とクロマト管1の間の開口部14に設置さ
れる。該クロマト管1はエンドシール2の接続部15の
底部まで挿入してシール部を形成する。
第1図の実施例では、フィルタ3がセラミックスフィル
タの如き硬質フィルタであるので、送液管9を接続完了
した状態であってもフィルタ3の周縁部がほとんど押し
つぶされず厚さが実質的に変わらない。
第4図には他の実施例を示すが、この例ではフィルタ3
′の材質が第1図の例とは異なるだけであって他の構成
はほぼ同じである。フィルタ3′としては、多孔性四弗
化エチレンなどからなる弾性フィルタを用いている。こ
の場合は、送液管9を接続完了するとフィルタ3′の周
縁部が押しつぶされることになるが、試料の分散は第1
図の例と同程度になる。
第1図および第4図の各実施例において、クロマト管1
の両端の接続構造は同じである。クロマト管はその両端
を送液管接続用コネクタ8によって挟み込まれ、このコ
ネクタ8とカラムホルダ7との間のネジ機構により押さ
えつけられる。この時、クロマト管1の端部がエンドシ
ール2の接続部15の底部に押しつけられ、エンドシー
ル2が弾性体であれば両者の間では充分なシールが得ら
れる。このエンドシール2の開口部14の段差をフィル
タ3と台座5の厚さの和よりわずかに高くすることで、
クロマト管1の端部を実質的にフイルタ3に接するまで
押しつけることができる。また、コネクタ8とエンドシ
ール2はその境界面で充分に押し付けられて、完全なシ
ールを構成する。
台座5は剛体であり、変形しない強度を有する。
この台P45の貫通細孔6と接する送液管9はエンドシ
ール2の貫通孔13に内接し、中空ボルト10とフエラ
ル11により固定され、コネクタ8と送液管9は充分に
シールされる。
第1図に示した実施例では、ステンレス鋼製のクロマト
管1として内径1〜4m、外径2〜51w+のものを用
いたが1台座5の直径、フィルタ3の直径、及びエンド
シール2の接続部15.開口部14を各々のクロマト管
の内径、外径に合わせることでカラムホルダ7、コネク
タ8は共用できる。
また、台座5は貫通細孔6の内径0.4m、厚さQが0
.6Iのステンレス鋼板を用いたが、この材料としては
通常クロマト管に用いられる金属であればよい、厚さは
充填層にかかる圧力を保持できる強度であれば良く、厚
すぎるとデッドボリウム増加の原因となるので0.5〜
2閣の範囲が良い、フィルタには厚さ0.2 mの繊維
状フィルタ板を使用し、これらを第1図に示すように組
み込み検討した結果、耐圧500kg/a#以上のシー
ルを構成できることが確認できた。
第5図は本発明のカラムの評価に使用した液体クロマト
グラフの構成を示す流路図である。この液体クロマトグ
ラフは溶離液25.ポンプ26゜試料注入バルブ27.
注射器28.カラム29゜検出量30により構成される
。また、配管には特に、試料注入バルブ27から検出器
30まで内径0.1 amのステンレス鋼管を使用した
が、配管の長さは短い程良い結果が得られた。
第6図は第3図に示す台座5の漏斗状貫通開口部24の
開口角度を140’から180°まで変えたときの検出
器30で得られる成分ピークの拡がりをパリアンスσ2
 (μQ2)で示したものである。測定条件は、ポンプ
:日立655型ポンプ。
充填剤二粒径2μmシリカODS (シリカオクタデシ
ルシラン、試作品)、カラム:4+++mi、d、X5
0m、試料:ベンゼン、試料量二0.5μΩ、溶離液:
メタノール、流速:1.5mn/分、検出器:日立65
5−51型紫外分光光度計(波長=254nm)、フロ
ーセル=0.6 μΩ、配管:内径0.1mX300m
sである。
第6図により、台座5の漏斗状貫通開口部24の開口角
度は150@から176′付近までが比較的パリアンス
が小さい領域であることが明らかとなった。
第7図は第3図に示す台座の漏斗状貫通開口部24の開
口角度を170@として、その時の台座5の貫通細孔6
の内径すを0.2 mから0.8■まで変えた時のパリ
アンスを示したものである。
測定条件は第6図の場合と同様である。これにより、細
孔径は0.4■以下でパリアンスが小さくなることが明
らかである。
第8図は第2図に示す台座の漏斗状貫通開口部24の開
口角度を170”、貫通細孔6の内径を0.4 mとし
、漏斗状貫通開口部の開口端の直径aをクロマト管1の
内径の174〜1/1まで変えたときのパリアンスを示
したものである。これにより、漏斗状貫通開口部の開口
端の直径aはカラムの内径と同等の時にパリアンスが小
さくなることが明らかである。
第9図は本発明の実施例と、第2の従来技術に基づくカ
ラムとの性能を比較したもので、流速の変化による成分
ピークの拡がりをパリアンスσ2(μQ2−)で示した
ものである。ここで、本発明の実施例で用いたカラムは
内径4閣、長さ50m+であり、台座には貫通細孔径0
.4no、開口角度170°、開口端径4!I11のも
のを用いた。従来カラムは、内径4■、長さ44■であ
る。フィルタには両者とも厚さ0.2111fiのセラ
ミックフィルタを使用した。他の測定条件は両者とも第
6図の説明で前記した通りである。第9図から本発明の
実施例のものは従来のカラムに比較し、パリアンスを2
/3に減少せしめたことが明確である。この時の本発明
カラムのカラム効率は、−理論段当りのカラム長さくH
ETP)で4.5 μmとなり。
充填剤粒径に対して約2.3倍であった。これは、粒径
の2倍と言われている理論的限界に極めて近いものであ
る、一方、従来例のHETPは約7゛μmと充填剤粒径
の3.5倍であった。またピーク非対称性因子(AF)
は第1表に示すように約2倍に改善され、リーディング
及びテーリングもほとんど見られない、これによってピ
ークの尖鋭度も改善され、ピーク高さは従来の1.3倍
高くなる。
第  1  表 ここで表わすピーク非対称性因子とは第10図に示すよ
うに、ピーク高さの10%でのピーク幅を、ピークの頂
点からベースラインにおろした垂線が区分する長さA、
Bに分割し、それらの比を用いる。すなわち、非対称性
因子:AF=B/Aで表わされる。この非対称性因子は
完全に左右対称のピークのときAF=1となり、理想的
なピークの形状となる。
第9図の測定のために用いたカラムでの高速分離クロマ
トグラムの例を第11図に示す、第11図の(イ)は本
発明に基づくカラムにより(ロ)は従来のカラムによる
ものを示す、試料はベンゼン51、ナフタレン52.ア
ントラセン53である。
また、移動相流速は1本発明の実施例が2.0m m 
/分であり、従来例ではカラム効率の最も良い1.0m
jl/分とした。他の測定条件については両者とも第6
図の説明で前記した通りである。
この時のカラム効率は従来カラムの理論段数(N)が6
200段であるのに対し、本発明の実施例では理論段数
N=10000段を得ることができ。
同一カラム長さで比較すると従来の1.4倍の性能が得
ら九た。また、本発明の実施例では2mAZ分という高
流速側でもカラム効率がほとんど低下しない、このこと
からピーク間(ベンゼン51とナフタレン52)の分離
度Rsは、本発明の実施例では流速2mQ1分において
もRs=3.0であった。一方、従来カラムでは、同程
度の分離度を得るためには流速1mρ/分以上は流せず
約2倍の分析時間を要した0以上のことから1本発明に
よるカラムは、充填層以外での分離性能低下がほとんど
なく、充填層が持つ分離性能をそのま車発揮していると
考えられ、高速分離に適している。
ここで表す分離度とは、第12図に示すように。
第2図のピーク102と第1のピーク101の保持時間
の差(tttz −tRx )を第1のピークと第2の
ピークのピーク幅(時間)の和(Ws +Wz )で割
った値を2倍にして、すなわち1分離度:Ra= 2 
(tRz −tyu ) / (Wz +Wx )で求
められる。この分離度は大きい程ピーク間の分離が良い
ことになる。
第13図は、第9図の測定で用いたカラムを使用して、
ジゴキシンを服用している患者の血清を分離した時のク
ロマトグラムを示す、(イ)は本発明カラムを示しく口
)は従来カラムを示す0分析条件を第2表に示す0本発
明の実施例では従来、例に比較して成分ピークのリーデ
ィング及びテーリングがなくなり、分離とピークの尖鋭
度が著しく改善されていることが明確である。また、こ
れにより分析対象成分の検出感度及び定量精度が向上し
、本カラムを使用した血清のクロマトグラフィーはジゴ
キシンのように安全域のきわめて狭い薬物による治療を
行う上でより有効であった。
第  2  表 成分名 Dl :ジゴキシゲニンモノジギトキソサイド D3 :ジゴキシン DT3:ジギトキシン 上述したように、本発明を適用した実施例においては、
エンドフィッティングの構造上生じることの多かったデ
ッドボリウムを最小とし、かつ、送液管とクロマト管の
間に漏斗状貫通開口部を有する台座を設けることで流体
の乱れを防止できるので、充填層以外での試料成分のカ
ラム内拡がりを最小にできる。これにより、カラムは極
めて高い分離性能を発揮できるため、従来カラムでは分
離不十分な成分であっても、それを完全分離することが
可能になり、また溶離液の流量を2倍に増しても従来カ
ラムより性能が良いため、分析時間を半分にできるとい
う効果がある。さらに1分離性能の向上と関係して、ピ
ーク対称性が著しく改善され、従来起こりがちであった
リーディング及びテーリングもほとんど出現しなくなる
。そのため、ピーク尖鋭度が高くなり、定量精度及び検
出感度も向上するという効果がある。このことは。
本発明の実施例によるカラムを用いて、生体液中の薬物
及びその代謝産物の監視を行えば、薬物療法実施の際に
極めて正確な情報が得られることを意味する。
〔発明の効果〕
本発明によれば、送液管とクロマト管との接続部付近の
構成を改良したことによって、小粒径の充填剤を用いた
場合のカラム効率を効果的に引き出すことができるので
、液体クロマトグラフィーにおける定量精度を向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に用いたクロマトグラフ用カ
ラムを示す部分切欠断面図、第2図は第1図の実施例に
おけるエンドフィッティングの状態を示す要部断面図、
第3図は第1図の実施例における剛体床の形状を示す断
面図、第4図は本発明の他の実施例を示す要部切欠断面
図、第5図は本発明に基づく分離カラムの性能評価に使
用した液体クロマトグラフの流路図、第6図は第1図の
実施例における剛体床の漏斗状開口部の開き角度による
パリアンス変化を示す図、第7図は同じく剛体床の細孔
の径によるパリアンス変化を示す図、第8図は同じく剛
体床の漏斗状開口部の開口端直径によるパリアンス変化
を示す図、第9図は本発明に基づくカラムと従来のカラ
ムについての移動相流量によるパリアンス変化を示す図
、第10図はピークの非対称性因子を説明する図、第1
1図は本発明に基づくカラムと従来のカラムを用いた場
合のクロマトグラムを示す図、第12図は分離度を説明
する図、第13図は本発明に基づくカラムと従来のカラ
ムを用いた場合の血清試料のクロマトグラムを比較した
図である。 1・・・クロマト管、2・・・エンドシール、3.3’
・・・フィルタ、5・・・剛体床、8・・・接続用コネ
クタ、24・・・漏斗状開口部、25・・・溶離液、2
7・・・試料子1区 も2図 も3図 帛I+図 寓S図 來6図      束1図 f’−1o Put (*)            
  釉1し* RjTh (mm)第8図 ;側1収開ロブlI仝(V力うム&) 荊10図 (呆RM 間(Sec ) 高1z図 (イ ) 0丁3 体衿吟間(min)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、充填剤を充填したクロマト管の端部に充填剤流出防
    止用フィルタを設け、上記クロマト管に向けて漏斗状に
    開口した剛体座を上記フィルタの外側に設け、上記フィ
    ルタおよび上記剛体座を被うように可塑性を有するシー
    ルを配置し、上記可塑性シールを上記クロマト管の方へ
    押さえつける送液管接続用接続部材を設けたことを特徴
    とする液体クロマトグラフ用カラム。
JP986787A 1987-01-21 1987-01-21 液体クロマトグラフ用カラム Pending JPS63179250A (ja)

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