JPS6314742A - 高純度パラブロモフルオロベンゼンの製造方法 - Google Patents

高純度パラブロモフルオロベンゼンの製造方法

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JPS6314742A
JPS6314742A JP61156146A JP15614686A JPS6314742A JP S6314742 A JPS6314742 A JP S6314742A JP 61156146 A JP61156146 A JP 61156146A JP 15614686 A JP15614686 A JP 15614686A JP S6314742 A JPS6314742 A JP S6314742A
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bromofluorobenzene
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bromine
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伸典 福岡
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐熱性ポリマー用のモノマー中間体下、農薬、
医薬等の中間体として重要な高純度のバラブロムフルオ
ロベンゼンをフッ化ヘンゼンカラ高収率で製造する方法
に関する。
〔従来の技術及び問題点〕
バラブロモフルオロベンゼンは、フッ素に対t。
てノぞう位の臭素が種々の反応に活性であることを利用
シて、バラフルオロフェニル基を導入する試剤として重
要であり、種々の製法が提案されている。フッ化ベンゼ
ンと臭素とから、ノぞラブロモフルオロベンゼンを製造
する方法としては、例えば、無触媒下に気相で行ったシ
、鉄触媒の存在下に液相で行う方法〔ジャーナル・オブ
・ケミカルンサイアテイ(Journal of 0b
ernIcal 5ociety ) 、 1823(
1957))、カルシウムイオンで部分的にイオン交換
されたY−Wゼオライト触媒を大量に用いて行う方法〔
ジャーナル・オブ・キャタリミス(Journalof
 0atalysis ) 、 60 、110 (1
979) ]などが提案されており、バラブロモフルオ
ロベンゼンが、かなシの選択率で生成するととが知られ
ている。また、五塩化アンチモンを反応試剤とし加える
ことによって臭素の利用率を上げる方法〔ブレタン・オ
ブ・ザ1ゲミカル・ソサイアテイ・オブ・シャツセン(
Bulletfn of the Ohemlcal 
5oclety of JapaII)、 47゜14
7(1974) ]も提案されており、約90%の収率
でバラブロモフルオロベンゼンが得られているが、臭素
と商量の五塩化アンチモンが必要である。
これらの従来の方法では、バラブロモフルオロベンゼン
の選択率は90%を超えるが、いずれの場合も、オルト
ブロモフルオロベンゼンやメタブロモフルオロベンゼン
などの異性体や、ジゾロモフルオロベンゼンなどの多フ
ロム化フルオロベンゼンが副生じ、高純度のバラブロモ
フルオロベンゼンが得られない。また、フッ化ベンゼン
が比較的高価な原であるため、これらの副生物を分離し
ても有効に活用できる方法を見出さねば、目的とするバ
ラブロモフルオロベンゼンが高価なものになってしまう
という欠点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本発明者ら1よ、フッ化ベンゼンとブロム化剤と
から高収率で高純度のバラブロモフルオロベンゼンを製
造すふ方法について鋭意検討を重ねた結果、ブロム化工
程、分離・精製工程及び分解・回収工程とを組合わせる
ことによって目的を達成できることを見出し、本発明を
完成するに至った。
すなわち、本発明はフッ化ベンゼンから高純度バラブロ
モフルオロベンゼンを製造するに当シ、工)フッ化ペン
ぜンにブロム化剤を反応させることによって79ラブロ
モフルオ四ペンぜンを主生成分とするブロム化フルオロ
ベンゼン混合物を得るブロム化工程、 X)  該ブロム化フルオロベンゼン混合物から蒸留ま
たは/及び晶析によシ、高純度のバラブロモフルオロベ
ンゼンを分離取得する分離・精製工程、及び H)前記IIにおける分離操作の結果残ったブロム化フ
ルオロベンゼン混合物を水素化分解反応及び塩基の存在
下に水素と反応させることによって水素化分解反応を行
い、フッ化ベンゼンと該塩基の臭化水素酸塩とに分解し
、次いでフッ化ベンゼンと臭化水素酸塩とをそれぞれ回
収することから成る分解・回収工程 を包含することを特徴とする高純度バラブロモフルオロ
ベンゼンの製造方法を提供することにある。
本発明のブロム化工程においては、フッ化ベンぜンと臭
素とを液相で反応させる方法、フッ化ベンゼンと臭化水
素または臭化水素と臭素との混合物とを気相で酸素の存
在下に反応させる方法、及びこれらを併用した方法によ
って実施されるが、ノぞラゾロモフルオロ(ンせンの選
択率及び収率をできるだけ高くするように行うことが好
ましく、少くとも90モル%のバラブロモフルオロベン
ゼンを含むブロム化フルオロベンゼン混合物が得られる
ように行うことが特に好ましい。この目的を達成するの
に好ましい方法の1つは、触媒の存在下にフッ化ベンゼ
ンと臭素とを液相で反応させるのものでアシ、この場合
、臭素1モル当シ、1モル以上のフッ化ベンゼンを用い
ることが好ましく、よシ好ましくは1.1〜5モルのフ
ッ化ベンゼンを用いて行われる。フッ化ベンゼンの使用
量が臭素1モル当り、1モルより少いとジブロモフルオ
ロベンゼンなどの多ブロム化ベンゼンの副生量が増した
シ、未反応の臭素が残ったシして、ノソラブロモフルオ
ロベンゼンの収率や選択率が低下する。また5倍モルよ
シ多くのフッ化ベンゼンを用いてもよいが、反応容器が
大きくなったシ、分離すべき未反応のフッ化ペンギンの
景が多くなるので、それほど好ましいものではない。ま
たとの液相反応はできるだけ低温で行うことが好ましい
が、あまシ反応温度が低すぎると反応速度が遅くなシ好
ましい方法ではない。−20〜100℃の範囲が好まし
く、よシ好ましくは一10〜80℃の範囲である。低温
での反応速度を高め之p 、−”ジブロモフルオロベン
ゼンの選択率を向上させる目的で触媒が使用される。こ
のような触媒としては、鉄粉、塩化鉄、臭化鉄、ヨウ化
鉄などの鉄系触媒;塩化アルミニウム、ヨウ化アルミニ
ウムなどのアルミニウム系触媒;ヨウ素などが用いられ
る。特に好ましいのは鉄系触媒である。
臭素によるフッ化ベンゼンの液相ブロム化反応において
は、フッ化ベンゼン以外の他の溶媒を用いずに実施する
ことも好ましい方法であるが、必要に応じて溶媒を用い
ることもできる。このような溶媒としては、反応に悪影
響を及ぼさないものであれば、どのようなものも使用で
きるが、例えば、酢酸、プロピオン酸などの低級脂肪族
カルヂン酸類;四塩化炭素、クロロホルム、塩化メチレ
ン、トリクロロエタンなどの低級脂肪族ハロゲン化炭化
水素類;エーテル、ジオキサンなどのエーテル類;二硫
化炭素などがあげられる。
との液相ブロム化反応は、回分式でも流通式でも実施で
きるが、反応系中では、臭素に対して7ツ化ベンゼンが
当量よシ過剰に存在している状態で反応させることが重
要である。
このような臭素をブロム化剤とする液相ブロム化反応に
よって、ノぞジブロモフルオロベンゼンを90モル%以
上含むブロム化フルオロ4ンゼン混金物が得られる。
ブロム化工程を実施するのに好ましい他の方法の1つは
、分子状酸素と臭化水素をブロム化剤として用いるフッ
化ベンゼンのオキシブロム化法である。このオキシブロ
ム化法応の場合も、気相、液相のいずれの方法でも実施
できるが生産性の高いことや爆発限界のことを考慮すれ
ば、気相での反応がよシ好ましい。
この気相オキシブロム化反応は、無触媒でも実施できる
が、バラブロモフルオロベンゼンの収率や選択率をより
向上させたり、反応温度を低下させたシ、反応速度を向
上させる目的で、触媒を用いることがより好ましい方法
である。このような触媒としては、銅系触媒や第1工程
で用いるととのできる鉄系触媒、およびこれらを混合し
た触媒などが好ましく用いられるが、特に好ましいのは
、銅を含有する固体触媒である。このような銅系触媒と
しては、銅粉などの銅金属;塩化銅、臭化銅、ヨウ化銅
などのハロゲン化物類;硝酸銅、硫酸銅、酢酸銅などの
塩類;酸化第一銅、酸化第二銅、硫化−などの酸化物お
よび硫化物類などの各種銅化合物が用いられる。
これらの金属状銅または銅化合物は、単独でも用いるこ
ともできるが、例えば、活性炭、グラファイト、シリカ
、アルミナ、シリカ−アルミナ、シリカ−チタニア、チ
タニア、ジルコニア、硫酸・々リウム、炭酸カルシウム
、アスにスト、ベントナイト、ケイソウ糖、ポリマー、
イオン交換樹脂、ぜオライド、モレキュラーシーブ、ケ
イ酸マグネシウム、マグネシアなどの担体に担持された
ものであってもよい。
また、銅を含有する固体触媒として、銅イオンでイオン
交換したゼオライトも好ましく用いられる。このような
銅イオン交換ゼオライトは、ゼオライトを銅イオンを含
む水溶液中に浸漬することによって、ゼオライト中のナ
トリウムカチオンを所定量の銅カチオンで交換した後、
乾燥したものであって、容易に得られるものである。銅
イオンの交換量は、イオン交換容量の5%以上であり、
より好ましくFil 0%以上である。なお、とこでい
うイオン交換容量とは、ゼオライトのアニオン部である
人j!Ojと対をなすカチオン部の総量である。
このようなゼオライトとしては、Y型ゼオライト、モル
デナイ)、Z8M−5などが好ましく用いられるが、特
に好ましいのはY型ゼオライトである。
この気相オキシブロム化反応の原料中の7ツ化ペンぜン
の臭化水素に対するモル比は1.0〜10の範囲であシ
、よシ好ましくは1.2〜8の範囲である。
この比が1.0より小さいと、未反応の臭化水素が残っ
たシ、多ブロム化フルオロベンゼンの1XIlfが増加
するので好ましくない。また、この比を10以上で実施
することは、反応上は悪影響はないが、バラブロモフル
オロベンゼンの空時収率が低下し、分離すべき未反応の
フッ化4ンゼンの量が増えるので好ましい方法ではない
また、供給ガス中の分子状酸素の臭化水素に対するモル
比は0.5〜10の範囲でオシ、よル好ましくは0.6
〜5の範囲である。この比が0.5より小さいと、未反
応の臭化水素が残るので好ましくない。
また、10より大きくすると、生成物の空時収率が低下
するので好ましく表い。
この分子状酸素とは、純酸素または酸素を含むものであ
って、空気でもよいし、あるいは空気または純酸素に反
応を阻害しない他のガス、例えば、窒素、アルザン、ヘ
リウム、炭酸ガスなどの不活性ガスを加えて希釈したも
のであってもよい。
気相オキシブロム化反応の反応温度は、反応系を気相に
保てる温度であれば特に制限はないが、あまシ高温にな
ると、バラブロモフルオロベンゼンの選択率や収率が低
下するため、通常は60〜400℃、好ましくは100
〜300℃、さらに好ましくは150〜250℃の範囲
である。
気相オキシブロム化反応は、減圧、常圧、加圧のいずれ
の圧力下でも実施できるが、通常、0.5〜10気圧、
好ましくは0.8〜5気圧の範囲で行われる。
このような気相オキシゾロ化反応によって、パラブロモ
フルオロベンゼンを90モル%以上含むブロム化フルオ
ロベンゼン混合物が得られる。
気相オキシブロム化反応において、ブロム源として、臭
化水素のみで表<、臭化水素と臭素の混合物を用いるこ
とも、もちろん可能である。
臭素を用いるブロム化反応の場合、通常、臭化水素が副
生するので、との副生臭化水素をオキシンロム化反応に
使用することも好ましい方法である。この場合、副生臭
化水素を系外に取シ出して別のオキシブ四ム化反応装置
で反応を行うとともできるし、臭素を使うプロ人化の反
応系内に酸化剤である分子状酸素や硝酸力どを加えるこ
とによってオキシブロム化反応を併発させながら行うこ
ともできる。
もちろん、副生する臭化水素あるいはそれを塩の形でプ
ロふ化反応の系外に取ル出して、公知の方法で臭素とし
て回収することも可能である。
このようなブロム化反応によって得られfcfロム化フ
ルオロベンゼン混合物社、パラブロモフルオロベンゼン
を主成分とするものであるが、通常は少量のオルトブロ
モフルオルペンぜンを含んでおシ、場合によっては微量
のメタブロモフルオ四ペンぜンやジブロモフルオロベン
ゼンを含んでいることがあるが、これらの副生物を分離
し、目的とするノセラブロモフルオロベンゼンを高純度
で得るために、分離・精製工程が実施される。
本発明でいう高純度とは、95%以上、好ましくは98
%以上、よシ好ましくは99.5%以上の純度を意味し
ている。
分離・精製工程は蒸留または/及び晶析によって行なわ
れるが、蒸留操作と晶析操作をそれぞれ単独で、あるい
は併用することによって、必要とする純度のバラブロモ
フルオロベンゼンを取得スることができる。ノ臂うブロ
モフルオロベンゼンとそのオルト及びメタ異性体とは、
沸点が比較的近いけれども、融点の差が大きいので、9
9.5%以上の純IEのパラブロモフルオロベンゼンを
得たい場合には、晶析操作を実施することが好ましい。
例エバ、パラプロそフルオロベンゼンと、主な副生物で
あるオルトブロモフルオロベンゼンの沸点は常圧でそれ
ぞれ153°0と156〜157℃であるのに比べ、融
点はそれぞれ一8℃と一50℃以下である。
このような蒸留及び晶析操作を単独で、あるいは組み合
わせて実施することによって、必要とする高純度のバラ
ブロモフルオロベンゼンを分離取得できるが、その純度
を高くすればするほど、その取得率は低下してくる。こ
のことはバラブロモフルオロベンゼンの収率が低下し、
その結果、バラブロモフルオロベンゼンは高価なものに
なってしまう。
従って、ノぞラプロモフルオロベンゼンの収率ヲ上げ、
できるだけ安価にするためには、高純度バラブロモフル
オロベンゼンを分離した分離残渣から効率的に7ツ化ベ
ンゼン成分とクロム成分を回収することが重要となって
くる。
この分離残渣から、フッ化ベンゼンとブロム成分を高収
率で回収する方法が見出された。すなわち、本発明の分
解・回収工程では、ノミラブ口モフルオロベンゼンを含
んでいてもよい、分離操作の残りのブロモフルオロベン
ゼン混合物を、水素化分解触媒及び塩基の存在下に水素
と反応させることによって水素化分解反応を行い、フッ
化ベンゼンと該塩基の臭化水素酸塩とに分解し、次いで
フッ化ペンぜンと臭化水素酸塩とをそれぞれ回収する。
回収されたそれぞれの成分は、必要に応じて適当な処理
を行った後、ブロム化工程に再使用することができ、そ
の結果、供給したフッ化ベンゼン及びブロム化剤に対す
る高純度バラブロモフルオロベンゼンの収率及び選択率
が大巾に向上させることができた。
水素化分解触媒としては、ノぞラジウム、白金、ルテニ
ウム、ロジウムなどの白金族金属系触媒;ニッケル系触
媒などが好ましい。これらの金属系触媒においては、パ
ラジウム黒、白金黒、ルテニウム黒、ロジウム黒などの
金属熱やラネーニッケルなどの還元状態の金属粉や、こ
れらの金属成分を、活性炭、グラファイト、シリカ、ア
ルミナ、シリカ−アルミナ、シリカ−チタニア、チタニ
ア、ジルコニア、硫酸ノ々リウム、炭酸カルシウム、ア
スベスト、ベントナイト、ケイソウ土、ポリマー、イオ
ン交換樹脂、セオライト、モレキュラーシーブ、ケイ酸
マグネシウム、マグネシアなどの担体に担持したものも
好ましく用いられる。
水素化分解反応に用いられる塩基としては、種々の無機
及び有機の塩基があげられる。例えば酸化リチウム、過
酸化リチウム、酸化ナトリウム、過酸化ナトリウム、超
酸化ナトリウム、酸化カリウム、過酸化カリウム、三酸
化二カリウム、超酸化カリウム、酸化ルビジウム、過酸
化ルビジウム、三酸化二ルビジウム、超酸化ルビジウム
、オゾン化ルビジウム、酸化セシウム、過酸化セシウム
、三酸化二セシウム、超酸化セシウム、オゾン化セシウ
ムなどのアルカリ金属の酸化物類;酸化ベリリウム、酸
化マグネシウム、酸化カルシウム、過酸化カルシウム、
酸化ストロンチウム、過酸化ストロンチウム、酸化バリ
ウム、過酸化/?タリウムどのアルカリ土類金属の酸化
物類;水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、水酸化ルビジウム、水酸化セシウム、水酸化ベリ
リウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸
化ストロンチウム、水酸化ノ々リウムなどのアルカリ金
属およびアルカリ土類金属の水酸化物類;炭酸ナトリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリ
ウム、炭酸ノqリウム、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸マグ
ネシウム、アルミン酸カリウム、アルミン酸カルシウム
、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸化カリウム等の強塩基と弱
酸の塩類:炭化カルシウム、炭化セシウム等の炭化物類
;水酸化アルミニウム、水酸化カリウム、水酸化インク
ラム、水酸化タリウム、酸化タリウム等のアルミニウム
族金属の水酸化物および酸化物類;酸化ランタン、酸化
セリウム、水酸化セリウム等の希土類元素の酸化物およ
び水酸化物類;水素化リチウム、水素化ナトリウム、ホ
ウ水素化ナトリウム、水素化カルシウム、水素化リチウ
ムアルミニウム等の水素化物類;硫化ナトリウム、硫化
水素ナトリウム、硫化カリウム、硫化カルシウム等のア
ルカリ金属またはアルカリ土類金属の硫化物および硫化
水素化物類;水酸化テトラエチルアンモニウム、水酸化
テトラシロビルアンモニウム等の水酸化第四級アンモニ
ウム化合物類;水酸化メチルトリフェニルホスホニウム
、水酸化テトラメチルホスホニラム等の水酸化第四級ホ
スホニウム化合物類;水酸化トリエチルスルホニウム、
水酸化トリフェニルスルホニウム等の水酸化第三級スル
ホニウム化合物類;酢酸ナトリウム、安息香酸カリウム
、シュウ酸ルビジウム、プロピオン酸ノ9リウム等の強
塩基と弱有機酸との塩類;ナトリウムメチラート、ナト
リウムエチラート、カルシウムエチラート等のアルカリ
金属およびアルカリ土類金属のアルコラード類;ナトリ
ウムフェノシート、カリウムフェノラート、マグネシウ
ムフェノラート等のアルカリ金属およびアルカリ土類金
属のフェノラート類;リチウムアミド1ナトリウムアミ
ド、カルシウムアミr1  リチウムジメチルアミド等
のアルカリ金属およびアルカリ土類金属のアミド類;ト
リメチルアミン、トリエチルアミン、トリー11−ブチ
ルアミン、トリフェニルアミン、ジエチルメチルアミン
、N、N−−,5エチルアニリン、N−メチルピペリジ
ン、N、N’−ジエチルピペラジン、N−メチルモルホ
リン、l−リエチレンジアミン、ヘキサメチレンテトラ
ミン、N、N、N’、N’−テトラメチルエチレンジア
ミン、ジシクロヘキシルエチルアミン、1,2,2,6
.6−ペンタメチルピペリジン、2リジン、キノリン、
フェナンスロリン、インP−ル、N−メチルイミダゾー
ル、1,8−ジアザビシクロ−(5,4,O〕−ウンデ
セン−7(DBU)、1゜5−ジアザビシクロ−[4,
3,0]−ノネン−5(DBN)等の第三級アミン類や
環状含窒素化合物類(ただし、N−H基をもたないもの
);クラウンエーテル、アザクラウンエーテル、チアク
ラウンエーテル、アザクラウンなどのクラウン化合物類
、およびこれらのクラウン化合物とアルカリ金属やアル
カリ土類金属イオンなどとの錯体類などが用いられる。
さらに、これらの塩基性を示すグループが分子内に2個
以上あってもよいし、例えば、水酸化第四級アンモニウ
ム基を有する陰イオン交換樹脂のようなポリマーの一部
を形成するものであってもよい。また、これらの塩基性
物質″!たは塩基性を有するグループが固体に担持され
たシ、化学的に結合されているものであってもよい。こ
れらの塩基は1種でもよいが、2種以上混合して用いて
もよい。
水素化分解触媒は通常、分解すべきブロム化フルオロベ
ンゼン混合物中のブロム当量、触媒金属原子として0.
0001〜100M量の範囲で使用される。
また塩基は通常、分解すべきブロム化フルオロベンゼン
混合物中のブロム尚ハ、当量用いるのが好ましいが、こ
れよシも少くてもよいし、溶媒作用を有するものである
ならば当量よシも多く用いることもできる。
水素化分解反応に使用される水素は純水素であってもよ
いし、反応に悪影響を及)Yさない他のガス、例えば窒
素、アルげン、ヘリウムなどの不活性ガス、メタン、エ
タン、プロノ9ンなどの低級炭化水素ガスなどを含んで
いてもよい。また場合によっては、−酸化炭素、二酸化
炭素などを少量含むものであってもよい。
水素化分解反応は、水素雰囲気下または水素加圧下で実
施される。好ましい水素分圧は0.1〜200に9/I
M”の範囲であり、よシ好ましくは0.5〜100ky
乙一の範囲である。また反応温度は0〜250℃の範囲
が好ましく、よル好ましくは10〜200℃の範囲であ
る。このような温度範囲は適当な反応速度があって、し
かも副反応が少い範囲である。
水素化分解反応は、ブロム化フルオロベンゼン混合物自
身、あるいは水素化分解によって生成してくるフッ化ベ
ンゼンが反応溶媒として作用することもあって、他の溶
媒を用いずに実施するとともできるが、必要に応じて反
応に不活性な溶媒を用いることができる。このような溶
媒としてはペンタン、ヘキサン、ヘゾタン、オクタンな
どの脂肪族炭化水素類;シクロヘキサン、メチルミクロ
ヘキサンなどの脂環族炭化水素類;ベンゼン、トルエン
、キシレンなどの芳香族炭化水素類;メタノール、エタ
ノール、プロパツール、ブタノール表どのアルコール類
;フェノール、クレゾールなどのフェノール類;ジメチ
ルホルムアミr1  ジメチルアセトアミド、N−メチ
ルピペリジン、ヘキサメチルホスホルアミr1テトラメ
チル尿素などのアミP類;ジメチルスルホキシド、スル
ホランなどのスルホキシP及びスルホン類;トリメチル
アミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ピリジ
ン、キノリンなどの:1級アミン類;ジエチルエーテル
、テトラヒドロノラン、ジオキサン、ジフェニルエーテ
ルなどの工′−チル類;酢酸メチル、酢酸エチル、安息
香酸メチルなどのエステル類;水などが用いられる。
このような方法で水素化分解反応を行うことによって、
フッ化ベンゼンのモノ及びポリブロム化物から、フッ素
原子をそのままRンゼン環に結合させたままで、臭素原
子のみを水素原子で置き換えることができることが可能
となった。このことを例えば1価の塩基を用いる場合の
反応式で表わせば次のようになる。
(但し、nは1〜5の整数を表わし、 Ba5eは塩基
を表わす。) 副生ずる臭化水素は塩基との塩となっており、この混合
物から、フッ化ベンゼンは蒸留等によって容易に分離・
回収することができる。また臭化水素の塩からは、強酸
によって臭化水素が回収できるし、強酸と、塩素のよう
な酸化剤を作用させることによって臭素として回収する
こともできる。
また、臭化水素の塩の電解酸化によって臭素を回収する
こともできる。
〔発明の効果〕
本発明の方法によって、フッ化ベンゼンとブロム化剤か
ら、高収率、高選択率で高純度のパラブロモフルオロペ
ンギンが製造できるようになった。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明をさらに説明するが本発明は
、これらの実施例に限定されるものではない。
実施例1 攪拌装置、温度計、液中まで延びた窒素導入口、冷却管
およびガス出口、液中まで導入口が延びている滴下ロト
を備えた4つ目フラスコを用いて第1工程を実施し之。
フラスコ内にフッ化ベンゼン40f1鉄粉0.2fを入
れ、乾燥窒素を少しずつ流しながら、系を5〜10℃に
冷却した。攪拌下に、滴下ロートから臭素25fを徐々
に滴下した。臭化水素ガスの発生量がほげ一定となるよ
うに臭素を加え、10〜15℃で反応させた。約30分
を要した。
次いで、40℃で約30分反応を続けた結果、臭素は完
全に消費された。
液相から未反応のフッ化ベンゼンを留去することによっ
て、ブロム化フルオロベンゼン混合物27.3fが得ら
れた。ブロム化フルオロ4ンゼン混合物中の組成は、パ
ラブロモフルオロペンせン98.5%、オルトブロモフ
ルオロベンゼン1.0%、メタフルオロブロモベンゼン
0.5%であった。
このブロム化フルオロベンゼン混合物に少量のn−へキ
サンを加え一30℃に冷却することによって晶析してく
るノ臂うブロモフルオロベンゼンヲ取得した。この晶析
操作を3回繰返すことによって純度99.8%のパラブ
ロモフルオロペンゼア 18.29を得た。
晶析操作によって液成分として得られたブロム化フルオ
ロ4ンゼン混合物9.1F(パラ体96%、オルト体2
.7%、メタ体1.3%)、メタノール100罰、30
%のナトリウムメトキシrを含むメタノール溶液15F
、10%のAラジウムを活性炭に担持したPd101 
fを還流冷却器付きのフラスコに入れ、60℃の温度で
攪拌下に水素を液中に/々ブリングさせながら1.5時
間反応させた。反応後、液成分を分析した結果、ブロム
化フルオロインゼンは全て消費されておシ、その代シフ
ツ化ベンゼンが99%の収率で生成しておシ、これは蒸
留によシ容易に回収された。!!たブロムは臭化ナトリ
ウムとI−て定量的に回収された。
水素化分解によって回収されたフッ化ベンゼンは、ブロ
ム化工程に循環再使用できるので、本実施例は純度99
.8%のノぞラブロモフルオロベンゼンが、消費された
フッ化ベンゼン基準で99%の収率及び選択率で得られ
たことを示している。
実施例2 Y型ゼオライトのナトリウムイオンの約65%を2価の
銅イオンで交換して調製した銅−Y型ゼオライトを触媒
として充填した内径1.5crRのガラス製の反応管の
上部から、臭化水素ガス、分子状酸素、フッ化ペンぜン
、および希釈剤としての窒素を導入することでフッ化ペ
ンゼ/の気相オキシブロム化反応を行なった。
供給原料組成は、モル比でフッ化ペンゼン/HBr10
意/N重=2/1/1/3で、フッ化ベンゼン基準のW
H8V it、10 hr ’、常圧下、190〜20
0℃の温度で反応を行い、定常状態になった後、反応生
成物を分析した結果、臭化水素の反応率は100%で、
フッ化ベンゼンの反応率は49%であシ、ブロム化フル
オロベンゼン混合物中の組成は、モル%でノ臂うゾロモ
フルオロベンゼン93.1%、オル)fOモフルオロベ
ンゼン2.7%、メタブロモフルオロベンゼン3.0%
、ジブロモフルオロベンゼン1.2%であった。
この反応混合物の蒸留を行い、初留として反応生成水を
含む7ツ化ベンゼンを回収し、本音として少量のフッ化
ペンぜンを含むモノブロモフルオロベンゼン混合物、及
び残査としてモノブロモフ/L/ # Oベンゼンヲ少
量含むジブロモフルオロベンゼンを得た。水留成分は2
.5%のフッ化ペンぜンと91.9%のバラブロモフル
オロベンゼン、2.6%のオルトブロモフルオロベンゼ
ン、3.0%のメタブロモフルオロベンゼンから成って
いた。
との水留成分100tを実施例1と同様な方法によって
晶析操作を行い、純度99.9%の/(ラブロモフルオ
ロベンゼンa2tt得fc。
晶析の残液に溶媒としてフッ化ペンぜン20fを追加し
たもの、及びトリーn−ブチルアミン40t110%P
d103fを200mgのオートクレーブに入れ、オー
トクレーブの内部を水素で置換した後、水素5 kl/
am”を圧入し、攪拌下120〜125℃で15時間反
応させた結果、モノブロモフルオロベンゼンは全てフッ
化ベンゼンに水素化分解されていた。
フッ化ベンゼンは蒸留によって、はぼ完全に回収された
。またブロムはトリーn−ブチルアミンの臭化水素塩と
して定量的に回収された。
水素化分解によって回収された7ツ化ベンゼンは、ブロ
ム化工程に循環再使用できるので、本実施例は純度99
.9Xの)臂うブロモフルオロベンせンが、消費された
フッ化ベンゼン基準でほぼ定量的に得られたことを示し
ている。
実施例3 ブロム化工程を図−1に示すような連続反応装置を用い
て、臭素による液相ブロム化工程と、その時に副生じて
くる臭化水素による気相オキシブロム化反応を連続的に
実施した。
液相ブロム化反応装置の第1槽(1)は5〜10℃、第
2槽(2)は20〜25℃、第3槽(3)は40〜45
℃に保にれておシ、平均滞留時間は、それぞれ40分と
なるように、フッ化ベンゼンと臭素をモル比3対1の割
合で第1槽(1)に導入した。触媒はFe B r 3
がフッ化4ンゼンに対して0.1モル%となるように添
加されていた。
第3槽(3)からオーツ臂−ローで流出してぐる液相反
応混合物は、蒸留装置(4)に導き、搭頂よシフツ化ベ
ンゼンを、搭中段よシモノブロモフルオ四ベンゼンを回
収し、塔底より多ブロム化フルオロベンゼンと触媒を分
離した。
塔頂よシ回収されたフッ化ペンぜンの一部ト、液相プロ
ふ化反応で生成した臭化水素ガスは、気相オキシブロム
化反応器(5)の上部から、酸素および窒素と共に導入
されている。そのモル比は、フッ化ベンゼン/HBr1
0x/N鵞=1.2/ 1/ 0.8/ 3となるよう
に調整されておシ、反応混合物は蒸留装置(6)に導き
、分離されている。気相オキシブロム化反応装置には、
実施例1で用いたのと同じOu計イオン交換Yゼオライ
トが充填されておシ、反応温度190〜200℃、VI
IH8V 7 hr−”で反応が行われた。
液相ブロム化反応で得られたクロム化フルオロベンゼン
中のモノブロモフルオロベンゼンの選択率は99%であ
シ、モノブロモフルオロベンゼン中の792体1197
%、オルト体2%、メタ体1%でめった。
また気相オキシブロム化反応で得られたブロム化フルオ
ロベンゼン中のモノブロモフルオロベンゼンの選択率は
97%でアシ、モノブロモフルオロペンせン中のノでう
体は94%、オルト体2%、メタ体4%であった。
蒸留装置(4)及び(6)の塔中段より回収されたモノ
ブロモフルオロベンゼン留分を混合し、ノぞジブロモフ
ルオロベンゼン95.5%、オルトブロモフルオロベン
ゼン2%、メタブロモフルオロベンゼン2.5%から成
る混合物を得た。
この混合物を、−25〜−30℃の冷媒によって冷却さ
れている連続晶析装置に導入した。晶析物として得られ
た生成物をさらに2回縁シ返して、この装置に導入する
ことによって、純度99.6%のAラブロモフルオロベ
ンぜンを得率80%で得た。
晶析残液はバラゾロモフルオロベンゼン79.痰、オル
ト−及ヒメター Pロモフルオロベンゼン20.9%か
ら成っていた。
蒸留装置(4)及び(6)の塔底成分の混合物はモノブ
ロモフルオロベンゼン80%とジブロモフルオロベンゼ
ン20%とから成っていた。
晶析残液ととの塔底成分から成る混合物10(1゜10
%Pd105F、ナトリウムフェノキシド701、メタ
ノール2001をオートクレーブに入れ、水素の圧力が
常時4〜5#/cm”を保つようにしながら60℃で5
時間反応させた結果、ブロム化フルオロベンゼン化合物
は全て、フッ化ベンゼンになっていた。フッ化ベンゼン
は反応液から蒸留によシ、はぼ定量的に回収された。ま
たブロムは全て臭化ナトリウムとして回収された。
水素化分解によって回収されたフッ化ベンゼンはブロム
化工程に循環再使用できるので、本実施例ハ純度99.
6%のバラブロモフルオロベンゼンが消費されたフッ化
ベンゼン基準でほぼ定量的に得られたことを示している
実施例4 Cu2+イオン交換Y型ゼオライトの代シに、 0uB
r2をシリカに18W%担持した0uBr2 / S 
fogを用い、実施例2のブロム化工程で使用したのと
同様の反応装置を用いて、臭化水素ガスと酸素でフッ化
ベンゼンの気相オキシブロム化反応を、フッ化ベンゼン
/ HB r / OH/ N* = 1 、5 / 
1 / 1 、5 / 6のモル比の原料組成で、18
0〜190℃、WH8V=5.Ohr−1、常圧の条件
下で行った。定常状態になった後、反応生成物を分析し
た結果、臭化水素の反応率は100%で、フッ化ベンゼ
ンの反応率は67%であシ、ブロム化フルオロベンゼン
混合物中の組成は、モル%で)ぞジブロモフルオロベン
ゼン94.3%、オルトブロモフルオロベンゼン2.0
%、メタブロモフルオロベンゼン2.5%、ジブロモフ
ルオロベンゼン1.2%であった。
このブロム化反応混合物を実施例3で用いたのと同様な
蒸留方法で蒸留分離することによって、ノセラブロモフ
ルオロベンゼン95.4%、オルトブロモフルオロベン
ゼン2.0%、メタブロモフルオロベンゼン2.6Xか
う成るモノブロモフルオロベンゼン混合物を得た。
この混合物を実施例3と同様な方法で晶析操作を行い、
純度99.7%のバラブロモフルオロベンゼンを得率7
2%で得た。
晶析残液及び蒸留残査成分を混合した結果、ノにジブロ
モフルオロベンゼン84.4%、オルト−及びメタブロ
モフルオロベンゼン12.2%、ジブロモフルオロベン
ゼン3.4%から成る混合物が得られた。
この混合物502、ラネーニッケル触媒29゜30%の
ナトリウムメトキシドを含むメタノール溶液702、メ
タノール200 rrilをオートクレーブに入れ、オ
ートクレーブの内部を水素で置換した後、水素10に9
/1M”を圧入した。攪拌下に100℃で4時間反応さ
せた結果、ブロム化フルオロベンゼン化合物は、はぼ定
量的にフッ化ベンゼンに変換されていた。またブロムは
臭化ナトリウムとして定量的に回収された。
水素化分解によって回収されたフッ化ベンゼンは、ブロ
ム化工程に循環再使用できるので、本実施例ij純ic
+9.7%のバラブロモフルオロベンゼンが、消費され
たフッ化ベンゼン基準でほぼ定量的に得られたことを示
している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のクロム化工程の連続流通反応装置の
一例を示す模式図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フツ化ベンゼンから、高純度パラブロモフルオロ
    ベンゼンを製造するに当り、 I )フッ化ベンゼンにブロム化剤を反応させることによ
    つてパラブロモフルオロベンゼンを主生成分とするブロ
    ム化フルオロベンゼン混合物を得るブロム化工程 II)該ブロム化フルオロベンゼン混合物から蒸留または
    /及び晶析により、高純度のパラブロモフルオロベンゼ
    ンを分離取得する分離・精製工程、及び III)前記IIにおける分離操作の結果残つたブロム化フ
    ルオロベンゼン混合物を水素化分解触媒及び塩基の存在
    下に水素と反応させることによつて水素化分解反応を行
    い、フッ化ベンゼンと該塩基の臭化水素酸塩とに分解し
    、次いでフッ化ベンゼンと臭化水素酸塩とをそれぞれ回
    収することから成る分解・回収工程を包含することを特
    徴とする高純度パラブロモフルオロベンゼンの製造方法
  2. (2)ブロム化工程が鉄触媒の存在下にフッ化ベンゼン
    と臭素との液相反応において行われる特許請求の範囲第
    1項記載の方法
  3. (3)ブロム化工程が銅を含有する固体触媒の存在下に
    フッ化ベンゼンと、臭化水素、または臭化水素と臭素と
    の混合物と、酸素との気相反応において行われる特許請
    求の範囲第1項記載の方法
  4. (4)ブロム化工程が、フッ化ベンゼンと臭素との液相
    反応によつてブロム化フルオロベンゼンと臭化水素を生
    成する第1工程と、該臭化水素を酸素の存在下に気相で
    フッ化ベンゼンと反応させる第2工程とから成る特許請
    求の範囲第1項記載の方法
  5. (5)水素化分解触媒が、パラジウム触媒または/及び
    ニッケル触媒である特許請求の範囲第1項、第2項、第
    3項及び第4項のいずれかに記載の方法
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