JPS631777B2 - - Google Patents
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- JPS631777B2 JPS631777B2 JP54160558A JP16055879A JPS631777B2 JP S631777 B2 JPS631777 B2 JP S631777B2 JP 54160558 A JP54160558 A JP 54160558A JP 16055879 A JP16055879 A JP 16055879A JP S631777 B2 JPS631777 B2 JP S631777B2
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- fet
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K3/00—Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
- H03K3/02—Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
- H03K3/353—Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use, as active elements, of field-effect transistors with internal or external positive feedback
- H03K3/356—Bistable circuits
- H03K3/356104—Bistable circuits using complementary field-effect transistors
Description
本発明は絶縁ゲート電界効果トランジスタ(以
下、FETという)で構成したデータの一時保持
機能を有する回路に関する。 従来、上記機能を有する回路として第1図に示
すようなラツチ・フリツプ・フロツプ回路があ
る。これはデータを入力するNANDゲート33
とORゲート34の夫々に制御信号A,Bが入力
され、この制御信号A,Bによつて次段のフリツ
プ・フロツプ35へのデータの書き込みが制御さ
れる。この第1図に示すラツチフリツプ・フロツ
プ回路をFETで構成する場合、一般に第2図の
ようになる。この回路は、Pチヤンネル型(以
下、P型という)FET1〜10のみによつて構
成したラツチフリツプフロツプ回路であるが、消
費電力が大きく、出力レベルがFET1、FET4
またはFET7の閾値電圧分だけ減衰し、かつ動
作速度も遅いという欠点がある。そこで、このよ
うな欠点を除去して回路の改善を計つたものとし
て、たとえば第3図に示すように互いに異なる導
電型のFET(N型とP型)を直列に接続した相補
対称型回路(C−MOS回路)を組み合わせた構
成も提案されている。この回路は、Nチヤンネル
型(以下、N型という)FET11〜17および
P型FET18〜24からなり、上記FET11と
19、12と18、14と20、13と21、1
7と22、16と23、15と24とがそれぞれ
対をなしC−MOS回路を形成するように構成さ
れたラツチフリツプフロツプ回路である。この回
路は、第1表に示す真理値表を満足するように出
力端Q,にデータを出力する。
下、FETという)で構成したデータの一時保持
機能を有する回路に関する。 従来、上記機能を有する回路として第1図に示
すようなラツチ・フリツプ・フロツプ回路があ
る。これはデータを入力するNANDゲート33
とORゲート34の夫々に制御信号A,Bが入力
され、この制御信号A,Bによつて次段のフリツ
プ・フロツプ35へのデータの書き込みが制御さ
れる。この第1図に示すラツチフリツプ・フロツ
プ回路をFETで構成する場合、一般に第2図の
ようになる。この回路は、Pチヤンネル型(以
下、P型という)FET1〜10のみによつて構
成したラツチフリツプフロツプ回路であるが、消
費電力が大きく、出力レベルがFET1、FET4
またはFET7の閾値電圧分だけ減衰し、かつ動
作速度も遅いという欠点がある。そこで、このよ
うな欠点を除去して回路の改善を計つたものとし
て、たとえば第3図に示すように互いに異なる導
電型のFET(N型とP型)を直列に接続した相補
対称型回路(C−MOS回路)を組み合わせた構
成も提案されている。この回路は、Nチヤンネル
型(以下、N型という)FET11〜17および
P型FET18〜24からなり、上記FET11と
19、12と18、14と20、13と21、1
7と22、16と23、15と24とがそれぞれ
対をなしC−MOS回路を形成するように構成さ
れたラツチフリツプフロツプ回路である。この回
路は、第1表に示す真理値表を満足するように出
力端Q,にデータを出力する。
【表】
【表】
しかし、上記C−MOS回路によつて構成され
たラツチフリツプ・フロツプ回路は、第2図のP
型FET構成回路に比較して消費電力は少なく、
又出力レベルの減衰もなく、かつ動作速度も速い
という利点がある反面、C−MOS回路のためP
型FETとN型FETが各々対をなすように構成さ
れねばならず構成素子数が非常に多くなるという
欠点がある。特に、第3図の回路では合計14個の
FETが必要で、回路自体が非常に大型化する。 本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、少ない構成素子数で、か
つ電源利用効率の高いデータ保持機能を有する回
路を提供することにある。 本発明のフリツプ・フロツプ回路はソース端に
第1の電圧が供給される第1のN型FETのドレ
インと同じくN型の第2のFETのソースとを直
列に接続し、又ソース端に第2の電圧が供給され
る第1のP型FETのドレインと同じくP型の第
2のFETのソースとを直列に接続し、前記第2
のN型FETとP型FETとの各ドレインを共通接
続し、この共通ドレイン端を次段のC−MOS回
路のゲートに接続し、このC−MOS回路のうち
N型FETのソースには前記第1の電圧が、又P
型FETのソースには前記第2の電圧が供給され、
このC−MOS回路の共通ドレイン接続端が出力
端となり、更にこの出力端はソースに前記第1の
電圧が供給される第3のN型FETのゲートと、
ソースに前記第2の電圧が供給される第3のP型
FETのゲートとに夫々接続され、これら第3の
N型及びP型FETの各ドレインは前記C−MOS
回路のゲートに接続され、前記第1のN型及びP
型FETのゲートには入力信号が供給され、前記
第2のN型及びP型FETのゲートには制御信号
が供給されるように構成される。 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明
する。 第4図は本実施例のラツチフリツプ・フロツプ
回路の構成図でN型FET26とP型FET29と
を直列接続してその接続点を出力端とする直列
回路を構成するとともに、その両端をそれぞれN
型FET25およびP型FET30を介して電源VDD
およびVSSに接続する。又上記FET26,29の
各ゲート電極はそれぞれラツチ制御信号入力端A
およびBとなり、FET25およびFET30の両
ゲート電極は共通接続しデータ信号入力端
DATAとしている。次にN型FET28とP型
FET31とを直列接続し、接続点を出力端Qと
するとともに、その両端をそれぞれバイアス電源
VDDおよびVSSに接続し、両FETのゲート電極と
も出力端に接続される。またN型FET27と
P型FET32とを直列接続し、接続点を出力端
Qに接続するとともに、その両端をそれぞれバイ
アス電源VDDおよびVSSに接続し、両FETのゲー
ト電極とも出力端Qに接続している。 かかる第4図においてN型FET25とP型
FET30とは夫々スイツチングトランジスタと
して動作し、N型FET27とP型FET32およ
びN型FET28とP型FET31は夫々インバー
タ回路として動作するものである。 なお、上記各FETの基板電極には、動作の安
定化を計るため所定のバイアス電圧を与えてい
る。すなわち、N型FET25〜28の各基板電
極は電源VDDに接続し、P型FET29〜32の各
基板電極は電源VSSに接続する。 上記の構成で、N型FET25,26にHレベ
ル信号が入力されてこれらが導通し、かつその時
出力QがLレベルでP型FET32も導通状態の
時はP型FET31が導通状態、N型FET28が
非導通状態になり、一方P型FET29,30に
Lレベル信号が入力されてこれらが導通し、かつ
その時出力QがHレベルでN型FET27も導通
状態の時は、N型FET28が導通状態、P型
FET31が非導通状態になる。これによつて、
N型FET25,26及びP型FET32が共に導
通状態の時FET25,26,32を通して電源
間(VDD−VSS)に流れる貫通電流が防止される。
即ち、これらFET25,26,32が導通の時、
P型FET31を導通することによつて出力Qは
電源VSSレベルになり、この出力QがP型FET3
2のゲートに加えられてP型FET32は遮断状
態になる。又、P型FET29,30及びN型
FET27に関しても同様に、N型FET28が導
通して、N型FET28が遮断状態になる。 さらに詳細に説明すると出力Qが電源VDDレベ
ルの時にはP型FET32は導通しており、この
状態で制御信号Aとデータ信号DATAとによつ
てN型FET25,26が導通すると、電源VDDと
VSSとはN型FET25,26とP型FET32とを
通して接続され貫通電流が生じる。この時N型
FET25,26の動作抵抗をP型FET32の動
作抵抗より十分小さく設定することにより、
FET28,31のゲート電圧が十分小さくなり、
瞬間的にFET28,31の動作が反転して出力
Qが電源VSSレベルとなり、P型FET32が遮断
状態となつて、前述の貫通電流は瞬時になくな
る。同様にP型FET29,30の動作抵抗をN
型FET27の動作抵抗より十分小さくすると、
これらFET27,29,30を通して流れる貫
通電流も瞬時にしてなくなる。このようにFET
25,26,29,30の動作抵抗を小さくする
と、これらFET25,26,29,30で構成
される回路の動作速度も速くなる。 通常、N型FETの閾値電圧は約1V、又P型
FETの閾値電圧は約−1V程度で、それらの動作
抵抗は約5kΩであるが本実施例ではN型FET2
5,26の動作抵抗がP型FET32の抵抗より
小さくなるように、N型FET25,26のゲー
ト幅がP型FET32のゲート幅より長くなるよ
うに設計されている。又P型FET′29,30の
ゲート幅もN型FET27に対しても長くなるよ
うにする。典型的には前段のFET25,26,
29,30の各ゲート幅を後段のFET27,2
8,31,32の各ゲート幅の約2倍以上に設定
する。 尚、抵抗の比を変化させる手段としては、上記
のゲート幅の制御の他、FET25,26,29,
30のゲートにイオン注入等によりチヤンネルと
なる導電型の不純物を打ち込み、動作抵抗を低く
してもよいが、製造工程が複雑になるため、特に
LSI回路構成の場合には前者の方が好ましい。 このような構成において、電源VDDを−Eボル
ト、電源VSSを零ボルト(接地)とし、−Eボルト
を“0”レベル、零ボルトを“1”レベルとする
正論理を用いて本実施例のラツチ・フリツプ・フ
ロツプの動作を説明する。 (1) ラツチ制御信号入力端Aが“1”レベルで、
Bが“0”レベルのとき。 N型FET26およびP型FET29は導通状
態となる。この状態で、 (1‐1) データ信号入力端DATAが“0”レベルの
とき。 P型FET30が導通状態、FET25が非
導通状態となる。このときP型FET32が
導通状態、N型FET27が非導通状態であ
れば、出力端Qおよび出力端はそれぞれ
“0”レベル、“1”レベルの電位を保持す
る。逆にN型FET27が導通状態、P型
FET32が非導通状態であつても、この時
はN型FET28が導通状態、P型FET31
が非導通状態となるように各FETの動作抵
抗比が設定してあるので、出力端Qは“0”
レベルになり、P型FET32が導通状態、
N型FET27が非導通状態になり、出力端
Qは“1”レベルに固定される。 (1‐2) データ信号入力端DATAが“1”レベルの
とき。 N型FET25が導通状態、P型FET30
が非導通状態となる。このときN型FET2
7が導通状態、P型FET32が非導通状態
であれば、出力端Qおよよび出力端はそれ
ぞれ“1”レベル、“0”レベルのままであ
る。逆にP型FET32が導通状態、N型
FET27が非導通状態であつても、P型
FET31が導通状態、N型FET28が非導
通状態となるように設定してあるので、出力
端Qは“1”レベルになり、N型FET27
が導通状態、P型FET32が非導通状態に
なり、出力端は“0”レベルに固定され
る。 (2) ラツチ制御信号入力端Aが“0”レベル、B
が“1”レベルのとき。 この時は、FET26,29が共に非導通状
態となり、データ信号が如何なるレベルであつ
ても、出力端Q、出力端の状態は以前の電圧
レベルを保持する。 (3) ラツチ制御信号入力端AおよびBがともに
“0”レベルのとき。 P型FET29は導通状態、N型FET26は
非導通状態となる。この状態で、 (3‐1) データ信号入力端DATAが“0”レベルの
とき。 上記(1−1)と同様の理由で、出力端
Q、出力端はそれぞれ“0”レベル、“1”
レベルに固定される。 (3‐2) データ信号入力端DATAが“1”レベルの
とき。 N型FET25は導通状態となつてもN型
FET26が非導通状態、P型FET29が導
通状態でもP型FET30が非導通状態とな
るため、出力端Q、出力端は以前の状態を
保持する。 (4) ラツチ制御信号入力端AおよびBがともに
“1”レベルのとき。 N型FET26は導通状態、P型FET29は
非導通状態となる。この状態で、 (4‐1) データ信号入力端DATAが“0”レベルの
とき。 N型FET26は導通状態でもN型FET2
5が非導通状態、P型FET30は導通状態
となつてもP型FET29が非導通状態とな
るため、出力端Q、出力端の状態は保持さ
れる。 (4‐2) データ信号入力端DATAが“1”レベルの
とき。 上記(1−2)と同様の理由で、出力端
Q、出力端はそれぞれ“1”レベ、“0”
レベルに固定される。 以上の動作から、明らかな様に、本実施例によ
ればわずか8個のFETで第3図の真理値表を満
足するラツチ・フリツプ・フロツプを得ることが
できる。又、その動作時の消費電力も極めて少な
いものである。また回路がC−MOS回路で構成
されているために出力Qは電源VDDとVSSの両レ
ベルをとることができ、電源電圧の利用効率が高
い。又FET25,26,29,30の動作抵抗
が低いので回路の動作速度が速い。 なお、前記実施例では、電源VDDを−Eボル
ト、電源VSSを零ボルトとし、−Eボルトを“0”
レベル、零ボルトを“1”レベルとした正論理で
説明したが、−Eボルトを“1”レベル、零ボル
トを“0”レベルとした負論理でもできることは
明らかであり、各FETの極性を逆にすればよい。 更に、このフリツプ・フロツプの制御信号とし
て印加されるラツチ制御信号A,Bと、データ信
号DATAとを入れ替えて前段のFET25,26,
29,30に供給してもよい。即ちN型FET2
6とP型FET29のゲートにデータ信号を供給
し、N型FET25、P型FET30の各ゲートに
ラツチ制御信号A,Bを供給するようにしても本
発明の効果が十分得られることは明白である。 更に、第5図に示すように、N型FET45,
46及びP型FET50,51を夫々直列に接続
し、N型FET45のソースを電源VDDに、又P型
FET51のソースを電源VSSに接続する。一方、
N型FET46とP型FET50の共通ドレインを
直列接続されたN型及びP型FET48,52の
ゲートと、N型及びP型FET47,54のドレ
インに接続する。N型FET47とP型FET48
の各ソースは電源VDDに、又P型FET54,53
のソースは電源VSSに接続される。更にP型FET
52と電源VSS間にはゲートがリセツト端
(RES)に接続されたP型FET53が挿入され
る。更にこのリセツト端(RES)はN型及びP
型FET48,52の共通ドレイン接続点(出力
端Q)と電源VDD間にソース、ドレインが接続さ
れたN型FET49のゲートにも接続される。出
力Qの反転出力はP型FET52のゲートから
取り出される。かかる第5図の構成はリセツト機
能付フリツプ・フロツプの一実施例で第4図図示
のラツチ・フリツプ・フロツプ機能に加えて、リ
セツト端(RES)からリセツト信号“1”レベ
ルを供給することにより、出力端Qのレベルを強
制的にVDDレベル(“0”)に設定することができ
る。この様にリセツト機能を付加させてより汎用
性のあるフリツプ・フロツプを作成する場合で
も、使用FETの数はわずか10個で済み、チツプ
占有面積を大幅に縮少でき、歩留りの向上及びコ
ストの低減を計ることができる。更に、本実施例
の回路をバイポーラトランジスタで形成すること
もできる。又、本実施例は2電源方式で駆動する
ことも、単一電源方式で駆動することもできる。
たラツチフリツプ・フロツプ回路は、第2図のP
型FET構成回路に比較して消費電力は少なく、
又出力レベルの減衰もなく、かつ動作速度も速い
という利点がある反面、C−MOS回路のためP
型FETとN型FETが各々対をなすように構成さ
れねばならず構成素子数が非常に多くなるという
欠点がある。特に、第3図の回路では合計14個の
FETが必要で、回路自体が非常に大型化する。 本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、少ない構成素子数で、か
つ電源利用効率の高いデータ保持機能を有する回
路を提供することにある。 本発明のフリツプ・フロツプ回路はソース端に
第1の電圧が供給される第1のN型FETのドレ
インと同じくN型の第2のFETのソースとを直
列に接続し、又ソース端に第2の電圧が供給され
る第1のP型FETのドレインと同じくP型の第
2のFETのソースとを直列に接続し、前記第2
のN型FETとP型FETとの各ドレインを共通接
続し、この共通ドレイン端を次段のC−MOS回
路のゲートに接続し、このC−MOS回路のうち
N型FETのソースには前記第1の電圧が、又P
型FETのソースには前記第2の電圧が供給され、
このC−MOS回路の共通ドレイン接続端が出力
端となり、更にこの出力端はソースに前記第1の
電圧が供給される第3のN型FETのゲートと、
ソースに前記第2の電圧が供給される第3のP型
FETのゲートとに夫々接続され、これら第3の
N型及びP型FETの各ドレインは前記C−MOS
回路のゲートに接続され、前記第1のN型及びP
型FETのゲートには入力信号が供給され、前記
第2のN型及びP型FETのゲートには制御信号
が供給されるように構成される。 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明
する。 第4図は本実施例のラツチフリツプ・フロツプ
回路の構成図でN型FET26とP型FET29と
を直列接続してその接続点を出力端とする直列
回路を構成するとともに、その両端をそれぞれN
型FET25およびP型FET30を介して電源VDD
およびVSSに接続する。又上記FET26,29の
各ゲート電極はそれぞれラツチ制御信号入力端A
およびBとなり、FET25およびFET30の両
ゲート電極は共通接続しデータ信号入力端
DATAとしている。次にN型FET28とP型
FET31とを直列接続し、接続点を出力端Qと
するとともに、その両端をそれぞれバイアス電源
VDDおよびVSSに接続し、両FETのゲート電極と
も出力端に接続される。またN型FET27と
P型FET32とを直列接続し、接続点を出力端
Qに接続するとともに、その両端をそれぞれバイ
アス電源VDDおよびVSSに接続し、両FETのゲー
ト電極とも出力端Qに接続している。 かかる第4図においてN型FET25とP型
FET30とは夫々スイツチングトランジスタと
して動作し、N型FET27とP型FET32およ
びN型FET28とP型FET31は夫々インバー
タ回路として動作するものである。 なお、上記各FETの基板電極には、動作の安
定化を計るため所定のバイアス電圧を与えてい
る。すなわち、N型FET25〜28の各基板電
極は電源VDDに接続し、P型FET29〜32の各
基板電極は電源VSSに接続する。 上記の構成で、N型FET25,26にHレベ
ル信号が入力されてこれらが導通し、かつその時
出力QがLレベルでP型FET32も導通状態の
時はP型FET31が導通状態、N型FET28が
非導通状態になり、一方P型FET29,30に
Lレベル信号が入力されてこれらが導通し、かつ
その時出力QがHレベルでN型FET27も導通
状態の時は、N型FET28が導通状態、P型
FET31が非導通状態になる。これによつて、
N型FET25,26及びP型FET32が共に導
通状態の時FET25,26,32を通して電源
間(VDD−VSS)に流れる貫通電流が防止される。
即ち、これらFET25,26,32が導通の時、
P型FET31を導通することによつて出力Qは
電源VSSレベルになり、この出力QがP型FET3
2のゲートに加えられてP型FET32は遮断状
態になる。又、P型FET29,30及びN型
FET27に関しても同様に、N型FET28が導
通して、N型FET28が遮断状態になる。 さらに詳細に説明すると出力Qが電源VDDレベ
ルの時にはP型FET32は導通しており、この
状態で制御信号Aとデータ信号DATAとによつ
てN型FET25,26が導通すると、電源VDDと
VSSとはN型FET25,26とP型FET32とを
通して接続され貫通電流が生じる。この時N型
FET25,26の動作抵抗をP型FET32の動
作抵抗より十分小さく設定することにより、
FET28,31のゲート電圧が十分小さくなり、
瞬間的にFET28,31の動作が反転して出力
Qが電源VSSレベルとなり、P型FET32が遮断
状態となつて、前述の貫通電流は瞬時になくな
る。同様にP型FET29,30の動作抵抗をN
型FET27の動作抵抗より十分小さくすると、
これらFET27,29,30を通して流れる貫
通電流も瞬時にしてなくなる。このようにFET
25,26,29,30の動作抵抗を小さくする
と、これらFET25,26,29,30で構成
される回路の動作速度も速くなる。 通常、N型FETの閾値電圧は約1V、又P型
FETの閾値電圧は約−1V程度で、それらの動作
抵抗は約5kΩであるが本実施例ではN型FET2
5,26の動作抵抗がP型FET32の抵抗より
小さくなるように、N型FET25,26のゲー
ト幅がP型FET32のゲート幅より長くなるよ
うに設計されている。又P型FET′29,30の
ゲート幅もN型FET27に対しても長くなるよ
うにする。典型的には前段のFET25,26,
29,30の各ゲート幅を後段のFET27,2
8,31,32の各ゲート幅の約2倍以上に設定
する。 尚、抵抗の比を変化させる手段としては、上記
のゲート幅の制御の他、FET25,26,29,
30のゲートにイオン注入等によりチヤンネルと
なる導電型の不純物を打ち込み、動作抵抗を低く
してもよいが、製造工程が複雑になるため、特に
LSI回路構成の場合には前者の方が好ましい。 このような構成において、電源VDDを−Eボル
ト、電源VSSを零ボルト(接地)とし、−Eボルト
を“0”レベル、零ボルトを“1”レベルとする
正論理を用いて本実施例のラツチ・フリツプ・フ
ロツプの動作を説明する。 (1) ラツチ制御信号入力端Aが“1”レベルで、
Bが“0”レベルのとき。 N型FET26およびP型FET29は導通状
態となる。この状態で、 (1‐1) データ信号入力端DATAが“0”レベルの
とき。 P型FET30が導通状態、FET25が非
導通状態となる。このときP型FET32が
導通状態、N型FET27が非導通状態であ
れば、出力端Qおよび出力端はそれぞれ
“0”レベル、“1”レベルの電位を保持す
る。逆にN型FET27が導通状態、P型
FET32が非導通状態であつても、この時
はN型FET28が導通状態、P型FET31
が非導通状態となるように各FETの動作抵
抗比が設定してあるので、出力端Qは“0”
レベルになり、P型FET32が導通状態、
N型FET27が非導通状態になり、出力端
Qは“1”レベルに固定される。 (1‐2) データ信号入力端DATAが“1”レベルの
とき。 N型FET25が導通状態、P型FET30
が非導通状態となる。このときN型FET2
7が導通状態、P型FET32が非導通状態
であれば、出力端Qおよよび出力端はそれ
ぞれ“1”レベル、“0”レベルのままであ
る。逆にP型FET32が導通状態、N型
FET27が非導通状態であつても、P型
FET31が導通状態、N型FET28が非導
通状態となるように設定してあるので、出力
端Qは“1”レベルになり、N型FET27
が導通状態、P型FET32が非導通状態に
なり、出力端は“0”レベルに固定され
る。 (2) ラツチ制御信号入力端Aが“0”レベル、B
が“1”レベルのとき。 この時は、FET26,29が共に非導通状
態となり、データ信号が如何なるレベルであつ
ても、出力端Q、出力端の状態は以前の電圧
レベルを保持する。 (3) ラツチ制御信号入力端AおよびBがともに
“0”レベルのとき。 P型FET29は導通状態、N型FET26は
非導通状態となる。この状態で、 (3‐1) データ信号入力端DATAが“0”レベルの
とき。 上記(1−1)と同様の理由で、出力端
Q、出力端はそれぞれ“0”レベル、“1”
レベルに固定される。 (3‐2) データ信号入力端DATAが“1”レベルの
とき。 N型FET25は導通状態となつてもN型
FET26が非導通状態、P型FET29が導
通状態でもP型FET30が非導通状態とな
るため、出力端Q、出力端は以前の状態を
保持する。 (4) ラツチ制御信号入力端AおよびBがともに
“1”レベルのとき。 N型FET26は導通状態、P型FET29は
非導通状態となる。この状態で、 (4‐1) データ信号入力端DATAが“0”レベルの
とき。 N型FET26は導通状態でもN型FET2
5が非導通状態、P型FET30は導通状態
となつてもP型FET29が非導通状態とな
るため、出力端Q、出力端の状態は保持さ
れる。 (4‐2) データ信号入力端DATAが“1”レベルの
とき。 上記(1−2)と同様の理由で、出力端
Q、出力端はそれぞれ“1”レベ、“0”
レベルに固定される。 以上の動作から、明らかな様に、本実施例によ
ればわずか8個のFETで第3図の真理値表を満
足するラツチ・フリツプ・フロツプを得ることが
できる。又、その動作時の消費電力も極めて少な
いものである。また回路がC−MOS回路で構成
されているために出力Qは電源VDDとVSSの両レ
ベルをとることができ、電源電圧の利用効率が高
い。又FET25,26,29,30の動作抵抗
が低いので回路の動作速度が速い。 なお、前記実施例では、電源VDDを−Eボル
ト、電源VSSを零ボルトとし、−Eボルトを“0”
レベル、零ボルトを“1”レベルとした正論理で
説明したが、−Eボルトを“1”レベル、零ボル
トを“0”レベルとした負論理でもできることは
明らかであり、各FETの極性を逆にすればよい。 更に、このフリツプ・フロツプの制御信号とし
て印加されるラツチ制御信号A,Bと、データ信
号DATAとを入れ替えて前段のFET25,26,
29,30に供給してもよい。即ちN型FET2
6とP型FET29のゲートにデータ信号を供給
し、N型FET25、P型FET30の各ゲートに
ラツチ制御信号A,Bを供給するようにしても本
発明の効果が十分得られることは明白である。 更に、第5図に示すように、N型FET45,
46及びP型FET50,51を夫々直列に接続
し、N型FET45のソースを電源VDDに、又P型
FET51のソースを電源VSSに接続する。一方、
N型FET46とP型FET50の共通ドレインを
直列接続されたN型及びP型FET48,52の
ゲートと、N型及びP型FET47,54のドレ
インに接続する。N型FET47とP型FET48
の各ソースは電源VDDに、又P型FET54,53
のソースは電源VSSに接続される。更にP型FET
52と電源VSS間にはゲートがリセツト端
(RES)に接続されたP型FET53が挿入され
る。更にこのリセツト端(RES)はN型及びP
型FET48,52の共通ドレイン接続点(出力
端Q)と電源VDD間にソース、ドレインが接続さ
れたN型FET49のゲートにも接続される。出
力Qの反転出力はP型FET52のゲートから
取り出される。かかる第5図の構成はリセツト機
能付フリツプ・フロツプの一実施例で第4図図示
のラツチ・フリツプ・フロツプ機能に加えて、リ
セツト端(RES)からリセツト信号“1”レベ
ルを供給することにより、出力端Qのレベルを強
制的にVDDレベル(“0”)に設定することができ
る。この様にリセツト機能を付加させてより汎用
性のあるフリツプ・フロツプを作成する場合で
も、使用FETの数はわずか10個で済み、チツプ
占有面積を大幅に縮少でき、歩留りの向上及びコ
ストの低減を計ることができる。更に、本実施例
の回路をバイポーラトランジスタで形成すること
もできる。又、本実施例は2電源方式で駆動する
ことも、単一電源方式で駆動することもできる。
第1図は従来のラツチフリツプ・フロツプの論
理回路図で、第2図、第3図は夫々従来のラツ
チ・フリツプ・フロツプのトランジスタ回路図、
第4図は本発明の回路をラツチ・フリツプ・フロ
ツプに適用した一実施例を示すトランジスタ回路
図、第5図は他の実施例を示すトランジスタ回路
図である。 1〜10,18〜24,29〜32,50〜5
4……P型MOSFET、11〜17,25〜2
8,45〜49……N型MOSFET、33……
NANDゲート、34……ORゲート、35……フ
リツプ・フロツプ。
理回路図で、第2図、第3図は夫々従来のラツ
チ・フリツプ・フロツプのトランジスタ回路図、
第4図は本発明の回路をラツチ・フリツプ・フロ
ツプに適用した一実施例を示すトランジスタ回路
図、第5図は他の実施例を示すトランジスタ回路
図である。 1〜10,18〜24,29〜32,50〜5
4……P型MOSFET、11〜17,25〜2
8,45〜49……N型MOSFET、33……
NANDゲート、34……ORゲート、35……フ
リツプ・フロツプ。
Claims (1)
- 1 一端に第1の電圧が印加される一導電型の第
1のトランジスタの他端が同一導電型の第2のト
ランジスタの一端に接続され、該第2のトランジ
スタの他端が異なる導電型の第3のトランジスタ
の一端に接続され、該第3のトランジスタの他端
は一端に第2の電圧が印加される前記異なる導電
型の第4のトランジスタの他端に接続され、前記
第2及び第3のトランジスタの接続端はインバー
タ回路の入力端に接続され、前記第1および第4
のトランジスタの入力端には入力信号が共通に印
加され、前記第2および第3のトランジスタには
第1および第2の制御信号が夫々印加され、前記
インバータ回路から出力を取り出すことを特徴と
するフリツプ・フロツプ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16055879A JPS5683124A (en) | 1979-12-11 | 1979-12-11 | Flip-flop circuit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16055879A JPS5683124A (en) | 1979-12-11 | 1979-12-11 | Flip-flop circuit |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5683124A JPS5683124A (en) | 1981-07-07 |
JPS631777B2 true JPS631777B2 (ja) | 1988-01-14 |
Family
ID=15717579
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16055879A Granted JPS5683124A (en) | 1979-12-11 | 1979-12-11 | Flip-flop circuit |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5683124A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58186225A (ja) * | 1982-04-23 | 1983-10-31 | Toshiba Corp | ラツチ回路 |
EP0361807A3 (en) * | 1988-09-30 | 1990-10-17 | Advanced Micro Devices, Inc. | Shift register bit apparatus |
-
1979
- 1979-12-11 JP JP16055879A patent/JPS5683124A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5683124A (en) | 1981-07-07 |
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