JPS63161947A - 核磁気共鳴を用いた検査装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 二 本発明は、核磁気共鳴を用いた検査装置、特に被験体よ
り医学的に有効な診断情報ずなりち被検体の特定部位の
断層像やスペクトルを得るのに好適な核磁気共鳴を用い
た検査装置に関するものである。

〔従来の技術〕

表面コイルについては、アメリカン、アソシエーション
・オブ・フイジイスト・イン・メデイスン（１９８５）
第１６２頁から第１６４頁（Ａａ＋ｅｒｉｃａｎ　Ａｓ
５ｏｃｉａｔｉｏｎ　ｏｆ　ＰｈｙｓｉｃｉｓｔＡ　ｉ
ｎＭｅｄｉａｉｎｓ　（１９８５）　Ｐ、１６２〜Ｐ、
１６４において論じられている様に、信号感度は１表面
コイルの大きさとコイルからの距離に依存する。よって
、コイルから深い所を感度良く検出することはできない
、それは、コイルを大きくするとフィリングファクタが
低下し感度が下がり、逆にコイルを小さくすると、深さ
方向の感度が取れないからである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術は、患者の個体差に対応してコイルからの
深さ方向の感度を調整する点についての配慮がされてお
らず、患部（類推、背椎等）を対象とした場合で、太っ
た患者の場合には、表面の脂肪のみ高信号が得られ、脂
肪の厚さの分さらに距離が遠くなってしまい目的とする
患部の信号が感度良く得られない問題があった。

本発明の目的は、患者の個体差に依らず目的とする患部
の信号感度を十分得られるよう１表面コイルの感度分布
を任意に調整することができる核磁気共鳴を用いた検査
装置を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、受信用の表面コイルに被検体をはさんで対
向する位置にフローティングの表面コイルを置き、こ九
らのコイルを互いに磁気的に結合させ、この結合の程度
を変化させることにより。

達成される。

〔作用〕

受信用の表面コイルに被検体をはさんで対向する位置に
フローティングの表面コイル設置する。

フローティングの表面コイルが、サンプルから発゛生ず
る核磁気共鳴信号の周波数にほぼ等しく同調が取られて
いる場合には、フローティングの表面コイル自身も被検
体の核磁気共鳴信号を受信する。

さらにブローティングの表面コイルと受信用表面コイル
は、核磁気共鳴信号の周波数で磁気的にカップリングし
ているため、ブローティングの表面コイルで受信した信
号は、受信用の表面コイルでも受信される。よって１両
方の表面コイルにより、被検体から核磁気共鳴信号を受
信することができる。また、ここで、フローティングの
表面コイルの同調周波数を核磁気共鳴信号より遠ざける
と、サンプルの核磁気共鳴信号を受信する信号量が小さ
くなり、さらに受信用表面コイルとの磁気的なカップリ
ングも小さくなる。そのため、フローティングの表面コ
イルの同調周波数を核磁気共鳴信号の周波数よりずらす
程、フローティングの表面コイルで受信できなくなり、
受信用表面コイルだけで受信する時に近づく、よって、
受信用表面コイルの感度分布を任意に変更できる。

また、フローティングの表面コイルと受信用表面コイル
の距離を変更した場合も同様に感度分布を変更できる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図を用いて説明する。均
一な静磁場を発生する磁石１には、核磁気共鳴信号を発
生させる高周波磁界発生コイル２と核磁気共鳴信号を検
出する受信用表面コイル３とブローティング表面コイル
４及び信号を画像化するのに必要な位置情報を与える傾
斜磁場コイル５が組込まれている０表面コイル３，４を
被検体すなわち患者６の患部にはさみ組み磁石内１に設
定する。オペレータは、操作卓７を操作して送信器８か
ら高周波電力が高周波磁界発生コイル２に印加されると
共に、被検体のスライス面を決めるために傾斜磁場電源
９が動作して、磁石１内に配置されている傾斜磁場コイ
ル５に印加される０発生した核磁気共鳴信号は表面コイ
ル３で検出され。

検出器３に接続された増巾器１０で増巾され、システム
制御回路１１を介して、コンピュータ１２に入力される
。コンピュータ１２で演算処理された核磁気共鳴信号は
、再びシステム制御回路１１を介して操作卓７上のディ
スプレイモニタに表示される。

第２図は、受信コイル３，４の詳細を示す図である。受
信用の表面コイル３は核磁気共鳴の周波数に同調を取る
同調回路１３と信号伝送ケーブル１４で増巾器１０に接
続されている。一方、フローティング表面コイル４は、
被検体６をはさんで、受信用表面コイル３と対応して設
置しである。また、フローティング表面コイル４には、
同調回路１５が取付けられており、増巾器１０には、接
続されていない、フローティング表面コイル４の同調回
路側を第３図、及び第４ＶｊＡに示す、コイル４に５０
Ωのインピーダンス整合コンデンサ１６、及び共鳴周波
数に同調を取るコンデンサ１７と微調用の可変コンデン
サ１８が取り付けられている。

第４図では、可変コンデンサ１８のかわりに、バリキャ
ップダイオード１９がとり付けられており電圧発生回路
２０によりバリキャツプダイオード一 イマン（ＮＭＲ生体系への応用が癖ディマン著Ｐ１７３
〜１７６）が詳しく論じているようにコイルの中心軸上
の中心からの距離に対応して感度は低下する。

しかし、前述のようにフローティング表面コイル４を核
磁気共鳴の受信周波数に合わせて、受信用の表面コイル
３に対向して設置すると、被検者６から発生する核磁気
共鳴信号は、ブローティング表面コイル４でも受信され
、さらに受信用の表面コイルと磁気的に結合しているた
め、フローティング表面コイル４で受信された信号は、
結局受信用の表面コイル３で受信される。ここで、第３
図、第４図で示すフローティング表面コイル４の可変コ
ンデンサ１８、またはバリキャップダイオード１９の容
量を変えることで、同調周波数を変え、結局は、受信用
表面コイルとの磁気的な結合の強さを変更することで、
受信用表面コイルの感度分布が変更できる。

また、第５図に示すように磁気的な結合状態は受信用表
面コイルケース２１とフローティング表面コイルケース
２２の位置を変えることでも変更できる。この例では、
コイルの距離をスライダ２３の溝に沿って止め具２４を
用いて変更する。

また１片方のコイルを上からつり下げることでも可能で
ある。

第６図に本実施例を用いた場合のコイル中心軸上の感度
分布の変化を示す、受信用表面コイルのみの感度分布２
５．フローティング表面コイルの同調周波数を共鳴周波
数から多少ずらした時の感度分布２６．共鳴周波数に合
わせた場合の感度分布２７を示す。

本実施例による撮影例を示す、第７図から第１０図は１
球ファントムの撮影像で像の右側に受信用表面コイルを
設置している。第７図は、受信用の表面コイルのみの、
球ファントム２８の撮影例で、直ｌｌ１２９上の感度分
布がプロファイル３０として示されている０球ファント
ム（直径１２０＋ｉｍ）の右端と左端で信号強度の比は
８：１である。

゛第８図は、受信用表面コイルに対向して、フローティ
ングの表面コイルを撮影像の左側に設置し、同調周波数
をずらした例である０球ファントムの直線３１上の右端
と左端での信号強度の比はプロファイル３２より８＝３
に改善されている。第９図は、第８図と同様にフローテ
ィングの表面コイルを設置して、同調を取った例であり
、あたかもくら型コイルで撮影したかのように均一な感
度分布が得られる。

第１０図は、受信用表面コイルに対して小型のフローテ
ィング表面コイルを非対称な位置すなわち撮影像に対し
て左下側に設置した例である。フローティングの表面コ
イルを設置した近傍が感度良く得られる。

〔発明の効果〕

本発明によれば１表面コイルの感度分布を調整できるの
で、人体の体表面をおおう脂肪の感度を相対的に低下さ
せ、目的とする患部（けい椎、背つい等）をより高感度
に得られる。すなわち、肥満した患者であっても深さ方
向の感度分布をゆるやかにし、脂肪の感度を低下させ、
脂肪の厚さの分より遠くになる患部の信号強度を向上さ
せれる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にもとづく一実施例を示す核磁気共鳴を
用いた検査装置のブロック図、第２図は第１図の表面コ
イルの斜視図、第３図および第４図はフローティング表
面コイルの同調回路図、第５図は受信用表面コイルおよ
びブローティング表面コイルの間隔調整機構の斜視図、
第６図〜第１０図は感度分布の測定結果を示す図である
。 摺λ図 帛３図 宅４−図 市Ｓ図 来６図 も］２ 図８ 轟琴翠ＡＢ−辷、の１盲号デ暁Ｊ穎 来８図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、被検体に静磁界および位置によつて強度の異なる傾
   斜磁界を印加する磁場手段と、前記被検体に核磁気共鳴
   を起こさせるための高周波磁界を印加する手段と、発生
   した核磁気共鳴信号を検出する手段とを備え、該検出手
   段は受信用表面コイルと、前記被検体をはさむ形で前記
   受信用表面コイルに対向して配置されたフローティング
   表面コイルとを備えていることを特徴とする核磁気共鳴
   を用いた検査装置。