JPS63159570A - 伸縮性サポート上の織物を調整させるための蒸気処理方法及び該方法の実施装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、伸縮性サポート上の織物の蒸気処理方法及び
該方法を実施するための装置に係る。

通常は仕上げ工程以前の所与の製造段階で織物を蒸気調
整して収縮させ、特に衣料品のような既製品として織物
を使用中に不正１．な収縮といったその後の変形が生じ
ないように、必要な寸法安定性を得ることは周知である
。一般に「蒸気処理（ｓＬｅ−ａｍｉｎｇ）」と呼称さ
れているこの操作は、巻き着はロールとして圧縮されて
いる織物を場合によってはオートクレーブ中で所謂「デ
カタイジング」により処理することにより、あるいは外
部条件の影響を受けることなく寸法安定化を可能な限り
強化するように機械的伸縮の不在下で織物を蒸気処理す
ることにより実施され得る。これは典型的には、穿孔マ
ット又は織布材料から形成されるサポートに過剰に供給
された処理されるべき織物を堆積させ、次にサポートの
孔を通して織物に蒸気を吹き付けることにより得られる
。過剰供給された織物はこうして蒸気の作用下で自由に
収縮する。

しかしながら、織物を過剰に供給するので処理されるべ
き織物全体に蒸気の作用を均一に加えることができず、
織物の一部は処理中にこの作用を余り受けないので、こ
うして得られた結果は期待し得る最良の結果には至らな
い。更に寸法収縮が何らかの方法で助長されない場合で
も、織物は寸法収縮に対しである程度抵抗を示すことが
認められている。

従って本発明の目的は、過剰供給を使用せずに織物に蒸
気を均一に作用させて良好な結果を確保するような方法
を提供することである。織物は伸張又は累積せずに自由
に送られ、連続的な滑らかな機械的作用により漸次収縮
を受け、この機械的作用は蒸気の効果と相俟って従来は
理論に止どまっていた所望の最良の結果をもたらす。

本発明の方法は、引っ張り作用下で接触領域に伸延して
いる伸縮性サポート上に処理されるべき織物を非テンシ
ョン下に自由に送り、該サポートを織物蒸気処理領域に
沿って連続的に前進させると同時にサポートを漸次弾性
回復させ、こうしてサポートの収縮により、蒸気処理中
に長手方向のみならず幅方向にも織物の縮みを増加させ
ることを特徴とする。

本発明は更に上記方法を実施するための装置も提供し、
該装置は、異なる周速度を有する少なくとも２つのロー
ラーの周囲に巻き着けられた穿孔付き伸縮性サポートか
ら形成される無端ウェブと、処理されるべき織物がサポ
ートに自由に送られる速度に近い最大周速度を有するロ
ーラーの下流に位置するウェブ部分に沿って無端ウェブ
の上部通路に蒸気を通すことの可能な蒸気発生器とを備
えている。

本発明の一態様によると、蒸気発生器の下流に配置され
た遅いほうの周速度を有するローラーは、横方向にもサ
ポートの弾性回復を助長し、従って幅方向の織物収縮を
助長するなめに、好ましくは周囲溝を備えている。

本発明の方法の上記及びその他の目的、利点及び特徴は
、添付図面を参考に非限定的な具体例として例示した本
発明の方法を実施するための装置の一具体例に関する以
下の説明により、当業者に自明であろう。

図面中、本発明の方法は織物６の連続蒸気処理用サポー
トとして、少なくとも２つのモーター駆動ローラー１．
２の周囲に無端ウェブとして巻き着けられた伸縮性材料
５を使用している。サポート５の材料は弾性材料であり
、十分な機械的スラストを受けると特に長手方向、好ま
しくは全方向に伸張することが可能であり、また弾性的
に元の寸法に戻ることが可能である。この場合当然のこ
ととして、使用される材料、特に織物の固有弾性は問題
でない。実際には、例えば多数の弾性ゴムバンドから形
成されるマット、又は商品名１ｙｅｒａとして知られて
いるような弾性繊維で織られた織物を使用する。伸縮性
サポート材料は、穿孔又は別の方法で下位に配置された
既知の型の蒸気発生器（図面の参照番号４）から発生さ
れた蒸気を透過させるように構成すべきである。

処理されるべき織物６は供給シリンダ３からテンション
又はその他の機械的応力の不在下で矢印Ｇの方向にサポ
ート６の上部ブランチに載置される。

本発明によると、ローラーｌはローラー２よりも例えば
２０〜３０％速い周速度で回転駆動され、各ローラーは
別々に駆動される。このように速度が異なるため、ロー
ラー１により加えられる引っ張り力はサポートを下部ブ
ランチに沿っては伸張させ、上部ブランチに沿っては漸
次常態に戻す。サポートがローラー１を離れて織物６に
接触するゾーン７で、織物はローラー１と同一速度又は
最大でもこれよりやや速い速度でシリンダ３がら供給さ
れるが、これはサポート５により形。成される引っ張り
作用により生じるテンションよりもやや過剰に供給する
ことが好ましいためである。サポート５の弾性ウェブが
矢印Ｆの方向にローラー２に向がって移動している間、
テンションは解放され、これと同時にサポートに自由に
堆積されたｍ物６はサポートの長手方向収縮又は復旧の
結果として縮みパターンを形成する。このような縮み効
果は、織物がサポートを通って蒸気発生器４により蒸気
処理されるゾーンを通じて漸次生じる。従って、織物は
蒸気処理作用を受けると同時にサポート５の弾性回復に
より生じるスラストの作用下で累積し、こうして織物の
寸法調整に最良の条件が得られる。

特に第２図について説明すると、ローラー２は好ましく
は周囲溝８を有しており、該溝は矢印Ｆに対して垂直な
方向にもサポートウェブ５の弾性回復を助長する。従っ
て、織物６は長手方向のみならず幅方向にも収縮するよ
うにされ、寸法調整は可能な限り等方性である。

伸縮性サポートウェブが巻き着けられるローラーは２個
しか示していないが、３個以上としてもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の織物を蒸気調整するための装置の概略
側面図、第２図は第１図の装置の平面図である。 １．２・・・・・・ローラー、３・・・・・・シリンダ
、４・・・・・・蒸気発生器、５・・・・・・サポート
ウェブ、６・・・・・・織物、８・・・・・・周囲溝。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）伸縮性サポート上の織物を蒸気調整する方法であ
   って、接触領域中で引っ張り作用下に伸延している伸縮
   性サポート上に処理されるべき織物を非テンション下に
   自由に送り、該サポートを織物蒸気処理領域に沿って連
   続的に前進させると同時にサポートを弾性回復させ、こ
   れによりサポートを収縮させて蒸気処理中に織物の縮み
   を増加させることを特徴とする方法。
2. （２）伸縮性サポート上に支持された織物の蒸気処理中
   に、伸縮性サポートに横方向にも伸張作用とそれに続く
   弾性回復を与え、こうして織物を長手方向のみならず幅
   方向にも漸次累積させることを特徴とする特許請求の範
   囲第１項に記載の方法。
3. （３）織物を連続的に蒸気調整するための装置であって
   、穿孔され且つ異なる周速度を有する少なくとも２つの
   ローラーに周囲に巻き着けられた伸縮性サポート材料の
   無端ウェブと、処理されるべき織物がサポートウェブ上
   に自由に送られる速度に近い最大周速度を有するローラ
   ーの下流に位置するウェブ部分に沿ってサポートウェブ
   の上部通路に蒸気を通すための蒸気発生器とを備えるこ
   とを特徴とする装置。
4. （４）処理されるべき織物が、織物をテンションから保
   護するようにローラーと同一速度又はそれよりもやや速
   い速度を有するシリンダーから無応力下で、蒸気発生器
   及び織物の前方の他方のローラーの上流に配置された速
   いほうの速度のローラーのすぐ後に位置するサポートウ
   ェブとの接触領域でサポートに供給されることを特徴と
   する特許請求の範囲第３項に記載の装置。
5. （５）蒸気発生器の下流に配置されており且つ遅いほう
   の周速度を有するローラーが、長手方向のみならず横方
   向にも伸縮性サポートウェブの弾性回復を助長するよう
   に円周溝を備えていることを特徴とする特許請求の範囲
   第３項又は第４項に記載の装置。