JPS63157979A - 新規化合物、その製法及びそれを含む医薬組成物 - Google Patents

新規化合物、その製法及びそれを含む医薬組成物

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JPS63157979A
JPS63157979A JP62213228A JP21322887A JPS63157979A JP S63157979 A JPS63157979 A JP S63157979A JP 62213228 A JP62213228 A JP 62213228A JP 21322887 A JP21322887 A JP 21322887A JP S63157979 A JPS63157979 A JP S63157979A
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JP
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modified
enzyme
protein
urokinase
plasminogen activator
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JP62213228A
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English (en)
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マイケル・ジョセフ・ブラウン
ジェフリー・ヒュー・ロビンソン
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Beecham Group PLC
Original Assignee
Beecham Group PLC
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    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は修飾された線維素溶解酵素、特に修飾されたウ
ロキナーゼ型プラスミノーゲン活性化因子、その製法、
それを含有する薬剤組成物および血栓症の治療における
その用途に関する。
(従来の技術) 一本鎖および二本鎖の形の酵素ウロキナーゼ型プラスミ
ノーゲン活性化因子(以後u−PAと略す)を構成する
アミノ酸配列〔バーストレート(Verstraete
、M、 )およびコレy (Collen、D、LBl
ood、 67、1529(1986)を参照〕、なら
びにヒトu−PAをコードするe DNAのヌクレオチ
ド配列□〔ホルムズ(Ho Ime s 、W、E、 
)ら、Bio/lechnologL旦、923〜92
9(1985)を参照〕は知られている。ウロキナーゼ
型プラスミノーゲン活性化因子は線維素溶解作用をもつ
ことがわかっている。
u−PA酵素の一部はヒトおよびネズミの上皮成長因子
との構造的相同性を示すことが見出された〔バニアイ(
Banyai、L、)ら、FEBS Lett、、 1
63゜37(1983)を参照〕。アミノ酸残基5〜4
9のこの領域は6成長因子ドメイン”と呼ばれた。この
ドメインの主要部分の残基】0〜44をコードし且つ残
基9および45を一部コードする遺伝情報は単一のエク
ソン上に存在する〔リッチオ(Riccio+A、)ら
、Nucl、Ac1ds Red、、 13.2759
〜2771(1985)を参照〕。この領域内に次の3
個のアミノ酸から成る配列が存在するニ ー tyr −phe −ser − 位置  24  25  26 (発明の構成) 本発明者らは今や線維未溶解作用を保持する修飾された
形のu −P A #紫を同定した。
本発明によれば、成長因子ドメインの領域において修飾
された、線繊素溶解作用を有するウロキナーゼ型プラス
ミノーゲン活性化因子が提供される。
適当な修飾にはいくつかのアミノ酸残基の除去または欠
失、もしくは1個またはそれ以上のアミノ酸残基と異な
るアミノ酸残基との置換が含まれる。
1つの好適な面において、修飾は成長因子ドメインの全
部または一部の欠失から成る。
他の好適な面において、u−PAはアミノ酸残基J1〜
45の領域が、とりわけその領域の欠失により、修飾さ
れる。
さらに別の好適な面において、u−FAはアミノ酸残基
24〜26の領域が、とりわけその領域の欠失により、
修飾される。
修飾u−PAは好ましくは天然u−PAのアミノ酸残基
1〜10を含む。
本明細書で用いるウロキナーゼ型プラスミノーゲン活性
化因子(u −P A )なる用語は、血栓症およびう
つ血に関する国際委員会(the Interna−t
ional Comm1ttee on Thromb
osis and Haemosta−sis)の牙X
XVIIIミーティング(イタリー国ペルー 6 = ガモ、1982年7月27日)でu−PAについて定義
された免疫学的性質をもつグループのプラスミノーゲン
活性化因子を表す。
ここで用いるu−PAのアミノ酸およびヌクレオチド配
列の番号付けはホルムズ(Ho Ime s 、W、E
、 )らの上記文献(1985)に記載された方式に従
い、N末端セリン残基を番号lとする。
本発明の修飾u−PAは以下に示す既知のU−PA含有
複合体に類似した薬学的に有用な複合体を提供すべく、
適宜誘導することができる:(a)欧州特許出願公開矛
155388号に記載されるような酵素−タンパク質複
合体、その場合線維素溶解作用に寄与する酵素の触媒部
位は可逆的リンキング基を介してそれに結合されたヒト
タンパク質により遮断される; (bl  欧州特許出願公開矛152736号に記載さ
れるような酵素−タンパク質複合体、その複合体は線維
未溶解作用に寄与する触媒部位以外の部位で少なくとも
1種のヒトタンパク質に結合された、少なくとも1種の
任意に遮断された線維素溶解酵素から成る; (c)  欧州特許出願公開矛Of 83503号に記
載されるようなタンパク質−ポリマー複合体、その複合
体は可逆的リンキング基を介して少なくとも1種の水溶
性ポリマーに結合された薬学的に有用なタンパク質から
成る;または (dl  欧州特許出願公開矛0184363号に記結
合された複数の線維素溶解酵素から成る。
本発明の修飾u−FAは上記複合体の酵素または(ヒト
)タンパク質成分としてu−FAの代わりに適時使用す
ることができる。
本発明の修飾u−PAまたはその複合体は、線維素溶解
作用に必要不可欠な触媒部位を除去可能な遮断基によっ
て任意に遮断すべくさらに誘導することができる。修飾
u−P人の上記誘導体は修飾u−PAそれ自体について
以後に述べる方法および組成物のいずれにも使用しうる
本明細書で使用する”除去可能な遮断基”なる表現は、
加水分解の擬−次速度定数がI)H7,4の等張水性媒
体中37℃で10〜6/秒〜10”/秒の範囲であるよ
うな速度で加水分解により除去しさる基を包含する。
この種の遮断基は欧州特許庁0009B79号に開示さ
れており、任意に置換されたベンゾイル基または任意に
置換されたアクリロイル基のようなアシル基を含む。ベ
ンゾイル遮断基のための適当な任意置換基にはハロゲン
、C□−、アルキル、C1,アルコキシ、C1@アルカ
ノイルオキシ%cl−aアルカノイルアミノ、アミノま
たはp−グアニジノ基が含まれる。アクリロイル遮断基
のための適当な任意置換基にはC□−、アルキル、フリ
ル、7エ二ルマタはC8−6アルキルフエニルが含まれ
る。
さらに別の面接おいて、本発明は上記の修飾されたウロ
キナーゼ型プラスミノーゲン活性化因子をコードするD
NAを組換え宿主細胞内で発現させて、その修飾ウロキ
ナーゼ型プラスミノーゲン活性化因子産物を回収するこ
とから成る、本発明の修飾ウロキナーゼ型プラスミノー
ゲン活性化因子の生産方法を提供する。
従って、u−PAの修飾は、u−PAをコードするcD
NAを修飾し、その修飾cDNAを原核生物または真核
生物宿主内で発現させる慣用の遺伝子工学技術により実
施することができる。
修飾u−PAをコードするヌクレオチド配列から成るD
NAポリマーもまた本発明の一部を構成する。
本発明方法はマニアチス(Maniatis)うの1モ
レキュラークローニング:実験室マニュアル”、コール
ド・スプリング・ハーバ−11982年に記載されるよ
うな慣用の組換え技術により行われる。
特に、本方法は次の諸工程から成る: ■) 上記の修飾されたウロキナーゼ型プラスミノーゲ
ン活性化因子をコードするヌクレオチド配列から成るD
NAポリマーを、宿主細胞内で、発現しうる複製可能な
発現ベクターを準備する工程; l) 宿主細胞を上記のベクターで形質転換する工程; iil )  上記の形質転換宿主細胞を、上記DNA
ポリマーの発現を可能にする条件下で培養して、修飾ウ
ロキナーゼ型プラスミノーゲン活性化因子を生産させる
工程; および Iv )  上記の修飾ウロキナーゼ戯プラスミノーゲ
ン活性化因子を回収する工程。
本発明はまた適当なモノ−、ジーまたはオリゴマーヌク
レオチド単位を縮合させることによるDNAポリマーの
製法を提供する。その製法は化学的に、酵素学的に、ま
たは2つの方法の組合せで、適宜in vitroまた
はin vivoで実施される。従って、DNAポリマ
ーはロバーツ(D、M、Roberts)ら、Bioc
hemistry、24.5090〜509B(198
5)に記載されるような慣用方法を用いて、化学合成し
たDNAフラグメントの酵素的連結により作ることがで
きる。化学合成は一般にオリゴデオキシリボヌクレオチ
ドの合成について後述するように行われる。DNAの酵
素による重合はin vitroでDNAポリメラーゼ
I(フレノウフラグメント)の−l〇 − ようなりNAポリメラーゼを用いて、必要に応じてヌク
レオシド三リン酸dATP、 dCTP、 dGTPオ
J:びd TTPを含む適当な緩衝液中10〜37℃の
温度において、一般には10oμ!またはそれ以下の量
で行われる。DNAフラグ メントの酵素による連結はT4DNAリガーゼのような
りN人すガーゼを用いて、適当な緩衝液中4℃から周囲
温度までの温度において、一般には50μノまたはそれ
以下の容量で行われる。
修飾u−PAをコードするDNAポリマーはウィンター
(Winter、Q、)ら、Nature、 299.
751)〜758(19g2)またはシーラー(Zol
ler)およびスミス(Smith)、Nucl、Ac
1ds ReS、+ 10.6487〜6500(19
82)に記載されるような慣用方法によるウロキナーゼ
型プラスミノーゲン活性化因子をコードするcDNAの
特定部位の突然変異誘発により、あるいはチェノ(Ch
an)およびスミx (smi thLNucl、Ac
1ds Red、、 12.24072419(198
4)またはウィンター(Winter、G、)らt B
iochem、Soc、Trans、+−■、224〜
225(1984)に記載されるような欠失突然変異誘
発により作ることができる。修飾c DNAの発現は慣
用方法により実施される。
上記の突然変異誘発法はアミノ酸残基5〜49(例えば
アミノ酸24〜26)をコードするc DNA配列の必
要とされる変化に従って考案されたオリゴデオキシリボ
ヌクレオチドの使用を伴う。
この種の方法で使用されるオリゴデオキシリボヌクレオ
チドもまた本発明の一部を構成する。
本発明はまた、すべての遊離ヒドロキシ基およびアミノ
基が保護されている、上記オリゴデオキシリボヌクレオ
チドと同じ塩基配列をもっ第2のオリゴデオキシリボヌ
クレオチドから保護基を除去することより成る、本発明
のオリゴデオキシリボヌクレオチドの製法を提供する。
本発明方法で用いるオリゴデオキシリボヌクレオチドは
1遺伝子フラグメントの化学的および酵素的合成−実験
室マニュアル”(H,G、ガラセンおよびA、ラング編
集)、フェアラーグ・ケミ−、ワインハイム(19s2
)tたは例えばタイト(M、J、Ga1t)、マテス(
H,W、D、Matthes )、シン(M、Sing
h )、スプO−) (B、S、5paroat )お
よびチトマス(R,C,Titmas L Nucle
ic Ac1dsResearch、  10.624
3(1982);スプ0− ) (B、S。
5proat)およびパンワース(W、Bannwar
th LTetrahedron LetterS、 
24.5771(1983) ; マテッチ(M、D、
Matteucci)およびカルサーズ(M、H。
Caruthers  LTetrahedron L
etters、2L  719(1980);マテツチ
(M、D、Matteucci)およびカルサーズ(M
、H,Caruthers)+Journal of 
theAmerican Chemical 5oci
ety、103+3185(1981) ;アダムス(
S、P、Adams )ら、Journal of t
heAmerican Chemical  5oci
ety+105,661(1983)  ;シ:/ ハ
(N−D、5inha )eビアナツト(J、Bier
natLマクマナス(J、McMannus )および
コースタ−(H,Koester ) + Nucle
ic Ac1ds Re5earcb+IL45M(1
984) ;およびマチX (H,W、DoMatth
es )ら、EMBOJournal、 3.801(
1984)の科学文献に記載されるような固相法を使っ
て、慣用のホスホトリエステル、ホスファイトまたはホ
スホルアミダイトの化学により製造することができる。
使用される固体支持体には当分針で知られた支持体、例
えばキーゼルグール(ケイソウ土)−ポリジメチルアク
リルアミド、シリカ、制御された孔ガラス、またはセル
ロースペーパーディスクが含まれる。製造すべきオリゴ
デオキシリボヌクレオチドのご末端の塩基は、末端!−
デオキシリボース単位の3′醗素に結合されたスペーサ
ー基を介して、固体支持体に結合され、そして(保護さ
れた形の)オリゴデオキシリボヌクレオチドの組み立て
は合成サイクルに従って1→ぎの方向に行われる。必要
とされる操作は手動または自動装置のいずれかで行われ
る。
合成の終了時に、保護されたオリゴデオキシリボヌクレ
オチドは、以下で説明するように、ひとたび意図する塩
基配列が組み立てられると実施される他の保護基除去反
応の前、後またはそれと同時に固体支持体から切り離さ
れる。有利には、オリゴデオキシリボヌクレオチドは室
温またはわずかに昇温下にアンモニア水溶液のような塩
基性試薬で処理するか、あるいは室温またはわずかに昇
瀉下に水性ジオキサン中の1.1,3.3−テトラメチ
ルグアニジニウム−5yn −2−二トロベンズアルド
キシメートまたは類似の試薬で処理することにより、固
体支持体から分離される。
別法として、その製法は例えばリース(C,B。
Reese )、Tetrahedron、34.31
43−3179(1978)に記載されるような溶液中
でのホスホトリエステル化学により慣例的に行われる。
オリゴデオキシリボヌクレオチドの必要とされるヌクレ
オチド塩基配列は、例えば上記文献に記載されるごとく
、適当なモノ−、ジーまたはオリゴマーヌクレオチド単
位を、ピリジンのような溶媒中室温またはわずかに昇温
下に1−(メシチレンスルホニル)−3−二トロー1.
2.4−)リアゾールのような適当な縮合剤で縮合する
(ホスホトリエステル化学を使用する場合)か、あるい
はアセトニトリル中周囲温度でテトラゾールのような縮
合剤で縮合する(ホスファイトまたはホスホルアミダイ
ト化学を使用する場合)ことにより、慣例的に合成する
ことができる。場合により、それぞれの縮合工程の後に
1キヤツピング工程ヲ導入して、遊離のぎ一ヒドロキシ
基を含む未反応出発物質を不活性化する。このようなキ
ャッピング工程は適当には周囲温度でテトラヒドロフラ
ン中の2.6−ルチジンおよび4−N、N−ジメチルア
ミノピリジンの存在下に無水酢酸のようなアシル化剤を
用いて行われる。
ホスファイトまたはホスホルアミダイト化学を使用する
場合、各縮合工程で生じたホスファイト−トリエステル
ヌクレオチド間結合中のリン(至)原子は、後続の縮合
工程を行う前に、酸化されて対応するホスホトリエステ
ル結合を与える。このような酸化は慣用の酸化剤、例え
ばルチジンのような塩基の存在下に水性テトラヒドロフ
ラン中のヨウ素を用いて行われる。この酸化工程は先に
述べた任意の1キヤツピング工程の後で有利に行われる
オリゴデオキシリボヌクレオチドの合成の間中、ヌクレ
オチド間ホスホジエステル結合中のヒドロキシ基は、こ
の分子の枝分れを防ぐために通常使用されるアリール基
またはアルキル基(例えば2−マタは4−クロロフェニ
ル、メチルまたは2−シアンエチル)で保護することが
できる。アリール保護基は合成の終了時に、この目的の
ために通常使用される試薬、例えば水性ジオキサンのよ
うな水性溶媒中の1.1.3.3−テトラメチル−グア
ニジニウム−5yn −2−二トロベンズアルドキシメ
ートを用いて周囲温度で処理することにより除去される
。メチル基は合成の終了時に、ジオキサン中のトリエチ
ルアンモニウムチオフェルレートを用いて周囲温度で処
理することにより除去される。
2−シアンエチル基は合成の終了時に、周囲温度でピリ
ジン中のトリエチルアミンまたはt−ブチルアミンのよ
うな塩基性試薬で処理するか、あるいは約50℃にて濃
アンモニア水溶液で処理する(この工程は以下で説明す
るようにA、CおよびG塩基上に存在する保護基を同時
にかつ有利に除去する)ことにより除去される。
A、CおよびG塩基に存在するアミノ基は塩基に不安定
な保護基、例えばAおよびCの場合はベー 17 = ンゾイル基、そしてGの場合はイソブチリル基で保護さ
れる。この種の基はアンモニアのような塩基性試薬を用
いて周囲温度またはわずかに昇温(例えば50℃)で処
理することにより除去される。末端リボース部分の5′
−ヒドロキシ基はトリチル、4.4’−ジメトキシトリ
チルまたはピキシル(9−フェニル−9−キサンチル)
のよつtx酸に不安定な基で保護され、この種の基は各
縮合工程の前および合成の終了時にジーまたはトリクロ
ロ酢酸のような酸性試薬を用いて無水溶媒(例えばジク
ロロメタンまたはクロロホルム)中周囲温度で処理する
ことKより除去される。
組換え宿主細胞による修飾u−PAをコードするDNA
ポリマーの発現は、その宿主細胞内でDNAポリマーを
発現しうる複製可能な発現ベクターを用いて行わ名る。
その発現ベクターは新規であり、これもまた本発明の一
部を構成する。
複製可能な発現ベクターは、宿主細胞と適合しうるベク
ターを切断して完全なレプリコンをもつ線状DNAセグ
メントを作り、その線状セグメントと修飾u−PAをコ
ードするDNAポリマーとを連結条件下で連結すること
Kより、本発明に従って作製される。
ベクターの選択は、原核生物または真核生物であり得る
宿主細胞によって幾分か左右されるであろう。適当なベ
クターにはプラスミド、バクテリオファージ、組換えウ
ィルスおよびコスミドが含まれる。
複製可能な発現ベクターの作製は、例えばマニアテスら
の上記文献に記載の方法により、DNAの制限、重合お
よび連結用の適当な酵素を用いて慣例的に実施される。
重合および連結はDNAポリマーの製造において上述し
た通りに行われる。
制限酵素による消化は適当な緩衝液中20〜70℃の温
度で、一般には0.1〜10μgのDNAを含む200
μノまたはそれ以下の容量で行われる。
組換え宿主細胞は、形質転換条件下に宿主細胞を本発明
の複製可能な発現ベクターで形質転換することにより、
本発明に従って作られる。適切な形質転換条件は慣例的
であり、例えばマニアテスらの上記文献、または”DN
Aクローニングvo1.II、グローパー(D、M、G
lover)編集、IRLプレス社、1985年に記載
されている。
形質転換条件の選択は宿主細胞により決定される。従っ
て、大腸菌(E、coli)のような細菌宿主はCaC
1,の溶液(:I−x y (Cohen)ら、Pro
c、Nat。
Acad、Sci、、 69,2110(1973)を
参照〕またはRbCJ 。
MnCjt、J’p酸カリウムおよびグリセロールの混
合物から成る溶液で処理され、次に3−〔N−モルホリ
ノツープロパン−スルホン酸、Rb(Jおよびグリセロ
ールで処理される。哺乳動物の培養細胞はその細胞への
ベクターDNAのカルシウム共沈により形質転換される
。本発明はまた本発明の複製可能な発現ベクターで形質
転換された宿主細胞をも包含する。
DNAポリマーを発現させる条件下での形質転換宿主細
胞の培養は、例えばマニアテスらの上記文献および上記
の′″DNADNAクローニングれるようにして慣例的
に行われる。従って、細胞は栄養素を供給して、45℃
以下の温度で培養することが好ましい。
修飾u−PA発現産物は宿主細胞に応じて慣用方法で回
収される。こうして、宿主細胞が大腸菌のような細菌で
ある場合は、それを物理的、化学的または酵素的に溶菌
し、得られた溶菌液からタンパク質産物を単離すること
ができる。宿主細胞が哺乳動物細胞である場合は、一般
にその生産物は栄養培地から単離することができる。D
NAポリマーは修飾u−PAを発現する安定した形質転
換哺乳動物細胞株の単離のために考案されたベクター(
例えばウシeパビローマウイルスベクp −)中に挿入
することができる(DNAクローニング。
vol 、n+D、M、グローバー編集、IRLプレス
、1985年;カウフマン(Kau fman 、 R
,J 、)らe Mo1ecularand Ce1l
ular Biology 5.1750〜1759(
1985) pバブラキス(pavlakis、G、N
、)およびハマー(Hamer、D+H,)+Proc
eedings of the NationalAc
ademy of 5ciences(U S A) 
jJj;)−+ 397〜401(1983);ゴーデ
ル(Goeddel、D、V、)ら、欧州特許出願公開
牙0093619号、 1983年を参照〕。
 21一 本発明に従って生産された修飾u−PAは、宿主細胞に
応じて、いろいろな程度にグリコジル化され得ることが
明らかであるだろう。本発明の修飾u −P Aはこの
ようなグリコジル化変異体を包含するものである。
1つの好適な実施態様において、修飾されたウロキナー
ゼ型プラスミノーゲン活性化酵素は、ヌクレオチド16
6から5′方向へ伸びるu−PAc DNAの領域に相
補的であるか又は対応するヌクレオチド配列を、 u 
−PA  cDNAのヌクレオチド272からr方向へ
伸びる領域に相補的であるか又は対応するヌクレオチド
配列に直接連結してなるオリゴデオキシリボヌクレオチ
ドを用いて、ウロキナーゼ型プラスミノーゲン活性化因
子をコードするcDNAに欠失突然変異を生じさせ、そ
して修飾c DNAを原核または真核宿主細胞において
発現させることから成る方法によって生産される。
上記の好適な実施態様で使用されるオリゴデオキシリボ
ヌクレオチドは長さが少なくとも16ヌクレオテドであ
り、好ましくは少なくとも30ヌクレオチドである。適
当には、それは欠失領域のそれぞれの側のヌクレオチド
に相補的な少なくとも8ヌクレオチド、好ましくは少な
くとも15ヌクレオチドを含む。
好適なオリゴデオキシリボヌクレオチドは次の配列(1
)のオリゴデオキシリボヌクレオチドは新規であり、こ
れも本発明の一部を構成する。オリゴデオキシリボヌク
レオチド(I)の5′末端の15塩基はu−PA  c
DNAのヌクレオチド286〜272に相補的であり、
そしてオリゴデオキシリボヌクレオチド(I)のご末端
の15塩基はu −P A cDNAのヌクレオチド1
66〜152に相補的である。
配列(11のオリゴデオキシリボヌクレオチドはu−P
Aのアミノ酸11〜45をコードするcDNA部分を欠
失させるために使用される。突然変異誘発後に得られた
c DNAはホルムズ(no 1me s 、W、E、
 )らの上記文献(1985)に記載のものに類似して
いると考えられるが、但し次の新しいヌクレオチド配列
を有する: このc DNAの発現によって得られるu−PAはホル
ムズらの上記文献に記載のものと類似したアミノ酸配列
をもつことが期待されるが、但し次の変異を有する: 位置6         10  46       
 50−gln−va 1−pro−ser−asn−
1ys−ser−1ys−thr−cys第2の好適な
実施態様において、修飾ウロキナーゼ型プラスミノーゲ
ン活性化酵素は、ヌクレオチド205から5′方向へ伸
びるu −P A cDNAの領域に相補的であるか又
は対応するヌクレオチド配列を、u −P A cDN
Aのヌクレオチド215からご方向へ伸びる領域に相補
的であるか又は対応するヌクレオチド配列に直接連結し
てなるオリゴデオキシリボヌクレオチドを用いて、ウロ
キナーゼ型プラスミノーゲン活性化因子をコードするc
DNAに欠失突然変異誘発を生じさせ、そしてその修飾
c DNAを原核または真核宿主細胞において発現させ
ることから成る方法において生産される。
上記の好適な実施態様で使用されるオリゴデオキシリボ
ヌクレオチドは適当には少なくとも16ヌクレオテド長
であり、好ましくは少なくとも30ヌクレオチド長であ
る。適当には、それは欠失領域のそれぞれの側のヌクレ
オチドに相補的な少なくとも8ヌクレオチド、好ましく
は少なくとも15ヌクレオチドを含む。
好適ナオリゴデオキシリボヌクレオテドは配列(I)を
有する。
ff d (GCACCAGTQAATGrTCTTG
TTGGACACACA) 3’  (I)配列(1)
のオリゴデオキシリボヌクレオチドは新規であり、これ
もまた本発明の一部を構成する。
オリゴデオキシリボヌクレオチド(Ilの5′末端の1
5塩基はu −P A cDNAのヌクレオチド229
〜215に相補的であり、そしてオリゴデオキシリボヌ
クレオチド(I)の3′末端の15塩基はu −PAc
 DNAのヌクレオチド205〜191に相補的である
0 配列(I)のオリゴヌクレオチドはu−PAのアミノ酸
24〜26をコードするcDNA部分を欠失させるため
に使用される。突然変異誘発後に得られるcDNAはホ
ルムズ(Holmes、W、E、)らの上記文献に記載
のものに類似していると考えられるが、次の新しいヌク
レオチド配列を有する: 5 ’ −GTG TCCAACAAG AACATT
 CACTGG 3’このc DNAの発現により得ら
れるu−PAはホルムズらの上記文献に記載のものと類
似したアミノ酸配列をもつことが期待されるが、次の変
異を有する: 位置20      2327      3O−va
l−ser−asn−1ys−asn−i 1e−hi
s−1rp一本発明の修飾u−PAは、成長因子ドメイ
ンのお 領域(例えばアミノ酸24〜26の領域)にゆいて修飾
されたu−PAのA鎖に天然u−PAのB鎖が結合した
ものから成る。この修飾u−PAのA鎖は欧州特許矛0
155387号に記載されるような線維素溶解作用をも
つハイブリットタンパク質の1つの鎖として使用するこ
とができる。修飾u−FAのA鎖、修飾u−PAのA鎖
をコードするDNA、および線維素溶解作用を有するプ
ロテアーゼのB鎖に結合された修飾u−PAのA鎖から
成るハイブリットタンパク質(その触媒部位は任意に除
去可能な遮断基で遮断される)はすべて本発明の一部を
構成する。ハイブリットタンパク質は修飾u−PAそれ
自体について以後に述べる方法および組成物のいずれに
おいても使用しうる。
本発明の修飾u−PAは適当には薬剤組成物の形で投与
される。従って、本発明はまた本発明の修飾u−PAを
薬学的に許容される担体と組み合わせてなる薬剤組成物
を提供する。本発明組成物はヒトへの静脈内投与に適合
する薬剤組成物として常法に従って処方される。
静脈内投与用の組成物は一般に滅菌等張水性緩衝液中に
溶解した滅菌酵素の溶液である。必要に応じて、その組
成物は修飾u−PAを溶解状態に保つための可溶化剤、
および注射箇所の痛みを緩和するためのリグノカインの
ような局所麻酔剤をさらに含んでいてもよい。一般に、
修飾u−PAは活性単位のタンパク質量を示す気密容器
(例えばアンプルやサシエツト)中の乾燥粉末または無
水濃厚液として単位剤形で供給されるであろう。
修飾u−PAが除去可能な遮断基を含む場合は、遊離タ
ンパク質を放出する時間が表示されるだろう。タンパク
質が輸液によって投与される場合は、医薬品数の滅菌し
た1注射用水”または食塩水を含む輸液ビンと共に分配
されるだろう。タンパク質が注射により投与される場合
は、注射用の滅菌水または食塩水のアンプルと共に分配
されるだろう。注射用または輸液用組成物は投与に先立
って諸成分を混合することにより調製される。投与すべ
き物質の量は必要とされる線維素溶解の量および速度、
血栓塞栓症の重症度、ならびに凝血塊の位置および大き
さにより左右されるだろう。正確な投与量および投与方
法は必然的にその疾患の性質を考慮しつつ諸情況に従っ
て主治医により決定されねばならない。しかしながら、
一般に血栓症の患者は例えば5回以下の注射あるいは輸
液により0.01−1 amp/#(体重)の1日分の
用量を受は取るであろう。
上記の投与量範囲内において、本発明化合物は毒物学的
副作用を何ら示さない。
従って、本発明の別の面では、効果的な無毒性量の本発
明修飾u−PAを患者に投与することから成る血栓症の
治療方法が提供される。
本発明はまた有効治療物質として使用するための、特に
血栓症の治療に使用するための本発明修飾u−PAを提
供する。
以下の実施例は本発明を例示するためのものである。
実施例I F!d (GCAGGTTTTTGACTTGTTCG
AT田駄渭G)3′上記の30−merは本明細書にお
いて記載したものと類似した慣用固相法により製造した
。このオリゴデオキシリボヌクレオチドを使用して、N
ucl。
Ac1d、1(es、、12.2407〜2419(1
984)またはBiochem、Soc、Trans、
、12+224〜225 (1984) K記載される
方法により修飾u −P A cDNAを作った。
原核または真核宿主細胞による修飾c DNAの発現は
、アミノ酸11〜45が欠失された本発明の修飾u−P
Aをもたらした。
実施例2 ff d(GCACCAGTGAATGTTCTTGT
TGGACACACA) 3’上記の30−marは本
明細書において記載したものと類似した慣用固相法によ
り製造した。
この30−marを使用して、実施例1の方法により、
アミノ酸24〜26が欠失された本発明の修飾u−FA
を製造した。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ウロキナーゼ型プラスミノーゲン活性化因子(u
    −PA)の成長因子ドメインの領域において修飾され、
    場合によりその線維素溶解作用にとつて必要不可決な触
    媒部位が除去可能な遮断基により遮断されている、線維
    素溶解作用を有する修飾されたウロキナーゼ型プラスミ
    ノーゲン活性化因子。
  2. (2)天然u−PAのアミノ酸1〜10を含む、特許請
    求の範囲第1項記載の修飾u−PA。
  3. (3)修飾はアミノ酸残基11〜45の欠失から成る、
    特許請求の範囲第1項または第2項記載の修飾u−PA
  4. (4)修飾はアミノ酸残基24〜26の欠失から成る、
    特許請求の範囲第1項または第2項記載の修飾u−PA
  5. (5)成長因子ドメインの領域において修飾されたウロ
    キナーゼ型プラスミノーゲン活性化因子のA鎖を、線維
    素溶解作用を有するプロテアーゼのB鎖に結合させて成
    り、場合によりその触媒部位が除去可能な遮断基で遮断
    されているハイブリットタンパク質。
  6. (6)線維素溶解作用に寄与する酵素の触媒部位が可逆
    的なリンキング基を介してそれに結合されたタンパク質
    によつて遮断されている酵素−タンパク質複合体であつ
    て、酵素およびタンパク質の一方が特許請求の範囲第1
    〜4項のいずれか1項に記載された修飾u−PAである
    ことを特徴とする上記の酵素−タンパク質複合体。
  7. (7)特許請求の範囲第1項記載の修飾u−PAを、薬
    学的に許容される担体と組み合わせてなる医薬組成物。
  8. (8)血栓症の治療に使用するための特許請求の範囲第
    1項記載の修飾u−PA。
  9. (9)血栓症治療用の医薬の製造に使用するための特許
    請求の範囲第1項記載の修飾u−PA。
  10. (10)特許請求の範囲第1項記載の修飾u−PAをコ
    ードするDNAを組換え宿主細胞内で発現させ、その後
    修飾u−PA産物を回収することから成る上記の修飾u
    −PAの生産方法。
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