JPH04157361A - 超臨界流体クロマトグラフィ装置 - Google Patents

超臨界流体クロマトグラフィ装置

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JPH04157361A
JPH04157361A JP28057190A JP28057190A JPH04157361A JP H04157361 A JPH04157361 A JP H04157361A JP 28057190 A JP28057190 A JP 28057190A JP 28057190 A JP28057190 A JP 28057190A JP H04157361 A JPH04157361 A JP H04157361A
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JP
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fluid
column
pressure
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flow rate
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JP28057190A
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Toshinori Saito
斎藤 利徳
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は超臨界流体を用いたクロマトグラフィ装置に関
する。
[従来技術] 臨界点以上の圧力と温度を保つことによって得られる液
体と殆ど変わらない高密度であるが、気体として高い拡
散力や低粘性を保っている超臨界流体は、クロマトグラ
フィの移動相として極めて魅力ある流体として注目され
るようになって来た。
そこでこの超臨界流体を溶離流体としてクロマトグラフ
ィに活用する試みが一部で行われるようになった。特に
超臨界CO2は、安価で無公害、臨界温度も常温に近く
取扱いが容易であるため、最も多く用いられてきた。
このような超臨界流体クロマトグラフィ装置に用いられ
るキャピラリーカラムのサイズは、内径50μ、長さ1
0mのものである。このキャピラリーカラム内を流れる
流体の流量は、20℃、1気圧の条件のもとて1分間に
数ml程度である。この場合、牛ヤビラリー力ラムから
の流出流体の全量を水素炎イオン化検出器に導入するよ
うにしている。この場合の分析の流系を示すと第5図の
とおりになる。
また、セミミクロサイズの充填カラムを用いる超臨界流
体クロマトグラフィ装置において、上記のキャピラリー
カラムに比べて、カラムに負荷できる試料の量が10倍
以上とすることができること、そして10倍以上の溶離
流体を流すことができるのでカラムに2種以上の複合流
体を流す場合、流体を正確な混合比とするために技術的
に処理し易いこと、更にキャピラリーカラムの場合、キ
ャピラリ・−内面にコーティングされた液相は、溶離流
体の溶媒強度が非富に高い場合、膨潤したり剥Mしたり
するi)I 化性が高いのに対して、セミミクしフカラ
ムサ1′ズの充填カラムでは充填したODSのような化
学結合型の充填剤の方が強い溶媒強度の状況のもとCも
安定であることの利点を有するセミミクロサイズの充填
カラムが用いられている。
この、セミミクロサイズの充填カラムのサイズは内径が
1.711m、長さ25(刹であり1.1記の如くキャ
ピラリーカラムに比ベカラムに流す流体の量は多くなり
、流体の流量は、前記と同じ条件で1分間に約400 
ml程度である。この場合水素炎イオン化検出器に流す
ことのできる流量の最大は1分間20m1程度であるか
ら、セミミクロサイズの充填カラムではキャピラリーカ
ラムのように全量を水素炎イオン化検出器に導入するこ
とができなくなる。
このような場合、伺等かの手段で充填カラムからの流用
流体を分割してその一部分を水素炎イオン化検出器に導
入する方法が採用される。
[発明が解決しようとする課題] 超臨界流体クロマトグラフィにおいては、カラム内部の
密度を制御するために、カラム上端の圧力とカラム下端
の圧力を制御する必要がある。カラム内の圧力を制御す
ることの本質的な意味は流体の密度を制御することにあ
るわけであるが、このように12で流体の密度を制御し
て密度が変化すれば、その変化に応[二で物質の溶解度
が左右されることになる。そこでカラム下端の圧力を制
御すると言う問題に対して、従来の装置は第4図、第5
図に示した例では、共にカラムの下端の圧力は抵抗体の
大きさと、そこを通過する流体の粘性係数の積によって
決定されることになっている。したがって、このような
システムではカラム下端の圧力は抵抗体の大きさが一定
で、しかも流体の粘性係数か一定の場合、抵抗体を通過
する流体の流aによって決まることになる。
一般的にはカラム下端の圧力は流速とは無関係に制御す
ることが望ましいのであるが、上記したようなシステム
ではカラム下端の圧力を流速とは独立して制御すること
は原理的に不可能となる。したかって、流速とは無関係
にカラムの密度を任意に制御することはできないことに
なる。
また、流体の分割は分岐ジヨイントを介して分割するた
め、分岐ジヨイントおよび分岐ジヨイントと抵抗体を接
続するチューブがプツトボリウムとなり、カラム外拡散
の効果により、全体としての分離効果率が低下すること
になる。すなわち、カラムで分離された試料成分のバン
ドが上記のようにチューブのデッドボリュウムを通過す
ることにより、拡散が起ることになる。特に、ギヤピラ
リ−カラムやセミミクロの充填カラムを用いるシステム
では、従来のワイドボアーカラムを用いるシステムに比
べてカラム外拡散の効果が大きくなり分離効果率が低下
すると言う問題点があった。
本発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みな
されたものであり、その目的とするところは、抵抗体の
入口の圧力を任意に制御する事により、カラム下端の圧
力を制御することを可能とするものである。また、流体
を分割するのに分岐ジヨイントを用いない、ジヨイント
レス型の低抗体を用いることにより水素炎イオン化検出
器におけるピークの拡散をなくし、高分離度で複数の同
時検出を可能とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の超臨界流体クロマ
トグラフィ装置においては、カラムから流出する流体を
分割するための抵抗体を、分岐ジヨイントを含む一体構
造とし、分割された流体の一方が背圧制御器に接続され
た構造としたものである。
[作用] 以上のように構成された本発明の超臨界流体クロマトグ
ラフィ装置は、カラムの後にジヨイントレス型の抵抗素
子と背圧制御器を配置しであるので、カラムに質量送液
可能なポンプで流体を送液することによって任意の流体
、任意の流量においてもカラムの背圧を任意の圧力に設
定することが可能となる。また、水素炎イオン化検出器
での検出は分離カラムに置ける分離度を低下させないで
検出することか可能となる。
[実施例] 実施例について図面に基づいて説明すると、第1図にお
いてカラムから流出する流体を分割する抵抗体の素子1
0の構造は内径0.1關と極めて細い管1の内部に直径
2 It mの粒径の揃った微粒子2か充填されている
。管1の両端には微粒子2の流出を防ぐことと、この抵
抗体を接続する配管チューブより進入してくる微粒子を
遮断する目的で、径が0.6m、厚さ0,2關の焼結金
属フィルタ3.4を有するキャップ5およびキャップ6
が取り付けられている。キャップ6は管1との接続およ
び背圧制御器との接続のため配管チューブ7.8の2本
が直接焼結金属フィルタ4に配管チューブ7.8の端面
が接するようにキャップ6に固定されている。カラムよ
り溶出した試料は、キャップ6の中の焼結金属フィルタ
4を境にして微粒子2を含む管1の抵抗と背圧制御器に
よる圧力によって二分割される。この分割される空隙ス
ペースは焼結金属フィルタの一部分と考えられるので極
めて小さな体積であり、この空隙スペースでの試料の拡
散は無視できる程度の大きさである。
第1図に示したような抵抗体の素子】Oは、第2図に示
すようにジェット9の中に直接収納される。そしてこの
ジェット9は水素炎イオン化検出器の中に組み込まれて
超臨界流体クロマトグラフィ装置が構成されている。
このように構成された超臨界流体クロマトグラフィ装置
は第3図の超臨界流体クロマトグラフィにおける紫外吸
収検出器/水素炎イオン化検出器同時検出システムの流
系図に示すようにCO2ボンベ13からCO2を送液す
るインテリジェントポンプ15は質量送液が可能なポン
プであるからカラム16の後の圧力に拘らずカラム16
を通過する流体の質量送液スピードは一定となる。した
かって、カラム16の後の圧力がどのような種類の背圧
制御器23であっても溶出するピークの時間的再現性は
保つことができる。
一方、カラム16の圧力を高くしていった時、固定素子
へ流れる流体の量は増加するが、分析カラムを通過する
流体の質量送液速度は一定であるので、従来のキャピラ
リーカラムシステムにおけるような高圧の時、カラムの
線速度が変化するということはない。第5図のようなシ
ステムでは、高圧用−押しポンプ50とカラム55と抵
抗素子が一直線に接続されているので、カラム55の圧
力は流体の種類、流体の流量に依存することとなる。
この点本発明では、カラム16を通過する流体は、イン
テリジェントカスケードポンプ15によって質量送液さ
れるので、カラム16の圧力、流体の性質に拘らず、一
定流速でカラム中を流れることとなる。カラム16の後
に配置されている抵抗素子10と背圧制御器23によっ
て流体の流量は2分割されることになる。したがって、
流量比は背圧制御器を高圧に設定すると、相対的に抵抗
体素子の方の量が増加し、低圧に設定すると減少するこ
とになる。カラム16がら溶出したピークは抵抗体素子
の入口までは300μl/分の流速で移送されるので、
ピークは拡散されずに移送される。2分割された1部は
水素炎イオン化検出器21に導入されるが、その流量は
液化状態で約10〜20μl/分のオーダである。流量
が少量であるが分岐がジヨイントレスになっているので
ピークは拡散されずに水素炎イオン化検出器21に導入
される。もう1部の分割された流体は280〜290μ
l/分のオーダであるから、流量は300 B I 7
分とオーダ的に変化はなく、セミミクロ用フローセルを
有する紫外吸収検出器19を通過する際にピークの拡散
が全んど無い状態で検出される。
[発明の効果] 以上のように本発明のようにセミミクロサイズの充填カ
ラムから流出する流体を分割する抵抗体を分岐ジヨイン
トを含んだジヨイントレスな一体構造として、分割され
た流体の一方が背圧制御器に接続した構造を採用して超
臨界流体クロマトグラフィ装置を構成しているので、装
置としては次に示すような効果を有している。
■抵抗体の入口で流体を直接分岐しているので、クロマ
トグラムの分解能の低下が起きない。
■カラムの背圧をカラム流量とは独立して制御している
ので、クロマトグラムの再現性が良好になる。
■カラム背圧を高(しても、カラムの流量が増加しない
ので、高圧で溶出する成分の分離が良好に成る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の超臨界流体クロマトグラフィ装置に用
いられる抵抗素子の構造を示す断面図、第2図は抵抗素
子体をジェットへ組み込んだ状態を示す概略説明図、第
3図は超臨界流体クロマトグラフィにおける紫外吸収検
出器/水素炎イオン化検出器同時検出システムの流系図
、第4図は従来の超臨界流体クロマトグラフィ装置の主
要部分の流系図、第5図は従来の超臨界流体クロマトグ
ラフィ装置におけるキャピラリーカラムシステムによる
構成図。 1・・・菅、2・・・微粒子、3.4・・・焼結金属フ
ィルタ、5.6・・・キャップ、7,8・・・配管チュ
ーブ、9・・・ジェット、10・・・抵抗体の素子13
・・CO2ボンベ、15・・・インテリジェントカスケ
ードポンプ、16・・・セミミクロサイズ充填カラム、
19・・・紫外吸収検出器、21・・・水素炎イオン化
検出器、23・・背圧制御器 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  臨界点以上の圧力と温度に保たれた、極めて高密度に
    圧縮されたガス体である超臨界流体を溶離流体として用
    いるクロマトグラフィにおいて、複数の検出器で同時に
    モニターを行うためにカラムから流出する流体を分割す
    るための抵抗体を、分岐ジョイントを含んだ一体構造と
    し、分割された流体の一方が背圧制御器に接続された構
    造としたことを特徴とする超臨界流体クロマトグラフィ
    装置。
JP28057190A 1990-10-20 1990-10-20 超臨界流体クロマトグラフィ装置 Pending JPH04157361A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150285770A1 (en) * 2010-02-26 2015-10-08 Rosario Mannino Jet assembly for use in detectors and other devices
JP2016527525A (ja) * 2013-08-12 2016-09-08 ウオーターズ・テクノロジーズ・コーポレイシヨン 超臨界流体クロマトグラフィーシステム用の移動相コントローラ
US20220276208A1 (en) * 2019-01-14 2022-09-01 Agilent Technologies, Inc. Versatile tube-free jet for gas chromatography detector
US12130266B2 (en) * 2022-05-20 2024-10-29 Agilent Technologies, Inc Versatile tube-free jet for gas chromatography detector having a conical inlet skirt

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