JPS63148155A - 大容量の示差熱天秤装置 - Google Patents

大容量の示差熱天秤装置

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JPS63148155A
JPS63148155A JP29613686A JP29613686A JPS63148155A JP S63148155 A JPS63148155 A JP S63148155A JP 29613686 A JP29613686 A JP 29613686A JP 29613686 A JP29613686 A JP 29613686A JP S63148155 A JPS63148155 A JP S63148155A
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container
sample
gas
temperature
balance
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JP29613686A
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Kazuo Makino
牧野 和夫
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  • Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 童栗上二肌里分団 本発明は示差熱分析装置に関するものである。特に大容
量の示差熱分析装置(示差熱天秤装置)に関するもので
ある。
従来法王 最近、宇宙機材、生体機能用材料、環境保善用材料とし
て各種形態、機能を有する物質の製造が注目されている
。その中で、特に炭素を素材としたものは、高温に耐え
るため、研究開発が活発におこなわれている。これらを
製造するに当たりある数量の製品サンプルがないとそれ
らの性能試験を多岐にわたって行うことができない。
各種の製造方法および反応条件を選び製品のサンプルを
作り性能試験を実施できれば研究開発は促進する。この
サンプルの製造過程で反応機作、反応速度、熱収支、形
態変化などを知ることができれば一石二鳥である。
本発明は、従来の熱的測定技術を発展させ、このサンプ
ル製造実験に熱分析手法を取入れて上記の諸目的を達成
しようとするものである。
従来、熱分析は、でき上がった製品の性能試験などに使
用されており、熱分析の特性として分析物質の加熱時に
試料中に熱分布を発生し難いように設計されるか、また
はこれを無視できるようにするためff1tffiの試
料によっておこなう方式を採用し、測定感度を高めるよ
うに配慮された。
従って、従来の熱分析では微量熱分析では約10■、マ
クロ熱分析でも100 mg程度であった〔熱分析実験
技術入門第2集(以下文献という)参照〕。
■の1しよ゛と る。占 本発明は、試料120g程度を収容できる容器を用い、
サンプル製品は5ないし10gを用いることを目標とし
た示差熱(DTA)および熱重量分析(TG)で解析が
できる多量試料の肋分析装置に関するものである。
熱分析を多量の試料で実施する場合には次の諸点を配慮
することが必要である。
(1)加熱方法にもよるが、多量の試料を用いる場合に
は、試料容器内外の熱伝導の相異によって試料の内部に
広い範囲の温度分布ができやすい。これによって、 a)近似値の分離能がわるくなる。
b)ピーク頂点が高温側にずれる。
C)昇温速度を大きくすることが困難である。
(上記文献第23頁および第1図参照)第1図は、硫酸
塩(CuSO= 、5H20)の熱分解を示したグラフ
である。
第1図曲線Aは少量試料(試料量100■)によるマク
ロ熱分析結果を示したグラフ、第1図曲線Bは微量試料
(試料量10■)によるミクロ熱分析結果を示したグラ
フである。
第1図において、a)については矢印2に対して矢印1
、b>については矢印4  (113℃)に対し矢印3
  (150℃)、矢印6  (240°C)に対し矢
印5  (273℃)がそれぞれ対応している。
第1図より試料が多くなると近似値の分離がわるくなり
、ピーク頂点が高温側にずれることがわかる。
(2)試料が多量になると、反応生成物が多量に発生し
、反応器の出口回路、導入ガスのバック混合などによる
系の閉塞およびガスのピストンフロー系路などに問題が
発生し易く、又実験ごとの清掃の困難、これにともなう
装置の破損などの事故が発生しにくい簡単でかつ適正な
構造でなければならない。
。 占 l るための 本発明は、試料容器の内外壁を同時に加熱することがで
きる中空構造の円筒型試料容器にネジ蓋とガスの出入り
通路を取りつけ、ガスが流通する密閉構造とし、試料容
器の中央部の外壁の温度と容器内部の試料中心部の温度
との温度差を試料温度に対して自動的に記録して示差熱
を測定し、かつ上記試料容器を上皿天秤または垂り下げ
天秤により加熱時の該容器の重量変化を自動的に記録す
るようにしたことを特徴とする大容量の示差熱天秤装置
に関するものである。
次に、本発明を上記の問題点と相応してその解決方法を
説明する。
1)試料容器を中空構造として試料容器に内外壁を設け
、該容器の内外両面より加熱することにより試料層の厚
さをうずくし試料内部における温度分布の差を小さくし
た。
試料層をうずくする方式としてはすでに第2図(4)に
示すように多段皿型の容器がある。この方法ではある程
度段数を増せば多量の試料をとることができる。
(上記文献第9頁および第2図、および第3図参照)。
第2図は従来熱天秤容器として用いられた各種形式の容
器を示したものである。第2図において、1は擬恒法容
器、2は密閉るつぼ容器、3は開放るつぼ容器、4は薄
層多段開放容器である。
上記の各種容器を用いて蓚酸カルシウム(CaCz04
.lI□0)のTG凸曲線求め、その結果を第3図に示
した。
第3図より、試料をうずくすると熱分解による残量はる
つぼ型より正しい温度を示すことはすでに知られていた
。るつぼ型は試料の仕込が簡単であり、操作性が多段皿
型よりすぐれているが、性能は多段皿型より劣る。
本発明では中空円筒型の容器を用いることによりるつぼ
型の欠点を除き、はく石型の長所を活かした。
2)上記の問題点(2)に関しては、重量測定機構より
、加熱処理による生成物追出しガス経路を分離設置し、
生成物にピストンフローを与えてパンタフローを防止し
て重量測定機構を汚さず系の清掃を簡便にした。
3)更に、使用最高温度を800℃に設定し、これに適
する金属材料で試料容器を作成し、またシース熱電対(
インコネルシース)を使用し、更に、生成物でよごれる
ところには石英材料などの破)員し易い物質の使用をさ
けた。
作里 第3図は、本発明の詳細な説明するための一画面である
試料容器5は多量試料用の中空2重壁容器であり、試料
容器の外壁には温度計T1および試料中心部には温度計
T2が設けられている。T1とT2との温度差ΔTを試
料温度に対して自動記録し、示差熱を測定する。また、
試料容器は試料容器支持棒15、試料容器垂下げ+11
7により上皿天秤1および垂下げ天秤2にそれぞれとり
つけられている。
試料容器5は外熱ヒーター6中で定速昇温させ、ΔTの
DTAと熱電ITGをΔTおよびTG測定機構14でそ
れぞれff1l+定する試料容器は試料10〜20g入
れることができる容量で、しがも熱によって変質しない
材料例えば耐熱金属などが用いられる。
また、大量試料の熱分析装置では、反応によって生成す
る物質の放出が1時的に多量に発生することがあり、適
宜、分解反応生成物を系外に放出させないと、熱重量分
析の結果を不正確にしたり、2次分解のおそれも生ずる
本発明では、従来の方式とは異なり中空試料容器にネジ
蓋をとりつけ、締付は部分のガスケットには軟質カーボ
ンを使用し、試料容器5を密閉構造とする。容器の頭部
と底部にはガス入口コネクター7、ガス出口コネクター
8を設け、ガス入口バイブ12に、同自由可動封入液機
構9を通してフローガスを試料容器に送り込み、ガス出
口コネクター8を通って、自由可動封入液機構10をへ
て固定分解液だめ容器で液、タール物質を分離し、気体
は13より糸外に排出する。
本発明の方式は、従来の熱重量分析(科学と工業 第4
3SNo7第376〜384頁)のように天秤機構を密
ぺい構造とし、フローガスを通過させたり、フローガス
カーテンによってフローガスを天秤機構内に入れないよ
うな構成をとっていないので、試料の急激な熱分解によ
る多量の生成物の発生があっても、重ffi測定機構へ
のバンク流通などの問題がなく、この部分はフローガス
から隔離されているので汚れ、その他の保守作業が省略
されて非常な利点がある。
本発明の装置において、加熱炉6内に試料容器が接触し
ないように上皿天秤方式をとる場合には、試料容器支持
棒15で支えて天秤皿lにのせ、垂り下げ方式をとる場
合には、試料容器型り下げ棒17によって天秤2にとり
つけられている。
天秤は10mg怒度の自動記録式自動天秤であり、記録
計14でTGを測定する。示差熱測定は、天秤試料容器
支持棒15又は乗り下げ捧17に温度計Tlを容器の壁
に温度計T2を試料の中心部に脱着自由にとりつけ、T
1、T2の温度差をΔTとしてDTAを測定する。
更に、他の1本の温度計により試料中の温度Tを記録す
る。
温度計は金属シースの1璽魚又は1.6鶴直径の熱電対
を用いれば断線などが発生することのない利点がある。
試料容器、ガス系路などずぺてを耐熱金属(SUS31
6、インコネル)などで製作すれば実験毎に清掃などに
より破損するような事故もなく、保守、修理が石英製品
より容易でしかも迅速にできるので耐熱金属製とした。
実施例1 次に本発明の装置を用いた場合と従来型(るつぼ型)装
置を用いた場合について硫酸銅の示差熱測定をおこなっ
た。昇温速度2℃/min。
(A)本発明の装置では硫酸銅Cu5O,、,58,0
10gを用い、試料中心温度T2と外壁温度T1の示差
熱ΔTを測定し、その結果を第4図曲線■に示した。
(B)従来型の装置を用い、試料(硫酸銅)10gを用
い、試料温度T2と熱隔壁温度T1との示差熱ΔTを測
定し、その結果を第4図曲線■に示した。
(C)従来型の装置を用い、試料1gを用い試料温度T
2と熱隔壁温度T1との示差熱ΔTを測定し、その結果
を第4図曲線■に示した。
第4図より(1)の場合は多量の試料(約10倍量)を
使用したにもかかわらず(I[[)の場合と同等の分離
能が得られ、また ピーク時の温度も(1)の場合と(
I[[)の場合とはよく一致し、(1)の場合にピーク
温度が高温側に移動することはなかった、(旧の場合に
は(+)、(III)の場合に比較して、分離能がわる
(またピーク時の温度も高温側に移動することがわかっ
た。
実施例2 本発明の装置を用い、試料量を1’g、 5 g、 1
0g、20g、と変えてΔTを測定した。昇温速度5℃
/win、であった。試料として蓚酸カルシウムCaC
1Ot、HzOを使用した。
cac、Ht、HzO−”  CaCzOt+)IzO
第5図かられかるように、ピーク時の温度は試料の量が
1gから10gの範囲では同一であることがわかった。
実施例3 第6図は本発明による大量試料による蓚酸カルシウム脱
水及び分解のTG、 DTAである、大量とするため試
料にはA1□0゜15gに蓚酸カルシウム1000n+
gを加えた。大量にもかかわらず重!減少、示差熱井適
正な温度で出現した。
発皿公効果 本発明によって次のような効果が得られた。
(1)本発明の装置(試料ffilog)の場合には従
来のミクロ装置(試料量10■)の場合と同一の分離能
が得られた。
(2)本発明の装置では従来のミクロ装置の場合と同一
のピーク温度を示した。
(3)本発明の装置では、試料の使用量を広範囲(Ig
 −10g)に変化させても分離能およびピーク温度は
同一であった。
凹皿Ω皿瓜友説皿 第1図は、従来のミクロ熱分析装置およびマクロ分析装
置による分離能とピーク温度を示す曲線である。
第2A、B図は、従来の装置による試料容器の型式と蓚
酸カルシウム−水塩のTG曲線を示す図である。
第3図は、本発明の装置の全体説明図である。
第4図は、本発明の装置と従来装置(るつぼ型)とを用
いた場合の硫酸銅(CuSO−,5HzO)の脱水ピー
ク温度と分離[iヒとを示す図である。■は本発明、■
は従来型(大りmは従来型(少量) 第5図は、本発明の装置による試料蓚酸カルシウム(c
acztL。
H2O)の使用量の脱水ピーク温度におよぼす影響を示
す図である。
第6図は、未発明による蓚酸カルシウムの脱水及び分解
のTGDTAである。
第3図において 1.2−一上皿又は垂下げ天秤、3−一試料中心温度計
T2.4−一試料セル外壁温度計T1. 5−一大容量中空試料密ぺい容器、 6−−加熱炉(2つ割炉)、7一一人口ガスコ不クター
、8−一出ロガスコネクター、9−一人ロガス封入機構
、10−一出ロガス封入機構、 11−一分解液だめ容
器、12−−ガス人口バイブ、  13−−ガス放出パ
イプ、14−一Δ及びTG測定機構、 15−一天秤試
料容器支持捧、16−−試料、       17−−
試料容器垂下げ棒、第1図 ヤ2 ハロ ヤ3図 T ΔI ”C 第40 士5図 オC図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 試料容器の内外壁を同時に加熱することができる中空構
    造の円筒型試料容器にネジ蓋とガスの出入通路を取りつ
    け、ガスが流通する密閉構造とし、試料容器の中央部の
    外壁の温度と容器内部の試料中心部の温度との温度差を
    試料温度に対して自動的に記録して示差熱を測定し、か
    つ上記試料容器を上皿天秤または垂り下げ天秤により加
    熱時の該容器の重量変化を自動的に記録するようにした
    ことを特徴とする大容量の示差熱天秤装置。
JP29613686A 1986-12-11 1986-12-11 大容量の示差熱天秤装置 Pending JPS63148155A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017037031A (ja) * 2015-08-12 2017-02-16 株式会社リガク 熱分析装置用センサユニットおよび熱分析装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS423276Y1 (ja) * 1964-07-07 1967-02-25
JPS4921753U (ja) * 1972-05-26 1974-02-23
JPS5747730U (ja) * 1980-09-01 1982-03-17

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