JPS63167105A - 継手 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、弾性材料からなる管状体もしくは棒状体を接
続する継手に間する。

〔従来技術とその問題点〕

弾性材料からなる管状体もしくは棒状体を必要個所に接
続する継手には種々のものがあるが、継手本体に管状体
もしくは棒状体（以下単に管体という）を挿入する挿入
孔を備え、この挿入孔内に、挿入孔に挿入した管体外壁
にくい込んで管体の抜止をする係止爪を備えるものが一
般的である。この係止爪は弾性力を有するものに構成さ
れ、かつ管体を取り囲んで複数片設けられる。そしてこ
のような継手の一例として複数の係止爪の内端縁で構成
する形状が挿入すべき管体の外径より小径に　。

なるように係止爪を設定しておき、管体を係止爪の弾性
力に抗して挿入した際に、係止爪がそれ自身の弾性力に
よって管体の外壁に圧接するように構成し、管体を汰出
し方向に引張ると係止爪が管体の外壁にくい込んで抜止
めがされものがある。

この場合管体を抜出しするには、開放リングを管体およ
び係止爪間に挿入して、その先端で係止爪を押圧してそ
の管体の外壁へのくい込みを解除する。

しかしながら、このような従来の継手においては、係止
爪の弾性力に抗して管体を挿入しなければならず、管体
挿入時の抵抗が大きく管体の接続に比較的大きな力を要
するという問題点があった。

〔発明の目的〕

本発明は、前述した従来のものにおける問題点を克服し
、管体の挿入を小さな力で行なうことができ、しかも管
体を安定的に接続することのできる継手を提供すること
を目的とする。

〔発明の概要〕

本発明は、接続すべき管体の先端部が挿入される挿入孔
が形成された筒状の継手本体と、この継手の軸方向に隣
接され継手本体の円周方向に回転自在とされた回転リン
グと、この回転リングおよび前記継手本体間に介装され
る１対のクランプ本体からなりこれらのクランプ本体を
開閉動作して管体締付は位置と管体開放位置を取り得る
クランプ部材とを設け、前記回転リングおよびクランプ
部材の一方にカムを形成するとともに、他方にこのカム
に係合して両クランプ本体を相互に接離する方向に開閉
せしめるカムフォロアを形成し、クランプ部材を管体開
放位置にしておいて継手本体内に管体を挿入し、その後
回転リングを所定角度回転してクランプ部材に管体閉鎮
位置を取らゼて管体を固定するようにしたものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明を図面に示す実施例により説明する。

第１図Ａ、Ｂは管体開放位置を、第２図Δ、Ｂは管体閉
鎖位置をそれぞれ示すものであり、筒状の継手本体１の
内側には正六角形断面の貫通孔２が形成されている。こ
の継手本体１の一端部には、内周ならびに外周において
それぞれ段部３Ａ、段部３Ｂを介して薄肉部４が一体に
突設されており、この薄肉部４の先端部の内周側にはさ
らに段部５が形成されている。そして、前記段部５に係
合するようにして薄肉部４の先端部の内周側には断面は
ぼＶ字状のシールリング６が嵌合されており、このシー
ルリング６は、前記薄肉部４に嵌着された保持リング７
により保持されている。また、前記薄肉部４の内側は弾
性材料からなる管体の一例としての管状体８がその先端
を前記段部３Ａに当接するようにして挿入される挿入孔
９とされており、この挿入孔９内に挿入された管状体８
には前記シールリング６が圧接して管状体８を撓めるよ
うになっている。

前記継手本体１の薄肉部４の外周面４ａには偏平な口字
状の環状溝１０が形成されている。一方、前記薄肉部４
の軸方向に隣接するように回転リング１１が配設されて
おり、この回転リング１１に突設されたガイドスリーブ
１２が前記薄肉部４の外周面４ａに対し開動自在に配設
され、このガイドスリーブ１２の内周面１２ａに周設さ
れた環状突起１３が前記環状溝１０に嵌合して継手本体
１に対する回転リング１１の回転をガイドするようにな
っている。また、前記ガイドスリーブ１２の外周面１２
ｂには保持リング１４が装着されており、前記環状１１
０に対する環状突起１３の嵌合状態を保持するようにな
っている。そして、前記回転リング１１の前記継手本体
１に隣接する側の端面１１ａには、平面において時計方
向に回転リング１１の中心からの半径を漸増する曲線状
の１対のカム溝１５Ａ、１５Ｂがそれぞれ約１２０度の
範囲にわたって回転リング１１の中心に対し点対称に突
設されている。

一方、前記継手本体１の保持リング７および回転リング
１１の端面１１ａ間にはクランプ部材１６が介装されて
いる。このクランプ部材１６は全体をステンレス等、弾
性部材により形成されており、このクランプ部材１６は
、前記薄肉部４の挿入孔９の内径より若干大きな内径の
中心孔１７をなすほぼ円弧状の１対のクランプ本体１８
Ａ。

１８Ｂを有している。また、このクランプ本体１８Ａ、
１８Ｂの各両端部には長方形状のガイド突部１９Ａ、１
９Ａ、１９Ｂ、１９Ｂが下方に折曲形成されており、こ
の各ガイド突部１９Ａ。

１９Ｂは、前記保持リング７にクランプ本体１８Ａ、１
８Ｂが開閉動作可能となるように形成された図示しない
ガイド溝に嵌合され、クランプ本体１８Ａ、１８Ｂの開
閉動作を安定させるようになっている。さらにまた、１
対のクランプ本体１８Ａ、１８Ｂの中央部には、円弧状
の同作縁２０Ａ。

２０Ｂに沿って長方形状の従動突部２１Ａ、２１ＢがＦ
方に折曲形成されており、両従初突部２１Ａ、２１Ｂは
前記回転リング１１のカム溝１５Ａ。

１５Ｂに嵌合するカムフォロアを構成している。

なお、前記ガイド突部１９Ａ、１９Ａ、１９８゜１９８
は、従動突部２１Ａ、２１Ｂの円周方向中央部における
接線方向に対し横断する方向に延在している。そして、
前記回転リング１１の回転に伴ない両従動突部２１Ａ、
２１Ｂが両カムｒＰｉ１５Ａ、１５Ｂの最大半径側の端
部内に位置しているときには、両クランプ本体１８Ａ、
１８Ｂが離間して内側の各把持部２２Ａ、２２Ｂが開き
前記継手本体１の挿入孔９の外側に退避し、クランプ部
材１６が管状体開放位置を取ることになる。また、両従
動突部２１Ａ、２１Ｂが両カム溝１５Ａ。

１５Ｂの最小半径側の端部内に位置しているときは、両
クランプ本体１８Ａ、１８Ｂのガイド突部１９Ａ、１９
Ａと１９Ｂ、１９Ｂとが当接して各把持部２２Ａ、２２
Ｂが閉じ前記継手本体１の挿入孔９の内側に臨むことに
よりクランプ部材１６が管状体締付は位置を取ることに
なる。

つぎに前述した実施例の作用について説明する。

継手本体１に接続するためには、第４図へに示すように
、クランプ部材１６の両従動突部２１Ａ。

２１Ｂを回転リング１１のカム溝１５Ａ、１５Ｂの最大
半径側の端部内に位置せしめ、クランプ部材１６の１対
のクランプ本体１８Ａ、１８Ｂをその各把持部２２Ａ、
２２Ｂが継手本体１の薄肉部４の挿入孔９の外側に退避
するように規制する。

このようにしておき、前記回転リング１１の内側を通過
するようにして継手本体１の薄肉部４の挿入孔９内に管
状体８を挿入する。すると、管状体８は単にシールリン
グ６と摺接するだけなので比較的軽い力で挿入すること
ができる。そして、管状体８の先端が前記段部３Ａに当
接して停止したら、回転リング１１を第４図Ａにおいて
時計方向に回転する。すると、両従動突部２１Ａ、２１
Ｂが位置する回転リング１１のカム溝１５Ａ。

１５Ｂは次第に半径が小さくなるので、クランプ部材１
６のクランプ本体１８Ａ、１８Ｂは相互に逆方向に直線
運動をし、第４図Ｂに示すように次第に両把持部２２Ａ
、２２Ｂが接近するようにして徐々に閉鎖状態になり、
最終的には第４図Ａの状態から回転リング１１を時計方
向に約１２０度回転した第４図Ｃに示す状態において、
クランプ本体１８Ａ、１８Ｂは両端のガイド突部１９Ａ
。

１９Ａと１９Ｂ、１９８とが当接するようにして両把持
部２２Ａ、２２Ｂが継手本体１の挿通孔９の内径内に臨
む位置を取り、第２図Ａに示すように管状体８の外周を
環状に内方へ撓めるようにして管状体８にくい込み管状
体８を保持する。

一方、継手本体１に接続されている管状体８を取外すに
は、第４図Ｃに示す状態から回転リング１１を反時計方
向に約１２０度回転せしめて第４、図Ａに示す状態に戻
し、クランプ本体１８Ａ。

１８Ｂは相互に逆方向に直線運動をするようにして離間
せしめ、両把持部２２Ａ、２２Ｂを開いてクランプ本体
１８Ａ、１８Ｂを管状体開放位置にして管状体８を引抜
けばよい。この管状体８の引抜き時にも抵抗となるのは
シールリング６のみなので管状体８の引抜きも容易にな
すことができる。

このように本実施例によれば、回転リング１１を回転し
てクランプ部材１６のクランプ本体１８Ａ、１８Ｂを開
閉することができるので、クラン−７部材１６を開放位
置に位置せしめておき継手本体１に対する管状体８の挿
入ならびに引抜ぎを行ｆ、、、’＠うことが可能となり
、管状体８の挿入ならびに引抜きを小さな力で行なうこ
とができるし、また回転リング１１のカム溝１５Ａ、１
５Ｂに沿ってｊｌＩｍされるクランプ部材１６により管
状体８を安定的に保持することができる。

なお、前述した実施例においては、回転リング１１にカ
ム溝１５Ａ、１５Ｂを形成するとともに、クランプ部材
１６のクランプ本体１８Ａ、１８Ｂにカム溝１５Ａ、１
５Ｂに嵌合するカムフォロアを構成する従動突部２２Ａ
、２１Ｂを形成するように説明したが、クランプ部材１
６のクランプ本体１８Ａ、１８Ｂにカム溝１５Ａ、１５
Ｂを形成し、回転リング１１に従動突部２１Ａ、２１Ｂ
を形成するいわゆる逆カムとしてもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、管体の挿入を小さ
い力で行なえるばかりでなく、管体を安定的に接続する
ことができるという実用的な効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本発明に係る継手の実施例を示す
ものであり、第１図Ａは開放状態における継手の縦断面
正面図、第１図Ｂは第１図Ａの相当部分の平面図、第２
図Ａは閉鎖状態における継手の縦断面図、第２図Ｂは第
２図Ａの相当部分の平面図、第３図はクランプ部材の斜
視図、第４図Ａ、Ｂ、Ｃはクランプ部材のｎｒｔｌ動作
を示す平面図である。 １・・・継手本体、４・・・薄肉部、６・・・シールリ
ング、８・・・管状体、９・・・挿入孔、１１・・・回
転リング、１５Ａ、１５Ｂ・・・カム溝、１６・・・ク
ランプ部材、１７・・・中心孔、１８Ａ、１８Ｂ・・・
クランプ本体、２１Ａ、２１Ｂ・・・従動突部、２２Ａ
、２２Ｂ・・・把持部。 図　　　　　　　　　　　　　　　　面図面

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 接続すべき管体の先端部が挿入される挿入孔が形成され
   た筒状の継手本体と、この継手の軸方向に隣接され継手
   本体の円周方向に回転自在とされた回転リングと、この
   回転リングおよび前記継手本体間に介装される１対のク
   ランプ本体からなりこれらのクランプ本体を開閉動作し
   て管体締付け位置と管体開放位置を取り得るクランプ部
   材とを設け、前記回転リングおよびクランプ部材の一方
   にカムを形成するとともに、他方にこのカムに係合して
   両クランプ本体を相互に接離する方向に開閉せしめるカ
   ムフォロアを形成したことを特徴とする継手。