JPS63150152A - バレル槽の冠蓋装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は回転式および遊星旋回式バレル加工機等のバ
レル加工機に装着するバレル槽において、バレル槽に冠
着するバレル蓋の着脱をきわめて簡便容易、かつ気密性
を向」ユすることを目的としたバレル槽の冠着装置に関
するものてあって、バレル加工機の製造、販売又は使用
の産業分野において利用されるものである。

（従来の技術） 従来回転式および遊星旋回式バレル加工機では、堅牢な
密封状態を必要とする為に、バレル蓋をへトル槽への冠
着固定するにはボルト又はカム機格等により締付けてい
たので、操作性がきわめて煩雑で、迅速な作業が困難で
あった。

そこでバレル槽及びバレル蓋の嵌合部に弾性合成樹脂製
の掛止用凹凸条を設け、バレル蓋をバレル槽側へ加圧又
は引き離す方向へ引張るのみて簡単にバレル蓋の開閉か
てきるバレル槽の冠着装置か開発された（実開昭５９−
１４０１５６号）。

（発明が解決しようとする問題点） 然し乍ら、研磨中にバレル槽内が高温高圧になるとバレ
ル槽とバレル蓋の嵌合部より水分が噴き出してバレル加
工機内部を汚染する問題点があった。

（問題点を解決する為の手段） この発明は上記の問題点を解決するため、弾性合成樹脂
製の掛止用の凹凸条を有するバレル槽及びバレル蓋の嵌
合部に形状記憶合金を内蔵さぜ、バレル槽内の温度があ
る一定温度に達した場合に、前記嵌合部が密性するよう
にしてバレル槽とバレル蓋の嵌合部の気密性を向上させ
、前記従来の問題点を解決したものである。

即ちバレル槽及びバレル蓋の嵌合部の一方もしくは双方
に弾性合成ｆｆｆｌ脂製の掛止用凹凸条を設（・Ｊなバ
レル槽の冠着装置に於て、前記嵌合部の一方もしくは双
方に形状記憶合金を内蔵させ、研磨中のバレル槽内の温
度がある一定の温度に達すると嵌合部の一方が拡大もし
くは縮小し、又は嵌合部の一方が拡大し、他方が縮小し
て嵌合部の気密性を向」二するようにしたものである。

（発明の作用） この発明によれば、弾性合成＋１１脂製の１１・市川の
凹凸条を有するバレル槽及びバレル蓋の嵌合部に形状記
憶合金を内蔵さぜ、バレル槽内の温度がある一定の温度
に達すると、嵌合部の一方が拡大もしくは縮小し、又は
嵌合部の一方が拡大し、他方が縮小するようにしなので
、気密性が向上し、バレル槽内が高温高圧になってもバ
レル槽とバレル蓋の嵌合部より水が漏れることはない。

（実施例） 第１図はこの発明の実施例の閉蓋状態の断面図、第２図
は同じく斜視図、第３図は同じく雌雄ねじを用いた実施
例の断面拡大図、第４図は同じくリンク条を用いた実施
例の断面拡大図、第５図は螺旋条の形状記憶合金の斜視
図、第６図はリンク条の形状記憶合金の斜視図である。

即ち第３図によれは、ポリウレタン製のバレル槽６の開
口部外周に螺旋条による凹凸条７．８よりなる雄ねじａ
が設けられており、一方ポリウレタン製筒状バレル蓋１
１の嵌合部内周壁には前記雄ねじａと螺合する螺旋条凹
凸条９．１０よりなる雌ねじｂが設けられている。

前記バレル槽６の開口部外周の雄ねじａ及び前記バレル
蓋１１の内周壁の雌ねじｂの夫々に第５図に示す螺旋条
の形状記憶合金１ａ、１１）が内蔵されている。この形
状記憶合金１ａ、１ｂはバレル槽及びバレル蓋内に一体
的に固定するか、または外周部に一定のすき間を明けて
摺動できるようにしても良い。

そこで前記バレル（曹６の開口部１３ヘバレル苔１］を
被冠し、バレル蓋１１を矢示１２のように押圧すれば、
前記雄ねじａと雌わじｂとの凸条は相互に弾性変形して
凹凸条が嵌合され、恰も螺合状態に嵌着する。此の場合
に要ずればバレル蓋１］を締付方向へ若干回転すること
により（増し締め）両者は完全に密嵌状態となる（第３
図）。

次にバレル槽６１刊こ工作物と研磨材および水と要ずれ
ばコンパウンドを装入しバレル蓋１１を前記の方法によ
り被冠し、研磨作業を実行するとバレル槽６内の温度は
」−昇すると共に、気圧も上昇する。特に遊星旋回式バ
レル研磨法てはバレル槽内温度は１００°Ｃ近くに上昇
することがある。従って温度が」−昇ずればするほどバ
レル槽内の水分は気化し、バレル槽内の気圧は上昇する
こととなり、気密性の悪い部分があればその部分より水
が漏れ出る危険性がある。そこてこれを防止するため、
この発明がなされたのであるが、次に本発明の実施例の
バレル槽の冠着装置を、遊星旋回式バレル研摩法に使用
する場合について説明する。例えばバレル槽内温度が５
０°Ｃに達した場合には特定形状に変形する形状記憶合
金を使用する。即ち、バレル槽内温度か５０°Ｃに達す
るとバレル槽６の形状記憶合金１ａは拡大し、バレル蓋
１１の形状記憶合金１ｂは縮小するようにしておけは、
バレル槽内温度が５０℃以」−になっても嵌合凹凸条７
．８及び９．１０が益々密接嵌合するのて気密性が更に
向」−シ、水漏れの心配はない。研磨終了後バレル槽内
温度はすくに５０°Ｃ以下に下り、形状記憶合金１ａ、
１１っけもとの形状にもどるのて、バレル蓋１］は簡単
に開蓋てきる。もし５０℃以下になかなかさがらない場
合は水をバレル槽に水をかければ急速に温度が下り容易
に開蓋できる。

前記形状記憶合金はニッケル・チタン合金、銅・亜鉛・
アルミ合金または銅・アルミ・ニッケル合金等が使用出
来る。尚、第２図中１９はバレル蓋１１の取手である。

前記実施例は、）１・土用の凹凸条として雄ねじａと雌
ねしｂを用い、その内部に螺旋条の形状記憶合金１ａ、
１１〕を内蔵さぜな場合を示したものであるが、これに
限定されない。例えは第４図に示すようにポリウレタン
製のバレル［６の開口部外周へ数条のリンク条による凹
凸条］４．１５よりなる掛止条Ｃを設げ、その内側へリ
ンク条の形状記憶合金２ａを内蔵させ、ポリウレタン製
の筒状バレル蓋】】へ、前記掛止条Ｃと対応掛止するリ
ンク条に」：る凹凸条１６．１７よりなる掛止条ｄを設
け、その内側へリンク条の形状記憶合金２１〕を内蔵さ
せても良い。

また形状記憶合金を分割して複数個とし、嵌合部の円周
方向に点在させても良い。

前記各実施例においては、バレル槽６とバレル蓋１１を
共にポリウレタン合成樹脂製としたが、バレル槽６とバ
レル蓋１］の嵌合部のみをポリウレタン合成樹脂製とし
ても良い。

また弾性合成樹脂については、ポリウレタン樹脂に限定
されることなく、例えばポリプロピレンその他適度の弾
性と耐摩耗性があれは使用することがてきる。まなバレ
ル槽の断面形状には制限な〈従来公知の形状に適用でき
る。

前記各実施例において、バレル蓋をバレル槽の−８＝ 開口部外側へかぶせるようにしたが、バレル蓋をバレル
槽の開口部内側へ嵌め込むようにしても良い。

（発明の効果） 即ちこの発明によれば、弾性合成樹脂製の掛止用の凹凸
条を有するバレル槽及びバレル蓋の嵌合部に形状記憶合
金を内蔵さぜ、バレル槽内の温度がある一定温度に達す
ると嵌合部が密接するようにしたので、気密性が向」ニ
し、バレル槽内が高温盲片になっても嵌合部より水が漏
れることはない。

従ってバレル加工機内が汚れないので機械寿命を長くす
る事が出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例の閉藍状態の断面拡大図、第
２図は同じく斜視図、第３図は同じく雌雄ねじを用いた
実施例の断面拡大図、第４図は同じくリンク条を用いた
実施例の断面拡大図、第５図は螺旋条の形状記憶合金の
拡大斜視図、第６図はリンク条の形状記憶合金の拡大斜
視図である。 Ｌ　１ａ、１ｂ、２．２ａ、２ｂ−・・形状記憶合金−
つ　− ６・・・バレル槽　　７．８．９．１ｏ・・・凹凸条ａ
・・・雄わじ　　ｂ・・・雌ねじ １１・・・バレル蓋

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　バレル槽及びバレル蓋の嵌合部の一方もしくは双方
   に弾性合成樹脂製の掛止用凹凸条を設けたバレル槽の冠
   蓋装置に於て、前記嵌合部の一方もしくは双方に形状記
   憶合金を内蔵させ、研磨中のバレル槽内の温度がある一
   定の温度に達すると、嵌合部の一方が拡大もしくは縮小
   し、又は嵌合部の一方が拡大し、他方が縮小して気密性
   を向上するようにしたバレル槽の冠蓋装置 ２　弾性合成樹脂はポリウレタン樹脂とした特許請求の
   範囲第１項記載のバレル槽の冠蓋装置 ３　掛止用凹凸条は螺旋条又はリング条とした特許請求
   の範囲第１項記載のバレル槽の冠蓋装置４　形状記憶合
   金はニッケル・チタン合金または銅・亜鉛・アルミ合金
   もしくは銅・アルミ・ニッケル合金とした特許請求の範
   囲第１項記載のバレル槽の冠蓋装置 ５　形状記憶合金は螺旋条又はリング条とした特許請求
   の範囲第１項記載のバレル槽の冠蓋装置 ６　形状記憶合金は嵌合部の円周方向に複数個を点在さ
   せた特許請求の範囲第１項記載のバレル槽の冠蓋装置 ７　バレル槽およびバレル蓋の材質は弾性合成樹脂製と
   した特許請求の範囲第１項記載のバレル槽の冠蓋装置