JPS63156991A - 自然風誘導装置と該装置を具備した熱交換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自然風を冷暖源として用いる熱交換機構に対し
て自然風を誘導する自然風誘導装置と該自然風誘導装置
を具備した熱交換装置に関する。

〔従来の技術〕

熱交換器を自然風下に配置して、自然風を冷暖源として
処理媒体を冷却、あるいは加熱（暖める）する熱交換装
置が従来から知られている。この装置は自然風を用いる
ので運転コストを下げることができるだけでなく、送風
機を用いなくても冷却又は加熱を行うことができるので
、送風機に基づく騒音問題を避けることができる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら自然風はその吹く方向が一定ではなく、四
季により又その時々によって変化する。

したがって熱交換器をある時点において風の吹く方向に
対面するように設置したと、しても、風の吹く方向が変
れば熱交換器に当たる風量が少くなり、時には全く風が
当たらなくなるという問題がある。

又自然風の強さは常に変動する。したがって熱交換器で
交換される熱量も自然風の強さによって変動することに
なり実用上支障を生ずるという問題がある。

本発明の第１の目的は従来から公知の自然風を利用する
熱交換装置の有する前述の問題点を解決して、常に自然
風を熱交換器に対面させる、すなわち垂直に自然風をあ
てることができる自然風誘導装置な提供することにある
。

本発明の第２の目的は前述の自然風誘導装置を用い且つ
熱交換器で交換される熱量を所定値に保つことができる
熱交換装置を提供することにある。

本発明の第１の目的は熱交換器を含んで成る熱交換機構
に自然風を誘導する装置であって、該自然風誘導装置が
水平方向に流れる自然風を上方又は下方に偏向させる少
くとも一枚の偏向板を含んで成り、且つ垂直軸線を中心
として回動可能な自然風偏向装置と、自然風の流れる方
向を惑知して前記自然風偏向装置を風の流れる方向に対
面されるように回動させる風向対応装置とを含んで成る
ことを特徴とする自然風誘導装置によって達成される。

本発明の第２の目的は通風筒と、該通ｍ筒内に空気の流
れる方向で前後して配置された熱交換器と送風機とを含
んで成る熱交換機構と、該熱交換機構に自然風を誘導す
る自然風誘導装置とが組合されて成る熱交換装置であっ
て、前記自然風誘導装置が水平方向に流れる自然風な上
方又は下方に偏向させる少くとも一枚の偏向板を含んで
成り、且つ垂直軸線を中心として回動可能な自然風偏向
装置と、自然風の流れる方向を感知して前記自然風偏向
装置を風の流れる方向に対面させるように回動させる風
向対応装置とで構成されており、前記熱交換ｖ１楕には
熱交換器で発生される冷暖熱量を所定値に保つことがで
きるように送風機の回転を制御する制御装置が設けられ
ていることを特徴とする熱交換装置によって達成される
。

〔実施例〕

以下本発明による自然風誘導装置と該自然風誘導装置を
含んで成る熱交換装置の実施例を示す添付図面を参照し
て本発明を詳述する。

第５図に従来公知の自然風誘導装置３１と熱交換機構１
０を具備した熱交換装置を示す。この装置において第５
図の矢印Ａの方向から吹く自然風は自然風偏向装置３２
によって矢印Ｂの方向に向きが変えられ熱交換器１１に
吹付けられることになる。このように自然風を冷暖源と
して使用することは従来から知られており、それによっ
て動力を使用しない処理媒体の冷却、あるいは加熱を行
うことができる。しかしながら従来公知の自然風偏向装
置３２は第５図に示すように支持支柱３３を用いて基盤
３４あるいは建物等の楢遺物に固定されており、始終吹
付ける方向の変る自然風に対して充分な効率を発揮する
ことができない。

第１図に本発明による自然風誘導装置の一実施例を示す
。この自然風誘導装置１では軸受４を介して回動可能に
基盤５に立設された垂直軸３に平板状の方向板６が取付
けられると共に、垂直軸３と方向板６に対して自然風偏
向装置２が取付けられている。自然風偏向装置２は第２
図に示すように湾曲した複数枚の偏向板２１がその両端
で側板２２ａ、２２ｂによって間隔を開けて保持された
構造である。したがって自然風の流れる方向に方向板６
の面が平行になるように垂直軸３が第２図で矢印で示す
ように回転し、それによって自然風偏向装置２は常に吹
きつける自然風の方向に対面するようにその向きを変え
る。したがってその時々で風向きに応じて自然風偏向装
置２の向きが変えられることになり、自然風を最も効率
良く利用することができる。第１図に示した実施例にお
いては、熱交換機［１０は熱交換器！１に送風ｆｉ１３
が通風管１２内で併設して設けられている。この送風機
は自然風の流れが弱い場合に外部動力によって風を熱交
換器１１に送るのに役立つ。しかしながら前記送風機あ
るいは送風機と通風筒とがなくてもよく、この場合には
騒音のきわめて低い熱交換装置が得られる。

前記方向板６と自然風誘導袋Ｗ３とが一体に形成される
以外に、第３図に示すように風向計７を自然風誘導装置
３から離れた位置に配置し、風向計７の方向に基づく信
号を制御機構を介して駆動モータ４ａに伝達し、駆動モ
ータ４ａによって垂直軸３を回転させることにより自然
風誘導装置３を常に自然風の吹き付ける方向に対面させ
るように構成してもよい。

なお本発明による自然風誘導装置ｌと組合される熱交ｍ
機構は第１図および第３図に示すように熱交換器１１が
水平に配置される構造以外に、第４図に示すように、湾
曲した通風筒１２’を設け、さらに必要あれば通風筒１
２′内に導風板１４を設け、それによって通風筒１２’
内で熱交換器１１を傾斜して配置して用いてもよい。

第５図に本発明の第２の目的である熱交換器で交換され
る熱量を所定値に保つことができる熱交換装置の一実施
例を示す。この熱交換装置では、前述の自然風誘導装置
１が用いられると共に、熱交ｔｆＡ機構に制御装置２５
が接続されている。制御装置２５には熱交換器１１で交
換された熱量を検知して信号を発出するセンサ２６と、
センサ２６からの信号を所定値と比較して所定値に満た
ない値に対応する信号を発出するコントローラ２７と、
コントローラ２７からの信号を受けて送風機１３の軸１
５を介して駆動モータ１６への電源２９がらの電流を変
えるインバータ２８から成る６したがって自然風の力が
弱くて、自然風だけでは所望する熱交換量が得られない
場合には送風機１３が必要な回転数で回転されることに
なり、自然風と送風機で発生される風とによって常に一
定の熱交換量を確保することができる。なお送風機１３
の制御を第５図に示した如く熱交換器１１で交換された
熱量を検知する以外に、熱交換器１１の近傍に風速計を
配置し、風速計で測定される値が一定になるように送風
機１３の回転を制御してもよい。

〔発明の効果〕

本発明による自然風誘導装置は前述のように構成されて
いるので、常に自然風を熱交換器に対面させることがで
き自然風を最も有効に用いることができる。この場合送
風機を用いなければ、騒音問題のない熱交換装置を作る
のに役立つ。

さらに前記自然風誘導装置を具備し、且つ前述の制御装
置が設けられた本発明による熱交換装置は自然風を最も
有効に利用できると共に、自然風の強弱にｒ’Ａ（ｉＡ
なく発生する熱交換量を一定に保つことができる。この
場合は送風機は風の翁い時、あるいは所望する熱交換量
の高い時（冷房に用いた場合には書間時間）にのみ駆動
されればよい事になり、騒音問題の発生を大幅に削減す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による自然風誘導装置の一実施例を熱交
換８１横と共に示す暗示正面図であり、第２図は第１図
の自然風誘導装置の自然風偏向装置の詳細を説明する斜
視図であり、第３図は自然風誘導装置の他の実施例を熱
交換機構と共に示す暗示正面図であり、第４図は第１図
とは異なる構造の熱交換機構が併設された自然風誘導装
置の一実施例を示す暗示正面図であり、第５図は本発明
による熱交換装置の一実施例を示す暗示正面図であり、
第６図は従来公知の熱交換装置の一例を示す暗示正面図
である。 １・・・自然風誘導装置、　２・・・自然風偏向装置、
３・・・垂直軸、　　　　　４・・・軸受、５・・・基
磐、　　　　　　６・・・方向板、７・・・風向計、　
　　　　８・・・制御Ｒ構、１０・・・熱交換機構、　
　１１・・・熱交換器、１２・・・通風筒、　　　　１
３・・・送風機、１４・・・導風板、　　　　　１５・
・・軸、１６・・・モータ、　　　　　２１・・・偏向
板、２５・・・制御装置、　　　２６・・・センサ、２
７・・・コントローラ、　　２８・・・インバータ、２
つ・・・電源。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、熱交換器を含んで成る熱交換機構に自然風を誘導す
   る装置であって、該自然風誘導装置が水平方向に流れる
   自然風を上方又は下方に偏向させる少くとも一枚の偏向
   板を含んで成り、且つ垂直軸線を中心として回動可能な
   自然風偏向装置と、自然風の流れる方向を感知して前記
   自然風偏向装置を風の流れる方向に対面されるように回
   動させる風向対応装置とを含んで成ることを特徴とする
   自然風誘導装置。 ２、回動可動に配置された垂直軸と、該垂直軸にその軸
   線方向に沿って取付けられた方向板と、前記垂直軸およ
   び／又は前記方向板に取付けられた少くとも一枚の偏向
   板から成ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   の自然風誘導装置。 ３、前記自然風偏向装置が回動可動に配置された垂直軸
   と、該垂直軸を駆動する駆動機構と、前記垂直軸に取付
   けられた少くとも一枚の偏向板から成り、前記風向対応
   装置が自然風の方向に対応して回動する風向計と、該風
   向計で検知された風の方向に前記自然風偏向装置の偏向
   板を対面させるように、前記駆動機構に信号を発出する
   制御機構とから成ることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載の自然風誘導装置。 ４、通風筒と、該通風筒内に空気の流れる方向で前後し
   て配置された熱交換器と送風機とを含んで成る熱交換機
   構と、該熱交換機構に自然風を誘導する自然風誘導装置
   とが組合されて成る熱交換装置であって、 前記自然風誘導装置が水平方向に流れる自然風を上方又
   は下方に偏向させる少くとも一枚の偏向板を含んで成り
   、且つ垂直軸線を中心として回動可能な自然風偏向装置
   と、自然風の流れる方向を感知して前記自然風偏向装置
   を風の流れる方向に対面させるように回動させる風向対
   応装置とで構成されており、 前記熱交換機構には熱交換器で発生される冷暖熱量を所
   定値に保つことができるように送風機の回転を制御する
   制御装置が設けられていることを特徴とする熱交換装置
   。 ５、前記熱交換機構の制御装置が熱交換器で交換された
   熱量を検知して信号を発出するセンサと、前記送風機へ
   の供給電流をコントロールするインバータと、前記セン
   サからの信号を所定値と比較して、所定値に満たない値
   に対応する信号を前記インバータに発出するコントロー
   ラを含んで成ることを特徴とする特許請求の範囲第４項
   記載の熱交換装置。