JPS63159005A - カンナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、カッターを覆う安全カバーを備えたカンナに
関する。

「従来の技術」 カンナは、ベースの間からカッターが露出するものであ
り、このカッターがベースの影になって作業者に見えな
いため危険なことがあった。

このため、カッターに安全のためのカバーを備えるもの
が試みられているが、ベースから露出するカッターは、
僅かにしか露出しないため、波切剛材によってカバーを
押して進退させることが困難であった。

従って、安全カバーを手動で強制的に進退させるものが
試みられているが、手動の場合、切削時以外に不用意に
安全カバーを開成することがあり、使用方法によっては
安全を確実に確保できるとは言えなかった。

「発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、安全カバーを使用時にのみ確実に開成し
、非使用時には、確実に閉成するものはなく、手動によ
って開閉するように構成し、その使用時の注意を強制す
るのが一般的であった。

この様な構成の一例として、安全カバーにハンドルを備
えておき、切削作業に入る際、ハンドルを操作して安全
カバーを開成するものがある。

この様な方法によれば、誤った使用をしない限り、安全
カバーによってカッターが使用時にのみベースから露出
され、安全性を確保することができた。

しかしながら、万一、ハンドルを操作して安全カバーを
開成した状態で切削以外の動作を行うと、ベースから僅
かに露出しているカッターであっても接触すると極めて
危険である。

特に、安全カバーが備えられているものとして扱ってい
ながら、安全カバーの操作を誤る場合、危険がより大き
くなるものであり、使用の注意を強制することでの問題
は実質的に解決するものではなかった。

本発明は、この様な事情に鑑みて成されたものであり、
操作上危険が少なく実質的に危険が存在しないカンナを
提供することを目的としている。

「問題点を解決するための手段」 本発明は、ベースから露出するカッターを覆う安全カバ
ーを備え、この安全カバーの進退に連動するレバーを前
部のベースに下部へ向けて延出させたことによって問題
点を解決している。

「作用」 ベースを被切削材に接触させるとレバーが被切削材に押
されて後退し、これと連動する安全カバーが後退してカ
ッターが露出されることになる。

「実施例」 この様な本発明を図面に示された一実施例にもとづいて
説明すると、第１図は、本発明のカンナの一実施例によ
る要部縦断面図であり、第２図は、その要部の横断面図
である。

第１図において、カンナは、前部ベース１と後部ベース
２とが僅かに階段状に異なる高さに形成されており、こ
の前部ベース１と後部ベース２との間からカッター３が
僅かに露出するように構成されている。

そして、カッター３には、フレーム４から進退自在に備
えられた安全カバー５が備えられており、安全カバー５
は、カッター３に沿って前部ベース１と後部ベース２と
の間から進退自在に構成されている。

ざらに、礎全カバー５は、円弧状に形成されておりフレ
ーム４の内部で回動するように構成され、この安全カバ
ー５に連動するレバー６が備えられている。

このレバー６は、前部ベース１の内部に支点７を有して
おり、作用部８が前部ベース１から下部に向けて延出し
ており、この作用部８を前部ベース１の中へ押込むこと
により、支点７に対向する端部９が安全カバー５に連結
しており、安全カバー５を後退させるように構成されて
いる。

安全カバー５およびレバー６は、スプリング１０により
、常時一方へ付勢されており、この付勢によって安全カ
バー５がカッター３を覆うように構成されている。

第２図において、カンナは、安全カバー５およびレバー
６が、それぞれ一定の幅を有しており、レバー６の作用
部８は、前部ベース１から三角形の板が２個突出して構
成されている この様な構成において、カンナは、被切削材に接触させ
て切削の作業を行う際、前部ベース１および後部ベース
２を被切削材に接触させて上から押えるとレバー６の作
用部８が被切削材に押されて前部ベース１の内部へ後退
し、安全カバー５を後退させる。

安全カバー５が後退することにより、カッター３が露出
して切削作業が行えるようになる。

そして、被切削材からカンナが離れるとレバー６の作用
部８がスプリング１０の付勢によって前部ベース１から
突出し、安全カバー５がカッター３を覆うことになる。

この様な安全カバー５は、カンナを被切削材に押し付け
ることにより、開成されることになり、非使用時以外に
安全カバー５が開成することがないため全く危険を生じ
ることがない。

レバー６は、樹脂等の材料で形成して被切削材に良く摺
動するものが好ましく、作用部８は、なるべく被切削材
に滑かに摺動するように本実施例のごとく三角形にする
のが好ましい。

「発明の効果」 本発明によれば、切削作業の動作によって安全カバーが
開成されるものであり、作業に伴う安全性が確実に確保
されカッターに接触する危険性をなくし、安全に使用で
きるものであり、その効果は極めて大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のカンナの一実施例による要部縦断面
図であり、第２図は、その要部の横断面図である。 １・・・前部ベース、　２・・・後部ベース、　３・・
・カッター、　４・・・フレーム、　５・・・安全カバ
ー、６・・・レバー　７・・・支点、　８・・・作用部
、　１０・・・スプリング。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 前後に形成されるベースの間からカッターを露出させる
   カンナにおいて、ベースから延出してカッターを覆う安
   全カバーを備え、この安全カバーの進退に連動するレバ
   ーを前部のベースの下部へ向けて延出させたことを特徴
   とするカンナ。