JPS63147878A - 耐熱性コンクリ−ト構造 - Google Patents

耐熱性コンクリ−ト構造

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JPS63147878A
JPS63147878A JP29501286A JP29501286A JPS63147878A JP S63147878 A JPS63147878 A JP S63147878A JP 29501286 A JP29501286 A JP 29501286A JP 29501286 A JP29501286 A JP 29501286A JP S63147878 A JPS63147878 A JP S63147878A
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heat
cement
resistant
acid
calcium phosphate
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JP29501286A
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町 文治
英樹 上田
稔 沢出
小田原 卓郎
中島 康甫
飯野 信二
幸男 高橋
大嶋 稔
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Shimizu Construction Co Ltd
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Shimizu Construction Co Ltd
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B41/00After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
    • C04B41/45Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
    • C04B41/50Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with inorganic materials
    • C04B41/5076Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with inorganic materials with masses bonded by inorganic cements
    • C04B41/5092Phosphate cements
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B41/00After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
    • C04B41/45Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
    • C04B41/52Multiple coating or impregnating multiple coating or impregnating with the same composition or with compositions only differing in the concentration of the constituents, is classified as single coating or impregnation

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  • Organic Chemistry (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、耐熱性コンクリート構造に係り、特に1.M
に優れた耐熱層を有する耐熱性コンクリート構造に関す
る。
(従来の技術) 1に来、各種高熱装置において高熱抵抗性のある種々の
材トlが開発使用されており、無機系の材料として金属
、セラミックス、セメントなどが用い・られている。
このうち、金属、セラミックスは概して峨密質で機械強
度も高く、耐熱材f’lとしてあらゆる用途に適用され
ているが、その成形が容弓でなく又は高温処理が必要で
あるといった問題1点があるところ、セメントはそれに
骨材と水を配合し流動化して+1′!内に流込むことに
よって容部に所望形状成)[3体が得られる利点がある
しかしながら、耐熱材料としての耐熱セメントの使用は
、それがセラミックスのごとく高温に耐えられないこと
や機械強度の不足などの点から、余り普及していない。
(発明が解決しようとする問題点) 耐熱セメントとしては、アルミナセメントが代表的なも
のとして知られている。
アルミナセメントは速硬性で耐熱性も高い反面、転位に
よる強度低下、中間温度におけるボンドの弱化に起因す
る熱間強度の低下の問題を有している。
そして、珪酸力ルシウ11系組成物で最も一般的なセメ
ントであるポルトランドセメントは、水和、硬化の際に
多量に生成されるC a(014>2のために、それが
以下の反応 Ca(OHh:l: Cao + H20(スレーキン
グ現象)を起こし、組織劣化を招く欠点があり、耐熱性
は劣る。
そこで、これに超微粒の8102を添加混合することに
より、下記反応により前記スレーキング現象の発生を防
止したものか耐熱性セメントとして提f共されている。
Ca(OH)2+S io z−CxS yHz(ただ
し該式において、Cacao、S:SiO2,11:H
2O、であり、主に、c2s、c、s2、C3が生成混
在しているものと考えられる) しかしながら、本発明者はこのような防止法だけでは問
題のあることを知った。すなわち、示差熱分析の結果、
490°C1730℃、905°Cにおける組織の劣化
を確コ2しており、また加熱に伴う残存圧縮強度試験に
よると、700°Cを越えろと2激な強度低下がおこっ
ていることがわかった。
(問題点を解決するための手段) 本発明者は以上に鑑み研究の結果、耐熱性を格段に向上
させた耐熱性セメントflll造を開発した。
すなわち本発明は、セメント硬化物成形体とその上に形
成された耐熱層から成り、その耐熱層がリン酸カルシウ
ムを主成分とし、それと酸性水溶液との混合物スラリー
硬化体からなることを特徴とする耐熱性コンクリート構
造であり、第1図に示すように、セメント硬化物成形体
1の表面に上記混合物スラリー硬化体3が積層一体化さ
れたコンクリート構造となっている。
なおこの際、セメント硬化物成形体1の表面に、表面処
理剤としての酸性水溶液を塗布して、処理層2を形成し
ておくこと、さらには作業性を考えるとpH3〜6程度
に調整した酸性水溶液を塗布して、9aFJ、7M2を
形成しておくことは好ましいことである、またこの場合
酸性水溶液としてリン酸水溶液を用いることは、特に後
記に説明する理由がら、より好ましいものである。
酸性水溶液のpH調整には、通常用いられるアルカリ剤
例えばアンモニヤ;エタノールアミン等の有機アミン:
ナトリウム;カリウム;カルシウム等のアルカリ又はア
ルカリ土類金属の水酸化物等を用いることができる。
ところで上記の構成において、セメント硬化物成形体を
製造するにはポルトランドセメン■・を使用することが
できるが、これは前述したように常用のセメントであっ
てコストも低く入手しやすいものである。
またその面に打設されたリン酸カルシウムは高温に加熱
されると融点が1400〜1800℃以上にも達するア
パタイトを生成し、この生成物が高温度に対する優れた
抵抗性を発揮する。
そして、スラリー中における酸性水il?tはリン酸カ
ルシウムを水和硬化するのに役立つしのであるが、特に
リン酸水溶液を使用するときは、下式のごとく、セメン
トからなお引続き生成される遊離の水酸化カルシウム(
Ca(○H)2〉を捕捉し、リン酸カルシウムスラリー
との強固な界面を形成させるため、優れた有利性が発揮
される。
211PO4モ3Ca(OH)2” Caz(P O4
)2 + 6)(20本発明に使用する混合物スラリー
の主成分であるリン酸カルシウムは、カルシウムとリン
を原子比(ダラムアトムの比をいう、以下同じ)として
Ca/PL、4〜16の割合で含有し、700°C〜1
400℃、好ましくは900°C〜1300 ’Cの温
度で焼成したものが好ましい。
本発明においては、硬化促進剤として酸性水溶液を用い
る。このような酸性水溶液を作る酸類としては、有機酸
でも無機酸でも有効であり、当然ながらその混合物も有
効である。これらの酸類は硬化時間の短縮及び硬度増加
の硬化を得るために・g・要である。これらの酸類を、
硬化促進剤として用いる場合、硬化速度及び硬化体の物
性等から見て水溶液のpHは2.5〜6.0の範囲が好
ましく、3.0〜5.0がより好ましい。
本発明の実施に用いる有機酸類としてはギ酸、酢酸、プ
ロピオン酸等の低級−塩基脂肪酸、リンゴ酸、グリコー
ル酸、乳酸、クエン酸、糖酸、アスコルビン酸等のヒド
ロキシカルボン酸、グルタミン酸、アスパラギン酸等の
酸性アミノ酸、シラ酸、マロン酸、コハク酸、タルダー
ル酸、アジピン酸、マレイン酸、フマール酸、ムコン酸
等の二塩基酸、ピルビン酸、アセト酢酸、レブリン酸等
のゲト酸、サリチル酸、安息香酸、桂皮酸、フタル酸等
の芳香族カルボン酸類及びそのアルカリ金属、カルカリ
土類金属又はアンモニウム塩等の塩及び加水分解により
容易にカルボン酸基を生成する上記有機酸の誘導体例え
ば酸無水物や酸塩化物等がある。
無機酸類としてはリン酸、塩酸、硫酸、碩酸、フッ酸、
ホウ酸等がある。これらの酸類を含む水ン容i1のpH
を調整するときにはアンモニヤ、アミン、アルカリ金属
の水酸化物、アルカリ土類金属の水酸化物等を用いるこ
とができる。
更に硬化体の硬度を上げるために、本発明に使用するリ
ン酸カルシウムを主成分とする混合スラリーに、フッ化
物を添加することが好ましい。このようなフッ化物とし
てはフッ酸のアンモニウム又はアミン塩、アルカリ金属
塩、アルカリ土類金属塩等でそのフッ素がリン酸カルシ
ウム中にとり込まれてフロロアパタイトになりうるちの
であれば良い、この場合、フッ化物の添加量はカルシウ
ムとフッ素の原子比としてCa/F=4.2〜6゜が好
ましい、一方、硬化体の硬度を上げる為にカルシウム以
外の2価または3価のイオンとなり得る、金属原子(M
 e)例えば鉄、コバルト、ニッケル、クロム、バリウ
ム、ストロンチウムを含む可溶性化合物をリン酸カルシ
ウム中のリン酸根(P○、)に対するモル比M e /
 P O+として2.5×10−4以上を混合物スラリ
ーに添加することもでき1−1前記フツ化物との併用も
可能である。 なお、この場き、後記実施例に示すよう
に、前記金属原子<Me)をリン酸カルシウム焼成時に
これらの金属原子(Me)を含む化合物を加えて焼成し
てリン酸カルシウム中に導入することもできる。
本発明に使用するリン酸カルシウムを主成分とするスラ
リーの粉体成分と酸性水溶液からなる液体成分とは重量
比で10・2〜10:5の割合で混合するのが良い。液
体成分がこれより少ないと組成物の流動性が不足であり
、これより多いと組成物の流動性が過剰になり好ましく
ない。
本発明のリン酸カルシウムを主成分とするスラリーは羊
独でも使用出来るが、骨材を加えて使用することは次の
利点?期待できる。
(ア)価格の安い・け材を使用して製品である耐熱性コ
ンクリートの装Jhコストと下げ得る。
〈イ)熱安定性の良い骨材を使用して耐熱性又は寸法安
定性分向上できる。
〈つ)比重の小さい骨材を使用して軽11tfヒが可能
である。
骨材としてはコンクリート用に一般に1吏用されるもの
を使用することができるが、得られる硬化体と同質のア
パタイトであることから火成岩質燐鉱石、又は水性岩質
燐鉱石及びその焼成品は好ましい骨材と言える。
以上の各成分組成の組合わせ、積層によって得られるコ
ンクリート構造は、成形製造が容易であり、打設リン酸
カルシウムは耐熱性が非常にf、れ1600°Cまでの
不燃耐火被覆材として作用するなどのため、耐熱性に優
れかつ高温での1最れた力学的強度分保有する等優良な
諸性性を有するも、、7)となる。
本発明のコンクリート構造の製造は、例えば以下のよう
にして行なわれる。
まずセメントに、又はセメントに超微粒の5iO2(例
えばシリカヒユー)、)を添加混合したものに、高級シ
ャモット、煉瓦くず等を混合し、水を加えて均一混合し
た後、成形型枠内に流し込む。
そのまま一定時間放置して養生硬化させた後、次いでそ
の表面に予め酸性水溶液、例えばリン酸水溶液、を塗布
して未中和の残存水酸化カルシウム分を中和する。しか
し該中和処理工程は必要に応じ、省略することもできる
次いで、リン酸カルシウムを主成分とする粉末とその硬
化剤としての酸性水溶液を混合したスラリーを前記養生
硬化物成形体表面l\所望厚さに打設して積層一体化す
る。この場合、所望厚さは、通常数ミリから数十センチ
まで考えられるが、前記養生硬化物の種類によって変わ
る。つまりリン酸カルシウムとその硬化剤による硬化物
を通して伝達する温度が前記養生硬化物の耐熱温度(使
用限界温度)以下となるようにその厚さを決定する。
この際、前述のごとく酸性水溶液として、希薄リン酸水
溶液を用いると、前記硬化1勿成形体より生成する残存
水酸化カルシウムをリン酸のカルシウム塩として固定化
することが出来、この固定化されたリン酸カルシウム層
の介在のために、その上に打設される化学的に同質系の
リン酸カルシウムを主成分とするスラリー硬化体はより
強固に一体化されることとなる。
したがって、本発明コンクリート構造は比較的高温度に
接し、しかも機械強度の低下が許容されない構造部材と
して使用することができ、それらの数例は以下のようで
ある。
(ア)コークス炉関係では、消火塔のコンクリート内壁
、コークス運搬用プラットフォームやレールの床材、煙
道コンクリート壁、排ガスダクト等に。
(イ)高炉関係として、鋳床、鋳床樋カバー、滓樋ビッ
ト壁、鋳床支柱、スラブ冷却場周辺壁、受銑孔エプロン
等に。
(ハ)転炉、電気炉関係では、注銑ビット側壁、転炉f
ヤ業床、電気炉の予熱及び排ガスダクト、電気炉出鋼及
び排滓ビット側壁、排滓揚床、連続鋳造設備の周辺側壁
等に。
(ニ)加熱炉、乾燥炉関係では、乾燥炉側壁、乾燥炉蓋
置場床、加熱炉地下煙道等に。
(ホ)耐熱用建材として、各種建物の耐熱耐火間仕切材
、カーテンウオール材等に。
(実施例) 次ぎに、本発明の詳細な説明する。
以下のごとく、実施r!A1〜3の、本発明実施例コン
クリート構造材と、比較例1の耐熱セメント材、比較例
2の普通ポルトランドセメント材の各種類について、4
cmX4emX 12cmの試験体を作成し、残存圧縮
強度、耐火度、熱スポーリング性に′)いて確認した。
その結果は表−1に示す通り、実施例耐熱性コンクリー
ト構造材は、池のセメント材に比べて優れた特性を示し
ており、結果は良好であった。
実施(’A  ]  : 超微粒S i O2を44.1%く型中比〉混入した普
通ポルトランドセメントをW/C35%で混練り、硬化
させ、1モル クエン酸/S液を表面に塗布する。次い
でその上に下記■組成のリン酸力ルシウl、スラリー3
、前記硬化物の上に打設し、積層−木1ヒして、試験体
とした。
■ リフ(51カルシウム(Caz(P O4)2) 
97 、5%、フッ化カルシウム2.5%の割合で、混
きした粉末68.55%と1モルクエン酸溶液(アンモ
ニア水にてp)13に調整したもの)31.45%とで
配合混練したスラリー。
実施例2 リン酸カルシウムスラリー組成を下記■としたものを用
いた以外は、実施例1と同じである。
■ 第二燐酸カルシウム(CaHP Od 99 、8
%と、ピロリ/M鉄(F e4(P 20 th)0 
、2%を混合粉砕し、電気炉で500°Cにて2時間焼
成、その漫室温まで冷却するゆこの焼成粉末62°≦と
、炭酸カルシウムCa C03389ごとを充分に混合
し、再度電気炉中で1200℃にて2.5時間焼成端、
冷却してFe倉有リン酸カルシウムを得る。
このFe含有リン酸カルシウム786%と、1モルクエ
ン1112 iB il (但しアンモニア水にてp)
145に調整)21,496とで配合混練したスラリ−
9実施例3ニ リン酸カルシウムスラリー組成を下記■としt二ものを
用いた以外は、実施例1と同じである。
■ リン酸カルシウム(Caz(P O1)2)99 
、3%、酸性フッ化アンモニウム<N H4HF 2)
 0 、4%、フッ化カルシウム(CaF2)0.3%
の割合で粉砕混合した粉末73.5%と、0.5モルリ
ン酸水溶液26.5%とで配き混練したスラリー。
比較例1:(耐熱セメント材) 普通ポルトランドセメントに超微粒5in2を44.1
%(重量比)混入した耐熱セメントを水セメント比W/
C35%で配合混練した硬化物を試験体とした。
比較例2:(普通ポルトランドセメント材)普通ポルト
ランドセメントを水セメント比W/C35%で配合混練
した硬化物を試験体とした。
表−1性能比較 以上の結果から判るとおり、本発明実施例(1゜2.3
)の場合はいずれも、残存圧縮強度、耐火度、及び熱ス
ポーリング性の物理特性は良好であった。
これに対して、比較例(1,2)の場合は、同物理特性
は普通あるいは不良であった。
(発明の効果) 以上のことから本発明によれば、 (1) リン酸カルシウムスラリーの水和・自硬性材料
は酸化性雰囲気下でも熱的に安定であるので、1600
℃までの不燃耐火被覆材として山き、また1000℃ま
での熱間強度の低下が殆どないこと、そしてまた構造材
の基材に珪酸カルシウム系耐熱セメント硬化物成形体を
用いれば、800℃までの熱間強度(圧縮、曲げ強度)
の低下が少なく、したがって本発明の積層一体化耐熱性
コンクリートは、優良な耐熱保護層を有しかつ高温での
力学的強度に優れた積層一体化耐熱性コンクリート構造
となること、 (2)セメント硬化物成形体の表面層と打設リン酸カル
シウム層とは、両者の界面が微視的に入り組んだ状態(
アンカー的結合)となりかつ組織が遷移層となって、積
層一体化しているため両者の接合は強固であり、したが
って高温においても接着強度の極めて優れた横道部材と
なること、(3)本発明のセメント硬化物原料であるセ
メント及びリン酸化カルシウムスラリーの両者は、共に
水和・自硬性材料であるので、容易に自由な形状体ta
造することができ、すなわち従来のセメントやコンクリ
ートの成形と同様の手法により成形ができること、 (11)打設リン酸化カルシウムを主成分とするスラリ
ーは厚い強固な層を形成することができ、したがって従
来の耐火用吹付は剤とは本質的に異なり、任意の厚みの
もの、例えば構造材兼用の厚みとなしても容易に打設で
きること、 (5) リン酸カルシウムを主成分とするスラリーの水
和・硬化物層は本来的に従来のセメント系硬化物にある
中性化の問題を考慮する必要が全くないものであるばか
りでなく、また、基材のセメント硬化物成形体の中性化
処理料としても没立ち、かつ耐水性、耐通気性に優れて
いるので基材の有効な保護牛用をするため、本発明の積
層一体化された耐熱コンクリートI7I造は非常に好ま
しい組合わせ構造であること、 等の多くの滑れた牛用効果が発揮されるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明耐熱性コンクリートn4造の部分断面図
を示す。 1:セメント硬化物成形体 2:処理層 3:混合物スラリー硬化体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)セメント硬化物成形体とその上に形成された耐熱
    層から成り、該耐熱層がリン酸カルシウムを主成分とし
    、それと酸性水溶液との混合物スラリー硬化体からなる
    ことを特徴とする耐熱性コンクリート構造。
  2. (2)セメント硬化物成形体と耐熱層との間に、それら
    を連続一体化せしめる処理層をもつことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の耐熱性コンクリート構造。
  3. (3)セメントが、ポルトランドセメント、あるいはポ
    ルトランドセメントに超微粒のSiO_2が添加混合さ
    れたもの又はアルミナセメントであることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項又は第2項記載の耐熱性コンクリ
    ート構造。
  4. (4)セメント硬化物及び/又は混合物スラリー硬化体
    は骨材を有していることを特徴とする第1項ないし第3
    項記載の耐熱性コンクリート構造。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58199789A (ja) * 1982-05-18 1983-11-21 住友化学工業株式会社 無機化粧板
JPS60264378A (ja) * 1984-06-09 1985-12-27 小野田化学工業株式会社 珪酸カルシウム板のセラミツク被覆方法
JPS61295013A (ja) * 1985-06-21 1986-12-25 バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト プラスチツク材料の製造、特に少なくとも2つの流動可能な反応成分よりなる流動可能な反応混合物を発泡形成するためのピストン計量装置

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