JPS63151904A - 光・電波分離板 - Google Patents
光・電波分離板Info
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- JPS63151904A JPS63151904A JP29930886A JP29930886A JPS63151904A JP S63151904 A JPS63151904 A JP S63151904A JP 29930886 A JP29930886 A JP 29930886A JP 29930886 A JP29930886 A JP 29930886A JP S63151904 A JPS63151904 A JP S63151904A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は光・電波分離板に関するものである。
元も電波も四じく電磁波であるので、境界面における反
射現象は共通な法則によって定められる。
射現象は共通な法則によって定められる。
然し光だけを反射させ電波は透過させるような元−電波
分離板を設けたい場合が発生する。このような場合には
、光の波長(この明細書でいう波長とは空間波長、丁な
わち真空中を伝播する場合の電磁波の波長をいう)と電
波の波長(光・電波分離板の対象となる電波はマイクロ
波電波である)が大幅に異なるという事実を利用して光
・電波分離板を構成する。。
分離板を設けたい場合が発生する。このような場合には
、光の波長(この明細書でいう波長とは空間波長、丁な
わち真空中を伝播する場合の電磁波の波長をいう)と電
波の波長(光・電波分離板の対象となる電波はマイクロ
波電波である)が大幅に異なるという事実を利用して光
・電波分離板を構成する。。
第5図は従来の光・電波分離板の構造を示す側面図であ
り、図において(1)は誘電体多層膜、(2)は厚さが
2.5fiのシリコン基板である。
り、図において(1)は誘電体多層膜、(2)は厚さが
2.5fiのシリコン基板である。
また、誘電圧多層幅(1)において(1a)は光学的膜
厚(光学的膜厚とは膜厚の実際寸法に当該膜の光に対す
る屈折率を乗じた積をいう)が3.44μmのμである
酸化チタン層、(lb)は光学的膜厚が3.44μmの
μである酸化シリコン層、(IC)は光学的膜厚が4μ
mのにである酸化シリコン層、(1d)は光学的膜厚が
4.56μmの職である酸化チタン層、(le)は光学
的膜厚が4.56μmの楓である酸化シリコン層であろ
う 誘電体多層膜(1)の構成は空気に接する表面からシリ
コン基板(2)に接する底面まで第1層から第31層ま
での多層構成になっており第1層乃至第15層は(la
)、(lb)が交互に積層され、第16層は(IC)、
第17層乃至第31層は(ld)、(le)が交互に積
層されている。空気、酸化チタン層、酸化シリコン層、
シリコン基板はそれぞれ光に対する屈折率が異なるので
その境界面では光が反射され、また光学的膜厚が楓波長
である薄膜内を往復する間にその光は180°の位相遅
れを生じるので、図に示すような誘電体多層膜(1)に
おいては各層間で反射された光が膜の表面から空間へ出
る時は各境界面における反射光の位相が互にほぼ同一位
相となって加算され、3.44μm〜4.56μmを中
心とする波長の光に対し誘電体多層膜(11は良好な反
射率を呈することになる。
厚(光学的膜厚とは膜厚の実際寸法に当該膜の光に対す
る屈折率を乗じた積をいう)が3.44μmのμである
酸化チタン層、(lb)は光学的膜厚が3.44μmの
μである酸化シリコン層、(IC)は光学的膜厚が4μ
mのにである酸化シリコン層、(1d)は光学的膜厚が
4.56μmの職である酸化チタン層、(le)は光学
的膜厚が4.56μmの楓である酸化シリコン層であろ
う 誘電体多層膜(1)の構成は空気に接する表面からシリ
コン基板(2)に接する底面まで第1層から第31層ま
での多層構成になっており第1層乃至第15層は(la
)、(lb)が交互に積層され、第16層は(IC)、
第17層乃至第31層は(ld)、(le)が交互に積
層されている。空気、酸化チタン層、酸化シリコン層、
シリコン基板はそれぞれ光に対する屈折率が異なるので
その境界面では光が反射され、また光学的膜厚が楓波長
である薄膜内を往復する間にその光は180°の位相遅
れを生じるので、図に示すような誘電体多層膜(1)に
おいては各層間で反射された光が膜の表面から空間へ出
る時は各境界面における反射光の位相が互にほぼ同一位
相となって加算され、3.44μm〜4.56μmを中
心とする波長の光に対し誘電体多層膜(11は良好な反
射率を呈することになる。
第6図は第5図に示す光・電波分離板に対する光の反射
率を示す図で、図の横軸には入射光線の波長を、縦軸に
は反射率を示す。第5図の構造で、酸化チタン、酸化シ
リコン、およびシリコンの光に対する屈折率をそれぞれ
2.3 、1.46 、3.44として求めたグラフが
第6図に示すものであり、3〜5μmにおいて高い反射
率を持っていることが示されている。
率を示す図で、図の横軸には入射光線の波長を、縦軸に
は反射率を示す。第5図の構造で、酸化チタン、酸化シ
リコン、およびシリコンの光に対する屈折率をそれぞれ
2.3 、1.46 、3.44として求めたグラフが
第6図に示すものであり、3〜5μmにおいて高い反射
率を持っていることが示されている。
一方、透過すべきマイクロ波電波の周波数を16.5G
Hz とすると、この波長(約1.8on)に対し誘
電体多層膜tl+の厚さは0と見做すことができる。ま
た、このマイクロ波に対するシリコン基板(2)の屈折
率を3.6としシリコン基板(2)の厚さを2.5nと
すると、シリコン基板(2)の厚さと屈折率との積は2
.5 X 3.6 = 9 niとなり波長1.8創の
捧波長に等しい。この電波が空気中からシリコン基板(
2)に入る(シリコン基板上の誘電体多層膜(1)は電
波の波長に比して短いので無視することができる)外部
境界面での反射と、電波がシリコン基板(2)から空気
中に出る内部境界面での反射とでは位相差が180°あ
り、また棒波長に相当する厚さを有するシリコン基板(
2)内を電波が往復すると360°の位相差が生ずるの
で、外部境界面での反射と内部境界面での反射は互に打
消し合って反射率を低下させる(すなわち透過率を向上
させる)ように作用する。
Hz とすると、この波長(約1.8on)に対し誘
電体多層膜tl+の厚さは0と見做すことができる。ま
た、このマイクロ波に対するシリコン基板(2)の屈折
率を3.6としシリコン基板(2)の厚さを2.5nと
すると、シリコン基板(2)の厚さと屈折率との積は2
.5 X 3.6 = 9 niとなり波長1.8創の
捧波長に等しい。この電波が空気中からシリコン基板(
2)に入る(シリコン基板上の誘電体多層膜(1)は電
波の波長に比して短いので無視することができる)外部
境界面での反射と、電波がシリコン基板(2)から空気
中に出る内部境界面での反射とでは位相差が180°あ
り、また棒波長に相当する厚さを有するシリコン基板(
2)内を電波が往復すると360°の位相差が生ずるの
で、外部境界面での反射と内部境界面での反射は互に打
消し合って反射率を低下させる(すなわち透過率を向上
させる)ように作用する。
第7図は第5図に示す光・電波分離板を透過する場合の
16.5GHz のマイクロ波電力の損失を示す図で横
軸は入射角(度)、縦軸は損失(dB)を示し、図に示
すとおり、O°〜50@ という広範囲の入射角に対
し損失は0.2dBLl下である。
16.5GHz のマイクロ波電力の損失を示す図で横
軸は入射角(度)、縦軸は損失(dB)を示し、図に示
すとおり、O°〜50@ という広範囲の入射角に対
し損失は0.2dBLl下である。
以上能明したように、第5図に示す光・電波分離板は、
波長範囲3〜5μmの赤外光に対して高い反射率を有す
るとともに、周波数16.5 GHz のマイクロ波
帯の電波に対して高い透過率を有しており、赤外光と電
波を反射と透過により分離することができる。
波長範囲3〜5μmの赤外光に対して高い反射率を有す
るとともに、周波数16.5 GHz のマイクロ波
帯の電波に対して高い透過率を有しており、赤外光と電
波を反射と透過により分離することができる。
ところで、第7図に示す損失は周波数16.5 GHz
においてシリコン基板(2)の誘電体損失が0である場
合についての透過における損失を示すものである。実際
問題としてはシリコン基板(2)の誘電体損失は0では
なく、シリコン基板(2)に含まれている不純物の量等
によって大きく異なる。一般に誘電体損失を表すのに誘
電体損失角δの正接(tangent )(誘電正接と
略記する)を用いるが、第8図はシリコン基板(2)の
透過における誘電正接との関係を示す図で、横軸は誘電
正接、縦軸は損失(dB)を示す。第5図に示す光e電
波分離板において入射角0°、 シリコン基板(2)の
厚さ2.5txt、電波の周波数16.5 GHzにつ
いて示しであるが、第8図かられかるように、たとえば
損失を0.2 dB 以下にするためには誘電正接な0
.01以下にしなければならず、このことは相当困難で
あり、基板材料として用いるシリコンの特性によって光
・電波分離板の電波透過性能が大きく影畳されるという
問題点があった。また、このために誘電体多層膜を蒸着
する前に基板を検査して選別しなければならぬという問
題点があった。
においてシリコン基板(2)の誘電体損失が0である場
合についての透過における損失を示すものである。実際
問題としてはシリコン基板(2)の誘電体損失は0では
なく、シリコン基板(2)に含まれている不純物の量等
によって大きく異なる。一般に誘電体損失を表すのに誘
電体損失角δの正接(tangent )(誘電正接と
略記する)を用いるが、第8図はシリコン基板(2)の
透過における誘電正接との関係を示す図で、横軸は誘電
正接、縦軸は損失(dB)を示す。第5図に示す光e電
波分離板において入射角0°、 シリコン基板(2)の
厚さ2.5txt、電波の周波数16.5 GHzにつ
いて示しであるが、第8図かられかるように、たとえば
損失を0.2 dB 以下にするためには誘電正接な0
.01以下にしなければならず、このことは相当困難で
あり、基板材料として用いるシリコンの特性によって光
・電波分離板の電波透過性能が大きく影畳されるという
問題点があった。また、このために誘電体多層膜を蒸着
する前に基板を検査して選別しなければならぬという問
題点があった。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、事前の基板検査を行わなくても所望の性質が
保証される光・電波分離板を得ることを目的としている
。
たもので、事前の基板検査を行わなくても所望の性質が
保証される光・電波分離板を得ることを目的としている
。
この発明では、基板の材料として、低い誘電圧接が確実
に得られる弗化カルシウムを用いた。
に得られる弗化カルシウムを用いた。
また、基板の厚さと基板の電波に対する屈折率の積が電
波の波長の捧の整数倍になるように基板の厚さを決定し
た。
波の波長の捧の整数倍になるように基板の厚さを決定し
た。
弗化カルシウムは低い誘電圧接を持っているので誘電体
損のために電波の透過率が低下するという現象は起らな
い。したがって基板の事前検査は不必要となる。
損のために電波の透過率が低下するという現象は起らな
い。したがって基板の事前検査は不必要となる。
以下この発明の実施例を図面について説明する。
第1図はこの発明の一実施例を示すブロック図であって
、第1図において第5図と同一符号は同−又は相当部分
を示し同様に動作するので重複した説明は省略する。(
3)は弗化カルシウム基板で厚さ3.5 mである。
、第1図において第5図と同一符号は同−又は相当部分
を示し同様に動作するので重複した説明は省略する。(
3)は弗化カルシウム基板で厚さ3.5 mである。
16.5 GHz (波長1.8m) のマイクロ波
電波に対する弗化カルシウムの屈折率は2.57であり
、3.5 wm x 2.57 = 9 tm とな
り波長1.8 cmの捧となる。
電波に対する弗化カルシウムの屈折率は2.57であり
、3.5 wm x 2.57 = 9 tm とな
り波長1.8 cmの捧となる。
第2図は第1図に示す光・電波分離板の光反射率と波長
との関係を示す図であり第6図と同様な表示方法で示し
である。第3図は第1図に示す光・電波分離板の周波数
16.5 GHz の電波に対する透過率と入射角と
の関係を示す図であって第7図と同様な表示方法で示し
である。
との関係を示す図であり第6図と同様な表示方法で示し
である。第3図は第1図に示す光・電波分離板の周波数
16.5 GHz の電波に対する透過率と入射角と
の関係を示す図であって第7図と同様な表示方法で示し
である。
また、第4図は弗化カルシウム基板の16.5GH2の
マイクロ波電波に対する透過率と基板の厚さとの関係を
示す図であり、厚さが弗化カルシウム内における電波の
波長(すなわち空間電波の波長/誘電体の屈折率)の竹
の整数倍になるごとに損失が最小になっている。
マイクロ波電波に対する透過率と基板の厚さとの関係を
示す図であり、厚さが弗化カルシウム内における電波の
波長(すなわち空間電波の波長/誘電体の屈折率)の竹
の整数倍になるごとに損失が最小になっている。
弗化カルシウムの誘電正接は一般に0.01 以下と
非常に小さいため、電波に対する透過特性が誘電体損の
ために低下することはない。
非常に小さいため、電波に対する透過特性が誘電体損の
ために低下することはない。
以上のように、第1図に示す光・電波分離板は波長範囲
3〜5μmの赤外光を反射させるとともに周波数16.
5GHz の電波を透過させることができる。透過さ
せるべきマイクロ波帯の電波の周波数が変ればそれに応
じて弗化カルシウム基板の厚さを変えればよい。
3〜5μmの赤外光を反射させるとともに周波数16.
5GHz の電波を透過させることができる。透過さ
せるべきマイクロ波帯の電波の周波数が変ればそれに応
じて弗化カルシウム基板の厚さを変えればよい。
なお、以上の実施例では誘電体多層膜(1)として酸化
チタン層と酸化シリコン層を積層した例を説明したが、
他の材料の積層を用いてもよく、また反射対象となる光
の波長が変化すればそれに応じて膜厚を変化すればよい
。
チタン層と酸化シリコン層を積層した例を説明したが、
他の材料の積層を用いてもよく、また反射対象となる光
の波長が変化すればそれに応じて膜厚を変化すればよい
。
以上のようにこの発明によれば、弗化カルシウム基板を
用いたので誘電体損失によって電波の透過率が低下する
ことはない。
用いたので誘電体損失によって電波の透過率が低下する
ことはない。
第1図はこの発明の一実施例を示す側面図、第2図は第
1図の構造における光の反射率と波長との関係を示す図
、第3図は第1図の構造における電波の透過損失と入射
角との関係を示す図、!4図は弗化カルシウムの厚さと
電波の透過損失との関係を示す図、第5図は従来の光・
′電波分離板の構造を示す側面図、第6図は第5図の構
造における光の反射率と波長との関係を示す図、第7図
は第5図の構造における電波の透過損失と入射角との関
係を示す図、第8図は誘電正接と透過損失の関係を示す
図。 (1)は誘電体多層膜、(la)、(ld)は酸化チタ
ン層、(lb)、(lc)、(le) は酸化シリコ
ン層、(3)は弗化カルシウム基輯〇 尚、各図中同一符号は同−又は相当部分を示す。
1図の構造における光の反射率と波長との関係を示す図
、第3図は第1図の構造における電波の透過損失と入射
角との関係を示す図、!4図は弗化カルシウムの厚さと
電波の透過損失との関係を示す図、第5図は従来の光・
′電波分離板の構造を示す側面図、第6図は第5図の構
造における光の反射率と波長との関係を示す図、第7図
は第5図の構造における電波の透過損失と入射角との関
係を示す図、第8図は誘電正接と透過損失の関係を示す
図。 (1)は誘電体多層膜、(la)、(ld)は酸化チタ
ン層、(lb)、(lc)、(le) は酸化シリコ
ン層、(3)は弗化カルシウム基輯〇 尚、各図中同一符号は同−又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 所定の波長のマイクロ波電波を透過する基板上に、誘電
体多層膜を積層して所定の波長範囲の入射光に対し良好
な反射率を与えるように構成した光・電波分離板におい
て、 上記基板を弗化カルシウムの板材で構成し、透過すべき
マイクロ波電波に対する当該基板の屈折率を当該基板の
厚さに乗じた積が上記マイクロ波電波の空間波長1/2
の整数倍となるよう当該基板の厚さを定めることを特徴
とする光・電波分離板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29930886A JPS63151904A (ja) | 1986-12-16 | 1986-12-16 | 光・電波分離板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29930886A JPS63151904A (ja) | 1986-12-16 | 1986-12-16 | 光・電波分離板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63151904A true JPS63151904A (ja) | 1988-06-24 |
Family
ID=17870857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29930886A Pending JPS63151904A (ja) | 1986-12-16 | 1986-12-16 | 光・電波分離板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63151904A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011527552A (ja) * | 2008-07-07 | 2011-10-27 | シエラ・ネバダ・コーポレイション | アンテナ用途のための金属グリッドを備えた平面誘電体導波管 |
-
1986
- 1986-12-16 JP JP29930886A patent/JPS63151904A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011527552A (ja) * | 2008-07-07 | 2011-10-27 | シエラ・ネバダ・コーポレイション | アンテナ用途のための金属グリッドを備えた平面誘電体導波管 |
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