JPS63174943A - 1,4―ジヒドロ―9,10―ジヒドロキシアントラセンジナトリウム塩八水化物の製造法 - Google Patents

1,4―ジヒドロ―9,10―ジヒドロキシアントラセンジナトリウム塩八水化物の製造法

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JPS63174943A
JPS63174943A JP323187A JP323187A JPS63174943A JP S63174943 A JPS63174943 A JP S63174943A JP 323187 A JP323187 A JP 323187A JP 323187 A JP323187 A JP 323187A JP S63174943 A JPS63174943 A JP S63174943A
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Kazuaki Sakai
堺 和昭
Tsunekatsu Sato
佐藤 常勉
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、パルプ蒸解助剤及び化学品中間原料として有
用な1,4−ジヒドロ−9,10−ジヒドロキシアント
ラセンジナトリウム塩(以下、i、 4−ジヒドロ−9
,10−ジヒドロキシアントラセンをDDA、そのジナ
トリウム塩をDDANと略記する。)の新規な水化物及
びその製造法に関するものである。
「従来の技術」 近年、DDA(1,4−ジヒドロアントラヒドロキノン
ともいう。)ジナトリウム塩水溶液(以下、DDAN水
溶液という。)は、パルプ蒸解助剤として、日本及び外
国でも大量に使用されるようになってきた。
「発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、従来使用されているこのDDAN水溶液
は、ユーザーであるバルブ製造工場が比較的寒冷地に存
在する関係から、貯蔵時に結晶の析出を避ける程度の濃
度、一般には約20饅の水溶液で取り扱われていること
もあって、単位重量当たりの輸送費及び貯蔵費が高くつ
き、又空気に接触すると酸化されて不溶性のキノ/型に
なり沈澱するなど、多くの問題点があった。
本発明は、上記の従来の問題点を解決し得る、未だ全く
知られていない取り扱いの容易な固体のDDAN水化物
水化及結晶の製造法の提供を目的とする。
「問題点を解決するための手段」 本発明者らは、かかる目的を達成すべく鋭意研究を進め
た結果、DDAN水溶液から晶析せしめることによって
、新規で取り扱い容易かつ空気に対し従来の水溶液より
も安定なりDAN水化物結晶が得られることを初めて見
いだし、本発明に到達した。すなわち、本発明は、1.
4−ジヒドロ−9,10−ジヒドロキシアントラセンジ
ナトリウム塩(DDAN)水化物、好ましくはDDAN
八水化へ、並びに、DDAN水溶液を冷却晶析すること
、好ましくはナフトキノンとブタジェンとのデイールス
・アルダー反応により得られた1、 4.4a、 9a
  −テトラヒドロアントラキノンを水酸化ナトリウム
水溶液により抽出したDDAN水溶液を冷却晶析するこ
とを特徴とするDDAN水化物の製造法にある。
本発明のDDAN水化物は、DDANの水溶液を冷却晶
析する温度によって、その水化物の結晶水の量が若干具
なるが実用的には約40℃以下に冷却することによシ一
般に八水化物が得られる。
とのDDAN水化物を得るためのDDANの水溶液は、
一般に次のような公知の方法で製造することができる。
1.4−ナフトキノン・ヒブタジエンとを溶媒の存在下
又は不存在下でデイールス・アルダー反応させる常法に
従って付加反応させ、その付加物(いわゆる1、 4.
4&、 9a−テトラヒドロアントラキノン)を水酸化
ナトリウム水溶液で、酸素不存在下70−150℃、好
ましくは80〜100°C1約10分〜2時間、通常は
攪拌下で処理する。このとき、1.4.4a、 9a−
テトラヒドロアントラキノンはDDAに異性化すると同
時にDDANとなって溶解し、その水溶液が得られる。
上記のデイールス・アルダー反応は、一般には溶媒の存
在下で行われ、その溶媒としては非水混和性のものが溶
媒の回収の上から好ましい。
例エバ、ベンゼン、トルエン、オルソキシレン等の・芳
香族炭化水素、クロロベンゼン等のベンゼン誘導体、そ
の他脂肪族炭化水素やその誘導体が挙げられる。
本発明においては、このDDAN水溶液に不純物、特に
す7タレンの接触気相酸化反応によって得られる1、4
−ナフトキノンを使用することによる不純物や一部酸化
されたアントラセン化合物、例えばアントラヒドロキノ
ンのナトリウム塩が溶解していても差し支えない。
この場合上記の水酸化ナトリウム水溶液中の水酸化ナト
リウムの使用量は、1.4.4a、 9a −テトラヒ
ドロアントラキノン又はDDAに対して約2モル倍以上
、一般に約2〜4モル倍、好ましくは約ZO−15モル
倍、さらに好ましくは11〜22モル倍がよい。このと
き使用する水酸化す) IJウムの水溶液の濃度は、操
作温度におけるDDANの溶解度以下になるような濃度
から選ばれるが、一般的に約150り以上、好ましくは
約18〜約30チから選ばれる。
かくして得られるDDANの水溶液は、一般に約30〜
約58%である。
このDDAN水溶液から本発明のDDAN水化物の製造
は、該水溶液を、約70〜90℃から攪拌下又は無攪拌
下に徐冷して約40°C以下、好ましくは30℃以下に
冷却してDDAN水化物を晶析させ、濾過又は遠心分離
機等で分離することによって容易に達成される。必要な
らば、分離されたDDAN水化物をウェット状態でも、
晶析した状態のまま貯蔵、搬送することができる。
分離された涙液は循環使用することもできるが、不純物
の蓄積に応じ一部を抜き出して空気酸化することにより
、DDANをアントラキノンとして回収することもでき
る。
「実施例」 次に、実施例により、本発明を更に具体的に説明する。
なお本明細書中、「係」は特に断らない限り重量による
ものである。
実施例1 1、4.4a、 9a−テトラヒドロアントラキノンの
5Ofを含む10チオルソキシレン溶液を、窒素ガス気
流中で、攪拌機、底部に抜き出しコック及び加熱装置を
備えたガラス製反応器に採り、さらに攪拌下、水酸化ナ
トリウム20.55’と水99.52とからなる水溶液
を加えた後、90°Cで30分間中和反応を行った。
反応後、攪拌下26°Ctで冷却し、DDAN水化物全
化物せしめた。この結晶を窒素ガス雰囲気下で硝子製濾
過器を用いて戸別し、さらに結晶の上から窒素ガス気流
を通し戸紙上で付着水を除去し、窒素ボックス中で乾燥
しオレンジ色精糖状の結晶299を得た。
得られた結晶の一部を採り、KFos型カールフィッシ
ャー法(酸化されない状態で結晶水分が測定される。)
によりこの結晶中の結晶水量を測定したところ36係で
あり、へ水塩としての含有量を示した。
一方、同じ結晶7.9159を200m71のビーカー
に採シ、水層902を加え、90°Cに加熱した後、空
気で十分に酸化し、アントラキノン(以下、AQと略記
する。) 4.100 yを得た。
この結晶をDDANの八木化物として、その分子式はC
14H1oO2Na2−8H20であり、その中の酸化
により理論的に得られるアントラキノン(AQ)分子量
の計算値のDDAN穴水化換水化物結晶分子量値に対す
る理論比をとると、AQ分子量/DDAN八へ化物分子
量の理論比=208/400=0.520となる。
これに対して、上記の酸化実験により得られたアントラ
キノン(AQ)分としての含量の原料DDAN水化物結
晶の採取量に対する実験比は、取得AQ/原料結晶=4
.100/7.9 t s=0.518となり、実質的
に上記の八木化物に対する理論比と一致した。
実施例2 ナフタレンを接触気相酸化することにより生成した反応
生成ガスを水洗捕集して得たフタル酸と1,4−ナフト
キノンの水性スラリーからオルソキシレンで1,4−ナ
フトキノンを抽出した。
該1,4−ナフトキノン溶液を約80°Cの温水で洗浄
し、得られた1、4−ナフトキノンのオルソキシレン溶
液を使用して常法に従ってブタジエントのデイールス・
アルダー反応を行った。反応終了後、過剰のブタジェン
を留去して得た反応液(組成: 1.4.4a、 9a
−テトラヒドロアントラキノン45.04 f、不純物
2.57F、オルソキシレン5z3c+r)の81.1
 fを反応器に採り、ついで19.2 %の水酸化ナト
リウム水溶液106.3 ?を85℃で攪拌下に加え、
1,4゜4a、 9a−テトラヒドロアントラキノンを
DDANとして水層に完全に抽出し、オルソキシレンを
分液した。得られたDDAN水溶液を、攪拌下、75℃
から30℃まで45分間(−1°C/分)を要して冷却
、さらに30°Cで5分間攪拌しながら保持し、晶析し
た結晶を窒素ガス雰囲気下で戸別し、赤色ルビー色の精
糖状結晶54.9 rを得だ。
この結晶の一部を採り、アルコール洗いしたのち、実施
例1と同様に分析してDDAN八水化へであることを確
認した。
実施例3 実施例1及び2で得られたDDAN八水化への各々10
07を、窒素ガス気流中にて各々300mjの四つロフ
ラスコに採り、常温の脱酸素水1602を加え、攪拌し
ながら溶解させると、完全に均一な20%DDAN水溶
液が得られた。
この水溶液は従来のDDAN水溶液と同様にパルプ蒸解
助剤として有効であった。
「発明の効果」 本発明のDDAN水化物は、新規な赤色ルビー状の結晶
であシ、従来の水溶液に比べて酸化に対する安定性がよ
く、固体状であることからタンク等の特殊な容器や運搬
上特別なタンクローリ−を必要とせず、かつDDANの
相対的濃度が高いことによる運送費の軽減など、という
工業的価値ある顕著な効果を奏することができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)1,4−ジヒドロ−9,10−ジヒドロキシアン
    トラセンジナトリウム塩水化物。
  2. (2)水化物が八水化物である特許請求の範囲第1項記
    載の水化物。
  3. (3)1,4−ジヒドロ−9,10−ジヒドロキシアン
    トラセンジナトリウム塩水溶液を冷却晶析することを特
    徴とする1,4−ジヒドロ−9,10−ジヒドロキシア
    ントラセンジナトリウム塩水化物の製造法。
  4. (4)1,4−ジヒドロ−9,10−ジヒドロキシアン
    トラセンジナトリウム塩水溶液がナフトキノンとブタジ
    エンとのデイールス・アルダー反応により得られた1,
    4,4a,9a−テトラヒドロアントラキノンを水酸化
    ナトリウム水溶液により抽出した水溶液である特許請求
    の範囲第3項記載の製造法。
  5. (5)デイールス・アルダー反応を不活性な非水混和性
    溶媒中で行う特許請求の範囲第4項記載の製造法。
JP62003231A 1987-01-12 1987-01-12 1,4―ジヒドロ―9,10―ジヒドロキシアントラセンジナトリウム塩八水化物の製造法 Expired - Fee Related JPH0791206B2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57171933A (en) * 1981-04-16 1982-10-22 Kawasaki Kasei Chem Ltd Preparation of aqueous solution of alkali salt of 1,4- dihydroanthrahydroquinone as pulp digesting assistant
JPS57191389A (en) * 1981-03-23 1982-11-25 Kanzaki Paper Mfg Co Ltd Recovery of digesting aid
JPS6197492A (ja) * 1984-10-18 1986-05-15 川崎化成工業株式会社 高濃度パルプ蒸解助剤水溶液

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