JPS6316153A - エンジンの制御装置 - Google Patents

エンジンの制御装置

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Publication number
JPS6316153A
JPS6316153A JP15938086A JP15938086A JPS6316153A JP S6316153 A JPS6316153 A JP S6316153A JP 15938086 A JP15938086 A JP 15938086A JP 15938086 A JP15938086 A JP 15938086A JP S6316153 A JPS6316153 A JP S6316153A
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JP
Japan
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engine
load
detection signal
irregular combustion
load detection
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Application number
JP15938086A
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English (en)
Inventor
Tomomi Watanabe
友巳 渡辺
Katsumi Okazaki
岡崎 克巳
Kiyotaka Mamiya
清孝 間宮
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPS6316153A publication Critical patent/JPS6316153A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、燃焼室において混合気の不整燃焼が発生した
場合等にエンジンに生じる不所望な振動を低減させる制
御を行うエンジンの制御装置に関する。
(従来の技術) 一般に、自動車等に搭載されるエンジンにおいては、燃
費の向上や排気ガスの浄化等を図るべく、点火時期や燃
焼室に供給される混合気の空燃比等を制御することが行
われているが、燃焼室における混合気の燃焼状態の異常
、例えば、不整燃焼(半失火状態)が発生した場合には
、不所望な振動が発生するだけでなく、失火が生じてト
ルクショックをまねくことになる虞がある。このため、
エンジンにおける不整燃焼の発生を検知してその対策を
迅速に講じることが要求されるが、従来においては、斯
かる要求に答えるべく、例えば、特公昭56−3357
1号公報Gこも示される如くに、不整燃焼が発生したこ
とをエンジン回転数の変動に基づいて検出し、その検出
出力に応じて燃焼室に供給される吸入空気流量を変化さ
せることが提案されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上述の如くに、不整燃焼が発生したこと
をエンジン回転数の変動に基づいて検出するようにされ
たエンジンの制御装置には、特に、自動車等に搭載され
たエンジンに適用される場合においては、自動車の走行
状態に応じた様々なエンジン回転数の変動が生じるので
、誤動作が生じ易いという問題がある。
ところで、例えば、自動車等に搭載された4気筒型4サ
イクルエンジンにおいては、混合気の燃焼状態が正常で
ある場合には、ピストンの往復運動に伴い、出力軸の1
72回転周期をもってエンジン本体が上下動する規則的
な振動が発生するが、不整燃焼が発生した場合には、斯
かる振動に加えてエンジン本体の横振れ(出力軸周りの
振れ)を生じること、また、自動車が走行路面の凹凸部
等による影響を受けて振動する場合には、エンジン全体
がその出力軸の172回転周期に比して長い周期をもっ
て上下動する振動を生じることが、本願の発明者により
明らかにされている。従って、エンジン本体の横振れに
基づいて不整燃焼の発生を検出することができ、また、
エンジン本体の上下動に基づいて、自動車が走行路面の
凹凸部等による影響を受けて振動することに起因する誤
動作を回避できることになる。
斯かる点に鑑み、本発明は、エンジン本体の横振れに基
づいて、自動車が走行路面の凹凸部等による影宙を受け
て振動することに起因する誤動作を生じることなく、エ
ンジンにおける不整燃焼の発生を確実に検出でき、不整
燃焼によりエンジンに生じる不所望な振動を効果的に低
減できるともに、エンジンの失火状態を回避することが
できるようにされたエンジンの制御装置を提供すること
を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上述の目的を達成すべく、本発明に係るエンジンの制御
装置は、第1図にその基本構成が示される如く、エンジ
ンの出力軸をそれに沿って挾む両側部に夫々配されてエ
ンジンを支持する第1及び第2のマウント部材が受ける
荷重の変化を検出する第1及び第2の圧力検出部と、第
1及び第2の圧力検出部からの検出出力によりあらわさ
れる第1及び第2のマウント部材が受ける荷重の変動量
の夫々の間の差を算出する荷重差算出手段と、エンジン
の動作を制御する動作制御手段とを備えて構成され、動
作制御手段による制御は、荷重差算出手段により算出さ
れた差を低減させるべく行われるものとされる。
(作 用) 上述の如くに構成される本発明に係るエンジンの制御装
置においては、それが適用されたエンジンにおける不整
燃焼が発生した際には、エンジン本体が横振れを生じて
、エンジンをその両側部で支持する第1及び第2のマウ
ント部材に作用する荷重が、一方が増大するとともに他
方が減少するように変化することになるが、第1及び第
2のマウント部材に作用する荷重の変化が夫々第1の圧
力検出部及び第2の圧力検出部により検出される。
そして、荷重差算出手段によって、第1の圧力検出部か
らの検出出力によりあらわされる第1のマウント部材が
受ける荷重の変動量と第2の圧力検出部からの検出出力
によりあわらされる第2のマウント部材が受ける荷重の
変動量との間の差が算出され、算出結果に基づいて不整
燃焼が発生したことが検知される。このように、第1及
び第2のマウント部材に作用する荷重の変動量の差に基
づいて不整燃焼の発生が検知されるようになされること
により、例えば、当該エンジンが搭載された自動車が走
行路面の凹凸部等による影響を受けて振動することに起
因する誤動作を生じることなく、不整燃焼状態の検出が
行われることになる。
そして、不整燃焼状態が検出されると、動作制御手段が
、荷重差算出手段により算出される差を低減させるべく
、例えば、燃焼室に供給される混合気の空燃比あるいは
点火時期等を適正に変化させて、エンジンの動作を制御
する。それにより、エンジンに生じる不所望な振動が低
減されるとともに、失火が生じてトルクショックが発生
する状態が回避される。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第2図は、本発明に係るエンジンの制御装置の一例を、
それが適用されて自動車に搭載された直列4気筒型4サ
イクルエンジンと共に示す。
第2図において、エンジン本体IOは、そのクランクシ
ャフト12をそれに沿って挾む両側部の夫々の前方部側
が、一対のブラケッ)16及び17を介して自動車の車
体に設けられた第1及び第2のマウント部材18及び1
9により支持されたものとなされ、また、図示されてい
ないが、その後部側の中央部がブラケットを介して第3
のマウント部材により支持されている。第1及び第2の
マウント部材18及び19は、夫々、円柱状のゴム等か
ら成るマウントラバー20及び21を有し、このマウン
トラバー20及び21と上述のブラケット16及び17
との間には、夫々、第1及び第2の圧力センサ23及び
24が介装されている。
この第1及び第2の圧力センサ23及び24は、ピエゾ
効果を利用したもので、その出力は、第1及び第2のマ
ウント部材18及び19に作用する荷重の変化に応じて
直線的に変化するものとされる。これら第1及び第2の
圧力センサ23及び24の夫々の出力は荷重検出信号形
成部23a及び24aに供給され、エンジンが静止状態
のときには、荷重検出信号形成部23a及び24aの夫
々から得られる荷重検出信号が零となるように設定され
ている。従って、荷重検出信号形成部23a及び24a
からは、第1及び第2のマウント部材18及び19に作
用する荷重が、静止荷重から変化したとき、その荷重の
変動量をあられす荷重検出信号が得られることになる。
また、エンジン本体10には、シリンダブロック26.
シリンダヘッド28.ピストン30.吸気弁32及び排
気弁34等に包囲されて4つの燃焼室36 (図には、
エンジンにおける前方端部側にあるもののみが表されて
いる)が形成されており、この燃焼室36には吸気弁3
2を介して吸気通路38が接続されるとともに、排気弁
34を介して排気通路39が接続される。吸気通路38
には、その上流側から順次エアフローメータ42゜スロ
ットル弁44.サージタンク46及び燃料噴射弁40が
設けられている。
この燃料噴射弁40は、後述するコントロールユニット
100から供給される噴射パルス信号Cpのパルス幅に
応じた期間だけ開弁じて、燃料供給系から圧送される燃
料を吸気ボート部に向けて噴射する。これにより、燃焼
室36には所定の空燃比を有する混合気が吸気弁32を
介して供給され、この混合気が点火プラグ41により点
火されて燃焼室36内で燃焼せしめられ、その後排気弁
34を介して排気通路39より外部に排出される。
なお、この場合、各燃焼室36における混合気の点火は
、通常の4気筒エンジンと同様に、クランクシャフト1
2が180°回転する毎に順次行われる。
そして、本例では、上述した燃料噴射弁40による燃料
噴射量を制御すべく、コントロールユニット100が備
えられている。このコントロールユニット100には、
エアフローメータ42から得られる吸入空気量に応じた
検出信号Saと、回転数センサ50から得られるエンジ
ン回転数に応じた検出信号Snと、スロットル弁44に
関連して設けられたスロットル開度センサ52がら得ら
れるスロットル開度に応じた検出信号Stと、スロット
ル弁44が略全閉状態(アイドリング開度状態)とされ
たときオン状態をとるアイドルスイッチ54から得られ
る検出信号Siと、クランク角センサ49から得られる
、ピストン30が上死点位置、下死点位置及びそれらの
中間位置にあることをあられす、即ち、クランクシャフ
ト12が1ノ4回転(90°回転)したことをあられす
検出信号Scと、荷重検出信号形成部23a及び24a
から夫々得られる、第1及び第2のマウント部材18及
び19に作用する荷重の変動量に応じた荷重検出信号S
7及びSLが夫々供給される。
コントロールユニット100は、検出信号Sa及びSn
に基づいて、燃料噴射量を算出し、算出された燃料噴射
量に応じた噴射パルス信号Cpを形成してこれを燃料噴
射弁40に供給するとともに、検出信号St、Si及び
Scと荷重検出信号S、I及びSLに基づいて、燃焼室
36において不整燃焼の発生を検知し、不整燃焼が発生
したことが検知された場合には、上述の燃料噴射量を増
量補正する制御を行うようにされる。なお、この場合、
コントロールユニット100は、エンジンが定常状態に
あるときには、混合気の空燃比が極めてリーン、例えば
、22となるように噴射パルス信号Cpのパルス幅を設
定し、不整燃焼が発生したことが検知された場合には、
混合気の空燃比が極めてリーンな状態に比してリッチ、
例えば、20となるように噴射パルス信号Cpのパルス
幅を増大させる。
ここで、荷重検出信号形成部23a及び24aから夫々
得られる、第1及び第2のマウント部材18及び19が
受ける荷重の変動量をあられす荷重検出信号S、及びS
Lの変化を、第3図及び第4図を参照して説明する。な
お、第3図においてt、は、不整燃焼が発生した時点を
示し、第4図においてt2は、自動車が走行路面の凹凸
部等による影響を受けて振動するに伴って、エンジン本
体10に上下方向の振動が生じ始めた時点を示している
。また、ここでは、荷重検出信号SR及びSLのレベル
は、第1及び第2の圧力センサ23及び24が受ける圧
力に対して同一の比率で変化するものとされている。
エンジンが通常の運転状態にあるとき、即ち、走行路面
の凹凸部等に起因する自動車の振動に伴うエンジン本体
10の振動を生ぜず、かつ、燃焼室36における燃焼状
態が正常であるとき(不整燃焼が生じていないとき)に
は、ピストン30の往復運動に伴い、エンジン本体IO
がクランクシャフト12の172回転期間の周期をもっ
て上下動する規則的な振動が発生し、それによって、第
1及び第2のマウント部材18及び19に作用する荷重
の夫々が、クランクシャフト12の174回転期間の間
隔をもって極大値と極小値とを交互にとり、同位相で変
化するものとなる。従って、時点t、までは、第3図A
及びBに示される如く、荷重検出信号S、l及びSLの
レベルが第1及び第2のマウント部材18及び19に作
用する荷重の変動量に応じて、クランクシャフト12が
90°凹転する毎にボトム値とピーク値を交互にとって
同位相で変化するものとなる。
一方、エンジンにおける不整燃焼が発生すると、エンジ
ン本体10が、上述の如くに上下動するに加えて、例え
ば、第1図において白抜矢印Vで示される方向の横振れ
を生じ るものとされる。斯かる横振れが生じると、第
1のマウント部材18に作用する荷重が増大するととも
に、第2のマウント部材19に作用する荷重が減少する
ことになり、第3図A及びBに示される如く、時点1.
以後は、上述の定常状態に比して、荷重検出信号Sえの
レベルが全体的に増加するとともに、荷重検出信号SL
のレベルが全体的に低減することになる。従って、斯か
る場合には、第1のマウント部材18が受ける荷重の変
動量をあられす荷重検出(f 号S Rのレベル値から
第2のマウント部材19が受ける荷重の変動量をあられ
す荷重検出信号S、のレベル値を減算してそのレベル値
差(S、−3L)を求めると、第3図Cに示される如く
、時点t1までは零近傍の値となるが、不整燃焼が発生
した時点1.以後は、不整燃焼状態が終了するまで増大
した値をとるものとなる。
さらに、走行路面の凹凸部等に起因する自動車の振動に
伴うエンジン本体10の振動が生じたもとでは、エンジ
ン本体10が、クランクシャフト12の172回転期間
に比して長い周期をもって上下動するものとされる。そ
して、斯かるエンジン本体10の上下動が生じたもとで
は、例えば、第1及び第2のマウント部材18及び19
に作用する荷重が共に増大し、第4図A及びBにおいて
実線で示される如く、時点t2以後の所定期間において
荷重検出信号SR及びSLのレベルが共に増大する状態
、あるいは、第1及び第2のマウント部材18及び19
に作用する荷重がともに減少し、第4図A及びBにおい
て一点鎖線で示される如くに、時点t2以後の所定期間
において荷重検出信号SR及びSLのレベルが共に減少
する状態となる。従って、斯かる場合には、荷重検出信
号SRのレベル値から荷重検出信号S、のレベル値を減
算してそのレベル値差(S++  St)を求めると、
第4図Cに示される如く、時点1.の前後の何れにおい
ても零近傍の値となる。
上述の如くの事柄に基づいて、コントロールユニット1
00は、荷重検出信号S、と荷重検出信号SLとの間の
レベル値差、従って、第1のマウント部材18に作用す
る荷重の変動量と第2のマウント部材19に作用する荷
重の変動量との間の差を算出し、その差の絶対値が設定
値以下で、かつ、荷重検出信号S、l及びSLが夫々あ
られす第1及び第2のマウント部材18及び19に作用
する荷重の変動量の絶対値が共に設定値以下である場合
には、エンジンが通常の運転状態にあると判断し、上述
の差の絶対値が設定値以下で、かつ、荷重検出信号SR
及びSLがあられす第1及び第2のマウント部材18及
び19に作用する荷重の変動量の絶対値が共に設定値よ
り大であるときには、走行路面の凹凸部等に起因する自
動車の振動に伴うエンジン本体10の振動が生じている
と判断し、さらに、上述の差の絶対値が設定値より大で
あるときには、不整燃焼が発生したと判断するものとさ
れる。
また、斯かる判断が的確に行われるためには、荷重検出
信号SR及びSLのレベルが、第1及び第2のマウント
部材18及び19に作用する荷重の変化に応じて同一の
比率で変化することが要求されるが、荷重検出信号SR
及びSLのレベル変化は、第1及び第2の圧力センサ2
3及び24の特性の相違等により多少異なるものとなる
戊がある。そこで、コントロールユニット100 ハ、
例えば、エンジンが始動される毎に、エンジンに不整燃
焼が発生する虞がない状態を選んで、第1のマウント部
材18に作用する荷重の変動量と第2のマウント部材1
9に作用する荷重の変動量とが等しくなる条件のもとで
、荷重検出信号S、lのレベル変化と荷重検出信号S、
のレベル変化とを比較し、それらの変化分を一致させる
ための補正係数を算出して、その補正係数により荷重検
出信号SRもしくはSLのレベルを補正する動作をも行
う。
上述の如くの制御を行うコントロールユニット100は
、例えばマイクロコンピュータが用いられて構成される
が、斯かる場合におけるマイクロコンピュータが実行す
るプログラムの一例を第5図及び第6図のフローチャー
トを参照して説明する。
第5図のフローチャートは、上述の補正係数を算出する
ためのサブルーチンを示す。このサブルーチンは、エン
ジンが始動される毎に実行され、スタート後、まず、プ
ロセス101でフラグFを0にする初期設定を行う。続
いて、ディシジョン102で、クランク角センサ49か
ら得られる検出信号Scに基づいて、クランクシャフト
12が90°回転したか否かを判断し、クランクシャフ
ト12が90°回転したと判断された場合にはプロセス
103に進み、クランクシャフト12が90°回転して
いないと判断される場合にはこの判断を繰り返して行う
プロセス103では、検出信号Sa、Sn、st及びS
iと荷重検出信号SR及びSLとを取り込み、それらを
一旦、内蔵するメモリに記憶した後、ディシジョン10
4に進む。ディシジョン104では、フラグFがOか否
かを判断し、最初は0であるのでプロセス105に進ん
でフラグFを1にした後、ディシジョン102に戻り、
ディシジョン102及びプロセス103を再度実行する
これにより、検出信号Sa、Sn、St及びSiと荷重
検出信号S、l及びSLが少なくとも2回は取り込まれ
ることになる。また、ディシジョン104においてフラ
グFがOでないと判断された場合には、プロセス106
に進み、プロセス103で入力された検出信号Stに基
づいて、スロットル開度の変化量ΔThが、そのときの
スロットル開度Thから前回のスロットル開度Th’ 
を減じることにより算出される。そして、次のプロセス
107では、プロセス103で入力された検出信号Sn
に基づいて、エンジン回転数の変化量ΔNeが、そのと
きのエンジン回転数Neから前回のエンジン回転数Ne
’ を減じることにより算出される。
続くディシジョン108では、検出信号Siに基づいて
アイドルスイッチ54がオン状態か否か、即ち、エンジ
ンがアイドリング状態か否かを判断し、アイドリング状
態でないと判断された場合にはディシジョン109に進
む。ディシジョン109では、プロセス106で算出さ
れたスロットル開度の変化量ΔThの絶対値が設定値α
以下であるか否か、即ち、エンジンが加減速状態にある
か否かを判断し、スロットル開度の変化量ΔThの絶対
値が設定値α以下、即ち、エンジンが加減速状態にない
と判断された場合にはディシジョン110に進む。ディ
シジョン110では、プロセス107で算出されたエン
ジン回転数の変化量ΔNeの絶対値が設定値β以下であ
るか否かを判断する。ここで、エンジンの運転状態が過
渡状態にある場合、不整燃焼が生じている場合、あるい
は、走行路面の凹凸部等に起因する自動車の振動に伴う
エンジン本体10の振動が生じている場合、即ち、エン
ジンが定常状態にない場合には、エンジン回転数が大き
く変化することになるので、その変化量ΔNeの絶対値
が設定値β以下のときには、エンジンが定常状態にある
と判断してプロセス111に進む。
一方、ディシジョン108において、アイドルスイッチ
54がオン状態にあってエンジンがアイドリング状態に
あると判断された場合、ディシジョン109において、
スロットル開度の変化量ΔThが設定値α以上であって
エンジンが加減速状態にあると判断された場合、及びデ
ィシジョン110においてエンジン回転数の変化量ΔN
eの絶対値が設定値より大であると判断された場合には
、補正係数の算出を行っても正確な補正係数が得られな
い虞があるため、これらの場合には、補正係数の算出を
行うことなくディシジョン102に戻る。
プロセス111においては、燃料噴射量を増量補正して
混合気の空燃比をリッチにする制御を行う。このように
補正係数の算出を行うに際して空燃比をリッチにするの
は、この例においてはエンジンが定常状態にある場合に
、前述された如くに、空燃比を理論空燃比より薄いリー
ンの状態、例えば、22程度に制御するようにされてい
るので、空燃比をリッチにして確実に失火の発生を防止
した後補正係数の算出を行うようにするためである。
この場合、燃料噴射制御においては、空燃比を急激にリ
ッチにするとトルクショックを生じる虞があるので、上
述の増量補正はトルクショックを生じない空燃比、例え
ば、20程度が得られるようにgJ[され、コントロー
ルユニット100から、増量補正された燃料噴射量に応
じたパルス幅を存する噴射パルス信号Cpが燃料噴射弁
40に供給される。
プロセス111において空燃比をリッチ状態にする制御
が行われた後、プロセス112に進む。
プロセス112では、プロセス103で取り込まれた荷
重検出信号SRのレベル変化Aを、そのときの荷重検出
信号Sllのレベル値W、Iから前回の荷重検出信号S
11のレベル値w、I’を減じることにより算出する。
続くプロセス113では、プロセス103で取り込まれ
た荷重検出信号SLのレベル変化Bを、そのときの荷重
検出信号SLのレベル値WLから前回の荷重検出信号S
、のレベル値WL°を減じることにより算出する。
次に、プロセス114において、補正係数Zをプロセス
112で算出されたレベル変化Aとプロセス113で算
出されたレベル変化Bと)比(A/B)ととることによ
り算出し、続くプロセス115で、補正係数Zを内蔵す
るメモリに記憶して更新した後、プロセス116に進む
。プロセス116では、プロセス111でリッチにされ
た空燃比を通常のリーン空燃比に戻す制御を行って、こ
のプログラムを本冬了する。
第6図のフローチャートは、主として不整燃焼が生じた
か否かを判定して、不整燃焼が生じたと判定された場合
には、燃料噴射量を増量補正して空燃比をリッチ側に移
行させるためのルーチンを示す。このルーチンは、例え
ば、エンジンが始動されたときスタートし、スタート後
、まず、プロセス121でフラグHをOにする初期設定
を行った後、プロセス122に進む。プロセス122で
は、荷重検出信号S、及びStを取り込み、続くプロセ
ス123において、プロセス122で取り込まれた荷重
検出信号SLのレベル値WLに前述のサブルーチンで算
出された補正係数Zを乗じて、荷重検出信号SLのレベ
ル値の補正を行う。これにより、エンジンが定常状態に
ある場合においては、プロセス123で設定された荷重
検出信号S、のレベル4i W Lと、プロセス122
で取り込まれた検出信号SRのレベル値WMとが一致す
るものとなる。
続く、プロセス124では、プロセス122で取り込ま
れた荷重検出信号SRのレベル値WRからプロセス12
3で補正された荷重検出信号SLのレベル値WLを滅じ
て得られる差、即ち、プロセス122で取り込まれた荷
重検出信号SRがあられす第1のマウント部材18に作
用する荷重の変動量から、プロセス123で補正された
荷重検出信号SLがあられす第2のマウント部材19に
作用する荷重の変動量を減じて得られる差ΔMを算出し
、その後ディシジョン125に進む。ディシジヨン12
5では、フラグHが1であるか否かを判断し、最初はフ
ラグHが0であるからディシジョン126に進む。ディ
シジョン126では、プロセス124で算出された差Δ
Mの絶対値が設定値m以下であるか否かを判断し、差Δ
Mが設定値m以下であると判断された場合には、エンジ
ンに不整燃焼は生じていないが、走行路面の凹凸部等に
起因する自動車の振動に伴うエンジン本体10の振動が
生じているか否かは不明であるので、斯かる判断を行う
べく、ディシジョン128及び129を順次実行する。
ディシジョン128及び129においては、プロセス1
22で取り込まれた荷重検出信号SRのレベル値WR及
びプロセス123で補正された荷重検出信号SLのレベ
ル値WLの夫々の絶対値が設定値P以上であるか否かを
判断する。ここで、設定値Pは、エンジンが定常状態に
あるときにおける荷重検出信号SRのレベル値WR及び
補正された荷重検出信号SLのレベル値W、の最大値以
上の値とされる。そして、荷重検出信号SRのレベル値
WRもしくは補正された荷重検出信号SLのレベル値W
Lの絶対値が設定値Pより小であると判断された場合に
は、走行路面の凹凸部等に起因する自動車の振動に伴う
エンジン本体10の振動が生じていないとして、プロセ
ス127に進み、空燃比をリーンにする制御を行って、
その後プロセス122に戻る。一方、ディシジョン−1
28及び129において、荷重検出信号Sえのレベル値
WR及び補正された荷重検出信号SLのレベル値W、の
絶対値が設定値Pより大であると判断された場合には、
走行路面の凹凸部等に起因する自動車の振動に伴うエン
ジン本体10の振動が生じているので、プロセス130
に進み、フラグHを1にした後プロセス122に戻る。
これにより、エンジン本体IOに走行路面の凹凸部に起
因する自動車の振動に伴う振動が生じている場合には、
空燃比が前回の状態に保持される。
一方、ディシジョン125でフラグHが1であると判断
された場合には、走行路面の凹凸部等に起因する自動車
の振動に伴うエンジン本体10の振動が生じた直後であ
って、その後所定期間、例えば、3秒間程度は不整燃焼
が生じた場合と同様な状態が生じる虞があるため、その
間は空燃比をリッチにする制御が行われないようすべく
、プロセス132に進んで内蔵するタイマをセット(ス
タート)シ、所定時間Tx、例えば、3秒の計測を開始
する。そして、続くディシジョン133でタイマ時間T
が所定時間Tx以上となったか否かを判断し、所定時間
Tx以上となったと判断された場合にはプロセス134
に進み、所定時間Tx以上でないと判断された場合には
この判断を所定時間Tx以上となるまで繰り返し行う。
プロセス134では、タイマをリセットした後プロセス
135に進み、フラグHをOにしてプロセス122に戻
る。
また、ディシジョン126において、プロセス124で
算出された差ΔMの絶対値が設定値mより大であると判
断された場合には、不整燃焼が発生したと判断し、プロ
セス136に進んで空燃比をリッチにする制御を行い、
その後プロセス122に戻る。
これにより、不整燃焼が生じた場合には、空燃比がリッ
チにされて混合気の燃焼状態が安定したものとされ、そ
の結果、エンジンに生じる不所望な振動が低減されると
ともに、失火の発生が防止される。
(発明の効果) 以上の説明から明らかな如く、本発明に係るエンジンの
制御装置においては、第1及び第2のマウント部材に作
用する荷重の変動量が圧力検出部によりネ食出され、検
出された荷重の変動量の夫々の間の差に基づいて不整燃
焼が発生したことが検知されるようになされるので、自
動車が走行路面の凹凸部等による影響を受けて振動する
ことに起因する誤動作を生じることなく、エンジンにお
ける不整燃焼の発生を確実に検出できて、その検出精度
を向上させることができる。また、その結果、本発明に
係るエンジンの制御装置によれば、不整燃焼によってエ
ンジンに生じる不所望な振動を的確に低減することがで
きるとともに、失火を生じてトルクショックが発生する
ことになる事態を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るエンジンの制御装置を特許請求の
範囲に対応して示す構成図、第2図は本発明に係るエン
ジンの制御装置の一例をそれが適用されたエンジンとと
もに示す概略構成図、第3図及び第4図は第2図に示さ
れる例の動作説明に供される波形図、第5図及び第6図
は第1図に示されるコントロールユニットにマイクロコ
ンピュータが用いられた場合における斯かるマイクロコ
ンピュータが実行するプログラムの一例を示すフローチ
ャートである。 図中、10はエンジン本体、18は第1のマウント部材
、19は第2のマウント部材、23は第1の圧力センサ
、24は第2の圧力センサ、23a及び24aは荷重検
出信号形成部、36は燃焼室、40は燃料噴射弁、10
0はコントロールユニットである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. エンジンの出力軸をそれに沿って挾む両側部に夫々配さ
    れて上記エンジンを支持する第1及び第2のマウント部
    材が受ける荷重の変化を検出する第1及び第2の圧力検
    出部と、上記第1の圧力検出部からの検出出力によりあ
    らわされる上記第1のマウント部材が受ける荷重の変動
    量と上記第2の圧力検出部からの検出出力によりあらわ
    される上記第2のマウント部材が受ける荷重の変動量と
    の間の差を算出する荷重差算出手段と、該荷重差算出手
    段により算出された上記差を低減させるべく、上記エン
    ジンの動作を制御する動作制御手段とを具備して構成さ
    れるエンジンの制御装置。
JP15938086A 1986-07-07 1986-07-07 エンジンの制御装置 Pending JPS6316153A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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FR2682718A1 (fr) * 1991-10-16 1993-04-23 Siemens Automotive Sa Procede et dispositif de detection de rates d'allumage du melange air/carburant d'alimentation d'un moteur a combustion interne propulsant un vehicule automobile et leurs applications.

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