JPS63152337A - 光学活性アルコ−ルの製法 - Google Patents

光学活性アルコ−ルの製法

Info

Publication number
JPS63152337A
JPS63152337A JP62069056A JP6905687A JPS63152337A JP S63152337 A JPS63152337 A JP S63152337A JP 62069056 A JP62069056 A JP 62069056A JP 6905687 A JP6905687 A JP 6905687A JP S63152337 A JPS63152337 A JP S63152337A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
formula
binap
optically active
complex
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62069056A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0466461B2 (ja
Inventor
Nobuo Yamada
山田 延男
Toshiyuki Takezawa
竹沢 敏之
Noboru Sayo
昇 佐用
Misao Yagi
操 八木
Hidenori Kumobayashi
雲林 秀徳
Susumu Akutagawa
進 芥川
Hidemasa Takatani
高谷 秀正
Shinichi Inoue
真一 井上
Ryoji Noyori
良治 野依
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takasago International Corp
Takasago Corp
Original Assignee
Takasago Perfumery Industry Co
Takasago Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takasago Perfumery Industry Co, Takasago Corp filed Critical Takasago Perfumery Industry Co
Priority to EP87305662A priority Critical patent/EP0258967B2/en
Priority to DE3781749T priority patent/DE3781749T3/de
Priority to US07/066,164 priority patent/US4962242A/en
Publication of JPS63152337A publication Critical patent/JPS63152337A/ja
Publication of JPH0466461B2 publication Critical patent/JPH0466461B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、不斉合成法により光学活性アルコールを製造
する方法、更に詳しくは1次の一般式(T) (式中% R1は02〜C11のアルキル基、C8〜C
11のアルケニル基又はC3〜C11のアルカシェニル
基を示す。但し該アルケニル基及び該アルカシェニル基
中のオレフィンは2位のオレフィンと共役しないものと
する) で表わされるオレフィンアルコールから次の一般式(I
) (式中k ”Iは前記と同じものを示す)で表わされる
光学活性アルコールを製造する方法に関する。
〔従来の技術〕
上記(I)式で表わされる光学活性アルコールは、香料
、ビタミンE等の製造中間体として。
また液晶材料として有用なものである。
従来、この光学活性アルコールを不斉合成する方法とし
ては、(”)天然に存在する光学活性体を原料とする方
法、■微生物を使用する不斉水素化反応を利用する方法
、あるいはり)特定の触媒を用いて不斉水素化する方法
が知られている。特に、0)式で表わされるオレフィン
アルコールから不斉合成によって光学活性アルコール(
I)(il−得る方法としては、例えば、クラニオール
、ネロールをロジウム−光学活性ホスフィン錯体触媒を
用いて不斉水素化する方法が報告されている( Che
n+i 5try 1etters。
1007〜1008頁(I985))0一方、ルテニウ
ム錯体を触媒として使用する不斉水素化反応については
、2−α−ベンゾイルアミノ桂皮酸から光学純度92%
でN−ベンゾイルフェニルアラニン’liた3−メチル
又は3−フェニルグルタル酸無水物から不斉純度39%
又は33%で(3R)−3−メチル又は(3R)−3−
フェニル−γ−バレロラクトンを得たことが報告されて
いる( J、Chann、Soe、Cherh、Cor
nmua、 、 922〜924頁(I985)及び特
開昭61−63690号〕。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、■の天然物を出発原料とする方法或は■
の微生物による方法等は比較的高い光学純度のアルコー
ルを得ることができるが、得られる光学活性アルコール
の絶対配置は特定のものに限られ、鏡像体の合成は困難
である。またロジウム−光学活性ホスフィン触媒による
アリルアルコール誘導体の不斉水素化による方法は得ら
れるアルコールの光学純度も未だ充分ではないと共に、
使用するロジウム金属は生産地および生産量が限られて
おり、その価格も高価なものであるため、これを触媒と
して用いる場合にはその製品価格中に占めるロジウムの
価格の割合が大きくなり、商品の製造原価に影響を与え
るという欠点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
斯かる実状において1本発明者は上記問題点を解決せん
と鋭意研究を行った結果、触媒として比較的安価なルテ
ニウム−光学活性ホスフィン錯体を使用して不斉水素化
を行えば高い光学純度のアルコールが得られることを見
出し、本発明を完成した。
すなわち5本発明は、オレフィンアルコール(I)、f
 ルテニウム−光学活性ホスフィン錯体を触媒として不
斉水素化して光学活性アルコール(I)を製造する方法
である。
本発明の原料であるオレフィンアルコール(I)として
は、例えば(2El−3−メチル−2−ペンテン−1−
オール、クラニオール、ネロール、(2K)−3,7−
ジメチル−2−オクテン−1−オール、(2E)−3,
7,11−)ジメチル−2−ドデセン−1−オールb 
 (2E)−(7R1−3,7,11−トリメチル−2
−ドデセン−1−オール、(21El−(78)−3,
7,11−トリメチル−2−ドデセン−1−オール%(
2”16E)−3,7,11−)リメチル−2,6,1
0−ドデカトリエン−1−オール。
(2E、621−3.7.11−トリメチル−2,6,
10−ドデカ−トリエン−1−オール等が挙げられる。
また、触媒のルテニウム−光学活性ホスフィン錯体とし
ては次のものが挙げられる。
(I1RuxHyClr、(R,−HINAP)2(S
)            (厘)(式中、R2−n1
NAPは式(IT)の三級ホスフィン以下余白 を示しs R2は水素、メチル基又はt−ブチル基を示
し、Sは三級アミンを示し、yがOのとさXは2.zは
4.pは1を示し、yが1のときIは1、zは1.  
pはOを示す)(I)式の錯体は%J、Chem、So
c、Chem、Com+nus。
922〜924頁(I985)及び特開昭81−636
90号で開示されているように、ルテニウムクロライド
とシクロオクタ−1,5−ゾエ/をエタノール溶液中で
反応することにより得られる( Ru CZ t (C
OD ) ) n 1モルと、2.2′−ビス(シーP
  R2−フェニルホスフィノ) −1、1’−ビナフ
チル(R,−BINAP )と三級アミン4モルの存在
下でトルエン又はエタノール等の溶媒中で加熱反応する
ことに(式中、X−R,−BINAPは式(VDの三級
ホスフィン を示し、]L3は水素又は低級アルキル基を示し、Xは
水素、アミン基、アセチルアミノ基又はスルホン基を示
し、R4及びR6はアルキル基、ハロゲノ低級アルキル
基、低級アルキル基が置換してもよいフェニル基、α−
アミノアルキル基又はα−アミノフェニルアルキル基を
示すか、あるいはR4とR,が−緒になってアルキレン
基を示し、qは1又は2を示す) (V)式の錯体は、例えば特願昭61−108888号
の方法に従って、Rut C4(X−R5B I NA
P ) t (NE t s )(このものは特開昭6
1−63690号に開示された製造法によシ得ることが
できる。
NEt、はトリエチルアミンを表わす。)を原料とし、
これとカルボン酸塩をメタノール、エタノール、t−ブ
タノール等のアルコール溶媒中で、約20〜110℃の
温度で3〜15時間反応させた後、溶媒を留去して、エ
ーテル、エタノール等の溶媒で目的の錯体を抽出した後
、乾固すれば粗製の錯体が得られる。更に酢酸エチル等
で再結晶して精製品を得ることができる。
以上の製造法において、光学活性な X−R,−BINAPを使用することによシ、これに対
応する光学活性な性質を有するルテニウム−ホスフィン
錯体(V)を得ることが出来る。斯かる錯体の例として
次のものが挙げられる。
Ru (BINAP) (0,CCH8) 2Ru (
IIINAPI (0,CCF、 )。
Ru(T−BINAP)、(02CCH3)。
Ru(HINAP)(02Ct Bu)tRu (B 
INAP ) (o、cp h) 2Ru(T−BIN
AP) (0,CCH,)2Ru (BINAP) (
oxC%CH3)tRu(T−BINAP) (OzC
CFs)tRu (t−BuBINAP) (0,CC
H3) tRu(アミノBINAP) (0,CCH8
)tRu(アセチルアミノBINAP)(0,CCH3
)。
Ru(ス、ルホンイヒBINAP )  (0,CCH
,)。
Ru (T−B I NAP ) t (OtccF 
s ) t:ターシャリープチル基、t−Pr:イソゾ
ロビル基、Ph:フェニル基、BINAP : 2 、
2′−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナ
フチル、 T−BINAP : 2 、2’−ビス(シ
ーp−トリルホスフィノ) −1、1’−ビナフチ/I
/、t −BulllINAP : 2 、2’−ビス
(シーp−ターシャリープチルフェニルホスフィノ)−
1、1’−ビナフチル、スルホン化BINAP :2 
、2’−ヒス(ジフェニルホスフィノ)−6,5′−ビ
ス(スルホン酸ソーダ)−1,1’−す7チル、アミノ
BINAP : 2 、2’−ビス(ジフェニルホスフ
ィノ)−5,5’−ビス(アミノl −1、1’−ビナ
フチル、アセチルアミノBINAII ; 2 、2′
−ビス(ジフェニルホスフィノ)−5,5’−ビス(ア
セチルアミノ)−1,1′−ビナフチル〕 (31(Ru Hz (Re−43I N A P )
 v ) YW(■)(式中、R,−B INAPは式
(■)の三級ホスフィン を示し%R6は水素又はメチル基を示し%YはC1,0
4、BF4又はPF、を示し、tがoのときVは1、W
は2を示し、tが1のときVは2゜!は1を示す) (■)式の錯体のうち、tが0% Vが1. wが2の
錯体は、原料としてRu、CL、 (R,−BINAP
)、(NEt、) (このものij特開昭61−636
90号に開示された製造法により得ることができる)を
用い、このものと、次式(M)MY        (
IX) (式中、MViNa 、  K%Li 、 Mg % 
Agの金属を意味し、YはClO4,BF、 、 PF
、を意味する) で表わされる塩とを溶媒として水と塩化メチレンを用い
て1次式(X) R7R8R,R,。An    (X)(式中% R7
% R81ROI R10は炭素数1〜16のアルギル
基、フェニル基、ベンシル基を意味し、Aは窒素原子ま
たはリン原子を意味し。
Bはハロゲン原子を意味する) で表わされる四級アンモニウム塩または四級ホスホニウ
ム塩を相聞移動触媒として使用し、反応せしめてルテニ
ウム−ホスフィン錯体を得る。Ru2C14(R,−B
 INAP) 、 (NEt、 )と塩(W)との反応
は、水と塩化メチレンの混合溶媒中に両者と相間移動触
媒(X)を加えて攪拌して行わしめるっ塩(W)及び相
間移動触媒(X)の量は、ルテニウムに対してそれぞれ
2〜10倍モル(好ましくは5倍モル)、1/100〜
1/10モルである。反応は5〜30℃の温度で6〜1
8時間、通常は12時間の攪拌で充分である。
式([)で表わされる塩としてはNa、に、Li、Mg
、Agの過塩素酸塩、ホウ弗化塩、ヘキサフルオロホス
フェイトが用いられる。相聞移動触媒(X)としては1
文献〔例えば、 W、 P 、Weber、G、W、G
okal共著、田伏岩夫、西谷孝子共訳「相間移動触媒
」■化学同人(I978−9−5)第1版〕に記載され
ているものが用いられる。
反応終了後、反応物を静置し1分液縁作を行い、水ノー
を除き、塩化メチレン溶液を水洗した後、減圧下、塩化
メチレンを留去し目的物を得る。
もう一つの方法として、前記のRu(Re BINAP
)(OtCC”s It ((V)式中、X=H% R
,=H又はメチル、R,=R,=メチルのもの)を原料
とし、次式体) ICY    包) (式中、YはClO4,BF、 、 PF、を意味する
)で表わされる酸とを、塩化メチレンとメタノールの混
合溶媒中で攪拌して反応させる。酸(XI)の量はルテ
ニウムに対して2〜6倍モル。
好ましくは4倍モルである。反応は5〜30℃の温度で
、6〜18時間、通常は12時間攪拌することで充分で
ある。
(■)式の錯体のうち、tが1.vが21wが1に相当
する錯体を製造する場合は。
RuHCl (Rs −B INAP ) * (この
ものは特開昭61−63890号に開示された製造法に
よシ得ることができる)を原料として、これと塩(ff
)とを相聞移動触媒(X)の存在下に塩化メチレン等と
水の混合溶媒中で反応せしめればよい。
塩(唖と相間移動触媒(X)の量は、ルテニウムに対し
てそれぞれ2〜10倍モル(好ましくは5倍モル) b
  1 / 100〜1/10モルである。反応は、5
〜30°Cの温度で6〜18時間5時間5エ常時間の攪
拌で充分である。
斯かる(■)式の錯体の例として次のものが挙げられる
(Ru(T−BINAP)’)(BF、L[Ru1((
T−BINAP) 、〕BF4(Ru (B INAP
) ) (BF41 。
(Ru (B INAP ) ) (czo4) 2(
Ru(T−BINAP))(ClO2)。
(Ru (T−BINAP) ) (PF、 )。
(Ru)I(B INAP ) J BF4(Ru H
(T−B I NA P l t ) CZO4(Ru
H(T−BINAP )、〕PP。
上記式中の記号は次のものを示す。BINAP: 2 
、2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1′−ビ
ナフチル、  T−BINAP : 2 、2’−ビス
(シーp−)リルホスフイノ) −1、1’−ビナフチ
ル。
本発明を実施するには、オレフィンアルコール(I)を
、メタノール、エタノール、メチルセロソルブ等のゾロ
チック溶媒の単独、あるいはこれらとテトラヒドロ7ラ
ン、トルエン、ベンゼン、塩化メチレン等との混合溶媒
に溶かし、オートクレーブに仕込み、これにルテニウム
−光学活性ホスフィン錯体を上記のオレフィンアルコー
ルに対して1 / 100〜1150000モル加えて
、水素圧5〜100kg / cm”、好ましくは10
〜40 # 7cm2”71’。
水素化温度5〜50℃、好ましくは10〜25°Cで1
時間から15時間攪拌して水素化を行う。反応後、溶媒
を留去して残留物を減圧下で蒸留すれば目的とする光学
活性アルコール(I)がほぼ定量的収率で得られる。
〔実施例〕
次に参考例及び実施例を挙げて説明する。
尚実施例中の分析は次の分析機器を用いて行った。
ガスクロマトグラフィ:島津GC−9A (株式%式%
) 工業株式会社製) 測定温度100〜250℃で3℃/分で昇温高速液体ク
ロマトグラフィー:日立液体クロマトグラフィー655
人−11(株式会社日立製作所製) カブム: Cbemeopick Nucleo ol
l 100−3 。
φ46 rr++n X 300 mrn (Chem
co社製)展開溶媒:ヘキサン:エーテル−7:3 1
oll分検出器:Uv検出器635M (UV−254
3(株式%式%) 】H核磁気共鳴スペクト/I/ : JNM−GX40
0型(400MH! ) (日本電子株式会社a’)内
部標準:テトラメチルケイ素 旋光度計:旋光度計DIP−4(日本分光工業株式会社
製) 赤外分光光度計:赤外分光光度計IR−810(日本分
光株式会社製) Alp核磁気共鳴スペクトル(以下”P NMRと略す
): JNM−GX400型(I61MHz)を用いて測定し
、化学シフトは86%リン酸を外部標準として測定 参考例1 Ru (H−T −BINAP )t (0,CCH3
)2ビス〔2,2′−ビス(シーp−)リルホスフイノ
l −1、1’−ビナフチル〕ルテニウムーゾアセテー
ト 特開昭61−63690号に開示された方法で合成した
RuHCl(T −B I NAP ) tα45f(
03ミリモル)と酢酸銀Qllり(066ミリモル)を
シュレンク管に精秤し、この中に脱酸素を行った塩化メ
チレン51Llを加えて、室温にて12時間かきまぜた
。反応終了後、反応液を窒素気流下にセライト上で濾過
し、P液を濃縮乾固して粗製の錯体057vを得た。
この錯体をトルエン1mlに溶解し、ヘキサ75dを徐
々に加えて析出した固体を窒素気流下にfツ取し、減圧
下(0,5mmH? )にて室温で乾燥して精製錯体Q
246fを得た。収率52%。得られた錯体は元素分析
、機器分析の結果からRu(T−BINAP)、(0,
CCHs )t テあることを確認した。
元素分析値: C100HM6C100H”としてRu
      P      (:       H実測
値%: aao  753 7as5 a57理論値%
:C417867a18 C50” P NMR(CD
C1,)δppm:6a79墓HNMR(CDC1,)
δppItl:1.94 (a 、 6H、0CCH,
)234.238(a 、各12H、CH,)82〜7
8 (m 、 58H) 参考例2 (Ru ((’d  T  BINAP ) ) (C
IO4)2(2、2’−ビス(シーp−)リルホスフイ
ノ) −1、1’−ビナフチル〕ルテニウム過塩素酸塩 特開昭61−63690号に開示された方法で得た12
utC4((→−T−BINAPン、(NEt、) 0
.54 F(Q3ミ17モル)を、250mのシュレン
ク管に入れ、充分窒素置換を行ってから、塩化メチレン
60dを加え、つづいて過塩素酸ソーダ073f(6,
0ミリモル)を60mの水に溶解したものと、トリエチ
ルベンシルアンモニウムブロマイド16mg(0,06
ミリモル)を3 txtの水に溶かしたものを加えた後
、室温にて12時間攪拌して反応させた。反応終了後、
静置し、分液操作を行い水層を取シ除き、塩化メチレン
溶液’1550t/の水にて洗浄し。
分液した後、塩化メチレンを減圧下にて留去し、減圧下
で乾燥を行い、濃褐色の固体(Ru((ト)−T−BI
NAP) ) (CIO4)、 059 Fを得た。収
率99.6%。得られた錯体は元素分析。
機器分析の結果からRu ((−1−)−T−BINA
P) (CIO,ン。
であることを確認した。
元素分析値: C4,H,。CL、O,P、Ruとして
Ru       P       CH理論値%; 
IQ32 as35a9o  412実測値fJA: 
IQO8C975EL61 453” P NMR(C
DCt、)δppm:12920 (d 、 J=41
.1Hz )61.402(d、J=41.1Hz)参
考例3 (R−(←)−T −BINAP ) ) (BF4 
)t(2、2’−ビス(シーp−トリルホスフィノl 
−1、1’−ビナフチル〕ルテニウムーゾテトラフロロ
ボレート 特開昭61−63690号に開示された方法で得たRu
2C4(←)−T−BINAP)、(NEt、) Ch
 54 F(03ミリモル)を、250dのシュレンク
管に入れ、充分窒素置換を行ってから、塩化メチレン6
0dを加え、つづいて四弗化ホウ酸ソーダQ66f (
8049モル)を60dの水に溶解したものと、トリエ
チルベンシルアンモニウムブロマイド16■(006ミ
リモル)を3WLlの水に溶かしたものを加えた後。
室温にて12時間攪拌して反応させた。反応終了後、静
置し、分液操作を行い水層を取シ除き、塩化メチレン溶
液f 50 mの水にて洗浄し、分液した後、塩化メチ
レンを減圧下にて留去し、減圧下で乾燥を行い、濃褐色
の固体(Ru((−3−T−BINAP) ) (BP
、)、α55fを得た0収率9a8%。
元素分析値: C4gK46B1FgP1RuとしてR
u    P      CH 理論値(ハ): IQ60 a506Q47423実測
値(ハ)=1α18 a316Q21439” P N
MR(CDC1,)δppm:12823 (d 、 
J=41.1Hz )61.390 (d 、 J =
41.0Hz )実施例1 (3R1−(ト)−3−メチルペンタノールの合成: あらかじめ窒素置換した200dのステンレスオートク
レーブに(2K)−3−メチル−2−ペンテン−1−オ
ール2QP(0,2モル)とメタノール40mを入れ、
続いて参考例1で合成したビス(2、2’−ビス(シー
p−トリルホスフィノ) −1、1’−ビナフチル〕ル
テ=ウムゾアセテート[Ru((→−T−BINAP)
(OCCH,)、 ; ’r−EINAPは2.2′−
ビス(シーp−)リルホスフイノ) −1、1’−ビナ
フチルを意味する〕18■(002ミリモル)を入れ、
水素圧30に9/(:In2、反応温度20℃で15時
間水素化全行い、溶媒を留去して20りの3−メチルペ
ンタノールを得た0収率100%。沸点72°C/ 2
5 rr+mHfIn NMR: (δ) Q6〜22
 (rn 、 12 H) 。
a67 (t 、 2H) ガスクロ分析で純度100%、旋光度は〔α〕2I′=
+85°(C=1aO,りoo*ルム)。
得られたアルコールをジョーンズ酸化で3−メチル吉草
酸に導き、(R)−(ト)−1−(I−ナフチル)エチ
ルアミンとからアミドを合成し、高速液体クロマトグラ
フィー分離分析を行った結果、もとのアルコールは(3
R)−(ト)−3−メチルペンタノール9a5−%と(
3S)−(ハ)−3−メチルペンタノール35%の混合
物でアシ、従って不斉収率93%eeの(3R)−3−
メチルペンタノールであった0 実施例2 (3R1−4−)−シトロネロールの合成:窒素置換し
た200dのオートクレーブにゲラニオール308f(
02モル)とメタン−ル50vLlを加え溶解し、それ
ぞれ参考例1で合成したビス(2、2’−ビス(シーp
−)リルホスフイノl −1、1’−ビナフチル〕−ル
テニウムゾアセテート(Ru ((−) −T −BI
NAP ) )(OCCH,l、 (T−BINAPは
前記と同じ)18■(002ミリモル)を入れ、水素圧
50穆/Cmtで15℃の反応温度で20時間攪拌して
水素化全行い、ゲラニオールと等モルの水素の吸収を確
認してから溶媒を留去し、続いて減圧蒸留により沸点8
0〜83℃/ l mmHfの留分311の(3R)−
(ト)−シトロネロールを得た。収率100%、この留
分をガスクロマトグラフィーで分析すると純度9aO%
であった。
旋光1更は(ex 〕部−+ 62° (C=284 
、りoロホルム)。
IHNMRは(δ) Q9 (d’、3H) 、 1.
.0〜24 (rn、16H) 。
a6(t、2)I) 、at(t、IHIである。実施
例1と同様な方法でアミドを合成し分析して得た不斉収
率は96%eeであった。
実施例3 (3R)−(ト)−シトロネロールの合成:窒素置換し
た20011Leのオートクレーブにネロール308f
(02モル)とメタノールQQmを加え、これに参考例
2で合成した( 21 ”−ビス(シーp−トリルホス
フィノ)1 、11−ビナフチルウルテニウム過塩素酸
塩(Ru ((+)T BINAP l ) (CIO
< )2(T−BINAPは前記と同じ39.78■(
001モル)ヲ入れ、水素圧30 ′KII/ txt
”で10℃の反応温度で15時間水素化を行ない、02
モルの水素の吸収を確認してから溶媒を留去する。残留
した生成物を減圧蒸留をして沸点81=85℃/ 1 
■1nlHfの留分(3R)−(ト)−シトロネロール
308fを得た。収率100%つとの留分をガスクロマ
トグラフィーで分析すると純度97%であった。
旋光+cは(α用=+a2(C−20,1、クロロホル
ム)。
実施例1と同様な方法でアミドを合成し分析して得た不
斉収率は97%eeであった。
実施例4 (3S)−←)−シトロネロールの合成:窒素置換した
5oot/のオートクレーブにゲラニオール3Q8f(
Q2モル)トエタノール70!ILlを加え、−f:れ
に特開昭61−63690号の実施例2に基づいて合成
したビス〔2゜2′−ビス(シーp−トリルホスフィノ
)−1,1′−ビナフチル〕ルテニウムクロライドのト
リメチルアミン塩(Ru、C1,((ト)−T−BIN
AP)2NEt。
; T−BINAPは前記と同じ、NEt、はトリエチ
ルアミンを示す)3238mg(QO2O2上ル)を入
れ、水素圧7o*/crn”、2o℃の反応温度で8時
間反応を行ない、0.2モルの水素の吸収を確認してか
ら溶媒を留去し、続いて減圧蒸留を行い沸点80−88
℃/ 1 mmHlの留分の(3S)−←)−シトロネ
ロール308fを得た。収率100%。
ガスクロマトグラフィーで分析すると純度984%であ
った。旋光度は〔α)2B=a2゜(C=19.7.ク
ロロホルム)である。実施例1と同様な方法でアミドを
合成し分析して得た不査収率は93%6elであった。
実施例5 0う −  (,3R,7R)−3,7,11−1リメ
チルーデカノールの合成: 窒素置換した300dのオートクレーブに(2El−(
7R)−3,7,11−)  リ メチル−2−ドデセ
ン−1−オール226f(01モル)とメタノール60
tLlを加え、それに参考例1で合成したビス(2、2
’−ビス(シーp−)リルホスフイノ) −1、1’−
ビナフチル〕ルテニウムゾアセテート (Ru((−→−′1゛−BINAP ) ) (0C
CH8)2(T−BINAPtま前記と同じ)897I
Rg(QOIミリモル)を入れ、水素圧3.0 # /
 cm’で20”Cの反応温度で10時間反応して、0
1モルの水素吸収を確認後、溶媒を留去して、残った生
成物を減圧蒸留し、沸点114−117℃/α25mm
Hfの留分(ト)−(3R,7R)−3,7゜11−ト
リメチルドデカノール22fを得た。
収率973%。ガスクロマトグラフィー分析をすると純
度99.2%であった。旋光度は〔α席=十34° (
C=18.クロロホルム)’HNMRは(δ) 083
〜0.91 (rh、12H) 、 LOI〜L69 
(m 、 18H) 、 362〜a73 (m 、 
2H)である。
実施例1と同様な方法でアミドを合成し分析して得た不
斉収率は98%eeであった。
実施例6 (ト)−(6E)−3,7,11−)リフチル−6,1
0−ドデカゾエン−1−オールの合成: 窒素置換した2 00 vtlオートクレーブに(2E
)−(6E)  −3,7,11−)  リ メチル−
2,6,10−ドデカトリエン−1−オール221F(
0,1モル)とメタノール40dQ加え、これに参考例
3で合成された( 2 、2’−ビス(シーp−トリル
ホスフィノ)−1、1’−ビナフチル〕ルテニウムーゾ
テトラフロロデレート(Ru (@ −T  B IN
AP ) (BF4 ) t; T−BINAPは前記
と同じ〕48■(0,005ミリモル)を加え、水素圧
30ゆ/c11″%20℃の反応温度で10時間反応を
行い、01モルの水素を吸収したことを確認してから溶
媒のメタノールを留去し、残存した生成物を減圧蒸留を
行い沸点115−118℃/α2mrnHfの留分の(
I−)−(6K)−3,7,11−トリメチル−6,1
0−ドデカジエン−1−オール221を得た。収率99
.5%。
IHNMRは(δ) Q91 (d 、 3H1、1,
39(m 、 4H)、 1.5−1.8 (m 、 
IIH) 、 19−21 (m 、 6H1。
a68(nn、2H)、alo(t++、2H)で旋光
度は〔α用;+41°(C=20.クロロホルム)。
赤外分光スペクトル(IR)は3320,2950.2
900,1440.1370(ffi ’ )を示した
0実施例1と同様な方法でアミドを合成し分析して得た
不斉収率は93%eeであった。
〔発明の効果〕
本発明はルテニウム−光学活性ホスフィン錯体を用いて
オレフィンアルコールを不斉水素化することによシ、香
料、ビタミンE等の製造中間体として、また液晶材料と
して広範囲に利用ができる光学活性なアルコールを工業
的有利に製造することができる。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R_1はC_2〜C_1_1のアルキル基、C
    _3〜C_1_1のアルケニル基又はC_5〜C_1_
    1のアルカジエニル基を示す。但し該アルケニル基及び
    該アルカジエニル基中のオレフィンは2位のオレフィン
    と共役しないものとする) で表わされるオレフィンアルコールをルテニウム−光学
    活性ホスフィン錯体を触媒として不斉水素化することを
    特徴とする一般式( I )▲数式、化学式、表等があり
    ます▼( I ) (式中、R_1は前記と同じものを示す) で表わされる光学活性アルコールの製法。 2、ルテニウム−光学活性ホスフィン錯体が一般式(I
    II) RuxHyClz(R_2−BINAP)_2(S)p
    (III)(式中、R_2−BINAPは式(IV)の三級
    ホスフィン▲数式、化学式、表等があります▼(IV) を示し、R_2は水素、メチル基又はt−ブチル基を示
    し、Sは三級アミンを示し、yが0のときxは2、zは
    4、pは1を示し、yが1のときxは1、zは1、pは
    0を示す)で表わされるものである特許請求の範囲第1
    項記載の製法。 3、ルテニウム−光学活性ホスフィン錯体が一般式(V
    ) ▲数式、化学式、表等があります▼(V) (式中、X−R_3−BINAPは式(VI)の三級ホス
    フィン ▲数式、化学式、表等があります▼(VI) を示し、R_3は水素又は低級アルキル基を示し、Xは
    水素、アミノ基、アセチルアミノ基又はスルホン基を示
    し、R_4及びR_5はアルキル基、ハロゲノ低級アル
    キル基、低級アルキル基が置換してもよいフェニル基、
    α−アミノアルキル基又はα−アミノフェニルアルキル
    基を示すか、あるいはR_4とR_5が一緒になつてア
    ルキレン基を示し、qは1又は2を示す) で表わされるものである特許請求の範囲第1項記載の製
    法。 4 ルテニウム−光学活性ホスフィン錯体が一般式(V
    II) 〔RuH_l(R_6−BINAP)_v〕Y_w(V
    II)(式中、R_6−BINAPは式(VIII)の三級ホ
    スフィン ▲数式、化学式、表等があります▼(VIII) を示し、R_6は水素又はメチル基を示し、YはClO
    _4、BF_4又はPF_6を示し、lが0のときvは
    1、wは2を示し、lが1のときvは2、wは1を示す
    ) で表わされるものである特許請求の範囲第1項記載の製
    法。
JP62069056A 1986-08-27 1987-03-25 光学活性アルコ−ルの製法 Granted JPS63152337A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP87305662A EP0258967B2 (en) 1986-08-27 1987-06-25 Process for producing optically active alcohols
DE3781749T DE3781749T3 (de) 1986-08-27 1987-06-25 Herstellungsverfahren von optisch aktiven Alkoholen.
US07/066,164 US4962242A (en) 1986-08-27 1987-06-25 Process for producing optically active alcohols

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61-200859 1986-08-27
JP20085986 1986-08-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63152337A true JPS63152337A (ja) 1988-06-24
JPH0466461B2 JPH0466461B2 (ja) 1992-10-23

Family

ID=16431408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62069056A Granted JPS63152337A (ja) 1986-08-27 1987-03-25 光学活性アルコ−ルの製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63152337A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0731160A3 (en) * 1995-03-08 1997-04-16 Takasago Perfumery Co Ltd (6E) -2,3 Dihydrofarnesol containing perfume
WO1997020789A1 (fr) * 1995-12-06 1997-06-12 Japan Science And Technology Corporation Procede de preparation de composes optiquement actifs
JP2008524288A (ja) * 2004-12-22 2008-07-10 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. キラルイリジウム錯体を使用するアルケンの不斉水素化

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0731160A3 (en) * 1995-03-08 1997-04-16 Takasago Perfumery Co Ltd (6E) -2,3 Dihydrofarnesol containing perfume
WO1997020789A1 (fr) * 1995-12-06 1997-06-12 Japan Science And Technology Corporation Procede de preparation de composes optiquement actifs
JP2008524288A (ja) * 2004-12-22 2008-07-10 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. キラルイリジウム錯体を使用するアルケンの不斉水素化

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0466461B2 (ja) 1992-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4739084A (en) Ruthenium-phosphine complex
EP0272787B1 (en) Catalytic production of optically active carboxylic acid
EP0295109B2 (en) Process for preparing optically active alcohol
JPH02191289A (ja) ルテニウム―ホスフィン錯体
US5066815A (en) Process for preparing optically active alcohol
US4739085A (en) Ruthenium-phosphine complex
EP0271311A2 (en) Ruthenium-phosphine complexes
JPS63316742A (ja) 光学活性アルコ−ルの製造法
JPH05170780A (ja) 水溶性なスルホン酸アルカリ金属塩置換ビナフチルホスフイン遷移金属錯体及びこれを用いた不斉水素化法
EP0466405B1 (en) 2,2'-Bis(dicyclopenthylphosphino)-1-1'-binaphthyl and metal complexes thereof
EP0258967B2 (en) Process for producing optically active alcohols
JPH03255090A (ja) 2,2’―ビス〔ジ―(3,5―ジアルキルフェニル)ホスフィノ〕―1,1’―ビナフチル及びこれを配位子とする遷移金属錯体
JPH04108782A (ja) 光学活性γ―ブチロラクトン誘導体の製造方法
JPS63152337A (ja) 光学活性アルコ−ルの製法
JP2850068B2 (ja) ルテニウム−ホスフィン錯体及びこれを触媒とする光学活性1−置換−1,3−プロパンジオールの製造方法
EP0322236B1 (en) Catalytic process for preparing optically active threonine
JPH0720910B2 (ja) 光学活性カルボン酸の製法
JPH04149151A (ja) 4―ブロモ―3―ヒドロキシ酪酸エステル誘導体の製造法
JP3450386B2 (ja) 光学活性γ−ヒドロキシケトン類の製造法
JPH0812690A (ja) 光学活性ヒドロキシアルキルホスホン酸類の製造方法
JP3864297B2 (ja) 金属錯体の製造方法
CN115850318A (zh) 一种酰胺导向的非活化烯烃不对称氢炔化方法
EP2364987B1 (en) Axially asymmetric phosphorus compound and production method thereof
JPH0291090A (ja) 不斉ビスホスフィン
JPH0466550A (ja) 光学活性2―シクロペンテノン類の製造法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071023

Year of fee payment: 15