JPS63148930A - 牛乳の保存処理方法 - Google Patents

牛乳の保存処理方法

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JPS63148930A
JPS63148930A JP29601786A JP29601786A JPS63148930A JP S63148930 A JPS63148930 A JP S63148930A JP 29601786 A JP29601786 A JP 29601786A JP 29601786 A JP29601786 A JP 29601786A JP S63148930 A JPS63148930 A JP S63148930A
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JP
Japan
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milk
honey
cow
pretreated
dissolved
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Pending
Application number
JP29601786A
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English (en)
Inventor
Juji Saito
斎藤 重次
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Individual
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は従来の市乳に所定処理を施すことによって、そ
の保存性を改善すると共に、牛乳特有の乳臭さによる飲
みにくさを解消するための牛乳保存処理方法に関する。
(従来の技術) 現在販売されている牛乳、すなわち市乳なるものは、絞
乳がもつ栄養成分が分解しない程度に熱殺菌されている
従って、当該熱殺菌には超高温短時間処理法等を採用し
、高温度で熱をかける時間については、これを可及的に
制限するよう配慮されており、これによって食品衛生法
で定められた許容範囲内での細閏が残った状態で市販さ
れている。
このため、既知の如く市販は冷蔵しても保存性の点で、
それほど満足すべきものでなく、通常7〜10日程度で
酸敗が始まるものとなっている。
しかも、どうしても所謂乳臭さが存し、これを妹って飲
用しない人も可成りあることから、牛乳の普及と健康の
増進上大きな間通となっているのが現状である。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記の既成の市乳がもっている、保存性と臭に
関する難点に解決を与えるべく研究された牛乳の保存処
理方法で、蜂蜜を市乳に対し適量だけ添加溶解してやる
ことで、市乳の栄養成分を分解してしまうことなく、可
成りその保存性を改善し得ると共に、乳臭さ、飲みにく
さの問題については、これを殆ど解消することを可能に
し、もって酸敗開始までの期間を倍旧の状態となし、飲
み易い牛乳とすることで、国民の健康増進につき、その
底辺を広げようとするのが、その目的である。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記の目的を達成するために、絞乳を超高温短
時間処理手段などにより、栄養成分の分解防止範囲にて
、熱処理した前処理牛乳に、蜂蜜を0.5重量2以上添
加して、これを溶解したことを特徴とする牛乳の保存処
理方法を提供しようとするものである。
(実 施 例) 本発明につき実施例によって、これを詳記すれば、市乳
と同じく、無脂乳固形分8.3z以上、乳脂肋骨3.5
z以上の絞乳につき、 120°Cl2secの超高速
短時間法により熱処理による殺菌を行ない、これにより
前処理牛乳を得、さらに、当該前処理牛乳に常温にて、
0.5重量2の蜂蜜を添加し、これを全体撹拌すること
で、前処理牛乳に当該蜂蜜を溶解した。
この際蜂蜜の添加量としては、 1.0重量2程度が望
ましいが、0.5ii%以上であれば、その後述する効
果が発揮され、これが多量に加えられても、当該効果は
あげることができるものの、 3.0重量2を超過する
と、蜂蜜の甘味と香りとが強くなり過ぎて趣好性が悪く
なり、牛乳としての美味が次第に減殺されていく傾向に
ある。
さらに蜂蜜としては、何を密源植物とするものであって
も、一応の効果をあげることができるが、最も望ましく
は、ジオツキを密源植物とする蜂蜜を使用するのがよい
上記のようにして製造した本発明に係る牛乳と、これま
での牛乳(無添加牛乳)につき、夫々製造年月日を合致
させ、当該両牛乳を同一冷蔵庫に収納し、6〜8℃にて
保存したところ、上記の無添加牛乳は9日後に酸敗が始
まったのに対し、本発明に係る上記添加量は15日後に
、ようやく酸敗が認められ大巾な保存性の改善が確認さ
れた。
また当該添加量を飲用したところ、無添加孔特有の乳臭
さが完全に消失しており、飲み易くなっていることも認
められた。
さて、ここで本発明の実施に際し、その添加される蜂蜜
の種類をも変えてみたところ、ソバ蜂蜜の場合は、上記
保存性と消臭効果を確認することができたのであるが、
難点として市乳が黒味がかかってくることが指摘される
またアカシャ、レンゲ蜂蜜を用いたところ保存性の改善
では良い結果が得られたものの、乳臭さの消失効果の点
では、ソバ蜂蜜よりも劣ることがわかった。
これに対し前述のシナノキ蜂蜜を採択した場合にあって
は、保存、消臭の効果が充分であるだけでなく1色の変
化もなく、最も満足すべき結果が得られた。
また、前処理牛乳に蜂蜜を溶解する場合の乳温について
も、種々試験研究を続けたところ、溶解には、もちろん
高温であることが好都合であるものの、60°C以上と
なると前記した保存性、消臭性の点で、その効果が低減
して行くことがわかった。
従って、乳温か60℃以上にならないようにするのが望
ましく、このことから、現在行なわれている熱処理殺菌
が60℃以上であることに鑑み、本発明では当該殺菌工
程後にあって、蜂蜜の溶解工程を実施するのである。
このため本発明を商業的に実施しようとする場合には、
熱処理殺菌装置と、牛乳充填装置とを結ぶ配管内に、所
謂ラインミキサー、静的混合器などの流体利用による混
合器を介在させるようにし、当該混合器の手前側にあっ
て粘性液体用の定量注入ポンプを、当該配管に連結する
ことで、一定流量により蜂蜜を流動する前処理牛乳内へ
注入し、これを上記混合器の通過によって混合、溶解さ
せる連続的な製造装置を用いるのがよい。
もちろん、熱処理殺菌装置で処理済の第1加工牛乳を、
一旦タンク内へ導入して貯留し、これに所定量の蜂蜜を
加えて、撹拌器等を用いて撹拌溶解し、これにより得ら
れた製品をポンプによって次段の牛乳充填装置に給送す
るといった装置を利用することもできる。
(発明の効果) 本発明は上記のようにして実施される方法であるから、
市乳に僅かの蜂蜜を添加するだけで、その保存性を大巾
に改善できると共に、所謂乳臭さを消失させることがで
きる。
ここで上記保存性向上の効果が、どうしてこのように顕
著に発揮されたかについては、今後究明の余地があるが
、熱処理殺菌後に、また残存している殺菌(5oooo
個/cc以下)が、蜂蜜がもつ殺菌力によって非加熱的
に殺菌されるか、あるいは所謂静菌効果により増殖抑制
状態となることに起因するものと考えられ、また乳臭さ
の消失は、蜂蜜に含まれている特殊酵素の作用によるも
のと考えられ、本発明による牛乳を乳糖不耐症者に飲用
させたところ、その下痢等の症状が軽微であることも確
認することができた。
代理人 弁理士 斉 藤 義 雄 手続補正書 昭和62年 1ガニg日

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)絞乳を超高温短時間処理手段などにより、栄養成
    分の分解防止範囲にて、熱処理した前処理牛乳に、蜂蜜
    を0.5重量%以上添加して、これを溶解したことを特
    徴とする牛乳の保存処理方法。
  2. (2)蜂蜜を前処理牛乳に溶解する量の上限が、0.3
    重量%である特許請求の範囲第1項記載の牛乳の保存処
    理方法。
  3. (3)蜂蜜を前処理牛乳に溶解するときの温度が、60
    ℃未満である特許請求の範囲第1項記載の牛乳の保存処
    理方法。
  4. (4)蜂蜜が、シナノキを密源植物としたものである特
    許請求の範囲第1項乃至第3項記載の牛乳の保存処理方
    法。
JP29601786A 1986-12-12 1986-12-12 牛乳の保存処理方法 Pending JPS63148930A (ja)

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JP29601786A JPS63148930A (ja) 1986-12-12 1986-12-12 牛乳の保存処理方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103070240A (zh) * 2012-12-28 2013-05-01 昆明雪兰牛奶有限责任公司 一种饮料及其制备方法
CN103211023A (zh) * 2013-03-30 2013-07-24 昆明雪兰牛奶有限责任公司 一种含乳饮料及其制备方法
JP2013184972A (ja) * 2012-03-06 2013-09-19 Hiroshi Kase 人や動物や家畜に提供できる良質な味覚と抗菌性及び常温保存性をもつドクダミ産出物

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CN103070240A (zh) * 2012-12-28 2013-05-01 昆明雪兰牛奶有限责任公司 一种饮料及其制备方法
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