JPS63168261A - 形鋼用連続鋳造鋳片の製造方法 - Google Patents

形鋼用連続鋳造鋳片の製造方法

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JPS63168261A
JPS63168261A JP31564786A JP31564786A JPS63168261A JP S63168261 A JPS63168261 A JP S63168261A JP 31564786 A JP31564786 A JP 31564786A JP 31564786 A JP31564786 A JP 31564786A JP S63168261 A JPS63168261 A JP S63168261A
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JP
Japan
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slab
cast slab
short side
ratio
long side
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Pending
Application number
JP31564786A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Takahashi
亮 高橋
Michiya Hayashida
道弥 林田
Takeyoshi Ninomiya
二宮 健嘉
Kazuhiko Tsutsumi
一彦 堤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はH形鋼、r形鋼、溝形鋼等のウェブとフランジ
を有する形鋼の素材を連続鋳造によって製造する際の鋳
片の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、■(形鋼、r形鋼、溝形鋼等の形鋼を圧延成形法
によって製造する場合の素材は鋼塊を分塊圧延して粗形
鋼片とするか、もしくは連続鋳造でビームブランクを製
造するかのいずれかであったが、近年は素材としてスラ
ブが多用されるようになった。即ち、工程省略、省エネ
ルギー、鋳造の容易さ等の利点を有し、かつ圧延造形の
技術の進歩がこれに伴って実用化が進んでいる。スラブ
を素材とする従来技術は例えば、特公昭5B−1936
1号公報あるいは特公昭5B −37042号公報が周
知である。しかしながら、これらはいずれも矩形断面の
スラブを圧延する際の造形手段を示したもので、連続鋳
造段階までは従来の手段を前提にした粗形鋼片を製造す
る技術であった0本願出願人は圧延造形段階でより効率
的に造形することを目的として、先に特願昭61−69
561号で鋳造鋳型の短辺に梗杖の突条を形成した鋳型
を使用し、短辺に楔状の凹溝を形成した鋳片を鋳造し、
この凹溝に対応する圧延ロールの孔型形4kを特定して
圧延パス回数を少なくすると共に、製品形状の改善を可
能とする手段を提案した。この先願発明は独特な鋳片の
形状であるため、従来のスラブあるいはビームブランク
の鋳片の鋳造では特に問題とならなかった内部割れを生
じることがあり、何らかの対策が必要であることが分か
った。即ち、短辺の凹溝周辺に割れがあると、後の圧延
工程でフランジ部に割れが集積して、特に製品フランジ
部を溶接加工する場合に障害となり、また製品底の原因
となる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は連続鋳造鋳型で短辺に凹溝を有する鋳片を鋳造
する際に、鋳型直下における鋳片の二次冷却を制御する
ことにより鋳片短辺の凹溝周辺に生ずる割れを防止し、
圧延工程でのフランジ表層割れが無い良好な形鋼用の鋳
片を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等はまず、前記の鋳片の凹溝周辺に生ずる割れ
がどのようなメカニズムで生成するのかを実際の鋳造装
置を使用して実験を行った。
第1図+8)は短辺に楔状突条を有する鋳型1、複数の
ロール2a、2b、2c、・・・2nからなるロール2
とによって構成された連続鋳造装置と、鋳造中の鋳片3
を示し、3aは鋳片の未凝固部、3bは凝固シェルを表
す、同図において鋳型1とサポートロール2aの間、あ
るいはサポートロール2a、2b問および2b、2c間
等、ロールで支持されていない鋳片部分は第1図(bl
に示すように未凝固部3aの溶鋼静圧(矢印方向)によ
って凝固シェル3bが外側に撓み、鋳片の長辺はバルジ
ングする。一方、第1図(C1に示すように鋳片3の長
辺がロール2で支持される場合は、ロール2によって長
辺はバルジングを押し戻されることになる。この結果、
鋳片3の凹溝3Cは角度を狭められ、凹溝の基部には引
っ張り応力が働き、この引っ張り応力に対する引、っ張
り歪が鋳片が有する割れの限界歪を超える時、凝固シェ
ル3bは耐えられなくなり、第1図(C)に示す凹溝3
Cの基部に内部割れAが生ずることが判明した。また鋳
片の長辺と短辺の強度関係で見ると、長辺が短辺に比べ
強い程、内部割れが起こり易いことが分かった。
換言すれば、凹溝を形成したために相対的に弱くなった
短辺で長辺の変形を吸収することになり、内部割れが生
ずるものである。
本発明は以上の内部割れ発生のメカニズムの知見に基づ
き、鋳片の長辺と短辺との冷却水量を制御することによ
って内部割れを生じない鋳片の製造を可能にしたもので
あり、本発明の要旨とするところは、対向する短辺の内
壁面の幅方向中央部に楔状突条を形成した連続鋳造鋳型
で鋳片を製造する方法であって、前記鋳型の下端以降に
形成される凝固殻厚が60n以下の範囲における二次冷
却水の注水比を0.3〜0.84!/kgの範囲とする
とともに、鋳片の長辺と短辺における単位面積・単位時
間あたりの水量比を凝固厚30mまでは短辺/長辺=1
〜3とし、凝固厚30−1超では該水量比を0.3〜1
として鋳片の内部割れを回避する形鋼用連続鋳造鋳片の
製造方法にある。
〔作用・実施例〕
第2図は本発明の対象となる短辺に凹溝が形成された鋳
片3の試験に供したサイズ範囲を示している。また第1
表は二次冷却帯の冷却条件を示し、表中の注水比(j!
/kg)は鋳造中の鋳片の単位重量当たりの冷却水量で
ある。また、ゾーンは第3図の■〜■ゾーンに相当する
ものであり、■FLとはIゾーンにおける鋳片長辺の表
と裏面(F面とL面)、■、はその両短辺を意味し、以
下■、■ゾーンとも同様である。
第4図は第1表の試験条件にて冷却した際、凹溝表面か
らいくらの深さに内部割れが発生したかを横軸に、縦軸
に割れ個数をプロットしたものであって、鋳片断面の左
右側にデータを採取している0図中(a)は割れ疵が目
視では認められなかったが、サルファープリントで偏析
線として現れたもの、(blは目視で割れが認められた
もの、(C)は目視での割れと共に割れ部が開口した状
態となったものをそれぞれ示している。なお、割れ個数
のカウント方法は第6図に示すようにサルファープリン
ト上に凹溝表層からの等距離線d、、dt、d。
を描いて、ある等距離線と割れ部位が交わった個数を数
えた。第5図は第4図に対応して、割れ発第  1  
表 生部値をメニスカスからの距離を凝固解析によって換算
して表したものである。以上の試験結果から明らかなよ
うに、内部割れの殆んどはメニスカスから4mの距離に
集中していることが分かる。
この部位をシェルの凝固厚に換算すると60鶴以内とな
り、本願発明における冷却範囲を鋳片の凝固シェル厚が
60w以下とした根拠である。
次に冷却条件であるが、凝固シェル厚が60u+以下の
範囲における二次冷却水の下限を0.31/kgとした
のは0.3未満ではバルジングによる内部欠陥が発生す
るため、0.:l!/kg以上の冷却が必要である。ま
た、上限を0.81 / kgとしたのは鋳片の表層と
未凝固部との温度差において、表層の冷却が強過ぎると
鋳片内部に熱応力(引っ張り応力)が発生し、内部割れ
の原因となるためである。
次ぎに、鋳片の長辺と短辺における単位面積・単位時間
あたりの水量比を凝固厚30龍までと、30鴎を超える
範囲とで変更する理由は、短辺の凹溝の基部に発生する
内部割れの起点は表層から略30璽1の距離にあり、こ
の起点から鋳片内部に向かって割れが認められたため、
30鶴の位置を基準に冷却水量を変えている。即ち、凝
固厚30關までのゾーンは鋳造速度により変化するが前
記第3図の装置例では、はぼ■ゾーンに相当し、鋳型直
下では長辺に対して短辺の強度を大きくして、割れの発
生起点とならないように水量比を大きくしている。具体
的に凝固厚301自までは(短辺/長辺)の水量比を1
〜3とした根拠は前記第1表の実験結果に基づいて設定
しており、各水量比は同表に示すとおりである。凝固厚
30mmを超える範囲では同様に第1表のHゾーンに相
当するが実験結果から長辺のバルジングを抑制するため
に短辺よりも長辺を強冷することが必要なことから、水
量比は0.3〜1の範囲とした。
以上、第1表の冷却条件に基づく第4.5図の内部割れ
発生状況を見てみると、テスト磁lは多数の内部割れが
認められ、この原因は注水比と凝固厚39mmを超える
範囲での水量比が大きいためと考えられる。またテスト
1lh2も内部割れが多いが、これは注水比が大き過ぎ
たためである。テス)陽3.4は本発明の冷却条件によ
り、内部割れは殆ど生じておらず、良好な鋳片が得られ
ている。
〔発明の効果〕 第7図(a)、 (b)、 (llj)は前述の第1表
に示した冷却条件でのテスト隘1〜4に対応した鋳片の
サルファープリント写真であり、本発明の冷却条件で冷
却したテスト階3,4は明らかにテストNll、  2
に比較して良好な状態である0本発明の鋳片冷却方法に
よると短辺に凹溝を有する鋳片の内部割れは殆ど解消し
、圧延の素材として供してもフランジ表面の割れは全く
発生しなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を説明する内部割れ発生のメカニズムの
説明図で、(a)は連続鋳造装置の側面断面図、(bl
は鋳片のバルジング状態を示す断面略図、(C)はロー
ルと鋳片およびバルジングとの関係を示す断面略図、第
2図は本発明が対象とする鋳片の略図、第3図は連続鋳
造装置の各ゾーンを示す側面略図、第4図は内部割れの
発生状況を鋳片の表面からの距離で示したグラフ、第5
図は第4図に対応して内部割れの個数をメニスカスから
の距離で示したグラフ、第6図は割れ個数の計数の仕方
を説明する鋳片部分略図、第7図は本発明の実施例を第
4.5図のテスl−mと対応して示した鋳片のサルファ
ープリントによる金属組織の写真・I;鋳型、2;ロー
ル、3;鋳片、3a;未凝固部、3bi凝固シエル。 第1図 (G) 第2図 第3図 表面からの距離 (1) 第4図 メニスカスからの距離 (m) 第5図 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 対向する短辺の内壁面の幅方向中央部に楔状突条を形成
    した連続鋳造鋳型で鋳片を製造する方法であって、前記
    鋳型の下端以降に形成される凝固殻厚が60mm以下の
    範囲における二次冷却水の注水比を0.3〜0.8l/
    kgの範囲とするとともに、鋳片の長辺と短辺における
    単位面積・単位時間あたりの水量比を凝固厚30mmま
    では短辺/長辺=1〜3とし、凝固厚30mm超では該
    水量比を0.3〜1として鋳片の内部割れを回避するこ
    とを特徴とする形鋼用連続鋳造鋳片の製造方法。
JP31564786A 1986-12-29 1986-12-29 形鋼用連続鋳造鋳片の製造方法 Pending JPS63168261A (ja)

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