JPS63163185A - レ−ダ−装置 - Google Patents

レ−ダ−装置

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JPS63163185A
JPS63163185A JP31510986A JP31510986A JPS63163185A JP S63163185 A JPS63163185 A JP S63163185A JP 31510986 A JP31510986 A JP 31510986A JP 31510986 A JP31510986 A JP 31510986A JP S63163185 A JPS63163185 A JP S63163185A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 この発明は、船舶或いは航空機の乗員が携帯する海中転
落通報装置から発せられる海中転落事故の情報をレーダ
ーで受信・処理して船舶内に事故発生を伝えるための機
能を存するレーダー装置に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、船舶、航空機に搭載された9GHz帯レーダーを
対象として、船舶及び船舶に搭載されている救命艇、a
命筏等に装備する捜索・救助用レーダー・トランスポン
ダ(以下、トランスポンダと略す。)が実用化される運
びとなり、既に我が国では世界に先駆けて実用化試験局
としての浮遊式トランスポンダが認許されて一部の漁船
には装備されている。この有用性はI M O(Imt
ernaLionalMaritime Organi
zation−一一一−−国際海事機関)でも認められ
、既にI MOCOM 31/WP、l、 Annex
 5により生存雇用レーダー・トランスポンダの性能要
件が決議されている。
これは、CCIHの勧告(AE/8)によるCTECN
ICAL  C)IARAcTERIsTIcs  F
OR5EACII  八NDRESCUE RADAR
TRANSPONDERS )の主要項目に、運用上具
備すべき要件が付加されたものである。
ここで本発明の理解を助けるために、上記実用化試験局
のトランスポンダについてその内容が記載されたー文献
を紹介すると共に、このトランスポンダ・システムの一
実施例について説明する。
最近のものでは月刊雑誌「造船技術」の、 85/11
 vol、18 no、11 P44〜P51にその記
載がある。
現在、実用化試験局として認許されているのはP48〜
P51のものであるが、前者のものも機能的には全く同
等につき、やがて若干の改定の後、認許されるであろう
ここで、既に実用化されている本トランスポンダの一実
施例について第6図の系統図、第7図の主要各部の波形
図、並びに第8図、第9図に対象レーダー装置のPPI
上に表示される表示の模様を図示して説明する。
なお、以下第1図から第9図までの各図に示された符号
は、同一符号は同−又は相当部分を示している。
第6図において、l)は水平偏波の受信用アンテナで水
平面内無指向の特性を有し、(ロ)の送信用アンテナも
略同等のものである。(2)は広帯域特性を有するマイ
クロ波の検波器、(3)はビデオ増幅器で、ここに到達
したレーダー電波(a)は検波・増幅されてシステムト
リガーパルス(blを得る。(4)はNAADゲート、
(5)は単安定マルチバイブレータで、回り込み抑止ゲ
ートfd+と送信用ゲート(c)を同時に発生させる。
この送信用ゲートtelのゲート幅(G)  はほぼ1
00μsで、回り込み抑止ゲート(d)は第7図の波形
Fdi中の(L)をしきい値として(dT)だけ長いも
のを得るようにしている。
この動作に関する説明は、実公昭55−37905号公
報に記載されているものとほぼ類似しているので詳述を
省略する。
(6)は自走式タイマーとランプ駆動器との組み合わせ
によるもの、(7)は標識灯を兼ねるランプ、(8)は
トランジスタ等による電子スイッチ、(9)は電池と電
圧安定化回路並びに水銀スイッチを組み合わせた電源部
、0IIlはGaAs−FETと可変容量ダイオードの
組み合わせによる電子同調マイクロ波FM発振器、aυ
は鋸歯状波状の波形(flによって送信用ゲート(C)
に同期した高速周波数掃引電波(glを得るための鋸歯
状波電圧発生器である。
なお、第7図の(V)は電圧、(T)は時間、(F)は
周波数を表し、このトランスポンダでは(tlが略5μ
s、(F、)  が9410M)Iz 、 (dF)は
略180MHzである。
従ってこのトランスポンダでは、送/受信周波数が93
20〜9500MHzの間に存在する全てのレーダーに
応答波を返すことができる。
第8図には一般のエコーとこのトランスポンダから返さ
れた応答波のPPI表示状況の一例を示した。
レーダーアンテナの位置は画面の中心で、(11’)点
は本トランスポンダが存在する相対距離である。
その距離の後方に直線状ブリップ例が表示されているの
がこのトランスポンダからの応答波である。
応答波の方位幅はレーダーアンテナのビーム幅(θ)、
即ち方位分解能に支配され、プリップの間隔(tlは前
記の略5μs(レーダーの電波の速度に換算した150
+++/asにより、略750m) 、各ブリノプの幅
(τe)は、概ね次式のように示され、この値は第7図
の波形+a+のレーダー電波のパルス幅(τ)に近似し
ているか、それよりも大きい方が好結果をもたらすはず
である。
(r e ) −ftl ・B / (d F ) −
−−−−−−−−−−−−−−−(11式、°、B対象
レーダーの受信通過帯域幅で、(dF)と共に単位はH
z、  (τe)、ftlの単位は共に秒である。
ここで上記(χ)点は、レーダーがいずれの周波数で送
/受信するかにより最大路5μsの距離誤差(最大略7
50m相当)を生しることになるが、上記ブリップ例の
方向には確実にトランスポンダが存在することを表して
いるので、救助する側はそのプリップ例の方向に進めば
よいことになる。
更に接近すると、レーダーアンテナの主ビーム以外にサ
イドローブ、バックローブ等のマイナーローブでも応答
するようになって第9図に示すような円弧状に近い映像
が描かれるようになって(る。
なお、第9図は第8図よりも観測半径を小さくして観測
している状況を示しているので(τe)や(tlが大き
くなっている。
以上のトランスポンダは常時、電源部(9)の水銀スイ
ッチによって電源が遮断されて非動作の状態にあるが、
非常時には海中に投下されて浮遊し、上記水銀スイッチ
で自動的に電源が投入される。
ここでレーダー電波(81の照射がない場合は、(6)
の自走式タイマーとランプ駆動器の組み合わせ部分が直
ちに動作を開始し、約0.5秒点灯、約4.5秒休止の
時間比の繰り返しで(7)の標識灯用ランプを点滅させ
ている。
レーダー電波fatが照射された場合は、その照射され
たレーダー電波+a+の数に応じて発生する第7図の波
形(C1の時間(G)に相当する論理“1”の波形が、
上記(6)の自走式タイマーとランプ駆動器の組み合わ
せ部分に不規則的に割り込む、上記規則的な標識灯用ラ
ンプの点滅を変化させることにより、レーダー電波の存
在、即ち敦助船等の接近を遭難者に知らせることができ
る。
この模様は、第9図の円弧状のレーダーPPI映像と同
様に相互間の距離が小さくなる程点灯時間が長くなって
殆ど連続点灯に近い状態にまで自動的に変化して行くの
で遭難者を心理的にも助けることができる。
〔発明が解決しようとする問題点3 以上のように従来のトランスポンダシステムは、既存の
レーダー装置に何ら改造を加えることなく、又既存の電
波標!装置のシンボルとも混同しないシンボルによって
遭難の事実を通報できると共に、正確な場所に接近でき
るので極めて有用なものであるが、実際の海上における
各種の操業場面ではその前後関係に矛盾する事実がある
だろうと考えられる。例えば、 (1)  レーダー・アンテナを回転させていても送信
パルスが発射されているだろうか? 即ち、送信信号源のマグネトロンは高価でその寿命も比
較的短いため、レーダー映像を必要しない時は送信パル
スの発射を停止しているかも知れない。
(2)  送信パルスが発射されているとしても、絶え
ずレーダー映像を観測しているだろうか?むしろ操船、
見張りが主で、レーダー映像の観測は必要に応じて時々
行うのが普通の状況ではないか。
と考えられる。
トランスポンダが起動待機或いは応答電波を発射してい
たとしても、レーダシ側で観測していなければ救助され
ることにはなり得ない。
又現在、IMOにおいては、海上における人命の安全を
増進させるため、近年の衛星通信技術を活用したEGM
DSS (Future Global Mariti
meDistress and 5afety Sys
tem ;将来の全世界的規模の海難救助安全システム
)を1990年から導入すべく作業が進められている。
この制度は、手動操作の無線電信による現行の通信シス
テムに比べて、通信の自動化、全世界化、EPrRB(
非常用位置支持無線引1の導入による海難時の捜索、救
助の効率化等、船舶の航行安全化にとって画期的な制度
である。
実は、:)EPIRB ニは、VHF或いはUHF帯の
遭1通Fli手段に加え、ピンポイントIJi出をLJ
的としたlvj記トシトランスポンダ用が検討されてい
る。
しかし、現状で考えられるIEPIRBの装置では、個
人が船舶で操業中に誤って海中に転落し、行方不明にな
ってしまうような事故には通用が困難である。
その理由は、個人が携帯して通常の作業に支障を来たさ
ないようなサイズに構成することが物理的に不可能に近
いからにある。
残念ながら、海中転落事故は特に漁業、海運業界で少な
からず発生しているにも拘らず、従来がら的確な通報手
段や証拠を得られないまま尊い人命が失われている。
船舶は、航行中に停船命令を与えても通常船体長の10
倍は移動するとされ、迂回して転落予想海面に回航され
るまでにはかなりの時間を要する。
ましてや転落の発見が少しでも遅れ、更に捜索に時間が
かかるとなれば救助される確率は極めて低くなってしま
う。
この発明は上記のような欠点を解消するためになされた
もので、前記トランスポンダシステムの基本的な部分を
利用すると共に、海中転落時の自動通報を該トランスポ
ンダと同一の周波数帯で行う手段を備えた腕時計形成い
はこれに近い形状の海中転落通報装置を該乗員が装備す
ることを条件に、対象となる自船のレーダー装置に海中
転落情報を受信して船内に事故発生を告げるための機能
を有するレーダー装置を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係るレーダー装置は、海中転落時からある一
定の短時間だけ海中転落通報装置により強制的に送信さ
れる送信パルス列を受信する自船レーダー装置の受信部
と指示部の間、即ち受信ビデオ出力を分岐して上記送信
パルス列信号が抽出できる手段と、定められた時間内に
このパルス列を計数させる機能及び所定の計数値が得ら
れたときに、船内に高声で通報できる拡声装置を付加す
るようにしたものである。
〔作用〕
海中転落通報装置は、従来のトランスポンダシステムに
具備されていなかった送信パルス列信号を最初に送出す
るので、これを受信識別する機能回路をレーダー装置に
設けたことにより容易に海中転落通報が伝送/受信でき
、これによって、海中転落者の救助作業が容易となる。
〔発明の実施例〕
以下、まずこの発明に係るレーダー装置の一実施例の系
統図を第1図に、該主要各部波形図を第212Iに、こ
の発明に関連する海中転落通報装置の一実施例の系統図
を第3図に、該付加回路の増設によって派生する従属部
分の動作を説明するための波形図を第4図に示して相互
の動作を説明し、第5図には特にアンテナ系の小型化を
中心に海中転落通報装置の腕時計形化の一実施例を示す
斜視図により、その実現性を説明する。
まず、第1図は、(社)電子通信学会刊 レーダ技術〔
その1)(昭和43年4月20日初版発行)の5頁に記
載の「図1.2代表的なパルスレーダの系統図」を引用
し、この図中に追記した7点がら、レーダービデオ信号
を分岐し、更に2点からシステムトリガー信号を分岐し
て得るよ、うな手段を内蔵したレーダー装置を説明する
なおこの図には、レーダー装置の操作面は省略されてい
るが、実際のレーダー装置では主として指示器のパネル
面に、主NBスイッチ、送信スイッチ、アンテナ回転ス
イッチ、観測距離切替スイッチ等のほか、各種調整つま
みが装備されている。
又、船舶用レーダーではAスコープは殆ど使用されてい
ない。
第1図において、(31)、 (32)はそれぞれの大
力バッファ回路で、レーダー装置のビデオ信号並びにシ
ステムトリガー信号に歪が生じないよう入力インピーダ
ンスの高い回路に変換しようとする。
特に、(31)の入力バッファ回路はビデオ信号中に含
まれるノイズを除去した上、波形整形が可能なビデオ周
波数帯域の電圧コンパレータ或いはシュミット機能のゲ
ート用IC等でよい結果が得られるはずである。
(33H;を遅延トリガーを導出するための単安定マル
チバイブレークで第2図の波形fhlを得る。この時間
(D) は、レーダー指示器の最大探知距離に相当する
時間近傍に選べばレーダーの送信中でも反射ビデオ信号
と混同することなく、後述第3図の高速周波数掃引電波
(g′)のパルス計数が容易となる。
(34)も同しく単安定マルチバイブレークで、第2図
の波形(hlの立ち上がり時間から起動し、パルス計数
のためのゲート01を作成する。この時間(に)は、次
のシステムトリガーが立ち上がる手前で停止させるよう
に時定数を設定するか、このシステムトリガー或いはプ
リトリガー(図示していないが)でリセットするように
すればよい。
(35)は、2人力のANDゲートで第2閲の波形(m
lを導出する。即ち、後述の高速周波数掃引電波(g′
)がレーダーの受信部を経てビデオ信号(Y)として入
力されたものを時間(K)の区間内に取り出す。
〔36〕は第1のパルス計数器で、時間CK)中のパル
ス数を計数して、第2図の波形[fijを導出する。
この場合の分周比は、第2図の波形(Y)のパルス間隔
(【)が略5 usとなっているため上記時間(に)と
の兼ね合いで設定すればよい。
第2図の波形(n+は第1図の、第2のANDゲー) 
(37)に導入され、単安定マルチバイブレーク(38
)の出力波形(q)によって規制され、後述のパルスヒ
ツト数に相当或いはこれより若干少ないヒツト数により
確認する手段、即ち第2のパルス計数器(39)により
分周パルスの波形(ulを抽出する。
この手段は僅か一連のパルス列信号/波形tm+又は波
形(n+のを無だけで、後記の高速周波数掃引電波(g
′)が発射された事実を判定するのではなく後述のパル
スヒント数に近い計数値を得てこれを認めようとする。
この理由は、自船舶に搭載された各種通信計測機器等か
らの干渉を避けるため、或いは他船舶からのレーダー波
受信による誤動作を防止しようとするにある。
(40)は第2図の波形(ulが導出されて後、リレー
等の接点信号を得るためのドライバー、(41)はリレ
ー、(42)は警報音発生器、(43)は船舶内へ警報
音を通達させる拡声装置で、既に船内に同種のものが備
えられてあれば警報音発生器(42)から接続すればよ
い。
又、リレー(41)のもう一つの接点信号(ロ))をレ
ーダーの送信スイッチと並列接続しておけば自動送信が
可能となる。
以上のように、従来のレーダー装置へ比較的簡単な規模
の上記回路を分岐接続することにより、海中転落情報を
得ることができる。
なお、上記第1図、第2図には計数処理に当然必要なリ
セットパルスやラッチパルスの図示、並びに各回路への
電源接続の図示等は本説明の骨子として強いて必要とし
ないので記載を省略した。
では次に、海中転落通報装置の一実施例について説明す
る。
第3図において、(11は受信用アンテナであることに
は変わりはないが、前述の水平面内無指向性云々にはこ
だわらず、第5図に示すように導体面に設けたスロット
と対面の反射板を利用した単一指向性のものを用いる。
gzの送信用アンテナも全く同しである。(9)は電池
と電圧安定化回路を組み合わせた電源部であるが、前述
の水銀スイッチは磁気反応動作のリードスイッチ(近接
スイッチ)に変更するのが小型化のために得策である。
又、電池は保存性よいリチウム電池か海水電池が適当で
ある。
海水電池は既に各種のものが市場であり、特に膨張式救
命筏の標識灯用電源には殆どこれが採用されている。海
水電池は一次電池で、使用時に海中に投入し、海水を電
解液とするための常時の保存性に優れ、軽量化も容易で
、この場合スイッチは不要となる。
(21)は、電源が印加されたときから約数十秒程ゲー
トを開く単安定マルチバイブレークによるタイマーで、
第4図の波形(H)のように電源が印加されたONの時
間から起動し、時間(S)の間、論理″1”を維持する
(22)は2個のダイオードを組み合わせたアイソレー
タで、第7図の波形(C1又は第2図の波形(II)を
通過させる。
従って、電源が印加されたとき(海水電池を海中に投入
したとき)から約数十秒程は、電子スイッチ(8)へタ
イマー(21)から論理“loのゲート信号が導入され
、前述のトランスポンダと同様な動作原理により、電子
同調マイクロ波FM発振器0ω及び鋸歯状波電圧発生H
unが同時に励起されて第4図の波形(f ” )、(
g ’ )が導出される。
この高速周波数掃引電波(g′)はレーダーのパルスに
同期していないが、周波数掃引範囲は前述のトランスポ
ンダの場合と同様である。
又、後述のようなパルスヒツト数による“レーダーパル
スの積分′は得られず、レーダー指示器上に明確なシン
ボルとして表示されにくいが、レーダーの受信部には前
述のトランスポンダの場合と同しように受信されるはず
である。
ここで上記タイマーの時間設定について補足説明を加え
る。
第4図の波形fatは、第7図の波形+a+より時間軸
を長くして、レーダー電波が該アンテナの水平面内ビー
ム幅(θ)中から放射されて到達するパルス列電波を表
現したもので、通常は該アンテナが水平面内を360度
連続回転走査することにより数秒毎に受信される。一方
、レーダーシステムのパルス繰返周波数はその最大探知
距離を勘案して設定され、レーダーで目標を発見しよう
とする場合、普通は沢山のパルスが該アンテナの走査毎
に目標から反射してきて、探知能力が改善されている。
レーダーアンテナが走査するとき、そのビーム内で一つ
の点目標から反射されるパルスの数(通常、パルスヒツ
ト数という、)をnとすればθ ・ fr =□−・−−−−−−−−・−−一−−−・・−、、−
一−−,,,,,(21弐6ω で与えられ、これらのレーダー反射パルスの全てを、探
知能力を改善するために加えていく過程を“レーダーパ
ルスの積分”といい、通常はレーダー指示器と観測者の
目及び頭脳に依存している。
ここで、 θ=半電電力点のアンテナビーム幅(度)fr=パルス
繰返周波数(Ilz) ω=アンテナ回転数(rpm) である。
船舶用レーダーの殆どは、水平面θ=1〜2度、fr=
500〜3000Hz、ω= 10〜30rpmの中に
あり、レーダーアンテナ回転数の最低値を1Orpmに
仮定するならば上記“約数十秒程”の値は6秒+レーダ
ーアンテナの垂直面内指向性の覆域に達するまでの船速
を勘案した時間に選ぶ。即ち、いかなる事態からタイマ
ー(21)が起動しても、高速周波数掃引電波(g′)
が該レーダーに受信されるように選べばよい。
例えば、1)速10 k t、船長50m、レーダーア
ンテナ高20m、35アンテナの垂直面内指向性20度
と仮定すれば約160m@れた距離で該覆域に入るので
、約40秒程度が必要となる。 レーダー側で、この電
波が受信されれば前述のように、これを検出して警報音
を発して海中転落の事実を船舶内に通報すると共に、レ
ーダー送信が停止中なら同時にこれを自動送信させるよ
うにすればよい。直ちにレーダー観411)に入れば、
このとき既に海中転落通報装置は従来のトランスポンダ
機能へ自動的に切替っているので、転落者にいち早く接
近することができる。
次に、前記海中転落通報装置の腕時計形化の実現性につ
いて第5図に示した一実施例の斜視図を説明する。
普通の人は左腕に時計をはめるので、第5図の実施例で
は本装置類を全て右腕側に装着するものとして図示して
いる。
第5図において、+1)、03はBat wing形の
導体面に約半波長の細いスロットを設けたアンテナで、
この周波数帯でのスロット長は約16mm程度である。
この中央に給電するとして、該給電点インピーダンスは
自由空間内で、虚数部を含めて約400Ω前後を呈すが
、下記のように反射板を設け、スロット長を僅かに加減
すれば50Ω系マイクロ波IC回路(M I C”)に
直結することができる。
又、その指向性はもとの8字形から単一指向性に変形で
き、腕の影響から回避が可能となる。(2)。
+3+、01は冒頭の第6図で述べたと同種の回路で、
厚み約0.5mm程のアルミナ基材に設けたストリンプ
ライン上に装着されている。
このアルミナ基材の裏面は薄い導体膜となっているので
、上記(1)5 αシのスロットアンテナとの間隔を0
.15〜0.25波長程度離せば反射板として利用でき
る。
(51)は薄い硬質樹脂によるレドーム、(52)は同
しく硬質樹脂の裏面に導電膜をメッキしたケース、(5
3)はスロットアンテナ(1)、(2)間の干渉を減少
させる遮蔽板、(54)は第3図のNANDゲート(4
)、単安定マルチハイブレーク(5)、電子スイッチ(
8)、鋸歯状波電圧発生器卸、タイマー(21)、アイ
ソレータ(22)及び電源電圧安定化回路等を集積化し
て取り付けたポリミイド系樹脂によるフィルム基板で、
多少湾曲させて取り付けることができる。
(55)は硬質樹脂の基台で、腕取り付は用ベルト(5
8)が付属する。 (56)は前述の近接スイッチで、
電池電源の接/断用である。(56)は磁石ユニットで
、この図の構造では前後にスライドさせて電池電源の接
/断を行おうとする。
(59)は防水形電池ユニノ) (60)用のヘルlで
、この電池ユニットと一体化して取り付けである。
又、T4池ユニッI−(60)のケースは、身体の腕脇
下に合わせて多少湾曲させである。
このヘル) (59)を、左肩(首の左下)から右腕脇
下にかけて装着すると、電池ユニソ) (60)は右腕
脇下に収まり、作業性が最も損なわれない形がとれる。
(62)は電池電源の2芯ケーブルで′@池例の先端に
は防水ゴム栓付き2極コネクタ(61)が付属する。
ごく普通の男性用腕時計の寸法は、時計本体が直径約3
6mm、ベルト取り付は部の長さが約40mm、厚み1
0m++前後であるが、本装置の“腕時計”相当部分の
設計寸法はこれよりやや大きく、その概略寸法は35m
m X 45mm 、厚み14mm程度の見込みである
又、最も寸法と重量が懸念される電池ユニット(60)
は、素電圧3Vの単三号型の二酸化マンガン・リチウム
電池を3本使用するとして、48mm X 60111
1%厚み20mm、ベルト(59)を除いた重量は約7
0g程度で、水1JLO℃の海中に転落したとしても、
約3時間程度該通報を伝送することができ、実用性は十
分あると見込まれる。
ここで前記スロットアンテナ(1)及び0乃の指向性と
、対象となるレーダーアンテナの偏波面との対応につい
て補足説明を加える。
上述したようにスロットアンテナf11.G2は単一指
向性としているが、海中転落者が必死で泳ぎを始めたと
き、両腕が海面上に出たり入ったりしてどうしてもその
指向性は定まらない。しかし、腕の動きの途中でその主
指向性がレーダーアンテナに向かうときが必ずあり、そ
の速度は該情報の伝送時間に比べてかなり遅いので指向
性や偏波面分々にこだわる必要はないということになる
但し、レーダーアンテナとの交会率が低下するのは止む
を得ないが、至近距離でば偏波の傾きや指向性からのず
れに起因する到達距離の低下まで論じる必要があるとは
考えられない。
むしろ捜索中に一度でも海中転落者の方位と距離が発見
できたならば、前記トランスポンダの場合と同様に一早
(正確に接近することが可能となる。
なお、第5図の実施例では各素子間の固定用具は省略し
ているが、必要に応して設けることはいうまでもない。
又、これも図示していないが、夜間や濃霧中の捜索側最
終確認用として(海中転落者の確認用としても)電源投
入と同時に発光する黄色或いはオレンジ色の標識灯を備
えることが望ましい。
上記実施例では一貫して海中転落事故に対応する手段に
ついて述べてきたが、従来のトランスポンダにもこれと
同様な手段を採用しておけばより効果的なものに発展で
きることはいうまでもない。
〔発明の効果〕
以上のように、従来から永年の懸案とされてきた海中転
落事故の対策として、比較的小型・小規模な海中転落通
報装置で迅速に該通報の伝送が行えるので、本発明に係
るレーダー装置を該船舶のレーダーに備えるならば海中
転落者の敦助率が飛躍的に向上することは確実である。
なお、この発明の回路群は送受信機或いは措示器のいず
れにも内蔵できるし、付加ユニ、トとして併設すること
もできるので、この機能の導入は容易である。
又、航空機の同類事故の対策としても、機体から脱出し
た乗員が近くの船舶へ通報して上記の手段で救助が可能
であるなど、本発明の意義は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るレーダー装置の一実施例を示す
系統図で、第3図の海中転落i1!11報装置がら発−
ロられる海中転落通報を受信処理して警報を促すもので
ある。 第2図は、第1図の各部の動作状況を示す波形図、第3
図は、この発明に関連する上記、海中転落通仰装置の一
実施例の系統図、第4図は第3図の主要抽出部の動作を
説明するための波形図で、第6図に示された従来の捜索
・救助用レーダー・トランスポンダの一実施例の系統図
の動作を説明するだめの第7図の各部波形図から、同等
部分を削除して記載したものである。 第5図は第3図に示した海中転落通報装置の一実施例の
系統図から、実際に腕時計化が実現できることを説明す
るための一実施例を示した斜視図、第6図は、従来から
実用に供せられている捜索・救助用レーダー・トランス
ポンダを示す系統図、第7図は第6図の各部の動作状況
を示す波形図、そして第8図、第9図はレーダーの、P
PI上に表された上記捜索・救助用レーダー・トランス
ポンダの映像例を示す図で、特に第9図は上記レーダー
と捜索・救助用レーダー・トランスポンダ間の相対距離
が至近距離になったときに生しやすい映像例を示したも
のである。 第1図において、(31)、 (32)は入カバソファ
回路、(33)は遅延トリガー導出用単安定マルチバイ
ブレータ、(34)、 (38)も単安定マルチバイブ
レーク、(35)、 (37)は2人力のANDゲート
、(36)。 (39)はパルス計数器、(40)はリレー・ドライバ
ー、(41)はリレー、(42)は警報音声発生器そし
て(43)は拡声装置である。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。 代理人    大  岩  増  圧 第1図 第2図 一−−−−−−−−−→−T 第3図 第4図 一一−−−−−−→−T 第5図 第6図 第7図 −−−一一一一−−−→−丁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)船舶或いは航空機の乗員が携帯する海中転落通報
    装置から発せられる通報電波を受信、処理するレーダ装
    置において、そのレーダ装置のビデオ信号出力と、シス
    テムトリガー出力とを各々抽出する手段と、上記システ
    ムトリガーの時間から、当該レーダーシステムの最大探
    知距離或いはこれに相当する時間まで遅延させた遅延ト
    リガーを導出する手段と、この遅延トリガーを用いて次
    のシステムトリガーの時間或いはこれより手前の時間ま
    で論理を保持する第1のゲート信号により上記ビデオ信
    号出力をゲート出力する第1のゲート手段と、このゲー
    ト出力されたビデオ信号中に含まれるパルスの数を計数
    する第1の計数手段と、上記第1のゲート信号の期間よ
    り更に長い時間まで論理を維持する第2のゲート信号に
    より、上記第1の計数手段の出力値をゲート出力する第
    2のゲート手段と、このゲート出力値を計数する第2の
    計数手段と、この第2の計数手段より出力される計数値
    およびそのパルス連続性を判定して接点信号を抽出する
    判定手段と、この接点信号により、音響信号源を駆動し
    て拡声伝達する拡声報知手段とからなる上記通報電波の
    識別報知機能を有することを特徴とするレーダー装置。
  2. (2)接点信号によりレーダー装置を送信駆動するよう
    にしたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のレ
    ーダー装置。
  3. (3)識別報知機能はレーダ装置に内蔵したことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項または第2項記載のレーダ
    ー装置。
  4. (4)識別報知機能は既存のレーダー装置に付加したこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載
    のレーダ装置。
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