JPS63155306A - 自律走行移動車 - Google Patents

自律走行移動車

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Publication number
JPS63155306A
JPS63155306A JP61301225A JP30122586A JPS63155306A JP S63155306 A JPS63155306 A JP S63155306A JP 61301225 A JP61301225 A JP 61301225A JP 30122586 A JP30122586 A JP 30122586A JP S63155306 A JPS63155306 A JP S63155306A
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JP
Japan
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contact
obstacle
vehicle
obstacles
vehicle body
Prior art date
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Pending
Application number
JP61301225A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Obata
小畑 征夫
Hitoshi Ogasawara
均 小笠原
Shuji Okawa
大川 修治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPS63155306A publication Critical patent/JPS63155306A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、周囲の物体(以下、障害物という)や床の凹
凸部を検出し、その障害物や凹凸部を回避して走行する
移動車に係り、特に室内を自律走行して掃除する自動掃
除機などに好適な、自律走行移動車に関する。
〔従来の技術〕
従来の自律走行移動車は、特開昭55−97608  
号に記載のように、障害物を検出する装置として、超音
波送信器と超音波受信器を備えて、走行中に障害物を検
出し、それを回避して走行するように構成されている。
上記した障害物を検出する超音波送信器及び超音波受信
器は、障害物を非接触により検出できる点で非常に有用
である。
しかし、超音波送信器から発信される超音波パルスの長
さに比べて近い位置にある障害物の検出とその距離計測
において、超音波の拡散による指向性の低下や超音波受
信器で受信する反射波の強さに対して設定したしきい値
の是非などが原因する誤差の発生は避けられない。
従来は、上記した近距離にある障害物の検出とその距離
計測の誤差発生、及び超音波の送受信方向に対して傾い
た壁、細径の筒体(円柱も含めて)や鉤体、表面が粗く
または波打つ物体(カーテン・など)などの、超音波の
反射波を拡散、吸収してしまう障害物を、検出できない
場合については配慮されていなかった。
また、従来の自律走行移動車は、前記公報に記載された
自動掃除機のように、走行する領域を壁に囲まれた領域
とし、そして走行する床を、走行車輪が空転して移動車
自身座標の狂いを起すもとになる凹凸部のない平面状の
床をこ限定して走行させる構成になっていた。従って、
壁でなく、段差で区切られた部屋や、床上に凹部の区域
のある部屋や、敷居などの凸状部のある部屋や、車輪の
空転を起すもとになる凹凸部のある床面、などを走行す
る場合について、配慮されていなかった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術においては、障害物があるのに、超音波送
信器から送信されて障害物で反射した信号を超音波受信
器でとらえられない場合について配慮されておらず、走
行中に移動車が、障害物に接触したり、突き当ったりす
るなどの問題があった。
また、段差で区切られた部屋や凹凸部のある床面を、移
動車を自律的に走行させるために、段差や床の凹凸部を
検索し、検出するのに、超音波送信器とその受信器を対
にした近接センサなどを、移動車に装備することが考え
られるが、超音波の床面での多重反射などが影響し、凹
凸部の深さ、高さを精度よくとらえられない場合が多く
、誤判断することも多い。
本発明は−、障害物を超音波送受信装置でとらえられな
い場合に、それを補い、検出が確実かつ安価な、接触形
の障害物検出器を備え、かつ段差や床面の凹凸部を確実
に検出し、それらが走行上許容できる範囲内にあるか否
かを判断し、走行する機能を備えた自律走行移動車を提
供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、自律走行移動車の台車に、該車体の姿勢角
度(向き)の変化を計測する角速度計(以下、レートジ
ャイロという)と、前記車体の移動距離を算出するため
に、駆動車輪の回転数を計測するロータリーエンコーダ
と、走行領域(または作業領域)内の障害物とその位置
を回転しながら計測する送受信兼用な超音波送受信装置
と、前記車体に近接する周囲の障害物を検出するための
複数の接触形の障害物検出器と、接触子を走行床面に接
触また離反して前記車体の下面側に設置した複数個の床
面段差検出器と、上記のレートジャイロ、ロータリーエ
ンコーダ、超音波送受信装置及び障害物検出器、複数個
の床面段差検出器、からの信号を処理し、前記車体の走
行制御を行うためのマイクロプロセッサ(中央演算装置
)と、メモリ(記憶素子)としての読み出し専用メモリ
・ (以下、ROMという)と書き込み読み出しメモリ
(以下、RAMという)と、インターフェース(入出力
信号処理回路)とで、構成した走行制御装置と、を搭載
、装備して構成することにより達成される。
〔作用〕
本発明の移動車は、走行開始地点を座標原点として、予
め走行すべく最大領域(正方形または長!方形)の辺の
長さを設定して、前記辺上には、障害物があるものとし
、走行制御装置内のRAM上に書き込んで、走行領域を
限定した上で比較的遠方にまである障害物を検出するた
め搭載した、走行動作中に常に回転しながら障害物を刻
々検出し、その座標を計測する超音波送受装置により障
害物を検出し、その座標をRAMに記憶して、そして前
記のRAM上で経路探索を行い、経路を決定して走行す
る。前述したように、障害物があるにも拘わらず、超音
波送受信装置で検出できなかったような場合には、移動
車に近接する周囲の障害物を検出するために搭載した複
数個の、接触形の障害物検出器のいづれかで、障害物を
検出し、その座標をRAMに記憶するとともに停止して
、RAM上で障害物を回避して走行する経路を探索し走
行する。
さらに、床面の凹凸部を検出する段差検出器により、床
面の許容範囲外の凹凸部を探り、許容範囲外の凹凸部を
障害物と判断させて、その座標を前記RAMに書き込ん
で、そしてRAM上で、走行制御装置内のROMに記憶
させである経路探索論理に従って経路探索を行い、経路
を決定して走行する。
以上説明した動作及び制御によって、本発明の自律走行
移動車は、超音波送受信装置が、障害物の形状、大きさ
、表面粗さなどの影響により、当障害物を検出できなか
った場合でも、移動車に近接する周囲にある障害物を、
それに接触することによってとらえる障害物検出器で検
出し、障害物を回避、走行するので、障害物に突き当っ
て走行するなど、誤動作することがないとともに、床面
の凹凸部を検出し、それを回避して走行するので、段差
で区切られた部屋や、凹部区域のある部屋や、車輪の空
転を起すもとになる凹凸部の点在する部屋など、の床面
上を自律的に走行でき、凹部区域に落ちたり、車輪が空
転し、自身の座標を誤認識して障害物に突き当るなどの
、誤動作をすることがない。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
第1図は、本発明の自律走行移動車の第一実施例の構造
を示す側面図、第2図は、駆動車輪の駆動部と接触形の
障害物検出器の配置を示す第1図の^−A、で断面した
断面図、第3図は駆動車輪の配置を示す第1図のAs−
Atで断面した断面図、第4図は駆動車輪の駆動装置の
断面図である。
第1図、第2図、第3図において、1は本発明の自律走
行移動車であり、2は車体である。
3は第4図に示すように、車体2に固設した後記の駆動
車輪10 、11の駆動装置である。
第4図において、4は車体2に固設した軸受筒であり、
中空軸受筒部4aと、後記の傘歯車6と傘歯車8bを収
納するギヤボックス部4bとを一体にしたものである。
5は前記の軸受筒4を貫通する軸部5aと後記の傘歯車
6を固設する支持部5bとを一体にした後記の駆動車輪
10 (または11)゛を回転駆動する駆動軸である。
6は駆動軸5の支持部に固設した傘歯車、7は後記の駆
動車輪1゜(または11)の回転軸8を軸受する支持筒
で、軸受筒4のギヤボックス4bに固設されたものであ
る。8は前記支持筒7を貫通する軸部8aと傘歯車6と
噛み合う傘歯車8bと後記の駆動車輪1゜(または11
)を締結固定する締結部8cとを一体にした車輪軸、9
は駆動軸5に固設した傘歯車である。
第1図、第2図、第3図にもどり、10と11は第3図
及び第4図に示すように車輪軸8の締結部8Cに固設し
た駆動車輪、12と13は車体2上に固設した駆動車輪
10,11をそれぞれ回転駆動するための後記の速度制
御装置5と26により駆動される直流モータ、12a、
13aは前記直流モータに付設した回転速度制御のため
のタコジェネレータ、12b;13 bは減速機、14
 、15は前記の減速機12b、13bのそれぞれの出
力軸に固設し、駆動軸5に締結固定した傘歯車9と噛み
合う傘歯車、16は支柱で、取付板17を支持するもの
であり、18 、19は前記取付板に固設するとともに
、軸継手加を介して駆動軸5に一連結したロータリーエ
ンコーダ(インクリメント形)で、駆動車輪10 、1
1のそれぞれの回転移動量を測定するためのものである
21は第3図に示す車体2の中心線C−Cと駆動車輪1
0と11の中心を結ぶ中心線S−Sとの交点(以下、車
体2の中心という)から立ち上げた垂直線が通る取付板
17の位置に固設した超音波送受信装置で、低速回転し
ながら前記の車体2の中心から比較的遠方にまである走
行領域内の障害物を非接触で検出して車体2の中心から
前記障害物までの距離情報を後記の走行制御装置24に
伝える超音波(周波数401G(z )のパルスを発信
兼受信するものであり、21aは超音波パルスの送受信
部、21bは送受信部21 aを低速回転させる直流モ
ータ、21 cは前記直流モータ21 bの軸に連結し
た車体2の中心線C−Cに対する送受信部21 aの回
転角を計測するための回転計(たとえばロータリーエン
コーダ)である。nは車体2に取り付けた車体2の向き
変化すなわち姿勢角の変化、を計測する角速度計測装置
(レートジャイロ)である。田は障害物を検出したとき
、その障害物の座標を明確にするため、予め定めた車体
2の外周縁に設置した前記の外周縁に近接する範囲にあ
る障害物を検出するための障害物検出器であり、第5図
にその構造を示す。
第5図は障害物検出器の構造図で、(a)は障害物検出
器の側断面図、(b)は平面図である。
同図において、23aは自重で撓むことはないが。
障害物に接触したときには傷を付けることなく容易に変
形するように配慮された導電性の接触子で、たとえば直
径が0.15”4.30mmの金属酸(ばね用ステンレ
ス鋼線等)を1.0”4.5mmのコイル直径に初張力
を持たせて密着巻きにしたコイルばねなどからなるもの
である。23bはその中心に後記の絶縁ピース23cを
嵌入し固定するための穴23 b (11と車体2に固
設するための穴23 b (21を有する金属製の支持
片であり、23cはその中心を貫通する前記接触naを
保持、固定し前記した支持片23 bの穴23 b (
11の長さより短い筒部23 c (11と穴23 b
 (11への嵌入深さを規制するつば23 c (21
と後記のリード線23dを保持するつば23 c t3
1とつば23 c (21とつば23 C(31の間を
前記の筒部23 C(11の中心まで切欠いた溝部nc
(4)とを有する絶縁材料で成形した絶縁ピースである
。23dは、絶縁ピース23cの溝部23 C141で
、接触子23aに接続し接触子23aと導通ずるリード
線であり、23eは支持片23bに締結し支持片23b
に導通ずるリード線である。
以上説明した構造からなる障害物検出器23は、障害物
に接触子23aが接触していないとき、接触子23aと
支持片23bとの間に絶縁ピース23cが介在してリー
ド線23dと23eは導通せず、両者の間の電気抵抗は
無限大となる。一方接触子23aが障害物に接触したと
き、接触子23aが撓んでたとえば第5図(a)に示す
二点鎖線の形に変形して接触子23aが支持片23bの
穴23 b fi+の端部に接触し、リード線23dと
23eが導通して両者の間の電気抵抗は零または零に近
い値となることから、障害物の有無を検出するものであ
る。
24は第6図に示すマイクロプロセッサ(中央演算装置
)24鳳、メモリ(記憶素子、ROM、ILAM)24
b1インターフエース(入出力信号処理装置)24cで
構成した自律走行S動車lの走行制御装置であり、5と
26は前記の走行制御装置24から速度指令を受けて直
流モータ12と13の回転速度を制御する速度制御装置
(ドライバ)であり、27は走行制御装置24に付設し
た電源の切入、メモIJ 24bのRA Mなどのリセ
ット、動作の開始指令を送信する操作盤(キーボード)
である。四は車体2に固設した収納箱29に収容した自
律走行移動車1の電源である蓋電池であり、父は車体2
の中心線C−C上の前後に配設したキャスタである。
以上が本実施例の自律走行移動車lの第一実施例の構造
である。次に、自律走行移動車1における走行制御と走
行動作について、以下第6図をもとにして説明する。
第6図は本実施例の自律走行移動車1の制御構成を示す
制御ブロック線図であって、第1図〜第5図と同一符号
は同一部分を示す。同図において、自律走行移動車1は
走行指令を受けて、走行制御装f24で走行開始地点に
おける車体2の中心を座標原点にし、車体2の中心線C
−Cをy軸に、駆動車輪10と11の中心を結ぶ中心線
S−SをX軸とする座標系を設定する。つづいて予め定
めた走行すべき最大領域(正方形または長方形)の辺の
長さを、その辺上には障害物があるものとしてメモIJ
 24 bのRAMに書き込む。次に超音波送受信装置
21と障害物検出器nとにより周囲の障害物を検索し、
障害物の有無をメモリスのRA M ic書き込む。
そして前記のメモIJ 24 bのRAM上で、メモリ
24bのROMに予め記憶させである経路探索論理に従
って、経路の探索を行い、経路を決定して走行し、もし
、走行経路上に障害物が存在するのに超音波送受信装置
21で走行経路上の障害物を検出できないときには、そ
の障害物に障害物検出器nの接触子23aが接触して検
出して、障害物に突き当るのを避けるために走行を停止
し、障害物を検出した障害物検出器nの取付位置をもと
に算出した障害物の座標をメモ!J 24 bのRAM
に書き込む。゛そして再び、メモIJ 24 bのRA
Mで経路探索を行い走行を続けるとともに、走行制御装
置24で常にレートジャイロn、ロータリーエンコーダ
18 、19の信号を受けて、車体2の姿勢角、座標を
計測して、メモIJ 24 bの几OMの経路探索論理
に従って決定した経路上を走行するように、メモIJ 
24 bのROMに記憶させである車体2の姿勢角と座
標の修正論理(自律走行移動車1を上記の経路に誘導す
る論理)に従って決定された直流モータ12と13の速
度信号を速度制御装置器、26に送信し、直流モータ1
2と13の速度を制御しながら走行する。
以上、説明したように、本実施例によれば、本発明の自
律走行移動車1は、超音波などの送受信方向に対して傾
いた壁、超音波などの反射波を拡散してしまう細径の筒
体や自体、超音波などを吸収、拡散するカーテンなどの
障害物を、搭載した超音波送受装置21で検出できない
場合でも、障害物に接触してその障害物を検出する障害
物検出器nで上記した障害物を確実に検出できるように
なり、上記した障害物のある室内を障害物を回避して自
律的に走行できる。また、上記の障害物検出器nは柔軟
性に富む細径のコイルばねなどで形成した接触子23a
と金属片である支持片23bとで簡単に、そして小形に
構成できるので安価にでき、さらに車体2の設置に当っ
て、取付空間などが少なくて済むので、移動車自体を小
形にできるなどの効果がある。
なお、本実施例において、障害物検出器田を車体2の前
後に各々3個配設した例を示したが、障害物検出器nの
設置数、取付位置、取付ピッチは、検出対象物の障害物
の大きさ、形状などを考慮し決定すべきものであり、本
実施例で図示した配役に限定するものではない。
次に、本発明の第二実施例を第7図〜第12図を参照し
て説明する。
第1図は、本発明の自律走行移動車の第二実施例の構造
を示す側面図、第8図は駆動車輪の駆動部の配置を示す
第7図のん−A、で断面した断面図、第9図は、駆動車
輪の配置と、床面の凹凸部を検出する段差検出器の配置
を示す第1図のA2  A2で断面した断面図である。
第7図、第8図、第9図において、lは本発明の自律走
行移動車、2は車体、3は前記第4図に示した車体に固
設した後記の駆動車輪10 、11の駆動装置である。
また、10と11は第9図及び前記第4図に示すように
、車輪軸8の締結部8cに固設した駆動車輪である。1
2と13は車体2上に固設した駆動車輪10 。
11をそれぞれ回転駆動するための後記の速度制御装置
26と27により駆動される直流モータ、12a。
13 aは前記直流モータに付設した回転速度制御のた
めのタコジェネレータ、12b、13bは減速機である
。14 、15は前記の減速機12b、13bのそれぞ
れの出力軸に固設し駆動軸5に締結固定した傘歯車9と
噛み合う傘歯車である。16は支柱で、取付板17を支
持するものであり、 18 、19は前記取付板に固設
するとともに、軸継手笈を介して駆動軸5に連結したロ
ータリーエンコーダ(インクリメント形)で、駆動車輪
10 、11のそれぞれの回転移動量を測定するための
ものである。
21は第9図に示す車体2の中心線C−Cと、駆動車輪
10と11の中心を結ぶ中心線S−Sとの交点(以下、
車体2の中心という)から立ち上げた垂直線が通る取付
板17の位置に、固設した超音波送受信装置で、低速回
転しながら前記の車体2の中心から比較的遠方にまであ
る走行領域内の障害物を非接触で検出して、車体2の中
心から前記障害物までの距離情報を後記の走行制御装置
四に伝える超音波(周波数40IQ(! )のパルスを
発信兼受信するものであり、21 gは超音波パルスの
送受信部、21 bは送受信部21 aを低速回転させ
る直流モータ、21 cは前記直流モータ21 bの軸
に連結した車体2の中心線C−Cに対する送受信部21
 aの回転角を計測するための回転計(たとえばロータ
リーエンコーダ)である。
22は車体2に取り付けた、車体2の向き変化、すなわ
ち姿勢角の変化を、計測する角速度計測装置(レートジ
ャイロ)である。123と124は走行中に、走行する
床面であるBの凹凸部を検出したとき、前記凹凸部の座
標を明確にするために、予め定めた位置であるとともに
、駆動車輪10 、11、後記のキャスタ31が、上記
した床面Bの凹凸部上の走行を回避できるように、事前
に床面Bの凹凸部を検出させるために、第7図及び第9
図に色水した進行方向P側で、かつ直進走行時における
駆動車輪10,111後記のキャスタ31の軌道線上に
位置した自律走行移動車lの部分に、駆動車輪10 。
11、後記のキャスタ31が空転することなく越えられ
る床面Bの凸部や立ち上り段差の高さのh(第10図に
示す)だけ、後記の接触子123aの先端を床面Bから
離して設置した凸部を検出する段差検出器と床面Bの凹
部や下降した段差の深さのd(第11図に示す)だけ、
後記の接触子1241の先端を床面Bに接触させて設置
した凹部を検出する段差検出器であり、第10図と第1
1図にその構造を示す。第10図と第11図は段差検出
器の構造図であって、同図(atは段差検出器の側断面
図、同図(b)は平面図である。
第10図、第11図において、123aと124aね床
面B及び床面Bの凹凸部に傷を付けることがないように
、導電性の線材をコイル巻きにして、柔軟性に富む細長
状に形成した接触子で、たとえば直径が0.15”J、
30mmの金属線(ばね用ステンレス線など)を1.0
=2.5mmのコイル直径に初張力を持たせて密着巻き
にしたコイルばねなどからなるものである。123bは
中心に、後記の絶縁ピース123cを嵌入し固定するた
めの穴123 b (11と取付穴123 b(2)を
有する金属製の支持片であり、123cはその中心を貫
通する前記した接触子1−23 aまたは124aを保
持固定し、前記支持片123bの穴123 b (11
の長さより短い筒部123 c fl)と、穴123 
b (11への嵌入深さを規制するつば123 c(2
)と、後記のリード線123dを保持するつば123 
c (31と、つば123c(2)とつば123 c 
i31の間を前記の筒体123 c (11の中心まで
切欠いた溝部123 e (41とを有する絶縁材料で
成形した絶縁ピースである。
123dは、絶縁ピース123cの溝部123 c f
41で接触子123aまたは124aに接続し、それら
と導通ずるリード線である。123eは支持片123b
に締結し、それと導通するリード線である。
以上説明した構造からなる段差検出器123と124を
第7図に示すように自律走行移動車1に取り付けた状態
において、段差検出器123は、その取付位置の床面B
に高さhを越える凸部や立ち上り段差がないとき、接触
子123aと支持片123bとの間に絶縁ピース123
cが介在して、リード線123dと123cは導通せず
、両者の間の電気抵抗は無限となる。一方床面Bに高さ
hを越える凸部や立ち上り段差があるとき、これに接触
子123aが接触して、第10図(a)の二点鎖線で示
す形に変形して、接触子123aが支持片123bの穴
123 b filの端部に接触し、リード線123 
dと123 eが導通し、両者の間の電気抵抗が零また
は零に近い値となることから、床面B上の凸部や立ち上
り段差の有無を検出する。反対に、段差検出器124は
、その取付位置の床面Bに深さdを越える凹部や下降し
た段差がないとき、接触124 aが床面Bに常に接触
して変形し、接触子124aが支持片123bの穴12
3 b (11の端部に接触し、リード線123dと 
1123eが導通し、両者の間の電気抵抗が零または零
に近い値となる。一方法面Bに深さdを越える凹部や下
降した段差があるとき、接触子124aが床面Bから離
れて、第11図(,1の二点鎖線で示す形、・すなわち
真直となり、接触子124 aと支持片123bとの接
触が解れて、リード線123Cとの間の電気抵抗が無限
大になることから、床面B上の凹部や下降した段差の有
無を検出する。
第12図は本実施例の自律走行移動車の制御構成を示す
ブロック図であって、25はマイクロプロセッサ(中央
演算装置)258、メモリ(記憶素子。
ROM 、 RA M ) 25 b 、インターフェ
ース(入出力信号処理回路)25cで構成した自律走行
移動車1の走行制御装置、26と27は前記の走行制御
装置5からの速度指令を受けて直流モータ12と13の
回転速度を制御する速度制御装置(ドライバ)、詔は走
行制御装置5に付設した電源の切入、メモリ25bのR
AMなどのリセット、動作の開始指令を送信する操作盤
(キーボード)、四は車体2に固設した収納箱30に収
容した自律走行移動車1の電源である蓄電池、31は車
体2の中心線C−C上の前後に配設したキャスタである
次に、自律走行移動車における走行制御と走行動作につ
いて、以下第12図を参照して説明する。
自律走行移動車1は、走行指令を受けて、走行制御装置
四で走行開始地点に3ける車体2の中心を座標原点にし
、車体2の中心線C−Cをy軸に、駆動車輪10と11
の中心を結ぶ中心線S−SをX軸とする座標系を設定し
、つづいて、予め冗めた定行すべく最大領域(正方形ま
たは長方形)の辺の長さを、その辺上には、障害物があ
るものとして、メモIJ 25 bのRAMに書き込み
、次に超音波送受信装置21(第7図)の送受信部21
で周囲の障害物を検索し、障害物の有無を前記RA M
を書き込み、さらに段差検出器123と124により、
その地点における床面B上の凹凸部を検索を探り、許容
外の高さhを越える凸部または深さdを越える凹部があ
れば、その凸部または凹部を障害物と判断させて、そし
て前記RAMに書き込んで、そして前記メモリ25bの
R,AM上で、メモリ、25bのROMに予め記憶させ
である経路探索論理に従って、経路の探索を行い、経路
を決定して走行し、もし、走行中に、床面Bの許容外の
凹凸部を検出したときには、直ちに停止し、前記の凹凸
部を検出した段差検出器123または124の取付位置
をもとに算出した前記凹凸部の座標を、メモIJ 25
 bのRAMに書き込む。そして再び経路探索を行い、
走行を続けるとともに、走行制御装置5で、常にレート
ジャイロ22、ロータリーエンコーダ18 、19の信
号を受けて、車体2の姿勢角、座、漂を計測して、メモ
IJ 25 bのROMの経路探索論理に従って決定し
た経路上を走行するように、メモIJ 25 bのRO
Mに記憶させである車体2の姿勢角と座標の修正論理(
自律走行移動車を上記の経路に誘導する論理)に従って
決定された直流モータ12と13の速度信号を速度制御
装置26 、27に送信し、直流モータ12と13の速
度を制御しながら走行する。
以上説明したように、本実施例によれば、本発明の自律
走行移動車1は、走行領域内の障害物及び床面Bの凹凸
部を検索し、そして検索し、それを回避して走行するの
で、凹部区域のある部屋や、駆動車輪10 、11の空
転を起すもとになる凹凸部の点在する部屋なども自律的
に走行できる。
また、凹凸部を検出する段差検出器123 、124は
、柔軟性に富むコイルばねなどで形成した接触子123
 a 、 124 aと金属片である支持片123bと
で、簡単に、そして小形に構成できるので、安価にでき
る。
なお、本実施例において、段差検出器123゜124を
、自律走行移動車lの進行方向P側の前方に、各々3個
配設した図を示したが、設置数、取付位置、取付ピッチ
は走行する床面の凹凸の状況や走行経路モードなどを考
慮し決定すべきものであり、本実施例で図示した配役に
限定するものではない。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば移動車に、非接触で
障害物を検出できる超音波送受信装置のほかに、障害物
に接触し、その障害を検出する障害物検出器を備えるこ
とにより、障害物の大きさ、形状、表面粗さなどの影響
を受けることなく、走行領域内の障害物を確実に検出し
、その障害物を回避すると共に、床面の凹凸部を検出す
る接触子の有する段差検出器を備えることにより、障害
物及び床面の凹凸部を確実に検出し、それらを回避して
、自律走行する自律走行移動車を提供できるヶ
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の自律走行移動車の第一実施例の側面図
、第2図は第1図のA、−A、で断面した平断面図、第
3図は第1図のん−4で断面した平断面図、第4図は駆
動車輪の5駆動装置の断面図、第5図は障害物検出器の
構造図で(,1は障害物検出器の側断面図、(b)は障
害物検出器の平面図、第6図は本発明の自律走行移動車
の第−実施例の制御構成を示すブロック図、第7図は本
発明の自律走行を検出する段差検出器で(、>はその側
断面図、(blは平面図、第11図は床面の凹部を検出
する段差検出器で(、)はその側断面図、(b)は平面
図、第12図は本発明の自律走行移動車の第二実施例の
制御構成を示すブロック図である。 2・・・車体       12 j13・・・直流モ
ータ18 、19・・・ロータリーエンコーダ21・・
・超音波送受信装置 22・・・レートジャイロn・・
・障害物検出器   123,124・・・段差検出6
冴、25・・・走行制御装置 27 、28・・・操作盤(キーボード)代理人 弁理
士 小 川 勝 男 第1図 第2図 第4図 糖S図 (α) Bb(2ン       とtプC(l〕第6図 も7図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、車体と、この車体の姿勢角の変化を計測するレート
    ジャイロと、この車体の駆動車輪の回転数を計測するロ
    ータリーエンコーダと、走行領域内の障害物を検索する
    障害物検出装置と、上記レートジャイロ、ロータリーエ
    ンコーダ、障害物検出装置からの信号を処理して障害物
    の座標及び前記台車の姿勢角と座標を求めて記憶し、そ
    の結果をもとにして前記台車の走行を制御する走行制御
    装置を少くとも備えた自律的に走行する自律走行移動車
    において、前記障害物検出装置として低速回転しながら
    障害物の検出とその座標を計測する超音波送受信装置を
    前記車体の中心に搭載するとともに、導電性の線材をコ
    イル巻きにして柔軟性に富む細長状に形成した接触子の
    、その一端を絶縁物を介して導電性の材料で形成した支
    持片で保持し、前記接触子が障害物に接触し変形した場
    合に、当接触子と前記支持片とが導通するように構成し
    た障害物検出器を前記車体の外周縁に装備し、走行中に
    前記超音波送受信装置と前記障害物検出器からの信号を
    前記走行制御装置で処理して、自律的に障害物を回避し
    走行するように構成したことを特徴とする自律走行移動
    車。 2、特許請求の範囲第1項記載の自律走行移動車におい
    て、前記障害物検出装置として導電性の線材をコイル巻
    きにして柔軟性に富む細長状に形成した接触子の一端を
    絶縁物を介して導電性の材料で形成した支持片で保持し
    て前記接触子が変形した場合に当該接触子と前記支持片
    とが導通するように構成した段差検出器を備え、その少
    なくとも1個を床面から前記接触子の先端を予め定めた
    距離だけ離して前記接触子と前記支持片とを導通しない
    状態で、対となる他の1個を床面に前記接触子の先端を
    予め定めた距離だけ押し付けて前記接触子を変形させて
    前記接触子と前記支持片とを導通させた状態でそれぞれ
    を車体に装備し、走行中に前記各々の段差検出器からの
    信号をも前記した走行制御装置で処理し、前者の段差検
    出器の接触子と支持片が導通したときは、床面に凸部が
    あるものと記憶し、後者の段差検出器の接触子と支持片
    とが導通しないときは、床面に凹部があるものと記憶し
    、自律的に前記した床面上の予め定めた許容値を越える
    高さ及び深さの凸、凹部を回避して自律的に走行するよ
    うに構成したことを特徴とする自律走行移動車。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007513661A (ja) * 2003-12-10 2007-05-31 フォルヴェルク・ウント・ツェーオー、インターホールディング・ゲーエムベーハー 自動移動可能な床塵収集装置
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