JPS63148286A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPS63148286A
JPS63148286A JP29501586A JP29501586A JPS63148286A JP S63148286 A JPS63148286 A JP S63148286A JP 29501586 A JP29501586 A JP 29501586A JP 29501586 A JP29501586 A JP 29501586A JP S63148286 A JPS63148286 A JP S63148286A
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JP
Japan
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time
turned
heat
power
roller
Prior art date
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Pending
Application number
JP29501586A
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English (en)
Inventor
Shigetatsu Washiyama
鷲山 成達
Masaaki Sakurai
正明 桜井
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Publication of JPS63148286A publication Critical patent/JPS63148286A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電子写真複写機、プリンター等の画像形成装こ
に用いられる定着装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種の定着装置としては、少なくとも一方がハ
ロゲンヒータ等の加熱源を有する一対の定着ローラによ
り、未定着画像を担持したコピー用紙等の支持体を挟持
搬送することによって、該未定着画像を定着させるロー
ラ定着装置がある。
上記定着ローラは、画像形成装置の電源が投入されると
同時に加熱源に通電され、所定温度に達するまで急速に
加熱されることによってウオームアツプが行なわれる。
この定着ローラは、その表面温度が温度検知素子によっ
て検知され、ウオームアツプが終了して所定温度に達す
ると、以後はその温度を維持するように加熱源への通電
を制御し、常に安定した定着性を維持するようになって
いる。
ところで、加熱された定着ローラからは、その支持駆動
部材を介しての伝導熱あるいは輻射熱によって熱が放出
されるため、機内温度は著しく上昇し、電気部品やメカ
部品の熱的劣化、熱的損傷を引起すと共に、クリーナや
現像器内のトナーのブロッキング等が生じるという問題
点があった。
そこで、上記問題点を解決するため、定着装はの後方又
は側方に排熱ファンを設け、該排熱ファンを電源投入と
ともに常時回転させ、機内昇温を防止することが行なわ
れている。さらに、定着ローラの周囲をケーシングで覆
い、熱効率を向上させると共に、該ケーシングの支持体
が進入する側に、転写材進入用の開口部が設けられてい
る。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、斯かる従来技術の場合には、電源投入直後の所
謂朝一番は、機内が冷えているにも拘らず排熱ファンを
回転させているため、ケーシングの開口部から放熱され
て定着ローラ等の部材が冷却され、熱効率が30〜45
%程度と非常に悪いものであった。従って、装置の電源
投入直後は、定着ローラが充分加熱されていないため、
コピーの定着性が定常状態と比較して非常に悪いという
問題点があった。特に、省エネルギタイプの高速機にお
いては、電源投入直後の連続コピーにおける定着保証枚
数を著しく減少させる。
そこで、この問題点を解決するため、装置の電源投入直
後は、定着ローラの設定温度を所定時間だけ通常の設定
温度より高くして、ローラの温度上昇を促進させたり、
ウェイト中にローラ対を回転させることによって、加圧
ローラ側へも熱を付与して、定着性を向上させることが
提案されている。
しかし、前者の場合には、ウェイトタイムが長くなる。
及び、定着ローラやそれに当接した部品の寿命を縮める
という欠点があるばかりでなく、画像形成装置自体の1
00V、15Aといった限られた電力で、定着ローラを
加熱するヒータのワット数を高くするのも限度があり、
高速処理を行なう場合に未だ不完全なものであった。ま
た、後者の場合もやはリウエイトタイムが長くなる。
及び、定着装ご内の部品寿命を縮めるという欠点があり
、かつ騒音等の問題も、生じやすいものであった。
そのため、従来の高速機においては、ローラの温度を検
知して、所定温度以下になった場合にコピーを停止させ
、定着不良の発生を防止しているのが現状であり、装置
の電源投入直後の定着不良は未解決の状態であった。
なお、ここで述べた熱効率とは、次の式で表わされるも
のを意味している。
熱効率η= (W+otal  W+oss(T) )
 Xl 00 / Wrota+  (%)Wloss
= (HON/HON+HOFF ) XWrota+
(W) ここでWTOtal  :定着装置内の加熱源の総電力
(W) Wl。5S(T)  :ローラ温度T(℃)でローラ対
を空回転させたときの放熱 量(W) HON:加8源のONL、ている時間 HQl’F  :加熱源のOFFしている時間そこで、
電源投入直後の所謂朝一番のコピーにおいて、定着に寄
与する熱効率を上げ、朝一番の定着性を保証するため、
機内昇温か問題とならない時間内において、電源投入後
一定時間は排熱ファンをOFFすることも考えられる。
しかし、この場合には、ジャム処理等のために電源をO
N −OFFすると、排熱ファンは機内昇温による問題
が生じるような状態においても作動しない場合が起こる
。こうした場合、前述したように電気部品や機械部品の
熱的劣化や熱的損傷を起こす。また、クリーナや現像器
内のトナーブロッキング等の問題が生じる。これらの問
題点は、オートシャトオフ等により電源が一度OFF状
態となり、再度電源を投入した場合においても同様に生
じる。
上記問題点を解決するため、朝一番(定着ローラ温度が
室温状態)において電源をONした場合に限り、一定時
間排熱ファンを作動禁止とすることも考えられる。
こうした場合、前述した昇温の問題は解決されるが、定
着ローラが室温状yEに近い電源投入後、一定時間経過
する前の極めて短い時間内に電源がOFFされた場合、
あるいは一定時間経過した後であっても、電源のOFF
状態が長時回続いた場合、定着ローラ温度は低下しく室
温よりは高い状態にある)、機内雰囲気もあまり温まっ
た状態ではなくなる。このような状態で再度電源を投入
し、ウェイトアップ直後に連続コピーを行なうと、今度
は排熱ファンが作動するため、良好な定着性が維持でき
ないという問題点が生じる。
本発明は、上記従来例の問題点を解決するためになされ
たもので、その目的とするところは、機内昇温による電
気や機械部品等の熱的劣化や損傷を防止町俺であると共
に、有効な熱利用により常に良好な定着画像が得られる
定着装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記の目的を達成するために、少なくとも一
方が加熱源を有する1組のローラ対と、前記ローラ対の
周囲を覆うケーシングとを有し、前記ケーシングの外側
に配設された空冷手段の作動を、電源投入後所定時間は
禁止するようにした定着装置において、前記所定時間を
電源がONされている時間の累積時間とし、前記所定時
間経過後に電源が一定時間以上OFFされていた場合は
、再度の電源投入後予め定められた時間は前記空冷手段
の作動を禁止する制御手段を備えるように構成されてい
る。
(作   用) 本発明においては、電源投入後空冷手段の作動を禁止す
る所定時間を、電源がONされている時間の累積時間と
し、所定の累積時間が経過する以前に電源がON参OF
Fされた場合は、空冷手段の作動を禁止して熱効率が低
下するのを防止する。また、1!源投入後所定時間経過
した後に電源が一定時間以上OFFされていた場合は、
再度の電源投入後予め定められた時間は空冷手段の作動
を禁止することにより、電源投入後所定時間経過後に電
源が一定時間以上OFFされた場合に、再度の電源投入
後空冷手段が作動してしまい熱効率が低下するのを防止
する。
(実 施 例) 以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明する。
第6図は本発明に係名定着装置を適用し得る画像形成装
置を示す説明図である。
図において、103は原稿、104は原稿103 ”@
照明するための原稿ランプ、105は複数枚組合された
ミラーやレンズ等からなる結像光学系である。1は円筒
状に形成された感光ドラムからなる像担持体で、第6図
の矢印a方向に回動可能に軸支されており、この像担持
体lの周囲には、−成帯電器107、現像器108、転
写帯電器2、クリーナ110が配設されている。また、
像担持体1の周りには、定着装置等が配置されているが
、説明の便宜上省略した0図中、Pは転写材である。
この画像形成装置は、−成帯電器によって一様に帯電さ
れた像担持体1の表面に、結像光学系を介して原稿10
3の像を結像し、静電潜像を形成する。しかして、この
静電潜像を現像器lO8により可視化し、像担持体1」
二の可視像を転写帯電器2によって転写材Pに転写して
、定着装置において定着画像とするものである。
第1図は本発明に係る定着装置の一実施例を示す説明図
である。
図において、トナー像Tが転写されたコピー用紙等の転
写材Pは、分離帯電器3によって像担持体1から分離さ
れ、搬送ベルト4によって定着装置5まで搬送される。
上記定着装置5は、加熱ローラ501と加圧ローラ50
2を有しており、該加圧ローラ502は加熱ローラ50
1に公知の加圧手段によって少なくとも定着時に圧接す
る。この加熱ローラ501は、アルミニウム、ステンレ
ス、銅等からなる金属製中空円筒状のローラ芯金の外周
面に、シリコンゴム、フッソゴム等の耐熱弾性体層を、
0.05〜21層厚に設け、好ましくは、更にその上層
に、PFA 、PTFE等の耐8離型性樹脂層を。
3〜1100p厚に設けたものである。上記加熱ローラ
501の中空内部には、ハロゲンヒータ等の加熱用ヒー
タ503と補助ヒータ503′が配設されており、該補
助ヒータ503′は通常OFF状態であって電源投入後
の立上り時にのみ作動する。一方、加圧ローラ502は
、アルミニウム、ステンレス、銅等からなる金属製中空
円筒状のローラ芯金の外周面に、シリコンゴム、フッソ
ゴム、フロロシリコンゴム等の耐熱弾性体層を、2〜1
0mm厚に設け、好ましくは、更にその上層に、3〜1
00gm厚のPFA 、PTFE等の耐熱離型性樹脂層
を設けたものよりなっている。このように、加圧ローラ
502の耐熱弾性体層が厚いのは、加熱ローラ501と
の間に圧接領域にツブ部)を形成するためのものである
。上記加圧ローラ502の中空内部には、ハロゲンヒー
タ等の低加熱用のヒータ503 ”が設けられている。
上記加熱ローラ501の外周面には、サーミスタ、熱電
対等の温度検知素子504が接触配置されており、その
検出信号を公知の制御手段(図示せず)に導き、該制御
手段にょリヒータ503の印加電圧等を制御することに
よって、加熱ローラ501の外周面の温度をトナー像溶
融温度に保持している。
また、上記加熱ローラ501の外周には、該加熱ローラ
501表面へ付着したオフセットトナーや紙粉等の異物
をローラ表面から除去するだめのクリーニング部材50
5が設けられている。このクリーニング部材505は、
ノーメックス、ヒメロン、ポリエステル等の#熱不織布
よりなるクリーニングウェブ5051を、供給ロール5
054から巻取ロール5053に巻取りつつ押当てロー
ラ5052によって加熱ローラ501に接触させるよう
構成されている。このクリーニングウェブ5051は、
駆動手段(図示せず)によって回転駆動される巻取ロー
ル5o53の巻取りで、供給ロール5054から微量ず
つその当接位置を変えるように引出され、常にクリーニ
ングウェブ5051の新しい面が加熱ローラ501に接
触する。また、クリーニングウェブ5o51にジメチル
シリコンオイル等のオフセット防止液を含浸させておく
と、クリーニング効果をさらに高めることができる。
さらに、加熱ローラ501の周囲には、熱反射性を有す
る曲面状の反射板506.508 ’が長手方向全体に
わたって近接配置されている0反射板506は、加熱ロ
ーラ501の周囲にあって押当てローラ5052と転写
材Pの進入開口部との間の加熱ローラ表面全体を覆うよ
うに配設され、反射板506′は、押当てローラ505
2と後述する分離爪508との間の加熱ローラ表面全体
を覆うように配設されている。上記反射板506゜50
6′の外周面には、ガラスウール等の断熱材からなる放
熱防止用の厚みのあるカバー507゜507′が被着さ
れており、該反射板506゜506′からの無駄な放熱
を防止している。すなわち、反射板506.506 ’
とカバー507゜507′とで加熱ローラ501の覆い
部材を構成している。
また、定着装置5の上側には、断面路コ字形状のケーシ
ング部材509が設けられ、クリーニング部材5051
反射板sos、sos’ 、カバー507.507 ’
及び温度検知素子504を包囲している。このケーシン
グ部材509の外側には、空気層510を介して断面り
字形状の別のケーシング511が設けられている。
一方、加圧ローラ502側にも、反射板506と同様の
反射板512及びカバー507と同様のカバー513が
、夫々加圧ローラ502の周囲の大部分を覆うように設
けられている。また、力/<−513の外側には、ケー
シング509と同様のケーシング514が設けられてい
る。
これらの反射板506,506’ 、512及びカバー
507,507’、513を設けることによって、加熱
ローラ501及び加圧ローラ502の表面から無駄に失
なわれる熱を減少させることができると共に、温度検知
素子504の測温性を安定化させることができる。それ
故、加熱ローラ502の設定温度に対する温調を安定化
し、かつ消費電力を低減できる。
上記反射板506と反射板512の互いに近接した端部
近傍には、転写材Pを加熱ローラ501側に導く案内板
515が設けられており、該案内板515はPBT等の
断熱性樹脂によって形成されている。また、ケーシング
部材509の下端には、転写材進入用の開口部540が
形成されていると共に、該開口部540を開閉回走なシ
ャッター516が配設されている。このシャッター51
6は、コピー動作時には図示のように開状態であり、非
コピ一時には1回動支点516′を中心として回動され
て案内板515に接触し、開口部540を閉状態にして
無駄な放熱を防止している。
ところで、未定着トナー像Tを有する転写材Pは、加熱
、加圧両ローラ501,502間で挟持搬送され、加熱
されたローラ501,502による印加熱によって、上
記トナー像Tが紙面に永久像として定着され、その排紙
ローラ517゜518によって挟持されながら装置外へ
排出される。
上記加熱ローラ501の排出口側には、転写材Pを加熱
ローラから確実に分離するため、ローラ軸方向に沿って
複数個の分離爪508がローラ表面に接触するよう設け
られている。また、加圧ローラ502の排出口側にも分
離爪508′がローラ502の表面に接触するよう設け
られている。分離爪508は、ケーシング509,51
1と離間状態に配買された支持板519に保持され、分
離爪508′もケーシング部材514と離間状態の支持
板520に保持されている。これら分離爪508.50
8 ’は、ジャム処理時等に520′を回動支点として
、支持板519゜520及び排紙ローラ対517,51
8と一体的に、ローラ対501.502から離間するよ
うに移動可能となっている。
前記反射板506,506’、512としては、表面を
研摩したアルミニウム、銅板、あるいはクロムメッキ等
の表面処理を施した鉄板等のように光沢面を有する金属
板を用いるのが望ましい、また、反射板506,506
’、512の形状は、ローラ周面と同心円になるような
曲率を有するものが好ましく、その厚さは比較的薄いも
のが好ましい。
また、前記カバー507,507’、513としては、
グラスウール、ロックウール、セラミックファイバー、
あるいはフェノールフオーム、エポキシフオームなどの
発泡体等によって、単独構成または複合構成されたもの
が好ましい。
ところで、本実施例では、ケーシングの側面外方に空冷
手段としての排熱ファン530が配設されており、この
排熱ファン530は駆動回路531を介して制御回路5
32に接続されている。また、制御回路532には、装
置の電源がON状態にあるか否かを検出する検出回路5
33が接続されている。この制御回路532は、電源投
入を検出回路533によって検出し、最初の電源投入後
所定時間は排熱ファン530の作動を禁止するものであ
るが、該所定時間は電源がONごれている時間の累積時
間として演算される。また、制御回路532は、前記所
定時間経過後に電源が一定時間以上OFFされていた場
合は、再度の電源投入を検出回路533によって検出し
、再度の電源投入後予め定められた時間は、前記排熱フ
ァン530の作動を禁止するように構成されている。こ
のような制御回路532は、論理回路等を組み合わせる
ことにより極めて容易に構成できるものである。
第2図は第1図のx−X線断面を示すものである。
加熱ローラ501の回転軸524.524 ’には、耐
熱性断熱スリーブ523.523 ’が夫々固着されて
おり、該断熱スリーブ523゜523は、定着装置の枠
体525.525に夫/?装着されたベアリング526
.526 ’に支持されている。上記回転軸524.5
24 ′には、耐熱性ギア527,527’が夫々嵌着
され、一方の耐熱性ギア527′は、駆動源Mに連結さ
れた駆動力伝達ギア528に歯合されている。しかして
、加熱ローラ501は、駆動源Mの駆動力が駆動力伝達
ギア528及び耐熱性ギア527′を介して伝達され、
回転駆動される。また、他方の耐熱性ギア527には、
手動ノブ529に固着されたギア529′が歯合されて
おり、該−L動ノブ529は枠体525に回動自在に軸
支されている。しかして、手動ノブ529を手で回動す
ることにより、ギア529′及び耐熱性ギア527を介
して加熱ローラ501を回転させ、ジャムした転写材P
の除去等が行なえるようになっている。
上記耐熱性ギア527.527 ’は断熱材で構成され
ているので、加熱ローラ501からこのギア527.5
27 ’を介して、他のギア等の駆動伝達部材へ熱が散
逸することがない、従って、この耐熱性ギア527.5
27 ’を使用することにより、加熱ロー−1;501
の熱保有性が向上する。
さらに、上記耐熱性スリーブ523,523’も断熱材
によって構成され、加熱ローラ501端部からベアリン
グ526,526’及び枠体525.525’への伝熱
に上る熱の散逸を防止している。そのため、加熱ローラ
501の端部からの熱損失が大巾に減少する。
一般に、耐熱性ギア527.527 ’には他の駆動伝
達部材が数多く連動するように設けられることが多い、
依って、従来の熱損失はこのような駆動系において大半
を占めている。これに対し、本構成のようなものは駆動
系への熱損失を減少又は無ならしめることができるので
、高度に熱効率を向上でき消費電力も減少できる。又、
本構成では耐熱性ギア527,527’に加えて耐熱性
スリーブ524,524’を、用いているため、ローラ
端部からの枠体525.525 ’への熱損失を防止で
きざらに熱効率を向上できる。
上記耐熱性スリーブとしては、ポリイミド、ポリアミド
イミド、ボリア7ミド、PPS (ポリフェニレンサル
ファイド)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)樹
脂、フェノール樹脂等の熱遮断部材であるもの等、或い
はこの種の混合材からなる8遮断性の材料から構成され
るもの等が好ましい。
又上記ギア527.527 ’としては、ポリイミド、
ポリアミドイミド、PPS、変性フェノール、四洟化エ
チレンに補強光てん材を加えたもの笠の熱遮断性の良好
な耐熱性材料で構成されるものが好ましい。
上述のごとく、加熱ローラ501は耐熱性スリーブ52
4,524’及び耐熱性ギア527゜527′により機
械本体及び枠体525゜525′から熱的に孤立状態と
なり、これらを伝わっての熱損失は非常に少ないものと
なる。このように、ローラを駆動力伝達系路から熱的に
孤立状7gとすることが、熱効率向上に非常に有効であ
る。
(実 験 例) 以上の構成において、本出願人は、次に示すような定着
装はを用いて実際に定着性の試験を行なった。
加熱ローラ501としては、外径φ5S、3層層、逆ク
ラウン量1504m、アルミ製ローラ芯金の肉厚6.5
 arm、表層に0.5 am厚のシリコンゴム及び2
0gm厚のPTFEを被覆したローラを、加圧ローラ5
02として、外径φ60m履、φ5011腸のステンレ
ス製ローラ芯金上に肉厚5■の熱加硫型シリコンゴム層
及び30gm厚のフッソゴムラテックス層を被覆したロ
ーラを夫々用いた。
また、加熱ローラ内のヒータ503は870W、ヒータ
503′は350Wのハロゲンヒータを夫々用い、ヒー
タ503′は立上り時(ウェイト中)のみ点灯させた。
一方、加圧ローラ内のヒータ503 ”は70Wのシー
ズヒータを用い、コピー動作時以外のときのみ点灯させ
た。
なお、ニップ巾は9.0■、加熱ローラ表面温度は19
5℃とした。
第3図は上記具体例の実験のための各ローラ表面温度の
時間に対する変化図を説明するものである。時間1=0
で電源がONされると、ヒータ503.503 ’及び
ヒータ503 ”が点灯する。加熱ローラ表面温度は図
示の如く上昇して加熱ローラ表面温度が170℃に達す
ると(A点)、停止していた両ローラ501,502は
圧接回転を始め、加圧ローラ表面温度も急激に上昇する
加熱ローラ表面温度が195℃に達すると(B点)定着
可能状態となり両ローラ501゜502は回転を停止す
る。そして加熱ローラ501は、不図示の制御手段によ
って195℃前後の表面温度となるように保持される。
一方加圧ローラ502は定着ローラからの熱の供給がな
くなるため表面温度は下降する。そして定着回部状態か
ら約5分後(0点)で加圧ローラ温度は最低となり、そ
の後内部からのヒータ503 ”の熱を受けて徐々に温
度上昇する。故に、0点における定着能力が最も低い、
従ってこの0点で連続コピーを行えば定着性の比較実験
としては極めて好ましいものとなる。本図では0点にお
いて250枚連続コピーを行った際の温度変化を250
枚終了時(D点)を含めて表しである。
以下に示す実験結果は上記C−0間で以下の共通条件の
基に行ったものである。つまり15℃の環境下でコピー
スピード445 mm /sec  (A 3サイズ紙
、43枚/分)、秤量80 g/rrfA 3紙上に縦
横に等間隔をおいて3個ずつ格子状に配列されたφ24
m厘のベタクロを形成し、250枚連続コピーしたもの
から、1枚目、25枚目、50枚目、・・・・・・25
050枚目うように、25枚毎にサンプルを抽出し、各
紙に対して9箇所のベタクロを定着性の評価対象とした
この定着性の評価は、シルポンC(商品名。
■買入、シルポン紙)を用いて、圧力40g/c112
で10往復こすり、こする前後の濃度差をマクベス反射
濃度計で測定して数値化した。
D :φ24ベタクロ画像をこする前の反射濃度(1,
0≦D≦1.1となるように画像濃度を調整する。) D′:φ24ベタクロ画像をこすった後の反射濃度 ΔD:e度低下率 そして、9箇所のベタクロ部分の濃度低下率の平均をも
って、定着性の評価とした。
本実施例では、前述した様に、定着ローラ表面温度が室
温状態において、電源投入した場合、電源投入後、45
分間は、排熱ファン521の作動を禁止する。上記禁止
時間Tは、電源ON状態の累積時間である。従って、定
着ローラ表面温度が、室温状態において、電源投入後、
45分経過しないうちに、電源を0FFI、、再度電源
を投入した場合、電源のOFF時間は、排熱ファン作動
禁止時間に加えない、−上記禁止時間は、電源ON状態
の累積時間である。又定着ローラ温度が、室温状態で、
一度電源を投入した後電源がOFFされ、定着ローラ温
度が降下し、室温状態まで低下した場合、上記累積時間
は消却される。
この状態で、再度電源を投入した場合、排熱ファンの作
動禁止時間は、再度45分にリセットされる。定着ロー
ラ温度が、室温において、電源が投入され、45分間経
過すると1排熱フアンは作動する。45分間、経過後、
電源がT′時間OFFされる。その後、再度電源が投入
されると電源投入後、To待時間排熱ファンの作動は禁
止される。Toは、前述したTと同様に電源ON状態の
累積時間である。Toは、T′を用いて表すとT ’ 
 /10< To < T ’ / 2の関係内にある
のが好しい。この関係は、定着ローラ温度が室温状態に
あって、電源をONL、た場合の、排熱ファンの禁止時
間Tt−機内昇温から安全領域をみて20分間を想定す
る。定着器が、充分に暖った状態から、電源を0FFI
、て、定着ローラが室温状態までに低下するまでには、
例えば最小型定着ローラ芯金肉厚1.11、ローラ外径
24.7φの場合約40分間必要であり、最大型定着ロ
ーラ芯金肉厚12、OL 、ローラ外径60φの場合、
約3時間20分収度必要とした。そこで、T’=40分
間、”r’=zoo分間の領域を考えるとTo  ′は
T ’  /10< To < T ’ / 2となる
本実施例では、To =1/3 T ’を選んだ、T′
=60分である場合、定着ローラ温度は、室温よりも高
い状態で、電源を投入すると電源投入後20分間は、排
熱ファンの作動を禁止する。
上記条件下での定着性の結果を第4図(a)に示す。
上記足前評価方法で、通常のライン画像で、良好な定着
性を示す範囲は、20〜25%以下の場合であるので、
250枚すべて良好な定着を示した。
第5図は、排紙部とドラムまわりの機内昇温を表わすも
のである。代表例として、ドラムまわりは、定着部に最
も近いクリーナ部を選び、排紙部はジャム検知素子等の
電気部品部を選んだ0機内昇温測定は、23℃、60%
の環境で測定した。
第5図実線に示す様に機内昇温はまったく問題なかった
(比 較 例) 定着器としては、前記実施例に示したものと同様な断熱
を施したものを用いた。また空冷手段としては、従来か
ら知られている様に、定着器後方から、排熱ファンを作
動させた。
比較例1 定着ローラ温度が、室温である場合に、電源を投入し、
電源投入時から45分間は、排熱ファンの作動を禁止す
る。上記45分間は、電源投入状態の蓄積時間である。
比較例2 電源投入後、45分は常に排熱ファンの作動を禁止する
比較例1の定着装置を用いて、実施例と同条件下での定
着性を第4図(b)に示す。約100枚で濃度低下率が
20%をわり、それ以降は定着性が問題となった。昇温
に関しては、問題はなかった。
比較例2の定着装置を用いて、実施例と同条件下で、機
内昇温を測定した。第5図の破線で示した様に昇温し、
排紙部に設置された各種センサーの誤動作や高温環境下
(23℃)において、クリーナ内トナーのブロッキング
等が生じた。定着性に関しては、問題はなかった。
なお、前記実施例では、排熱ファンが1つ設けられてい
る場合について説明したが、排熱ファンは2つ以上でも
よく、複数ある場合は少なくとも1つを本実施例の如く
制御すればよく、排熱ファンの設置場所も特に限定され
るものではない。
(発明の効果) 本発明は以上の構成及び作用よりなるもので、機内昇温
による電気や機械部品等の熱的劣化や損傷を防止するこ
とができ、−、シかも有効な熱利用により常に良好な定
着画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る定着装置の一実施例を示す説明図
、第2図は第1図のx−X線断面図、第3図は装置の電
源投入直後における加熱ローラと加圧ローラの表面温度
の変化を示すグラフ、第4図は本発明の実験例及び比較
例のコピ一枚数に対する濃度低下率の変化を示すグラフ
、第5図は本発明の実験例及び比較例の時間に対する機
内温度の変化を示すグラフ、第6図は本発明に係る定着
装置を適用し得る画像形成装置の一実施例を示す説明図
である。 符号の説明 5・・・定着装置     501・・・加熱ローラ5
02・・・加fEローラ  503・・・ヒータ509
・・・ケーシング  516・・・シャッター530・
・・排熱ファン  532・・・制御回路540・・・
開口部 第2区 第3図 一一簡1’Jl(介) 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 少なくとも一方が加熱源を有する1組のローラ対と、前
    記ローラ対の周囲を覆うケーシングとを有し、前記ケー
    シングの外側に配設された空冷手段の作動を、電源投入
    後所定時間は禁止するようにした定着装置において、前
    記所定時間を電源がONされている時間の累積時間とし
    、前記所定時間経過後に電源が一定時間以上OFFされ
    ていた場合は、再度の電源投入後予め定められた時間は
    前記空冷手段の作動を禁止する制御手段を備えたことを
    特徴とする定着装置。
JP29501586A 1986-12-12 1986-12-12 定着装置 Pending JPS63148286A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014130210A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Brother Ind Ltd 画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014130210A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Brother Ind Ltd 画像形成装置

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