JPS6317306B2 - - Google Patents

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JPS6317306B2
JPS6317306B2 JP55144543A JP14454380A JPS6317306B2 JP S6317306 B2 JPS6317306 B2 JP S6317306B2 JP 55144543 A JP55144543 A JP 55144543A JP 14454380 A JP14454380 A JP 14454380A JP S6317306 B2 JPS6317306 B2 JP S6317306B2
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JP
Japan
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starch
glue
carrier
water
oxidizing agent
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Application number
JP55144543A
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English (en)
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JPS5681378A (en
Inventor
Fuoikuto Yoahimu
Shumitsuto Herumuuto
Hotsuhobaan Peeteru
Fueezeru Heruman
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unilever Bestfoods North America
Original Assignee
Unilever Bestfoods North America
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unilever Bestfoods North America filed Critical Unilever Bestfoods North America
Publication of JPS5681378A publication Critical patent/JPS5681378A/ja
Publication of JPS6317306B2 publication Critical patent/JPS6317306B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J103/00Adhesives based on starch, amylose or amylopectin or on their derivatives or degradation products
    • C09J103/04Starch derivatives
    • C09J103/10Oxidised starch

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、場合によりアルカリ化した水性澱粉
スラリーを約95ないし160℃の範囲の温度で連続
的にゲル化せしめ、強力の剪断力を使用し、得ら
れた澱粉ペースト(担体)を顆粒の又はゲル化さ
れていない澱粉(原料澱粉)と及び場合により、
水及び(又は)普通の添加剤、殊にアルカリ類、
硼素化合物及び(又は)耐水性接着のための樹脂
類と共に混合することによる波形板のためのステ
インホール型の特殊グルーの澱粉グルーを製造す
る方法に関する。
澱粉を接着剤として使用する可能性に就いては
数世紀以前から知られてはいたが、澱粉に基ずく
グルーが、原則として水性澱粉ペースト(以下単
に担体と称する)中の顆粒状の又はゲル化されて
いない澱粉(以下単に原料澱粉と称す)の分散体
よりなり、そして概して、本質上一方に於ては原
料澱粉スラリー(水性)は分離安定性を欠いてお
り、原料澱粉は接着力を有せず及び澱粉グルー
は、若し固体含量が比較的高度の場合に於てのみ
充分に堅固なグルーうち張りを与えるが、しかし
他方澱粉ペーストは、充分にゲル化された澱粉の
含量が比較的に低い場合であつても工業上のグル
ーとして使用するためには余りにも高い粘度を示
すとの事実によつて起因する澱粉グルー使用に関
連する主要な問題を解決することが出来る工業用
グルーとして、何らか著るしい実際上の重要性が
達せられたのは、いわゆるステインホールグルー
が発展された以後に過ぎない。
ステインホールグルーの発展は一大突破を意味
するものとはいえども、勿論これは澱粉グルー使
用に関連して惹起する総べての問題が解決された
訳ではない。これらの問題の極めて僅かのもので
あるが、この著るしい発展にも拘らず、今日に至
るまで解決されなかつたか又は充分に満足し得ら
れる程度には解決されていない。
時の経過と共に、上記の類の比較的煩雑でな
い、信頼することが出来る連続法が発展したが
(米国特許第3223781号)、しかしこれらのものは
総べて多数の欠点を有しており、これらは殊に下
記の点に於て不充分である: (1) 完成された澱粉グルーの粘度はその生成物が
使用される目的に従つて相当に正確に予じめ測
定されるが、この粘度は使用される担体澱粉の
型に関連してゲル化された澱粉(担体澱粉)の
含量に極めて大幅に依存するが、この理由のた
めに出来たとしても僅かに変化させ得るに過ぎ
ない。
(2) 使用される型の澱粉に於て、特定の用途のた
めに全体の澱粉含量も又極めて狭い範囲内でな
いと変化することが出来ないから原料澱粉に対
する担体の比率に関しての選択の自由な屡々実
際上同様に障害的に制限を受け、原料澱粉の部
分を低減せしめる極めて制限された可能性は特
別に不便である。
(3) その他の不満足な点は古典的のステインホー
ル澱粉グルーの低粘度安定性であり、殊に耐水
性接着の為の殆んどの樹脂のような剤を添加し
た場合は低粘度安定性である。
勿論これらの欠点を除くために多くの試みがな
されたが、多数の先行技術による目的達成の為の
技術では古典的のステインホール澱粉グルー固有
の一種の又はその他の或いはある場合には数種の
欠点を除去し又は少なくとも本質上軽減すること
が可能な限り(ある程度)効果的であるが、しか
しこの有利性は、その他の点に関する不利益性で
相殺される。
古典的のステインホール澱粉グルーの欠点の大
部のものは実際にいわゆる“無担体”澱粉グルー
の使用によつて大幅に避けることが出来、この無
担体澱粉グルーは殊に選択の自由が大なることに
於て有利であり使用された澱粉含量に於て粘度上
の意義に於て貢献しているが(その逆も又同様)
(西ドイツ出願DE−AS2512810)、しかしこれは
これらを製造するに要する調整操作に非常に手数
が掛かる点及び操作上の過失による高い危険度の
観点からして今日まで実際上広い範囲に受け入れ
られていない。
ステインホール原理を支持する上記(3)に記載さ
れた公知のステインホール澱粉グルーの欠点を除
去する為の試みは、担体の貯蔵及び殊に耐水性接
着のためのグルー(以下単にいわゆる“耐水グル
ー”と呼称する)の場合の貯蔵、完成された澱粉
グルーの貯蔵の、そして使用されるまでの時間を
出来るだけ短くするようにして使用するための澱
粉グルーの連続的製造を調整することに主として
集中されていた(米国特許第3228781号及び西ド
イツ出願DE−AS−2512810)。この方法では粘度
安定性の問題は事実解決されるのではあるが、そ
の代りに担体製造系(以後単にコンバーターと呼
称する)及び(又は)仕込み、混合及び(又は)
コンバーターの下方に流れるように装備された輸
送装置に簡単に補償し得る過失ですら消費者への
グルー供給の障害に導びかれ、その結果実際上多
くの場合グルー製造系及び消費者間の緩衝又は貯
蔵タンクの整備上どつちつかずの不満足な結果と
なる。
上記の欠点を除去するためのその他の知られて
いる試みは基本的に、担体の個々の場合の要求に
適合して変質され、大部分分解された澱粉の使用
に向けられている。このような場合には、変性さ
れた“冷時膨潤性”担体澱粉、原料澱粉及び場合
により微温湯中に単に混入せしめることによつて
サイズとすることが出来る薬品を使用し、コンバ
ーター中に適当に予じめ変性され特定の澱粉を供
給し又は担体澱粉をコンバーター中又は後に於て
機械的に、温度的に、化学的に及び(又は)酵素
的に変性せしめることが可能である。
最初に述べた二つのうちのいずれかについての
不可避の不利益性、即ち原料の比較的に高価であ
ること、多量の貯蔵を保持する必要性及び正しい
澱粉の型についての誤認の危険性などの不利益性
を有することは明らかである。
最後に述べたいずれかに従つた従来法による目
的達成に近ずけるための技術は実際に於ていずれ
も確かに満足出来るものであることは証明されな
かつた。しかし一方担体の製造中又は製造後に変
性した担体澱粉を使用する連続的にステインホー
ル澱粉グルーの製造のための公知方法は屡々担体
の粘度をいくらか変化せしめることを可能ならし
め、ある場合には粘度安定性のようなその他の官
能的性質をある程度改良せしめることすら可能で
あり〔「デイー・ステルケ(澱粉)」14、1962年、
197〜208頁西独特許出願;DE−AS2512810〕、実
際の要求に応じ及びその他の官能性の重要な性質
の改良であり、再現性を可能ならしめる特定粘度
に於ける粘度の選択的変化は、この原理に従つて
操作する従来技術の方法、即ち担体澱粉を相当大
規模な製造技術を以て酵素的液化処理する方法に
よつて達することが出来る。従つて、これらの先
行技術の方法は無担体澱粉グルーを製造する従来
技術の方法と比較される。
従つて本発明の概括的目的は、担体を製造する
目的のための澱粉は単にゲル化されるような従来
技術の方法のいかなるものと比較しても何ら大し
た追加的の努力を要せずしてステインホール澱粉
グルーの連続的製造を可能ならしめ、完成された
グルーに於て、使用されている全体の澱粉濃度に
於て広い範囲に渉つて選択的に粘度及び(又は)
原料澱粉に対する担体澱粉の比率を変化させるこ
とを可能ならしめ、かくして少なくとも又はさら
に良好な官能的性質、殊に粘度安定性を有する澱
粉グルーが得られるようにして、技術的の状態の
上記欠点を克服するような上述した型の製法を提
供することにある。
この問題は下記の驚異的知見を得ることが出来
たことに基ずいて本発明の特許請求の範囲第1項
記載のように行なつて本発明により解決すること
が出来たが、上記驚異的知見とは即ち:原料澱粉
スラリーから担体を連続的に製造するための慣用
のコンバーター中で行なわれている条件のもと
で、澱粉を変性させるために使用されるものとし
て一般に知られている酸化剤を添加し、又は同酸
化剤の存在のもとに行なう場合は粘度の低減を惹
起する反応が起るばかりでなく、又 (a) 通常の反応条件のもとに発生器の酸素を供給
し及び比較的に低い腐蝕性が望まれる比較的お
だやかな酸化剤を使用した場合に於てすら、こ
の反応は実際上総べての酸化剤が消費尽される
に至る点にまで極めて速かに進行するために、
仮令比較的多量の酸化剤が、スラリーを加熱
し、澱粉をゲル化し及びペーストをホモジナイ
ズするためこれ等コンバーター中で通常必要と
されている短かい時間よりも更に短かい時間内
で添加したとしてもこの反応は完了され、 (b) その他の一定の条件のもとに酸化剤によつて
惹起される粘度の低減の範囲は使用された酸化
剤の量の函数であり、従つて粘度低減は選択的
に調整することが出来、そして広い範囲に渉つ
て希望するところに従つて変化させることが出
来及び (c) 粘度低減に於ける結果とは別に、酸化剤との
反応は担体及びそれから製造されたステインホ
ール澱粉グルー(いわゆる耐水性グルーに於て
すら)の粘度安定性の著るしい改良が得られる
との諸知見である。
本発明の操作方法に於て、担体の製造を、担体
澱粉が出来る限り均質に分解されるようにして行
なうことを推奨する。この目的のためには管反応
器の特徴を特色ずけるような反応系又はコンバー
ターを使用するばかりでなく、担体澱粉スラリー
を最低95℃の温度に加熱するための測定器具を選
択することが好ましく、なおこの加熱に際しては
経験上、少なくとも澱粉が単に部分的にゲル化さ
れ及び(又は)酸化剤と反応する温度範囲を出来
るだけ速かに通過させるようにして、速かに及び
大部分完了されたゲル化が公知の方法により保証
されるようにし、なおこのためには特に加熱を蒸
気及び(又は)ガスの形の加熱媒質による直接加
熱を使用するが、これは反応媒質が緊密に混合さ
れるとの附加的の利益を与える。
本発明方法による担体製造中の操作温度は簡単
にゲル化することによる担体製造に通常使用され
る範囲内に保つのが好ましく、一方ゲル化の最高
の程度に達せしめるために及び他方次段の及び
(又は)第2次の熱反応による澱粉に起る損害を
避けるために100ないし150℃、殊に103ないし125
℃、格別には105ないし115℃の温度範囲内で操作
するのが有利であることを見出した。
担体澱粉の分解及びゲル化は滞留時間スペクト
ルに関して理想的管反応器特性によく適合した反
応系中で行なうのが好ましい。
本発明に従つて使用される酸化剤として好まし
いものは、無機のパー化合物(per
compounds)、殊に過酸化物、格別には過酸化水
素及び(又は)過酸化アルカリ、過硫酸塩、最も
格別には今日までに最良であると証せられている
過硫酸アルカリ及び(又は)過硫酸アンモニウム
及び(又は)過硼酸塩及び(又は)過炭酸塩であ
る。
本発明に従つて使用される酸化剤は比較的少量
が使用され、そしてコンバーターの直前及び(又
は)コンバーター中に添加される限りは、反応混
合物中に速かに、均質に分配されなければなら
ず、これらは水性溶液の形として添加するのが好
ましい。
本発明方法に於て使用される酸化剤の量は広い
範囲に渉つて変化させることが出来る。各個の場
合に於ける最適の量は多くの因子、殊に出発原料
として使用される澱粉の型、粘度低減の希望する
範囲及び使用する酸化剤によつて極まり、従つて
これは業者によつて経験的に決定され又決定され
るべきである。過硫酸アンモニウムの量は、経験
に基ずいて、担体澱粉の重量に基ずき0.02ないし
2.5、殊に0.08ないし2及び格別には0.2ないし
1.2w/w%当量がこの目的のために原則として
最も適することが判明した。
スタインホール澱粉グルーの澱粉含量は一般に
使用せんとする目的によつて定まる。従来方法で
は、粘度及び原料澱粉の含量から考慮して、含量
を希望される程度にまで高く選択することは許容
されない。本発明方法はこの点に関して選択の大
幅な自由を可能ならしめ、従つて比較的高い澱粉
含量を有する澱粉グルーの製造のために格別に有
利である。従つて本発明の実施に於て15ないし
35w/w%、殊に18ないし30w/w%、格別には
20ないし28w/w%の全澱粉含量を有する澱粉グ
ルーの製造が好ましい。
技術の状態に従つて(この場合担体製造のため
に特定の澱粉は使用せず及び(又は)担体製造の
ために例えば酵素液化のような複雑にして時間を
消費する方法は使用されていない)原料澱粉に対
する担体澱粉の重量比は、殊に高度の総澱粉含量
を有する澱粉グルーの場合に、変化せしめること
が出来るが、しかしそれは極めて僅かであり、選
択の自由は、殊に比率を増大せしめる際、極めて
制限されており満足することが出来ない程度のも
のである。これに反して本発明はこの点に関して
業者に対して極めて大幅な選択の自由を提供して
おり、本発明の好ましい態様に従つて原料澱粉に
対する担体澱粉の重量比が1:1ないし1:7、
殊に1:1.5ないし1:5、格別には1:2ない
し1:4を有するステインホール澱粉グルーの製
造を可能ならしめる。
本発明の繰返へし述べた上記有利性は担体及び
それにより得られた澱粉グルーの異常に高い粘度
安定性を有することであり、製造されたグルーの
以後に行なわれる粘度の変化は僅かな程度にしか
手を加えることが出来ないから、このことは完成
され、新らしく製造されるグルーの粘度を広い範
囲内で選択することを可能ならしめる。その他の
有利の点としては、本発明に従つて製造されたス
テインホール澱粉グルーに於ては従来技術に従つ
て製造されたステインホール澱粉グルーに比較し
て粘度を驚異的に低い水準に調整することが出来
て、その結果として多数の官能的の性質が著るし
く改良される。即ち本発明の好ましい態様に於て
は担体澱粉は、20ないし45℃の温度範囲内の完成
された澱粉グルーのステインホール粘度は22ない
し70、殊に25ないし35、格別には最高32秒である
点にまで分解される。
ステインホール澱粉グルーは澱粉のゲル化を増
進させるために原則としてアルカリが添加される
が、アルカリの添加は一般に製造行程中1個の又
は数個の任意の時点に於て行なわれる。しかし、
添加及び混合の時間を出来る限り短かくするため
に行程中の唯一個の時点に於てアルカリ中に於て
添加するのが好ましく、そしてコンバーター中の
ゲル化を増進させるために、若し可能であるなら
ば、コンバーターを通して混合物を少なくとも部
分的に通過せしめるのが好ましい。本発明方法に
於てアルカリの存在は担体澱粉の分解に対して障
害を与えないか又は与えたとしても少なくとも大
しては障害を与えないことを驚異的にも見出すこ
とが出来たのであるので、担体へのアルカリ成分
の少なくとも一部並びに若し使用した場合には一
緒に添加する硼酸又は硼砂のようなその他の一般
に知られている薬剤の一般に知られており官能的
に有利な添加はコンバーターの以前に及び(又
は)コンバーターを通して通過している間に行な
うことが出来る。
本発明の有利性は殊に耐水性グルーに於て明ら
かであり、従つてその製造は好ましい。
技術状態に従つてステインホール澱粉グルーの
製造のための連続的方法の普通の又は自体公知の
官能的に有利な測定装置は総べて同様に本発明方
法に於て容易に使用することが出来る。
本発明に従つて製造された耐水−ステインホー
ル澱粉グルーの上記に数回に渉つて述べた高度の
粘度安定性は、業者に対して澱粉グルーの消費の
流れ又は消費までの平均滞留時間に対する緩衝
(量)の比率の選択を可能ならしめ、この比率は
粘度安定性の点から及びグルーの型を速かに変化
せしめる目的のために(出来るだけ)低くなくて
はならないが、しかし中断されない操作の有利性
に於て、従来技術による方法より更に安全に中断
されない操作の点から考えて(出来るだけ)高度
に取るべきであり、この理由からして本発明の好
ましい態様では完成された澱粉グルーは連続的に
製造され及び貯蔵タンク中に供給される速度はグ
ルー製造系と消費者との中間にあるように整備さ
れるようにし、又好ましくは貯蔵タンク中の澱粉
グルーの蓄積は、最低0.5時間、好ましくは最低
1時間、更に好ましくは最低2時間の機械の故障
による連続的澱粉製造が中断された場合における
グルー蓄積から供給されるべき連結している消費
者のために充分に高度の水準に永久に維持される
ことを保証するように選択することを提案する。
本明細書中に於て、本発明方法に従つて製造さ
れた単純の澱粉グルー(即ち耐水性改良添加物を
含まないステインホール型澱粉グルー)は、仮令
本発明に従つて製造された耐水グルーと混合した
場合に於てもその異常な粘度安定性を保持してい
ることは格別に有利であり、このことは耐水グル
ーから本発明方法による単純なステインホール型
澱粉グルーに変換せしめることは単にステインホ
ール型澱粉グルーを未だ使用されていない耐水グ
ルーに直接加工することによつて達成することが
出来、換言すれば、最初に製造されたグルー型が
完全に使用されるまでは澱粉グルーの製造を中断
する必要が無いことである。
本発明の他の有利性は、一般に担体のためにい
かなる種類のゲル化されていない澱粉をも使用す
ることは可能ではあるが、技術的観点からして比
較的低価格の天然産澱粉も少なくともこれと同等
であり、屡々変性された及び殊に化学的に変性さ
れた顆粒澱粉に優る。従つて天然産澱粉の使用は
本発明方法に於て好ましいものであるが、化学的
に変性された顆粒澱粉、殊に腐蝕性の酸化剤で変
性したものは使用してはならない。
下記諸例及び比較試験は本発明及び技術上の状
態に於ける有利性を例解するために引用したもの
である。
この目的のために使用された装置は、澱粉スラ
リー製造のための撹拌混合容器、直接スチームで
加熱し得るスチームジエツトヒーターよりなる調
理器、次に装備される保存容器、(再)稀釈のた
めの水及び混合室のための供給装置、原料澱粉ス
ラリー及び場合により薬剤、耐水グルー化のため
の樹脂及び(又は)稀釈担体への水を供給するた
めの秤量装置、強力撹拌室及び次に配備される貯
蔵タンクを含む通常の、連続的操作によるグルー
製造系であり、この系は附加的に酸化剤と共にス
チームジエツトヒーターに供給される澱粉スラリ
ーを連続的に添加するための秤量装置が装備され
ている。
官能性質は、標準型の波形上の単一又は多数の
側壁の波形板の工業的規模に於てグルーとして
夫々の生成物により試験した。
例 1 本発明方法に従つて天然産コーンスターチから
製造され、下記性質を有する単純なステインホ
ール澱粉グルーの製造: 濃度:24.2%澱粉(乾物量) 担体:ゲル化されていない澱粉の比:1:4.0 温度:35℃ 粘度:26秒ステインホール 澱粉に基ずくNaOH濃度:2.0% 澱粉に基ずく硼酸濃度:0.85% 澱粉38%の濃度を有するスラリー(マスタース
ラリー)を公知方法により天然産コーンスターチ
を水と撹拌下に混合して製造する。担体を製造す
るためには、マスタースラリーは5.5/分(澱
粉2.4Kgに相当する)の速度でスチームジエツト
ヒーターに連続的に供給し、スチームジエツトヒ
ーター中に入る直前にこの中に酸化剤を、担体澱
粉に基ずき過硫酸アンモニウムの6.6g/分又は
0.275%当量で連続的に秤量する。
この混合物はスチームを導入させることによつ
て105℃に加熱され、次いで完成されたグループ
中に存在する全体の澱粉(c.b.)に基ずき2%
NaOH当量の水性水酸化ナトリウム溶液と連続
的に撹拌し、次いで保存容器中に供給する。
保存容器から排出される(担体)澱粉の流れに
は17.7/分に当量の希釈水(ヒータースチーム
凝縮物を含む)を秤り込み、混合室中で希釈水と
緊密に混合する。
かくして得られた希釈された担体は、強力混合
室中でマスタースラリー(22.2/分:澱粉9.6
Kgに相当する量)及び100g/分に相当する量の
硼酸を連続的に添加し、緊密に混合し、そして完
成された澱粉グルーは貯蔵タンクに供給する。
例 2 例1記載の方法を繰返えしたが、唯本例に於て
は耐水性澱粉グルーを(何ら他の処方上の変更を
行なうことなく)製造する目的のためにケトン/
フオルムアルデヒド樹脂に基ずく市販の耐水剤を
全体の澱粉に基ずき11%に相当する量で強力混合
室中に追加的に添加する。
このようにして得られた澱粉の性質は、勿論耐
水剤含量は別として、例1記載に従つて製造され
た(単純の)澱粉グルーの性質と全く同じであつ
た。
例 3 例1記載の方法を繰返えしたが、唯本例に於て
は22.2のマスタースラリーの代りに1分間につ
き澱粉7.2Kgに相当する16.7を強力混合室に供
給した。
かくして得られた(単純の)ステインホール澱
粉グルーは下記の特性を有する: 濃度:澱粉21%(c.b.) 担体:ゲル化されていない澱粉の比:1:3 温度:37.5℃ 粘度:ステインホール33秒 澱粉に基ずく(c.b.)NaOH濃度:2.6% 澱粉(c.b.)に基ずく硼酸の濃度:1.09% 例 4 例3記載の方法を繰返へし行なつたが、唯本例
に於ては例2記載と同じ様に市販の耐水剤を強力
混合室中に供給した。
かくして得られた完成された澱粉グルーの特性
は、耐水性の含量は別として、例3記載に従つて
得られた(単純の)澱粉グルーの特性と同一であ
つた。
官能的性質の試験 上記諸例に従つて製造された澱粉グルーの試験
では加工のために有利な下記特性を示した: (a) 単純の澱粉グルー(例1及び3): 著るしく安定な粘度。グルー循環系に於ける
極めて悪評の高い剪断荷重にも拘らず5時間内
の粘度の低下は最高ステインホール1秒に過ぎ
ない。
グルー塗布ロールの高度の外周の速度にも拘
らず、グルーはその好適な流動学的性質のお蔭
で決してはねることがない。
グルーの著るしく低い粘度のために、総べて
の速度範囲に於て非常に良好である結合(その
他の方法では一緒に固着せしめることが困難な
紙類に於てすらも)により非常に経済的であ
る。
機械動作は通常の操作のものより本質上高度
であり、厚紙余白の平坦性は優秀である。更に
直ちに加工することは中間の貯蔵を行なわなく
て可能である。
(b) 耐水澱粉グルー(例2及び4): 耐水剤の添加にも拘らず、数時間に渉つて行
つた一連の試験に於てすら、実際上粘度は何ら
変化しない(本発明に従つて製造された単純の
澱粉グルーの場合も同様である)。
耐水澱粉グルーは、本発明に従つて製造され
た相当する単純のステインホール澱粉グルーと
如何なる比率で混合することが出来、そして何
ら逆効果的の結果を起すことなく加工すること
が出来る(単純の澱粉グルーから耐水澱粉グル
ーへは漸進的の滑らかな変化であり、その逆も
又同じ)。
結合の耐水性は官庁のFEFCO試験の明細事
項に完全に答へる。
比較試験 比較のためにステインホール澱粉グルーを慣用
の方法により即ち担体澱粉を分解せずに天然産コ
ーンスターチが製造したが、その組成は、それが
完成された比較とするグルーの適応性を考へて波
形板グルーとして可能である限り例1又は例2に
従つて得られたグルー組成に相似している。
単純の比較の澱粉グルーは下記特性を示す: 濃度:澱粉22.4%(乾物量) 担体:ゲル化されていない澱粉の比率:1:5.7 温度:33℃ 製造直後の粘度:ステインホール50秒 澱粉に基ずくNaOH濃度*:1.8% 澱粉に基ずく硼砂(10水化物)の濃度*:1.15% *NaOH又は硼砂の添加を増加することは、単
面の案内板に於て形成するゲル化を直ちに妨げ
るから不可能である。
技術の状態に従つて製造されたこの澱粉グルー
の加工中下記の不利益性が認められた: 循環系中に於て粘度は一定にステインホール32
秒に低下する。
接着させるのが更に困難であり及び(又は)機
械の低速度に於ける紙類の加工中グルーラインは
非常に破壊し易く、従つて不満足な接着結果を与
える。
多数の壁面を持つ板を加工する場合に機械の速
度は160m/分から75m/分に落すべきである。
供給用ロールの更に高い外周速度に於て澱粉グ
ルーは飛びはねを始め、この際余りに多量のグル
ーが不可避的に及び制御不可能に塗布される。
耐水剤の添加は、この型の澱粉グルーに慣用の
如く、確実に粘度の上昇に導びく。2時間後に於
てはグルーは既に加工するに適しなくなる。
相当する単純の澱粉グルー(仮令比較的少量部
分であつても)と混合することによつてグルーを
使用することは不可能である。
結合の耐水性は本質上本発明に従つて製造され
た耐水澱粉グルーに比して低いばかりでなく、操
作条件によつて非常に変化する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 場合によりアルカリ化した水性澱粉スラリー
    を約95ないし160℃の温度範囲に於て連続的にゲ
    ル化せしめ、強力な剪断力を使用して、得られた
    澱粉ペースト(担体)を顆粒状の又はゲル化され
    ていない澱粉(原料澱粉)と及び場合により水及
    び(又は)普通の添加剤、殊にアルカリ類、硼素
    化合物及び(又は)耐水性接着のための樹脂と混
    合することにより波形板のためのステインホール
    型の特殊グルーである澱粉グルーを製造するに当
    つて、担体の澱粉(担体澱粉)をゲル化段階に於
    て四囲の反応条件のもとに発生器の酸素を生成す
    る水溶性酸化剤を添加することによつて分解せし
    め、酸化剤は担体澱粉の粘度が15000センチポア
    ズを越えない以前に担体澱粉に添加し均質に分配
    せしめ、担体は全体に渉つて最低95℃の温度に於
    て酸化剤と少なくとも部分的にゲル化された担体
    澱粉との間の接触時間(反応時間)が1ないし5
    分の範囲内であるように選択することを特徴とす
    る上記澱粉グルーの製法。 2 担体澱粉スラリーは速かに最低95℃の温度に
    加熱する特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 ゲル化及び分解は103ないし125℃の温度で行
    なう特許請求の範囲第1項又は第2項記載の方
    法。 4 酸化剤が無機のパー化合物(per
    compound)である特許請求の範囲第1項ないし
    第3項のいずれかに記載の方法。 5 酸化剤は、担体澱粉の重量に基ずき過硫酸ア
    ンモニウムの0.02ないし2.5w/w%に相当する条
    件の酸素量に換算した量で添加される特許請求の
    範囲第1項ないし第4項のいずれかに記載の方
    法。 6 担体澱粉は、完成された澱粉グルーの20ない
    し45℃の温度範囲内のステインホール粘度が22な
    いし70秒である特許請求の範囲第1項ないし第5
    項のいずれかに記載の方法。 7 担体澱粉のゲル化及び分解をアルカリ類の存
    在のもとに行なう特許請求の範囲第1項ないし第
    6項のいずれかに記載の方法。 8 耐水澱粉グルーをフオルムアルデヒド縮合樹
    脂の添加により製造する特許請求の範囲第1項な
    いし第10項のいずれかに記載の方法。 9 完成された澱粉グルーは貯蔵タンクから供給
    される消費者によつて使用される量に相当する蓄
    積が少なくとも0.5時間内に一定に保たれるため
    に充分な速度で貯蔵タンクに連続的に供給する特
    許請求の範囲第1項ないし第8項のいずれかに記
    載の方法。 10 耐水澱粉グルーから単純の澱粉グルーに変
    化せしめる場合に貯蔵タンクには、時の流れの消
    費によつて要求されるのに従つて中断することな
    く連続的に供給する特許請求の範囲第9項記載の
    方法。
JP14454380A 1979-10-19 1980-10-17 Manufacture of starch glue Granted JPS5681378A (en)

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